前回のあらすじ
怪人態になったハルトを見て七罪も自分の姿を晒すので有った
「っ!!」
強い光と共に現れたその姿は!
「ど、どう!これが本当の私よ!!」
緑色の髪をした幼女だった
「醜いでしょ!酷いでしょ!さぁそれでも今まで通りだって言えるかしら!?」
半ばやけくそな七罪には悪いが
「いやハルトの後だから迫力に欠ける…」
ナツキの言葉に全てがつまっていた
「ロリ化するならキャロルやエルフナインも出来るからな」
「そうだな…寧ろ幼くなるからオレと逆か」
キャロルは本来の姿である子供モードに戻ると
「え?あ、アンタも!」
「ま、オレのは錬金術なんだがな…それよりも」
「錬金術!?」
「何だ普通に可愛いではないか」
「うんうん!てっきりハルくんも真っ青な化け物かと思ってたよ」
「何でこの顔で醜いとか言えるの?」
「さぁ?この世界の美的センスって割とおかしい?」
「まさか十香ちゃんや折紙ちゃんは美少女認定だよ?この世界の美的センスがおかしいっていうなら、みんなハルトみたいな文字T着てるでしょ〜」
「「「「「「確かに!」」」」」」」」
「おいナツキ、取り敢えずお前は後で説教だ…んで七罪、見ての通りお前を否定するよう奴はいないぞ」
「寧ろ宴会の時にお酒飲んでないか心配だよ」
「あ………七罪飲んでないよな?そっちが心配になってきた」
「いや…その……何で?」
「あ?馬鹿じゃねぇのさっきのやり取りみて分かんねぇかな〜」
「……っ!…………わ、私を改造人間にしようってそうはいかないわ!!」
「いや、どうしてそうなる!?」
おかしい今の会話の何処にその脈絡があった!?
「そんな甘い言葉で私を誑かして改造手術を施そうとしてるんでしょ!!」
「んな事するかぁ!………分かったぞ!お前が治さないとダメなのはそのネガティブ思考か!!」
「そ、そんなの治せるわけないじゃない」
「よし先ずは見た目からだな、取り敢えず服装を変えてみたらどうだ?気分も変わるぞ」
ハルトの言葉で七罪と二亜以外の心は一つとなったのだ
「ハルト!き…貴様、七罪にあの文字Tを着せるつもりではないのか!?」
「は?いやいや別にそんな事考えてないけど?その辺の店で似合う良い服買ったら?と思ってさ」
「「「「「「「!!」」」」」」」
その常識的な一言に
「お前本当にハルトか!実は七罪が擬態してるとかないよな!!」
「あ?」
「は、ハルトがそんな常識的な事を言う訳がない!!「ボルキャンサー、今日の餌だ頭からバリバリいけ」は、ハルトだ!間違いないぞ!みんな!ハルトが成長してるぞぉ!」
イライラしたのでボルキャンサーに襲わせたら俺だと信じた…何か解せん
「何か俺のセンスが悪いみたいな扱いなんだがどうなっている?」
『何だ?ツッコミ入れて欲しいのか?』
「え?嘘…俺ってセンスない?」
『『今気づいたのか!?』』
七罪に服を買おうとショッピングモールによったのだが
「七罪ちゃん!次はこれだよーー!」
「七罪、これとかどうかな?」
「え……あの…」
束と錫音がノリノリで服を選び七罪を着せ替え人形にしているのであった
「頑張れ七罪」
ハルトはやれやれと苦笑しているが何かを感じてムッとなる
『おいハルト』
「わーってる四天王頼んだぞ初仕事、ウォズ連中を頼んだ」
「お任せを」
「…んじゃ行ってくる」
ハルトは一人でショッピングモールを離れ近くの人気のない場所に着くと
「隠れてんじゃねぇよ、知らねぇのか?人のデートの邪魔する奴は馬(ホースオルフェノク)に蹴られるんだぜ…つか蹴られろオーガコールするぞコラ」
笑いながら言うと虚空に赤い霧が集まり人の形となる
「デート?女の子達を誑かして不誠実な事をしてるだけだろ?お前なんかが女性に誠実な事をするか」
「いやぁ〜偏見って怖いねぇ〜幸せの形は人それぞれだろ?」
「黙れ!!あの精霊を利用して悪事を企んでいるな!そうはさせん!!」
「は?俺は別に…ってもう良いかお前と話すだけ時間の無駄だわ……なんつーか相手すんのも面倒いし…」
最早問答無用ではないが相手するのも億劫なので
「潰れろ、やれ四天王」
と言うとアナザー1号の前輪が現れたアバタートーマを踏み潰した
「お任せを!!貴様など我ら四天王の敵ではない!」
「やれやれフィーニスちゃん張り切ってるねぇ〜」
「まぁ初陣ともなればな」
「かーかっかっか!良し良しでは悲鳴を聞かせてみろ木偶人形!!」
「「「変身!!」」」
3人は変身するとトーマのアバター目掛けて一斉攻撃するのであった
ハルトはそれを見届けているのだが七罪がゼェハァしながら俺の隣にきた
「な、何なのよアンタの奥さん達は!!慌てて逃げてきたわよ!」
「スゲェだろ?何せ俺でさえ勝てねぇから」
『胸張って言うことではないな』
「うるせぇ……ま、色々上から目線で言ったけど無理して変わる必要なんてねぇよ」
「……………なら何でアンタは変わったのよ?」
「ん?」
「錫音から聞いたわ、アンタ元はとんでもない悪い魔王になる予定だったって」
「そうだね」
「なら何で……」
「変えてくれたからだよ皆が」
「え……」
錬金術師と会って 誰かを愛する心を
宇宙に行きたい兎に会って 夢を見る心を
不器用な戦乙女と会って 誰を助ける心を
魔法使いに会って 過去と向き合う心を
愛されなかったハーフエルフに会って 幸せな未来を求める心を
んで歴史の闇に消えた馬鹿どもからは、全てを守り運命を変える力を
「皆んなが俺を作ってくれたんだよ…そして俺を変えてくれた、だからこうして今がある」
「私もなれるかしら?」
「なれるんじゃねぇの?誰かの伸ばす手を掴みたいって思うんなら」
こうしてる間にも四天王がノリノリでアバタートーマをボコボコにしている…うんナノマシンだから身体能力は高いんだけどさ…その辺の戦闘員よりマシってレベルだが人間に毛が生えた程度でしかない
「ってか弱っ!何で!?あんなカッコつけて出てきたんだからラスボス級の力を期待してたのに何か残念!!」
本当、勢い任せで出てきた阿呆だった
「はぁ……本当、何でこんな連中の所為で人生を棒に振ったんだろう…なんか馬鹿馬鹿しく思えてきた」
溜息を吐くと
「思い出したら、なんかイライラしてきた…四天王!七罪を見てやってくれ…この屑は俺がやる」
「「「「はっ!」」」」
そしてハルトがアナザーウォッチを構えると怯えたトーマの目は七罪に向かう
「き、君!!」
「……………」
人見知りなのか関わりたくないのか両方なのか…彼女はハルトの背に隠れると
「そいつは君の未来を台無しにする悪い奴なんだ!僕と来よう!そしてその力を正しい事の為に使うんだ!!一緒に魔王を倒して平和な世界を作ろう!!そうすれば君は英雄だ!!」
「ねぇ…何言ってんのあの人。」
「知らん…もう俺には雑音にしか聞こえねぇよ」
「君もあの子達も騙されてるんだよ!その男は何人もの女性を誑かして身を粉にして説得しに来た可愛い妹を亡き者にしようとしているんだ!」
「人聞き悪いな」
「どんなフィルターかけたらそうなるの?」
「だから僕と行こう!平和で正義に溢れた世界を作ろうじゃないか!!」
七罪は可哀想なものを見る目へと変わる
「馬鹿じゃないの貴方、正義?平和?そんなのある訳ないじゃない自分達にとってのって言葉が抜けてるわ」
「っ!ち、違う!僕は!」
「それに貴方の方が胡散臭いと思う、私は私の見てきたものを信じたい」
その言葉には七罪が接してきたハルトへの信頼があった、それが気に入らないのか
「っ……やはり魔王は殺すしかないようだなぁ!!」
懐からガイアメモリを取り出そうとするが
「させると思う?ハルト達に何すんのよ……この馬鹿をいじめて良いのは私だけなんだからああああ!『贋造魔女』!!」
そして解放した七罪の天使は鏡であった
「『千変万化鏡(カリドスクーペ)!!』」
その力は他の天使の模倣 しかし七罪が解放した力とは…箒が変化した巨大な大砲…否 ゾルダのギガランチャーであった
「え?えええええええ!!」
まさか自分の武器を真似するとは思わなかったハルトが二度見して驚く中、七罪は不快な感情のまま
「消し飛びなさいナルシスト!!」
ギガランチャーの引き金を引き トーマの頭を消しとばしたのであった
次回 七罪サーチ後編 その時 魔女が下した決断とは