こんにちは、カグ槌です!皆さまの暖かい声や感想のおかげで無冠の王シリーズも一周年…長いようで短いような一年でした。これからも良かったら感想や点数評価など遠慮なくお願いします!
これからも無冠の王シリーズを宜しくお願いします!
これはアンケート一位になりました仮面ライダーファルシオン√です!
追伸
新作 禍福の天秤も宜しくお願いします!
この分岐はハルトがジオウ最終回放送前に自殺という最悪の選択肢を選んだ際に始まる√
しかし落ちた先がジャマーガーデンではなかったらとなります
もしも自分の運命が誰かに何かに決められていたとしたら?
優しい家族?理解のある友人?最愛の人?との出会いも所詮は何かの舞台装置ならば
「ごめんなさい、君といるとイジメられるんだ…だから近づかないでよ」
「そう…」
「ごめんなさい……本当にごめんねハルト…っ!」
この終わりない不幸と絶望にも意味があるのだろうか?
「いや意味なんて何もないよ……はぁ…こうなる前にジオウの最終回放送して欲しかったなぁ、あとゼロワン見たかった」
唯一 俺の人生に意味があるなら仮面の戦士や光の巨人に出会えた事だろう 例え絵空事であっても心を救ってくれた
「神様がいるなら、その日まで生きてたら何かあったのかな?…あったら責めて幸せになりたいなぁ…1人は寂しいから誰かいて欲しい…」
恨みはある…だからこそ最期に意趣返しとして 死んだら連中の悪事が証拠と共にネットやマスコミへ拡散するようにした、誰かの心に残ればとだが
「もうどうでも良いか、そんなことはさ」
ー飲めや歌え 死後に快楽などないー
この日、俺 常葉ハルトは高所から飛び降り自らの生を終えた 川に落ちた為か遺体は捜索されたが見つからなかった
後日 彼の骨なき墓に涙を流しながら花を手向けた女性が1人いたという
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目が覚めたら、そこは
「俺、死んだ筈だったんだけどなぁ…やっぱり水落ちは生存フラグだったか」
知らない天井とは言わずに起き上がると自分の体を確認したが
「あれ?」
今まで受けたイジメや暴力の外傷が消えていたのだ…成る程
「ここが死後の世界って奴か……え?」
まさか本当にあるんだなぁ…いやはや驚いた理由?それはね
「!!!」
赤い龍が飛んでいるからだよ
「………凄いなぁ」
「ん〜…あれぇ!これは驚いた君大丈夫かい!?怪我はない?」
第一村人発見!と思い振り向いたのだが
「はい!申し訳ありませんが此処はど…」
声をかけてくれたのはド派手な格好をしたカイゼル髭を蓄えた人だった
「……死後の世界の番人ってアヌビスとか牛頭馬頭とかケルベロスじゃないんだ…」
予想外にファンキーな人だと驚いてると
「死後の世界?何言ってるの?ここはワンダーワールド!様々な知識や物語が集まる世界だよ!!」
その言葉に思わず条件反射で
「おじさん…何かやばいキノコでも食べた?」
「おじ…っ!違うよ僕の名前はタッセル!宜しくね、えーと」
「常葉ハルトです」
「ハルト君、良かったら僕の家に来ないかい?」
「え…良いんですか?」
「勿論!困っている人を放っては置けないよ!!」
「………………」
その優しさに思わず涙が溢れたのであった
「え?ええええ!」
「あ…いえ…すみません……人に優しくされたのが久しぶりで…」
「どんな環境にいたんだい?」
純粋な善意で伸ばされた手を見てハルトは泣き崩れタッセルは混乱するのであった
そしてタッセルさんの話を聞いてハルトは驚きで固まった
「つまり…その全知全能の書ってのに皆の人生や運命が書かれてるってこと?」
「そうなんだ、だからその本を巡って争いが起きてね…全知全能の書はワンダーライドブックと言う小さな本に分割されて色んな世界に散らばったんだ…そして今ソードオブロゴスというワンダーライドブックを使える聖剣に選ばれた剣士達が回収しているんだよ」
「そんな事が……」
俺の人生がその本に決められた事だと言うなら
「俺の運命は変えられたのかな?」
「それはどうかな……しかし君の話を聞いたけど何というか」
「気にしないで下さい復讐するにしてもやる相手がいないですし…そんな事よりこのワンダーワールドや助けてくれたタッセルさんに恩返しがしたいです!」
「明るいテンションで後ろ向きなこと言わないでよ!それに恩返しなんて気にしないで」
「俺が気にするんですよ………そんな事に意味がないって笑う奴もいるかも知れません…けど意味があったって言われるようになりたいんです…俺にも生きてる意味があるって自信が欲しいんです」
「君…」
「だから俺は意味を探します、永遠の時間をかけたとしても必ず」
そんな感じで話していたら2人が茶飲みしていたテーブルに一本の剣が突き刺さったオレンジ色を基調とした装いに黒い刃を持つ剣が現れたのである
「……なにこれ?」
「何で無銘剣虚無が此処に!!」
「無銘剣?」
「その剣は世界を滅ぼす聖剣で危ないんだ、下がって!」
「世界滅ぼすのに聖剣なん……だ……」
とタッセルさんが忠告してくれたのにハルトは危険というよりも
「綺麗じゃん」
そう思ったのだ吸い込まれるように俺は
「ダメだよ!」
「お前も存在証明が欲しいんだろ!だったら俺と一緒に探そうぜ!!」
タッセルさんの忠告を無視して無銘剣を手に取ったのである
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それから数年後ハルトは無銘剣虚無に選ばれた剣士としてソードオブロゴスに加入し様々な世界に散らばったワンダーライドブックを回収する仕事をしているのだが
「んで、この世界にあるのかデザスト?」
「あぁ匂うんだよ、本と剣が交わる最低で最高な匂いがな!」
ソードオブロゴスの制服に身を包むハルトの隣には骸骨のような顔をした本の怪物であるメギド デザストが隣に立っていた
この化け物との出会いは別の機会に話せればと思う
「そっ、んじゃさっさと回収して帰るぞ」
「釣れねぇな強い奴がいるなら少しくらい遊んでも良いだろう?」
「ダメだ本の回収優先」
「なんだよケチくせぇ」
「まぁ、その強い奴がライドブックを持ってて渡すのを拒んだ場合は別だ暴れてよし」
「流石相棒!分かってんじゃねぇか!」
「っせぇ相棒じゃねぇよ!!何度言ったら分かる!……こんな時間か…飯は牛丼で良いか?」
「あぁ紅生姜山盛りでな!」
「程々にしろよ、あの山やると怒られるの俺なんだからな!」
と肩を組むデザストの手を払うが邪険にはしていない辺り彼の人の良さがわかる
「そういやぁテメェの女はいねぇのか?」
「女?」
「アレだよアレ記憶消そうとしたら『君を好きになった思い出を消さないで』って泣かれた奴」
「バッカだなぁ、俺とあかねはそんな関係じゃねぇよ」
「俺は別にそいつの事とは言ってねぇが?」
「「……………」」
「おい、デザスト今の会話は忘れろ」
「どうするかな〜」
「牛丼特盛汁だく紅生姜山盛りでどうだ?」
「乗ったぁ!」
「取引成立だぁ!」
これで良しと安堵したが
「ん?匂うぞ!この匂い…近いな」
「牛丼屋か?」
「んな訳ねぇよ!本のだ!」
「っ!場所わかるか?」
「おう……上だ!」
「は?…っ!!」
ハルトとデザストは構えると同時に突風が周囲を襲う その中から現れたのは巨大な鷲…何というか特撮映画なら看板貼れる奴だな…いや待てよそう言えばウルト○Qでこんな感じの怪獣がいたような…じゃない
「風と鷲か…成る程な」
「ストームイーグルライドブックか…大方ライドブックがこの世界にいた生き物と融合したって所か」
「だろうなぁ…で、どうするよ」
「決まってんだろ回収するぞ」
『無銘剣虚無』
「そうこなくっちゃな」
ハルトが右人差し指に嵌めた指輪が光ると格納魔法で収納された無銘剣虚無が右手に現れると同時に腰には炎と共に覇剣ブレードライバーが現れると無銘剣をドライバーに装填した
ハルトが取り出したのは一冊のライドブック
神獣 生と死を永劫繰り返す不死鳥
その記録
『エターナルフェニックス』
『かつてから伝わる不死鳥の伝説が、今現実となる!』
ライドスペルを読み終えるとハルトはライドブックを閉じてドライバーに装填すると低い待機音と共に右手で無銘剣を再度握りしめる
いつもこの瞬間に関しては何とも言えない感覚となる…本当にあの日から何か変われたのだろうか?それとも変わってないのか?
そもそもこの戦いに意味などあるのか?そんな無価値で無意味な問いだけが頭を支配する
しかし今は戦わないとならない
今までもこれからも…まとわりついて止まらない過去への迷いを振り払うようにドライバーから無銘剣を引き抜いた
『抜刀』
音声にすればシンプルなものであり永遠の灯を帯び燃え盛る刀身の無銘剣をハルトは鷲掴み狂ったように笑うと同時に無銘剣に宿せる唯一の力 永遠の灯がハルトの全身を焼き尽くさんとばかりに燃え広がると
「あははははははははははは!!」
「よく笑えるよな…ドン引きだぜ」
デザストは相棒の狂気を見て引いているのはご愛嬌だが
痛い痛い痛い痛い!だけど…コレで良い…痛みがあるから生きていると感じられる…
「はははは……」
そして辺りに静寂が支配するとハルトは宣誓した敵を倒す為に
「変身!!」
するとハルトの背中から翼が現れると体を包むように纏うと、その姿を変えた
さながら燃え盛る不死鳥を思わせる騎士
本来の歴史なら終わりを齎す破滅の不死鳥
しかし新たな担い手は世界の均衡を保つ為に大空を翔る
『エターナルフェニックス!虚無!漆黒の剣が無に帰す!』
仮面ライダーファルシオン 爆誕!
「行くぞデザスト」
「はいよ!」
ファルシオンは羽で空をデザストはマフラーを介して建物から建物へと飛び移る
「!!!!」
大鷲も高く飛び突風を放とうとするが
「頭が高い」
『永遠のお猿…無限一突!』
「ふん!」
ファルシオンは無銘剣に【西遊ジャーニー】のライドブックをリードして無銘剣の刀身を延長するとそのまま鳥頭目掛けて振り下ろした
「!!!!!」
大鷲はそのまま地面に落ちようとしたので
「良くやったハルト、後は任せな」
デザストは右手に持つ片手剣 グラッジエンドの鋒を地面に這わせて構えを取るもそのまま突貫するのをみて
「何言ってやがる俺がやんだよ!」
『必殺黙読!抜刀!』
ファルシオンも無銘剣をドライバーに戻しトリガーを引き再度抜刀すると炎を纏いながら大鷲目掛けて突貫する
「カラミティストライク!」
『不死鳥無双斬!!』
「「たぁ!」」
「!!!!」
2人がすれ違う形となり大鷲を切り裂くと断末魔を上げて爆散する着地した2人の手元にはストームイーグルライドブックが治ったのだが
「ふぅ…任務完了だな」
「んじゃ牛丼屋に行こうぜ!約束通りのオーダーをさせて貰うぜ」
「おーう、んじゃ買いに行くか」
「俺も店内で食わせろよ」
「お前が店に入るとパニックになってメシ所じゃねぇんだよ」
「ちっ!しょうがねぇなぁ!じゃあ行こうぜ相棒!」
「誰が相棒だ!っておい肩組むなよ!!」
変身解除して2人は町に向かうのであった
それを見守っている黒い影、その手には暗黒剣月闇が握られている
「流石は同業者というべきかなライドブックの暴走体をあっさりと鎮めるとはね」
「何してんのさカリバー、早く行くよ!」
「あぁ………必ず助けるから待っててねハルト…あの時と違って私も強くなったんだよ?」
その剣士は呟くと空間を切り裂き消えるのであった
ありがとうございます!
仮面ライダーファルシオン√の相違点は
ハルトがソードオブロゴスのメンバー入り
デザストが仲間になっている
ハルトを狙う闇の聖剣使い
禍福の天秤や本編でも言及したハルトを突き放した人の名前が判明しましたね
次回から本編 デートアライブ編開始です!