無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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神vs神殺し

 

 

 

その頃 アナザーバッファ、アナザータイクーンvsクロスギーツは

 

 

「はぁ!」

 

 

「ヤーハー!」

 

 

両者の身体能力はほぼ互角しかしながらライダーとしての能力が拮抗状態を生み出していた

 

 

「はっ!」

 

 

「っと」

 

 

そしてブジンソードが繰り出す死角からの斬撃への対処は冷静にしているクロスギーツにはまだ底が見えない

 

 

「やっぱ力って名乗るだけはあるな」

 

 

「普通の人間なのに何てパワーだよ!」

 

 

「おっと俺は普通じゃないぜ」

 

 

その言葉に周りにいたナツキとハウンド、親衛隊達が反応した

 

 

 

「そんなの知ってるよ!俺が会った何処の世界のハルトもイカれてんだ!普通のハルトなんて何処の世界にもいねぇよ!!」

 

 

ナツキの絶叫にクローントルーパー達もそしてピースメーカー艦内にいた全員が首肯したのだ

 

 

 

 

「「「「「「確かに」」」」」」」

 

 

「皆!?」

 

 

「あの謎の我が魔王…何してるんです?」

 

 

「トカゲを串に刺して直火焼きした…食うか?まぁ食わねぇか」

 

 

ムシャムシャとトカゲを食べる謎ハルトであった

 

 

 

「誰ですか!我が魔王に浅倉威をインストールさせたのは!!」

 

 

「あ!魔王ちゃん!頼まれてたムール貝のパスタ出来たよ〜」

 

 

「ジョウゲン!!それは辞めろ!ハルト様の口の中が大変な事になる!!」

 

 

「いや力の魔王ちゃんじゃないから大丈…夫じゃないね!!流石の俺でもトカゲの丸焼きはドン引きだよ!!」

 

 

「…………………美味しいよ?流石に香辛料や下処理とか加熱はちゃんとしてる」

 

 

「以外と器用だった!!」

 

 

「なら私もトカゲ食べて良いかい!?謎ハルきち!是非コレを漫画のネタにしたいよ!」

 

 

「あら私も食べたいわ…久しぶりねぇ〜前の世界では巨大トカゲの肉を食べてたものよ」

 

 

「ん」

 

 

と二亜とアンティリーネは謎ハルトの隣に座ると渡された串焼きを頬張るのであった

 

 

「あ、以外と行ける…ホント鶏肉みたい……これビール欲しくなるなぁ」

 

 

「私の時はもっと大きなトカゲだったけど…昔を思い出すわぁ〜あの頃はウォーカーくらいのトカゲを倒してたわねぇ…」

 

 

「ちょっ!そんな所で異世界人らしさ出さないでよアンティリーネ!!」

 

 

「いやぁ…ハルくん……たくましいね」

 

 

「しかし何処で下処理など覚えた?」

 

 

「そもそもあの家でマトモなご飯食べるのも難しかったから……それこそ山に行ってカエルとか釣った魚とかザリガニとか焼いて食べてた…選り好みしてる余裕もなかったなぁ…春は良いんだよツクシが食べられるから…冬は辛かったなぁ…海まで行って貝とか探したっけ…」

 

 

「たくましい以前の話だった!!ワイルド過ぎるよハルくん!!」

 

 

「寧ろそんな環境で育ってたのか…7

 

 

「ねぇ千冬、束、キャロル」

 

 

「何も言うな錫音、ハルトの世界についたら…あの家族だけは地獄に落とすぞ」

 

 

「「「「異議なし」」」」

 

 

 

知恵のハルトはやれやれとメガネをクイっとあげると

 

 

「だから僕達は料理スキルがカンストしてるのです、お腹いっぱい美味しく食べれるように…出来るだろう大事な人達に美味しいご飯を食べさせてあげられるように…飢えて苦しい気持ちは痛いほど分かりますから…まぁアナザーカブトやアギトのお陰で料理スキルが更なる発展を遂げましたがね」

 

 

「嫌な奴でも、まずは食べさせてから話を聞く…家族には焼石をリスみたいに頬張らせる」

 

 

 

「あぁ…だからあの時」

 

 

ウォズはオークロード戦における戦後処理においてハルトが飢えているというオーク達に迷わずに食糧などを提供した事を思い出した

 

 

「やはり貴方は…優しい方だ」

 

 

余談だが 並行同位体のシーカーハルトも同じ経験をしていたからこそ、とある利己的な魔法少女の心に寄り添えたのだと言う…家族愛は全く理解できなかった為 最初は大喧嘩していたのだが…因みにとあるグルメな猛獣や食材のある世界に行った際にハルトは感涙に咽び泣くのだか、それは別の話

 

 

「取り敢えず食べ終わってから避難する」

 

 

とだけ言うとトカゲを食べながら龍騎を見るのであった

 

 

「浅倉さんもイライラしながらトカゲの下処理したのかな?」

 

 

「いやあの人ならそのまま行きますよきっと」

 

 

「原作再現すれば良かった?」

 

 

「しなくて良いからねハルきち!!」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その頃 現場ではハウンドが頷いていた

 

 

前回のハルトレンジャー アッセンブルを知っているのだマトモなハルトなどいないと

 

 

「どの世界にもいるのは何処かイカれた陛下ですからね」

 

 

「そーそー、この間の打ち上げで陛下から凄い柏餅勧められたんだよなぁ〜美味しかったけど」

 

 

「俺も俺もクリスマスはシャケを食べるよな!ってノリノリでサーモン料理布教してる陛下に会った…けど別世界でも陛下なんだよな料理の腕は据え置きなんだよ…あのホイル焼きとムニエル美味かった…」

 

 

「あ!アレって別世界の陛下だったのか!」

 

 

「ヤハ(お前等)!?」

 

 

 

「そうだな…大方 あの家族の所為でマトモな人格形成なんてされないだろうしな…まぁあかねや爺さん達のお陰である程度の感性は持ってると思うが?どうだ?」

 

 

そもそもネグレクトされ、逆に過保護で増長した愚妹と恋人が主導してイジメまでしていたのだ、真っ当な子供になる訳がない

 

 

「それには同意しかないよ…ってか、この人格破綻者を矯正した幼馴染とハルトの祖父母はどんな聖人君子だと俺は思うよ」

 

 

しかしそれでもハルトが踏みとどまったのは優しい祖父母や幼馴染、そして憧れの存在が大きくある

 

 

「違いねぇ、そうだろ俺」

 

 

「ヤハ!」

 

 

 

「さて、と何で俺が人間離れした力があるのかって話だったな…何でも俺はフィジカルギフテッドって奴らしい」

 

 

「フィジカルギフテッドって」

 

 

「何でも魔力や気とか人間なら誰しもが持ってるものを持たない変わりに強力な身体能力や五感を有しているらしい…だから怪人になった俺とも互角に殴り合える」

 

 

 

因みにコレは能力を開示することで出力を上げるという 呪術の縛りであり何気なく手札を開示しているようにも見えるが強くなる為のものであったがナツキからしたら情報収集出来る良い機会だしと前向きに捉えてる

 

 

 

「そしてこのクロスギーツには世界を変える力があるが何もない俺には使えない、万全に使うにはお前たち魔王の持つライダーと怪人の力が必要な訳だ!」

 

 

「ヤーーーーハーーーー!(俺の命 取れるものなら取ってみろ!!)」

 

 

「いやリントの言葉で話せ」

 

 

 

「ウラァー!」

 

 

ナツキのツッコミを無視して2人は攻撃の速度を上げていく、クロスギーツの攻撃を無効化しながらゾンビブレイカーを振り抜くアナザーバッファ、しかし飛ぶ斬撃に反応するにりレイジングソードを振り抜き防御すると近くの建物が一刀両断され切断面から激毒が溢れ建物が溶解する レイジングソードが溶解しなかったのは毒が回る前に早く振っただけの事

 

 

 

「おいおい何て恐ろしいもの振り回してんだよ、伊達に魔王なんざ呼ばれてねぇなぁ…分割して正解だったよ」

 

 

ドン引きのクロスギーツに対してアナザーバッファは笑うように

 

 

「こうしないとお前消せない」

 

 

 

「何だ叫ぶ以外にも話せんのか」

 

 

淡々としかし周りの警戒は怠らないクロスギーツにアナザーバッファは笑う

 

 

 

「お前は俺達を狩りの獲物と思ってるみたいだけど…それは違う」

 

 

「何?……っ!」

 

 

クロスギーツの足元には大量のゾンビの腕が絡みついていた

 

 

「いつの間に…」

 

 

 

「お前が狩られろ黒狐、その毛皮を絨毯にしてやる…」

 

 

「しまっ!」

 

 

 

『TACTICAL BREAK』

 

『GOLDEN FEVER VICTROY!』

 

 

 

「飛んでっけーーー!!」

 

 

全力で底上げした一撃を振り抜きクロスギーツをビルへと減り込ませる事に成功したのであった

 

 

 

しかし

 

 

「やったか!!」

 

 

「あ」

 

 

ナツキがフラグを立ててしまったのである、その刹那 クロスギーツは建物から建物へと目にも止まらぬ速さで移動を開始する 

 

 

「ナツキ…テメェ」

 

 

「いやマジで本当ごめん!!!」

 

 

こうなると市街地は危険だ障害物が多く狙いを定められない……更に

 

 

『大変だ力の!ピースメーカーに侵入者だ今センスのが対応している!』

 

 

狙いはそっちか陽動と奇襲が上手いことと感心しているが

 

 

 

「っ!」

 

 

「ハルト!!」

 

 

 

その刹那の油断を待ってたとばかりにクロスギーツが肉薄してきた…よろしいならば

 

 

 

『POISOM CHARGE!』

 

 

併せてカウンターじゃい!!とゾンビブレイカーを振り下ろす

 

 

 

しかしクロスギーツは仮面の下で笑っていた

 

 

ー確かにテメェのライダーへの攻撃耐性は神と呼ぶには相応しい、実際殴ってみたがまるで手応えがねぇからな…だがコレならどうだ!ー

 

 

 

虚空から取り出したのは 恐竜の頭部がついた紫色の剣であった

 

 

 

ーライダーの力じゃない戦隊の力ー

 

 

「っ!」

 

 

アナザーバッファとクロスギーツのぶつかり合いはクロスギーツに届く前にアナザーバッファの胴体にその奥の手が決まっていたのだ

 

 

「あ、あの剣ってまさか!!」

 

 

 

並行同位体が持っていた 不屈の騎士な持ちし剣

 

 

 

『ガイソーケン!』

 

 

「っ!!」

 

 

その剣の一刺しはライダーしか耐性のないバッファを貫くには十分であった

 

 

「っ!!ハルトーーーー!」

 

 

 

アナザーバッファはゾンビブレイカーを落とすと変身解除して力なく膝をついたのである

 

 

 

「ふぅ……まずは1人」

 

 

 

ーーーー

 

 

その頃 ピースメーカー艦内はと言うと

 

 

「あらあら中々頑丈ね」

 

 

「まぁな…力の俺程じゃないが俺もタフさが売りなのよ」

 

 

実際戦闘センスはないので彼女の攻撃に耐えているだけ…まぁその間に仲間が逃げ切れれば俺の勝ちだ

 

 

「ハルト…その…」

 

 

「安心しな銀狼、俺が守ってやるからよ」

 

 

「うん…」

 

 

「違うハルトからとは言え、そんな事言われてるなんて嫉妬しちゃうわ」

 

 

「ならお前も黒ハルトの所に戻れば良いんだよ」

 

 

「そうしたいけど手ぶらで帰るのは困るの、だから土産になりなさいな」

 

 

「お断りだね!」

 

『MONSTER!STRIKE!』

 

 

「オーラァ!」

 

アナザーパンクジャックは拳型のエネルギーを発射するがカフカは糸を何重にも束ねて攻撃を防ぐ

 

 

「中々の一撃だけど、船を壊さないなんて縛り有りでも勝てるなんて思われているの…いや違う逃げるが勝ちって所かしら?」

 

 

「あ?」

 

 

 

「だって前にね」

 

 

ーは?やなこった、テメェと戦うのは割に合わねぇー

 

 

ーあら?私の懸賞金知らないの?捕まえて差し出したら貴方の居場所…その生活も楽になると思うわ…それに貴方になら私裏切られても構わないと思ってのよ?ー

 

 

ー裏切るリスクとリターンが割に合わないんだよ、いくら積まれてもテメェとやるのだけはごめんだねー

 

 

 

「って言うもの」

 

 

「ふーん」

 

 

多分、実力を評価してるのと裏切った後の報復が怖いんだ…って事は…この女は強いな

 

 

「だから少し本気で遊びましょうよ」

 

 

油断してくれてる内に倒すか…

 

 

「まぁ俺の望む美しい勝ち方…美学には反するが仕方ない相手してやろう!」

 

 

『BEAT!』

 

 

アナザーパンクジャックはビートバックルを装填し鎧を変える体にスピーカー型の装甲とビートアックスを携えた姿 

 

 

アナザーパンクジャック・ビートフォーム

 

 

「奏でろ!勝利のメロディ!」

 

 

ビートアックスを構えるが銀狼は冷めた目で

 

 

「それ何か違う」

 

 

「いええええい!」

 

 

「あれ聞いてる?」

 

 

『PUNK BLIZZARD!』

 

 

初手から広範囲技である冷気を叩き込むがアッサリとわかっているかのように回避された

 

 

「予知?」

 

 

「違うわよ…だってある人の脚本だと私に攻撃は当たらないから」

 

 

「ある人?」

 

 

「今は知らなくて構わないわ…何せ貴方が消えてから出てくる人だもの…さてそろそろ力の彼が倒れた頃かしら」

 

 

 

「は?」

 

 

「本当、楽しい時間は直ぐに過ぎ去るものね…お別れの時間よ」

 

 

突然、カフカは両手のサブマシンガンを乱射する弾丸は跳弾しあい不規則な軌道を描く

 

 

「舐められたものだな!全弾撃ち落と…っ!」

 

広範囲攻撃はビートの専売特許だぜと構えるが気づいたのだ、まずいこのコースは銀狼に当たる!!こいつ元仲間といえ諸共かよ!!

 

 

「このやろう!!銀狼伏せろ!!」

 

 

「っ!!」

 

 

アナザーパンクジャックは体を捻ると銀狼を庇うように飛び出す

 

 

「BOOM!」

 

 

しかしカフカの跳弾からくる弾幕はハルトと銀狼を襲い激しい炎が上がるのであった

 

 

ーーーー

 

 

その頃 クロスギーツはと言うと

 

 

「さて、力を頂くか……っ!」

 

 

反射により剣で弾丸を弾いたが…そこにはクローントルーパー達が隊列を成して銃を構えていたのだ

 

 

「おいおいテメェ等はターゲットじゃねぇんだけどな」

 

 

「でしょうね……しかし我等は親衛隊です、目の前で守る対象が倒れているのに放置する者がいますでしょうか!!」

 

 

 

「なるほどね忠誠心か…見事なもんだねぇ」

 

 

感心するクロスギーツだが親衛隊は全員首を横に振る

 

 

「そんなものではありません」

 

 

代表してハウンドが答えるも両手のブラスターを握る手には力が入っていた

 

 

 

「あ?」

 

 

 

「我々は………王ではない…ただの友達を助けるだけです」

 

 

思い返せば、この王様は会ってからいつも笑っていたのだ…加えて逃げて仕事を増やすし変に高度な技能を覚えてるから捕まえるのだって訓練になる

 

 

この王様は自分達を消耗品として見ていないのだ…いつも先陣切って戦って部下を切り捨てる事を一番嫌う、甘くて無能な指揮官だ…しかしそれでも

 

 

「親衛隊だからではありません、我々はそこで寝ている友をまた家に帰すだけ」

 

 

そこには魔王と副官ではない、対等な関係を気づいてきたからこそ紡げた言葉があった

 

 

「それが死ぬ事になってもか?」

 

 

「例え我等の命を賭してでも為さねばならない事です……って、いつまで寝てるハルト!目を覚ませ!!」

 

 

「そうだ!俺達はお前の負ける姿なんて見たくねぇぞ!!いつもみたいに笑いながら立てええ!」

 

 

「よっしゃあ!寝坊助を助けるか行くぞ親衛隊!!漸くの見せ場だぜ!!陛下に先陣切らせてんじゃねぇよ!!」

 

 

「「「「「「うおおおおお!!」」」」」」

 

 

その覚悟にクロスギーツは溜息を吐くが二刀流を構え直す

 

 

「はぁ…上が馬鹿なら下も馬鹿か……人はそれを蛮勇って言うんだぜ分かるか?クローンども」

 

 

その時、突如伸びたツタがクロスギーツを縛り一部は力のハルトを縛るなりハウンド目掛けて投擲した

 

 

「っと……陛下!?」

 

 

「……………」

 

 

よく見ればかなりの出血である…これはまずい!!

 

 

「衛生兵!!」

 

 

「はぁ……」

 

 

と指示を出す中、クロスギーツは溜息を吐きながらツタを秒で刈り取る

 

 

 

「なんだよ今の……ん?」

 

 

「その通り!激情に任せて吠えた所で得な事なんて何一つもねぇ!けど不思議なんだよなぁ……そう言うの見捨てる気持ちにならねぇんだよなぁ…」

 

 

皆の目線がビルの屋上に座しているのは、親衛隊やナツキには馴染み深い人物 先日ともに同じ敵と戦った戦友であったのだから

 

 

「ジャマトのハルト!?」

 

 

その言葉にジャマトハルトは不敵に笑い挨拶する

 

 

「よぉタヌキ、それとトルーパーと魔王どもこの間の借りを返しに来たぜ」

 

 

 






次回 突如 現れたジャマトハルト、先日のアッセンブルの借りを返すべくクロスギーツと相対、そしてジャマトハルトから語られる事実とは!

次回 激突 ジャマ神vs神殺し お楽しみに!
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