前回のあらすじ
歴史改変により平和に戻ったはずの世界 しかし折紙に残った精霊の力を封印する為 士道達は動くがそれに待ったをかけたようにネオタイムジャッカーが襲来 初陣に張り切るガオウとエスパーダを加え戦いは激しさを増すのだが…
ー俺は何してるんだろう…ー
士道に感じたのは劣等感、彼のお陰で確かに強くなった しかしそれでも届かないと分かる
敵相手に物怖じせずに挑み、バトルドロイドの足を掴んで棍棒変わりに振り回す魔王とそれに負けずに暴れる配下達…
四糸乃や狂三や六喰の事件には彼らの協力がなければ乗り越えられなかった現に今の折紙の件だって……自分じゃなくても良いのではと
そんな諦めに近い感情が湧き出ると同時に
「アレだけの力があれば俺だって…」
この言葉が届いたかどうかは知らないが運命の神は微笑み力を与えた まぁ
使い熟せるかは別としてだが
現れた禁書を士道は開き、読み頭に流れるは
死して尚、亡くした仲間と居場所を求めて彷徨う孤独な竜の物語
「……………………」
士道の意識は途切れ、残ったのは新しいライドブックだけであった
『プリミティブドラゴン』
ーーーーーーーー
ガオウside
「ブリキ人形じゃあ食い出がないな…おい、かかってこい」
と指差すのはメナスことアマゾン・シグマである
「いいでしょう、より進化した細胞の力見せてあげます」
とシグマは体の細胞を変異させ新たな腕を生成し武器と融合させた
これはアマゾンズドライバーに宿る、小太刀、槍、鎌の武器生成機能を全身に回したのだろう死体故に痛みを感じない徹底した効率重視の強化を施したのである
「面白い食ってみるか」
ガオウは走り出すと迎撃に出された武器腕の一撃一撃をガオウガッシャーで弾き飛ばしながら間合いを詰めていく今度はシグマとの格闘戦となるがガオウは恐れ知らずという言葉が似合うようにシグマのダメージを認識できないという死者ならではの弱点を知ってか知らずか、或いは戦闘経験からかひたすら攻めるという選択をした
結果として功を奏し シグマはダメージと再生が追いつけなくなってきた
「くっ……負けてなるものか!!」
「負けじゃない…死だ二度目のな」
『FULL CHARGE』
「はぁ!!」
分離した刃がシグマの体に食らいつくタイラントスラッシュが襲い掛かる、その斬撃はまるでシグマの体を削り取るように裂いていく
「………っ!」
しかしジャンヌ・オルタの時と同じく切られた所から再生が始まっていきダメージがなかった事のようになっていった
「やるな」
「残念ですね私は不死身です」
「死んでるのに不死身とは笑えない冗談だな!」
ベアトリスside
その頃 ベアトリスはシーカー相手に戦っていた
「くっ!」
「残念だったな!アンタと俺じゃ相性最悪だよ!!」
その言葉の通り エスパーダの持ち味は雷のような高速機動にあるがシーカーのギガントウエポンは障害物を糸に作れる為、起動力を奪っていく事が可能
つまりベアトリスの得意な機動により攻撃が対応できない
のだが
「えぇ最悪ですね貴方にとっては」
「は?」
『必殺読破!黄雷抜刀!アランジーナ一冊切り!』
「トルエノ・デストローダ」
建築した壁や柱を足場に使い三次元的な機動を描く、その速度は人の目では追う事は出来ない
何もない平野ならば直線的な動きしかできないのだが、シーカーは建築能力で大量の侵攻方向を与えてしまった
ゼウスやインドラなど神話の名だたる存在が必ず保持するもの
それは神なり(雷)である
気づくとエスパーダはシーカーの背中に立ち聖剣を払い納刀の所作を取る
「何やってんだ!」
ギガントブラスターを構えるシーカーだったがエスパーダはポツリと一言
「すみません、もう切っちゃいました」
「は?何言って『サンダー!』ぎゃああああ!」
突如として襲う斬撃のダメージと落雷によりシーカーは変身解除して倒れ伏した
「レッスンは終わりです分かりましたか?」
「いや早すぎです」
と士道はツッコミを入れたのであった
アナザージオウ、ゲイツvsジュウガ
「やっぱり強えな、あの2人」
「だな!こりゃウカウカしてたら追い抜かれてしまうぜ」
「どの口が言ってんだよハルト!!」
2人の前蹴りがジュウガに当たると間合いを作るとアナザーツインギレード、ジカンザックスにアナザーウォッチを装填する
『リバイ…バイス……mixing!リバイス!アナザースラッシュ!!』
『マッハ!アナザーストラッシュ!!』
「「はぁ!!」」
アナザーツインギレードからはスタンプ型の斬撃とアナザージカンザックスからはバイク型のエネルギーがジュウガに向かっていくが
「何の!」
『オクトパス!』
『アブゾーブ!ドライブ!』
それはジュウガに宿るスタンプによる強化能力
『オクトパスフルスロットルアタック!!』
それにより強化された高速移動によりジュウガを見失った2人は攻撃により体制を崩してしまうが
「スピード勝負なら望む所だ!」
『リバイブ…疾風!』
「そうだな光速のヴィジョンを見せてやる」
『カブト』
「クロックアップ!」
そのまま3人は光速の世界に突入、戦いに移りゆく中
「「「!!」」」
周囲にいた者がその圧力と力に手を止め、その方向を見たのだ
「士道くん?」
「ちょっ!あの本は!!」
ベアトリスは驚くのも無理はない
「おいおい笑えねージョークだな」
何せハルトが一番危険度を知っているから…
昔 キャロルと喧嘩した時や狂三と戦った時
怒りに囚われた自分が良く解放した力で
彼がセイバーとなった日にもそのアナザーに変身していたからだ
士道は虚ろな目のまま禁じられた本を開く
『プリミティブドラゴン!』
そのライドブックは何故か余白とスロットがある そこに足りない何かを埋めるようにライドブックを取り出した
『ブレイブドラゴン……GET!』
ソードライバーに装填すると現れた巨大な骨の竜を背に士道は逆手で剣を持ち
「変身」
抜き放つ
『烈火抜刀!!』
すると骨の竜は士道を強く抱きしめた まるでどこにも行かないようにと押さえつけるように
『バキボキボーン!バキボキボーン!!プリミティブ……ドラゴン!!』
「………………」
その白い姿は先程の竜と同じく骨を思わせる鎧しかし本から流れる物は力を制御する筈のソードクラウンから逆流現象を起こし 変身者の理性を消し飛ばす
「うわあああああああああああ!!!!」
その咆哮は周囲のものを吹き飛ばした耐えられたものは少なくひ弱なバトルドロイドはドミノ倒しのように倒れてしまったのである
禁じられた竜の物語 それに宿る悲しみを帯びた剣士
仮面ライダーセイバー・プリミティブドラゴン
「ぐ……ああああああああ!!」
獣のような咆哮と共にまずセイバーが襲い掛かるのは
「ちっ!」
ガオウからである、逆手持ちの火炎剣をガオウガッシャーで受け止めるがガラ空きのボディーに荒々しい蹴りが叩き込まれる
「ガッ……この野郎…」
「あああああああああああ!!」
『グラップ必殺読破!』
同時に現れたのは巨大な骨の尻尾がそのままガオウを狙ったが済んでの所で回避し、その背後にいたシグマを貫いた
『烈火抜刀!クラッシュ必殺斬り!!』
「ぐっ……」
流石にネオタイムジャッカーにかまけてられないと2人はプリミティブドラゴンを見る
「こりゃマズイな」
「どうするハルト?」
「やるだけやってみるよ…コブラ達はガオウ連れて下りな、アイツの後始末は俺がやる」
「合点だ!」
コブライマジン達はガオウを連れて下がるとエスパーダは剣を構えて
「私も手伝いますよ!」
「いやベアトリスはフィニッシュを頼む、撹乱と足止めは俺達がやるから」
「んじゃ足止め宜しく撹乱は俺がやる」
「OK、さてどうしたものかな」
アナザーウィザードのバインドは力任せにちぎられて終わりだし、暴走フォーム故に理性なんてない
「抑え込むならアナザーメタルクラスタかな」
あの蝗害の力なら抑え込めるだろうが
「少年君は或斗さんと違うからなぁ〜」
精霊の力を宿している十香、四糸乃、琴里、八舞姉妹、七罪、六喰の霊力と天使を持っている
「まーた封解主刺されるのも嫌だしなぁ」
「良いんじゃねぇの記憶無くしたらアギトに変身出来るぜ」
「は?何言ってんだよ俺なんかが仮面ライダーアギトに変身出来るかよ……ん?そういやぁ」
プリミティブドラゴンは言うなれば体に宿るエネルギーが処理できないで暴走しているのだ…ならば
「ナツキ、デカした」
「え?」
「俺も暴れるから後始末宜しく〜」
「あ、おい!」
『どうする気だ?』
「やっぱり、あーだこーだ考えるのはさ俺らしくない訳よ」
『やっと分かったカ』
「つー訳で獣には獣だ」
『まさか…』
アナザージオウはヒラヒラと手を振ると、あるアナザーライダーに変身する
「うおおおお!!!!!!」
それはシンフォギア世界にある聖遺物とアギト因子から生まれた異端児 その力は聖遺物由来の吸収能力と自己強化
アギトと似て非なる存在
『ギルス』
「うおおおおお!」
アナザーギルスに変身するとそのまま全力で獣のように走り出すと高く飛び上がるヒールクローを初手から振り下ろす
その一撃を火炎剣烈火で受け止めるも力をアナザーギルスは完全聖遺物 ネフィリムに由来する力で取り込み自己強化を行う頭部の角は肥大化しながら足に入る力は増していく流石のプリミティブドラゴンも吸収による弱体化は避けられず
『黄雷居合!』
「しのぶちゃんから教わりました雷の呼吸?一の型崩し」
「ちょっ!それ首飛ばしの技じゃ」
それ故に我流に崩す(アレンジする)のである
「霹靂一閃・改め」
エスパーダの雷速はガラ空きのボディーを的確に捉え切り裂くと
『読後一閃!!』
雷の放電現象によってセイバーは地面に倒れて変身解除となる
「っ………はぁ……はぁ……」
同時にアナザーギルスも変身解除となる
全力稼働しか出来ない故にエネルギー消費が激しいのが欠点であるからこそハルトは変身するのに躊躇いがあった、ネオタイムジャッカーはあの混乱の中逃げたようで残るは俺達だけであった
ピースメーカー艦内
ハルトは医務室で軽く検査を受けていたが
「いや見事に健康ですね」
「だろぉ!進化してこの方、風邪なんて引いてねぇぜ!俺の働きすぎな細胞ぅ!」
「何は風邪をひかないって奴じゃね?」
「恐らくそれもあるかと…」
「はっはぁ!」
医師の診断に対して笑顔のまま躍るハルトであったがアナザーライダー達は
『すまん、頭の辺りを重点的に見てくれ』
『大事なネジが外れてないか?』
同時に船医は深刻な顔で答えた
「………もう手遅れです」
『そんな!何とかならないのか!!』
『せめてコイツに一般常識を与えてクレ!!』
「おいコラ失礼過ぎるぞお前達、俺の何処に常識がないと言うんだい?」
『日頃の行いを振り返れ!!』
「え?俺ほど常識の塊がいると思うか?」
『黙れこの自称常識人!!』
「んだとコラァ!!もっぺん言ってみろ落武者がぁ!!」
「はぁ……」
ナツキはやれやれと呆れるが士道自身は気絶しているのを見て
「しっかしプリミティブドラゴンかぁ…」
「あ?まぁそりゃそうだろうとは思ったよ」
「制御方法教えるか?」
「無理」
「え?」
「だってアレ、俺の知ってる仮面ライダーセイバーが作家だからこそ成立した話であって少年君に作り上げるのは難しいでしょ?」
「…………」
「まぁヒントくらいは上げる予定だけど」
「………ん…っ!!」
士道は目を覚ますとハルトはそれはもう良い笑顔で
「おはよう少年君、あのさ暴走して俺達殺す気?」
「え?」
「覚えてないの?」
「あ……その「謝らないで良いよ責めるつもりないし」え?」
「寧ろ制御してたら殴ってるくらいあった」
「えぇ……」
「つー事で少年君には課題を渡そう」
「課題?」
「あの力を制御しろ、そしたら力を貸してやる」
「そんなのどうしたら…」
「自分で考えな……まぁ困ったら二亜に聞くと良いアイツなら分かるだろうし」
「それ答えじゃん囁告篇帙で見ろって事だろ?」
「アホか作家なら分かる事もあるって話だよ」
「作家?」
「おっと、ヒントあげすぎたな…今日は養生しときな少年君」
ハルトは医務室を出るとそれはもう良い笑顔で尋ねる
「それで俺の頭のネジがない云々言った奴は誰だ?」
『『『『アナザーW』』』』
『ちょっ、お前達ぃ!!』
「あ…そういやぁアレ出来たか?」
『アレって何だ?』
「ほら、リアクターの制御装置」
『あぁアレか!出来たぜ、これだ』
『1』『2』『3』
「お前らノリ良いなっと、コレか」
と右手に現れたのは片手斧、ビジュアル的にはメモリスロットのあるメダガブリューだ恐竜の意匠はないが
『名付けてリアクターアックス!世界初のドーパントメモリ専用ウエポンだ!』
「へぇ〜」
『リアクターメモリの過剰出力を吸収して任意のタイミングで放つ事が可能とし、更にメモリスロットを付与する事で多様性を確保したぞ』
『俺達技術者系アナザーライダーが作りました』
『スッゴイでしょ!最高でしょ!天才でしょーー!』
「確かに凄いな!」
『だがその分、重量を増したのが欠点だが…』
「え?これ重い?」
首を傾げているとナツキが興味半分に
「気になるな…持っていい?」
「ん?ほらよ」
「っ!!!!ぐぎぎぎ……お、重たい!!剛烈にならないと持ち上げられないよ!」
よく見ると地面に減り込むほどの重量であるのが分かったがハルトはヒョイと軽く持ち上げた
『重すぎてハルトにしか振り回せない結果となった』
『ある意味完璧な安全装置だな』
『てかライダー にならないと持ち上げられない武器を軽々となんてパワー馬鹿』
「アクセルの照井竜だって生身でエンジンブレードもってるだろ?それと同じ、あと今はこの武器の完成度に感動してるから何言われても広い心で許せるよ」
『脳筋』『ハーレム野郎』『脳みそ3グラム』
「早速試し撃ちしたいからお前達(アナザーアギト、アナザードライブ、アナザーキカイ)は的になれ」
『許してないじゃん!!!!』
『心狭っ!』
『俺は燃え散るんだが!!』
『材木だから良く燃えるだろうなぁ…』
「早く使いたいなぁ!」
ハルトは笑顔でリアクターアックスを振り回していたという
そしてそんな感じに日々が進み、皆が新しい歴史に慣れ始めた頃、ハウンドが凄みを持った目で俺を見てきた
「実は陛下に相談したい事がありまして」
「何だハウンド、言ってくれ」
「は!……実は…」
ハウンドが真剣な面持ちで相談してきた…ふむ何だろうか新しい作戦の立案か?それとも他に…ふむ…こんな真剣な眼差し……分かったぞ
「夕飯のリクエストだな任せろ」
シェフとして腕を振るおうじゃないか!
「違います」
「あれ?」
「実は…シェフィールドとデートに行くのですが、そろそろ手持ちの服も無くなりそうでして」
そうなるとお金の話だな
「ふむ給金だな任せておけ用意しよう、ウォズ」
「いえ次のデートの服を陛下に選んで頂こうかなと」
その一言を発した直後 世界の時間が止まったような気がした
『カマシスギ!!』
「は?ごめんもう一回聴いていい?」
「陛下にデートの服を選んで欲しいと」
聞き間違えじゃなかったな、ふむ…
ハルトが首を傾げると付近に待機してたウォズ+四天王が立ち上がった
「血迷いましたかハウンド!!」
「そうだよ!知ってるでしょ魔王ちゃんの絶望的なセンスを!!」
「アレを着るのを選ぶまで服に悩んでいたのか!」
「くっ!せめて妾達に相談してくれ!ハルト坊のセンスに任せた先は破滅じゃぞ!」
「えぇ魔王様の文字Tなんて着なくて良いですから僕達で服を用意しますよ!!」
この古参組はハルトの絶望的センスをよく知る故に懸命に止めているがそれが逆にハルトを傷つけていた
「ジャンヌ…ベルファスト皆が冷たいよ…」
「妥当じゃない」
「はいご主人様のセンスなら尚のこと」
「俺には味方がいない…」
『そんなの最初からいたか?』
その一言にハッとした様子のハウンドは冷静さを取り戻す
「皆、済まなかったデートに行く服を悩みすぎてたようだ…そうだよな陛下に頼むなんてどうかしてたよ、あのセンスに任せるのは危険だからな」
「それを本人の目の前でよく言えたなハウンド」
その言葉に顔が青くなるハウンドはそのまま
「し、失礼しました!!ではコレで!」
逃げた相手に対してハルトは笑顔でブラスターライフルを持つと
「待てやコラァ!!」
そのままハウンドを追いかけたのであった
その頃 士道は二亜の元を訪ね、プリミティブドラゴンの制御方法を教えて貰おうとしたが
「分かる訳ないじゃん、ただ」
二亜はペラペラとプリミティブドラゴンの中身を読んでみる…言葉はわからないが伝えたい事が分かるのは彼女の漫画家としての業なのだろう すぐにハルトが何故自分を頼れと言ったかを理解した
「これ前編?続きは?」
「え!?」
「え?これで打ち切りなの!そんなのアリ!?」
それは新しい力の扉であると士道は気づいていなかった
ーーーーーーーー
さてそんな中、士道は折紙の力を封印する為にデートとなったのだが
「何で俺まで」
「しっ!」
錫音に連行された先には折紙と士道がいた
「あのさぁ、どしたの錫音?」
「いや何かあの子の事が気になってさ…不思議と目で追うんだよね〜」
記憶が消えても残るものか…しゃあないな
「わーった付き合ってやる」
「やった!なら見よう」
「ちょっ引っ付くな!」
腕を組んできたのに動揺すると錫音が
「最近は新しい子にご執心で私達に構ってくれないじゃん」
「酷い言いようだが……わーった好きにしろ」
確かに最近はベルファストやジャンヌといる時間が長い気もするのは事実なので付き合う事にした
「やった、ハルト大好き」
「俺もだよ」
そう答えた時、ピースメーカーの温度が少し下がったという
その一方で
「行きますよナツキさん!」
「ちょっと待ってくれエルフナイン!走らなくても良くない!?」
「ダメです!でないと…」
「へ?」
その背後から感じる圧力にナツキは身震いする
「え?」
振り向くとそこにはハイライトの消えた瞳で完全武装のマドカ達がいた…エンタープライズよ弓矢は下ろしてくれ危ないから
「大体分かった急ごう!」
「はい!2人で愛の逃避行ですね!」
「微妙に違う気もするけど、まぁ良いか!」
と走り去る姿に対して隠れていた面々は
「指揮官、もう少し右に動いてくれないだろうか…エルフナインを撃てない」
「もう良いよ姉ちゃん、一緒にやっちゃおうよ」
「そうねもうやっちゃいましょう」
「肯定、たとえ屍でもナツキは共有財産です…っ!勘づかれました!」
「逃さない!」
『ACCEL』
「変……身!!」
マドカはアクセルになるとドライバーを動かしてバイクモードに変形すると
「乗れエンタープライズ、ホーネット!」
「失礼する」「ま、一時休戦かな…よいしょと」
「我等も参るぞ!」
「首肯、ナツキは渡しません!!」
と全員が武装を展開してナツキとエルフナインを追撃に走るという別の戦いが幕を開けていたのであった
余談だがそのやり取りを見ていたハウンドは
「アイツよく生きてるな」
「ちょっと何処見てるんですか?」
今回はメイド服ではないオシャレな格好の彼女に目線を直し
「あぁ、悪いなシェフィールド似合ってるぞ」
「ありがとうございます…そろそろシェフィと呼んでくれでも良いんですよハウンド?」
「すまないまだ俺にはハードルが高くてな」
「なら気長に待つとします、ほら行きますよ」
「あ、あぁ」
これはこれで初々しいやり取りがあった影で
「頑張れ隊長!」
「安心してくれ俺達がついてる!」
「隊長のデートの邪魔する奴ぁ!俺達が蜂の巣にしてやるぜぇ!!」
「例え陛下であってもなぁ!」
「寧ろ陛下が邪魔してくれ良心の呵責なく撃てるからな!!」
「お前達待て!その発言色々とまずいぞ!テロリストみたいだぞ!」
一致団結している逢魔親衛隊メンバーがいた
「って、おい見ろよアレ…あれってDEMの最強さんじゃねぇか!」
1人が気づくと1人は双眼鏡で拡大して監視しているのがハルトと互角に渡り合える存在 エレンだと気づくが
「本当だな…まさかシェフィールドの姉御の力を…」
「そうはさせねぇぞ!野郎ども!行くぞ!邪魔して隊長のデートを成功させるんだぁ!」
「「「「おおお!!!」」」」
一致団結して事に当たる姿は正に歴戦の勇姿だが…何故かこのトルーパーの妨害が折紙捕縛に燃えるエレンに降りかかる火の粉であったのは言うまでもない
余談だが、この後彼女は落とし穴、滑る床、金だらい落下、挙句の果てには狙撃しようとしていたビルを丸ごと爆破されたのは言うまでもない
これぞクローントルーパー、戦う為にいる銀河最強の兵士達…その技能が無駄に使われているのは言うまでもなかったが
「アイツら何してんだ?」
トルーパー達の奇行に頭を悩ませているハルトがいたという
今ここに乱戦デートが幕開けた!
「乱戦なのは俺とエルフナインだけじゃないですかね!!」
とエルフナインをお姫様抱っこして逃げるナツキであったがそれが逆に追跡者に火をつけたのであった
「ぎゃああああああ!!」
その時、ナツキはいつぶりかの死に戻りをしたという
次回予告
折紙とデートする士道、しかし体内に宿る精霊の力が反転した折紙の力を目覚めさせる!
困惑する戦場 再び目覚める原初の竜 対するは
「アイツがジュウガなら俺は15(フィフティーン)だ!!」
『フィフティーン…』
平成ライダーの力を鎧に変え戦うものへと変わったのである
その頃 エレンは…
「な、何ですかこの落とし穴はぁぁぁぁあ!」
クローントルーパーの工作兵が仕掛けた、落とし穴にハマったのであった…
次回 影の15年vs原初の竜 お楽しみに!