無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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八舞テンペストー恋はいつでもハリケーン!!ー

 

 

さて慰安旅行に来ていた魔王軍は現在、ナツキとエルフナインを加えたのだが

 

 

 

「なーんで嵐なのさ」

 

 

「ピースメーカー飛ばして雨雲を下に見る?」

 

 

「そうしたいが艦内のクルーは現在休みだからな休みの日に働かせるのは俺の美学に反する」

 

 

「ならハルト…どうだこの後一緒に散歩でも」

 

 

「良いね、ゆっくりしようか」

 

 

羽を伸ばすのも悪くないな

 

 

そしてキャロルを連れて散歩に出ると

 

 

「あれ?ハルトじゃん」

 

「おはよう御座いますキャロル」

 

 

ナツキとエルフナインが散歩をしているのを見てキャロルはうんうんと頷いている成る程アプローチしてんのかと

 

 

「しかし以外な穴場だったな」

 

 

「そりゃあのピースメーカーを停泊出来る場所なんて限られるからな」

 

 

「あの船、やっぱステルスとかあるんだ」

 

 

「じゃなきゃサイズでバレてるよ、アナザーベルデのクリアーベント並みの迷彩だぜ」

 

 

カラカラ笑うがナツキは浮かない顔をしていた

 

 

 

「んで、お前さんはどうすんのさ?」

 

 

「え?」

 

 

「2人の事だよ、エルフナイン一筋だったお前から見たら今回の件は悩みどころだろうしな」

 

 

「お、おう……その予想外でさ…今までの√には無かったから…」

 

 

「そうなのか?」

 

 

「彼女とは敵対する√しかなかったんだよ、互いに憎んで殺し合ってたんだ…けど」

 

 

「今回は色恋か」

 

 

「どうすりゃ良いんだよ…まさかあんなにストレートに告白されると思ってなかった…」

 

 

「まぁ…頑張れ」

 

 

「雑!?もうちょい具体的なアドバイスをくれよ!」

 

 

「いや俺に聞いても2人とも娶れしか言わないよ?」

 

 

「そうだったな……はぁどうしたら」

 

 

「考えれば良いさ考えて考えて考えて考え抜いて答えを出せば良い

 

 

「ハルト…」

 

 

「まぁエルフナインとマドカを嫁にってんなら俺、キャロル、千冬を倒さないとダメだがな」

 

 

「攻略難易度が上がってるぅ!!」

 

 

そんな感じで話しているとキャロルはエルフナインに何か耳打ちしていた

 

 

「ふえええ!ぼ、ボクにそんな「ナツキが取られるぞ」や、やります!ナツキさんは渡しません!!」

 

 

 

何か不穏な香りがするが放っておこう、その方が面白そうだし

 

 

『そんなのだからセレブロに取り憑かれたのだろうな』

 

 

「人聞き悪い事言うなよ相棒……しっかし風が強くなったな、キャロル!エルフナイン!ピースメーカーに戻ろうぜ!」

 

 

帰ろうとしたらだ両者の中間地点に弾丸が降ってきたのだ

 

 

「何事!?」

 

 

「ハルト、アレ!!」

 

 

と目線を向けた先には先日事を構えた筈の

 

 

 

「アバドン!?嘘でしょ!あれ全滅したじゃん!!」

 

 

驚くのも無理はなかった…何故なら先日異世界で起きた大きな騒乱を引き起こした犯人が変身した姿なのだから

 

 

 

「取り敢えず攻撃したって事は友達じゃないみたいだね」

 

 

「下がってな俺がやる」

 

 

とアナザーウォッチを取り出したのだが

 

 

「………あれ?」

 

 

何故かブランクウォッチであった

 

 

「おーい、皆さん出番ですよ〜」

 

ハルトはウォッチを振り回して声をかけるが

 

 

『うぇーい……』

 

 

『だ、ダメだ……ハルト、アナザーオーディン達の歓迎会で飲みすぎた……』

 

 

「嘘だろぉ!!この緊急事態にぃ!」

 

 

『パラドもバイスも潰れてしまってる…悪いが……1人で頑張れ』

 

 

「嘘でしょ!超、心細いんですけど!!!つかアナザーオーディンに修正してもらえ!何の為のタイムベントだ!!」

 

 

『ま、まだ…その時では……ない!』

 

 

『よく言ったアナザーオーディン!さぁこのスコッチを飲み干せ!!』

 

 

『良かろうアナザーナイトよ…我は負けん!!』

 

 

「飲み比べでカッコつけてる場合かぁ!」

 

 

『因みにあのアナザーライオトルーパーもダメだ』

 

 

「嘘でしょ!二万人いるのに全員酔い潰れたの!?俺の精神世界にどんな改造をした!!」

 

 

とハルトが頭を抱えているとナツキが

 

 

「…………俺がやろうか?」

 

 

 

「お、俺にはまだコレがある!」

 

 

と取り出したのはNと書かれたガイアメモリであった

 

 

「たまたま見つけたナスカメモリ…その力、見せてもらうぜ霧彦さん!!」

 

 

『NASCA』

 

 

ハルトはメモリを起動すると右の掌に現れた生体コネクタにメモリを挿入すると

 

 

「はぁ!」

 

 

赤いナスカドーパントへと進化したのである

 

 

 

「おのれ!!青のほうが良かった!!ドライバーが手に入らないのが悔しい!!」

 

 

悪い意味でブレないのであったが

 

 

「言ってる場合かよ…変身!!」

 

 

『BUJIN SWORD READY FIGHT!!』

 

 

アナザータイクーン・ブジンソードに変身すると武刃を少し抜き腰を落とし抜刀の体勢に入るとアバドンが高速のクイックドローを行うが

 

 

「はぁ!」

 

 

ブジンソードの一閃は強化弾頭を切り裂き弾いたのである

 

 

 

「っ!「余所見してる場合か!」っ!!」

 

 

「おらぁ!」

 

 

ナスカドーパントの長剣で一撃を加えたハルトは火球を数発浴びせると蹴りを叩き込み怯ませると間合いと時間を稼いだ

 

 

 

「今回は見せ場譲ってやっからさっさと切り倒せ!!」

 

 

「っさい…今の俺に命令するな!」

 

ブジンソードは刀を納刀しバックルを開くと再度閉じる 体を中心に墨のような黒いオーラが場を支配するとバックルを再度開く!

 

 

 

『BUJIN SWORD VICTROY!!』

 

 

 

「……………秘剣」

 

 

「え?」

 

 

ハルトが尋ねる前にアバドンの体は一刀両断されていた、怪人の目にも止まらぬ抜刀術 刹那に斬撃を重ねる理不尽

 

 

 

「燕返し」

 

 

納刀と同時にアバドンは爆散したのだ

 

 

「グアアアアアアア!!」

 

 

「嘘おおお!」

 

 

「はぁ、まだ斬撃にブレがあるゴールは遠い」

 

 

「何?お前あのNOUMINに弟子入りしたの?」

 

 

ハルトが茶化すと変身解除したナツキは倒れたアバドンからドライバーを剥ぎ取ると現れたのは

 

 

 

「「あ?」」

 

 

「ひ、ひぃ!!」

 

 

何処の誰とも知らない人だった

 

ーーーー

 

 

取り敢えず事情聴取も兼ねて捕縛しプログライズキーとアバドライザーを回収したまでは良かったのだが

 

 

「おいテメェ、これ何処で拾った?」

 

 

ドライバーを見せながら尋ねると

 

 

「や、闇サイトのオークションだ!何か最近出回ってる逸品だって!言ったから買ったんだ!!」

 

 

「銀狼…今から言うサイトに出回ってるドライバーとプログライズキー回収すんぞ、手隙のトルーパー使ってガサ入れする」

 

 

『OK、任された』

 

「頼む」

 

 

と通話を切るが解せない

 

 

「そんで何で俺たちを狙った?」

 

 

たまたまの通行人を狙ったにしては都合が良すぎるのだと聞くと

 

 

「お前達が悪いんだ!!」

 

 

 

「「は?」」

 

 

「俺の嫁である2人とイチャイチャしやがって!俺の気持ちを裏切ったんだ!!」

 

 

支離滅裂とはこういうのだろうな…そして納得したこの男が襲った理由はネオタイムジャッカーやらハルカの怨念とかじゃなく

 

「キャロルとエルフナインといる事への嫉妬?」

 

 

「醜いねぇ〜」

 

 

「黙れ!!貴様等が俺の嫁を…あ、がぁ…」

 

 

「これ以上口を開くな、下郎が」

 

 

「ハルト!?」

 

 

ナツキが見るとハルトが超能力を使い男の首を絞めていた

 

 

「キャロルが誰の嫁だと?」

 

 

「お……おれの…「ふざけるな彼女は俺の嫁だ貴様如きが触れて良い存在ではない!」あがぁ!」

 

 

 

「理由次第では生かしてやる事も考えたが…貴様のような輩はまた襲いに来る…ならば障害は排除せねばな」

 

 

ハルトは手鏡を取り出す甲高い金切り音が聞こえたナツキは意味を理解したのか

 

 

「おい待て止めろハルト!!」

 

 

しかし静止虚しく男はミラーワールドから現れたベノスネーカーに頭を齧られながらミラーワールドに引き摺り込まれたのであった

 

 

 

「たんと食べろよ」

 

 

「何で……何で!!」

 

 

「いやぁ最近、加工食品ばかりだったから新鮮なお肉渡せてよかった「違う!!」あ?」

 

 

「どうして食わせる必要があった!お前ならもっとスマートな方法があっただろう!!」

 

 

「はぁ……甘いんだよ、あんな輩のさばらせるのは百害あって一利なしだ俺やキャロル達の精神衛生的にもな」

 

 

「けど記憶を消せば「そんなもしもには興味はない」ハルト!!」

 

 

「改めて言っておく俺は俺の特別と居場所を守る為なら何だってやる…彼女達を守る為なら必要なら世界だって滅ぼしてやる」

 

 

「お前……」

 

 

「あんな餌より回収したドライバーの調査を……へ?」

 

 

「……ん?っ!」

 

 

 

そこにいたのは橙色の髪をした拘束具?なのか一歩間違えたら色々アウトな服装をした双子が此方をまじまじと見ていたのだ

 

 

「おいお前、あの黒い鎧は何だ?」

 

 

「疑問、教えてください」

 

 

 

「「………………」」

 

 

 

それを見てキャロルとエルフナインはあちゃ〜と言う顔をしたのは言うまでもない

 

ーーーー

 

 

そして急遽 ラタトスクの面々に精霊エンカウントの連絡を取り士道の居場所を聞いたのだが

 

 

 

「まさか近くの臨海学校に来てたとは…」

 

 

「予想外だったね」

 

 

ハルトは錫音と一緒に件の施設に来ていた折紙に会った際のことも考えてなのだが

 

 

「ほれナツキよ、私にあの鎧の秘密を話すと良い」

 

 

「笑止 耶倶矢にではなく私に教えてください」

 

 

とブジンソードに興味があったのが2人はナツキ言い寄っており

 

 

「ナツキさん?」『MAX HAZAPD ON!』

 

 

エルフナインが嫉妬に狂いながらハザードトリガーとドライバーを構えていたのである

 

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ!エルフナイン!!」

 

 

と止めに入ろうとしていたが

 

 

「……………おい」

 

 

「ま、マドカ!?何でここに!?」

 

 

「私に質問するな……私と言うものが居ながら他の女を見ている?答えろ」

 

『アクセル』

 

 

「い、いやぁこれはちょっと変身してるところを見られたら何故か興味持たれたと言いますかぁ…何と言うか……」

 

 

事情を説明するとマドカは変身するのをやめ

 

「おいエルフナインと言ったか、ちょっとこい」

 

 

「はい!」

 

 

2人が何かコソコソと話している……あぁ俺の処刑方法を考えているのか…

 

 

「終わった色々と…」

 

 

そんなナツキの声は誰にも聞こえなかった

 

 

 

ーーーーーーーー

 

ハルトは精神世界に戻ると同時に

 

 

 

「はいはーい皆んな!二日酔いにはしじみの味噌汁だよー!飲んで早く寝て治す!それが一番!!」

 

 

皆を労っていた、流石に精霊が絡んでるとなったら二日酔いで動けないのは困る

 

 

「た、たすかる……ハルト」

 

 

「良いって事よ、それよりごめんな折角の休みを台無しにして」

 

 

「気にするな相棒……だが」

 

 

アナザーディケイドが目線を向けると

 

 

「いやぁ!寝起きの迎え酒が効くナ!!しじみの味噌汁がつまみに丁度良い!」

 

 

と酒盛りを再び始めるアナザーWに突然

 

 

『コネクト』

 

 

頭目掛けてヒヒイロノカネ製の金だらいが直撃したのである

 

 

「あがっ!」

 

 

「あ!アナザーWの頭部に金だらいが!」

 

 

「しかもアナザーカブトのパージされたマスクドフォームの装甲を加工してる!DIYに匠の優しさを感じるぜ!!

 

 

「何て威力だ!」

 

 

と慄く相棒達に思わず

 

 

「お前は肝臓を労れ!!」

 

 

その一言が精神世界に響いたという

 

 

ーーーーーーーー

 

 

現実世界に戻ると頭を抱える

 

 

「はぁ……あのバカ共は」

 

 

「大丈夫かいハルト?」

 

 

「あぁ迎え酒しようとしたバカに仕置きした」

 

 

「相変わらず君の精神世界ってカオスだね」

 

 

「まぁな」

 

 

最初は混乱したが最早慣れたしいない方が不自然で気持ち悪いというのが難儀だな

 

 

「しかし少年君がここにいると聞いたんだが…間違えた?」

 

 

「そんな事ない」

 

 

「「うわぁ!!」」

 

 

「って折紙かビックリした」

 

 

「士道ならいる…私が保障する」

 

 

「なら大丈夫だな」

 

 

「そうね折紙が言うなら大丈夫ね」

 

 

「いや何処で安心してるんですか!!」

 

 

「お、少年君久しぶりだね」

 

 

「はい!…えーと精霊の子は?」

 

 

「あそこ」

 

 

と目線を向けると修羅場が広がっていた

 

 

 

「……え?あの人は?」

 

 

「俺の友達」

 

 

「あ、成る程」

 

 

「何処で納得したかはさて置き、一先ずあの子達から話を聞きたいんだよ」

 

 

 

そしてナツキの説得で令音、琴里、士道、ハルト、錫音、ナツキ、エルフナイン、マドカの面々が精霊 八舞耶倶矢と夕弦に話を聞くこととなった

 

 

本人曰く 本来は八舞と言う1人の精霊だったのだが突然 2人に分裂した

 

 

その為 1人に戻ろうとしたが何方が主人格になるかで揉めている 数多の勝負を繰り返したが引き分けの平行線

 

 

「そこで武力で決めようとしたらナツキが漆黒の鎧と刀を持って大立ち回りしておったのを見たのだ」

 

 

「同意、その通りです」

 

 

 

「成る程ね〜つまり戦わなければ生き残れない訳か…そりゃ大変だねぇ」

 

 

とハルトはカラカラ笑いながらお菓子をつまみ出す、すると突然耶倶矢がハッとした顔になり

 

 

「そうだまだ競い合っていないものがあったぞ!」

 

 

「疑問、それは何でしょう?」

 

 

「それは魅力!女性としての魅力でナツキを落としあの力の秘密を吐かせると言うのはどうだ!」

 

 

「驚愕、その案はありませんでした…しかし中の下である耶倶矢の美貌では私に敵いません」

 

 

「な、何だとぉ!!」

 

 

「……あの子の顔で中の下とか辛口よ」

 

 

「………はぁ!!俺!?」

 

 

ナツキは勝負の対象にされたことに驚き

 

 

 

「「ほぉ……」」

 

 

エルフナインとマドカは光が消えた笑みを浮かべていた、それには令音も少し怯える程であった

 

 

 

「しかし霊力の封印は「それなら大丈夫です!」え?」

 

 

エルフナインが自慢げに取り出したのはブランクフルボトルである

 

 

「2人の好意がMAXに溜まったその時に精霊の力が抜けるボトルを作りました、ただ抜き取るだけなので彼にふりかける形にはなりますが」

 

 

「凄いよエルフナイン!いつそんなものを!」

 

 

「精霊の話を聞いてからです、ビジネスでナツキさんの唇は奪わせません!徹夜で作りました!!」

 

 

「スゲェ!!ならあとは俺の仕事か!」

 

 

「はい!……ですがナツキさん…終わったら覚えておいてくださいね」

 

 

 

「………はい、ハルえもんたすけて」

 

 

「知らん、コレばかりはどうしようもない」

 

 

 

「そんなーーーー!」

 

 

そしてナツキを巡っての双子の争いが始まったのである

 

 

 

「あの人達が前にハルトさんが言ってた双子……これは危ないですね…最悪マドカさんとも…よし!」

 

 

とエルフナインは思い立ちマドカの所へ動くのであった

 

 

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