無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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六喰プラネット三幕!未来を変える為?

 

 

3部

 

 

さて今回の魔王の話は前回の直後、サインの懇願で霧散した戦闘の空気だったが侑斗側もハルトに聞きたいことがあるらしく、自分達の愛車に案内した、そう

 

 

 

「うおおおおおおおおおお!ぜ、ゼロライナーだああああああ!!」

 

 

 

目の前に止まる巨大な牛を思わせる列車にハルトは目を輝かせながら両手を上げていると

 

 

「うるせぇ!!」

 

 

侑斗の声にハルトはピタリと黙るがそれでも目はキラキラ輝いていた、士道はキョトンとしていたが恐る恐る電車に乗り込むのであった…そして

 

 

「………………っ!!」

 

 

ハルトはTVで見たゼロライナーの内装を直視した事で再び気絶しそうになるが士道が支えて何とか堪えるも

 

 

「ヴァルハラはここにあった……っ!!」

 

 

泣きながら両膝をつき祈るように手を合わせるまるで聖地に来た信者のような姿のようだ

 

 

「わぁ……あ……」

 

 

「ハルトさん!正気に戻ってください!!」

 

 

『済まない少年、今の相棒は絶賛正気だ』

 

 

「嘘でしょ!?これで!」

 

 

『本当に申し訳ない』

 

 

「さて…お前に色々聞きたい事がある魔王」

 

 

「あ……は…はい!何でしょうか!!…あ、すみませんその前に実は俺の妻達も侑斗さん達のファンでしてサイン良かったらお願い出来ませんか?」

 

 

「馴れ馴れしいな…何枚だ?ったく面倒ったらねぇ」

 

 

「本当は嬉しい癖に、さっきサインお願いされた時笑ってたよね?」

 

 

「デーーネーーヴーーー!」

 

 

「あ、ごめん侑斗ちょっ、まっ!」

 

 

デネヴに関節技を決める侑斗を宥めて何とか会話の席につくと

 

 

 

「あ、粗茶です」

 

 

「ありがとうございます…あ、これつまらないものですが」

 

 

『コネクト』

 

 

「良かったら」

 

 

「あ、これは丁寧にありがとう…これは?」

 

 

「俺が異世界で入手した甘味、美味しさのあまり巨大化すると有名な和菓子 芋長の芋羊羹です」

 

「ありがとう、じゃあ早速切り分けるね」

 

 

とデネヴが奥に行くと

 

 

「さて、まずお前が常葉ハルトで間違いないな」

 

 

「はい…間違いありません俺が常葉ハルトです」

 

 

「そうか…」

 

 

「あの…お二人の言う最低最悪の未来って何です?」

 

 

「簡単に言えば、とある日にお前が世界を滅ぼす本を開いてこの世界を滅ぼす」

 

 

「世界を滅ぼす本?」

 

 

カリュブディスの力ではないだろうしプリミティブドラゴンとも違うようだと考えていると

 

 

とある本に行き着いたが

 

 

「いやいや無い無い、その本俺持ってない」

 

 

ハルトは否定するように首を振る…何故ならあの本を完成させる材料がないのだから…

 

 

「グリモワール…」

 

 

士道の呟きにハルトは驚愕の目をしてみる

 

 

「少年君…何で君がその本の名前を知ってるの?」

 

 

「前に予知夢?って言うんですかね、それで見たんですハルトさんが…その本を開く姿を」

 

 

 

「けど何で俺がグリモワールを…いやいやどうやって…だってあの本を作れる訳がないじゃないか!!」

 

 

感情的になるハルトだが我に帰り直ぐに腰掛けた

 

 

「すみません……そして本を使った俺が世界を滅ぼしたと?」

 

 

「大雑把に言えばな」

 

 

「そうですか…しかし……何で?」

 

 

ハルトからしたら訳の分からない話である

 

 

仮面ライダーストリウスが変身に使用する

 

全知全能に近い破滅を齎す魔の本 

 

 

グリモワールライドブックは

 

 

全知全能の書の破片全てと仮面ライダーソロモンに変身する為に必要なオムニフォースライドブック、そして

 

 

「俺がカリュブディスを生贄にするとか絶対にない!」

 

 

取り込んだものを融合させる力を持つ、カリュブディスメギドが自らを贄にする事で完成するのだから

 

 

ハルトからしたら確かに力への憧れはあるが

 

 

「それに大事な仲間を犠牲にしてまで世界を滅ぼす力なんて欲しくない!!」

 

 

大事なものを助けたい、守りたいから魔王になる事を選んだ、それを捨ててまで力を得て魔王の座に固執する意味なんてない

 

 

「ハルトさん…」

 

 

 

「だが未来でそうなる」

 

 

「未来は変えられるんでしょ?未来の貴方が自分を犠牲にしてまで変えようとしたように」

 

 

「………っ!お前何処まで」

 

 

「言ったでしょ、ファンだって……はっ!」

 

 

 

ハルトはとある可能性に至り恐る恐る質問する

 

 

「あの…因みにですが…野上良太郎さんとか来てたりとか…」

 

 

「あ?野上?アイツなら確か…」

 

 

「最悪の未来を変える為に今こっちに向かってるって」

 

 

その言葉を聞いたハルトはキリッとした顔になり

 

 

「何が何でも…変えるぜ運命!」

 

 

 

と力強く拳を突き上げるのであった

 

 

「えぇ…」

 

 

「野上良太郎さん達が来るだと!こりゃ大変だ!!

 

 

偉いこっちゃと慌てるハルトであったが、ふと我に帰り

 

 

士道に状況の確認をすると憤慨して

 

 

「人の記憶を奪った!?そんなの許さん!!」

 

 

「何でそんなに怒ってるんです!?」

 

 

「時間とは記憶!皆から忘れられたら終わりなんだよ!!だから少年君任せろ俺が六喰って精霊を倒してやる!」

 

 

「いや俺達の目的は霊力封印ですよ!?」

 

 

「あ?何言ってんの?」

 

 

「え?いや精霊の霊力を封印して日常に返すのが俺達のやるべき事じゃ」

 

 

ハルトは冷めた目をして士道を見ている

 

 

 

「確かにラタトスクはそうかもしれないけど、俺達は自分の国に空間震を落とす精霊を見つけて倒すのが目的だラタトスクの方法が被害が少ないから協力してるだけで、もし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国以前に俺の仲間やキャロル達に手を出す精霊や連中がいるなら…俺がそいつ等を殺す」

 

 

「っ!」

 

 

 

そう士道とハルト、2人は目指す先は同じだが過程に違いがあった その事に今気づいたのは士道にとって幸か不幸か?

 

 

「取り敢えず…野郎ども討ち入りじゃ…「ちょっと黙ってろ」むぐ!」

 

 

ハルトが盛り上がってるので侑斗が口にデネヴキャンディを突っ込んで黙らせる

 

 

「美味しい…っ!これデネヴキャンディじゃん!ありがとうございます!」

 

 

「いやいやこっちも美味しい芋羊羹ありがとう」

 

 

「そう言えば…デネヴさんって料理出来るんでしたっけ?」

 

 

「うん!まさか君も?」

 

 

「はい!自慢じゃありませんがミリ単位で繊細な毒処理が必要なフグも捌けます!」

 

 

「それは凄い!あ、そうだそうだ」

 

 

と2人が料理の話で盛り上がる中、侑斗は士道にアドバイスするように話しかける

 

 

「ま、お前は頑張れば周りが思い出せるんだ慌てる事はない」

 

 

「え?それって…」

 

 

「俺は変身したら周りから忘れられるんだ、ずっとな」

 

 

「え……」

 

 

「あのカードは周りの記憶を元に生まれる…だから周りの記憶から完全消えたら俺は必ず消える筈なんだが…何故かゼロノスのカードが切れないんだよ」

 

 

「だから…」

 

 

その言葉の意味を理解した、何故ハルトが憤慨したのか侑斗さんが親身になってくれるのかを

 

 

だが

 

 

「忘れる訳ないじゃないですか」

 

 

「何?」

 

 

「桜井侑斗さんとデネヴ、仮面ライダーゼロノスの戦いの記憶…その勇姿と生き様は俺達の世界から消える事なんて絶対にないです!」

 

 

「な、何言ってんだか…」

 

 

「カードを何十何百枚使おうが少なくとも俺の記憶から魂からお二人の事が消える事はありません!」

 

 

「………………」

 

 

その言葉に何か思う所があったのか閉口する侑斗、言いたい事を言えたハルトは再度デネヴ料理の話に戻ろうと思ったが

 

 

「ありがとう」

 

 

デネヴに頭を下げられたハルトは気恥ずかしくなるも

 

 

「お礼を言うのはこっちですよ、皆さんには返しきれない程の恩がありますから」

 

 

「それでもありがとう」

 

 

「はい……んじゃ話を戻しましょうか…えーと確か…」

 

 

「侑斗のシイタケ嫌いを治したいんだよ」

 

 

「はぁ!?」

 

 

デネヴの言葉に我に変えるがハルトは冷静に

 

 

「そ!は本当に美味しいシイタケを食べてないからじゃないでしょうか?実はですね俺の旅した世界にジューシイタケって高級霜降り肉と同じくらい美味しいし癖のない良いシイタケがありましてな」

 

 

「それは凄い!ちょっと譲ってくれないかな?」

 

 

「勿論ですよ!好きなだけお譲りします!」

 

 

とダンボール一杯のシイタケが入った箱を見て侑斗は怯えながら

 

 

「デネヴ!お前等何話してんだ!!」

 

 

と話してる中、アナザーディケイドがふと気になったことを聞いてみる

 

 

『なぁ相棒、お前に嫌いな食べものってあるのか?』

 

 

「ん?俺に食べ物を選り好み出来るなんて贅沢があったと思う?」

 

 

『…すまん』

 

 

ーーーー

 

 

取り敢えず現状維持となりゼロライナーから下車したハルトは一言

 

 

「幸せな時間が終わるのが早いな…もうちょい乗ってたかった」

 

 

歓喜に震えているも士道はガンシップに待機していたナツキにも事情を説明しているので

 

 

 

 

「なぁ相棒、少年君や侑斗さんの話だけど…」

 

 

『あり得るな…材料はお前の中に既に揃ってる』

 

 

「え?」

 

 

『お前の中にはアナザーソロモン、アナザータッセル、アルターブック、そしてレジエルとズオスの一部もメギド故に継承している』

 

 

「後はカリュブディスとルナ…ようは世界を繋ぐ巫女がいれば……」

 

 

『お前の魔道書は完全に覚醒する』

 

 

「つーか、そんな巫女なんて都合よくいる訳ないじゃん」

 

 

『お前の近くにいるかもな』

 

 

「んな訳ねぇだろ」

 

 

 

「あのハルトさん」

 

 

「何かな少年君?」

 

 

「ありがとうございます、助けてくれて」

 

 

「お互い様さ…だけど六喰って精霊の能力は厄介だな……さてどうするか…」

 

 

頭を抱えているとハルトは冷静に分析してみる

今こそ戦いで磨かれた知恵のハルトの出番だ!

 

 

ポクポクポク……チーン!

 

 

「取り敢えず能力使われる前に捕まえて、皆を元に戻させよう!」

 

 

考えるのを辞めてたのである

 

 

「少しは考えろ!あの騒動で頑張ってた知恵のハルト何処行った!」

 

 

「取り敢えず少年君は暫く、ピースメーカーで寝泊まりすると良いよ必要なものはコッチで買いに行くよ……ナツキが!」

 

 

「無視!?つか俺かよ!!…っ!」

 

 

今後の事を簡単に打ち合わせしていると道の影から大量のモールイマジンが現れた

 

 

 

「イマジン!!」

 

 

「わお!こんなに沢山!君たち良かったら逢魔で働かない?」

 

 

「お前は何スカウトしてんだ!」

 

 

「貴様……五河士道…お前を連れて行く!!それが契約だ!」

 

 

「え……何処に?」

 

 

「お前達に答える必要はない!」

 

 

とモールイマジン達が殴り掛かろうとした時

 

 

「ホイーーール!!」

 

 

突如現れた、アナザートライドロンのような改造車両がイマジンを跳ね飛ばして行くとハルトの手にあるカードに吸収された

 

 

 

「モールイマジンか…この力の実験には丁度良いかな」

 

 

『コネクト』

 

 

ハルトがコネクトで取り出したのは剣とスパナが合わさったような武器 ヴァルバラッシャーを肩に担ぐ

 

 

「何?そのお前の趣味全開な武器は…ついに剣とか技術が必要な武器辞めてハンマーとかの振り回すだけで威力のある武器に目覚めた?」

 

 

「これか…まぁ見てろよ…ふん!」

 

 

そのままハルトはヴァルバラッシャーを振り下ろしたのだ……ナツキの頭目掛けて

 

 

 

「うおおおおお!危ねぇ俺を殺す気か!!」

 

 

済んでの所で回避したがそのせいで地面にそもそも目立つクレーターが出来た…何なら軽く地面まで揺れている

 

 

伊達に食技や猿武を体得していない

 

 

「けっ、避けんじゃねぇ…この武器の威力しっかりと味わってから死ね」

 

 

「殺す気だった!?」

 

 

「何、仲間割れしてるんだ!かかれ!!」

 

 

 

その言葉を合図にモールイマジン達が襲い掛かる

 

 

「少年君は下がってろ…おらぁ!」

 

 

ヴァルバラッシャーの一撃を脳天にくらい一体気絶させると同じ要領でモールイマジンの顎に当てて脳震盪を起こさせたのだ

 

 

「な…なんて威力だ!」

 

 

「あれが魔王………何て力(物理)だ!」

 

 

「あれが俺達、怪人界に名前が轟いている脳筋魔王…噂レベルだが未来でショッカー、はぐれイマジン軍団、クライシス帝国、タイムジャッカーの残党、銀河帝国、旧分離主義者の残党、サノス一派や金属生命体でお馴染みのディセプティコンなどを従えている巨大国家の王だと」

 

 

「俺も聞いたぜ智謀や陰謀が得意なショッカー首領、銀河皇帝、戦闘で右に出る者がいないサノス、メガトロンを従えて三千世界を統べようとしてるとか」

 

 

「あぁ…何でも向かう戦場に負けはないと言われる西楚覇王の生まれ変わりとか」

 

 

モールイマジンのカミングアウトにハルトも笑いながら答える

 

 

「あぁそうだ…こう見えても鍛えてるからな!!ん?ちょい待て誰だ今脳筋って言った奴は!つか俺は怪人界隈だと項羽や呂布並の脳筋で伝わってんの!」

 

 

『いやその前だ!お前どんな経緯で古今東西に名の知れているシスの暗黒卿や破壊大帝を従えているのだぞ!』

 

 

「そりゃ侑斗さん達から最悪の未来とか言われるよ…つか俺の体験した未来でも似たような顔ぶれになってたなぁ…キャロル達が死んでしまったショックで闇堕ちし黒い衝動のまま悪の巨大国家を作り上げ並行世界戦争を引き起こすからな…」

 

 

「待って!闇堕ちしたら俺そんなヤバい感じになるの!!俺、マイキーじゃん!そりゃお前何度も死に戻るよ改変頑張るよ!だって闇堕ちした俺巨悪じゃん!」

 

 

「ダース・ベイダーと恋愛面から友達になりダース・モールと剣技を競い、グリーヴァス将軍と戦いの歴史でドゥークー伯爵とは政治的な話で盛り上がってたらしい」

 

 

『何だと!この脳筋に政治という難しい話が理解出来ているのか!!』

 

 

「俺一応、王様ですけど!?」

 

 

『だが脳筋とは的を得てるナ、敵さんにも情報が正確に伝わってやがる』

 

 

「印象操作だろそんなの」

 

 

『仕方ない今までの行いの結果だ諦めろハルト』

 

 

「なーんか納得いかねぇんだけどな」

 

 

俺のした事なんて…取り敢えず強そうなドラゴン(親デロウス)やバンビーナ、スカイディアの背中いる猛獣と戦ったり、アイテムが解錠しないから不破さん式解錠術使ったりしたり、小難しい能力を使う相手を力押しで薙ぎ倒しただけだ!

 

 

「一体これの何処が脳筋だ!!」

 

 

『『脳筋以外の何がある(ル)!!』』

 

 

「いやまごう事なき単細胞だろう?」

 

 

「ハルトさん…いや…ごめんなさい弁護出来ない」

 

 

「取り敢えずナツキは後で頭カチ割る、けど先ずはテメェ等だ…そんなお前達に俺の美学を教えてやる」

 

 

ヴァルバラッシャーのボタンを押しながら回転させる

 

 

『ガキン!』

 

 

そしてマッドホイールのケミーカードを装填し折りたたむ

 

 

『MAD WHEEL!』

 

 

『ゴキン!』

 

 

そして待機音が鳴るヴァルバラッシャーを天に掲げる

 

 

「鉄鋼」

 

 

『ヴァルバラッシュ!TUNE UP!MAD WHEEL!』

 

 

紫の雷に撃たれたハルトの体は瞬時に錬金術で肉体が機械のような装甲へと変異する

 

 

顔に向かってスパナが埋め込まれたような外観を有する戦士 

 

 

ヴァルバラド 調整完了

 

 

 

「凄い馴染む…俺専用の調整か?流石キャロル」

 

 

 

「見たことない姿だが…まぁ良いやっちまえ!」

 

 

 

「らぁ!」

 

 

 

「「「「うわああああああ!!」」」」

 

 

モールイマジン達とヴァルバラドが両者が激突したと同時にモールイマジンが宙を舞う事になる

 

 

 

「見たか!俺の美学…取り敢えず…殴れば必ずダメージは必ず入る!ノーダメージなんて絶対にない!」

 

 

『座右の銘は?』

 

 

「水滴石を穿つ!!」

 

 

「凄いなぁ…いや…色んな意味で」

 

 

「本当、戦闘能力とあの行動力だけは見習いたいよ…後はちょっとな…さて俺も働かないと頭カチ割られるから…行かないと」

 

 

『カイザ』

 

 

ナツキもアナザーウォッチを取り出しアナザーカイザに変身するとアナザーゲイツから声をかけられた

 

 

『おいナツキ、実は今新しい力が解放されたぞ』

 

 

「え?何それ、この間のギャレンのキングフォームみたいな感じ?」

 

 

『あぁそれに合わせてお前に新アイテムを渡す使え』

 

 

と光が両手に収まりガラケーとスマホに形を変えた

 

 

「これハルトの持ってるファイズフォンXに似てるな?」

 

 

『最初のそれはカイザフォンX、ボタン入力でシングル、バースト、ショット、ポインターを呼び出せる』

 

 

「便利だな…んじゃこのスマホは?」

 

 

『それはカイザフォンX X アナザーネクストカイザに変身する為のアイテムだ!』

 

 

「何?そのネクストカイザって」

 

 

『詳しくは後で話す、さぁ!変身だ!』

 

 

「お、おう!」

 

 

変身アプリを押すと液晶画面に入力アイコンが現れたので

 

 

『9 1 3 ENTER』

 

 

『STANDING BY』

 

 

お馴染みの低い音声と待機音が鳴る

 

 

「変身!!」

 

 

『COMPLETE!』

 

 

アナザーカイザの体を覆うように再びフォトンブラットが流れるとその姿を変える

 

 

アナザーカイザの全身にまるで機械仕掛けのバイザーや追加装甲のような意匠が加わり有機的な装甲がメカニカルなものへと変わる、まるでアマゾン・ニューオメガのような出立ちをしているベルト部分には新しいアイテム カイザフォンX Xが装着された新たな時代の戦士

 

 

アナザーネクストカイザ 誕生!

 

 

「しゃあ!……んで武器は?」

 

 

『腰のボタンを押すんだ』

 

 

「おう!」

 

『カイザクロスラッシャー…マテリアライズ!』

 

ボタンを押すとアナザーネクストカイザの両手にトンファー型の新武装 カイザクロスラッシャーが二振り現れたのである

 

 

 

「す、スマートブレイン社の科学力すげええ!よし行くぞ!」

 

 

アナザーネクストカイザも参戦にモールイマジンも混乱が起こるが

 

 

「え?何その新装備!?そんなカイザ俺知らないんだけど!!カッケェ!」

 

 

「これはアナザーネクストカイザ、何か新フォームらしいよ!」

 

 

「何っ!カイザに強化形態だと!!おいアナザーファイズ!お前にも何か無いのか!」

 

 

『あるよ俺も最近アナザーネクストファイズに変身可能になった』

 

 

「あるんかい!!そんな大事なことは早く言え!」

 

 

『だって聞かれなかった』

 

 

「取り敢えず話は後で聞く、今はヴァルバラドで蹴散らすぞ!」

 

 

そう言うと腰のベルトから新しいケミーカードを取り出した

 

 

『ガッツショベル!TUNE UP!ガッツショベル!』

 

 

ヴァルバラドの左腕にショベルカー20台分の掘削力を誇る追加武装 ショベルバーサークが装備されたカスタムモデルとなる

 

 

 

「せいやあああ!」

 

 

『SCRAP!ヴァルバラブレイク!!』

 

現れたエネルギー状のショベルが地面を掘りモールイマジンごと持ち上げる

 

 

「っし…今だ!ナツキ!」

 

 

「おう!」

 

『EXCEED CHARGE』

 

 

両手のカイザクロスラッシャーにフォントブラッドが充電されると同時に跳躍クロスラッシャーを交差するように振り抜き、すれ違い様に斬撃を与えると

 

 

歪んだχの文字と共にモールイマジンは灰になったのである

 

 

 

「ふぅ……中々の使い心地だな」

 

 

『元は人間の体を装甲に変えている…それを怪人のお前が使えばパワーアップするなど当たり前の事だ』

 

 

「それもあるだろうけど…キャロル達の思いも籠ってるからな、そんな未来には絶対にさせない!」

 

 

新たに決意を固めたハルトであったがナツキはやれやれと肩をすくめる

 

 

「惚気るのは後にしろよハルト」

 

 

そんな話しをしていると虚空から突如現れたのは

 

 

「六喰!?」

 

 

「久しぶりじゃのぉ…しかしまだお主を忘れておらぬ輩がいたとはの、まぁ良い子奴等の記憶も消すだけじゃ」

 

 

その時!

 

 

【!!】

 

 

 

蒸気機関車のような音と共に空から線路が走り現れたゼロライナー、通過すると先程出会った2人がいた

 

 

「侑斗さん!デネヴさん!」

 

 

「あ、皆さっきぶり…侑斗、あの子だよ!」

 

 

「そうか行くぞデネヴ」

 

 

侑斗は六喰を確認するなりベルトを装着、あの時と同じようにカードを取り出したではないか

 

 

「え……ちょっ!待ってください!何で彼女を!」

 

 

「その女がイマジンの契約者だからだ」

 

 

「え?」

 

 

「あぁ…あのモグラのような奴等か…願いを叶えるとか言っておったからお主を連れて来いと望んだのぉ」

 

 

「そんな……でも2人が倒しましたよ」

 

 

「その子、大量のイマジンと契約している…今までに無いことだよ」

 

 

「マジかー……んじゃ倒さないとですね!…ん?」

 

 

ハルトは呆れながらも六喰の顔を見る、あの目の感じ

 

 

「あぁ〜お前も七罪と同じ口?」

 

 

「何じゃ、はっきり申せ」

 

 

「んじゃはっきりと……お前さ家族に捨てられたか愛されてない口だろ?だから愛に飢えているとか」

 

 

「何の事じゃ」

 

 

「嘘が下手かそのトラウマで覚えてないか…或いは両方か…あ〜誰にも愛されてない…だから誰かに愛されたいその愛を独り占めしたいって感じかな」

 

 

「何じゃ何じゃ…何なのじゃ!お主のような人間にむくの何が分かる!!」

 

 

「分かるよ、だって俺も同じだから親兄妹や周りから忌み嫌われ迫害されてたし」

 

『相変わらず重たい過去を軽く話すな』

 

 

「今じゃ笑い話みたいものだしね、だって俺今と未来が凄い幸せだし…多分、少年君は部分的には理解出来るけど彼は親兄妹に愛されてるから分からないって所、君の不満はそんな感じかな」

 

 

 

「………嘘は言っておらんようじゃな」

 

 

 

「まぁね侑斗さん、少年君…どう?攻略のヒントにはなったかな?」

 

 

「何?」

 

 

「人の心読んで…妖怪サトリかお前は」

 

 

「言い方悪いな今回のはセラピーやカウンセリングみたいなものだよ……ねぇ…っていない!!」

 

 

 

「逃げられた!士道君大丈夫か!」

 

 

「は、はい……けど六喰が契約者って…」

 

 

「取り敢えず探すか行くぞデネヴ」

 

「了解!」

 

 

2人はゼロライナーに乗り込み走りだそうとした時

 

 

「うおおおおおおお!」

 

 

ハルトは感動しながらバットショットを使い撮り鉄と化していた

 

 

 

「はぁ、ハルトの奴…」

 

 

「あの本当なんですか?ハルトさん……」

 

 

「あぁ親云々の話?本当らしいよ本人の口から聞いてるから」

 

 

「じゃあハルトさんの言ってた六喰の事って」

 

 

「本当だろうな、何せ同じ境遇で同じように愛に飢えた男は何人も奥さん娶って更に増やすらしいからな恐れ知らずだよ本当」

 

 

「…………それナツキさんもでは?」

 

 

「そんな訳ねぇよ何せ俺は……4人いますね…つか待て俺はこれ以上増やさねぇよ!!!!」

 

 

「耶倶矢も夕弦も心配してましたよ…この間2人で話してましたナツキさんも同じように増やすんじゃないかって…それだったら誰も知らない場所に監き「ストーップ!何でヤンデレ化してんだ!」俺に言われても!」

 

 

「はいはい喧嘩しなーい!ま、向こうの狙いも分かったし後は対策立てるだけかな」

 

 

「だね…取り敢えずピースメーカーに引き返して情報の整理を……って危ない!」

 

 

三人が回避すると、そこに黒い斬撃波が襲いかかったのである

 

 

 

「今度は何だ!あの黒い斬撃…お前の所のオルタじゃねぇよな!」

 

 

「んな訳あるか!今彼女はピースメーカーの大食い大会に参加してるわ!」

 

 

「そんな催し開いた覚えないけど!?」

 

 

ハルトとナツキはその敵の姿を見てキョトンとしていたが士道は目を見開く

 

 

「と……十香!?」

 

 

 

「「え?」」

 

 

「戦いの気配に釣られて来てみたが、いるのは童と人擬きが2人か…まぁ退屈凌ぎにはなるか」

 

 

「十香ちゃん…イメチェンした?」

 

「何処となくアルトリアぽいけど」

 

 

「誰だ十香とは…まぁ良い相手してもらうぞ!」

 

 

黒いオーラを放つ十香が3人に襲い掛かるのであった

 

 






次回予告

オルタ化した十香の襲撃に混乱する士道達、何とか撤退した彼等は態勢を整え再度 六喰と向き合う心を開かせようと全力で彼女と向き合う士道

しかし襲い掛かるイマジン達の群れ、そんなピンチの中 時を超えて彼等が現れる!


「漸くの登場だな……俺!参上!!」


そして再度現れた十香を止める為、2人のアナザーが目覚める


「宇宙……来たーーーーー!!」


「俺の運命は嵐を呼ぶぜ!!」

次回 六喰プラネット 4幕 反転!特異点!宇宙来たーー!




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