無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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次回から十香編開始ですのね今回は短めの箸休めを一つ


あ、禍福の天秤でアンケートしてますので良かったら投票よろしくお願いします!!


十香デットエント…その前に

 

 

 

さて前回 空間震の原因を把握し現地勢力、ラタトスクと同盟を結んだハルト達は精霊と交渉可能な少年に会う事となった

 

 

「初めまして五河士道です宜しくお願いします」

 

 

見たところ普通の少年だが…俺と一緒に何かに選ばれているのだろうなと考え

 

 

「常葉ハルトだ、宜しく頼むぜ少年くん」

 

先達として少しでも助けられたらと思うと握手する

 

 

「はい!」

 

 

「君も知っての通り、俺の役目は君がする交渉…まぁデートらしいんだか…そのデートでの露払いと護衛が主な仕事だよ変なSPだと思ってくれ」

 

 

「SPって…そんな大袈裟な」

 

 

「実際、君の働きにはこの世界と俺の国の命運がかかっているからな…助けが必要ならいくらでも言ってくれ力になるよ」

 

 

「あ、ありがとうございます!ハルトさん!」

 

 

「おう任せておけ」

 

 

「挨拶は終わったかしら、なら先ずは精霊との交渉に必要なコレをしてもらうわ令音」

 

 

「あぁ」

 

 

そう言われて見せられたのは『マイ・リトル・シドー』と書かれた…まぁ端的に言えばギャルゲーである

 

 

「これを解いてもらうわ」

 

 

「これって恋愛ゲームか?」

 

 

「そうよ先ずはコレで女性とのコミュニケーションやエスコートを学びなさい」

 

 

「こんなゲームで「ゲームをバカにしてはダメだよ少年くん」え?」

 

 

「どんなものであれ、作り手の思いが篭っているものを否定しちゃいけない折角皆が君の為にって作ってくれてるんだからさ」

 

 

「ハルトさん…」

 

 

「ん?……おう、なぁ令音さん、それってもう一つある?」

 

 

「あるが…君もやるのか?」

 

 

 

「おいハルト、まさかと思うが現地妻を落とすテクニックを学ぶ為か?」

 

 

「不謹慎な事言うな、こいつが遊びたいって言って聞かないんだよ」

 

 

「こいつ?」

 

 

と士道が首を傾げるとハルトの体の中からパラドが現れた

 

 

「え、誰!」

 

 

「こいつはパラド、俺の相棒だ」

 

 

「体から抜け出たこととかに関してはツッコミを入れないわ」

 

 

「まぁ宜しくな、なぁハルト遊んで良い?」

 

 

「おう……つか恋愛ゲームならトキメキクライシスとかラブリカの出番だろ」

 

 

「何なのよそのトキメキクライシスって」

 

 

「至って健全な恋愛ゲームの名前だが?」

 

 

「アンタの世界のゲームタイトル事情どうなってんのよ!!」

 

 

「何せ神様が名付けたからなぁ…」

 

 

「どう言う事!?」

 

 

ーーーー

 

 

その後、士道は大変な苦労を重ねながらゲームをクリアし実践編となったのだが

 

 

「なぁ何で俺とキャロルがデートする流れなんだ?」

 

 

質問には無線機になってるイヤホンから答えが来た

 

 

『単純な士道じゃ複雑な女心が分からないから見本でデートしてあげなさいな』

 

 

「いや、その…俺達のデートに初々しさとかを求めんなよ」

 

 

「オレ達のデートを監視されているのは気分は良くないが…まぁ良いハルト行くぞ」

 

 

「おう…ま、結果オーライか…最近はこうして2人の時間もゆっくり取れなかったからな」

 

 

「構わんさ…だがアイツらとも時間を作ってやってくれ、口には出さんが寂しかってるからな」

 

 

「当たり前だろ?皆幸せにするのは俺の人生に取って最重要かつ決定事項だ、帰ったら錫音とアンティリーネ達ともデートだな」

 

 

「あぁ、だが他の女の名前を今は出すな」

 

 

「分かってるよ今はキャロルしか見ないから」

 

 

「………ずっとオレだけを見てほしいのだがな」

 

 

「分かってるよ、けど知ってるだろ?俺がろくでもないのは」

 

 

「今更だな、だが夫のダメな部分も愛するのも正妻たる所以だな」

 

 

「んじゃ行くぞキャロル」

 

 

「あぁ、監視している連中に砂糖を吐かせるか」

 

 

「辞めような、俺達が帰って呑むコーヒーが無くなるから」

 

 

その言葉通り、ハルトとキャロルは熟年夫婦を思わせるデートと惚気を見せてラタトスクの中には砂糖を吐く船員と嫉妬に狂った船員がいたと言う

 

 

 

デート後

 

 

「言ったろ俺のデートは参考にならないって」

 

 

「♪♪♪」

 

 

そう言いながらキャロルの頭を撫でると彼女は気持ちよさそうに目を細める姿に

 

 

「た、確かに…士道の参考にはならなさそうね」

 

 

互いの好感度がMAX所がカンストしているのだから仕方ないと令音が言う

 

 

「うん、俺も彼処までグイグイ行けないよ」

 

 

「ただな少年君、エスコートの基本は相手のことを第一に考えることだ、そしてきちんと目を見て話すこと自分の気持ちを言葉でもだが行動で見せる事、それと個人的な意見なんだけど」

 

 

「は、はい!」

 

 

「デート中は他の異性の話はぜっっったいしない事、したら血の雨が降ると思え」

 

『実際に血の雨降らせたからナ』

 

 

「……はい!!!」

 

 

「良い返事だ」

 

 

『珍しいなハルトが真面目にアドバイスするなんテ!』

 

 

「当然だ助力は惜しまない…何せ国のため以上に彼のような少年少女の青春を奪う権利なんて誰も持ってないんだからね」

 

 

「お……おぉ…凄い余裕ですね」

 

 

「ま、安心してデートしなよ俺達は最強だから」

 

 

『お前は何処の五条悟だ』

 

 

「俺は青春を奪われた側だから少年くんには楽しんで欲しいんだよ」

 

 

『またサラリと暗い過去を話すな』

 

 

「大丈夫だよ乗り越えてるから」

 

 

『ほぉ…なら貴様が時折夢に見る あかねとは誰だ未練があるのか?」

 

 

「そりゃ「待て」……あ」

 

 

「あかね?それは初耳だな…オレも聞かせて貰おうか」

 

 

いつの間にかキャロルが万力の如き力、それこそ赫刀に出来そうな程の力で抱きついてきたのだ

 

 

 

「あ、あはは〜…って折れる折れる!背骨が折れるからキャロル辞めてー!」

 

 

「お前なら再生するから問題ない!」

 

 

笑って誤魔化そうとしたが失敗した、その時!

 

 

「た、束と千冬から通信?何かあったかな?」

 

 

話題を変えようと慌ててコムリンクを起動する流石のキャロルも力を緩めたが

 

 

『ハルくん!あのね今、並行世界のハルくんと会って、ちょっと聞きたい事があるんだけど』

 

 

「な、何だ束…俺で答えるなら答えるよ!」

 

 

並行世界の俺…どんなやばい奴だったんだと息を呑むと

 

 

 

『うん!あのさ……あかねって幼馴染について束さんは教えて欲しいなぁ!!!』

 

 

マジでやばい奴だった、束達にもあかねの事をカミングアウトしてやがる!!

 

 

『それは私も気になる夫の女性遍歴くらい把握しておかねばならんからな』

 

 

「ほぉ丁度良い、お前達…オレも今ハルトにあかねとやらの事を問い詰めていた所だ」

 

 

 

『やるねキャロりん』

 

 

『ノーヒントでたどり着いたのかキャロル』

 

 

「重要なタレ込みがあったからな当然だ」

 

 

相棒に裏切られた!

 

 

『失礼だナ!』

 

 

「よし、お前達は並行世界のハルトから情報を集めてこいオレはこっちのハルトから聞く」

 

『合点承知!』

 

 

「いや君達の目的って、ナツキとエルフナインの助力じゃなかったっけ!?」

 

 

『安心しろハルト、私はお前のことを愛している…これは嘘ではない、だがな夫婦間で隠し事をされるのは私も不安になる……だから聞かせて貰うぞベットの上でな』

 

 

「千冬さん!!真面目な貴女がボケに回られると色々ややこしくなるから!!それとベットの上でって…ま、まぁそれなら「おい待て」ぎゃあああああ!」

 

 

「千冬、それならオレが変わりに聞いておいてやるから安心しろ」

 

 

『何を言っているキャロル、これは私が聞くと決めているのだが?』

 

 

「ほぉ…オレと戦う気か?」

 

 

『そうだなそろそろ誰が正妻かハッキリしておこうか』

 

 

「新しいライダーシステムを手に入れて有頂天になっているなら分からせる必要があるな」

 

 

「ち、ちょっと待って…キャロル……このままの力で締め上げられると病院のベットで話すことになる」

 

 

「ほぉ…ナース服が御所望か」

 

 

「ちがーう!18歳未満の少年君もいるからその辺の話は後にして!!」

 

 

『ちょーーっと待ったぁ!正妻と言うなら束さんを忘れてもらっちゃ困るね!』

 

 

「何だ、いたのか兎」

 

 

『酷いよキャロりん!……あ!仲間はずれは良くないからスーちゃんとアンちゃんにも連絡したからね』

 

 

「い、いやちょっと待て!!あの2人にもか!!」

 

 

『当たり前じゃん』

 

 

『それに手遅れだ、連絡したぞ今頃』

 

 

「……あ」

 

 

「「ハルト?」」

 

 

背後から殺気!

 

 

「私にも教えて欲しいかなぁ」

 

「えぇ旦那様の秘密、教えてよ」

 

 

「あ、あははは…た、助けて相棒!!」

 

 

『おっとすまないなハルト、これから俺達はイクササイズの時間だからお暇するぞ』

 

『さーて解散解散!』

 

 

「おいコラ、元はと言えば誰の「「「お前/ハルト/旦那様が隠してたのが悪い!」」」で、ですよね〜…わかったよ!話すから!ちゃんと話すから!!」

 

 

「そうか…なら良いだろう」

 

 

「ほっ…助かっ「だが黙ってた件については問い詰めるぞベットの上でな」へ?」

 

 

「そうだね」『バインド…ナウ』

 

 

「い、いやちょっ!」

 

 

「旦那様、観念して貰いますわよ」

 

 

「アンティリーネ!?」

 

 

「すまないがコトリ、今日は失礼するぞ」

 

 

「構わないわ、家族の問題でしょ?応援してるわ」

 

 

「感謝する、お前達連れていけ」

 

 

「いやああああ!ドナドナされてるぅ!!!」

 

 

と鎖でミノムシにされ攫われるハルト達の背中を見て

 

 

「見なさい士道、アレが女性関係を拗らせて尻に敷かれた男の姿よ」

 

 

「ハルトさん…」

 

 

「シン、君も遠からず体験するだろうから覚悟すると良い…まぁアレより酷いかも知れんがな」

 

 

「不穏な事言わないで下さいよ令音さん!?」

 

 

翌朝 頬がこけたハルトと肌艶が良くなった三人を見て何があったかそれとなく察した士道なのであった

 

 

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