無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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アンケートの協力ありがとうございます

次回200回短編!お楽しみに!

あと申し訳ない…俺の力ではこのボリュームを纏めるの難しかったです…

いつも皆様 応援アイテムありがとうございます!今後も良かったらどんどん送ってくれると嬉しいです!!

さーて……そろそろ出ようかな〜 では後ほどと本編をどーぞー!


後編2

 

 

前回のあらすじ

 

黒狐はゴッドキングオージャーZEROでドクトル巨大樹を倒し

 

魔王達はドライブ達の援護もあり暴走するメガヘクスの複製機を破壊しにかかるが道中、一連の事件の遠因でもある精霊 美九と士道と再会

 

目的を忘れて排除しにかかるハルト達の前に現れたのは誰かに手を伸ばし続ける英雄 仮面ライダーオーズとその相棒 アンクであった

 

そして暴走臨界を迎える複製機を破壊する為 皆一路 移動するのであった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

アナザートライドロン内

 

 

ハルトの膝上に乗りながらキャロルはライドベンダーで爆走するオーズと後ろに乗るアンクを見ていた

 

 

「オーズか…」

 

 

「どしたのキャロル?」

 

 

「今思えばオレとお前の手を繋がせてくれたのは目の前にいる2人のお陰だと思ってな」

 

 

「そうだなぁ…人生何があるか分からないなぁ」

 

 

そうハルトは身バレで動揺し、キャロルは正体を確認した後 帰ろうとしていた 

 

 

「正直に言えばあの段階の貴様に異性としての魅力などカケラも感じなかった」

 

 

「こっちもだよ、見た目生意気のロリなんて一昨日きやがれだったな」

 

 

「は?」「あ?」

 

 

「何で喧嘩してんです?」

 

 

「こほん…まぁそんな時に来たのだな」

 

 

「未来の俺からお歳暮感覚で届いたんだよなぁ…」

 

 

そこに届いたのが仮面ライダーオーズのDVDセットである

 

 

それを見たキャロルはオーズの錬金術に興味を示しメダルの研究、資料を見るためにハルト宅へ足繁く通う事になった

 

 

今の関係を作ってくれた、そう言う意味ではオーズは大恩人でもある

 

 

「どうした急に」

 

 

「いや何、思い出してなお前の家でオーズを見てなければここまでの関係にはなれなかっただろう」

 

 

「かもなぁ…お義父さんの墓前でも言ったけど初対面の時は生意気なガキだなぁとしか思わなかった子の為にわざわざあの世界に行って、一緒にいて欲しいから帰ってきてなーんて言わなかったかも知れないなぁ…まさか本当にコアメダル作ってオーズになるとか思ってなかったけど」

 

 

「そうだなオレも貴様など歯牙にかけなかっただろうな精々が見せ物小屋の珍獣レベルだったからな…それで惚れてみたらあっちこっちで現地妻を増やすわ国を作って王になるわ散々だ」

 

 

「玉の輿だったろ?」

 

『いや世の中の人、皆が王にはなれないぞ相棒』

 

 

そういやぁあの頃はキャロル利用してアンク復活の為にメダル作らせようなーんて考えてたなぁ色恋じゃなくて打算からだったのに…今じゃ考えられないなぁ…つか何ならその夢叶ったし

 

 

「だが貴様が手を伸ばしたから今のオレがある」

 

 

「キャロルが手を伸ばしてくれた今の俺がある」

 

 

「そうだろうそうだろう…だから二亜の気持ちにも素直に答えてやれ」

 

 

「は?」

 

 

「今更何人増やそうが構わん、正妻はオレだからな…だが惚れた女を前に責任を取らない腑抜けなど夫とは認めん!!」

 

 

「はぁ!?」

 

 

「だがな…その分…オレとの時間は必ず作れ良いな」

 

 

 

「キャロル……」

 

 

「ハルト…」

 

 

そのまま2人の距離は0に「ちょっと運転中ですよ!」とはならなかったベアトリスが止めたのでハルトは運転に戻ったのである

 

 

「何、人前でイチャコラしてるんですか!車内じゃなかったらワンダーコンボからの雷の呼吸メドレーを叩き込んでやりますよ!!」

 

 

「ベアトリス貴様ぁ…ハルトと良い雰囲気だった所を!!」

 

 

「いや何、運転中に惚気てるんですか!危ないですよ!!」

 

 

「これはベアトリスに同意」

 

 

「おのれぇ…」

 

 

「あ、そろそろ着く」

 

 

目的地付近でアナザートライドロンを止めると同時に空からゴッドコーカサスが現れるとゴッドテントウZEROの背に乗り仁王立ちした黒狐が降りてきた

 

 

「待たせたな!ドクトルは倒したぜ!後は複製機を壊すだけだ!」

 

 

「待て黒狐!一応確認だが複製機を壊したら作ったものの機能停止とかあり得たりするのか!俺仮面ライダー詳しいから知ってんだ!大体この手のは壊すと複製した連中が消える可能性が高いだろ!」

 

その疑問に答えたのは頼れる相棒達であった

 

 

『それは無いなメガヘクスと違って中央コンピュータのようなもので操っていないロイミュードやグリードはお前が自我やデータを埋め込んだろ?なら本人に相違ない』

 

 

『まぁアレだ本人に限りなく近いロボットだったのがお前の力で本物の怪人に戻った訳ダ』

 

 

「じゃあ戒斗さんは?」

 

 

『さぁな分からん、お前がロードバロンとしての記憶を与えれば大丈夫だろうが現状のままだと読めん』

 

 

『仮にこの世界だと生きる場所があるのやら…』

 

 

「少なくともDEMを潰すまでは手を貸してくれそうだよね」

 

 

「けどこのバリアさ、どう破る?」

 

 

ナツキの指差す先には複製機を守るようなバリアが展開されていたのである…ふむ怪しいな…よし!!

 

 

「ウヴァ〜取り敢えず攻撃してみて〜」

 

 

取り敢えず丁度良く頑丈な奴がいたので頼もうかガメル?いや流石に中身幼い子に危険な真似させられないでしょ〜(外道)

 

 

「ふん!良いだろう見ていろ!!このバリアを壊したら俺のコアは返してもらう!!」

 

 

「うわぁ見事なまでの失敗フラグ立てたなぁ」

 

 

「ふん!!」

 

 

意気揚々とバリアを殴るウヴァであったが

 

 

「アババババババババババ!」

 

 

殴ったダメージが雷となりウヴァを痺れさせたのであった

 

 

「う、うわぁ……つか雷属性のウヴァが感電する威力ってベアトリスの聖剣並じゃん」

 

 

「気をつけろ皆んな危険なバリアだ!ウヴァの尊い犠牲を無駄にするな!!」

 

 

「さりげなくウヴァを犠牲にしたね彼」

 

 

「はっ、当然だな」

 

 

カザリとアンクは冷めた目で痺れてるウヴァを見ていた

 

 

「さて、どう突破するか……ナツキのアナザータイクーンのニンジャですり抜けれるかな」

 

 

「いやいやいやいや!!流石にウヴァが感電した姿を見て行こうとはならないよ!」

 

 

「良いかナツキ、俺は映司さん達が安全にバリアの向こうへ渡れる為なら…別にお前が死んでも構わないと思ってる」

 

 

「はっ倒すぞテメェ!!」

 

 

「はははは!」

 

 

「笑って誤魔化すな!!」

 

 

と笑いながら話すハルトの背中で銀狼がネットニュースを見て気づいた

 

 

「あ、ねぇハルトこれ」

 

 

「ん?何……んなぁ!」

 

 

それはDEMの違法研究や兵器密造など今回の件以外にも二亜のような人体実験など出るわ出るわ表沙汰にできない事案と証拠データの山、それがネットに拡散され世界的ニュースになっている

 

 

 

「これ銀狼がハッキングした奴以外の情報もあるけど…玄さんが意図的に流したとは思えないし」

 

 

「あ、そういやぁケケラの奴がテスター軍団潜入工作班がヤベーイ研究データを片っ端から外部へ流出させてるって言ってたな」

 

 

「間違いねぇ、それが原因だな」

 

 

「むー…だけどメガヘクスの複製機のデータまではないよなぁ…」

 

 

「あるよ?」

 

 

「はい?」

 

 

「私がドクトルの研究データをハッキングしたから材料があれば逢魔で複製機を作れるよ」

 

 

「ぎ、銀狼!!最高!!愛してる!!」

 

 

「は、ハルト…恥ずかしいな皆が見てる」

 

 

と頬を赤らめ満更でもない顔をしている銀狼を強く抱きしめるとキャロルは舌打ち、ベアトリスは

 

 

「おいベアトリス」

 

「何でしょうか?」

 

 

「何故か知らんがイライラしてきた」

 

「私もです…そろそろ白スーツに霹靂一閃を叩き込みましょうか!!」

 

 

と恐ろしい事を言っているので、私も動くとしようか何せ今回の件は予想外だからね

 

 

 

「それは勘弁願いたいな戦乙女さん」

 

 

「し、白スーツ!!」

 

 

「やぁ久しぶり魔王、分割された君とは話したけど相変わらずだね黒狐は雇用して以来かな?」

 

 

「久しぶりだな」

 

 

「うん久しぶ「おい」わかりました後で何でもするんで聖剣とダウルダブラを下ろしてくれない?」

 

 

「ヴィジョンドライバー持ちのお前が簡単に何でもするとか言うなよ創世の力にアクセス出来るから冗談に聞こえねー」

 

 

「文字通り世界は君の思い通りってな」

 

 

「冗談はよしてくれ…僕にも変えられない事くらいあるさ」

 

 

「でしたら私がメインヒロイン…いや正妻のルートでも「おい調子に乗るな新参の小娘が」あ、いやぁ〜冗談ですともー!まぁヒロインの座は狙ってますがね」

 

 

「それは構わん、だが正妻はオレだ!」

 

 

「気に入らない、逢魔国民の声を聞けば正妻が私なのは一目瞭然このグラフを見るべき銀狼の支持率100%」

 

 

「そんなのでっち上げだろう!!」

 

 

「そうですよ!よく見れば投票したの銀狼だけじゃないですか!こんなの不正です!!」

 

 

『おい貴様等』

 

『束さん達抜きでそんな大事な事を争うなんて良い度胸だねぇ!』

 

『あら今こそ雌雄を決する時なのかしら?』

 

『そうでしたら私もメイドではなく妻として参りましょう!』

 

『じゃあ私も「来なくて良い!全部終わったら話せ」…そうね』

 

 

 

「お前たちも異論はないな」

 

 

「まぁ構わん」

 

「ん」「はーい」

 

 

「それで白スーツ…傍観者が今更何しにきた」

 

 

「想定外の事案発生と対処だよ何せドクトルがこれを復元するのは僕の知る歴史にはないんだ」

 

 

「何?」

 

 

「それと精霊・美九…彼女が生きてる事かな…止めたのは…あぁ流石は仮面ライダーオーズというべきだね」

 

 

「貴方は一体?」

 

 

「何者だ」

 

 

「初めましてアンク、偉大な存在よ…私は火野カグ槌しがない傍観者にして様々な世界を切り抜き数多の物語を紡ぐ語り部 またある時はオーディエンスに細やかな娯楽と非日常を提供する舞台装置!はたしてその実態は!!」

 

 

仰々しく振る舞う白スーツは堂々とした所作で色紙とサインペンを差し出した

 

 

「へ?」

 

 

「貴方達仮面ライダーのファンであります是非この色紙にサインを」

 

 

「おいテメェ、俺だって貰ってねぇ映司さんのサインを貰おうなんて不届千万!このまま地獄に叩き落としてやろうか!」

 

 

「落ち着いてくださいハルトさん!あの男の首を刎ねるのは私の仕事です」

 

 

「なら一緒にやれば良い」

 

 

「「それもそうか!」」

 

 

「はぁ…このバカ共は……それで早く本題を言え」

 

 

「その前に各地にいますライダー達の活躍をご覧あれ!見たい人は?」

 

 

「「賛成だぁ!!」」

 

 

「落ち着けバカハルト!!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

その頃 Wとアクセルはメガヘクスが複製したウェザードーパントと戦闘をしていた

 

 

「井坂の亡霊か…行くぞ左」

 

「あぁ、あの時のWと同じだと思うなよ俺達はあの頃よりもずっと強い絆で結ばれてんだ!」

 

『その通りだ翔太郎、さぁ行くよ!』

 

 

【!!!!……エクストリーム!!】

 

【トライアル】

 

 

「『たぁ!』」

 

 

現れるは地球のデータベースに繋がる最高のW

 

正に一心同体 仮面ライダーWサイクロンジョーカーエクストリーム

 

そして現れるは最速を駆け抜ける青のアクセル

 

仮面ライダーアクセル・トライアル

 

 

「さぁ!振り切るぜ」

 

 

同時にアクセルはトライアルメモリを空に投げてタイムカウントを始める そのまま最高速で加速しウェザードーパントへ高速の蹴りを連続で浴びせ始めるとTの文字を模っていきトライアルメモリをキャッチと同時にスイッチを止める

 

 

『トライアル!マキシマムドライブ!!』

 

 

「9.7、それがお前の絶望までのタイムだ!左!フィリップ!!」

 

 

「あぁ行くぜフィリップ、『さぁ!お前の罪を数えろ』!!」

 

『PRISM』

 

Wはプリズムビッカーにプリズムメモリを装填し引き続き

 

『サイクロン!ヒート!ルナ!ジョーカー!マキシマムドライブ!!』

 

怒涛の4連マキシマムを発動、その力は刀身部分に集約される更にダメ押しとばかりに

 

 

『エクストリーム!マキシマムドライブ!!』

 

 

「『ビッカー!チャージブレイク!!』」

 

 

「ガアアアアア!」

 

そのまますれ違い様にウェザードーパントを両断すると同時に大爆発が起こるのであった

 

 

 

そしてビルド組は

 

 

「勝利の法則は決まった!!」

 

 

「今の俺達は負ける気がしねぇ!!」

 

 

「心火を燃やしてぶっ潰す!」

 

 

「大義の為の犠牲となれ!!」

 

 

「全ては難波重工の為にぃ!!」

 

 

『ready go!ボルテック/エボルティックフィニッシュ!』

 

『クラックアップフィニッシュ!/スクラップブレイク!!』

 

 

5人のライダーキックで複製スマッシュを残骸に変え

 

 

「俺達も行くゾォ!」

 

「うん!」「あぁ!!」

 

と三羽烏もエネルギーを放出した三方向からの体当たりで複製ブラッドスタークを倒し

 

 

「スタークは個人的に僕が倒したかったな」

 

「なら私達はこっちをやろう」

 

「そうだね父さん!」

 

『ready go!ボルテックフィニッシュ!!』

 

『火遁の術!火炎切り!!』

 

 

巧、忍ビルドは各々武器や専用技でナイトローグを倒したのである

 

 

そしてドライブ達は

 

 

「泊進ノ介!」

 

「あぁ行くぜベルトさん!これが俺達のオーバードライブだ!!」

 

「行くぜチェイス!」

 

「あぁ!」

 

「私も混ぜてもらうよ」

 

「では私『ヒッサーツ!フルスロットル!』待ちなさいな!!」

 

 

そして放たれた全員のライダーキック(一名頭突き)によりパラドックスロイミュードは爆散した

 

 

「ぐ…あぁ…こ、こんな雑なやられ方なドォ!!!!」

 

 

因みにコアが破壊される直前 何者がそれを回収したのはまだ誰も知らない物語

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「とまぁこんな感じだね」

 

 

「「おぉ…」」

 

 

感動する2人であったがアンクは雑に一瞥して

 

 

「お前の目的は何だ?」

 

 

「簡単に言ってしまえばバリアを壊そうと思ってね。それと予期せぬ変数への対策かな」

 

 

「変数?」

 

 

「僕の想定なら彼はドラゴニックナイトで進化は打ち止めで先は無かったのにプリミティブ超えてエレメンタルドラゴンまで手に入れたんだ」

 

 

「へぇー」

 

 

「そして魔本を開いて君はアナザーストリウスとなり仮面ライダー達の敵になるはずだったんだ…つまり今のドクトルの立ち位置には本来君がいるはずだったんだよ」

 

 

「成る程なそれが少年が侑斗さん達の前で話した最低最悪な未来か」

 

 

『確かにウォズ達が洗脳され、一夏が現れなければ絶望のままアナザーストリウスになるのは確定だったからな』

 

 

「だが未来は変わった、そこにいる死に戻りの彼と君の義弟のお陰でね」

 

 

「ナツキと一夏…そうだな」

 

 

「しかし逆行手段として死に戻りを選ぶとか正気じゃないね〜他にも握手とかハイタッチとか色んなトリガーを用意してたのに死で戻るとか君も君でイカれてるねぇ〜救世主」

 

 

「やけに詳しいなお前」

 

 

「そう!何故なら彼の死に戻りの権能はとある仮面ライダーの力を応用した力!それを埋め込んだのはそう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この僕さ!!」

 

 

「え…」

 

 

「展開が読めそうな事をグダグダ話してんじゃねぇよ白スーツ」

 

 

「釣れないね。そう言えば前にもあったね君は千冬さんの複雑な出生も君にとっては『万丈、お前人間じゃないってよ?』レベルの事だったんでしょ?」

 

 

「あのさ俺みたいな畜生腹が人様の生まれや血筋に文句を言えた口か?つか人間辞めてるし…そんな俺みたいな化け物を愛してる奴の生まれや血筋なんて関係ねぇ惚れてる女なら尚更な」

 

 

「本当、こんな自然に口説き文句出るんですからねこの女誑しは」

 

 

「否定はせん、現に千冬は赤面したまま固まっているからな」

 

 

「ハルトの不意打ちは狡い」

 

 

『ちょ!ちーちゃん!!しっかり!!』

 

 

映像越しで爆破しそうな程赤面している千冬の額に束が氷嚢を置いたりしていた

 

 

「ま、それもそうか君は身内と認めた人間には優しいが他人や敵には排他的だ…これから会う魔王とも仲良く出来るだろう」

 

 

「は?魔王?」

 

 

『魔王…嘘だろ…異世界にはこんなやばい奴がまだいるのか!』

 

 

「アナザーディケイド 、それどう言う意味かなぁ〜」

 

 

『俺達という制御装置を持たない本能とノリと勢いで生きてるような危険人物が野放しになっているのだぞ!』

 

 

「おいアナザーディケイド、隣見てみろ制御装置無しで神の力を宿してる黒狐がおるで」

 

 

『こんなの落ち着いていられるか!俺は自分の部屋に帰るぞ!!……とアナザーWが言っていた』

 

 

「本来ならハルトがアナザーライダー達の制御装置で君達を抑える想定だったのが何故こうなった…見事に逆転している…」

 

白スーツは頭を抱えハルトは笑顔でアナザーウォッチを握りしめていた

 

 

「ほぉ丁寧に死亡フラグまで立てるとは…覚悟は出来てるようだな」

 

 

『何でお前らは俺を避雷針にするんだヨ!!』

 

 

「だけどこう言うよね?連帯責任とも」

 

 

『そんな殺生な!!』

 

 

「っせぇ!!」

 

『珍しくハルトが優しいだと!!』

 

 

「…………やっぱりアナザーWだけにするか」

 

『異議なし』

 

『え、ちょっ!!』

 

 

「おっとまだ知る時ではないね、その世界で君は新たなサーヴァントと妻達と出会う事も知るべきではないね」

 

 

「ほぉ…」『ちょっとマスター良いかしら?』

 

 

「それは今こそ知るべき時だね!教えてくれないかなぁ!!つか達!!複数形!?」

 

 

「next カグ槌ヒント!!1人は森の中、1人は性格がこれでもかと捻じ曲がった悪趣味な迷宮の主と一緒にいるよ!後は自力で探すといい、そこの彼もね」

 

 

「は?いや『またですか?』え?ちょっ!」

 

 

「ま、まぁ良い「それを決めるのはこっちだぞ?」こほん…回帰の力なんてもの持ってる仮面ライダーとかオーディンかクロノスあたりだろ?伊達に時の神なんて触れ込みじゃねえしな」

 

 

「あれ?君はギーツ…創世の神の物語は見てないのかい?」

 

 

「それは見て……ってまさか!!」

 

 

「そう仮面ライダーリガドΩ、時間を巻き戻すリバースの力を使ったんだよだいぶ無茶してけどね」

 

 

「な、なら俺は…リガドΩに変身できるのか!」

 

 

「それは出来ない、だが僕が渡したのは生死逆行のリバースだけ転生させて別世界に飛ばすまではしてないんだよ」

 

 

「は?けど俺は…」

 

 

「だから気になるんだよ誰が君を生き返らせたのか…色々出来るけど僕には死者蘇生なんてのは出来ないからねぇ〜ちょっとごめんよ」

 

 

ナツキの額に手を添えた時、白スーツの脳内に流れるのは

 

 

【覗かないで】

 

 

顔の見えない誰かの圧と、触れたものの気を触れさせるような呪いの波動

 

 

「おっと危ない危ない……へぇ成る程そうかそうかそりゃ逆行のトリガーが死ぬ事になるか」

 

 

「何だよ」

 

 

「君さ魔王に滅ぼされたあの世界で何をしたの?呪術とかオカルトでしかないんだけどなぁ〜」

 

 

「呪い?」

 

 

「いやぁ……愛ほど歪んだ呪いはないか言い得て妙か簡単に言えば君さ神に呪われてるよ」

 

 

「どう言う『ナツキさん?』ちょっと待てエルフナイン、俺も一体何が何やら…」

 

 

「僕から助言するとしたら君を転生させた人に会いたいなら……っと話はここまでかな…僕は僕の役割を果たすとしよう」

 

 

「あ、おい勝手に終わらせるなよ」

 

 

「生憎だけど僕も忙しいんだよ。本体はこの世界に来れないからアバターでくるんだけど…その場合は現界制限があるんだ特に変身するとかなるんならね」

 

 

『ヴィジョンドライバー…GAZER LOG IN!』

 

 

認証と同時にカードを投げるとヴィジョンドライバーにカードが自動で読み込まれる

 

 

 

「変身」

 

 

『Install……innovation & control GAZER』

 

 

 

仮面ライダーゲイザーに変身した姿を見て

 

 

「前にアダムを倒した時は分からなかったが、それは仮面ライダーゲイザー、つまりデザグラ運営側のライダーか」

 

 

「正解、ただこの世界で行う気はないよ仮面ライダーと敵対なんてしたくないし何より…何せあの老いぼれ(スエル)が敗れた世界のデザグラプロデューサーとか誰がするかよ、この世界でギロリ先輩も消えちゃうし…はぁ…」

 

 

「え?あの人と知り合いなの?」

 

 

「ん?あぁ真面目で優秀なゲームマスターだったよプロデューサー白帯の俺にデザグラ運営の何たるかを教えてくれた先生でもある」

 

 

「ギーツ脱落に囚われて暴走してたが?」

 

 

「まぁデザグラ的には同じ人が勝ち続けるとマンネリ化するから番組的に考えると面白くないんだよ、ギーツ一強なんてね聞けばオーディエンスからは張り合いないとかギーツは運営嗅ぎ回ってる何とかしろとか、出さないを選びたいけどあの人願いで死ぬまで参加するとかなってるし!文句言われたギロリ先輩が不便でならないよ俺がプロデューサーならある程度の無茶は出来たけどあの公平なニラムさん管轄だとなぁ…」

 

 

「へぇ…」

 

 

「つか何でギロリ先輩の後任にチラミを勧めたの!?おかしくない!いや確かにエンタメ系なら彼の出番だよ!低迷した番組視聴率の回復請負人だけどさ!!世界救う目的のデザグラ的にはアウトだよ!しかもヴィジョンドライバー取られる!変身用に指紋も取られる!挙句にはジャマト側にID横流しとか正気かこのやろう!!」

 

 

「おーい」

 

 

「どんだけギロリさんがドライバー悪用されない為に慎重に振る舞ってたか見てなかったのかよ!!本当にイラつくな!」

 

 

「仕事の愚痴は後にしろ」

 

 

「っといけないいけない…まぁ今の僕はジーンやキューンと一緒にこの世界でデザグラ開催の反対派として活動しているんだ、俺の先生が事情あり気とは言え命懸けで守ろうとした世界で好き勝手させる訳にはいかないよ」

 

 

「白スーツ……」

 

 

コイツもコイツでデザグラに命かけてんだな…と感心しているハルトに

 

 

「だから結婚式には呼んでくれよ!君の奥さん増えるは確定だから!!」

 

 

「俺の感動を返せ、あと不穏な情報を残すな」

 

 

「さて冗談はこの辺にして「いや本編に関わる重大情報を結構話してたよね!!」そんな事ないさ!いけ!!」

 

 

放たれたドミニオンレイがバリアを展開して複製機を守るバリアを相殺して道を開いたのである

 

 

「さぁ通るんだ!」

 

 

「よし行くぞ!!」

 

「ウヴァが感電してるままだけど?」

 

「問題ない!俺に考えがある!」

 

 

それだけ言うとハルト、ナツキ、オーズ、アンクの4人はバリアを超えるとハルトはアナザーウィザードに変身して

 

 

『コネクト』

 

 

「ほいっと」

 

 

そのまま感電したウヴァやグリード達を引き摺り出したのであった

 

 

 

「何で僕達を呼んだのさ?」

 

 

「まぁ必要そうだから?」

 

 

「おいおい…」

 

 

「そんな事より複製機を破壊しないと!!」

 

 

「おう!!」

 

 

と走り出したハルト達は目的地の複製機の前に到着した

 

 

「直ぐにでも爆発しそうな感じだ」

 

 

「よしウヴァ!たいあたり!」

 

 

「できる訳ないだろ!アレをみろ!触ったら爆発するぞ!!」

 

 

「え!虫って強い光に集まるよね!なら適任だ行け!!」

 

 

「俺は虫ではないぞ!」

 

 

「嘘ぉ!虫系グリードなのにぃ!!」

 

 

「何お前達何ふざけてやがる、映司さっさと破壊してアイスを「わかってるって」なら良い」

 

 

「そうだなこんなの破壊して俺は皆様のサインを貰……避けろ皆!」

 

 

回避したと同時に全員のいた場所に斬撃が叩き込まれたのであった

 

 

「今のって「十香!?」だよな〜」

 

 

士道の目線の先には以前、六喰の時にあった反転十香がいるではないか

 

 

「最悪の門番だなオイ!」

 

 

「少年、後は君の仕事だ姫様を助けてあげな」

 

 

「ハルトさん…」

 

 

「一先ず説教は後だ、あの子の相手はお前に任せた複製機は俺達が破壊する」

 

 

「分かりました…行くぞ十香!!」

 

 

「あの時の小僧か…まぁ良いあの時より強いのであればな」

 

 

「あぁ見てろ!」

 

 

そして士道は想定を超えた力を解放する

 

 

『エレメンタルドラゴン!そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!!』

 

 

『エレメンタルドラゴン!GET!!』

 

 

軽快な待機音と共に士道はドライバーに装填そして

 

 

「変身!!」

 

 

『烈火抜刀!!バキボキボーン!メラメラバーン!シェイクハーンズ!!エレメンタルドラゴン!!エレメントマシマシ!絆カタメ!!』

 

 

現れたのは物語を完成させ幸せを得た太古の竜と新たな友との力

 

仮面ライダーセイバーエレメンタルプリミティブドラゴン 

 

 

「覚悟を超えた先に希望はある!!」

 

 

「ならば希望とやらを見せて見よ!!!!」

 

 

2人は飛翔して刃を交えていると

 

 

「何か士道の変身音聞いたらラーメン食べたくなってきたな…」

 

 

複製機が突然 異変を起こし最期の悪あがきとばかりに複製を開始した

 

 

「何する気……っ!おい!!」

 

 

それはハルトが胸にしまうメモリーメモリとフィーニスが持っている三枚の黒いコアメダルに反応したのだ

 

 

『ふはははは!再起の時だ……変身!!』

 

 

記憶のメモリと意識宿るメダルが交わりし時 歪な記憶を持つ炎の巨人が現れる

 

 

「我は異形に変えられた悲しみを胸に戦うもの…我は仮面ライダーコア!!」

 

 

「コイツあの時の!」

 

 

「くそっ!!」

 

 

映司はかつての宿敵に驚いていると

 

 

「まったく…今日は同窓会か懐かしい連中に会うじゃないか」

 

 

「あ!!」

 

 

「久しぶりだなオーズ、手ぇ貸すぜ」

 

 

「ありがとう探偵さん!!」

 

 

「気にすんなライダー同士は助け合い…だろ?」

 

 

「ヤベー…この2人がいるなら負ける気がしないな」

 

 

「つーかアイツさ…フィーニスのコアメダル使って何してんだよ」

 

 

 

「ほぉ貴様等は…まぁ良いあの時の借りを返させてもらうぞ!」

 

 

だが

 

 

「ふっ!」「はぁ!」

 

先手必勝とばかりにカザリとアンクが攻撃を開始したのである

 

 

「ぬぅ!不意打ちとは姑息な!!」

 

 

「関係あるかよ」

 

「そうだね君のコアメダル頂くよ」

 

 

 

「うわぁメダルの奪い合いとかマジでグリードしてるぅ!」

 

 

「アンク!」

 

 

「お前たち!アイツは強いんだ皆で力を合わせてだ「関係あるかお前は黙ってろ!」よーしウヴァが暴走する量のコアメダルを投げちゃうぞぉ!」

 

『何でウヴァには当たり強いんだ、お前?』

 

 

何かアナザーWと同じ雰囲気がするから

 

『あぁ可哀想に…』

 

『アナザーWが慈愛に満ちた眼で見ているだと!』

 

 

 

「やめろぉ!俺は暴走するつもりはない!!」

 

 

『あぁそういう事か可哀想だな…』

 

 

「分かった?なら黙って俺の言うことを聞け」

 

 

「マカセロ!!」

 

 

「見ろカザリ…あいつ、ウヴァを手懐けてやがる」

 

 

「王と同じ方法だけどね」

 

 

「だがアイツは王とは違う俺や映司にサインを頼むような……ただのバカだ」

 

 

「それは同感かな」

 

 

「何か言ったかなカザリ?」

 

 

「何もないよ」

 

 

「そうか……しかし仮面ライダーコアとは厄介なものを…」

 

 

「と、取り敢えず映司さんとWの力があればいけるけど……アンクさん!メダル!!」

 

 

ナツキの説得にアンクも溜息を吐く、これしかないかと

 

 

「しょうがねぇ……おい映司!!コレを使え!!」

 

 

とアンクが手を伸ばしたと同時に放たれたのは自らのコアメダル三枚

 

 

「アンク、行くよ!!」

 

 

三枚のメダルを投入しリード、それは通常のオーズと違う力を目覚めさせたのだ 2人の重なる声に応える

 

 

『タカ!クジャク!コンドル!!タージャートルー!エタニティ!!』

 

 

その姿は新たなタジャドルコンボ 否 2人の完全同調故に生み出された不死鳥!

 

 

仮面ライダーオーズ・エタニティタジャドルコンボ

 

 

「うおおおおおお!」

 

 

Wはその体から発せられた風にのり力を解放する

 

 

 

「「たぁ!!」」

 

 

仮面ライダーWサイクロンジョーカーゴールドエクストリーム

 

 

伝説の同時に変身にハルト達は感動の涙を流しクラッカーを取り出して鳴らした

 

 

「ハッピーバースデー!!うおおおお!」

 

 

「…………………」

 

 

魔王は感情的に黒狐は静かに泣きながら喜んでいたが複製機は過去の魔王の記録から新たな敵を生成したのだ

 

 

それは2人にとって不倶戴天の敵 相互不理解を具現化した存在

 

 

「あら愚兄どもじゃなー

 

 

「「死ね」」

 

 

理外の複製ハルカを見た瞬間、2人のハルトはダッシュし勢いを乗せたドロップキックを顔面に叩き込んだのである

 

 

華麗に宙を舞い放物線を描いた彼女は顔面落下をしたのを理解したナツキは溜息を吐くが止める気もない

 

 

「ふ…ふざけるなぁ!そこは私との会話を聞いてからの攻撃じゃないかしら!?」

 

 

「知らん、それに折角の同時変身を邪魔するとかくたばれ」

 

 

「あぁ、複製機はどーやら上質なスクラップになりたいみたいだな」

 

 

「あぁ俺達を最高に不快にする奴を作ったんだからな…つーか何でデータあるの?トーマなら分からなくもないけどさ」

 

 

「さぁ?」

 

 

「やっぱり野蛮極まりないわね!!愚兄ども!!」

 

 

だが今回のハルカは一味違ったのだ、今までのルシファーではない新しいドライバーであるが

 

 

「見なさい!コレが私の新しいち「浅倉さんアターック!!」がぁ!!」

 

 

「!!」

 

 

変身前に魔王が背後から偶々落ちてた鉄パイプでハルカの後頭部に振り下ろしたのであった

 

 

「あがっ!……」

 

 

「ふー…よし!!」

 

 

そしてドライバーを奪い取るなど…やっている事が完全に悪役のそれである

 

 

そのまま倒れるハルカの後頭部を踏みつけながら魔王はベルトを見ている

 

 

「へぇ〜初めてみるベルトだな…俺のライダー知識にないとすればシノビみたいにミライダーのベルトかガッチャード系かな?」

 

『待ってろ調べてみるぜ』

 

 

 

「いやいや変身まで待ってやれよ」

 

 

流石の黒狐もドン引きの攻撃だったようで

 

 

「他の奴ならそうするけど、こいつは別さね…後さ……楽に死ねると思うなよガラクタ」

 

 

少し力を込めて踏みつける

 

 

その目に宿るは今でも消えない復讐心

 

契約する復讐の聖女を満足させるだけの怨嗟が魔王の中にある心へ燃料を焚べて燃え上がらせる

 

 

 

「ざけんじゃないわよ……この劣等…がぁ「うるさい」あがっ!」

 

 

「お前もこうしたよなぁ…冤罪吹っかけて俺に土下座しろって無理矢理させて頭を足で踏みつけて、それを動画にしてSNSにあげてたなぁ…」

 

 

かつての怒り、ねちっこい?小さい事?そんなの言わせておけば良いこちとらやり返さないと気が済まないんだよ

 

 

「ガメル」

 

 

「な〜に〜?」

 

 

「重くする力で俺の足元にいる奴、潰してくれない?終わったらお菓子あげる」

 

 

「ほんとう!わかったー!!やるー!」

 

 

ハルトが足を退けるとガメルは重力操作でハルカを潰しにかかる、地面にめり込み始める彼女は怨嗟の目で魔王を睨むが

 

 

「どれもこれも全部お前達が始めた事だよ、撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけって……だからお前は…ここで死ね」

 

 

最早、屠殺所の豚を見るような目で見下す魔王に哀れな道化は場違いな怒りを燃やす

 

 

「ふざけるなぁーー!!」

 

 

逆恨みに激しい感情をぶつけると同時に彼女の体から溢れ出たのは黒い泥…スパイトネガかコレ…となると

 

 

 

 

「アーク?」

 

 

ガメルの重力の縛鎖を千切り現れたのは悪意の具現化 

 

 

その姿はまるで返り血を浴びたような仮面ライダーアークワン

 

 

「アークゼロワンか」

 

 

「あははははは!そうよ私にはコレがあるの!貴方達のような紛い物と違ってね!!甦ったお人形と遊んでるような連中じゃ私に勝てる訳ないのよ!」

 

 

「アークの傀儡がよく吠えるな、ルシファーといいアバドンと良い悪意の塊だなホントにシンクネット(台所のゴミ)がお似合いだな」

 

 

「バカにしてんじゃないわよぉ!!」

 

 

 

とアークゼロワンが複製したのは大量のアタッシュショットガン その弾雨は2人を襲うが

 

 

突如 現れた本がバリアを展開して攻撃を防いだのである

 

 

 

「これは……」

 

 

 

それは最悪の未来の象徴とされたもの

 

 

『グリモワール』

 

 

その黒い本が手に落ちた時に魔王は困惑する

 

 

「何で?オムニフォースで止まったんじゃ……」

 

 

あの感情に任せて生まれかけたが思い留まった結果が不完全なオムニフォースだった筈だと

 

 

『託せって言ったのはお前だろ?だから俺の闇、全部をお前に託す』

 

 

「あ……」

 

 

遠くから聞こえたのは己のアンダーワールドにいた闇の声

 

 

そう、これが答えだったのだ絶望や悲しみに囚われたままグリモワールを開く事が最悪の未来になる事だと

 

 

己の闇と向き合った事で本は力を貸してくれる

だが怖いと思ったのは原本の性能か、ここまでの負の感情を溜め込んで完成まで持ち込んだ己の闇…或いは両方か

 

 

「どうするよ使うか?」

 

 

黒狐が答えたのは罷りにも神殺し、その神性を感じ取れる感性から来たのかは不明だが

 

 

 

「躊躇う理由がある?最悪でも何でも俺の居場所を守る力なら手を伸ばす……誰にも手を出させない」

 

 

 

特別を守る為ならば障害は全て排除する

 

 

例え三千世界に天まで届く屍山を築いてでもだ

 

 

『グリモワール』

 

 

魔王は躊躇わず魔道書を開く

 

 

 

『WHEN THE HOLY SWORD AND THE BOOK INTERSECT REWRITE THE WORLDー聖剣と本が交わりし時、世界が書き変えられるー』

 

 

英語で流れるライドスペル、流れる情報の嵐を掻い潜り力を掌握すると一瞬だが魔王の瞳にライダー文字が現れては消えると変化が起こったのだ

 

 

魔王の衣装が原典の変身者を思わせる姿へと変わる

 

 

「馬子にも衣装ね愚兄…いつもの文字Tがお似合いよ」

 

 

他の仲間なら笑って流せる言葉でも、コイツだけは例外だ許せない…

 

 

「ハルカ、お前に相応しい結末をくれてやる」

 

 

同時にグリモワールにもオムニフォースと同じくアナザーウォッチを装填するスロットが現れる まるでウォッチと同調するように

 

 

 

ーアナザーライダーが仮面ライダーから奪い、消した歴史の空白を埋めるようにー

 

 

『さぁ貴方の物語を見せてくださいよ私の王』

 

 

「あぁ見せてやるとも……ハルカ、お前の終幕は無様で醜悪でないとならない」

 

 

笑う終末の導き手が俺を挑発するが知った事ではない

 

 

『ストリウス……SET』

 

 

「変……身」

 

 

アナザーウォッチ装填と同時に滅びの魔道書は開かれ 覚醒する

 

 

『OPEN the Grimoire the end of the story!

ANOTHER RIDER!STORIUS!』

 

 

溢れ出る黒いオーラと舞い散る黒羽はタジャドルエタニティが神聖な不死鳥と形容するならコレは堕ちた天使 

 

 

最低最悪の未来において世界を滅ぼした力

 

 

しかし己の闇を受け入れ、完全に制御する

 

 

穴の空いた表紙から見える無機質な目は外界の現実と全知の書による残酷な真実と最悪の終末に絶望した吟遊詩人を思わせた

 

 

終わりの黙示録遂行者

 

 

アナザーストリウス 制御完了

 

 

「俺の物語に、お前は不要だ」

 

 

呼び出したのは黄金大剣 カラドボルグと王の剣 ザンバットソード(ザンバットバット無)を持つと感情と溢れ出る生命力を糧に強化し続ける

 

 

 

「ガメル、ありがとうお菓子だ」

 

『ヘンゼルナッツとグレーテル』

 

 

「あーりーがーとーう!わーい!!」

 

 

完全に近い全知全能の書の触れ込みは伊達ではない カラドボルグを頭上にかざしただけでライドブックの力をアッサリと引き出せる、現れた大量のお菓子を見てガメルは喜びながら食べ始めた、味覚はない筈なのに美味そうに食べるのは羨ましいまであるな

 

 

 

「ふざけんじゃないわよ!!」

 

大量に複製したマギア達を差し向けるが

 

 

「アークワンを量産出来るのに…マギアのみとは愚かな」

 

 

アナザーストリウスは本のページを捲るだけで対処する

 

 

『OPEN THE STORY of THE END!』

 

 

こちらが呼び出すのは聖剣を使う剣技を使う創始者にして士道の剣の師匠達

 

 

「え!!先生!?」

 

 

「余所見をするな!!」

 

 

その登場に士道は困惑するのも無理はない現れた ローブをかぶる4名の老人の実力を知る故にだろう

 

 

 

だがその姿は各々の武器を構えた黒い戦士達ロードオブワイズへ姿を変える

 

 

「怪人生成で復元させた個体よりも精密かつ精強にできた…流石はグリモワールと言ったところか」

 

 

四賢人の復活、コレを見たベアトリスは

 

 

 

「えええ!何で生きてるんですか!あの化石ジジィ!」

 

 

「おい仮にも上司だろ!」

 

 

「ならファルシオンのハルトに聞いてみますよ!もしもし!!」

 

 

『どったんですかベアトリス先輩?…あ、すみませーん!牛丼特盛汁だくで!コイツにも同じのを!』

 

 

「何のんびり食べてるんですか!!…じゃない…もし四賢人が生きてるって言ったらどうします?」

 

 

『はぁ!?そんなのタチの悪い悪夢じゃん!…墓に戻れよジジィ!…おいデザスト!!何、人の頼んだ牛丼食べようとしてんだ!コレは俺のだ!!あーー!食べやがったな!許さねぇ!!牛丼の仇ぃ!【エターナルフェニックス】』

 

 

「との事です」

 

 

「その前にそっちのハルトは大丈夫か!?」

 

 

流石の魔王でも食べもの取られたからと言って変身したりはしないぞとキャロルが頭を抱えていることなど知らんとばかりに事態は動く

 

 

「雑魚はお前達に任せた」

 

 

同時に四賢人が走り出すのだが激突と同時にマギアが華麗に吹き飛んだ、本当に流石仮面ライダーをラスボス以上に追い詰めた中ボスである

 

ただ

 

 

「「「「ヒャッハーー!」」」」

 

 

「おかしい…何故あぁなった?」

 

 

威厳のある人達だった気がしたのだが…何故血に飢えた戦闘狂(バーサーカー)になったのだろう…いや歴代マスターロゴスに仕え剣士の技を作り上げた人だ若い頃には色々あったに違いないと現実から目を逸らしていた

 

 

『使う奴が使う奴だからだろう?』

 

 

『成る程…相棒が甦らせるとあぁなるのか』

 

 

「その辺は後で確認するとして…取り敢えず今は…おい逃すと思うか?」

 

 

ザンバットソードで放った不可視の斬撃は見事に逃走しようとしていた愚妹の背中を切り裂いたのである

 

 

 

「あれ?当たった?じゃないや何逃げてんの?ほらアークゼロワン頑張れ頑張れ」

 

 

『何呪いの王ムーブをしている?』

 

 

「何つーか今の俺って快か不快が指針になってる気がしたから…ってか何で当たった?」

 

未来は見えてそうなのに?と首を傾げるも倒れ伏したアークゼロワンに近づこうする

 

 

 

「このぉ……っ!!」

 

『アークライジング…インパクト!!』

 

 

カブトのようなカウンターを狙ったようで悪いが

 

 

「無駄」

 

 

アーク系列にある演算処理を使えばこの手だって読めただろうに……まぁ読めてた所でこの結末は変わらないか、その蹴りはアナザーストリウスに命中したが霧のようにボヤけて消える、これは本来の変身者 ストリウスが得意とする幻覚攻撃だ…実際 グリモワール覚醒に必要な始まりの5人の力は全て俺の手元にあるが巫女の力は何処から来た?と首を傾げるが、その謎を解くのは少し先の話

 

 

 

「そんな!!」

 

 

 

というよりルシファーになってまだ気づかないのか?

 

ルシファーやアークゼロワンというよりゼロワン系列の仮面ライダー共通の弱点

 

 

それはデータ重視のライダー故に初見殺しに弱い事、アーク由来の演算能力も元になるデータがなければ

 

 

「宝の持ち腐れだな」

 

 

だから俺は初見殺しを徹底する、それは学習能力の高いアークへの備えに他ならない

 

 

「っ!!」

 

 

故に未知への事象への適応、機械には持ち得ない生物的直感による反射は命あるものだけの特権である

 

故にフリーズしたアークゼロワンの再演算 その刹那があれば充分

 

 

『GRIMOIRE READING…ULTIMATE DESPAIR!!』

 

 

アークゼロワンを包み込むような黒い幕が展開されると同時に内側から現れた刃が装甲を貫く

 

 

「あ……がぁ!」

 

 

その時、アナザーストリウスの頭部が光ると彼は遠くで輝く聖剣の姿が見えたのであった

 

 

「少年、お前に見せてやろう全ての聖剣が集いし時に現れる原初の聖剣を」

 

 

『GRIMOIRE READING!!THE END OF THE WOULD!!』

 

 

すると魔王の体内に住まうセイバー系列のアナザーライダーの宿す聖剣とハルトの改造無銘剣 そして

 

 

折紙の光剛剣、八舞姉妹の風双剣、ベアトリスの雷鳴剣、ナツキの水勢剣、ピースメーカーに鎮座していた音銃剣、そして士道の火炎剣、更に沈黙を続けていた土の聖剣が土豪剣全ての聖剣が魔王の周りに集い浮遊すると

 

 

 

生命の樹 の形に該当するように聖剣が集いし時 

 

 

ー物語を終焉へと導く聖剣が生まれるー

 

 

カラドボルグをしまうと同時に落下したのは青く輝く新たな息吹を吹き込む創造の剣

 

 

『刃王剣十聖刃!!』

 

 

「結末は俺が決める」

 

 

魔王の元に複製された全知全能の書と原初の聖剣が集う

 

 

ーーーーーーーー

 

 

「アレがベアトリスさんの言ってた伝承の聖剣…」

 

 

「アレが……まさかハルト1人で目覚めさせるなんて!」

 

 

「伝説の聖剣まで目覚めさせるか…素晴らしいぞハルト!調べたい…錬金術師の血が騒ぐぞ!!」

 

 

「大秦寺さん大変です!見てください!!」

 

ベアトリスは自分の所属する組織に映像を送ると

 

『あ、アレは…伝説の聖剣!?本物なのか…刀鍛冶の血が騒ぐぜfooーー!!』

 

 

「キャロルと同じリアクションしてる…」

 

 

と銀狼は遠い目をしながら呟いたのであった

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

「は、ハッタリだあああああ!!」

 

 

 

哀れな奴…複製とはいえ慈悲はない……本当1人の悪意で俺に挑むとは

 

「残念だな妹よ、これは全部本物で……俺が…俺達が積み上げた絆の力だ!!」

 

 

仲間を得て国を作り王となり、絶望を乗り越えた、最愛の存在を守るためにこの力を使う!!

 

 

『既読!十聖剣!!』

 

 

エンブレムに宿る聖剣の力を全て解放すると同時に十聖剣の幻影が現れ対空する

 

 

『刃王!クロス星烈斬!!』

 

 

「はぁ!!」

 

 

十聖剣がアナザーゼロワンを貫くと暫くの放電の後に

 

 

「ぎゃああああああああ!!」

 

 

爆散した

 

 

 

「はぁ!!」

 

決めポーズで勝ちを誇るとその背中では

 

 

『スキャニングチャージ!!』

 

『エクストリーム!マキシマムドライブ!』

 

 

ダブルライダーキックで弾け飛ぶ仮面ライダーコアは己を形成していたメモリはブレイクされ

 

 

残った意思を持つコアメダルは突如現れた黒い影が108のコアと共に回収したのであった

 

 

だがそれは爆発に紛れ 事実を知るのは少し先の事となる

 

 

 

そして合流した仮面ライダー達の一斉ライダーキックにより複製機は破壊されたのであった

 

エレメンタルドラゴンは十香を再封印し事態は一応の収束を見た

 

 

 

これにより 様々な人物を巻き込んだ大騒動は一旦の幕を閉じる

 

 

そして此処からは待ちに待った大宴会となる!!

 

 

その場で告げられる精霊2人の気持ちをハルトはどう受け止めるのか!次回大宴会!お楽しみに!!

 





次回 

事件解決後は決まって宴会をやるハルト達

だが今回のハルトは一味違ったのである

「今日の料理はしくじらない…何故なら!レジェンドライダーが沢山来る宴会だ!野郎ども!失礼ないようにしろ!!俺の渾身の料理でおもてなしだぁ!!」


「動機が不純すぎる……」


「おーい!誕生大好きな人からケーキ貰ったよー!」

「「なにぃ!!!!」」



だがそんな中 お通夜のように暗い雰囲気の場所があった


「俺達、洗脳されたとは言え魔王ちゃんになんて事を…っ!」

「妾達はまだ良い、問題は…」


目線の先では逢魔降臨歴を眺めるウォズ、しかし心ここに在らずであった


そんな彼等が集まるなか 宴会での再会

「君は072!!」「久しぶりだね!!」


そして向かい合う気持ち ハルトが導き出した答えとは!



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