前回のあらすじ
記憶を取り戻したハルト、そんな彼の元にキャロル達の元に最悪の精霊にして逢魔空間震事件の犯人候補 時崎狂三が接触を図る、報告を受けたハルトはアナザーカブトの力を使い現場に走り出すのであった
「はぁ…はぁ……はぁ……っ!皆待たせたな!久しぶりの俺!参上!!」
アナザーカブトの変身を解除してハルトはキャロル達の前に立つと
「あらあらお久しぶりですわね魔王さん」
「時崎狂三…テメェ……」
この口調の違和感にキャロル達は気づいた
「……おい待てハルト、お前まさか記憶が」
「だから皆何で俺が記憶喪失だった風に話すのさ!!疑うならこれを見ろ!」
『二枚目気取りの三枚目』!!オーラァ!
「この文字Tが目に入らぬかぁ!」
『何で証明している相棒?』
「は、ハルト!良かった全部思い出したんだな」
その顔を見てキャロル達は安堵し、そして
「ハルくーーん!」
「ごふぅ!」
束の全速力ダッシュからのタックルをボディーにくらい華麗に吹き飛ばされたのであった
「良かった!思い出したんだね!本当良かったよぉ!!」
「束、落ち着いて今ので記憶どころか魂まで飛び出しそう」
「銀狼様の仰る通り実際、口から魂が抜け出しそうですよ」
良く見ると白目を剥いて口から魂的なものが抜けようとしていた
「えぇ!は、ハルくーーーん!!」
『束の打撃は体に響くぜぇ……』
「しかしオレとした事がお前の私服センスを見て安堵する日が来ようとはな」
「はぁ……お前たちは…おいハルト」
「ん?」
「おかえり」
千冬の言葉に何の意図があるかは分からないが
「おう、ただいま」
取り合えず笑顔で返すと手を取るのであった
そして起き上がったハルトは痛みに耐えながらも狂三を見るなり
「んで、お前はどの面下げて来やがった?」
ハルトは怒りの波動を発するとキャロルは溜息を吐きながらハルトを止める
「安心しろ戦うのが目的じゃないたのことだ」
「え?」
「あのねハルくん、凄い大雑把に言うと話聞いて欲しいんだって」
「ふーん…やだ」
子供のように断るハルトにキャロル達は慣れたように溜息を吐いた
「敵と認識した奴の話を聞かないのはお前の悪癖だ治せと言わんが少しは聞く耳を持て」
「けどコイツが逢魔に空間震を「それは違うみたいだ」あ?」
「前にアナザーディケイドが行っていたように世界の壁を超えて空間震を撃つことは出来ないらしい…しかもピンポイントで何て不可能だと」
「んじゃ誰が撃ってんだよ?」
『これも乾巧って奴の仕業なんだ』
「何だって!!それは本当かアナザーデルタ!!え、まじで本当にそうなの?なら理由聞く前にサイン貰わないと…けど巧さんは人見知りだからいきなりサインくださいって言っても断るだろうし…どうしよう相棒!」
『落ち着け相棒!これは精霊の仕業だ!!乾巧は冤罪だぞ!』
「そっかぁ……いやまぁそうだよね、そんな真似あの人ならしないもんな…まぁドーム会場にフォトンブラッドを撒き散らして観客のオルフェノクを灰にしてたけど」
『それなんてテロ?』
「真面目にするか、精霊が犯人なのは間違いんだな」
「そうらしいしかも原初の精霊とさ」
「あ?原初?」
頭に過ぎるは逢魔の最強戦力にあたる彼女達だが直ぐに当たりがついた この世界で原初といえば
「あー、アレかユーラシアの空間震がどーとか」
「えぇその精霊が犯人ではないかと」
「根拠は?」
「まず純粋な霊力…まぁ魔力や気とでも例えれますが、その量が桁外れですわ、それこそ以前相対した反転十香さん以上とでも例えましょう存在するだけで世界のバランスが崩れますわ」
「へー」
オーマジオウやディケイド並みの脅威なのだろうか?危険度を上げないとな
「原初の精霊ならば出力でゴリ押しして世界の壁とやらを壊せましょう、何故ピンポイントに当たっているかは分かりませんがね」
ー相棒、検索してキーワードは原初の精霊、ユーラシア、空間震ー
『もうやってるヨ……またこれかプロテクトされてる閲覧不可だ』
ーマジか……ヒントもなしか…いや待てー
「あぁこの間、二亜に会いに来たのはその情報を欲してか」
『あ、相棒の頭が珍しく回転している!』
『しかも真面目に推理しているだトォ!』
『おいコイツ、やはり何処かで頭打ったんじゃないか!』
『いや!悪いものでも食べたんだぁ!』
ーお前らは後で覚えておけよ…ー
「えぇ、その精霊の情報を欲してですわね」
「んで、そっちの要求は?」
「簡潔に言えば、不可侵の関係を提案したいですわ私からは貴方達に危害を加えません正当防衛は別として欲しいですが…逆に貴方達にも不干渉を約束していただきたく」
「あ〜確かにトルーパー達に探すように言ってたな」
三人娘傘下の悪魔達が張り切って探してたな
「そのおかげで色々と此方も困っておりまして」
「んでこっちのメリットは?襲われないだけ?」
「……私のことを好きにしても構いませんわ」
少し霊装をはだけさせて見せてきた…そりゃ煽情的には見えるけどさ…
「「「「は?」」」」
「あら?」
「はぁ…」
「貴様…オレ達の旦那を誑かすとは死にたいようだな」
『プテラ!トリケラ!ティラノ!』
「流石の束さんも許せないなぁ〜」
『everybody jump!』
「私もかな…蜂の巣にしてやる」
『OVER RISE!』
「邪魔するな貴様等…こいつは私が斬る」
『STANDBY』
「あらあらご主人様に手を出すなんて」
俺は今まで聞いたことがなかったキャロル達の瞳からハイライトが消えながら異口同音で相手を威圧している光景を……人は一定ラインを超えると怒りで冷静になると泊さんも言ってたな…うん、一言で言おう
俺の嫁達マジ怖い……師匠助けて
【無理だな】
「師匠!?」
怪電波か知らないが今、師匠の声が聞こえたけどマジですか!!師匠でも無理と!!
「まぁ冗談はさておき…そうですわね、有事の際に協力それと情報などは如何ですの?」
「情報ねぇ…」
ぶっちゃけその辺は間に合っている、何せ我が家には世界のGoog○e先生も尻尾巻いて逃げるほどの超高性能検索エンジンがいるからな!
『誰の事ダ?』
『私のことじゃないよねハルきち!!』
それも2人も!
俺の煮え切らない態度に狂三は
「でしたら、今回の折紙さんの目的でもお教えしましょうか」
とんでもない切り札を切りやがった
「へぇ」
興味を示すのも無理はなく、そのまま続けろと示す
「折紙さんの目的は精霊を倒すことなのはご存知で?」
「あぁ知ってるよ親の仇を倒す為にASTにいたしな」
「その精霊が現れた過去に行き。その精霊を倒す事が目的ですわ」
「ふーん過去に行くね…この世界にはタイムマシンでもあるの?」
「私より貴方の方に沢山あるのでは」
「知らん」
心当たりしかない…何せ…
アナザータイムマジーン
アナザー、ネガデンライナー
キャッスルドランの扉
最近何故か納車されたネクストトライドロン
等等…うん、折紙よ流石にいかんぜよ未来の子供達にも貸し出してないタイムマシンを使わせる訳にはいかないが
「過去改変するのが目的?」
って事はつまり
「俺は親失格か…」
『何故そうなる!』
そこまで嫌われていたかと凹んでいると
「いや違うと思うよ」
束のツッコミがノータイムで刺さる…ふむとなると
「折紙は産みの親を助けたいと言う事か」
「まず最初に思いつく発想ですわ」
「今の会話の流れで理解できるだろう?」
そのキャロルの問いに
「何で産みの親を助けたいんだ?放っておけばよいのにあんなの」→ハルト
「同じく…あんな男、何か強そうな骸骨の地雷を踏み抜いて殺されれば良いのよ」→アンティリーネ
「そもそも生まれの関係で親がいない」→千冬
「私の親は未来のクソジジイなハルトに殺されたけどね」→錫音
「ごめん錫音…」
「すまないこれに関してはオレが悪かった…あとハルト、それはお前の親の話だよな折紙の親ではないよな」
「当たり前じゃん」
「ハルくんとアンちゃんの親を考えるとお父さんとお母さんって束さんの事、大事に思ってくれてたんだなぁ」
「た、束が親に感謝の意を示しているだと!」
「チーちゃん酷いよ!束さんだってハルくんやクーちゃんと一緒にいて愛情とか色々考えてるんだよ!!」
「親か…そう言えばそろそろ俺も束のお義父さん、お義母さんに挨拶しないとな…クロエの事もあるし…ちゃんと2人にも認めてほしいな…となると遊びに来てくれた時に合わせて逢魔に別宅を作らないと…」
「は、ハルくん!!」
と感動していた所に狂三も少し引いていた
「貴方達の家族絡みの過去が重たすぎませんこと!流石の私も胃がもたれそうですわ!!」
「まぁ俺とアンティリーネは特にな、親の愛?何それ美味しいの?」
「空想上の概念よね?ほら家族旅行とか誕生日パーティーとか?」
「そうだな!」「そうよね」
「「あははは!!」」
2人の瞳からは光が消えておりキャロル達はこの時
誕生日は盛大に祝ってあげようと思ったという
「あぁ〜ウォズが祝うのってハルくんが寂しいから?」
「いや違う。アレはライフワークだろう」
「や、闇が深いね」
「違いますわよ!?その辺りは空想ではなく現実にありますわ!!」
流石の狂三もハルト達の言葉には困惑していた
「は…話が逸れましたが、折紙さんが過去に行く方法ですが…私の天使 刻々帝を使えば可能ですわ」
「あぁ確か時間干渉する能力だったけ?」
「貴方には効きませんでしたがね」
そりゃ時の王の加護ありますし時の止めた世界?入門ところか鼻歌混じりで散歩出来ますが?加速した世界?スカイディアの訓練で利用しましたが?
「その力の一つに撃った相手を過去に飛ばせる弾丸がありますの、どこで聞いたか知りませんが折紙さんはきっと私の力を狙いに現れます」
「んじゃ、待ってれば折紙は来るな…パラド〜錫音に帰ってこいって行って来てくれる?え?今戦闘中?十香ちゃん達と少年君もいるのか…仕方ない行くか、キャロル達はお茶飲んで待っててくれる?ごめんベルファストお願い!」
「畏まりましたご武運を」
「デロウス!!」
「!!!!」
「んじゃ行ってきまーす!!」
ハルトはデロウスの背中に乗るとパラド達の場所へと飛翔する
そして残った面々はベルファストの淹れた紅茶を飲みながら雑談をしていた…
「本当にお茶してますのね…何と豪胆な…」
「あ、そう言えばキャロりんさ新しいベルト作ったって聞いたよ〜」
「あぁ実はエルフナインから借りた、このカイザフォンXXとハルトが持っているアナザーネクストファイズのファイズフォン20plusのデータをもとに開発したのだ」
キャロルが虚空から呼び出したアタッシュケースに入っている中身を皆に見せた
「これは…」
「名付けてミューズベルトとミューズフォンだ」
「何か石鹸みたいな名前だね」
「怒るぞ束、ミューズへの変身コードは666だ」
「黙示録の獣だったかしらにしても物騒なコードね」
「それで誰が持つのだ?私達は全員ライダーシステムを保有しているぞ」
千冬の言葉に全員が頷くと
「そうだね私も貰ったし」
銀狼もショットライザーを見せるのであった
「となるとベルファストか?」
「そうなりますが…よろしいのですか?」
「けどファイズ系列のベルトってオルフェノクの記号がないとなれないよね?」
「あぁ…だが安心しろ!オレとエルフナインがLINKERの技術を転用したこのドリンク 安心安全変身一発を飲めば人間でも変身が可能だ!しかもドライバーの耐久性をあげたからベルトも変身した人間も灰になることは無いぞ!」
「それ飲んで大丈夫な奴?」
「問題ない!オレ達の錬金術を侮るな!」
「何で作ったの?」
「………………錬金術だ!」
「変身一発の材料の話だよ!!キャロりん!!」
「これ飲んで大丈夫なのでしょうか?」
流石のベルファストも冷や汗をかいたという
ーーーーーーーー
その頃 デロウスの背中に乗っていたハルトは視界に空戦をしている完全武装の十香とクリムゾンセイバーを視界に入れた
「パラド、錫音を連れて下がって」
指示だけ出すとパラドは言う通りに錫音を連れてくると
「よし、撃て」
デロウスはハルトの指示に従い口から異次元レーザーを放つ かつて宇宙で眠っていた六喰を偶然とは言え直撃した精密さは健在、一直線で戦場に放たれた住んでのところで回避されたが
「今のは…」
「シドー!」
「まさか…ハルトさん!?」
その目線の先にはデロウスと背に乗り腕を組むハルトがいた
「お義父さん…」
「折紙!何で精霊になったとか聞く気はないけど前にも言ったよな…関係ない奴を巻き込むなって」
「私は……怖いの自分の気持ちがブレていくのが…お父さんお母さんを殺した精霊達を受け入れていく当たり前が…」
「それで精霊になったら元も子もないだろうに…」
「ハルトさん!」
「よぉ少年君、この間はどーも」
「あ、その…いや今は「わかってる」十香達の勝負の邪魔をしないでください」
「へぇ……そこは2人を止めてくれ!じゃないんだ」
「そう言ってハルトさんは止めないですよね?やりたい事は全力でとか言って邪魔してくるでしょ?」
ハルトの目は折紙達を見るとすぐに目を閉じると一言
「じゃあ少年君が俺と戦ってくれるかい?」
「……」
「流石の俺もさ事故とは言え君に何かされたんだろ?皆の反応見たらそんな感じだし」
「ハルトさん…」
「それにテメェもライダーの力持ってんだろうよ貫きたい意地があるってんなら言葉じゃなく、その力で証明してみろよ」
「…………」
「まぁ折紙をお前に任せても良いか確かめさせてもらうぜ」
「ハルトさん……それは何か違うような…」
「つー訳だジャンヌ」
「何よ」
霊体となりついてきてくれたジャンヌはやれやれと言った感じで背中に立つと
「お前はデロウスの背中で見てろ」
と呼び出したエビルダイバーの背に乗る
「はいはい分かってるわよ…全くどうしてこんなにバカなんだが」
「ははは、そりゃお互い様だろ」
「どう言う意味よ!!」
「あ、デロウスもパラドもバイスも手ェ出すなよ」
「!!!」
「あぁ」「分かったって」
「これでタイマンだ」
ハルトは笑いながら言うと士道は
「錫音さん!?」
「悪いけどハルトの言う通りかな…我儘を通したいなら力を示してよ少なくとも君の目の前に立っている男は証明し続けてきた、その位の覚悟がないと折紙は任せられないかな」
「……十香は折紙を頼む、こうなったらハルトさんとやるしかない」
「分かった!」
「お義父さん…」
「全部終わったら話聞かせてもらうぞこの間話したように飯の席でな…あと怪我したら治してやるから思い切りやってこい」
「ありがとう」
2人は2人で再び戦いを再開する中、セイバーはハルトを見て一言
「ハルトさんにとって戦う理由って何ですか?その力で本当に最低最悪の魔王になるんですか?」
その問いにハルトは退屈な顔をしていた
「最低最悪の魔王にはならねぇよ、そんな不幸で師匠達を悲しませたくないしな……俺の戦う理由?そんなの決まってんだろバイス」
「おう!!」
「旗」
「りょうかーーーい!そーーらぁ!!」
その答えを言わんばかりにバイスが取り出し掲げたのは逢魔王国の国旗である、それを背にしてハルトは啖呵をきる
「俺達の戦う理由は今も昔も変わらねぇ!この旗の下にある俺達の居場所と暮らしている者達の平和な今と明日を守る為にある!」
「……………」
「こんなに情けなくて頼りねぇ俺の言葉を!こんな奴でも王と呼び憧憬の視線を向けてくれる小さな背中を信じて付いてきてくれた皆を守る為だ!そんな俺が闘いもせずに日和ってたら俺を信じてきてくれた奴等に申し開きできねぇだろうがこの野郎!!」
ドン!と聞こえるくらいの態度でふんぞり返っていると
「俺みたいなバカついてきてくれる仲間や彼女達の為なら俺の命をかける価値がある!!テメェにはあんのか!そんだけ譲れねぇ何かがよ!!」
それが今の俺の生きる理由と価値だと思っている
『あ、相棒!!』
「あ…あれ?少年君に向けた言葉なのに何でお前らが泣いてんの?」
『お前の成長、俺達は嬉しく思うぞ!』
「保護者かお前たちは?」
『まぁ今まで問題児の面倒見てきたからな…俺達の苦労も報われたぜ…』
『あの実は気弱で泣き虫で卑屈だったお前を思えばな…今笑顔で相手を殴れるくらいに立ち直ってくれて…俺達は嬉しい!!』
『モーレツに感動しているぞぉ!!』
「辞めろ!その辺は黒歴史なんだ……辞めてくれよ」
『え?今のダサいセンスは黒歴史じゃねぇのか?』
『あ』
『やべ…』
「ねぇ」
『な、何だ相棒?』
「お前たち、アナザーWを締め上げといてくれ」
それはもう満面の笑みだったという
『や、辞めろおおお!お前たちまで何でノリノリで参加してやがる!!やめろぉ!カチカチと火打石を鳴らすナァ!!』
『いや最近は冷え込むし暗くなるのも早いだろう?だから暖かくしようと思ってな、誰か油持ってこい』
『お、おい……まさか……』
『これからアナザーWを火炙りにしようぜぇ!』
『殺す気だ!!』
その言葉を合図にアナザーウィザードが火をつけた
『マッチ棒呼びの恨み!!』
『おい待て!根に持ちす…つか火打石のい……あーーーつーーーいーー!!』
『ほら見ろ明るくなっただろう?』
『お前等殺す気カァ!!』
『おーい!火の近くで芋とか魚のホイル焼きとか串焼き持ってこいよ!良く焼けるからさ!』
『酒持ってこい!宴会しようぜ!』
『明るくて綺麗に燃えるな、煙が天高く登っている』
『今日から毎日アナザーWを火炙りにしようぜぇー』
『お前らは正気か!』
このやりとりを聞いてハルトはうんうんと頷くと一言
「和を持って尊しとなす!だな…そだあ、後でリアクターメモリ試すから宜しく〜」
『この状況でいう言葉じゃネェ!!つかリアクターは辞めろ!ロードよりかはマシだが、お前でも使えば燃え尽きる代物だぞ!』
『まぁ燃え尽きた後、灰の中から普通に蘇るがな』
『つか実際燃え尽きて蘇ってるし…何ならアナザーWは今燃えてるし』
アナザービルドの言葉の通りで以前、メモリの試験運用に伴いリアクター、ロード、アルコール等危険なメモリがいくつかあった…それは俺でなければ使用に耐えられない為、アナザーWが厳重に管理しているし能力の反動からジョーカードーパントのレイズにも使えないときた。適正者なら耐えれるだろうがドーパントメモリの問題が問題なので俺としては失敗作だと思っている
だがアルコールメモリは魔王化に伴い状態異常耐性獲得後、使用可能になるがそれでは強みである酩酊による痛覚の麻痺、酔拳のような不規則な攻撃などメモリの長所を潰してしまう、食人衝動に悩まされるロードに関しては食没を体得しエネルギーが無尽蔵になった今なら十全に使えるだろうが副作用の思慮が浅くなるなどと言った部分があるなど問題は山積みだ
『思慮は元から浅いだろう?』
「アナザーW〜リアクターでこんがり焼かれたい?」
『ハルトの思慮深さにはいつも感服するぜ!』
『何で変わり身の速さ……』
「まぁロードを量産して死刑囚や国を襲ったテロリストに宛てがうのもありかな?罪人の血肉が国家繁栄の礎になるね…」
以前、逢魔でクーデターをしたパヴァリア結社の過激派連中はサンジェルマンに許可を取りロードメモリの実験に使ったのだ、連中はその身をもって逢魔国土の拡張に貢献、成功したデータもあるが常設して使うのも副作用からして危険なのが分かった、因みにその後はミラーモンスターの餌になったのは言うまでもないな
だがリアクターだけは光明がある使用の弱点である体が自壊する程の熱を溜め込むという欠点を補い尚且つ武器にすることが出来そうなのだ
『アレか漫画の武器からヒントを貰った奴』
流石は人類の叡智が収められている漫画だぜ!と頷くハルトであった答えはあったのだ
「そーそー、あの武器を作れれば俺も普通にリアクターメモリを使えるし戦力アップも間違いない」
リアクタードーパントとは毛色が異なるが太陽の力を宿し その力を使い熟せる傲慢の騎士がいたのを思い出した
それと悪意に囚われたメダルクラスタホッパーを制御する為に生み出されたヒューマギアの善意の結晶である剣の事を
『神斧リッタとその特性 充填&放射(チャージ&ファイヤ)か』
ようするに力を吸収し溜め込む為のものが必要なのだ少なくともあの武器に似たものが出来ればリアクターも戦力化出来るしジョーカードーパントのレイズにも使えるだろう
「だから武器開発宜しくー!」
『この状況で!?』
「完成したら作った奴には1日俺の体貸すから悪いこと以外なら好きにしてくれて良いよー」
『任せろ相棒!』
『俺達に任せろ!!』
『お前等の中に熱耐性がある奴はいねぇか!』
『目指せ!一日自由権!!』
『うおおおおお!』
「これで良し」
「は、ハルトさん……いや何かもう何でもありだな」
「さて茶番は置いてこの間の件でドラゴニックナイトに目覚めたみたいだけどさ……今の力で満足してるとかないよね?」
「え……」
「これから先、どんな敵が君達を襲うか分からないのに進化を止めて良いの?俺の知っているブレイブドラゴンと火炎剣烈火の担い手達は並外れた覚悟を持っていたよ」
「……………」
「まぁ俺も偉そうに言えた口じゃない……ただ今の強さに満足してるようなら君に折紙は任せられないな」
「なんかすれ違いがありますが…分かりました全力でハルトさんに挑みます!」
『烈火抜刀!!ドラゴニックナイト!即ちド強い!!』
ドラゴニックナイトになりブレイブドラゴンを呼び出し飛び乗る姿は正に竜騎士である
「ま、ナツキよりはマシなんだよね〜何せアイツは俺、キャロル、千冬の3人抜きしてじゃないと結婚できないし」
「それなんて無理ゲーですか?」
「それくらいしないと俺の特別は任せられないんだよ」
とカラカラ笑うハルトに対して現れた人物がいた
「ならお前を倒せばエルフナインとマドカと先に進める訳か」
「ナツキ?」
「ナツキさん!?」
現れたナツキはダークウィングに肩を掴まれ飛んでいた…しかしエビルダイバーとダークウィングか縁のある組み合わせだなと場違いなことを考えている
「士道君は早く折紙ちゃんの所に!でないと手遅れになるぞ!!」
「は、はい!」
「ちょっ!空気読めよナツキ、折角ここから俺が少年君の覚醒促したいのに!」
「俺の言ってるわからなかったか?…今の折紙ちゃんを止めないと大変な事になるんだよ!」
「まーた死に戻ったのかよ、ナツキ…そんなんだからエルフナイン達がヤンデレに「最近はエンタープライズとホーネットも怖いんだよ…」そ、それは自業自得だろ…で今回は折紙を放置するとどうなんだ?」
「折紙の天使による攻撃でピースメーカーが沈む」
行かせて正解だった。珍しく褒めよう良くやったナツキ
「ふーん……なら仕方ないな…けどここまできて何もしないのは退屈だからさ遊んでけよナツキ」
「この感じ元に戻ってるなら手加減なしで良いよな、いやまぁ全力で挑まないとダメなんだけどさ」
「来いよ救世主、魔王に勝てるならな!」
「あぁ…俺達なら勝てる!」
ナツキが取り出したのはカードが表に出ると同時に周囲に強風が吹き荒れる
「サバイブか」
「前に聞いたぜ、俺がこれを使ってる間はお前はサバイブを使えないって」
確かに以前のアナザーマジェスティ覚醒でサバイブ形態になった影響から俺の中にいるアナザーオーディンのサバイブがなくなった事があったな まあ
「一体、いつの話をしている」
しかしハルトが懐から取り出したのは全く同じカード サバイブ・疾風である
「何で…」
「親切な人が融通してくれてな条件はイーブンだけど、やる?」
「やるに決まってんだろ、ここで士道とお前を戦わせる訳にはいかない!!」
ナツキはアナザーウォッチを押すと姿を変えるその姿は元になった騎士甲冑は破損しており頭部の眼光は目的に向かう狂信者にも思える
『ナイト』
悪に堕ちた騎士 アナザーナイト
「残念だな、今日の俺は負けない…占いでそう出ている」
ハルトはアナザーウォッチを押すと現れたのは
虚言で時に運命を、時に敵味方を欺いたもの
『ライア』
運命を変える占い師 アナザーライア
そして吹き荒ぶ突風は嘗ての八舞姉妹が巻き起こした颶風に匹敵し周囲の人は慌てて避難を始めるが
「!!!!」「涼しいわね」
冷静に見ているデロウスとジャンヌは頬杖つきながら戦いを見守る気分はさながらスポーツ観戦である
「おいおいハルトの奴、楽しそうだな」
「だな喜びの感情が伝わってくるぜ」
「折紙がピースメーカーを沈める?」
ハルトの半身とも言えるパラドとバイスは感心しているも錫音はナツキの情報に困惑する中。虚空から突如現れたネガデンライナーからネガタロスとゴーストイマジンが降りてきた
「間に合ったな」
「おいおい折紙を止めに来たって聞いたのに大将はお楽しみかよ…つか風強!」
そもそもハッキリ言ってしまえばハルトがやられた事への八つ当たりに過ぎないしナツキからしても戦う事に意味はないが
2人は本来なら一枚しかない筈の疾風をバイザーに装填したのである
『『サバイブ』』
そして現れたアナザーナイト・サバイブとダークレイダーに
本来の歴史にはないピンクの追加装甲とバイザーと合体した武器左腕にエビルウィップを持った右腕を持つアナザーライダー と強化されたエビルダイバー改めてエクソダイバーとなった
「祝え!全アナザーライダーの力を統べる裏の王者!その名もアナザーライア・サバイブ!また1人 新たな力に目覚めた瞬間である」
アナザーライア・サバイブ
『SWORD VENT』
『SWING VENT』
2人は手持ち武器を召喚して構えると互いの契約モンスターの力を借りて飛行戦に、そして互いの武器を交えたのであった
その裏で
「よしよし、このまま争えそうすれば契約完了だ」
と笑う者がいたという
次回予告
それぞれの戦いが激化する中 突如として現れた謎の存在
「契約完了」
「っ!まずい!!」
そして舞台は過去へと動く
「私の名前は錫音、君の名前は?」
「おりがみ……」
「え……」
そして遂に明かされる折紙の過去、その未来を変えようと動く士道
その影から現れたのは
「この姿は仮初だけど…一応挨拶しておこうかな?初めまして魔王、私はファントム。原初の精霊と言えばわかるかな?」
「OK、それだけ分かれば充分だ」
『ウィザード……ドラゴン』
「消しとばしてやる」
次回 過去へ向かって お楽しみに!