無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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初めましての方は初めまして、ご存知の方はありがとうございます

カグ槌です。さて以前からリメイク前の展開からかなり離れていると思いますが良ければ読んで貰えると嬉しいです


またアンケートも行おうと思いますので宜しくお願いします。




話し合いとは…?

 

ここはノイズ対策を行う国の専門部署にしてシンフォギア奏者の活動場所 通称 特機物

 

 

そこの会議室の一室にて

 

「はいはーい、じゃあ会議を始めるわよ」

 

開始の言葉を告げたのは茶髪に白衣と眼鏡を着た女性 櫻井了子 彼女はノイズを倒せる方法やシンフォギア の基礎部分に当たる櫻井論文の作者であり世界的に名前を知られている科学者である

 

その場に集まっているのは彼女を除き4人

 

1人は巌のような大男、彼女達の頼れるリーダーにして特機物の長でもある風鳴弦十郎

 

弦十郎の補佐役件、ツヴァイウイングのマネージャー そして忍者である緒川真二

 

そしてツヴァイウイングの2人である

 

「議題はアナザーライダーについてね」

 

了子は資料を何枚か捲りながら説明する

 

「まず言える事はあの力は、未知の力って事ね」

 

「未知だと何らかの聖遺物等ではなく?」

 

「色んな姿に変わる聖遺物なんてないし独立稼働する聖遺物なんて以ての外よ、それに聖遺物の波形とは異なるエネルギーの波長はあったわ、今後はその波長を盛り込めば探知も容易に行える筈よ」

 

「助かる了子」

 

弦十郎の礼に首肯して更に続ける

 

 

「今分かってる所としては、アナザーライダーは能力に応じて複数の姿を持ってる事ね」

 

ホワイトボードにはアナザージオウ、カブト、オーズ、ウィザード、鎧武、ドライブと今までツヴァイウイングが邂逅してきたアナザーライダー達の写真が貼られていった

 

「恐らく基本形態は、この双剣持ち其処から機能に特化した形態に変化する事」

 

「アレが基礎形態か……しかし」

 

「えぇ、アナザーライダーの共通点其の2は明らかに怪物に見える外見と…体の何処かしらに名前と思われる文字と年数が書かれている事ね」

 

そう言われ拡大されたのはアナザージオウ 其の顔には小さいがZI-O 2018と書かれている

 

「基礎形態の名前はジオウ、それと他の形態でわかってるのは カブト、オーズ、ガイム、ウィザード、ドライブね特にドライブやウィザードは高重力や魔法?と思われる能力を有してるから注意が必要ね」

 

「はいガイムは近接戦も強いですね私と奏でもギリギリだった」

 

「しかも手加減していて、それだからな」

 

2人はそれぞれの感想を述べると、緒川が続けるように

 

 

「そして、アナザーライダーの元に現れる謎の男 ウォズ」

 

と写真を貼り付ける

 

「アナザーライダーを魔王と呼び、何故か姿を変えると祝詞?を上げますね」

 

「また神出鬼没でアナザーライダーでさえも出現には驚く程だからな」

 

それぞれ意見を挙げる中、弦十郎が呟く

 

「しかし彼等の目的は何だ?」

 

その言葉に皆が一様に考え始める

 

「確かにノイズを倒していきますが、何か狙いがあるようには見えませんね…それに此方に攻撃する時は正当防衛が成立してから攻撃しますからね…過剰防衛気味ですが」

 

「そうねネットの書き込みでも、避難しそびれた人を助けたりしてるみたいだから悪人ではないみたいだけど…」

 

「だが我等との話し合いには応じない……はぁ、あの力のメカニズムがわかればノイズを倒すのも…いや……まずはアナザーライダーの目的や動向を把握せねばならんな」

 

「えぇ、今では米国を初めとして世界各国がアナザーライダーの身柄を秘密裏に迫ってますからね」

 

「一刻も早く、アナザーライダーの身柄を確保しなければ彼の身柄も危ない…だが同行にどうやったら応じてくれるか」

 

「ウォズに説得を頼みますか?彼が唯一アナザーライダーへの窓口ではないかと」

 

「わかった、一先ずアナザーライダーと邂逅に併せてウォズとの接触も図ろう」

 

イレギュラーの存在に頭を悩ませる面々であった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

一方 件の彼はと言うと自室で横になりながらテレビを見ていた

 

 

「しっかしノイズに会うのって、通り魔に遭う確率くらいなんだろ?それに連続エンカウント重ねる俺達って」

 

どんな人生生きたらそうなんだよ、とゴチるが

 

『まぁ貴様は通り魔よりも凄いものとエンカウントしたがな』

 

そりゃそうだ一生分の運を使ったまである

 

「まぁな」

 

はぁ、と溜息を吐くと暫くして何を思ったのか外行きの服に着替える

 

『どうしたよ?』

 

「買い出し、夕飯の食材買わないと」

 

 

それだけ言うと気分転換も兼ねて散歩に向かうのであった

 

 

そして最近、足繁く通うショッピングモールにて

 

「なぁ良いだろ?別に」

 

「ちょっと俺達と遊ぼうぜ」

 

「…………」

 

その一角で女性をナンパしている2人がいた

何処にでもいるんだな、まぁ確かに黒髪ショートで綺麗な顔立ちしている女性であるが、あの人種はと思うが触らぬ神に祟りなしと言わんばかりに無視して通りすがろうとしたら

 

「あ!いたいた…ったく遅いの待たせないで変な人にナンパされたじゃない」

 

「は?」

 

俺に近づいて腕を組んできた、こいつ俺を巻き込みやがった!!そうなると自然と

 

「おいテメェ、何してんだよ」

 

「そうだ俺達が先に声かけたんだよ、まさかその冴えない奴がツレか?ならそんなつまらない奴捨てて俺達と遊ぼうぜ」

 

煽ってきてバカ共の言葉を聞いたら何故だろうか、俺の従者達がキレたような気配がしたぞ

 

「はぁ……面倒くさ」

 

「あぁ!!んだと」

 

「何で俺がお前達みたいな猿に時間を使わないとならないだろうか?はぁ……厄日だ今日は」

 

 

吐き捨てるように手で顔を隠すと顔を赤くしたナンパ男AとBはキレた感情のまま拳を振り上げた

 

「テメェ!ふざけんじゃねぇー!」

 

そのまま殴りかかるが遅い、遅すぎるよ

 

「えーと、こうして…こうして……こうだっけ?」

 

男の拳を避け、そのまま男に迫ると相手の勢いを利用した背負い投げする

 

「がぁ!」

 

「おぉ……流石アナザーゴーストやドライブ先生、見事に飛んでった」

 

ハルトが投げれたのは2人のアナザーライダーのおかげである原典でアナザーで警察官であった変身者仕込みの護身術である。これのお陰で素人ならば迎撃も1人で可能である。

 

驚いた顔をしている男だがナンパ男Bも負けじとハルトに殴りかかる

 

 

「この野郎!!」

 

やはり遅いパンチに呆れた目をしながら男の拳を受け止めると、そのまま握力で拳を握りつぶしにかかる

 

「あ、がぁ!や、やめろ!!」

 

「何?先に仕掛けたのはそっちでしょ?」

 

膝を軽く蹴り転ばせて、よろめくのもお構いなしに握る力を強めると

 

「わ、わかった!!もうその女に手をださねぇ!だから離してくれ!!」

 

「やーだ、もう二度こんな真似出来ないくらい心を折らないとね」

 

笑顔のまま力を更に込めていくが

 

『止せ、ハルト…力の使い方を間違えるな』

 

「…………わかった」

 

アナザーシノビに言われたら仕方ない辞めてやろ、手を離すと そのまま跪いているナンパ男達にハルトは目が笑ってない笑みを浮かべ

 

「二度と俺や彼女に近づくな、近づいたらこんな所じゃすまさねぇよ分かったら消えろ」

 

「ひ、ひぃ!!い、いくぞ!!」

 

ナンパ男2人が離れたのを確認してハルトは自分の腕を組んだ諸悪の根源を睨む

 

 

「アンタもだ」

 

「え……あ!助けてくれてありがと、巻き込んでごめん」

 

「へい、んじゃ二度と巻き込むな」

 

ハルトは手を払い買物に戻る、やれやれ面倒だったと思っていたが

 

「………………」

 

 

「………………」

 

 

何故か付いてくるんだが?はぁ…

 

「何か用?ナンパ男なら出ないだろうに」

 

「いや巻き込んだお詫びでもしようかなとね」

 

ヘラヘラ笑っているが

 

「どうしたんだい?」

 

「ナンパなら他を当たって、面倒だから」

 

「良いじゃない、減るものじゃないし」

 

引き下がらないなぁ…しゃあないウォズ達には冷凍食品食べて貰お、とメールを送る

 

「悪りい、お前ら」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

その頃、ウォズ達はこの世の終わりと言わんばかりの顔で同僚に言う

 

「お前達、我が魔王から今日は冷食と」

 

「何だと!」「そんな!一体何が!」

 

「我等はいつの間に我が魔王の機嫌を損ねてしまったのか!」

 

「あの食事が食べれないなど!」

 

「こうなったら魔王ちゃんに直訴に行こう!」

 

 

「「おう!」」

 

ウォズは2人と一緒にマフラーで転移したのであった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

何故だろう、俺の従者達があらぬ勘違いしているのような……

 

「んで、何処に付き合うの?」

 

「えーと…あ、名前聞いてない」

 

「常葉ハルト、アンタは?」

 

「白鳥錫音、スズネで構わないよハルト君」

 

「初対面で名前呼びかよ」

 

「良いじゃない、守ってくれた騎士様にね」

 

「その騎士を望まぬ暴漢退治させたの誰だよ?」

 

「はは!気にしない気にしない、そんなんだからモテないんだよ」

 

「何で俺がモテないの知ってんだ?」

 

「さぁね〜」

 

なんか変なのに憑かれたなと割り切るが今日だけの関係と割り切り行くとした

 

ーーーーーーーーーーーー

 

その光景を最寄りの喫茶店でお茶しながら見ていた白軍服姿の2人の男性と2人の性別不詳の者が2人いた

 

 

「何でスズネの奴、魔王に接近するなんて言ったんだ?」

 

そう答えたのは先日、魔王と一戦構えた仮面ライダーポセイドンこと レックである

 

「彼女なりの考えがあるのでしょう、ならば私達は成果を待つだけです」

 

眼鏡をかけた男、クジョーは2人を見ていると

 

性別不明…だが態度はあからさまに正反対な2人 1人は無関心に、1人は嫉妬に満ちた目で

 

「どうでも良いわよ早く行きましょうよ」

 

「スズネの奴め…魔王と逢引だとぉ…許せない!」

 

「フィーニス落ち着きなさい…メナスは関心を持って下さい、スズネの作戦の結果次第では我々も表舞台に上がるのですから」

 

「お!んじゃ大将!」

 

「ま、それもスズネ次第ですね」

 

「頑張れスズネ!!俺は早く暴れてぇんだ!」

 

「貴方は先日許可なく暴れましたよね?」

 

「うぐっ!」

 

「しかもアナザーライダーなんぞにボコられてスズネに助けて貰ったと聞いたぞ…はぁ……早く終わらないか?こんなのに時間をかけるのは無駄でしかない」

 

「でしたらメナスには別命をフィーニスとレックは監視を願います」

 

「分かった」

 

「大将はどうすんだよ」

 

「私は少し予定がありますので…では解散としましょうか」

 

クジョーは財布を開いて会計をしようとしたが冷や汗一滴かいて一言

 

「皆さん、割り勘にしませんか?今の私のマイブームです」

 

「しまらねぇな大将!!」「「はぁ……」」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

ハルトは暫く彼女、スズネが満足するまで買物に付き合っている

 

「はぁ…疲れる……ん?ウォズ?」

 

知らないうちに通知が来ていたようでハルトは留守電を確認すると

 

 

『我が魔王!!我等に至らぬ点がありましたら謝罪させていただきます!だから!!どうか夕餉だけでも作って頂けませんか!!』

 

要約するとこんな感じだが

 

 

「え?何?怖っ」

 

俺、料理に変なの入れてないよなと心配になると

 

「ごめん、待たせたかな?」

 

「別に」

 

「そっか……じゃ【!!!】っ!の、ノイズ!」

 

最早馴染みすぎる位の警報が耳を打つので

 

「んじゃ避難するぞ〜」

 

「え!?」

 

「シェルター…だっけ行かないと」

 

「う、うん!」

 

何故か以外な顔をしているがアナザーライダー見られている以上、変身出来ないので何処か適当な所で引き離さないとならないな

 

そう考えているとノイズ達が立ち往生していた、不味いなぁ変身しないとダメだけど見られている……何とかならないかと考えていると

 

「避けろ!」「行っちゃうよーん」

 

『ゾンジス』『ザモナス』

 

『TIME BREAK!!』

 

聞き覚えのある声と電子音と共に緑と青のライダーが急降下キックを叩き込んでノイズを爆散させた

 

「っ!」

 

慌てて爆風から彼女を守ると、ハルトは目線を前に向けた

 

「っ!!!」

 

そこにはマントをつけているが何処となくハルトが前の世界で見ていた アマゾンズやシンのような有機的なビジュアルのライダーが立っていた、何故わかるかだと?だって

 

「らいだー?」

 

顔に書いてるからだ、と考えていると

 

「祝え!魔王を守護する為に時代を超えて現れた!2人の戦士!その名も仮面ライダーゾンジス、仮面ライダーザモナス!正に生誕の瞬間である!!」

 

(ウォズ!グットタイミング!)

 

取り敢えず後は任せた!と目で語るとウォズも了承したと返し、スズネの手を取り安全な場所まで向かう

 

 

「ふぅ……ここまでくれば大丈夫だね」

 

シェルター近くにきた後

 

「うん…ハルト、もう少し一緒に「悪い他にも避難し遅れた人がいないか見てくる!」ちょっ!」

 

 

スズネから離れた、ハルトはそのまま走り出し近くの証明写真撮影用の機械の中に入ると

 

「ふぅ……まさか、この手って本当に通じるんだな」

 

『んじゃ、ハルト行こうぜ!』

 

あぁ、んじゃ

 

「変身!」

 

ウォッチのスイッチを押し、ドライバーに添えてアナザージオウへと変身したハルトは先程仲間のいた場所まで走るのであった

 

 

その頃、別れたスズネはブチギレていた

 

「あーくそっ!!!!もう少しで魔王の連絡先聞き出せたのに!!ノイズのクソ野郎が!!」

 

近くの灰皿を蹴倒すと鞄に隠していた指輪を右人差し指につけると腰に添える

 

「ちっ、こうなったら」

 

『ドライバー・オン…ナウ』

 

手を添える認証機 赤い縁取りのハンドオーサーを傾けると左人差し指に顔のような意匠の指輪をつけた

 

『シャバドゥビタッチ・ヘンシン♪シャバドゥビタッチ・ヘンシン♪』

 

場に合わない軽快な音楽が鳴るとスズネは指輪をドライバーに添えた

 

「変身」

 

『チェンジ……ナウ…』

 

魔法陣が通過した後、現れたのは金色の鎧にマントをつけた魔法使いである

 

 

金色の魔法使い 仮面ライダーソーサラー

 

 

 

『テレポート…ナウ…』

 

 

ソーサラーはテレポートで姿を消したのであった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「ふっ!」

 

ザモナスはノイズの群れに専用のボウガンで射撃しノイズを爆散させるとゾンジスは負けじとノイズの腰を抑えるとそのままバックドロップをして沈める

 

「もう一丁!」「行くぞ!」

 

 

その頃、ゾンジスとザモナスの戦いぶりを見ているウォズの元に新たな人物が現れた、気配を感じたウォズは逢魔降臨歴を閉じて相手の顔を見る

 

 

「ふぅ……そろそろ私の所に来ると思いましたよ、風鳴弦十郎殿」

 

「気づいていたのか」

 

巌のような大男が現れたがウォズは冷静に

 

「えぇ、この本によれば我が魔王と相対する為に貴方が現れると記されていますので」

 

逢魔降臨歴を叩きながら言うと

 

「ウォズと言ったかな?私は「ご存知ですよ」なら話は早い…アナザーライダーと話す場を設けてくれないか?」

 

「何故、私が貴方達の言うことを聞かねばならないのでしょうか?」

 

露骨に嫌な顔をしていると

 

「頼む、でないと日本政府を始め世界各国がアナザーライダーの身柄を強引に確保して兵器利用する恐れがある!」

 

「だから日本政府が保護したいと?はぁ…結局、政府は我が魔王を兵器運用するでしょうね最悪モルモットだ」

 

前にも言ったが俺の大事に手を出すなら等しく敵だろうハルトなら本気でやりかねないし

 

(歴史的にもやめてほしいですよ、予定に無い早期の覚醒は)

 

「そんなことさせない!わ「貴方達の言葉等信頼に値しないですよ、宮仕の貴方は上の指示には逆らえないのでしょう?あと」何だ?」

 

「私に命令して良いのは後にも先にはあの方のみ…我が魔王は鉄風雷火の三千世界全てを支配するに相応しい方だ、国家の利権など矮小な物差しでしか考えない貴様等とは立っているステージが違うのですよ」

 

 

「そ、それは…世界相手に宣戦布告すると言う事か」

 

「誤解なきよう、我等は我が魔王の日常を害する者を排除してるのみ…全てはあの方の御心のまま……もし…その日常や望みを害するのが国家や貴方達ならば…全力でお相手しましょう」

 

「ウォズ、話を壮大にさせるな俺はそんな人間ではない」

 

まぁ何もしなければ何もしないと返すウォズの笑みを浮かべると恭しく臣下の礼を取る

 

 

「ご冗談を我が魔王の力を持ってすれば朝飯前です」

 

「お前の冗談は冗談に聞こえんので怖いわ…朝飯?食べてないや…食っときゃ良かったなぁ…あぁ違う違う…」

 

 

その場にアナザージオウが現れた

 

 

「話は大体聞いたが…この人が?」

 

目線が弦十郎に向く、その仮面を引き剥がされたような顔を見て正面から見て後ずさる

 

「やっぱり顔怖いみたいだな」

 

「えぇ、彼は武闘派アイドルの上司ですね」

 

「何?今までの詫びにでも来たの?」

 

「いいえ、どうやら我等の身柄を確保とそれによる交渉したいと」

 

「却下だ、一考にもならない」

 

「何故だ!君達はノイズを倒している!ならば我々と「勘違いするな俺は自分の日常に異物がいるのが我慢ならないから排除してるにすぎん」っ!」

 

ピシャリと断るとアナザージオウは肩をすくめながら続ける

 

 

 

「俺は俺と大事な者に危害を加える者の敵だ貴様等国家の思惑やら利権やら何やら知った事か」

 

 

 

 

「その力で助けれる人が沢山いてもか!」

 

 

 

そりゃいるだろうさ沢山、けど

 

「どうして顔も名前も知らない不特定多数の人間を救わなねばならんのだよ」

 

 

これで話は終わりかと?尋ねるも無言で返されたので

 

 

「では帰るとしよう、ウォズ…すまないが夕餉はカレーで構わないか?」

 

 

「滅相もありません、我が魔王のカレーならば2人も喜びましょう」

 

「うむ、そうかならば早く終わらせ『ライトニング…ナウ!』ん?」

 

空を見上げると巨大な魔法陣が浮かんでいる未来視するまでもない

 

「お前達!今すぐ下がれ!!」

 

「「っ!!」」

 

その声に従い回避すると同時に落雷の雨がノイズに降り注ぐ、落雷が止むとそこには炭素の山しか残らなかった

 

「今のは」

 

やばい威力だ、下手すれば2人も死んでいたかも知れない…

 

『魔法だな、しかも俺と同じ系列の』

 

アナザーウィザードの言葉に納得がいったよ指輪の魔法…

 

「って事は」

 

上を見上げると、そこにいたのは

 

「ソーサラー!」

 

「私を知っていてくれて嬉しいよ、魔王」

 

仮面の下でスズネは楽しげな笑みを浮かべていたのであった

 

 

 

何が来ると未来予知をして構えてみる

 

『ハルト変われ!俺がやる!』

 

ダメだアナザーウィザード…相手も同じ能力だし、相手の魔法の底がわからぬ以上は迂闊に仕掛けられないよ

 

 

「さてと単刀直入に言おう……」

 

 

何を要求する気なんだと身構えていると

 

「我等の仲間にならないか?共にくれば元の世界に帰してやろう」

 

何言ってんだ?

 

「やなこった、俺は自分の足で帰りたいんだよ」

 

どんだけ時間がかかってもな!と答えるとソーサラーは、ほぉと感心したような声音で

 

「その果てが未来で最低災厄の魔王でもか?」

 

「あのなぁ、ウォズ達は俺を魔王だの何だので持ち上げてるけど俺自身は魔王所か王様になる気はない!てか最低災厄って何だよ?」

 

超ヤバいじゃん

 

 

ソーサラーの言葉にハルトは耳を疑う

 

 

「君は元の世界に帰れない、そして災厄の魔王になる運命なんだよ」

 

 

「世迷言を言ってんじゃねぇ!!」

 

ドライバーについてるアナザーウォッチを押してドライバーをなぞりエネルギーを溜め斬撃を放った エネルギー攻撃はソーサラーが指輪を変えると

 

『ルパッチマジック・タッチゴー!ルパッチマジック・タッチゴー!ディフェンド!…ナウ』

 

魔法陣を展開して防御した爆炎が上がる中で

 

「ウォズ!」

 

「はっ!」

 

その言葉を合図にウォズは3人をマフラーで包み込むと転移して撤退した

 

 

「ふぅ……ん、撤退するだけの理性はあったか……僕も帰ろうか」

 

「待ってくれ!君!先程の言葉は一体…」

 

「その言葉の通りだよ、アナザージオウ…彼は遠くない未来に全てを滅ぼす災厄の魔王になるんだ、じゃあねぇ」

 

『テレポート、ナウ』

 

ソーサラーが転移して消えた時、弦十郎は何も言えないような顔で空を見上げるのであった

 

 

その頃 ハルトはと言うと

 

 

「ふぅ…出来たぞカレーだぁ!食べたい奴は並べぇ!」

 

「「「はっ!!!」」」

 

すぐに並んだ3人を見て

 

「素直で宜しい!今日は助けてくれたお礼もこめてカツも加えよう、カツカレーだ!」

 

「おおおおお!」「やったぞ!」

 

「カツカレーで喜ぶとは、ふっ…子供な」

 

「んじゃウォズには追加のチーズや温玉はなしで」

 

 

「カツカレー、素晴らしいですな!」

 

 

「安定の手のひら返しだな…まぁ先食べてて俺は少し話があるから」

 

アナザーウォッチを見せながら言うと

 

「かしこまりました我が魔王」

 

「おう」

 

そう言うとベランダに出る、もう直ぐ秋になろうと言う季節故に少し寒いな

 

 

「さて……あの時、ソーサラーの言ってた事だが」

 

その問いにアナザーディケイドが答えた

 

 

『あぁ、貴様は魔王になる…最低災厄のな』

 

 

「ならどうすれば避けられるんだよ!」

 

『その答えを貴様は知っているだろうに』

 

 

「俺に最高最善の魔王になれってか?」

 

『あぁ』

 

 

「なら俺は……仲間達にとっての最高最善の魔王になる!俺が助けれる人なんて決まってんだからな」

 

 

『良かろう、俺達も全力でお前を助けるとしよう』

 

「宜しく」

 

『所でお前は後ろを見ろ面白い事になってるぞ』

 

後ろ?っ!!目線を向けるとウォズ達が喜びに満ちた目をしていた

 

「祝え!我が魔王が魔王への偉大なる一歩を記した瞬間を!」

 

「「おおおお!!」」

 

近所迷惑なバカ3人を沈めるのに時間はかからなかったのは言っておこう

 

 

ーーーーーーーー

 

その頃、ネオタイムジャッカー本部では

 

「ギャハハハハハ!逃げられてやんのダッセェ!」

 

「アナザーライダーなんぞに逃げられるとは」

 

「黙れ屑ども」

 

「「はい」」

 

笑ってるレックと呆れてるメナスを一瞥したスズネは怒っていた

 

「まぁまぁ2人とも、しかしスズネ…私情と仕事を混同するのは感心しませんねぇ」

 

クジョーも珍しく咎めるような口調で言うが

 

「良いじゃないさ、私が仲良くなれば向こうも手加減してくれるかもよ?」

 

「彼は何れ、倒すべき敵という点もお忘れなく情が移れば」

 

「分かってるよウッサイな」

 

バタンとドアを閉めたのを見て、レックはメナスに問う

 

「どうなってんだ?」

 

「さぁ?」

 

肩を竦め分からないと答えるが、フィーニスは面白く無さそうな顔をしている

 

「クジョー」

 

「却下です、その役目はスズネに任せましょう」

 

「ちっ」

 

フィーニスは舌打ちして詰まらなさそうにしているが

 

「確かに適任だろうけどよぉ大将、良いのか?」

 

「まぁ良いでしょうね彼女は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔王が滅ぼした世界の生き残りなんですから」

 

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