無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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3話 星と惑星 集うもの達

 

 

前回のあらすじ 

 

精霊 美九の天使の力で七罪や八舞達だけにならず ウォズ達までも洗脳され二亜が攫われてしまったのだ

 

 

その事実にハルトとナツキは怒りの感情に任せてアナザーBLACKSUN、アナザーSHADOWMOONに変身し仲間を取り戻す為にライブ会場で再度の殴り込みに行ったのであった

 

 

 

会場付近では洗脳された観客が数に物を言わせて2人に襲い掛かるが

 

 

「邪魔だ」

 

 

アナザーSHADOWMOONの手から発生した念動力によって吹き飛ばされるが、それでも数は多く何人かは間合いに入る……しかしながら

 

 

「はぁ!」

 

 

アナザーBLACKSUNが肉弾戦…まぁ手抜きながらも当身で気絶させて回る

 

 

ひたすら前進していくが

 

 

「数が多過ぎる!!」

 

 

「文句言ってる暇があるなら手を動かせ!」

 

 

そんな感じで話していると突如、空から現れた電車が2台停車すると中から

 

 

「待たせたな魔王」

 

 

「遅れたが悪の幹部(決定)のネガタロス参戦だ」

 

 

「俺もいるぜ大将、ナツキ屋」

 

 

「ゴーストイマジン…それ中の人ネタか?」

 

 

「俺も個性豊かな魔王軍に埋もれないようにと思ってな…まぁこの選択に後悔はねぇ」

 

 

「流石はゴーストイマジン…1人で怪人一個部隊並みの戦闘力があるとの噂だ」

 

 

「そりゃ変身出来るし劇場版の敵…あとお前が兵長は無理だろ?」

 

 

「お、おう…じゃない!何してんだよアイツに操られるぞ!」

 

 

「安心しろ魔王、俺達は大丈夫だ」

 

 

「へ?」

 

 

「どうやら会場で聞かない限りは影響が薄いらしい」

 

 

ほほぉ、つまりあの馬鹿共は会場にいたから洗脳されたという事だな

 

 

「つまり露払いくらい俺達も役に立てるって訳だ」

 

 

「お前等…」

 

 

「そう言う訳だここは俺たちに任せろ、ライダー怪人軍団長ネガタロス」

 

 

「同じくゴーストイマジン兵長だ」

 

 

「同じく副長 牙王…おい待て兵長がいたぞ」

 

 

「気のせいだ」

 

 

と全員がベルトをつけてパスを読み込む

 

 

「「「変身」」」

 

 

『NEGA/SKULL/GAOH FORM!!』

 

 

変身した3人はガッシャーと武器を構えると手製を率いて2人の活路を開いたのだ

 

 

「今だボス!!」

 

 

「ありがとうお前たち!それと命令だ!終わったら宴会するから死ぬなよ!!絶対だ!!」

 

 

「「「はっ!!」」」

 

 

「行くぞ!」「おう!」

 

 

2人はバイクに跨り颯爽と道を駆け抜けた

 

 

 

そして会場近くまで行くと

 

 

「遅かったな野田夏樹!」

 

 

「ケケラ…」

 

 

「待たせたな!テスター軍団は別場所に控えてるが……しかし黒いバッタか以外と似合うじゃないか」

 

 

「あぁ…託されたんだよ」

 

 

「そっか…しかしここからが本番だぜ」

 

 

「中の様子は?」

 

 

「見れねぇが精霊達は中にいるのは確定だな」

 

 

「ウォズ達は?」

 

 

「それは…あそこだ」

 

 

ケケラの手を向けた先には

 

 

「待ってましたよ魔王」

 

 

そう見下すような目をしているウォズ達であった

 

 

「ウォズ…」

 

 

「女王の為に貴方には死んでもらいます」

 

 

「………ハルトここは俺が「いやお前はお前の目的を果たせ」けど!」

 

 

「仲間だから殴れないとかじゃないよ…ただ部下の不始末は上司の責任だから…あの馬鹿共は俺が倒す」

 

 

「…………」

 

 

「良いから行け!」

 

 

「頼んだ!!ケケラ!」

 

「おう!」

 

 

「あぁ任せ「行かせるわけ無いよねぇ〜」っ!」

 

 

邪魔するとばかりにボウガンで射撃したザモナスの攻撃をアナザーBLACKSUNは近くのマンホールを蹴り上げて盾にして防ぐ

 

 

「危なかった…流石はメイドインジャパン…」

 

 

「そりゃそうだろ何せあのギンガの攻撃を止めたんだからな」

 

 

日本のマンホールは宇宙の概念にさえ手が届く

 

 

 

「そんな!」

 

 

「ならばこれでどうだ!」

 

『真』

 

 

ゾンジスがネオライダーの1人 仮面ライダーシンのウォッチを起動 体がその物が万物を両断する刃と化し そのままかつての主人に振り払われようとしていた

 

 

『相棒!危ない!』

 

 

声に反応し念動力で防御するとアナザーSHADOWMOONは何を思ったのか

 

 

「ふん!ぐぎぎぎ……」

 

 

自分の体についているバッタの両脚部分を鷲掴み強引に引き剥がそうとしていた

 

 

『お、おい相棒何して…』

 

 

「ガン○ムで見たんだ!機体の手を千切り武器にする姿を!!」

 

 

『お前……まさか』

 

 

「俺は生きる!!生きて皆と宴会する!!だからこの程度の痛み何ともないわぁ!!!」

 

 

そのままメリメリメリと生々しい音と共に両腕は両脚部分をもぎ取る、ブツ!と千切れた脚を力強く振り抜き剣にするとゾンジスの手刀を双剣で受け止めたのだ

 

 

そして無くした部分は怪人由来の再生能力により直ぐに再生したのである

 

 

生涯で2本しか使えない誓約を無くしたのだ

 

 

「はぁ…はぁ…痛え」

 

 

 

「貴様……そこまでするか!」

 

 

 

「けどな…俺はお前たちがいなくなる方がもっと痛え!!」

 

 

そのまま力強く双剣を振り抜きゾンジスを弾き飛ばすと双剣をゾンジスのマントに突き刺し動きを封じる

 

 

「痛いだろうが覚悟決めろよコラァ!!」

 

 

同時にアナザーSHADOWMOONは体内に溜め込んだ生命エネルギーを解放すると両目が緑色に光始めると同時に跳躍すると両足を前に突き出すドロップキックを叩き込んだ

 

 

アナザーシャドーキックによりゾンジスは変身解除しカゲンはそのまま気絶した

 

 

「次!」

 

 

「舐めんな!!」

 

そしてザモナスはボウガンの射撃により牽制する…流石に大変だな

 

 

「ちっ!」

 

 

伊達に仮面ライダーに変身はしていないなと1人ゴチると

 

 

「っ!!あのバカっ!」

 

 

『アナザーエクスプロージョン』

 

 

突如降り注ぐ流星群に慌てて念動力を使うが間に合わずに直撃を数発受ける

 

 

「あ……く……っ」

 

 

「無様なものですね」

 

 

そこにいたのは紛れもなく

 

 

「ウォズ…お前ジョウゲンとカゲン諸共やる馬鹿がいるかよ」

 

 

「全く囮すら熟せないとは」

 

 

その足元には念動力で引き寄せた2人の姿があった

 

 

「何で?助けたのさ敵なのに…」

 

 

「仲間だろうがボケ!!それと逢魔で仲間殺しは重罪なのを忘れたかよ…」

 

 

「逢魔?あんな時代の敗残兵が集まる居場所に用などありませんよ…私が忠誠を尽くすのは女王だけです」

 

 

「っ!!!」

 

 

 

「貴方にはもう付いていけません」

 

 

 

『もう付いていけない』

 

 

それを聞いたハルトは怒りのあまり頭が真っ白になった……基本的に部下には寛容であり多少の無礼は笑って許しても今の言葉だけは許せないものがあった

 

 

「…………………よ」

 

 

「何?」

 

 

誰が未来で王になると俺に言った!その為の預言者として来たのは誰だ!未来の俺よりも今の俺の側にいると言ったのは誰だ!

 

 

大事な居場所と言ったのは誰だ!!

 

 

「その言葉は取り消せよウォズ!!!」

 

 

ー皆の居場所になったらなってー

 

 

「っ!!」

 

 

同時にアナザーファイナリーの体を放電が襲うと強制変身解除と相まった そうアナザーライダーの反乱防止機能 王の勅令が今本来の用途で使われたのである生身になったウォズにアナザーSHADOWMOONはそのまま胸ぐらを掴んで持ち上げた

 

 

「………こんな事の為に王の勅令があるんじゃないよ……」

 

 

『いや正しい方法なんだが?』

 

 

「今までとは違うんだよ、今日…俺は仲間に裏切られた……しかも一番信頼していた仲間に!!」

 

 

『ハルト落ち着け!今のは洗脳されての言葉だウォズの本心ではない!!』

 

 

「許せない許せない!!このまま、こいつの首をへし折ってやる!!!」

 

 

『おい聞いてんのか相棒!!』

 

 

 

ハルトは手に力を込めそのままウォズに引導を渡そうとした その刹那に過ぎるは過去の記憶

 

 

『我が魔王』

 

 

 

 

「………………っ!!」

 

 

 

ハッとして手を離すとウォズは咳き込みながら此方をみる

 

 

「何故です殺せたのに」

 

 

 

「あ……だ…だって皆ずっと一緒だったじゃん……そんな家族同然の人を殺したりなんて出来ない…」

 

 

 

だが

 

 

「ですが私達を殺そうとしましたよね家族同然というならば少しは躊躇ってくれても良いのでは?」

 

 

「矛盾しておるのぉ…お主の信念や在り方は」

 

 

「歪ですよ」

 

 

「あ………」

 

 

 

その刹那 ハルトの中で何かが千切れた音がした

 

 

 

「そ…そうだよね守るって言った人達を殺そうとしてんじゃん……何?俺って敵も味方も同じにしか見えないの……何それ…俺って皆の言う通り本当に馬鹿じゃん…」

 

 

ガラガラと崩れ始める自己 暗転する視界、涙で歪む顔 そして体表に現れる体の亀裂

 

 

それはアナザーライダーのいる精神世界にも影響を与え初めていた急に暗転し亀裂が入り壊れ始めたのである

 

 

『おいハルト、落ち着け!!』

 

 

『頭冷やせよ、お前のやった事は「仲間殺しでしょ!結局助けるなんて綺麗事だったんだよ俺は殺したいだけなんだ!!」違うぞハルト!』

 

 

 

 

仲間を手にかけそうになった絶望と悲しみがハルトの中にある ライドブックやアルターブック、そして始まりの5人に連なる力と共振を果たしたのである

 

 

 

「………もうやだ……もう全部……消えちゃえ!!」

 

 

 

ドス黒いオーラと聞こえる怨嗟の声が一つに集約し始め 遂に本となる

 

 

『グリモワー…』

 

 

災厄の未来が確定しかけた時 ハルトの脳裏に

 

ーーーーーーーー

 

 

「此処は?」

 

 

先程までいた場所と違う事に混乱している中

 

 

「常葉ハルトのアンダーワールドだ」

 

 

「アナザーライダーのいる場所じゃなくて?」

 

 

「あぁ……そして見ろ」

 

 

その視線の先にあるのは

 

 

【ごめんなさい……本当にごめんなさい!!】

 

 

泣きながらハルトから離れた彼女の姿である

 

 

「あかね…」

 

 

「絶望の瞬間だ、お前がふざけてハザードがトラウマと言っていたがあの程度、表層に過ぎん本当の絶望はあの場面だろ?」

 

 

「………………」

 

 

「そして出会った大切な仲間を手にかけようとした」

 

 

「っ!!それは違「くはないだろう?」あ……あぁ……」

 

 

「どうだ?今の気持ちは?」

 

 

 

「ははは…もうどうでもいーや……」

 

 

その誰かの声にハルトの意識は闇に堕ちかけた その時!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【助けてクウガーーー!!】

 

 

「っ!!」

 

 

場面が変わり 立つのはかつての自分、何も出来ない助けてくれないと全部諦めた幼子が叫んだ助けを求める声に

 

 

「!!!」

 

 

自分を助ける為に現れたヒーローがいた

 

 

「そうだ……」

 

 

 

あの時……俺は何を望んだ?

 

 

ーーーーーーーー

 

現実世界で

 

 

「……………………て」

 

 

 

「何だ?」

 

 

 

「…………け…て」

 

 

 

「何を言っている」

 

 

仲間といたが本当の意味で彼等を信頼していたのだろうか?相棒達を守る為に仲間達を守る為に彼女達を守る為に強くなった…だが無くす事を恐れてしまいら1人で立つ事に慣れ過ぎていたからこんな当たり前の言葉すら言えなくなっていたのではないか?

 

 

「助けて……助けてよぉ……」

 

 

国を引っ張る者でも怪人達の王でもない ただの泣きじゃくる弱い人としての常葉ハルトの言葉である

 

 

 

「助けて……仮面ライダー……助けてよぉ…」

 

 

助けて…そんな小さく掠れる声と共に流れた涙が地面に落ちると

 

 

オーロラカーテンと共にある人物が現れたではないか

 

 

「あれ?ゴージャスじゃない…ってハル兄!大丈夫!!何で泣いてるのさハル兄!!さっきまでゴージャスな感じだったのに!!」

 

 

それはハルトより幼い少年だが大事な義弟でもある

 

 

「………一夏?」

 

 

織斑一夏である

 

 

「何で?」

 

 

逢魔にいる彼が何故此処に?と去来する疑問に答えた

 

 

「助けてって声が聞こえたんだよ何でか知らないけど……まさかハル兄なの?」

 

 

「あ………」

 

 

「けど何で聞こえたんだろ?俺、逢魔にいたのに?」

 

 

それと同時に現れた人物がその問いに答えたのだ

 

 

「それはお前が仮面ライダーだからだ」

 

 

そこに現れたのは指輪の魔法使い 仮面ライダーウィザードこと晴人であった

 

 

「仮面ライダー?俺が?いやいや俺なんかがハル兄が言ってたヒーローになんて…」

 

 

謙遜する一夏だったが

 

 

「助けを求める声があるなら必ず駆けつける、お前もその声を聞いたんだろ?」

 

 

「っ!」

 

 

その言葉に一夏は首肯すると彼は

 

 

「俺と一緒だ、必ず助けるそう答えただから此処にきた…だからお前も仮面ライダーだ」

 

 

かつてハルトの師匠に向けて言った先輩の言葉に一夏はゾクゾクと体を震わせた

 

 

「うおお…ハル兄の憧れからお墨付きを貰ったよ……なら俺は……今日から」

 

 

一夏はオレンジ色のドライバーを腰につけた

 

 

『ガッチャードライバー』

 

 

そして二枚のカード…それはキャロル達が作り上げた錬金術の結晶 ケミーカードである

 

 

「仮面ライダーガッチャードだ!!」

 

 

『ホッパー1!スチームライナー!』

 

 

二枚のカードを装填して一夏は習ったばかりの錬金術の構えを取り

 

 

 

「変身!!」

 

 

『ガッチャーーンコ!!』

 

 

そして二つの力が一つとなる

 

 

『スチームホッパー!!』

 

 

現れた青い装甲にマフラーを翻すのは新たなヒーロー

 

 

ケミーと手を繋ぎ新たな地平を開くもの

 

 

仮面ライダーガッチャード 誕生!!

 

 

 

「一夏……」

 

 

「待っててハル兄!ウォズさん達は俺が助けるから!!」

 

 

と慣れないながらも戦いの輪に参戦するガッチャードを見送る

 

 

『おいハルト…義弟が仮面ライダーと認められたのに何故貴様は膝をついて泣いている!!』

 

 

「っ!泣いてなんかないやい!!」

 

 

『嘘つくな!』

 

 

「……ごめん皆…」

 

 

『本当だ』『そうだな』『反省しろ脳筋』

 

 

「わーったよ……晴人さんもありがとうございます……やっぱり仮面ライダーが俺の希望です」

 

 

「約束しただろう?俺が最後の希望だとな」

 

 

「っ!!はい!!」

 

 

 

晴人は肩に手を置く

 

 

「あ……」

 

 

「これ使うぞ良いな」

 

 

「はい!」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

アンダーワールドにて

 

 

「くそッ!何でこんなタイミングで仮面ライダーが現れるなど!!」

 

 

悔しがる影はだんだんと形を成していく

 

 

「奇跡だって?」

 

 

「っ貴様ぁ!」

 

 

現れた晴人、彼はエンゲージリングをハルトに使いアンダーワールドへとやってきたのである

 

 

 

「アレって」

 

 

「お前の無くした記憶の残骸とでも言うものかなそれがファントム因子と結合した個体だな…お前を絶望させて最強のファントムになると」

 

 

「残骸?」

 

 

「そうだ!俺はお前が捨てた記憶を宿すもの、あの世界で貴様が己を保つ為に切り捨てた負の存在だ!」

 

 

 

「へー」

 

 

「いや興味を持て」

 

 

「あ、相棒」

 

 

「全く……貴様という奴は!」

 

 

「ごめーん!」

 

 

「ノリ軽いな!そのノリでグリモワールを開かれたら仮面ライダーが浮かばれんぞ!!」

 

 

「それは一夏に感謝だな」

 

 

「そうだね本当、義弟の成長は早いもんだよ」

 

 

「お前は全く成長してないがな」

 

 

「…………闇堕ちるよ?」

 

 

「いや立派に成長しているぞ!胸を張れ!」

 

 

 

「よろしい……んで何の記憶を捨てたのさ…まぁアレか俺が受け止めないとダメな奴な訳ね」

 

 

「ナツキやあの世界での悲劇だ」

 

 

「悲劇は分かるけど何でナツキ?」

 

 

「アイツもウォズ達と一緒だ、お前の家族にいじめられて苦しんで…そしてお前をついていけないと見捨てたんだ!」

 

 

「あの時の…そう言う事ねそりゃ初対面のナツキが俺を見るなり知り合いみたいに話す訳だ」

 

 

「アイツらだって同じだいつかお前を見捨てる!俺は1人だ!!」

 

 

 

「そんな事ない!」

 

 

 

「何故そう信じられる!ウォズの言葉を忘れたのか!」

 

 

「忘れてない…だけど……助けてって俺の声を聞いてくれる人がいる助けてくれる手を伸ばしてくれる人がいる……そんな人達がいるなら…そんな優しい世界があるなら…俺は信じてみたい!」

 

 

「その我儘は皆を不幸にする!!」

 

 

「それ以上に皆を幸せにすれば良い!俺みたいな奴を作らない誰もが互いを尊重し合える世界を作る…それが…俺の王道だ!あとお前は忘れてるぜ俺は1人じゃない!!」

 

 

「その通りだハルト」

 

 

「俺達がいるってな」

 

 

 

「それに希望もある」

 

 

晴人を見ると彼は少し笑う

 

 

「そんな……また俺は奪われるのか…そんなの嫌だ!そんなの「俺はお前から何も奪わない」っ!」

 

 

「お前の持ってる闇も全部…俺に託せ」

 

 

「託す…」

 

 

「同じ俺なら…元に戻るだけだお前の闇も全部受け止めて…俺は王となる!」

 

 

「綺麗事を!」

 

 

「綺麗事だよ…けどそれが一番良いってあの人も言ってたろ!いつまでも拳でしか解決出来ない方が悲しいって!!お前も俺ならあの人の言葉を信じてみろよ!」

 

 

「…………」

 

 

「俺を信じなくても良い…けど俺が憧れたヒーローを信じろ」

 

 

「……………良いだろう」

 

 

「そっか」

 

 

「だが忘れるな貴様がブレたら遠慮なく体を乗っ取ってやるわ」

 

 

「そん時は晴人さんお願いします」

 

 

「あぁ任せろ」

 

 

「…………おい」

 

 

「ん?」

 

 

「後は頼んだよ幸せになれ、なれなかった俺の分まで」

 

 

「……一緒になるんだよ馬鹿野郎」

 

 

と2人はハイタッチをするなり世界が白く染まり全員の意識は元の場所へと戻るのである

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

現実世界

 

 

「うわぁ!!」

 

 

ガッチャードはアナザー1号と仮面ライダーアークの巨人タッグに押されていた

 

 

「くっ……まだまだぁ!!」

 

 

負けられない!義兄が皆が託してくれた力で守る為にと気合いを入れるとその背中から聞こえる歩く音 振りむくと

 

 

「ま、初陣にしては中々やるじゃん一夏」

 

 

「ハル兄、大丈夫なのか?」

 

 

「あったり前よ!さっきは悪かったなカッコ悪いところ見せてさ…その代わり特等席で俺の活躍を見せてやる」

 

 

「そんな事…寧ろハル兄も人間だったんだなぁ〜と」

 

 

「それどう言う意味だ?…ま、仮面ライダーガッチャードな良い名前じゃないか頑張れよ一夏」

 

 

「っ!あぁ!!」

 

 

「という訳で第二ラウンドだフィーニス、ヤクヅキ」

 

 

「妾達に勝てると思っているのか!」

 

 

「勝つさ、お前は聞こえなかったのか?ハルトの助けてって声が」

 

 

「勿論聞こえたぜ!」

 

 

と現れたのは

 

 

「師匠!!」

 

 

「久しぶりだなウィザード…それと…ハルトお前の声ちゃんと聞こえたぜ!!」

 

 

「し……師匠ーーーー!!!」

 

 

「俺だけじゃないぞ」

 

 

「まさか!!」

 

 

すると遠くから

 

 

 

「怪電波の発進源はこの辺りでござるぞタケル殿ぉ!!」

 

 

「本当なの御成?……ってウィザードさん!!」

 

 

そこに現れたのは袈裟懸けのハイテンションな坊主と若い青年だった

 

 

「久しぶりだなゴースト」

 

 

「どうしてここに…」

 

 

「助けてって声が聞こえてな」

 

 

「俺もです」

 

 

そしてまた1人

 

 

「暴徒化した市民がいるというのは此処か…ってあれは…仮面ライダー!!まったくルパンの奴も復活してるらしいし一体どうなってんだ!」

 

 

「取り敢えず泊さんは避難誘導を怪我人は僕がみます」

 

 

「あぁ頼んだ!!」

 

 

パトカーから降りた刑事と白衣を来た医者が現れた、近くに知り合いに気づいたのか

 

 

「神様に…君は!」

 

 

「泊さん!!先生!」

 

 

「タケル君!」

 

 

「あぁ久しぶりだな皆」

 

 

「何かちょっとした同窓会みたいだな、なら1人忘れてるな」

 

と師匠が進ノ介に渡したのはベルトであった

 

 

「ベルトさん?」

 

 

「やぁ進ノ介、また眠っていた所を鎧武に起こされてね…またドライブピットの地下深くから呼ばれたよ」

 

 

「やっぱり神様ってスゲェな」

 

 

「進ノ介、エンジンの調子はどうだい?」

 

 

「あぁトップギアだひとっ走り付き合えよ」

 

 

「OK!」

 

 

この錚々たる顔ぶれに

 

 

「凄い……これが本物の仮面ライダー……」

 

 

「お前も晴人さんから認められたろ?なら胸を張れ仮面ライダーガッチャード」

 

 

「あぁ!ハル兄じゃないけど燃えてきたぜ!」

 

 

「それより……この光景を生で見れる日が来るなんて…」

 

 

『どうしたハルト?いつものお前なら感動しながらサインを求める場面だろ』

 

 

「………………」

 

 

『ハルト?』

 

 

 

『お、おい気絶してるぞ!急な幸せの過剰供給で頭が弾けてやがる!』

 

 

『しっかりしろハルト!!』

 

 

「これは夢なのか俺は今、伝説を目撃しているんだ!!」

 

 

「安心なされ、これは夢ではございませぬ現実ですぞ!!」

 

 

「うおおお!御成さんだぁ!…すみませんファンですサインください!!」

 

 

「拙僧のを!!」

 

 

「お願いします!!」

 

『よし、それでこそハルトだ!』

 

『実家のような安心感だぁ!』

 

『親の顔より見たぜこの光景!!』

 

 

 

「えーと彼は?」

 

 

「俺の弟子だ」

 

 

「神にも弟子とかいるのか……」

 

 

「は、初めまして皆さん!俺常葉ハルトって言います!その……皆さんのファンです!サインを…と言いたいんですが……実は…彼処で暴れてるのは俺の仲間なんです敵に洗脳されてて……お願いします!!俺の仲間を助けるのを手伝ってくれませんか!!!」

 

 

ハルトは躊躇いなく土下座をした、それは迷いなんてなく純粋に仲間を助けたいという思いからきたものであった

 

 

「「……………」」

 

 

「何故…あの姿を見て心が痛むのでしょうか?」

 

 

「知らん!仮面ライダーは人類を滅ぼす兵器のなり損ない!ここで粛清してやる!」

 

 

「さぁお前たちの悲鳴を聞かせてみよ!!」

 

 

 

「お前らさ悪者してる方がイキイキしてて俺複雑だよ」

 

 

ハルトは冷めた目をしていたが

 

 

「けど待ってろ今すぐ助ける!」

 

 

「また私達を傷つけるのですか?」

 

 

その問いにハルトは迷わず答えた

 

 

「もう決めたから迷わない!安心しろ痛みは一瞬だ!」

 

言って分からないなら殴り飛ばして話をしてやろうと思ったのである

 

 

「取り敢えず話は後だ…美九を殴り飛ばす前にお前達を助ける!」

 

『グランドジオウ』

 

 

ハルトは迷わないとばかりに力を解放させた

 

そして

 

 

「さぁ行くぞ」

 

『ドライバーオン・プリーズ!』

 

 

「市民の安全は俺が守る!」

 

『!!!』

 

 

「弟子の頼みだ答えてやらないとな!」

 

『オレンジ』『レモンエナジー…ロックオン!』

 

 

「皆の命を未来につなぐ!」

 

『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

 

「これ以上、患者は増やさせない…お前たちの運命は俺が決める!!」

 

『マイティアクションX!…ガッシャット!』

 

 

 

「「「「「「変身!!」」」」」」

 

 

 

『フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!』

 

『ドライブ!タイプ・スピード!!』

 

『MIX!ジンバーレモン!ハハァ!!』

 

『開眼!!俺!let's go!覚悟!ゴ・ゴ・ゴースト!』

 

『レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!!』

 

 

『祝え!!アナザーライダー!グランドジオウ!!』

 

 

そして並び立つヒーロー達

 

 

「さぁ!ショータイムだ!」

 

 

「行くぞベルトさん!」

 

「OK!START YOUR ENGINE!」

 

 

「此処からは俺達のステージだ!」

 

 

「命燃やすぜ!!」

 

 

「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!!」

 

 

「大丈夫、俺は強い!!」

 

 

『相棒がふざけてないだとぉ!』

 

『それだけ本気って事だ行け!ハルト!!』

 

 

「オラアアアアア!」

 

 

恐れなどかなぐり捨てた魔王は再起する為に仲間と戦う!

 

 

 

 

 





次回

レジェンドライダーwithガッチャードと共にウォズ達を助けるハルト達

その頃 ナツキは洗脳された八舞姉妹と出会う


「覚悟せよ賊め」「警告、このまま進むなら排除します」


双子に宿るは風の聖剣 忍者の術 それに対するは奪われた怒りを燃やす復讐の剣鬼とその導くカエル

『KEKERA LORDING』

『BUJIN SWORD』


そして遂に下手人を捕らえたその時


「捉えたぞ、お前には罪を数える資格もない!」


魔王は切り札を切る!

次回 怒り任せの私刑人 お楽しみに!


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