無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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初めましての方は初めまして!読んでるよという方は、いつもありがとうございます!

カグ槌です!

この度はいきなりのアンケートのご協力、ありがとうございます!

現状はデートアライブ、転スラとISの三つ巴で混沌を極めてますね〜

またいきなりですがAXZ編の流れが決定しましたのと、行く世界へと繋がる話構築の為、アンケートは明日の0時で締め切りさせて頂きますので

まだの方は投票宜しくお願いします!





魔王復活

 

 

魔王復活

 

 

その頃 奏者達は自衛隊と逢魔主力が戦っている中 ナツキ救出の為に動いていた

 

 

「ここにナツキ君が…」

 

 

「アイツのお手柄と褒めるべきか、こうなった事を責めるべきか分からんな」

 

 

奏者としても逢魔と本気でぶつかるなんて思ってなかった、というより護国災害派遣法が逢魔を狙い撃ちにするなんて予想してなかったのである

 

 

ナツキのGPSで居場所がわかったが、まさか連動して軍隊を動かし軍事的に衝突してしまった

 

 

「まぁ先輩、取り敢えずはあのバカを助けてから考えましょうや」

 

 

「そうだな…待て」

 

 

そう話していると

 

 

「敵は付近まで来ているぞ急げ!陛下の側に近づけさせるな!」

 

 

指示を出しているトルーパーを見て

 

 

「なぁ先輩、あいつ等の服奪ってかないか?」

 

 

このクリスの発言を本気で実行したジェダイマスターと銀河最速のガラクタを駆る密輸業者がいたのはこの場の誰も知らない話である

 

 

「何?」

 

 

「いや流石にコソコソして動くのは限界だろう?それに外にいる連中的にライダーはまだ残ってる可能性があるしな、だから」

 

 

「それで奴等の通信機器を奪うと言う訳か…あわゆくば詳細な地図も手に入るか」

 

 

「そうそう、どうよ?」

 

 

クリス達が話をしているとだエルフナインから通信が入る

 

 

『皆さん気をつけてくださいね…』

 

 

大事な人が囚われて心配な声音を感じる、ナツキが捕まっている これだけなら後で安全に送り返せただろうが今回の衝突だ原因となった彼に逢魔が何かしている可能性があると考えている

 

 

実際にそう言う現場を見てきたのでエルフナインも考慮して不安になっているのだ

 

 

「うん………あ」

 

 

「やべ……先輩」

 

 

「了解だ「おい」少し黙っていろ「おい!」だから静かにしてくれ!!……なっ!」

 

 

その声に注意しようと振り向いた先には

 

 

「此処で何をしている?」

 

 

クローントルーパー達がブラスターを構えて威嚇していたのである

 

 

「い…いやぁ……あ!ハルトさん!」

 

 

「何!陛下!!お目覚めになられましたか!」

 

 

その言葉に全員が振り向いた隙を3人は見逃さなかった

 

 

「今だ!」

 

 

3人は全力で逃げ出したのだが

 

 

「おい待て!!」

 

 

「何て古典的な方法を!逃すな追え!!」

 

 

「言われずとも!」

 

 

「捕らえろ!陛下の名を語ったのだ最悪射殺しろ!!」

 

 

「此方警邏隊、侵入者発見!繰り返す!侵入者が陛下の手術室に向かっている!増援を頼む!」

 

 

拠点内部でもとんでもないパニックになっていた

 

 

 

その頃 

 

 

「わかった私が迎撃に出る、任せておけ」

 

 

『申し訳ありません!』

 

 

「構わん、外で暴れている奴等を思えばこれ位はな」

 

 

コムリンクで外部の映像を見ていると

 

 

『ん〜何処か音が足りないのぉ……分かった!足りないのはお主達の悲鳴じゃあ!!』

 

 

『死ね!我等が魔王様に仇なす愚か者どもよ!!』

 

 

『『『ぎゃあああああああああ!!』』』

 

 

『『あはははははははは!』』

 

 

戦車を砲丸投げのように投げ飛ばすアークと火炎の車輪となった両足で敵を踏み潰しながら暴れているアナザーコア1号が大笑いしている映像に思わず千冬も閉口するが

 

 

 

「やり過ぎだ馬鹿者」

 

 

これを言えるあたり逢魔王国の数少ない良心であり未来でも唯一の常識人と言われる千冬なのであった

 

 

「今思えば、ハルトはハルトなりに部下を制御していたのか…いやアレはその辺りは考えてないか」

 

 

自分が出て暴れるから部下が暴れる部分が少ないからだろう…相対的にハルトが暴れてるのが目立っているだけなのだろう

 

 

コムリンクを切断すると強化外骨格のスーツに身を包み 腰には6本の刀を装備し髪をポニーテールに纏める千冬がいた

 

 

「ふぅ…久しぶりだなこの格好は…あの時以来か…そう言えばハルトの奴この髪型の時は凄い嬉しそうだったような気もするがハルトはまさかポニーテールが好きか?」

 

 

そう邪推している程度には千冬に余裕があった

 

 

「それはバカが起きた時に聞けば良いか……ん?ほぉ来たか予想より早いな」

 

 

 

噂をすればと響達3人が走ってきた

 

 

「え?………あ!メロンの人!」

 

 

何という覚え方をしているのだこの小娘はと千冬は呆れる、仮にIS学園でそんな事を言ったら周りは凍りつくだろうなと思うが

 

 

「織斑千冬、あのバカの妻だ」

 

 

「あ、それはご丁寧に……あれ?ハルトさんって……キャロルちゃんと結婚してるんじゃ?」

 

 

 

響が突然の情報に宇宙猫となっているとクリスが頭を叩いた

 

 

「このバカ、前にナツキが言ってたろ重婚してるって」

 

 

「あ!そうだった!……じゃないお願いです!そこを通してもらえませんか!!」

 

 

 

「断る、この先には行かせん」

 

 

 

この時 

 

 

千冬は通路の先にいる手術中のハルトを守っていた 

 

故に響達を混乱に乗じて彼を暗殺しに来たと警戒しているのだが

 

 

当の響達はナツキの救出に向かっていたので

 

 

互いにすれ違いをしているのである

 

 

「何でですか!!話し合いましょうよ!」

 

 

「話し合いをする度に騙し討ちするのは何方だ?此方が誠意を示したら鉛弾を撃つような輩の言葉など聞く価値もない」

 

 

「そんな!「問答に意味はなし此処は私に任せて先へ行け立花」けど翼さん!」

 

 

「彼奴には借りがある…いつぞやのリベンジ果たさせて貰うぞ!」

 

 

「ん?そうか、あの船の時か?」

 

 

良いだろうと千冬は答えるとハルト達をして

 

 

 

【王を殺せる剣】

 

 

 

と称されるサタンサーベルを抜刀し鋒を翼に向ける

 

 

 

「この間と違って手加減はせんぞ、貴様等は超えてはならない一線を越えたのだからな」

 

 

 

 

「ご安心をして貰おうとも思いませんので」

 

 

 

「そうか……なら剣士として相手しよう来い」

 

 

「はあああ!」

 

 

天羽々斬を纏った翼と同時に駆け出した2人の剣は中間地点で交差したのであった

 

 

 

「先輩…頼みます!」

 

「気をつけてください翼さん!」

 

 

走り出す2人を見送った翼は尋ねる

 

 

 

「何故通したのですか?貴女なら私達3人を相手出来るでしょうに」

 

 

「心配していないからだ…此処を守るのが私だけだと思うなよ」

 

 

「知っています」

 

 

「だが3人がかりなら私を倒せたかも知れんのに…惜しい事をした!」

 

 

千冬は零拍子を使い翼に肉薄するのであった

 

 

 

その頃 拠点の中心部では

 

 

「ちーちゃんが接敵したね〜やっぱり連中はハルくん暗殺に動いたか〜こりゃキャロりんも呼んだ方が良いかな?」

 

 

束がコンソールを操作しながら状況分析をしコムリンクを使い呼びかける

 

 

「ねぇねぇ親衛隊のみんな、ハルくんの部屋の前でバリケード作って待機しててよ敵が来たらサーチアンドデストロイで!」

 

 

『かしこまりました』

 

 

トルーパーに指示を出した束は

 

 

「さてさて君はどうするの?アンちゃん」

 

 

自分の後ろで椅子に座りながらルビクキューで遊ぶアンティリーネに尋ねる

 

 

「というより束さん的にはヤッちゃんと行くと思ったんだけど〜珍しいね〜」

 

 

「そうね…………雑魚を倒しても退屈なだけと言っておきましょうか」

 

 

「なるほどぉ〜じゃあ今侵入してる奴等は?」

 

 

「論外ね最低でもジョウゲン達くらい強くないと楽しめないわ」

 

 

「流石アンちゃんだねぇ〜強さのハードルが高いよ〜」

 

 

ジョウゲン達もハルトの側近だけあって連携を取ればアンティリーネと戦う事も可能である 因みにヤクヅキは1人でも戦えるレジェンドルガの女王は伊達ではなかったりする

 

 

 

「それで私に行かせたいの?」

 

 

「まぁそうだね、スーちゃんは魔法で怪我人避難させてるし〜ちーちゃんは見ての通り、キャロりんはネフィリムの残骸で何か作ってるし…だから自由に動けるのはアンちゃんくらいなのさ」

 

 

「カリュブディスやゴオマのような怪人達は?」

 

 

「みんなは逢魔の守りについてるから不参加だよ寧ろ此処にこようとしてカリュブディスが暴れてるらしいから呼ばない方が良いかな」

 

 

「なら、テスタロッサ達は?」

 

 

「あぁ、あの3人なら」

 

 

束が映像を見ると

 

 

『あら…もう終わりかしら?』

 

 

 

『この程度かつまらんな!』

 

 

 

『なーんだ…偉そうに降伏勧告してたのに拍子抜けだね見たことない武器だったから警戒してたけどさ弱過ぎ』

 

 

『そうね折角、核撃魔法を使わないって縛りをつけたのに勿体無いわ』

 

 

『そうだな我が君が臥せてる今こそ私達の力をこの世界の連中に教えてやるとしよう』

 

 

『じゃあさじゃあさ、あそこにある大きな基地壊した奴の勝ちね!お先!』

 

 

『待てウルティマ!抜け駆けは許さんぞ!』

 

 

『あらあら』

 

 

映像には兵器の残骸と兵士の亡骸の上で退屈と言わんばかりの声音で会話している3人娘がいたのである手加減しているのが会話から見て取れる 更に本拠地まで潰そうとしているのだから、基地にいる面々はウルティマ達を見て必死の形相で逃げようとするのを見て

 

 

『何だ逃げるのか?つまらんな』

 

 

『仕方ありませんわ、彼等だって命は惜しいのですよ』

 

 

『だとしてもだ…』

 

 

『ふふん!じゃあ纏めて消し飛んじゃえ!』

 

 

 

ウルティマが大魔法を発動する前に

 

 

『ウルティマの奴に手柄は渡さん』

 

 

『アナザーエクスプロージョン!!』

 

 

大量の隕石が敵基地を半壊させたのである

 

 

『あ……あぁ!何してんのさウォズ!!』

 

 

ウルティマは現れたアナザーファイナリーに文句を言うと彼はいつも通りの礼を取り

 

 

『これは失礼ウルティマ嬢、敵司令部の破壊は私の役目でしたので』

 

 

『誰の命令だよ!!』

 

 

『うむ、よくやったぞウォズ!』

 

 

『恐悦至極ですカレラ嬢』

 

 

『カレラ…いつの間に!!』

 

 

『何、ウォズ達にも花を持たせたに過ぎんさ』

 

 

『ありがとうございますカレラ嬢』

 

 

『えぇ見事な手並ですわね…ですが』

 

 

『ひ、ひぃ!に、にげー』

 

 

 

眼科には生存者が慌てて逃げようとしているのを見えたのでテスタロッサが魔法を放ち一撃で消しとばすと笑顔で

 

 

『生き残りがいるようでしたらまだまだですわね、ハルト様の敵ならば鏖殺ですわよ』

 

 

『精進致します、テスタロッサ嬢』

 

 

『ふぅ……これで終わりか?』

 

 

『じゃないの?つまんないね数だけいても…ねぇ、この魂を全部ハルにあげたらどうなるかな?』

 

 

『通常、覚醒魔王以上の進化はありませんわよ』

 

 

『知ってるけどさ、ハルなら何かやってくれそうじゃない!』

 

 

ウルティマの目には純粋な好奇心が宿っていたそれは2人も同じだったようで

 

 

『そうだな…よし念の為に保存しておくか』

 

 

『えぇ…それで全体の状況はウォズ?』

 

 

『は!トルーパー達はゲリラ戦で時間稼ぎ中ですが、拠点内部に潜入した敵と千冬嬢が接敵していると』

 

 

『馬鹿者!それを先に言え!!』

 

 

『そうだよ!ハルが死んだら元も子もないじゃん!戻るよ!』

 

 

『あの今更ですが2人とも我が魔王がその辺の鉛弾や刃物で死ぬと本気で思ってます?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『いや全然』』

 

 

『大丈夫ですよ我が魔王の側にも頼れる仲間はいますから、そうですよね束嬢』

 

 

とコムリンク越しの会話に束も混ざる

 

 

「うん!さぁアンちゃんはどうする?サボったままだとハルくんが起きた時のご褒美が無くなっちゃうよ〜」

 

 

「少し散歩に出るわ…その時にたまたま敵がいたら相手してあげる」

 

 

「いってらっしゃーい」

 

 

含みを持たせてアンティリーネが外に出るのであった、そしてコムリンクで会話する

 

 

「ねぇキャロりんは何してるの?」

 

 

『前にハルトが言ってた賢者の石対策と実験だ』

 

 

「実験?」

 

 

『聖遺物とアナザーライダーの融合による強化だ、ハルトが言うには条件を満たせば可能かも知れないとな』

 

 

その根拠は融合進化態ロイミュード

 

 

アレは人間、特性バイラルコア、ロイミュードの三位一体となって生まれた強化個体だ

 

 

本来は混ざらない存在の融合は未知の力を引き出せる根拠になる

 

 

『カリュブディスの例もある、試してみるさハルトが起きたらアナザーウォッチを起動と同時にネフィリムを放り込んでみる』

 

 

「ハルくんが聞いたらひっくり返るよ」

 

 

『それより状況はどうなっている、まずいならオレが出るぞ』

 

 

「あ〜大丈夫だよ外は片付いてるし、中は今ちーちゃんとアンちゃんが迎撃中だよ」

 

 

『そうか…そろそろハルトの手術が終わる頃合いだな、オレも動くぞ』

 

 

「はいな!気をつけてねキャロりん」

 

 

『善処する』

 

 

と部屋から出て歩くキャロルだが走る後ろ姿を見て

 

 

「やっぱり心配なんじゃん皆、だからさ早く起きなよハルくん」

 

 

そう呟く束であった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

その頃 手術室では

 

 

「ふぅ………完了だ」

 

 

「お疲れ様」「よくやったな」

 

 

「さて、おいハルト終わったぞ早く起きろ」

 

 

「普通なら麻酔切れるまで待つけど」

 

 

「ハルトの場合は…」

 

 

「ふわぁ……おはよう〜」

 

 

普通に寝起きのような気楽さと共に起きると手術跡などは再生能力で消え全快になる

 

 

「気分はどうだ?」

 

 

「快復の喜びと馬鹿共の攻撃での怒りで狂える最高で最低な目覚めだ」

 

 

「元気そうだな」

 

 

「デザストの真似する位にはな…んでキングストーンは取れたか?」

 

 

「あぁ見ろ」

 

 

アナザーブレイブが見せたのは金色の石ころである

 

 

「これがキングストーン?何か地味」

 

 

『まぁ貴様の体内で出来たものだからな創世王のものと比較するな』

 

 

「それもそっか…んじゃコレをキャロル達に渡してと…あ、俺の中にまだ残ってたりする?」

 

 

 

「そんな事ない完璧に切除した…本来なら二、三日は安静にしろと言いたいのだが」

 

 

「治ってるから動くぞ」

 

 

「そう言うと思ってたぜハルト!」

 

 

「それで状況は?皆は無事?」

 

 

「外は、ほぼ決着がついているテスタロッサ達が敵主力を撃滅しフィーニスとヤクヅキがトルーパーと連携し敵前線を崩壊させている、ウォズが敵司令部を破壊した…そうだな幹部連中と妻達は無事だがトルーパーに戦死者ありだ」

 

 

「そうか後で俺の為に戦ってくれた英霊は弔わないとな…つか終わってんじゃん、何なら逢魔大勝利?」

 

 

「それに近いな、お前が相手するとしたら中にいる連中だ現在は千冬が風鳴翼と交戦中でもう少しでアンティリーネが立花響と雪音クリスと接敵だ」

 

 

「わーった、じゃあ「ハルト!」っ!」

 

 

 

「はぁ……はぁ……よ、良かった…無事か」

 

 

扉を強く開けたキャロルを見て

 

 

「あぁキャロルおはよう、ごめん寝起きだけど行ってくる」

 

 

「そうだろうな…使えお望みのネフィリムだ」

 

 

キャロルが取り出した箱の中身を見てハルトは少し困ったように笑うが

 

 

「ありがとうよ…さぁ実験を始めよう」

 

 

ハルトはブランクウォッチを取り出すとアナザーディケイドは慌てながら止めに入る

 

 

『馬鹿!貴様は病み上がりなんだぞ忘れたかそんな状態で実験など』

 

 

「ポチッとな」

 

 

『話を聞け!!』

 

 

不思議なことが起こった

 

 

ハルトの中にあるアギトの因子とネフィリムがブランクウォッチに流れ込むが聖遺物を食らう聖遺物というネフィリムの性質と病み上がりの状態で流れ込んだアギトの因子は一部ネフィリムに食われてしまい不完全な形でウォッチに入ったことで新たなアナザーウォッチが誕生したのである

 

 

現れた顔は元来の有機的な顔にネフィリムを思わせる黒い獣のような顔面となっている

 

 

 

アギトと言う種の突然変異個体 

 

 

人からアギトになろうとする蛹

 

 

あるいはアギトに慣れなかった奇形

 

 

様々な解釈はあるがネフィリムが混ざった事で方向性が定まったのだろう

 

 

 

 

『ギルス』

 

 

 

 

光が残した遺産 アナザーギルスウォッチの誕生である

 

 

「へぇ…アギト……いやギルスの力か」

 

 

『これは予想外だ』

 

 

「俺もだよ…じゃなかった行くぞお前達、ありがとうゆっくり休んでくれ」

 

 

「そうさせてもらう」「あぁ」「いやぁ後輩が出来たなぁー!」

 

 

そう言った3人はウォッチに戻るとハルトは

 

 

「ふぅ……んじゃ行ってくる」

 

 

「あぁ気をつけろよ」

 

 

「キャロルは束の所に迎え……もしかしたら侵入者の目的は俺の暗殺じゃないかも知れん」

 

 

「……ん?まさかモルモットの回収に来たのか?」

 

 

「調べれる?」

 

 

「待っていろ……………はぁ、そうみたいだな」

 

 

エルフナインと視覚の共有をしたのか事情を理解したキャロルは溜息を吐く

 

 

「中に入って奏者は殺すなと伝えてくれ束」

 

 

『はいはーい!』

 

 

「アンティリーネは接敵したか?」

 

 

『まだだよ〜』

 

 

「しょうがない拠点内部の放送を使え」

 

 

 

『了解〜じゃあ誘導するね』

 

 

「頼む……こりゃ皆には何かしてあげないとな」

 

 

『お、言ったねハルくん!』

 

 

「あぁ俺に叶えられる範囲なら叶えるよ」

 

 

『やったぁ!後は束さんに任せなさい!』

 

 

「オレも忘れるなよ」

 

 

「忘れるかよ千冬達もだけどな…つか俺そんなにアレか?」

 

 

「そうだな捨てる事を知らんバカだ」

 

 

「うるせぇ世界を滅ぼそうとした錬金術師と同じレベルのバカなんざ俺くらいしかいないだろうさ」

 

 

「違いないな、そのバカな錬金術師を助ける為に国…いや世界に喧嘩を売った大馬鹿だな」

 

 

これだから自分達がついてないと心配なのだと、でなければ何をするか解ったものではない

 

 

「だからさ皆、ありがとう…俺なんかの為に…皆には感謝してんだ、頼りない王様でごめんな、情けなくてごめんな…けど俺みたいな奴と一緒にいてくれる皆には報いたいと幸せにしたいと思ってんだ…いつも」

 

 

混じり気のない純粋な思い それはハルトの本音であり宣誓だ

 

 

「俺にとって大事な場所を奪おうとする奴等には容赦なんかしない…」

 

 

『俺じゃない、俺達だ相棒』

 

 

「だから行こうぜ出陣だぁ!!」

 

 

ハルトはアナザーウォッチを押し込むと同時に基地周辺で戦闘中だったトルーパーと部隊の戦場に異変が起こる

 

 

「撃ちまくれ!!怯むなぁ!」

 

 

「進めぇ!此処を突破すれば魔王まであと少しだぁ!」

 

 

「た、隊長!!アレを!」

 

 

隊員の1人が異変に気づき隊長も目線を向けるとトルーパーも目線が向く

 

 

「な、何だアレは!」

 

 

虚空が水面を打つような現象に敵が混乱する中

 

 

「はい……はい…了解、野郎共撤退だ!退け!退け!」

 

 

トルーパーは束から来た無線の指示に従い全部隊が一斉に退却を開始すると

 

 

「逃げたぞ逃すな!追え!奴らは国家反逆の危険分子共だ1人残らず打ち倒せ!!殺した所で罪にはならん寧ろ手柄だ!」

 

 

 

逃げるトルーパーを追撃しようとするが、それは出来ない 

 

 

「聞いたなお前等」

 

 

「あぁ…あいつらに」

 

 

「教えろってな」

 

 

 

何故なら彼等は払う事になる

 

 

 

「「「「「皆殺しの時間だぜえ!!」」」」」

 

 

魔王の逆鱗に触れた その代償を自らの命でだ

 

 

突如 虚空から現れたバイクやバトルモードに変形済のサイドバッシャーやジェットスライガーに乗る銅色の装甲を纏うアナザーファイズに似たアナザーライダー

 

 

それはファイズの量産モデル 平成ライダー屈指の数を誇る量産型の中の量産型

 

 

令和に生まれた機械仕掛けの蝗害 

 

 

仮面ライダーアバドンが現れるまで変身した数が判明している最多のライダー

 

 

 

その名に込められた意味は暴動を鎮める騎兵

 

 

 

しかしアナザーとなり歪んだ力と人格は丸で

 

 

 

「ヒャッハー!なぁ旦那今日は好きなだけ暴れても良いんだよな!」

 

 

【構わん敵は全て粉砕しろ!!】

 

 

彼等の王からの命令に嬉々として従うのである

 

 

「了解だ旦那!初仕事だ気張れよお前らァ!」

 

 

「「「「「ヒャッハー!!」」」」」

 

 

 

さながら暴動を煽る愚連隊

 

 

『ライオトルーパー』

 

 

アナザーライオトルーパー軍団 出陣

 

 

彼等はハルトが保有する核のアナザーウォッチが砕かれない限り死ぬ事はない、故に恐れなど知らずでありアクセレイガンに似た銃や警棒のような鈍器をバイクに乗りながら発砲し振り回して暴れ、大型マシンに乗るものは持てる火力全てを持って戦場にいる敵兵を撃ち倒す、中には鎖を使い敵を捉えてそのまま引きずり回すものや

 

 

「や、やめてくれ!た、頼む!命だけは!俺は命令されただけで……」

 

 

「「「へへへへ」」」

 

 

「家族がいるんた帰りを待ってる…だから頼む!!見逃してくれぇ!!」

 

 

「おい聞いたか?俺達に降伏迫る時と偉く態度が違うなぁ接収とか色々上から言ってたのによぉ」

 

 

「それにお前等言ったよなぁ…法律に基づいて対処するってよぉ、人様をまるでモノみてぇな扱いしてたよなぁ」

 

 

「同じように降伏したら見逃したかよ?んな訳ねぇよなぁ!」

 

 

「あ、あぁ……ぁ……」

 

 

「俺達も我等の王が作った法律に従ってテメェ等を蹴散らすだけだぁ!やっちまおうぜ兄弟!!!

 

 

「ぎゃあああああ!」

 

 

 

逃げ遅れた者や倒れた者に対し複数人で取り囲み殴る蹴るなどの暴行を加えるなど

 

 

 

ある意味で敵には慈悲を持たないというハルトの一面を色濃く持っているアナザーライダーと言える

 

 

その出現は

 

 

「この力…陛下だ陛下がお目覚めになられたぁ!!」

 

 

「反撃開始だ野郎共、よく我慢したな遠慮はいらん!撃ちまくれ!!敵は逃げてるぞ!手柄の稼ぎ時だぁ!!」

 

 

「よっしゃ!go-go!!」

 

 

味方には魔王の復活という希望を

 

 

 

「祝え!全アナザーライダーを統べ、時空を超え過去と未来をしろ示す時の王の力の一旦!その名もアナザーライオトルーパー、正に出陣の瞬間である!」

 

 

 

ウォズの祝いで敵には絶望が生まれたのであった

 

 

 

祝うのと同じタイミングで戦いに決着がついたヤクヅキとフィーニス、ジョウゲン、カゲン、ハウンドが合流する

 

 

 

「ウォズ!」

 

「魔王ちゃん起きたんだね!」

 

「凄い…病み上がりでアレだけの力を…」

 

「かかか!それでこそ我等の王じゃなハルト坊!」

 

 

「わかった…ご存知かと思いますが陛下の手術は完了、完治し前線に復帰しました!」

 

 

「えぇ知っていますとも……っ!」

 

 

突如魔法陣が現れ中から現れたのは、ハルトである

 

 

「我が魔王!ご快復おめでとうございます!」

 

 

「ありがとうウォズ、みんな俺の為に戦ってくれてありがとう」

 

 

「何をおっしゃいますか、これは我等全員の我儘です!」

 

 

「そう…「ハルト!」錫音もありがとうな」

 

 

「ううん…無事で良かった…心配したんだよ…」

 

 

泣きながらハルトを抱きしめて錫音を抱きしめ返し

 

 

「ごめん遅くなった」

 

 

「だって…君がいなかったから…周りの連中が全く自重しないで暴れたんだからね!!怖かったんだから!!」

 

 

「え?そっち!?俺の事心配してくれてたんじゃないの!!」

 

 

「いや君は殺しても死なないから心配なんて欠片もしてない…あの時、呪いの魔剣に刺されても生きてるような奴を心配するだけ無駄だから」

 

 

「キャロルや束を見習ってよ2人は心配してくれてたぞ!!」

 

 

「なら早く終わらせようよ…そしたら2人で話したいな」

 

 

「OK、んじゃさっさと連中を威圧しますかね」

 

 

アナザーライオトルーパーが前線を押し上げ終わり 戦況は完全に此方の勝利だが

 

 

「あれ?ウルティマ達は?」

 

 

あの3人娘が消えていたのである

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

内部の戦況はと言えば

 

 

 

「木端微塵」

 

 

「っく!……っ!」

 

 

千冬が指を鳴らすと同時にサタンサーベル以外の地面に突き刺さった刀が一斉に起爆し翼を巻き込む倒れて起き上がる前に鋒を喉元に突きつけた

 

 

「終わりだ小娘」

 

 

「な……何故、殺さないのです」

 

 

「放送を聞いてないのか?貴様等は殺すなと言われたのだハルトの指示でな」

 

 

「魔王が?」

 

 

「それと勘違いを謝罪するぞ、お前達はナツキを助けに来たのだな」

 

 

「あ…あぁ」

 

 

「私は貴様等がハルト暗殺に来たと誤解していた…これはトルーパー達も同じだがな」

 

 

「では」

 

 

「ただナツキに関しては今回の件に対しての対応をハルトが決めてからだ、まぁお前の仲間は殺されないから安心しろ」

 

 

「立花…雪音……」

 

 

「ふっ…この褒美は奮発して貰うぞハルト」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

その頃 最初は勝ちを確信していた敵軍は混乱の中にあった 

 

 

「戦力の8割壊滅です」

 

 

「そんなまさか……」

 

 

軍事作戦を後方で指導していた本部には混乱が起こっていた

 

 

魔王不在の手勢など烏合と侮り軍勢を差し向けたら返り討ち しかも魔王が前線に出たら後はひたすら蹂躙されたのである

 

 

 

「こんなバカな事があるか!こうなればもう一度攻撃だ!」

 

 

息巻く幕僚もいるが中には風鳴機関の手の者もおり彼等は訃堂からの粛正に顔を青ざめさせていた

 

 

「ふーん……ここが今回の責任者がいる場所かぁ〜」

 

 

そんな場所に不似合いな声音に周囲の視線が集まる そこには軍服のような衣装を着た紫色の髪をサイドテールにした小柄な女の子がいたが有り得ない

 

 

「何者だ……っ!貴様は…だが何故ここにいる前線まで何百キロ離れていると思っているのだ!!」

 

 

先程まで画面の中で機甲師団や兵士達を笑いながら仕留めていった3人の1人なのだから

 

 

「ボク?ボクはウルティマ、今日はね色々聞きたいことがあって来たんだぁ、君達もう直ぐ死んじゃうからその前に色々聞いておこうと思ってね」

 

 

可愛らしい声で恐ろしい言葉を紡ぐと周りの幕僚達も理解した 魔王からの死刑宣告と

 

 

「ふざけるな!!誰が貴様等の「誰に向かって口聞いてるの?」ぉ……」

 

 

立ち上がり抗議しようとした幕僚の1人が言葉を言い切る前にウルティマが魔法で的確に頭部を粉砕、血柱が綺麗に上がるのであった

 

 

「……何が聞きたい」

 

 

「幕僚長!」

 

 

「幕僚長…あぁ君が一番偉いんだ」

 

 

「情報を提供する変わりに条件があるらこの場は私1人の命で勘弁して貰えないだろうか?」

 

 

その提案にウルティマはキョトンとした

 

 

「あのさぁ普通逆じゃない、助けるから私だけは〜みたいな」

 

 

「そうだな…しかし私も今回の作戦の被害を見れば未来などない…ならば先のある者が逢魔に勝つ為の可能性を残すことこそ私の役目だ!人間を余り甘く見るなよ化け物共!!」

 

 

ドン!と出る言葉に嘘はないと分かったのかウルティマは笑いながら

 

 

「あははは!いいよ、じゃあ君から情報を貰おうか…君以外には何もしないよ」

 

 

「感謝する、お前達は早く退避しろ!」

 

 

その言葉を合図に一斉に我先にと逃げだす

 

 

「ボクはね」

 

 

この時ウルティマの口角が上がったのに気づければ運命は変わっていたのかも知れなかった

 

この部屋にはウルティマと幕僚長の2人のみとなると

 

 

「何から聞きたい」

 

 

「作戦の情報と目的、それと誰からの差金とか黒幕の情報とか全部」

 

 

「ならば」

 

 

と幕僚長はUSBメモリを取り出しウルティマに渡す

 

 

「その中に今回の作戦に関する、あらゆる情報が記載している…軍事作戦のものに限るがね君が言う黒幕とやらは解らんが、ヒントはあるだろう」

 

 

「ふーん…ありがとね……あ、そだ」

 

 

束辺りに渡せば大丈夫かと思い懐にしまうと

 

 

「この基地にはボク以外も来てるから気をつけてね〜」

 

 

「っ!」

 

 

「何だ貴様は!?」

 

 

「あらあら、まだ生き残りがいたのですね」

 

 

「何だウルティマの奴、まだ遊んでいるのか?」

 

 

 

幕僚長は血相を変え扉を開くと先程まで会話をしていた同僚が見るも無惨な姿に慣れ果てていた下手人だろう金と白髪の女性2人は不思議そうな顔をしながら自分を見ていたのだ

 

 

「何故だ!情報を渡せば見逃すと……」

 

 

話が違うと責めるが

 

 

「ボクは何もしないけど?どうやらボクの同僚が来てたみたいだねぇアイツ等が何しようがボクは知らないし〜」

 

 

楽しそうに笑うとウルティマは嘘はついてないと言うと

 

 

「ボク以外がやったんだから契約関係ないよね〜あ、それとこの情報大事に使わせて貰うから感謝するよ」

 

 

それはハルトの仲間になり落ち着いていた悪癖のようなものであり魔王ダグリュールやヴァレンタイン達をして【残虐非道の代名詞】と言わしめる悪魔の最古参 原初の紫と呼ばれいたのだ

 

人間の慌てふためく姿や健気な自己犠牲の を楽しい暇つぶしだったと言わんばかりに見ている態度を見て漸く幕僚長は理解した

 

 

 

「き、貴様ぁぁ!この悪魔めえええ!」

 

 

 

怒りに任せて銃を取り出し向けるが

 

 

「何だ今更気づいたの?」

 

 

ウルティマは音速で移動し貫手で幕僚長の心臓を貫き引き抜く、するともう興味が失せたような顔をして

 

 

「そうボク達は悪魔だよ、ハルの邪魔をするなら誰だろうと消し飛ばす悪魔なんだ覚えときなよ…あ、ごめん死んでたら覚えられないか〜」

 

 

カラカラと笑っていると嫌な同僚から話しかけられた

 

 

「何をしている情報は抜いたのか」

 

「うん」

 

「では帰るぞ我が君がお待ちだ」

 

「急ぎますわよ」

 

「はーい…あ、ここも爆破しておくか…えい」

 

ウルティマは魔法で建物を木端微塵にすると同時に3人は転移して戻るとハルトが心配に満ちた顔をして話しかける

 

 

「あ!どこ行ってたのさ心配したんだよ!」

 

 

以前と同じように心配する姿にウルティマは懐かしさと変わらないハルトの姿を思う

 

 

「ごめんなさい…実は」

 

 

とウルティマがUSBメモリを取り出して

 

 

「え、何これ?」

 

 

「今回の件での向こう側の戦力や投入した規模の情報…あと軍事作戦情報色々を纏めてるとの事ですわ」

 

 

 

「マジでか…そりゃお手柄だな、ありがとう3人とも」

 

 

「うん!」「あぁ!」

 

「いえいえ当然の事をしたまでですわ」

 

 

「だとしてもだ、何かご褒美がないとね」

 

 

ハルトは笑顔で答えるとカレラに聞く

 

 

「それとさぁ結構 この辺に魂が凄い残留してんだけど…何これ?」

 

 

アナザーゴーストの力で確認したのだが、収穫祭を思わせる量の魂が残っている

 

 

「あぁ魂だな。我が君に渡そうと残しておいたのだ」

 

 

「え?いや…え?覚醒魔王って更に進化するの?」

 

つまり今の俺はアメイジングクウガみたいな不完全な魔王だったのか?

 

 

『いや進化しねぇお前は既に覚醒魔王だ』

 

 

「けどハルトの種族はハルト以外いないからさボク達も知らない進化があるんじゃないかな!」

 

 

「更に強くなれるのか」

 

 

そう呟くと嘗て自分の友人であるリムルさんが言っていたと思い出した

 

 

力無き理想は戯言、理想なき力は空虚と

 

 

なら俺の取るべき選択は

 

 

 

「迷うまでなかったな」

 

 

『ゴースト』

 

 

ハルトはアナザーゴーストに変身すると魂を取り込むのであった

 

 

その魂を取り込んで得たハルトの力の波動は各世界に散り散りとなったアナザーライダー達が目印となるのを彼はまだ知らない

 

 

そして目に見えて新しい変化がもう一つ

 

 

『BLACKSUN』『SHADOWMOON』

 

 

彼がひたすらに呼んでいたからか千冬の持つサタンサーベルに反応したかは分からないが とあるライダーのウォッチが生まれていたのであるのを彼はまだ知らない

 

 

この戦いは逢魔王国の勝利として歴史に名を残す事となるが

 

 

互いに多くの犠牲を出したのは言うまでもない

 

 

 

 

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