無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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横槍は気の毒でしかない

 

ハルト宅でウォズが何故か正座している二人に目線を向け

 

「では我が魔王、紹介しますジョウゲンとカゲンです」

 

「ジョウゲンです宜しくお願いします、魔王様」

 

「カゲンです、先程はありがとうございました」

 

軽薄そうなのがジョウゲンで寡黙なのがカゲンか覚えたよ

 

「俺は常葉ハルトってもう知ってるか、宜しくね2人とも、それと足痺れるから正座辞めて良いよ、それと俺に敬語とか使わなくて良いからね、魔王様とか辞めてね」

 

笑顔で答えると二人は固まったように

 

「「っ………」」

 

「我が魔王、私は?」

 

「ウォズは別…それデフォルトでしょ?」

 

「えぇ感謝しますよ我が魔王」

 

「そっか、じゃあ宜しくね魔王ちゃん」

 

「ジョウゲン!?」

 

「良いの良いの俺的に助かるからさ宜しくねジョウゲン」

 

「では、私はハルト様と」

 

「まぁ良いや宜しくカゲン…さてとじゃあ買い出しに行くから3人は留守番お願いね」

 

「供しますよ我が魔王」

 

「ウォズはダメ、2人の面倒見てあげてよ」

 

「ですが」

 

「買い物位一人で出来るから、あ…二人は何か食べれないものある?」

 

「いえ、何も」「はい」

 

「そっか、じゃあ行ってきまーす」

 

ドアを閉めた後 二人はウォズに詰め寄り尋ねた

 

「ねぇねぇ!本当にあれが魔王様なの!」

 

「偽者ではないのか!!」

 

「貴方達…支えるべき主君の事も忘れる程ボケたのですか?」

 

ウォズが何言ってんだ、お前らみたいな目で同僚を見ると

 

「いやいやいやいや!だって魔王様って、もっと怖い感じじゃん!玉座に腰掛けて『猿め』とか言ってたじゃん!」

 

「一時期は『圧政を通して平和を』という何処ぞの破壊大帝レベルの暴君だったぞ!」

 

 

「「一体何がどうして未来でああなった!(のだ!)」」

 

「それ我が魔王の前で口にしないでくださいね、ショックで泣きますので絶対」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

『聞こえてんだよなぁ』

 

「うん……本当未来の俺がマジでごめんなさい…」

 

 

ハルトは未来の自分を理由は何であれ殴る事を決めた瞬間であった、アナザーディケイド が肩に手を置いてくれてるような気がする…目から滝ように汗が…

 

 

「さて、せめてものお詫びに美味しい飯を作るとしよう!おー!」

 

そのまま近くのスーパーに買い物に行こうとした時

 

『!!!!!』

 

ノイズ襲撃の警報が鳴った

 

「えぇ………」

 

ハルトは怒りで肩を震わせながらアナザーウォッチを取り出す

 

「空気読みやがれ、ノイズの屑どもがぁ!」

 

『ジオウ』

 

アナザージオウになると双剣携え現れた場所へと向かうのであった。

 

 

 

一連の流れを屋上から見ていた者がいた

 

「アレが巷で噂のアナザーライダーという化物か…どんなものかと思えば普通の男じゃないか」

 

その子は金髪を三つ編みし眼下にいたアナザーライダーを見下ろしていた

 

「まぁまぁマスター、人は見た目によりませんって…それにガリィちゃんわかっちゃいました」

 

「何がだ?」

 

「あの人間……きっと綺麗事言ってますけど大義のために全てを壊しちゃう面倒くさそうな奴って!あははは!!」

 

そう宥めたのはゴスロリ風の出立ちの少女は笑っていた

 

「はぁ…本当、お前は性根が腐ってるな」

 

「そう作ったのはマスターですって」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「ふぅ……こんなもんか」

 

アナザージオウの足元には大量の炭素が転がっている それがノイズだったものだと言うのは語るに及ばす

 

「あ、アナザーライダーだ!アナザーライダーが来てくれた!!」

 

「は?」

 

双剣を肩に担いで声の方向を見ると、そこには逃げ遅れた人達がいた

 

「あ、あんたノイズを倒せるんだろ!だったら俺達を守ってくれよ!!」

 

「そうじゃ!儂の護衛をせんか?金ならいくらでも払う!だから儂だけでも!!」

 

醜く縋り付く老人が男を突き飛ばしながら懇願すると

 

「このジジィ!」

 

「なんじゃ!」

 

人間、命懸けの場面だと地金が出るな…取っ組み合ってるよ…うわぁ お願い!と周りから涙ながらに懇願されているが

 

 

「知るか、俺は俺の敵を倒しただけだ…さっさと避難しろ邪魔なだけだ」

 

 

その手を払い、アナザージオウは別の場所に向かおうとすると

 

「あ、ありがとう!!」

 

その子供から言われた言葉に

 

「ん、気をつけてな」

 

手を軽く振ると、アナザージオウは瞬間消えたのであった

 

 

 

 

そして別場所に現れた ノイズを消して回っていると

 

「見つけたぞ!アナザーライダー!」

 

「はぁ……またアンタ等か」

 

双剣を構えて見るが物怖じしていない…うーん

 

「今度こそ拘束させてもらう」

 

「やなこった、どうせ俺に乱暴する気なんだろ!薄い本みたいに!薄い本みたいに!!」

 

「奏…薄い本って「翼は知らなくて良いんだ!!」そ、そうか…」

 

「テメェ……無垢な翼になんて言葉教えやがるんだ!」

 

「うっせぇバーカ!毎度の如く帰宅の邪魔されてる、こっちの身にもなれ!」

 

「逆ギレだと!テメェが同行しねぇのが悪いんじゃねぇか!」

 

「同行出来ない理由があるんだよ!察せ!」

 

二人の言い合いをしている間にノイズが大量に二人の元に集まっていく

 

「奏!」

 

 

「「邪魔!(だ!)」」

 

キレ気味の二人が振るった槍の一撃でノイズ達は壁に減り込むように吹き飛び炭素に返った

 

「えぇ……」

 

凄いと感心するが理由が理由なので何とも言えない翼だった

 

 

「だーかーらー!私等はテメェをどうこうしようとする気はねぇんだよ、その力について聞きたいんだけなんだ!」

 

 

「だったら俺からは話す事はない、これ以上過干渉するな」

 

流石に学習して欲しいんだよなぁ!と本気で相手しようと思ったが…ん?

 

何かが近づいてくる音が……はっ!やったぜ!

 

「つー訳で、チャオ!」

 

アナザージオウが高く飛び上がると同時にアナザータイムマジーンが通過、そのまま乗り飛び去ったのである

 

ーーーーーーーーーーーー

 

変身解除したハルトは別場所で買い物を済ませ、家への帰宅途中の事

 

「ふぅ……これで良しっと、後は準備っと」

 

「おい、お前」

 

「ん?」

 

声をかけられたので後ろを振り向くが誰もいない…まさかと思い目線を下に向けると、いたのは金髪三つ編みをした女子であった

 

「俺?というより君、親は?迷子とかなら交番に行く?」

 

行きたくないけどと思うが良識的な対応だろうと割り切るが

 

「はぁ…何故、貴様のような人間がアナザーライダーなのだ?」

 

「何のこと?」

 

息するような嘘で誤魔化すが

 

「惚けても無駄だ、貴様の変身姿は此処にある」

 

幼女が指を鳴らすと立体映像が現れると、そこにはアナザージオウへと変身する自分の姿が おーう、ばれてーら…

 

 

「バレてんのか…何者かな君は?」

 

幼女は顔を上げて不適な笑みを浮かべる

 

「オレはキャロル・マールス・ディーンハイム、しがない錬金術師だ」

 

その光景を上の階から見ていた ウォズは不敵に笑いながら

 

「さぁて、どう動きますかな我が魔王は?」

 

「ウォズちゃん、どしたの?」

 

「我が魔王が客人を連れてきそうですので準備をしましょうか、お前達」

 

「うむ」「了解〜」

 

と二人と共に用意をするのであった。

 

 

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