前回のあらすじ
過去に飛んだハルト達、そこで折紙の両親生存というミッションを達成し牙王、ベアトリスという新たな仲間を得たのだが……錫音は歴史改変の影響で折紙との接点を無くし元気を無くしていた
ピースメーカー格納庫
「お前等!!いつも俺の無茶振りに答えてくれて感謝してるよ!それに今回の戦い、失うものもあったが新たな仲間を得た!それを祝うとしよう!乾杯!!」
ハルトが慣れた音頭を取るとトルーパーや主役の牙王達は喜んでいたが一部はお通夜のようだった
「我が魔王」
「何だウォズ?」
「本当に罰で漬物と味噌汁とご飯だけ出す人がいますか!!」
そう皆が派手で豪勢な食事をするなか自分達に出されたのはシンプル過ぎる定食であった
「酷いよ魔王ちゃん!牙王達とかお肉やお魚とか沢山美味しいの食べてるのに!」
「待遇格差を是正せよ!新参者にハルト様は甘すぎる!!」
「そうですよ魔王様!せめて焼き魚を所望します!!」
「お主等の方がハルト坊の料理食べとるだろうに……じゃが罷りにも一種族の長に出すものではないのぉ…」
「テメェ等、食わず嫌いは感心せんなぁ…取り敢えず食べてみろって俺は妥協しないとこはしないからさ」
「「「「「「「…………」」」」」」」
「返事は?皆、次は味覚をシャットアウトしてやろうか?」
「「「「「「「「頂きます!!」」」」」」」」
逢魔には共通認識がある食事関係だけは誰もハルトには逆らえないと
「普通に大根の味噌汁だな………っ!!」
一口飲んだ瞬間、ウォズ達の体がふわふわ浮いているように見えたという
「何ですかこの味は!!」
「この大根…っ!!天国の上に位置している…っ!」
「天の道をいく人のアイデアをお借りした切ったベジタブルスカイで取った大根を外の風に当てて干したんだ結果として大根に独特な歯ごたえが生まれたって訳よ」
「まさか…そよ風を調味料にするなんて!!」
「大根自体の美味しさもですが素晴らしい風が吹き抜けていく……」
「お主等、以外と楽しそうじゃの…まぁ美味いのは美味いがな」
「食べ終わったらあっちの奴を普通に食べて良いからさ…さてと」
ハルトは愛用のメルク包丁片手に戦いに挑む侍のような顔になった
「人生初の大物に挑ませてもらうかね…さぁいくゾォ!マグロぉ!」
『最終決戦みたいなテンションで挑むなややこしい!』
ハルトはメルク包丁片手にとある方から頂いたマグロの解体ショーを始めるのであった
その頃
「あのバカは何をしている」
「マグロの解体ショーだな小さな包丁、よく切れている」
「メルク包丁とか言ったかしら?すごい切れ味ね刀剣ならなかなかの業物よ」
「だね〜あ、ハルくん!束さん達にもマグロの舟盛りお願い!」
「あいよー!」
「そう言えば最近機嫌が良いな束」
「うん!実は篠ノ之製作所に依頼が結構来てるんだぁ〜」
「あぁ…確か【サウザー系女子】だったか、ヒューマギアの素体発注を受けたと」
「そーそー、あとね【預言者】って人からレイドライザーやプログライズキー、ザイアスペック発注もあったんだ!その間送ったから届いてると思うけど」
「それ渡しても大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないか束が送ったんだその辺は信頼しても良い」
「まぁ普段からハルトを抑えてくれれば文句はないがな」
「それは無理、キャロル、束、ハルトは悪ノリするし」
「銀狼言い過ぎよ、貴女だってその恩恵を受けてるじゃない」
「それもそこの兎達が趣味で作ったものだかな」
「けどまた戦力が増えたわね…これも旦那様の魅力なのか将又別の意思が介入してるのか」
「関係ないなどこの誰が丁寧にレールを用意してやろうがあのバカは歩道が広いなら脱線し人を跳ねながら前進する奴だ」
「そう聞くとハルくんって周りを巻き込む暴走列車だよね」
「それに乗ってる私達も私達だけど」
「やれやれオレ達はとんでもない男に惚れたな」
「だね〜」「あぁ」「うん」
「ふふふ…まだまだ旦那様は強くなるのね良いわぁ…」
「本当に相変わらず料理スキルが高いな…流石だハルト」
「まぁな!そして見よ!俺が学んだ食技を使えばマグロは切られた事さえも気づいていないのだ!」
そこには頭と骨だけなのに動こうとしているマグロがいた
「ハルト、真面目に剣を学ぶつもりはないか?」
「ちーちゃん!?」
「それは今度、でか俺の得意武器は槍だって……つか1人だけ空気重くね?」
「あぁ」「そうね」
「はぁ………」
千冬とアンティリーネの目線は溜息をついて虚無感に浸っている錫音に集まるのであった
「過去で何を見たんだろうな」
「さぁ…ハルくんの話だと折紙?って子との繋がりがなくなったとか何とか」
「改変前の記憶が多い分、喪失感も大きいみたいね」
「だがオレ達は忘れている…覚えているのはハルト達特異点や牙王、イマジン達だけか」
「だね…何というか……俺もかける言葉が見つからないよ」
「だがお前にしか元気つけられないだろう?」
「そうだな-行ってくる!あ、千冬これマグロの中落ち、美味しいよ」
「すまんなハルト」
「良いって良いって」
「おい待て何故千冬には一皿多いのだ!」
「何でだろ?何かお礼したいからかな千冬ありがとう」
「何の事だ?忘れたな」
ぼんやりとだが千冬に喝を入れてくれたような気がしたという理由でもあるが
「まぁ良い、さて問題はお前だ……ベアトリスとやら」
「何です?……いや本当に何ですかこの料理!人の手で作られたんですか!」
「目の前にいたバカが拵えたものだ……さて聞くぞお前は何者だ」
「あ、そうですね其処から話さないとダメですね……あ!すみませんビールおかわり!」
「話を聞け!!」
「そうですねぇ〜私はー
ベアトリスの話をまとめるとこんな感じ
元々彼女は無銘剣に選ばれて仮面ライダーファルシオンになった俺(ファルシオン√)がいた世界の住人らしく、その世界のハルトに剣を教えてくれた先輩らしい
「ですがハルトときたらあろう事か剣士が倒すべきメギドを相棒にするなんて」
「あぁデザストのことか」
「えぇ倒すべきメギドだが旅する相棒だと…とんだダブルスタンダードです…後はハルトと恋仲になってくれた煙の剣士には感謝ですね」
「あぁこの間の宴会にいた蝶の着物を着た女か」
「はい!胡蝶しのぶ…まぁ力関係はハルトが尻に敷かれてますねオイタをしたハルトに麻痺毒を打ち込んで連行しています」
「あぁその辺はオレ達のハルトと同じだな」
「というより毒が効くハルくんっていたんだ」
「あぁ…やっぱり此方もですか……え?」
「そうだあのバカはオレ達が抑えないと暴走するからな…まぁ麻痺毒で倒れるのは驚くな……すまない少し話が逸れたが何故異世界の剣士がこの世界に」
「毒が効くのって当たり前では?…あ、それはですね」
ソードオブロゴスは様々な世界に散らばった聖剣とライドブックの回収や調査をしていたのだが あのハルトレンジャー事件において デザストが聖剣と新しいライドブックを作った事があの世界で波紋を呼んでいるらしい
「何で?」
「何でも条件があれば無尽蔵に世界に新たな聖剣やライドブックが生成されるのでは?という意見があるらしく調査してるんですよ生成方法が分かれば悪しき聖剣…まぁ魔剣製作の対策も立てられますから…あとはうちの刀鍛冶の人が『そんな聖剣が生まれるなんて幸せがあって良いのかよ!!刀鍛冶の血が騒ぐぜベイベー!』と狂喜乱舞してましたね…はい…」
「どの世界にも大秦寺さんみたいな人はいるんだね〜」
「それが何で私達のハルトと会うことにつながるの?」
「大雑把に言うとこの世界で火炎剣烈火とブレイブドラゴンの波長を確認しましたので調査と、あの事件(ハルトレンジャー事件)の関係者に聞き込みしてる所ですね、あの事件は魔王のいた世界にリンクしてますから話を聞くなら彼の方が早いと」
「成る程な筋は通る…だが魔王ハルトの無銘剣は回収しないのか?」
「あぁアレは大丈夫ですよ、あの無銘剣虚無は特別製?とか何とか」
「そうか」
「あ、後で火炎剣烈火の剣士に合わせてくれますか?」
「構わんが?」
「では先輩として剣を教えてあげると「四賢人が鍛えてるが?」え?何でこの世界にいるんですか?あの人たち」
「正解に言えばハルトが怪人を作ったのだ、彼奴はその剣技と力が全盛期以上に強化された怪人?に扱かれてるぞ」
「あ、悪夢だ…あの4人が強化?この世の終わりですよ」
「何せハルトも能力なしの正攻法で勝つのは面倒くさいと言わしめる相手だからな」
「うわぁ…魔王こわぁ……しかし皆さん狡いです!ハルトがこんなに料理上手なんて知りませんでした!」
「え?そっちのハルくんは作らないの?」
「全く、外食やカップ麺で済ませますし料理なんてしませんよ!!あの仕事人間は食事なんて栄養補給だから拘らないとか何とか!!この間なんかその辺にいた蛇捕まえて串焼きにしてましたからね懐かしいとか言いながら食べてましたよはい!」
「ハルトが仕事一筋とか想像出来ん」
「料理を作らないハルトだと…」
後に聞けばアナザーカブト、アギトから教わらなければウォズや皆に会わねば作らないだろうなと魔王は答えたという
誰かの為が上達の道だったという事だ
「そうね…旦那様は趣味の合間に仕事するような人ですもの」
「それはそれで問題なような…まぁ良いでしょうそれで皆さんには心当たりありませんか?魔王のハルトが何か作った〜とか」
「あるな」「あるよ!」「ありますね」
「こんなあっさりと手がかり見つかった!?どんなです!」
「アルターブック作ってた」
「メギド生み出したな」
「ツーアウト!!それはソードオブロゴスに所属する剣士として聞き捨てなりませんよ!!」
「未来で限りなく全知全能の書に近い本を完成させて世界を滅ぼそうとするらしいよ〜」
「アウトー!もうスリーアウト超えてゲームセットですよ!魔王だ!この世界のハルトは間違いなく大魔王だった!!!!」
「まぁお前達世界で見たらストリウス並みの魔王だろうな」
「最初はあんなにオドオドしながらもキラキラした目でベアトリス先輩!なんて可愛く寄ってきてたのに!何でグレてしまったんですかぁ!」
「何だそのハルト?」
「えーと…マジないわー」
「蓮くんみたいな事言わないでください、アンティリーネさん」
「それでお前の目的は分かったが、本当に調査だけか?」
「え?」
「それだけなら問題ないが…貴様がオレ達のハルトに色目を使うならば」
「使うならば?」
「貴様をチタタプして故郷に送り返してやる!」
「キャロりん、北海道が舞台の漫画読んだりした?」
「あぁ…ハルトに勧められてな…取り敢えず千冬サタンサーベルを貸せ。こいつをチタタプしてやる!!」
「殺害予告!?ミンチより酷いです安心してください!私は貴女達のハルトに興味は……」
ないと言い切る前にベアトリスの頬は赤くなり目を少し泳いでいた
「おい何故言い淀む?」
「え?いや別に私の知ってる彼より逞しいなぁとか強くてカッコいい……けど何処か脆そうだから私が守ってあげたいなって庇護欲にかられる…って何言ってるんでしょうか私は!!」
「よしこの娘は経過観察だ千冬、見張っていろ」
「あぁ任せろ、覚悟しろ小娘」
「何故でしょうか…その目にそこはかとなく既知感があります……何といいますか男を見る目がないというか」
「ほぉ、その減らす口とブーメランを投げたのはこの頭だなバカ娘!」
「ぎゃあああああああ!頭が割れるぅ!!」
「うわぁ…ちーちゃんのアイアンクローくらって軽口言えるって凄いねぇ!ベーやんは」
「その呼び方辞めてください!なんかカップ麺みたいじゃないですか!!」
「安心しろ束があだ名で呼ぶのは認めた証だ」
「はい束様は親しい方以外はそもそも人間と認識しませんから」
「以外と束はサイコパス」
「そこまでないよ!!」
「ま、まさか…アイアンクロー食らっただけで認められる力とか千冬さんってまさかゴリ「あ?」いたたたたたた!」
「いやぁ…ゴリラはハルくんでしょ」
「そうだな…程々にしておけ千冬」
やれやれ、あのバカがまた増やしたなと
キャロルは呆れながらに酒盃を煽るのであった
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またもう一方では
「お父さん…これ美味しい!」
「そうか、それは良かったおい魔王!こっちにも追加だ!」
「はいよー!」
「何故魔王が厨房に立ってる?」
「あぁ実を言えばこの船の炊事周りは魔王ちゃんがほぼ1人で賄ってるんだよね」
「何っ!」
「しかも美味いとくれば文句ない!」
「確かにこの串焼き…中々の味だ……追加してくれ」
「それはビリオンバードと言って逢魔国民の主食として愛されている鳥ですよ」
「まぁ、ちゃんと処理しないと美味しくないんだけどな」
「大将の手にかかればこの通りって訳」
と皆が舌鼓を打つ牙王は満足そうに食べるのであった
「所で牙王、酒はいけるか?」
「良いだろう受けて立つぞカゲン」
そこにあったのは酒樽と向かい合う2人、今男のプライドをかけた戦いが幕開けた!
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そんな宴会も終わりピースメーカーの面々が二日酔いでKOしていたこの頃
ハルトはナツキと一緒に行動していた
「んで歴史改変した結果が今って訳か」
「そ、俺達は特異点あるいはそれに近い存在だから歴史改変の影響がなく覚えてるんだよな」
アナザー電王、アナザーゼロノスウォッチにより俺達は擬似的だが歴史改変の影響を受けない特異点となれている
「成る程……しっかし牙王まで仲間にするとはな」
「いやぁ…一時雇用関係と言いますか本来なら幹部の席を渡したいんだが役職が」
現状、必要な役職は埋まってんだよなぁ…と考えていると
「あるじゃん、ほら逢魔義勇隊の隊長」
「あ〜」
逢魔義勇隊
それは建国直後から逢魔にいる軍団でジュラの森で起こったカリュブディスの事件をきっかけに設立された ボブゴブリン、ハイオーク、コボルトやドワーフなどあの世界の現地勢力で構成された部隊である
悪魔達は管轄上は3人娘の手下で俺の直轄部隊でもあるからカウントされない
現在は戦いはクローントルーパーに任せている事から役割は領内の警邏や監視に留まっているがトルーパーじゃ対応できないあの世界での揉め事には率先して出陣させているが隊長がいないので格種族の長が分隊長として種族を率いている 故に全種族をまとめあげるリーダーが欲しいのだが…
「けどなぁ義勇隊の指揮かぁ…」
「アレか?ならず者上がりに軍権預けたくないとか?」
「違う違う、そんなんじゃないんだよ」
少なくとも牙王を幹部に据えるならそこじゃないんだよなぁ
「うーむ悩むな…何というか牙王は攻めって感じなんだよ将軍みたいな攻撃的なポジションに据えたいね」
「…………」
ナツキは知っている牙王が最低最悪の未来においてハルトの悪辣な左腕にして生粋の武断派として猛威を振るう事を未来を変えるなら
「ハルト、逆に考えるんだ国内において守りを固めてみるとか」
「うーん……けどテスタロッサ達がいるからなぁ…」
彼女達の実力を知っているからこそ俺は主力を率いて戦えてる訳だしなど色々考えていると
「ハルトさん!」
士道が気づいたようで駆け寄ってきた
「よぉ少年くん」
「お願いします力を貸して欲しいんです!!」
「は?」
聞けば折紙は精霊としての記憶を無くしているが精霊の反応を感知したら反転モードで現れて襲いかかるらしい
「それで」
「またデートして折紙の力を封印します」
「成る程な…つかそれラタトスクの仕事じゃん」
「いやそれが折紙なんですけど記憶が二つある?というか二重人格みたいで何かハルトさん達の事覚えてるんですよ」
その言葉にハルトは目つきを変えて
「それを先に言え協力しようこれ以上、錫音の凹む姿は見たくないナツキ手伝え」
「ええええ!」
「働け、ハウンドは今シェフィールドとデートしてるから人手がないんだ」
「他の人達は?」
「大半が二日酔いで伸びてる…動ける奴等はピースメーカーで片付けしてる」
「ダメじゃん!!いやだよ今日は拙僧働きたくないでござる!!」
「そうか仕方ないな……もしもしエルフナイン〜何か今日ナツキが働きたくないらしいからデートしたいって」
「ほっ……なーんだエルフナインか驚かせやがって」
「マドカや皆とだってさ」
「は?いやちょっ!「あ、変わるね」あ、おい!も、もしもし!!」
『ナツキさん、帰ったらお話ししましょうか?』
「あ、いやちょっ!今のハルトが勝手に」
電話越しからでも分かる圧力、マズイ!エルフナインが切れてる!!
「分かった…終わったら2人きりで行こう」
『はい!楽しみに待ってますね!!』
良かった機嫌治った!
『ですが……それはそれこれはこれなので覚えておいてくださいね!』
前言撤回!!ツーツーとなるスマホをしまうと
「俺終わった…」
「寧ろ病むまで放置するなよ」
「ならお前の所はデートとかどうしてんだ?」
「あ?んなの毎日とは行かないがしてるよ、勿論それ以外で取れる時間はきちんと取ってる」
「そういう所さ優しいよな無駄に」
「ん?それはどういう意味かなぁ?」
ハルトのオーラを察して周辺の野生動物は野山を後にし、地球に全てのものが地球最後の日!?と錯覚するほどの胸騒ぎに襲われたらしい
「ちょちょっ!喧嘩しないでください!!」
「そうだな…今は折紙を助けるのに力を貸そう!」
「んじゃ頑張ってー」
「お前も手伝え」
「しゃあない…貸しだからな後でエルフナインに弁護してくれよ」
「分かったよ元はと言えばエルフナインは俺が火種だから弁護する」
「んじゃ協力する」
「それと少年くん、君の持ってる火炎剣烈火について専門家が来てるから」
「四賢人みたいな人達ですか?」
「あの人達よりも実戦的な剣技を教えれる人かなベアトリス」
「はい!呼ばれて飛び出て電撃バチバチ!皆の戦乙女ベアトリス・キルヒアイゼンでございまーす!」
現れたのは妙にハイテンションなソードオブロゴスの制服を着た金髪ポニテの美少女 ベアトリスであった
「まだ昨日の酒残ってる?」
「いやいやソードオブロゴスでは伝説と言われてる火炎剣烈火 その担い手に会えるのは嬉しい事ですからね」
「伝説?」
「えぇ実際に火炎剣烈火と担い手にはこういう話がありまして『人が鍛えし始まりの聖剣に、火を灯さんとする者現れし時、星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる 』と言い伝えられてますから」
「物語を終焉へと導く聖剣…」
士道に過ぎったのはハルトが使うかも知れない本
グリモワールライドブック
ならば終焉とは世界を滅ぼす魔剣なのではと身構えるがハルトは
「安心しな少年くん、その聖剣は希望の聖剣だよ」
「え?」
「知ってるんですか?」
「その鋳造方法までね」
「本当ですか!」
「作り方を教えるのは後でな……取り敢えず」
ハルトが冷めた目で離れた場所を一瞥するとファイズフォンXを銃モードにして数発撃つ
「覗き見とは感心しねぇな」
「いやいや、まさか気づくとは思いませんでしたよ」
野生のネオタイムジャッカーとバトルドロイドが大量に現れた
「ポ○モンか!!じゃねぇ…久しぶりだな魔王」
「共周りもいないとは愚か」
「これはまたとないチャンス……おや?」
クジョーはベアトリスを視界に入れるとガクガク震え始めた
「な、何故ここに雷光の戦乙女が…会うのは少し先の筈……まさか!この間の歴史改変の影響で!」
「お嬢ちゃんだけじゃないぜ」
と空から声と共に現れたのはワニのような頭部をした電車 神の路線を走れる唯一の時の列車
ガオウライナー
が両者の中間地点に現れると中から現れたのは
「牙王!お前二日酔いだったんじゃ…あとガオウライナー持ってるんかい!写真撮って良い!?」
「好きにしろ…俺があの程度の酒で酔うか」
「っしゃあ!!ガオウライナーさん!ちょっと顔向けてください!!」
『BAT』
バットショットを展開して写真をあらゆる角度から撮影している
「ほぉお前達がネオタイムジャッカーか噂には聞いてるぜ、魔王の敵だとな…食ってやろうか?」
「かなり不味そうだけど?何なら1人腐ったゾンビだし」
とメナスを見て話す
「美味いもんたらふく食べたんだ、偶にはゲテモノ食べるのもありだろ?」
「ははは!スゲェ食欲〜」
とほんわか笑っているもクジョーはドン引きしながら
「まさか牙王とその一派まで仲間にしているとは…早すぎますよ!」
「ジジィと一緒にすんな俺には俺の歴史があるんだよ」
ハルトはアナザーウォッチを取り出すと
「魔王様は下がっててくれや!これは俺達牙王組の初陣だからよ!!」
コブライマジンに止められたのでハルトはムッとするがベアトリスも前に立つと雷の聖剣 雷鳴剣黄雷を構えた
「ダメですよ私もやります。一宿一飯の恩は返します」
「それと士道くんでしたっけ?丁度良いです賢人達から剣技は習ってるらしいので実戦的な方法を教えてあげましょう」
2人はベルトを付けると牙王はマスターパス、ベアトリスは黄色の本を取り出した
『ランプドアランジーナ…とある異国の地に古から伝わる不思議な力を持つランプがあった…』
ライドブックを閉じ物語のスロットに装填するとギターのような待機音とオルガンの演奏が響き渡る
「変身」
『GAOH FORM』
牙王はガオウに変身しガオウガッシャーを組み立てると
「変身!!」
『黄雷抜刀!黄雷一冊!ランプの精と雷鳴剣黄雷が交わりし時、稲妻の剣が光り輝く!!』
ベアトリスはドライバーから抜刀、そのままランプの精霊と雷を帯びて姿を変える
黄に輝く姿は迷える仲間を導く閃光の騎士
仮面ライダーエスパーダ 登場!!
その流れでネオタイムジャッカーの面々も変身するのを確認すると
「さて食ってやるか」
「見ててくださいね私の初陣!」
ガオウはガオウガッシャーをエスパーダは聖剣を手に敵に斬り込むのであった
「ヤッチマエ!」
バトルドロイドは戦列を組みブラスターを撃ちながら前進するも
「関係ねぇな!お前らやっちまえ!!」
今度はコブライマジン以外、ガオウ傘下のイマジンがバトルドロイド達をまるで棒倒しのように壊しながら前進していく大軍にも怯まない姿は正に荒くれ者とも言えるが
「んじゃ俺も行くかね部下だけに任せられねぇしナツキ手伝え」
「しゃあない…行くか」
「お、俺も!「お前はベアトリスの戦いを見て学びな」けど!」
「昨日千冬が言ってたよ」
【アイツは中々強いぞ…まぁ私より弱いがな】
「って、それに知識だけの俺や技術だけの四賢人と違った戦う為の剣だ学ぶことも多いよ」
「……………」
「黙って見てろ、今俺達に勝てねー奴が逆らってんじゃねぇよ」
「まぁまぁハルト落ち着けって、士道くんは見てなよ…」
「じゃあやるぞ」
『ジオウ』
「おう」
『ゲイツ』
2人は変身してジュウガに挑むのであった
次回予告
ネオタイムジャッカーとの戦いが激化する中、士道は魔王達と己との力量差にショックを受ける 心に黒い影が落ちる時 禁書に記された原初の竜の物語が解き放たれる
『プリミティブドラゴン…ブレイブドラゴン GET!』
解放された暴龍相手は戦いを翻弄、そこから士道の夢に現れる孤独な少年とその意味とは
そして暴走を止める為にハルトは切り札を切る
「しゃあない見せてやるぜ切り札をな!」
『相棒!新しいアイテムだ受け取れ!!』
そして渡された力 それは炉の熱を受け止める戦斧の一撃とは
次回 鳶一デビル 原初の暴竜と新たな切り札 お楽しみに!