無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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六喰プラネット二幕 かーなーり強い奴等!

 

 

 

前回のあらすじ

 

新たに発見された精霊に会う為に宇宙へ行くことになったハルト達、そんな彼等を邪魔すべく現れたのはネオタイムジャッカーとドロイド軍

 

今、戦端は再び開かれたのである

 

 

「え?ちょっ!」

 

士道は変身して訓練を重ねているものの実戦経験は無い、何なら初陣なまであるがロードオブワイズの鬼訓練を伊達に受けていない次第に空気にも慣れ火炎剣烈火を使いバトルドロイドを切り捨てていく

 

 

「これで!」

 

『ドラゴン一冊斬り!ファイヤー!』

 

 

「はぁ!!」

 

 

そしてドロイドは爆散したのであった

 

 

「よし、皆の援護……に」

 

 

加勢にと思ったセイバーの目線の先には

 

 

 

「あはははは!死体は火葬するに限るわね!燃え尽きなさい!!」

 

 

「脳筋な主従ねアンタは四手で詰む!」

 

 

「やってみなさいな…デロウス!はかいこう○ん!!」

 

 

「!!!!」

 

 

まるでポケ○ンのような指示にデロウスが従い口からレーザー光線を放つもアマゾンシグマは半身が抉れながらも立っていた

 

 

「化け物ね」

 

 

「君達と魔王には言われたくない言葉だ、それに」

 

 

すると体からゴボゴボと音が鳴り始めると黒いスライムのようなもの…正確に言えば進化した再生能力を持つ溶源性細胞が傷を修復したのである

 

 

「無駄だ私に死という概念はない」

 

 

「厄介な体質ね…なら予定通り火葬してあげるわ!!」

 

ジャンヌは火柱をアマゾンシグマに叩き込むと炎の中からシグマが飛び出してきたのである

 

 

 

その近くでは

 

 

『アナザーエクスプロージョン!』

 

『バレット!シューティングブラスト!!』

 

 

「「はぁ!!」」

 

 

アナザーファイナリーとバルカンが必殺技でドロイドを蹴散らしていた

 

 

「え…えぇ…」

 

 

「安心したまえ士道君、君は自分の身を守る事そして大事なのは実戦の空気に慣れる事だ露払いは私たちの仕事だからね」

 

 

「じゃあ次はコレで行ってみよう…じゃあハルト風に……えい」

 

 

『POWER』

 

 

シューティングウルフにより強化された腕力でキーのロックをこじ開けた銀狼は新しいキーをショットライザーに装填し引き金を引いた

 

 

『SHOT RISE!パンチングコング!』

 

 

身軽な狼に変わるは腕力で全てを突破するゴリラ 両腕のガントレットで全てを破壊する

 

 

仮面ライダーバルカン・パンチングコング

 

 

「これ…ハルト好きそうだね」

 

 

「実際、我が魔王と相性良いですよ」

 

 

「ナンダアレハ!」

 

「カンケイナイ!ヤッチマエ!」

 

 

「サンドバッグには華奢だけど…仕方ないか!」

 

 

やれやれと肩を竦めるウォズだが銀狼はお構いなしに今度はドロイドの攻撃を避けずに突き進み拳で蹴散らし始めたのであるが

 

 

「………これロボットだよね?

 

 

なら、とバルカンは自分のハッキング用端末を起動しバトルドロイドのプログラムをハッキングした

 

 

「私相手にロボット軍団で挑む?こんなファイアーウォールで?笑わせないでくれる?ブリキのおもちゃめ!」

 

 

completeの文字と共に戦場に展開されていたバトルドロイド達は銀狼の傘下に収まったのである

 

 

「撃て」

 

 

その赤いレーザー光は嘗て主人だったもの達に牙を剥く

 

 

その頃 アナザーゲイツマジェスティはシーカーと戦っていた

 

 

「そらそらそら!」

 

 

持ち前の建築能力を駆使して自身に優位な戦場を構築、そのまま高所からギガントブラスターで狙撃するがアナザーマジェスティも負けてはいない呼び出したギャレンラウザーを駆使して全弾撃ち落としたのである

 

 

「今度はこっちの番!」

 

『増幅…ディエンド』

 

 

ディエンドの力を解放し右手を前に突き出すと

 

 

『KAMEN RIDE 剣 FINAL FORM RIDE 剣!』

 

 

召喚したブレイドブレードを構え腰を落として構えるとアナザー版必殺技である紫の雷斬撃を放つアナザーディエンドエッジをシーカー目掛けて放つ、大量の壁で防御するも斬撃は貫通、シーカーを吹き飛ばすまでに至るのであったが防御により威力は落ちており変身解除には到らずときたか

 

 

「タフなのはお互い様か」

 

 

「タイショウヲオマモリシ……プログラム…ショキカ………バックアップキドウ!アイツヲウテ!」

 

 

追撃と行く前にバトルドロイドが邪魔するかのように射撃を開始した

 

 

「邪魔すんな!!」

 

『増幅!マッハ!…ゼンリンシューター!』

 

 

「シグナル!」

 

マジェスティが空へゼンリンシューターの弾丸を放つと

 

 

「拡散!」

 

 

『カクサーン!!』

 

 

エネルギー弾が拡散して雨霰となりバトルドロイドを撃ち貫いた

 

 

「さてとハルトは……っと」

 

 

ーーーー

 

 

そしてアナザーグランドジオウvsジュウガでは銀狼が操作したバトルドロイドと新たに投下されたバトルドロイドによる凄惨な同志撃ちが行われていた

 

 

 

「まさかドロイドをハッキングしたか!」

 

 

 

「彼女なら朝飯前だろうさ」

 

 

 

「電界の猟犬と言われた銀狼、噂には聞いてましたが……コレ程とは!奇跡の殺戮者、戦少女、天災、指輪の魔女、絶死絶命、竜の魔女…元いた世界において別格とされるものばかり….これらを伴侶にして普通にしていられるなど!!やはり貴方は頭がおかしい!!」

 

 

「ジャンヌは嫁じゃねぇけど?…つか遠回しにバカって言われた?」

 

『事実だろ?』

 

 

「なんつーか否定しきれねぇよな」

 

 

 

「今はですよね、これに加えて全知の精霊だけならず花の魔術師 マーリン(プロト)、戦少女 ベアトリス、KANSEN ベルファスト、戦姫 アレクサンドラの心を射止めるだけの事はある!」

 

 

「おいちょっと待て…誰でしょうか!その人達は!!」

 

 

「貴方の未来の伴侶ですが」

 

 

「はぁ!?」

 

 

『ハルト…お前…』

 

 

「待て相棒!?この件に関しては俺全く知らないんですけど!!」

 

 

それを聞いていた面々は

 

 

 

「あらあらマスター大変そうねー…ってマーリン?まさかあのろくでなしと!正気なのマスター!?」

 

 

余談だが観戦していたセイバーオルタはマーリンの名を聞いただけで可哀想なものを見る目をしていたという

 

 

 

「ハルトさん…これは何というか…不誠実では?」

 

 

「士道君、君も俺も複数人と関係持ってるから人の事言えないぞ…つかハルトさぁ更に増やすとか正気か!?命知らずだろ!ん?待てよこの会話って今ピースメーカーにも筒抜けじゃなかったか?」

 

 

「っ!!」

 

その時、息を呑み顔面蒼白なハルトへ追い討ちの通信が入る

 

 

【ハルト、この件が終わったら説教だな千冬はサタンサーベル、束は電気椅子、錫音は拘束魔法を用意しろ…このバカには矯正が必要だ…さてオレはあの薬品でも持って来るか】

 

 

「ちょ…ちょっと待てキャロル!これは敵からの情報だぞ!鵜呑みにするな!!こ、コレは罠だ!だろうウォズ!?これ以上増えないよな!だろう!!」

 

 

アナザーグランドジオウは剥き出しの人体骨格部分から血走る視線で己の右腕を見るがアナザーウォズは一言

 

 

「増えます」

 

 

「嘘だ、みんな俺を騙そうとしている!!!」

 

 

「この本によれば戦少女 ベアトリス・キルヒアイゼン、花の魔術師 マーリン、KANSEN ベルファスト、戦姫 アレクサンドラは我が魔王のは「何も聞こえない!!」はぁ…やれやれ」

 

 

【罠なら問題無かろう、だが取り敢えずOHANASHIだ】

 

 

「電気椅子や投薬などのOHANASHIラインナップを聞いて俺は拷問以外の何を思えば良いのでしょうか!?」

 

 

【なら言葉を変えるぞ、まだ現地妻を増やすのか愚か者!!】

 

 

「べ、弁護士を呼べ!!少なくとも今の俺は無実だ!!」

 

 

【ごめんねハルくん、弁護士型ヒューマギアのビンゴでも弁護出来ないって〜】

 

 

【あとは北岡なる弁護士が逢魔に来たらしい…だが事情を聞いたら『俺でも白に出来ない帰ろうか吾郎ちゃん』と言って帰ったぞ】

 

 

「ちょっと待て千冬!俺の制裁は別にして大至急その弁護士達を引き止めてくれないかな!!つか俺は黒を白に変える最強弁護士やヒューマギアからも匙投げられてる!!まさかの俺の罪状は浅倉さんレベルだとでも言うのか!!」

 

 

『罪の方向性は違うがな、女の敵め』

 

 

「待ったキャロル」

 

 

【待ちなさいな】

 

 

銀狼様、アンティリーネ様!ありがとうございます!!お願い助けてください!

 

 

【何だ?】

 

 

「私とアンティリーネが入ってない、何か役目が欲しい」

 

 

【そうだな済まない2人には逃げようとしたらそこのバカを抑えて欲しい…セキュリティと物理の二枚看板だから頼むぞ】

 

 

「お安い御用」

 

 

【分かったわ、楽しみね…旦那様】

 

 

ふむ……これで俺の死が決定したか……よし

 

 

 

「クジョー…お前は殺す!!」

 

 

 

「今…割と理不尽な理由で僕殺されかけてます?」

 

 

「理不尽な訳あるかぁ!!」

 

『アナザーオールトゥエンティ!!』

 

 

「痴情のもつれは貴方のせいでは?」

 

『アメイジングフィニッシュ!!』

 

 

 

「セイヤアアアアア!!」

 

『タイムブレイク!!』

 

 

ジュウガのライダーキックと20連撃のアナザーキックは周りに強い閃光と爆破を引き起こすのを見届けた面々は

 

 

「なぁ…まだハルトの奥さんって増えるのウォズさん…」

 

 

「えぇ……しかし何故彼はそれを知っているのでしょうか?」

 

 

「いや、マジで増えるのか!」

 

 

「貴方も人のこと言えないかも知れませんがね」

 

 

「は?それどう言う…」

 

 

「おっと、これは未来の話でしたかね?」

 

 

「辞めろ!不穏な前振りは!!」

 

 

爆煙去る後に残るはドロイドの残骸のみであった

 

 

 

「逃げた……くそ!アナザーディケイド探せ!!」

 

 

『無理だな完全にオーロラカーテンで逃げられた座標を見つけん限り追撃できん」

 

 

「くそっ!」

 

 

「なぁ打ち上げどうするよ」

 

 

「取り敢えず延期だな、ネオタイムジャッカーが出たとなるとこっちの戦力を整えないとまずい…少年君はラタトスク側でのアプローチもあるだろうが取り敢えず俺は……」

 

 

【ん?】

 

 

「逝ってくる」

 

 

「ご武運を我が魔王!」

 

 

「頑張れハルトー」

 

 

【ナツキさんも人の事言えませんよね?】

 

 

「はい!肝に銘じます!!」

 

 

「取り敢えず少年君、何かあったら連絡くれ力になるよ」

 

 

「多分今一番、助力欲しいのハルトさんですよね?」

 

 

「うん……俺…明日の朝日拝めるかな?」

 

 

その夜

 

 

 

「さて…覚悟は良いか?」

 

 

ハルトは電気椅子に座らせられてガタガタ震えていた

 

 

「あの…さ…やっぱり可笑しいと思うんだよね!やっでない事で断罪されるのは!!」

 

 

「今は…だ未遂というか確定事項だ…ならば事前にと思ってな取り敢えずお仕置きと行こうハルト…今日は眠れると思うな」

 

 

「あ、やば…」

 

 

ハルトは全員から何かを搾り取られたのは言うまでもなかった

 

 

 

二日後

 

 

復活したハルトは幹部を集めネオタイムジャッカーの対策会議がピースメーカーで開いた結果

 

 

「一旦逢魔で戦力を整えて再度戻る、この間の件で修理しないとダメな所もあるしネオタイムジャッカーが出た以上はこっちも本腰入れないとな」

 

 

これに落ち着いた、戦力再編と補給をする

 

 

 

『分かったわ、どれくらいかかりそう?』

 

 

「最大で5日かな」

 

 

『OK、じゃあその間に私達も士道の方で彼女に会ってもらうわ』

 

 

「その方が良いかもな…少年君に俺達側の通信端末 コムリンクを渡すよボタンを押すだけで俺達と連絡が取れる、あの精霊の力が未知数である以上は警戒しておくに越した事はないし…ネオタイムジャッカーが出た以上、ライダーの力を持つ少年君も無関係とは言えないからな」

 

 

『分かったわ士道に渡しておく』

 

 

「護衛にロードオブワイズの4人を残しておくから…んじゃ後日」

 

 

通信を切るとハルトはハウンドとウォズに指示を出す

 

 

「ピースメーカー針路、逢魔!ハウンド達には暫く休暇を出すから羽を伸ばせ」

 

 

「「はっ!!」」

 

 

この選択が結果論として難を逃れた事をまだ誰も知らない

 

 

ーーーーーーーー

 

 

逢魔では溜まった仕事を片付けたハルト達は船の修理や補給が終わるまでの数日は余暇となった その時 ナツキが夢で綺麗な俺を見たとか色々あったらしいが取り敢えず今は

 

 

「ギーーーツーーーー!!」

 

 

ハルトはキャロル達とファンから送られたギーツ最終回を見ていたのである

 

 

「ま、まさかあの時会った英寿さんは!!」

 

 

自分と会っていた彼は既に肉体が滅びていた

のか…それでも人を世界を守ろうとする姿にハルトは感動に涙が止まらなかったのである

 

 

「やっぱりあんた仮面ライダーだよ……だが、この五十鈴大智って男…ジャマトの俺といたがジャマトになったり教祖になったり色々と忙しないな」

 

 

あの彼と同じかは知らないが…いろいろと癖の強いメンツが集まるのはどうやら俺の業のようなものだろう

 

 

『まぁそもそもお前が濃いからな』

 

 

「それは言わない約束でお願いします」

 

 

そして感動から一息ついたハルトは新しくガッチャードを見ようと思った時、ふと思った事がある

 

 

「そう言えばガッチャードライバーとカードはどしたの?」

 

 

アナザーワンネスに変身する時にキャロルが見せてくれたドライバーの行方を尋ねると

 

 

「あぁアレか、あれは逢魔の保管庫に置いてある現状は変身者がいないからな現れた時の為に備えている」

 

 

「まぁ妥当だな」

 

 

「そう言えば副産物…というよりガッチャードの試作品があってな、これだ」

 

 

とキャロルがハルトに渡したのはレンチと剣が合体したような外見の武器である…エンジンブレードのように中折れするようだが

 

 

 

「おおお!カッコ良い!」

 

 

「ヴァルバラッシャーというらしい、ヴァルバラドなる戦士に変身するアイテムとの事だ」

 

 

「おおおお!」

 

 

「このマッドホイールや乗り物系のカードを使うんだ」

 

 

と渡されたケミーカードを見てキラキラ目を輝かせるハルトに

 

 

「俺に渡しても変身出来ないんじゃない?」

 

『問題ない、コイツからOKだ』

 

 

「けど俺に錬金術は使えんぞ?」

 

 

「安心しろオレがキチンと教えてやろう2人でな」

 

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

キャロルの言葉が火種となり周りの顔つきが変わる

 

 

「何だ錬金術でオレに勝てるとでも?」

 

 

「ぐぬぬ…」

 

束が悔しがるも全員納得せざるを得ないキャロルは自他共に認める天才錬金術師であると

 

 

「という訳だ安心しろハルト」

 

 

「宜しくお願いしますキャロル!」

 

 

 

そして始まったキャロルとマンツーマンでヴァルバラッシャーの使い方を学び。帰還の日

 

 

万全の状態のピースメーカーは来禅市に帰還した

 

 

ーーーーーーーー

 

 

取り敢えずフラクシナスに通信をしたが

 

 

『はぁ?誰よそれ?』

 

 

「え?少年君のこと知らない?」

 

 

『だから知らないわよ…全くどうなってんのよ』

 

 

琴里が士道の事を知らないというではないか…これは一体と考えているとコムリンクに通信がまさか!と思い出ると

 

 

『ハルトさんですか!』

 

 

「あぁ、一体どうなってんだい?新手のドッキリ?」

 

 

『違うんです、大至急話したい事があるのでコッチにこれます?』

 

 

「あぁ待ってろ少年君、ハウンド!ガンシップ用意!コムリンクの座標まで飛ぶぞ!」

 

 

「イエッサー!」

 

 

どうやら訳ありのようだとハルトは冷や汗をかくのであった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

その頃

 

 

「はぁ…一体どうなってんだよ…」

 

 

士道は公園のベンチに座り黄昏ていた

 

 

あの後、宇宙にいる精霊 六喰に会えデートに漕ぎ着けたまでは良かったものの並外れた独占欲を持つ彼女の天使により周りの人間が自分を忘れてしまっている事態になっている

 

 

幸いなのかハルトさん達は逢魔にいたから難を逃れている事だな だが

 

 

「ハルトさん達まで六喰にやられたらおしまいだぞ…」

 

 

そう頭を抱えていると

 

 

「おいデネヴ、本当にこの世界に魔王がいるのか?」

 

 

「間違いないよ最近この辺りで目撃情報が沢山あるって近所のおばちゃんから聞いたから」

 

 

「本当に大丈夫かよ…」

 

 

突如、聞こえた声の方向を見ると自分より年上の青年と弁慶のような人?がいるではないか

 

 

「……………俺疲れてるのかな?幻覚が見える」

 

 

溜息を吐いていると弁慶のようなイマジンことデネヴは此方に気づいたようで

 

 

「大丈夫かい?何か悩み事?」

 

 

「え?あー…はい」

 

 

「そっか…あ、良かったらこれ食べて元気出して」

 

 

と渡されたのは飴…え?

 

 

「これは…」

 

「デネヴキャンディだ…あ、そうだ君!魔王って呼ばれる人に心当たりない?」

 

 

「そんなのある訳ないだろうデネヴ!」

 

 

「ありますよ」

 

 

「「え?」」

 

 

「魔王って呼ばれてる人なら…何ならもう少ししたら来ると思いますけど」

 

 

 

「………お前、何者だ?」

 

 

「ちょっと侑斗ダメだよ、そんな高圧的に話したら!」

 

 

「ええと…俺はー」

 

 

そして同じようにベンチに腰掛けて話を聞いてくれた青年 桜井侑斗さんはそうかと頷くと

 

 

「あの魔王が人助け?」

 

 

「あの…本当にハルトさんってその魔王なんですか?」

 

 

「あぁ俺達は最低最悪の未来を止める為にこの時代にやって来た」

 

 

「そうなんだ…常葉ハルトはこのままじゃ最悪の魔王になって世界を滅ぼすんだ何とか止めないと!」

 

 

「………」

 

 

その時、士道の脳裏に過ぎったのは火炎剣烈火を託された際(狂三キラー後編より)に白スーツから見せられた予知夢のような夢

 

 

怒れる獣のように叫び暴れるアナザーギーツになったハルト、もしくは

 

 

『アナザーライダー!ストリウス!』

 

魔道書の名を冠する滅びの本を開いたハルトか

 

 

「あ、あのお2人は「待て」え?」

 

 

「何隠れてやがる出て来い!」

 

 

そう侑斗が言うと何処からともなく現れたのは左手に船の錨を思わせる武器を装備したイマジン モールイマジンであった

 

 

「え?モグラ?」

 

 

「まさか俺達に気づくとは流石はゼロノスだな」

 

 

「ゼロノス?」

 

 

「侑斗、イマジンだよ」

 

 

「あぁ…お前たち魔王の仲間か!」

 

 

「いいや、俺達はこれから魔王軍に入る予定だ!お前たちの首を手土産にしてな!!」

 

 

と笑うモールイマジン達であるが

 

 

 

「それ…ハルトさんには悪手な気がする…」

 

 

「おい小僧……っ!そうか貴様か…契約もあるから少し大人しくしてもらうぞ」

 

 

「契約?」

 

 

「っ!隠れろ、コイツはお前を狙ってる!」

 

 

「っ!は、はい!」

 

 

士道は少し離れると侑斗はベルトと緑色のカードを取り出した

 

 

「アレは…」

 

 

「行くぞデネヴ」

 

 

侑斗はベルトの上部をスライドすると流麗な待機音と共にチケットを構える

 

 

「変身」

 

 

『アルタイルフォーム』

 

 

するとエネルギーが装甲を形成し緑と黄色の鎧を纏った戦士へと姿を変える 頭部に牛のような意匠が加わると変身完了

 

 

 

忘却される運命だとしても愛する誰かと世界の為に戦う仮面ライダー

 

 

「最初に言っておく!俺はかーなーり強い!!」

 

 

仮面ライダーゼロノス・アルタイルフォーム

 

 

ゼロガッシャーを武器に大剣に変えて構えるのを見て

 

 

「え!仮面ライダー!!」

 

 

「え?君、何で知ってるの?」

 

 

「俺も……似たようなものだから…」

 

 

と言い淀んでいる間にもゼロノスは軽快な動きでモールイマジンを切り捨てて行く

 

 

「デネヴ!」

 

「了解!」

 

 

デネヴも指鉄砲を放ちゼロノスを援護する長い間戦い続けた故の完璧な連携がそこにあったのだ

 

 

「すごい……」

 

 

感動している内にモールイマジンは切り捨てられ爆散したのである

 

 

 

「終わりか?」

 

 

「いや違うよ侑斗、アレ!」

 

 

「あ?」

 

 

「あ、ハルトさん!!」

 

 

その言葉と同時に着陸したガンシップからハルトが降りてきて士道に駆け寄る

 

 

「大丈夫かい少年君!一体全体何があっ……」

 

 

その時 ハルトの目線がゼロノスとデネヴに向いたのである

 

 

 

「常葉ハルト、魔王だな」

 

 

「え?は………はい!!」

 

 

「俺は桜井侑斗、俺達はお前の作る最低最悪の未来を変える為にやってきた!」

 

 

「…っ!!!」

 

 

「来い!デネヴ!!」

 

「了解!」

 

 

するとデネヴはゼロノスの背中に立ち両手を肩に添えるとゼロノスはカードを反転させ黄色のカードに変えたのである

 

 

『ベガフォーム』

 

 

するとデネヴはゼロノスと融合し新たな形態へと姿を変えた

 

 

 

「最初に言っておく……侑斗を宜しく!!」

 

 

『バカ!魔王に宜しくする奴があるか!!』

 

 

「あ、ごめん…ってあれ?」

 

 

「………………」

 

 

「あの、ハルトさん?」

 

 

士道は気になり、ハルトに近づくとハッとする

 

 

「き、気絶してる!?」

 

 

「ええ!」『はぁ!?』

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その頃、ハルトの精神世界では

 

 

「ああああああ相棒、俺を殴れ!本物のゼロノスとデネヴが俺の前に現れて生変身を見せてくれたんだ!!こんなに嬉しい事は夢に違いない!」

 

 

「落ち着け相棒!これは現実だからさっさと起きろ!命狙われてるんだ!!」

 

 

 

「っ!おう!!」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

「………はっ!危ない三途の川が見えた」

 

 

「大丈夫ですか!!」

 

 

「大丈夫だ少年君、ただ……そうか仮面ライダーゼロノス…桜井侑斗にデネヴか間違いないな」

 

 

ハルトは懐に手を入れるとゼロガッシャーをボウガン形態に変えて警戒するゼロノス

 

 

『油断するなデネヴ、何か来るぞ!』

 

 

「あ、いやぁ…これは……」

 

 

するとハルトはキリッとした顔をしてそのまま懐にしまっていた色紙とサインペンを差し出した

 

 

「ファンです!サインください!!!」

 

 

「………………え?」『はぁ!?』

 

 

「あちゃ〜」

 

 

戦いの空気が霧散したのは言うまでもなかった

 

 

 

 





次回予告

仮面ライダーゼロノス 桜井侑斗から語られた最低最悪の未来


それを聞いたハルトの選択とは…


そしてモールイマジンと契約した黒幕が動き出す


次回 三幕お楽しみに!


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