無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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六喰プラネット8幕 切られた切り札

 

 

 

前回のあらすじ

 

 

士道に関する記憶も戻り一安心と思いきや肝心の六喰が宇宙に戻ってしまった

 

しかも彼女と契約したイマジン達もまだ多くいる為 ハルト達はイマジン狩りを実行するが彼等の前に現れたのは人造アンデッド ケルベロス擬きであった!

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

ハルトside

 

「先手必勝!!」

 

アナザーカリスは両手に持っている大鎌を使い近接戦を仕掛ける、間合いに入ると円運動により強化された斬撃が襲い掛かるも

 

 

「…………」

 

 

威力はあるが鎌の速度は遅い、人造アンデッドは余裕を持って回避をしようとしたが

 

 

「!!」

 

その足場にバイオの力で生えた蔦が生えて自らを拘束していたのである結果として斬撃は防御したが重たい一撃により人造アンデッドはダメージを負ってしまう

 

 

しかも攻撃はそれだけではない

 

 

「はぁ!」

 

アナザーギャレンの銃撃を死角から受け更なるダメージを受けてしまったのだ、しかしアナザーギャレンは首を傾げる

 

 

「………何か弱くね?」

 

 

そう弱いのだ、最初は警戒していたが蓋を開けてみたら此方の優勢ときたが

 

 

「油断するなよスロースターターな怪人もいるからな」

 

 

データが揃ってとか対策がとか技のカウンターを得意とする怪人もいる知らない故に警戒は怠るのは危険だ

 

 

「分かってるけどさ!ネガタロス達は大丈夫かな?」

 

 

「問題ねぇよ、あの2人なら」

 

 

「偉く買ってるな」

 

 

「そりゃ幹部と候補生だからな…俺が何かを頼む時はそれが出来ると判断した奴にしか任せねぇよ」

 

 

「それお前が脳筋で細かい事出来ないからじゃ…っぶねぇ!鎌が当たりかけたぞ!」

 

 

「ちっ…そのまま首が飛べば良かったのに」

 

 

「図星じゃねぇか!!」

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その頃

 

 

「ほぉ中々に硬いな斧で切れないか」

 

 

「残念だが俺に近接戦は効かねぇんだよ!」

 

 

「ならコレだ」

 

 

とネガ電王はデンガッシャーをガンモードに切り替えて相手の間合いの外から攻撃を行うと持ち前の鉄球や鎖など無視して弾丸が命中していく

 

 

「あがぁ!…く…くそふざけるなよ…こんな奴より…俺の方が強いのにぃ!!」

 

 

「残念だな確かにお前は強い、だが俺の強さが別格なだけだ」

 

 

『FULL CHARGE』

 

 

「舐めるなぁ!!」

 

 

アルマジロイマジンは鉄球を投げつけると、ネガ電王はそれに合わせて体を傾けながら銃口を向ける、その体の位置が相手の正面に向き合う時アルマジロの鉄球が肩を掠めるが、それを無視してエネルギー弾をお見舞いしたのである

 

 

「う…やられ……うわああああああ!!」

 

 

アルマジロイマジンが爆散する中、ネガ電王は冷静に

 

 

「今の俺は逢魔王国ライダー怪人軍団長(本物)のネガタロスだ、この名前忘れるなよ」

 

 

ネガ電王は腕を組み目線を幽汽に変える

 

 

「らぁ!」

 

 

「おい手伝ってやろうか?」

 

 

「イラねぇよ!」

 

 

「そうか?2人がかりでも俺は構わないが?」

 

 

流石のレオイマジンというべきか原典においても電王ライナーフォーム、ゼロノス・ゼロフォームに加え 未来の侑斗こと桜井の変身したゼロノスの3人がかりで戦った強敵である

 

 

「舐めやがって…カイに選ばれた程度で浮かれてんじゃねぇ!!」

 

 

「お前は選ばれなかったからな!だから死朗についたのだろう?」

 

 

「確かにな…だが今の俺は一味違うぜ」

 

 

「何?」

 

 

「今の俺は……魔王軍のメンバーだ!!」

 

 

「実力のない肩書きなど!!」

 

 

「っ!らぁ!!……なんてな」

 

 

感情任せに見せかけた一撃に油断したレオイマジンの爪攻撃、その隙を幽汽は見逃さなかった

 

 

「ぐ……き、きさま……わざと……」

 

 

長刀をすれ違い様に腹部に当てそのまま切り裂くと血の代わりに砂を吐き出すレオイマジンに

 

 

「言ったろ1発で済むってな」

 

 

『FULL CHARGE』

 

 

 

「そーーらよっと!!」

 

 

「がああああああ!」

 

増幅されたエネルギーが長刀に流れ込み終わると同時に袈裟斬りをかけるとレオイマジンは爆散したのであった

 

 

「ふぅ…お仕事完了」

 

 

「見事だったぞ」

 

 

「いやぁお褒め頂いて光栄だねぇ〜」

 

 

「折角だボスの戦いを見ていくか?」

 

 

「良いねぇ〜本当に大将が魔王なのか確かめさせてもらうぜ噂だとただの喧嘩バカとか色々聞いてるからな」

 

 

と2人は自らが担ぎ上げる王の元へ向かうのであった

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その頃

 

 

「らぁ!」

 

 

「ふっ!」

 

 

「がぁ…」

 

 

「よしトドメだ!」

 

『♢ 10!J!Q!K!A!ロイヤルストレートフラッシュ!!』

 

 

「お前が仕切るな」

 

そう言いながらアナザーワイルドカリスは両手を合わせると手に持つ大鎌が弓矢の形へと変わると体の中から♡のラウズカードがジョーカーの力も合わさり一枚のカードへと変わるのであった

 

 

『WILD』

 

 

「消し飛べ!!」

 

 

「くらえええ!!」

 

 

2人の必殺技 ロイヤルストレートフラッシュとアナザーワイルドサイクロンは光の柱のようになって人造アンデッドを消滅させると変身解除したハルトはバグヴァイザーを取り出すと先程までいた人造アンデッドの破片を採取したのであった

 

 

「よしよし」

 

 

「何?また悪巧みか?」

 

 

「失礼な、新しい力の模索と言ってくれよ…これを使えば俺も天王寺さんよろしく体にアンデッドを宿せるかも知れねぇ」

 

 

「既にジョーカーアンデッドに近い力を持ってながら何言ってんだ?」

 

 

「何も出来ないで蹲ったり泣いたりするのは嫌なんだよ…無力だ何だで諦めたくないだけ…あ!」

 

 

と話していると2人が現れたのだが

 

 

「2人とも無事だっ「アレだけの力がありながら更なる力を求めるのか?」え?いやまぁそりゃ力が無ければ守れないものなんて沢山あるだろ?お前達とかキャロル達とか国とか色々と」

 

 

「っ!!」「!!!」

 

 

「なぁ俺なんか変な事言った?」

 

 

「いや?」

 

 

「まぁアレだ、お前達の背中には俺がいるから気兼ねなく暴れろ…安心しろ俺は負けん……レジェンドライダーの皆さん以外にはな!」

 

 

「そこは誰にもとか言ってほしいんだがな」

 

 

「それは様式美だぜネガタロス「大将!」ん?」

 

 

「っすまない!!俺は貴方の事を噂通りの脳筋でノリと勢いで考えなしに生きているだけの奴だと侮っていた!」

 

 

『いや、それ概ねあってるぞ?』

 

 

「だが、アンタは考えてないようでキチンと色々と考えていたんだな!」

 

 

「ん?」

 

 

「今の力に妥協しない向上心と野心…感服したぜ…改めて仮面ライダー幽汽ことゴーストイマジン、正式に貴方の傘下に加えて頂きたく思います」

 

 

「加えるよ正式にネガタロスの副官に任命する、それとお前の友達も連れてこい全員逢魔で面倒見てやる」

 

 

「いいのか!」

 

 

「勿論、そうなると怪人軍団も分隊に分けないとダメだなネガタロスこの後時間ある?」

 

 

「当然だ」

 

 

「よし正式に逢魔ライダー怪人軍団を設立するから組織編成を考えたい付き合ってくれ」

 

 

「御意」

 

 

「んじゃ……まずは歓迎会の用意をしないとな」

 

 

と笑っているとナツキのカイザフォンに通話が入る

 

 

「ん?もしもし?エルフナインどうしたんだ?」

 

 

『どうしたんだ?じゃないですよ!!また増やしたんですかナツキさん!!』

 

 

「は?いやいや何のこと?」

 

 

『変わります!!』

 

 

「あ、ちょっ!」

 

 

『すまないエルフナイン…失礼…指揮官か?』

 

 

この声、間違いとナツキは顔を青くした

 

 

「え、エンタープライズか?」

 

 

『そうだ…やっと話せたな指揮官』

 

「あ、あぁ…そうかベルファスト達が言ってた子って」

 

 

『…………指揮官』

 

 

「ん?」

 

 

『何で私との話で他の子の名前が出るのだ?』

 

 

「…………………へ?」

 

 

地雷を踏んでしまい声の上擦っている様子にハルト、ネガタロス、ゴーストイマジンの3人は

 

 

 

「何でアイツはあんなに動揺しているのだ?」

 

 

「気にするな、どーせいつもの修羅場だ」

 

 

「修羅場!?逢魔では更なる戦いがあると言うのか!」

 

 

「まぁ……間違いはないな…だろネガタロス」

 

 

「あぁかなり華麗で激しい修羅場だな」

 

 

そんな感じで話していると

 

 

『取り敢えず話は後でしよう、迎えを送ったから待っていろ』

 

 

「迎え?」

 

 

「私だよ!」

 

 

「うわぁ!」

 

ナツキの背中に抱きつくのは金髪ツインテールにビキニに黒ジャケットと完全に痴女的な衣装をきた快活そうな女性である

 

 

「ホーネット!?」

 

 

「そうだよ〜貴方の奥さんのホーネットだよ!」

 

 

ヨークタウン級三姉妹 末っ子 ホーネットである

 

 

「まさかエンタープライズが言ってた迎えって!」

 

 

「私のことだよ、いやぁ〜お姉ちゃんは人使いが荒くて困るよ〜」

 

 

「あ、あはは……」

 

 

「じゃあいくよー!発進!!」

 

 

「あ、あぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

そう言うとホーネットが呼び出した艦載機にナツキは強制的に乗せられ、ピースメーカーへと飛び帰るのであった

 

 

「……あいつ大丈夫かな?」

 

 

『さぁな』

 

 

ーーーーーーーー

 

 

ナツキside

 

 

俺、野田夏樹は現在、磔されております

 

理由?それは簡単

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

「「…………」」

 

 

「「……………」」

 

 

エルフナイン、マドカ、八舞姉妹とエンタープライズ、ホーネット姉妹の笑ってない笑顔が飛び交うと言う人生最大の修羅場を迎えております!!

 

 

この覇気と圧…俺には耐えられない!!これに耐えるくらいならばシビレモンを丸齧りしてやる!!

 

 

誰か助けてー!と目線をトルーパー達に送るが皆見て見ぬふり、そりゃそうだろう彼等の雇用主はハルトであって俺じゃない精々が友達程度の認識だろう…そしてキャロル、千冬に目線を送るが

 

 

「貴様……」

 

 

「エルフナインやマドカと言うものがありながら…」

 

 

逆鱗に触れてるのか殺意全開で睨まれてるぅ!!殺気のあまり気絶しかける…が

 

 

『気をしっかり保て』

 

 

アナザーゲイツのお陰で助かった…危なかった……

 

 

「しかしあの圧によく耐えてるなハルト」

 

『アレはアレでタフだよな』

 

 

本人の知らない所で株が上がるのであった

 

 

 

そして戦況が動き始めた

 

 

「僕はエルフナイン、ナツキさんの正妻です」

 

 

恋人飛ばして正妻とはこれ如何にとエルフナインの言葉に周りもヒートアップしている

 

 

「織斑マドカだ…そのそいつには一生一緒にいてやるとプロポーズされた」

 

 

「あれ?そんな感じだったか?」

 

『似たようなものだろ?』

 

 

 

「くくく…私は颶風の巫女、八舞耶倶矢!」

 

 

「参戦 八舞夕弦!ナツキは私達の共有財産です」

 

 

バチバチである

 

 

「私はヨークタウン級二番艦 エンタープライズだ指揮官とは戦いが終わった後もずっと隣にいると言って指輪を貰いケッコンしている」

 

 

「同じく三番艦のホーネット!私も指揮官から指輪を貰ってケッコンしてるんだー!」

 

 

その一言に4人の首がグリンと回転しハイライトの消えた瞳でナツキを見る

 

 

「指輪?」「ケッコン?」

 

 

「ナツキ?」「詰問、どう言う事です?」

 

 

正直言おう、今死に戻れるなら死に戻りたい…それくらい怖いよ…ハルト風に言うならテラードーパントの恐怖級と言おうか…いや仮面ライダーTHE NEXTのホラーシーンより怖い…アレはガチでトラウマだからな…

 

 

 

「因みに私もご主人様から生涯支えてほしいとプロポーズされ指輪を頂いております」

 

 

「何っ!」

 

 

「後でハルトにも話を聞かねばならないな」

 

 

 

「ナツキさん?」どこ見てるのですか?」

 

 

ハルトすまない……俺は先に逝く せいぜい頑張れ

 

 

 

「と言う事で指揮官は私達のものだ諦めろ」

 

 

「そう言う訳にはいきません!僕はナツキさんとデートしたりお風呂でハプニングあったり勝手に愛人増やされるとか色々ありましたが…それでもナツキさんが好きなんです!」

 

 

「お風呂でハプニング…だと!」

 

 

 

「そうだ!私と姉さん達を繋いでくれた事もだが…私に生きていて欲しいとその手を伸ばしてくれた…そんな男に惚れない訳がないだろう!」

 

 

「その通りだ!」

 

 

「肯定 私達姉妹に別離以外の道を示してくれましたから」

 

 

皆の気持ちに心が温かくなるが

 

 

「あの本当に頼むから人目を考えてくれませんか?」

 

 

周りのトルーパーは「おー!」と感心しているしキャロルと千冬は「何故そこまで関係進めてるのに踏み出さないのか」と頭抱えていると来た

 

 

「けど私達姉妹だって指揮官が大好きな気持ちは負けないよ!」

 

 

「あぁそうだとも!私の帰る場所は指揮官の隣だ!」

 

 

白熱する雰囲気に全員が固唾を飲む中

 

 

「では…戦いで決着を「ストーップ!!」何ですナツキさん?」

 

 

「何で皆戦うのさ!話し合おうよ!それでキャロルさん達も解決してるじゃん!!」

 

 

「他所は他所!うちはうちです!!」

 

 

「だからって戦う!?響ちゃんの話思い出そ!」

 

 

「何でそこで響さんの話が出るんですか?」

 

 

「………あ」

 

 

 

「さてナツキさんには僕しか見ないように少しお話しをしないとダメですね〜」

 

 

「いやここはこれ以上、増やさないように箱にでもしまって…」

 

 

「いやいやこんな時は夕弦の天使で縛ってしまおう」

 

 

「賛同 私にお任せ下さい」

 

 

「なら見張は私達の艦載機で行おう」

 

 

「そうだね姉ちゃん」

 

 

 

「じゃあナツキさん少しお話ししましょうか」

 

 

「み、みんな助けてーーー!」

 

 

「さーて俺達は陛下の迎えに行かないとな」

 

 

「聞いた話だと新しい幹部と初任務らしいぞ」

 

 

「何だって!」

 

 

「無視しないでー!」

 

 

「さぁ逝くぞナツキ」

 

 

「字が違うううううううう!!」

 

 

結果としてナツキは何とかこの危機を乗り越えエンタープライズとホーネットは仲間に入るのであった

 

 

 

因みに

 

 

 

「あの〜キャロルさん?帰宅早々何故俺は縛られたのでしょうか?」

 

 

「何、オレ達には渡してない指輪を何故ベルファストに渡しているのか知りたいだけだ」

 

 

「…………………あ」

 

 

「漸く分かった、貴様が節操なしに増やす理由が…つまり相手にも所帯持ちとわかる目印がいるのだとな」

 

 

「お…おう」

 

 

「だから束さん達はハルくんに指輪を要求します!」

 

 

「そうだね…私達も欲しいな」

 

 

その頼みに

 

 

「そうだな…皆を心配させているのは俺のせいだしな…分かった、じゃあ作ってくる」

 

 

「買うじゃなくて!?」

 

 

「素材はミスリル、オリハルコン、アダマンタイト…あとヒヒイロノカネ…それと」

 

 

「ちょっと待ってハルト、何だそれは」

 

 

「指輪の材料?」

 

 

「ど、どれだけの指輪になるんだろう…お金にしたら……」

 

 

「噂に聞く伝説の金属ばかりね…流石旦那様、桁が違うわ」

 

 

「けど、そもそもハルトのセンスで指輪任せて大丈夫なの?」

 

 

銀狼の一言に全員がハッとなり

 

 

「よしハルト、少し待て」

 

 

「ん?」

 

 

「オレ達がデザインを吟味する、それが終わったらそのデザインで作ってくれ」

 

 

「俺のセンスとデザインは信用ならないと言うことかな!」

 

 

 

「「「「「「当然」」」」」」

 

 

「…………」

 

 

「ご主人様」

 

 

「ベルファスト〜」

 

 

「こちらでの私服の写真を見ましたが妥当かと」

 

 

「……………」

 

 

「お前に任せるとウィザードリングみたいになりそうだからな」

 

 

「それはやるな、ビーストリングも良いなぁ…」

 

 

「事前に聞いておいて良かったねキャロりん!!」

 

 

「あぁ…よしお前達!集まれ!」

 

 

と皆が集まり話し始めたので

 

 

『良いのか?』

 

 

「当たり前でしょ。確かに指輪は渡さないとって思ってたからさ」

 

 

『いやそっちじゃない』

 

 

「え?」

 

 

 

 

 

【ちょっと待って、エンタープライズ!関節はそっちには曲がらないからぁーー!ホーネットも辞めてーー!!あ、う…腕ガアアアアア!!】

 

 

【安心しろ指揮官、私達がつきっきりで看病してやる】

 

 

【うんうん!おはようからおやすみまで!…もちろんお風呂とかベッドの方も】

 

 

【い、いやアナザービーストの回復の力で治るから】

 

 

【ならもう一度やるぞホーネット今度は足だ!】

 

 

【合点だよ姉ちゃん!!】

 

 

【い、いやちょっ…た、助けてええええ!!】

 

 

【大丈夫ですよナツキさん….僕達がついてますから】

 

 

【安心しろナツキ】

 

 

【え?い。いや、ちょっ!】

 

 

鈍い音と共に響くナツキの悲鳴。そして聞こえる女性陣の声に

 

 

「今更だがエルフナイン達、何でヤンデレ化してるの?前まではあんなにピュアだったのに」

 

 

『恐らく死に戻りの弊害だろうな』

 

 

「どゆこと?」

 

 

ハルトの疑問にアナザーディケイドが自分の考えを話す

 

『死に戻りする度にナツキの失敗した周回は剪定事象…つまり滅亡が決まった世界となる』

 

 

「ん?」

 

 

『要するジオウ最終盤でスウォルツがした世界のような状態になる』

 

 

「あ〜そう言う」

 

 

『その度にナツキは死に戻るが彼女たちは違う、愛する者の別離を何度も何度も何度も味わう事になる、それが恐らく死に戻りした段階で深い関係者の彼女達にもその記憶が断片的にも入るのだろうな』

 

 

「その分、喪失感が彼女達を襲うから離したくないって愛情や嫉妬とかの感情が大きくなっていくって感じ?」

 

 

『あぁ、アイツが死に戻りをしなければ良い話だが…』

 

 

「無理でしょ、今にも死に戻りそうだし」

 

 

『そうだな』

 

 

因みにナツキの悲鳴をBGMに四天王筆頭でレジェンドルガの女王は満面の笑みを浮かべながらワインを飲んでいた

 

 

 

 

 

翌日、その日騒がしい一日はピースメーカーに流れた警報から始まった

 

 

「何事だ!」

 

ハウンドの声に管制官達が情報を報告する

 

 

「フラクシナスから通電!精霊 六喰と五河士道が邂逅!しかしながら敵イマジンの攻撃により危機と支援求めると」

 

 

「陛下聞かれましたな」

 

 

「おう……今日の鯖味噌は白味噌で行くぞ」

 

 

「全く聞いていないではありませんか!!」

 

 

「安心しろハウンド、俺はいつも通りだ」

 

 

「足元ふらついているのでいつも通りではありませんが?」

 

 

「何……ちょーっとキャロル達の指輪作りで徹夜しただけだ……」

 

 

「原因は確実にそれですね、どうしますか?」

 

 

「任せろ…」

 

 

『ジオウⅡ』

 

 

「久しぶりの回復方法で俺復活だぜ!よしウォズついてこい!」

 

 

「はっ!」

 

 

「俺は!?」

 

 

「お前は……怪我を治せナツキ」

 

 

そこには全身包帯ミイラが車椅子に座っていたのだ、そう昨夜のお仕置きを受けたナツキである

 

 

「お前が治してくれるなら俺はすぐに戦線復帰出来るんだけど!!」

 

 

「悪いなナツキ、あの治療は俺専用なんだ!」

 

 

断じて後ろで車椅子を押しているエルフナインの圧に負けたとかそんなんじゃないからな!

 

 

そしてガンシップに乗り込むとボロボロの士道と泣きながら介抱する六喰

 

 

そこに襲い掛かるは士道を連れてこいと契約したイマジン達

 

 

「これで契約は完了だな」

 

 

「さて報酬を貰うとするぞ」

 

 

 

「い、いやじゃ……聞いたぞ…お主達はむくの大事なものを奪うと…」

 

 

「それが報酬だ最初に言ったぜ、お前の払う代償はたった一つ」

 

 

「だから扉を開かせてもらうぜ!」

 

 

「誰か…」

 

 

その小さな声を聞きつけたのか空から2台の電車が現れると中から2人の青年が現れたのだ

 

 

「りょ……良太郎さん?」

 

 

「大丈夫?」

 

 

「ったく無茶苦茶な野郎だな」

 

 

「ははは…すみません」

 

 

「電王か遅かったな、もう契約は完了した…もう手遅れだ!」

 

 

すると良太郎の体に赤い光が走ると逆だったヘアースタイルになった良太郎が啖呵を切る

 

 

「遅いって?残念だが俺達は最初からクライマックスなんだよ、だろう?良太郎」

 

 

『うん!』

 

 

「そんなお前達に今から本当の変身ってのを見せてやる」

 

 

2人はベルトをつけて待機状態にすると

 

 

 

「「変身!!」」

 

 

『SWORD FORM』

 

『アルタイルフォーム』

 

 

「へへ、俺!参上!!」

 

 

「最初に言っておく!俺はかーなーり強い!!」

 

 

「「「っ!!」」」

 

 

イマジン達はあまりの迫力に圧倒されていた

 

 

「おいおいどうしたよ、そんなにビビって…まぁ当然だがな!」

 

 

「いや、その……」

 

 

「あん?」

 

 

「あれ」

 

 

イマジンが指差した先には、現着したハルトが泣きながら此方を拝んでいた……そりゃイマジン達もドン引きする

 

 

「電王とゼロノスの生変身…みれでよかったぁ!!」

 

 

「我が魔王……泣き止んでください皆様がこちらを見ています」

 

 

「陛下……彼を助けに来たのでしょう?」

 

 

「お、おう……それはお前達に任せた」

 

 

「陛下は何を?」

 

 

「俺か?俺はここで……電王とゼロノスを応援する!!」

 

『ドレスアップ』

 

 

アナザーウィザードの力でハルトは背中に『俺、参上!』と書かれた赤いハッピとバンダナを巻きペンライトを持っていた

 

 

「電王!ゼロノス!!頑張れーーー!!!」

 

 

最早ヒーローショーを生で見ているファンのそれである

 

 

「ハウンド」

 

 

「はっ!撃て」

 

 

「あばばばば……」

 

 

親衛隊は慣れた手つきでスタンモードにしたブラスターを発射、ハルトは感電しながら地面に倒れ伏した

 

 

「真面目にやりましょう?我が魔王」

 

 

「は……はい……わかりました…」

 

 

 

六喰と士道に近づく衛生兵は冷静に処置を施していくがハルトはチラチラと戦いを見ていた

 

 

「お願いじゃ…此奴を助けてくれ……」

 

 

「分かりましたから少し離れて」

 

 

治療中の最中に事件は起こる

 

 

 

「見つけたぞ!」

 

 

それは恐らくハルトを消す願いで契約したイマジンであった

 

 

「丁度良い、このまま消して契約を叶えさせて貰うぞ」

 

 

「ま、待つのじゃ…今叶えても」

 

 

「黙れ!!」

 

 

「陛下をお守りしろ!」

 

 

「邪魔だ!」

 

 

 

現れたイマジンにより親衛隊が倒されていく中感電したままのハルトは沈黙したままであった

 

 

 

「お前……何邪魔してくれてんの?」

 

 

 

「何?」

 

 

 

「今そこで………電王達が戦ってる途中でしょうがぁ!!!」

 

 

「そこですか我が魔王!?」

 

 

「なんてな冗談だよ冗談」

 

 

「いや全く冗談には聞こえないのですが?」

 

 

「………テメェ、誰の仲間傷つけたか身を持って教えてやるよ」

 

 

そう言いながらハルトが取り出したのは先日キャロルに頼み込んで作ってもらった新型のドライバーである

 

 

それは次世代型ガイアドライバーことガイアドライバーRex

 

 

それに合わせるのは、己と最高に同調するガイアメモリ 流石に次世代型ではないが

 

 

 

『JOKER!』

 

 

あの切り札の記憶を内包している事に相違はない

 

 

「変身」

 

 

『JOKER』

 

 

すると同時に紫のエネルギーがハルトの体を包み込む 

 

 

そこから現れた姿はピエロのような帽子にケタケタ笑う顔と怒りに震えている顔が半分になっている道化の仮面を被る異形の戦士

 

 

 

ジョーカードーパント

 

 

「覚悟しろ、お前の罪は重い!!」

 

 

「やっぱりそっちが本音ですか?」

 

次行く世界

  • 真剣で私に恋しなさい!
  • 戦国恋姫
  • アカメが斬る!
  • スターウォーズ
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