無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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第二部 シンフォギア 無印 

第二部

 

 

それから数年の月日が過ぎた

 

 

あの後、あのライブで生存した人間にヘイトが何故か向かっていき魔女狩りのような様相を呈して社会的に問題となった

 

まぁその時は流石に怒髪天をついたので実例を目撃した奴には 草加君の刑(首を折る音)を食らわせたり、アナザーディケイドになってTV局を襲撃し、ライブ被害者に対してのヘイトクライムを止める様、警告…守られない場合の見せしめとして 廃墟を一つ更地にした

 

次はお前だと警告して姿を消したら、ヘイトクライムの数は減っていったのは言うまでもない

 

 

またライブでアナザーライダーが暴れている姿が見えたからか 彼等が黒幕とか変な噂が流れたりした俺は無いわーと笑っていたがネットで書いた奴は次の日、ボコボコにされ逆さ吊りにあったらしい…何故か従者3人が目を背けたが真実は押してべしだな

 

あと、偶にキャロルやサンジェルマン達が遊びに来るようになった…キャロルはオーズがお気に召したのか三周目に入っている、偶にメダルの器とかハッピーバースデーとか色々聴こえているが気のせいだろう

 

 

んでノイズを倒す度に現れる2人、何処そのネズミと猫、もしくは怪盗の孫と警部のような感じで仲良く鬼ごっこをする日を送っている ただ以前より態度は柔らかくなったのは気のせいではないだろう

 

 

ネオタイムジャッカー?あの日から暫く大人しいよ?

 

 

そんな感じであった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「んだけどなぁ…」

 

「どうしたのよ?」

 

何故か俺はあの後も白鳥錫音と不思議な関係を続けている、ふとした事で再会してからと言うもの買い物だったり色々振り回されていたりする、この間 バイク持ってるのがバレてからツーリングにも行かされたのであった

 

 

「んや、別に」

 

「そう言えば今日は大丈夫かい?食事当番とか」

 

「あるちゃっあるけど、別に俺が作らないても自分で勝手に作るだろうさ」

 

 

そう投げやりに答えると携帯に恐ろしい勢いで着信が入る…誰だよ?ウォズ…ジョウゲン…カゲン……よし

 

 

取り敢えず着信拒否にしてと…これでよしと

 

 

「んで次は?」

 

「そうだなぁ……おや?」

 

錫音は何かに目線が動いたのか

 

「ごめん、少し席を外すよ」

 

「へいへーい」

 

手を振り見送ると

 

『おいおいハルト、隅におけねぇなぁ』

 

『そうだ、あんな可愛い子と仲良くするなんてな』

 

俺の同居人が騒ぎ始めた

 

「そんなのじゃねぇよ」

 

『そうか?貴様は彼奴と話す時、笑顔が多い気がするが?』

 

 

俺の事情を知らないからな、貴重な友人だよ

 

 

『はぁ……』x24

 

新たに増えた溜息の数からも分かる様に、この数年の間に新しいアナザーライダーが俺の仲間になった、令和の1号 ことアナザーゼロワンだ

 

『はい!アルトじゃーーーナイト!!』

 

寒いギャグを言う事も多いがスピードや手数を生かした戦い方は他にはない凄みがあるのが特徴だ

 

 

「急に頭で騒がないでよ、ビックリするから」

 

はぁ、と溜息を吐いて詰まらないと思う

 

 

「なんつーか、土産話にもならねぇ話題が増えてる気がする」

 

 

「お待たせ!」

 

「遅かったな…何買ってだんだよ」

 

錫音の持つ鞄に目を落とすと

 

「じゃーん!ツヴァイウイングの限定CD!特典付きだよ!」

 

どうやら此処でも、俺を追いかけてくるようだ…怖えよ最早

 

 

そんな2人を影で見ている集団がいた

 

「しかし我が魔王、着信拒否とは…」

 

「まぁアレだけ鬼電すりゃ…ねぇ」

 

「毎度の如く尾行しているが良いのか?」

 

まずはいつもの三馬鹿、そして

 

 

「スズネの奴、いい加減に魔王の寝首をかけよ!」

 

「まぁまぁレック、スズネはきっと大事な場面で『楽しかったよ貴方との恋人ごっこ!』ってやって魔王を曇らせたいのでしょう」

 

「回りくどいなぁ、もう早く終わらせてくれないかな?」

 

「ふわぁ……帰って良い?」

 

ネオタイムジャッカーの4人である

 

 

そんなやり取りなど知らない2人は楽しく買い物をしていたが

 

 

「さて……俺は少し手洗いに……うん?」

 

「良いわよ?どうしたのかしら?…あら?」

 

ハルトの目線の先には三馬鹿がいた

 

「悪い、出歯亀した奴等に仕置きしてくる」

 

 

「いいわよ気をつけてね」

 

「へーい」

 

そのまま走り出したら三馬鹿も気づいたようで

 

 

「っ!見つかりましたか」

 

「やばっ!」「逃げる!」

 

「逃すかぁ!待てコラァ!」

 

 

走り出したハルトを見送った後、スズネも

 

「さて……何か言い訳はあるかしらクズども」

 

「「「「ありません」」」」

 

説教タイム!

 

ーーーーーーーーーーーー

 

無事、3人を捕まえたハルトは人気のない場所で説教をしている

 

「ったく……お前等なぁ!」

 

何度目だ、と言いかけた時

 

『!!!!』

 

ノイズの警報が鳴り響く

 

「おぉう…話は後だ、ノイズ片付けるぞ」

 

「錫音殿は?」

 

「まぁ…助けに行く、お前等は先に行って暴れて良いよ」

 

「「はっ!!」」

 

2人がジクウドライバーを取り出したのを見て、ハルトはアナザーウォッチのスイッチを押す。折角だし場に合わせるか

 

「「「変身!!」」」

 

『『RIDER TIME!』』

 

『ジオウ』

 

3人は変身した後、それぞれ散開してノイズを倒す事にする

 

 

いつも通り 無難に終わる……筈だった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「ふっ!はぁ!」

 

アナザージオウがエネルギーの斬撃でノイズを払っていた時の事だ謎の光の柱が登ったのであった

 

「何…あれ!!」

 

『面白そうだな!見に行こうぜ!!』

 

「そうだな!ウォズ!2人にもあの光の柱に向こうよう言ってくれ」

 

「畏まりました我が魔王」

 

アナザーWに促されたので見に行く事にしたのであった。

 

 

そしてアナザージオウ達が現着した時、大槍を持った女性がいた彼女はアナザージオウを見るなり快活な笑顔で

 

 

「お、来たかアナザーライダー」

 

気さくに話しかけたので

 

「天羽奏か…息災なようで何よりだ」

 

「はは!お前さんが派手に暴れてくれたお陰でな」

 

「奏、世間話は後…先に片付けるよ…その後でアナザーライダー、貴方を確保する」

 

「やれるもんならやってみな」

 

「まぁまぁ喧嘩すんなよ…つーかアンタもいい加減、こっちの話位聞いてくれねぇか?」

 

「悪いな俺は、貴様達は別に嫌いではないがあのライブの生存者を魔女狩りの対象にした上層部のやり口が気に入らんのだよ」

 

「そりゃ……はぁ、しゃあねぇか」

 

「まずはノイズを片付けるとするか」

 

アナザージオウは槍を肩に担いで飛び降りると翼も負けじと飛び降りる

 

「「伏せろ(な)!!」」

 

「へ!はい!!」

 

その子も奏と同じような衣装を着ているが…見ない顔だな新入りか?と首を傾げているが

 

 

「らぁ!」「ふっ!」

 

翼とアナザージオウの斬撃で周囲にいたノイズは炭素に帰った

 

「ふぅ……よぉ、見ない顔だな連中の新入りか?」

 

「え、えっと…あなたは……」

 

「俺か?俺はアナザーライダー…ただの風来坊さ」

 

「お前みたいな風来坊がいてなるものか」

 

「そりゃそうだな、まぁ下がってな」

 

ドライバーのスイッチを押してエネルギーを溜めた斬撃でノイズを払い終えた

 

 

「ふぅ……んじゃ…っと!」

 

ガキィィン!と甲高い音が鳴る

 

「邪魔が消えたな、今度こそ拘束させて貰う!」

 

「やなこった、いい加減出来ないって学習しやがれ!!」

 

刀の剣戟を槍で止め、払い突くが同じように止められ鍔迫り合いとなると

 

 

「あ、あの!戦わないで話し合いしましょうよ!!」

 

 

「「戦場で何流暢な事を(言ってんだ!)」」

 

「ええ!」

 

「と言うが子供がいるんでな、怖い化け物はお暇するぜぇ〜」

 

と力任せに槍を振り抜き翼を壁の奥まで吹き飛ばすとアナザージオウはスイッチを押した

 

 

「っ!奏!」

 

「はいよ!」

 

合図と共に飛び降りるが俺が変身する方が早いな

 

 

その姿はさながら赤いドラゴン、しかし戦いを否定する鉄仮面は人を戦いに駆り立ててしまう

 

 

戦いを求める赤き龍 

 

『龍騎』

 

アナザー龍騎

 

「んじゃな!」

 

とアナザー龍騎は近くの水溜りに降りると吸い込まれるようにして消えていったのである

 

 

「今の……」

 

 

これが彼女 立花響との出会いであった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

無事全員で帰宅後

 

「ただいまー」

 

「ん?ハルトか…邪魔しているぞ」

 

キャロルが横になりながらテレビを見ていた、おい待て

 

「鍵かけてたのよな俺?」

 

戸締まりはしっかりていたのに!!と思ってると

 

「まぁな…だがこの畳の裏にオレの転移座標を仕込んでおいたので、これさえあれば簡単に転移が可能と言うわけだ」

 

と自慢げに和室の畳を剥がすと裏面には俺にはわからない模様が刻まれていたが

 

「なんて錬金術の無駄遣い!!」

 

「この家の敷金が!!」

 

「いや、そっち!?ウォズちゃん!」

 

 

「まぁそれは後で、キャロルは何しに?」

 

「む?あぁそうか……見てくれ!!」

 

そうキャロルがアタッシュケースを開けて見せてきたのは見覚えのあるドライバーであった

 

「バースドライバーが完成したんだ!」

 

「…………」

 

完成品にウォズは思わず逢魔降臨歴を落としジョウゲンとカゲンは空いた口が塞がらない

 

「はははは……ヤベーイ!!」

 

ハルトは思った、オーズ見せない方が良かったんじゃね?と

 

『今更か…』

 

だが、そんな事より!

 

「キャロル、貸してくれ!!」

 

ドライバーを目にして満面の笑みを浮かべるハルトに

 

「あぁ構わん、丁度モルモッ…んん!被験者にと思ったからな知識面ではオレより先達な訳だしな」

 

 

「まぁ……ん?なぁ今、モルモット言わなかった?」

 

「気のせいだ、ほらセルメダルだ変身しろ早く」

 

「おう!!」

 

 

まさか仮面ライダーに変身出来るなんて!と喜んでいたのが悪かったのかはたまた、浅慮で憧れに手を出したのが悪かったのか

 

 

バースドライバーを腰につけた途端、ファイズギアの変身エラーのように壁まで強い勢いで吹き飛ばされた

 

 

「ぎゃん!!」

 

 

「む?……ん~」

 

キャロルは気になったのか自分の腰に巻き付けるが何も起こらない

 

「変身」

 

セルメダルをドライバーに入れて、ダイヤルを回すと ポン!と言う可愛らしい音と共に装甲が形成されていく、各部に赤い模様が入っているが間違いない

 

 

仮面ライダープロトバースの誕生である

 

 

「出来たが?」

 

「嘘だ……」

 

ドヤ顔してるだろうキャロルの顔を見て思わず叫んでしまう

 

「ウソダドンドコドーン!!」

 

 

何故だ!何故俺は変身できないのだ!!!!

 

 

『そりゃそうだろ』

 

何故だアナザーディケイド !!何故俺は仮面ライダーになれないんだ!

 

 

『この作品のコンセプトが崩壊するからだ、安易な変身など認めん』

 

 

メタいぞ!!色々と!!

 

『冗談はさておき、答えは器の性質だろうな』

 

容量?

 

『ようは貴様はアナザーライダーなら無尽蔵に取り込める、その代わりその他の力は受け付けんようだな』

 

 

なんつー極端な体質してんだ俺はアナザーライダーに愛されすぎだろ

 

 

『俺達全員を取り込んだ上にそれ以外を受け入れても暴走しないのも、それが原因だな』

 

 

そっか…まぁ良いか…なら

 

「しゃあない、ウォズ達で変身しなよ」

 

「ですが我々には力がありますので」

 

「だよなぁ………取り敢えずコレの変身者はおいおい探すとしよう」

 

「そうか…残念だが貴様等に預けておくとしよう人選は任せた」

 

「うい」

 

アタッシュケースを渡されたので厳重に保管しておこう

 

「よし、じゃあ飯にするか…キャロルは?」

 

「勿論食べていくぞ」

 

「そっかい、んじゃ待ってな」

 

ハルトは手を振りながら厨房に向かうのを見てキャロルはウォズ達を見て

 

 

「貴様等、色々やってるが二課と迎合しないのか?」

 

「「「全力で断ります」」」

 

 

「ほぉ」

 

「我等の主君は後にも先にも常葉ハルトただ1人ですから」

 

「そーそー、魔王ちゃんのご飯美味しいし未来よりも断然優しいしね!」

 

「うむ!」

 

 

「そうか、ならば一つ面白い話をしてやる数年前の鎧の行方だ…取り返せば魔王の覚えも良いんじゃないか?」

 

「「「っ!!」」」

 

この一言で魔王達は 終末の巫女と相対することとなる

 

 

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