無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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最終幕 1話 流れる季節と始まる終わり

 

 

前回のあらすじ

 

士道がクロスセイバーに変身し無事に事件を解決したのである

 

 

 

ピースメーカーでは

 

 

「助かったよチビ俺」

 

 

「相変わらず失礼ですねオリジナル」

 

 

「そう言うなよ今回は感謝してんだから」

 

 

「まったく…僕はブイレックスの回収に来ただけなのに何でこうなったのやら」

 

 

「しかし立派なもんだなぁ…巨大ロボかぁ……俺も欲しいな」

 

『お前にはダイマジーンやアナザータイムマジーンとかあるだろ』

 

 

「えー!折角だから大きな合体ロボット乗りたい!」

 

『子供か!アナザータイムマジーンがあるでしょ!』

 

 

「確かに!だけどやっぱり変形合体は男のロマンだよ!!」

 

 

「はぁ…僕はそろそろ帰りますよ、ではまたいつか……っ!!この気配は……まずい!タイムファイヤー!!」

 

 

まさかのブイコマンダーに変身コードを伝えて変身したのだ、このガキ…やはりハルトか…

 

 

「今変身する必要ある!?あと何か地の分が失礼!?」

 

 

「理由ならあります、俺を追いかけてくる自称姉から逃げる為に!」

 

 

「え?ジャンヌ呼んだの?」

 

 

「違います…実はある世界で出会った人をお姉ちゃんと呼んだのですが…何故か【私はお姉ちゃんだぞ!】となってしまいまして」

 

 

「おう!気をつけてな!それには関わりたくないぜ!」

 

 

「オブラートに包みましょうよ!とぉ!」

 

 

そう言うとゴッドコーカサスは元いた場所へ帰ったのであった

 

 

 

「さーて…今日のご飯作るか」

 

 

「その前に正座しろ」

 

 

「はい」

 

 

最早慣れたとばかりに正座するハルトの前には仁王立ちするキャロル達…ふむ心当たりしかないぜ!

 

 

「まず……貴様…また誑かしたのかぁ!」

 

 

「やっぱりマーリンの件か!ちくしょう!!チクリやがったなベアトリス!!」

 

「仕方ありませんよ情報共有は大事ですから」

 

 

「それとウルティマへ膝枕と頭撫で撫でだと!許さんぞ!羨ましいにも程がある!終わったらオレにもやれぇ!!」

 

 

「私怨混ざってんじゃねぇか!!」

 

 

ハルトは思い切りツッコミを返したのであった

 

 

 

そして

 

 

「ハルトさん、これを…」

 

と刃王剣について尋ねる士道な対してハルトは

 

 

「それはお前のものだ理想の世界を想像し創造する力…それは使い方次第で善にも悪にもなる、俺のグリモワールと同じだ託された意味に自問自答しろ士道」

 

 

「世界を想像して創造」

 

 

「だがお前はその聖剣の使い方について疎いのもあるし十聖剣の使い方も知らねばならない…という訳でレッスンを追加だ」

 

 

「へ?」

 

 

「「「「ヒャッハー!!」」」」

 

 

「俺がグリモワールを使い全盛期以上の力と技を持たせた代償に頭のネジが外れてしまった狂戦士達ことロードオブワイズ達との模擬戦だ何回やる?」

 

 

「断固拒否したいですよ!」

 

 

「だが士道、お前にはベアトリスのような剣士としての剣技もナツキみたいに死に戻りして積み重ねたものもない…そんなお前が立ち止まっている暇などあると思うのか?」

 

 

「っ!」

 

 

「精霊が後何人いるかは分からない、だが守りたい時に力がなく守れないという後悔をしたいのなら構わないがな…少なくとも諦めが悪い方が最後に希望を掴めたりする」

 

 

「なら俺も諦めずにお前に挑めば玉座が俺「のものになると思うなぁ!このコウモリ!!」ごふぅ!」

 

 

「逢魔の王は!このハルトだ!以前変わりなく!!」

 

『誰かこいつにレクイエムかけてくれ』

 

突然現れたゴオマを殴り飛ばして気絶させる、こいつはこいつで諦めるという事を知らんのか!だが

 

 

「こいつの諦めの悪さ、向上心は素晴らしい…何度でも挑むと良いゴオマ!さて士道よ何回模擬戦する10回?100回?いや」

 

 

まるで何処かのジョースター的な立ちポーズを決めた後 ハルトは士道を地獄に落とす言葉を告げる

 

 

「1000回だ!!四賢人よ連れていけ!!」

 

「「「「ヒャッハー!!!」」」」

 

 

「あ、ぎゃああああああ!!」

 

 

その様子を見てベアトリスは戦慄していた

 

 

 

「お、鬼がいます…あの老人達を頭のネジ外して蘇らせただけに飽き足らず模擬戦千回なんて!聞きましたかファルシオンのハルト!!」

 

 

『魔王の俺ヤベー…人の心とかないんか?…どうしましたかヒナタさん?え?ケーキバイキングのチケット?え?一緒に!?あの……俺にはしのぶって恋人いるの知ってますよね?そんなの関係ない?え?ちょっと待てしのぶ!落ち着いて聖剣を下せ…ヒナタさんも聖剣下ろしー』

 

 

ブツとガトライクフォンの通話が切れたので

 

 

「ふぅ向こうのハルトもハルトで修羅場でしたか」

 

 

とベアトリスは遠い目をしていた

 

 

 

まぁそんな感じで万由里も士道達との日常に慣れていた頃

 

 

「クリスマスにはストライプサーモンと金色イクラを食え!」

 

 

「白スーツ世界でのクリスマスは終わりましたよ我が魔王……あと何処から出しましたソレ?」

 

 

「冷凍庫に入れてた、折角のクリスマスだから色々やろうって思ってさぁ〜クリスマスに誰も退場しなかったお祝いをと思ってね!!」

 

 

「メタいです我が魔王」

 

 

 

「みんなー!集まれー!誰も退場しなかったクリスマスを記念してハルトサンタからこの中の1人にスペシャルなプレゼントがあるよー!」

 

 

「な、何ぃ!?」

 

 

全員が戦慄した、一国の王からプレゼントだと!それは最早下賜である!!

 

「俺はアルトリアがサンタになるから別に良いなぁ…つかジャンヌオルタもサンタになった気が…」

 

 

とナツキの台詞をかき消す歓声と共に出されたのは

 

 

「じゃーーん!逢魔王国のレストランで使える無料ディナーのペアチケットだぁ!!」

 

 

おぉ!と騒めくが1人のクローントルーパーの質問が争いの火種となった!!

 

 

「あの……それも魅力的ですがそのレストランで陛下の手作りフルコースや自分だけのスペシャルディナーとかも頼めたりしますか?」

 

 

「え?皆が良いなら俺が作るけど?俺の料理で良いの?折角のクリスマスだよ?食べ慣れた俺の料理なんかよりも他の所で食べなよ?」

 

 

「ち、因みにそのチケットを貰える人とは!」

 

 

「え?うーん……この中で一番強い人かな」

 

 

ウォズは慌てた顔で

 

 

「我が魔王、何て事を…」

 

 

「は?」

 

 

「貴方はご自身の料理の腕を甘く見ている!」

 

 

「いやいやクリスマスにしか使えないタダ飯チケットくらいでそんな大袈裟な、皆なら平和にー

 

 

その時 目線を変えた事をハルトは僅かながらに後悔した

 

 

「陛下の手製ディナーチケットを頂くのは俺達だぁ!!行くぞ親衛隊!!隊長とシェフィールド姐さんの恋路のために素敵なクリスマスをプレゼントするんだぁ!今までにない強敵ばかりだが日和るんじゃねえ!!」

 

 

「お前ら……」

 

 

「おうよ!普段陛下の子守りをしているストレスマックスな職場にいる隊長に最高のクリスマスを!!」

 

 

「野郎ども!命を惜しむな!名こそ惜しめ!!」

 

 

「お前達…俺は何て良い部下を持ったんだ」

 

 

「あれ?可笑しいなハウンドが信頼されてて嬉しいのに俺は涙が止まらないや、そんなに皆に迷惑かけてたかな?」

 

 

何気に親衛隊からの扱いも悪かったハルトである

 

 

 

「否!あのチケットは我等ライダー怪人軍団が頂くぞ!!」

 

「魔王の飯となれば食い出がありそうだなぁ」

 

「俺も参戦させて貰うぞ」

 

 

 

「ねぇお前たち分かってるよね?」

 

「勿論ですお嬢様、我等がチケットを手に入れてご覧に入れます」

 

 

「お前たち行くぞー!」

 

「「はっ!!」」

 

 

「行きなさい下僕達」

 

「行くぞーー!」

 

 

まさかのチケットを巡って血を血で洗うとんでもない戦場とかしていたのだ…いやいや待てウルティマ達は眷属まで動員している……何で逢魔建国以来の激戦が身内同士の仲間割れなのさ!!

 

 

「何やってんだアイツら?」

 

あとハウンドには別でチケットあげるからシェフィールドとおいで!!

 

 

「流石に旧四天王は食べ慣れてるから冷静な対応をー

 

 

「ついて来い貴様等!連中を血祭りにしてディナーを頂くのだぁ!」

 

「戦わなければ生き残れない!!」

 

「行くぞ!」

 

「絶対に負けられない戦いがここにある!!……ですがペアチケットなので同じ四天王でも2人しか行けないのでは?」

 

フィーニスの発言に凍りつく四天王

 

 

「「「!!!!」」」

 

 

「ははは!そうなれば、お前達はここで倒れろおおお!」

 

 

 

ドーーーーン!!と大きな振動と共にトルーパー達が愉快に飛んでいるではないか

 

 

 

「してない!?むしろアイツらより悪化しとる!!」

 

 

「まぁ我が魔王の手料理を前にしたら、そうなりますよ…では私も失礼して……」

 

 

『ギンガ』

 

 

「はぁ!」

 

 

「嘘だろ俺の料理にそこまでの価値が!?」

 

『あるから争いになってんだよ!』

 

 

「ちょっ!そ、そうだキャロル達は!!」

 

 

慌てて振り向くとキャロル達は優雅にお茶をしていた

 

 

「あれ?喧嘩してない?」

 

 

「当たり前だろオレ達はお前のクリスマスを貰うのだ何を争う必要がある?ケーキやディナーも確約されているのだからな」

 

 

「そうだホワイトクリスマスでハルトとイルミネーションが綺麗な街でデートを…」

 

 

「楽しみね旦那様」

 

 

「私としても楽しみです」

 

 

「ん?クリスマスの日に雪は降らない筈じゃ」

 

 

「降らせろハルト」

 

 

「無茶ぶりぃ!?……あ、ウェザードーパントになれって事ねOK!」

 

 

「けどハルくんがディナー作るなら夜は一緒にいられないよね?」

 

 

「まぁ今のチケットを取った人次第かな…ケーキとかも作るから楽しみにしてね!」

 

 

「「「「「「………」」」」」」

 

 

「あの、みんな?」

 

 

「退けお前等…そのチケットを寄越せええ!」

 

 

 

「予期せぬ乱入!?」

 

 

 

とまぁ波瀾万丈なクリスマスをしていた……因みに結果だが

 

 

「優勝はアンティリーネ!!」

 

 

「ふふふ…まぁ当然よね」

 

 

「はぁ……」

 

 

今回の件をきっかけにチケットは特別報酬ということになったのは言うまでもない

 

 

ーーーーーーーー

 

因みに後の時間軸において

 

 

「風鳴機関の連中が俺達に政府要人暗殺をしたテロリストなんてくだらない冤罪を吹っかけて来やがった!その無罪証明をする為に皆の力を貸してくれ!」

 

 

おおおお!と騒めく会場にハルトが一枚のチケットを見せると

 

 

「報酬はこの特別ディナーチケットだぁ!」

 

 

うおおおおお!と張り上げる声の中にちらほら

 

 

「行くぞお前等!風鳴機関が政府要人を暗殺しているなら俺達が先に政府要人達を暗殺すれば良いんだぁ!」

 

 

「天才かお前!?よしそうと決まれば行くぞおおおお!!」

 

 

「「「うおおおおお!!!」」」

 

 

「やべ…冤罪じゃなくなるかも知れない……」

 

 

そんな危険なチケットである事をハルトはまだ知らなかった…

 

ーーーーーーーー

 

 

 

「〜〜〜♪」

 

 

 

「なぁウルティマ…こんなのが褒美になってる?」

 

 

「なってるよ当然じゃん……うーん良いね」

 

 

「ゾンダ、ヴェイロン…ヘルプ!」

 

 

「申し訳ございません、ハルト様」

 

 

「無力な我らをお許しください」

 

 

「いやまぁ許すけど……ひぃ!」

 

 

「「………………」」

 

 

また前回の件で手柄を立ててご満悦に褒美を享受するウルティマを陰から見ていたキャロルと七罪が血涙を流していたとは誰も知らない話である

 

 

しかしカレラやテスタロッサも休みの日に俺と遊びたいとか、それ息抜きというかご褒美になってるのかな?不安だ…確かに金とか宝石とかないように見えるけど俺だって王様なんだから頑張れば何とかなるのになぁ

 

 

『相棒……お前と言う奴は……』

 

 

 

そして逢魔王国では魔王の餅つき撲殺事件(正月短編)を得て新年を迎えたのである

 

 

 

 

そして響く 時崎狂三 復学のニュースに騒めくラタトスク だがハルト達は

 

 

「へー」

 

 

「いや関心持ってくださいよ!」

 

 

炬燵に入って気を抜いていた!!

 

 

「だって俺達からしたら、別に今更感凄いし…それに空間震が逢魔に落ちなくなったから此処にいるモチベーション下がってんだよなぁ〜ナツキはナツキで円卓のライドブック探しに動いてるし……あ、リモコン届かない……念動力使ってよいしょ〜」

 

 

とハルトは膝上に座る子供モードのキャロルをそのまま抱きしめ暖をとっている…ふむ悪くない、そして自身の超能力を使い遠くにおいてあったリモコンを炬燵から離れずに取る…これぞ超能力の使い方よ!

 

 

『何て無駄な使い方!?』

 

 

「キャロル暖かい〜子供モードだから体温高いのかな?」

 

 

「!!!!!」

 

 

『相棒、キャロルの頭が茹蛸になってるぞ』

 

 

「まぁ良いやーあーウォズ、炬燵の蜜柑…いやオレンジ!取って〜」

 

 

「我が魔王、師への配慮は不用かと」

 

 

「いやぁ〜流石に正月モードから抜けられないけどさぁ…今こうやって久しぶりのおやすみを満喫してる訳よ〜……んー平和」

 

 

 

因みにだがモードレッドのライドブックはシーカー世界のハルトと契約しているモードレッド から貰ったのだがアルトリア・オルタに会って

 

 

「く、黒い父上ぇ!!やべぇ!闇堕ちした父上カッケェ!なんかブリテン救えそうな感じがするぜ!」

 

 

「あれ?そもそもモードレッドが留守番中に叛逆しなかったら良かったんじゃ…」

 

 

「うっせぇ!ハルトは黙ってろ!!」

 

 

「モードレッド卿協力感謝する」

 

 

「父上がオレにお礼を言っただとぉ!!!」

 

 

「落ち着けモードレッド !!興奮で死んでしまうぞ!」

 

 

「これは何だ夢なのか…オレは今…アヴァロンにいるのか…だぜ!」

 

 

「ならばマーリンによろしく「言う訳ねぇだろ!あんな詐欺師によ!」そうだお前はやはり円卓の騎士だな」

 

 

「そんなマーリンをハルトは嫁にしてんだから大変だぁ」

 

 

「は?」

 

 

「おいマスター、今のはどう言う事だ?オレというものがありながらマーリンと浮気か!お前も母上と同じ事をする気なのか!」

 

 

「え?全くもって身に覚えがな「何であの人格破綻者と関係なんて持つんだぁ!正気じゃねぇ!!」そんなの持つ訳ないじゃん」

 

 

「魔王の方だよ」

 

 

「大丈夫なのか魔王?」

 

 

とまぁ誤解をされたシーカーハルトであったとさ

 

 

「しかしもうバレンタインか早いな」

 

 

「バレンタインって何?」

 

 

膝下のウルティマが見上げながら尋ねてきたので答える

 

 

「んー女の子が男の子にチョコレートをあげる日かな」

 

 

「へーじゃあハルは沢山貰えそうだね」

 

 

「いや貰わないよ?基本皆に俺がチョコを渡す日だから」

 

 

「えぇ…ソレで良いの?」

 

 

「まぁ俺が好きでやってるだけだからね〜今年はのんびり作るとするよ」

 

 

と朗らかに笑っていたのだが

 

 

その数時間後

 

 

「お義父さん、チョコレートの作り方を教えてほしい」

 

 

「任せろ折紙!!」

 

 

折紙が士道に渡すチョコレートを作りたいと協力を求めてきたのである

 

 

「料理は俺の数少ない見せ場の一つ!ここは出来る所をアピールしておかねばならん!」

 

 

『まぁその点に関してはお前は信頼できるわな』

 

 

「そうだろうそうだろう……へ?その点に関しては?」

 

 

「あと…キャロルお義母さん」

 

「何だ?」

 

 

「士道を夜の獣にするためのびや…興奮作用のある滋養強壮の薬を貰いたい」

 

 

「折紙!?オブラートに包んでるけどそれ媚薬だよね!」

 

 

「包めてねぇよ火の玉ストレートだよ!!」

 

 

義娘の言葉に義母 錫音困惑!

 

 

「仕方ない…エルフナインに頼まれた奴を貸すかナツキに試す予定だった薬を貸してやろう」

 

見るからに怪しい液体を渡すキャロル

 

 

「これは?」

 

 

「コレを飲めばナツキなら三日間、普通の人間なら一週間理性を飛ばして獣のようになる…既成事実を作れ、そうすればアイツはお前のものだ」

 

 

「頑張る」

 

 

「無理に頑張らなくて良いんだよ!!てか何て薬を処方してんだよキャロル!?」

 

 

「ダメだよ折紙!キャロルや束の作る薬とか使っちゃダメ!体悪くするから!」

 

 

「安心しろその辺は抜かりはない!副作用は飲んだ相手の理性が吹き飛ぶだけだ!」

 

 

「あるじゃねぇか!スゲェ副作用が!!」

 

 

『その前にその薬をナツキに飲ませる予定なのだろ?』

 

 

「ナツキは別に良くね止めなくても本望だろう」

 

 

この男、暗い過去とか全部思い出したのだが割とナツキの扱いは雑である

 

 

「親友は親友だが敵と内通したりパヴァリア結社との抗争中に風鳴機関の乱入とか不用な俺達との戦争を誘発させた罪は重い」

 

 

『あぁ…そう言えばアレはナツキがGPSとか捨てとけば起こらなかった話だものなぁ』

 

 

「流石キャロルお義母さん…ありがとう」

 

 

 

「気にするな後で感想を聞かせてほしいのと…激励だ…押してもダメなら「押し倒せ」その通りだこれは束達の教育の賜物だな」

 

 

「完全に良くない方向に振り切れてるなぁ!?」

 

 

「私、そんな事教えてない!?」

 

 

「ダメだよ折紙!?彼処の皆の話を間に受けたら!天国の両親が悲しむよ!!」

 

 

「大丈夫錫音お義母さん…私はお義父さんから大事な事を学んだ、士道の独り占めは良くない皆で幸せになれば良い私はハーレムでも2番目でも構わない」

 

 

「ちょっ!!ハルト!?」

 

 

「あぁーコレは俺のせいだな」

 

 

「そうだよ!!君以外に誰がいる!!」

 

 

「これはハルトが悪い」

 

 

何というかこの子は逞しいわ色々と

 

 

 

そして中途半端は良くないという事で

 

 

「良いのかいハルきち?また私とデートして」

 

 

「この間のはノーカンだ、流石にアレをカウントするのは気分が悪い」

 

そう二亜のデートの続きだ、場所は勿論

 

 

「アキバよ私は帰ってきたーーー!!」

 

 

「はぁ…この感じ落ち着く故郷に帰ってきたような感じだ」

 

『実家のような安心感か』

 

 

「俺の実家に安心なんてない……俺の家は逢魔でそこに暮らす皆が俺の家族だよ、早く爺ちゃん達に見せたいなぁ〜」

 

と答えたハルトは買い物と洒落込むのであった

 

 

そして

 

 

「いやぁ〜色んな買い物したねぇ!」

 

 

「あぁ、予想外だった……こんな素晴らしい文字Tがあるなんて!!流石はアキバだ!」

 

 

そこには表には奇想天外!そして裏には天上天下唯我独尊!と書かれた文字T…勿論購入済みである

 

 

「早速これを着て街を歩こう」

 

『辞めろ!それだけは絶対辞めろぉ!』

 

『貴様は羞恥心を何処に捨てたぁ!!』

 

 

 

「捨ててはいないさ…だが俺は以前から思っていた」

 

 

「何を?」

 

 

「裸の王様って話あるだろ?」

 

 

「あるね、あのバカには見えない服着た奴?」

 

 

「そーそーアレって王様騙されてやんのプププ!じゃなくて…実は王様としては自分の国に見えないような馬鹿な民などいない!って純粋に信じた結果じゃないのかなって?」

 

 

「物語にとんでも解釈放り込んだねハルきち!」

 

 

「なら俺が文字Tを着るのも同じ理屈とならないかなと」

 

 

『だからって本当に着る奴があるかぁ!』

 

 

「安心しろ相棒、先程羞恥心云々言ったが…流石の俺も人前で服は脱がないさちょっとトイレで着替えてくる」

 

 

『辞めろおおおおおおおお!!』

 

 

 

「けど今日はデートだからさ、着るのは待ってくれない?」

 

 

「分かった今日は二亜の日だからな尊重しよう」

 

 

『あ、ありがとう二亜!!お前のお陰で助かったぞおお!』

 

 

「けど後で見せてね」

 

 

『違った!絶望が先送りになっただけだった!!』

 

 

そして2人で買い物を終えた帰り道

 

 

 

「やっと見つけた〜初めましてお父さん、お母さん」

 

 

何か浮いてる黒髪の女の子が現れた父と母か

 

 

「誰の事だろうね?」

 

 

「さぁ?ねぇハルきち、私ファ○チキ食べたい」

 

 

「んじゃ帰りに寄ってくかぁ」

 

 

「待ってよ、普通はお前何者!?とか尋ねる場面じゃないのかしら?無視は良くないわよ!!」

 

 

「え?まさか……っ!ハルきち!自称娘が現れたよ!」

 

 

「またかよ最近自称嫁(マーリン)だのでお腹いっぱいなんだから!!」

 

 

「何でそんなに手慣れてるの?」

 

 

「この世界来てから可愛い可愛い娘(折紙)が出来ましたが何か!?しかもそんな可愛い娘が悪い男に引っかかって愛が重い子になってんだよぉ!」

 

『その何割かはお前の過失な』

 

 

「あと未来から子供とか来てんだ!こちとら自称子供とかそんな展開なれてんだよぉ!」

 

『そう言えばその時の子供から二亜やアンティリーネの事を聞いたなぁ』

 

 

「本当に慣れって恐ろしいわね…」

 

 

「だ、誰の子だ!」

 

 

「いや待てハルきち…さっき私達を見て父、母と呼んだ…という事は!」

 

 

「未来から来た俺達の娘という事か!」

 

 

「そういう事よ!QED!!」

 

 

「二亜…お前天才!?」

 

 

「その通り!!」

 

 

 

「いや認知までにどんなに時間かかってるのよ?それとあたしは未来から来たんじゃなくて今この時の娘よ!」

 

 

「「っ!!」」

 

 

2人は嘘だろ!という顔をしていた

 

 

「そんな……まだ…私はハルきちに抱いてもらってないよ!それなのにこんな大きな子供がぁ!」

 

 

「まさか二亜…元カレとかの娘じゃ「いる訳ないじゃん!知ってるでしょ!私の人間嫌い!」それもそっか!」

 

 

とまぁ家庭崩壊を超えてメルトダウンまで行きかけたのあった

 

 

「じゃああの子は誰なんだ、取り敢えず降りてくれない?スカートの中が見えそうだよー」

 

 

「見たいの?」

 

 

「んな訳あるか」

 

 

「そうだよ!ハルきちはチラリズムも好きだけどはだけた着物姿とかチャイナドレスのスリットから見える生足とかそっちに興奮す「黙れ」あだだだだだだ!」

 

 

何が悲しくて性癖カミングアウトされにゃならん

 

 

「お父さん以外とムッツリ?」

 

 

「まぁ否定はしない……」

 

 

「そうだぞ!ハルきちはジャンヌに聞けば夜は押し倒されるのが定番なくらいのヘタレ受けなんだぞ!!」

 

「二亜は取り敢えずお口チャックと行こうかぁ!話が進まん!!」

 

 

「えーとあたしは或守鞠奈、貴方達のデータを元に生まれた人造精霊よ」

 

 

「人造精霊?」

 

 

「あーだから私達が親なんだ」

 

「そう言うこと」

 

 

「ふむ……取り敢えずクロエと折紙に妹が出来たな」

 

『自然に受け止めてる場合かぁ!!意味がわからんぞ!!』

 

 

と言っていたが取り敢えずバイクから降りて話し合いと行こう……いきなり全面的な信頼を寄せるのは不安なので仮の宿に案内しよう

 

 

 

「鞠奈と言ったかな?では質問と行こう」

 

 

「うん!何でも聞いて!!」

 

 

「君は人造精霊と聞いたが何処から生まれたのかな?」

 

 

「DEMだよ」

 

特に驚きはないな

 

「成る程な、だから二亜なのか」

 

他の精霊と違い 二亜は長い時間DEMに捕縛されていた人体実験もされたと聞く ならばデータもかなり残っているだろう

 

 

だが俺のデータは…恐らく過去の戦闘データから産出したのだろうか?

 

 

『は、ハルトの頭が珍しく回転している!』

 

『この間の雷に撃たれた後遺症残ってんじゃねぇの?』

 

 

「って人造精霊?普通のと違うのか?」

 

 

「精霊は普通の人間から変異して誕生するんだよハルきち」

 

 

「…………へ?」

 

 

「あり?これ話してなかったかな?」

 

 

「そんな重要そうな情報は早く言って!?」

 

 

何気に超重要な情報をあっさりカミングアウトしやがった!!

 

 

『いやお前も大概なような…』

 

「だまらっしゃい!んで鞠奈、君の目的は?」

 

 

「あたしの妹達を助けて!」

 

 

「妹?達?」

 

「なるほど…さっぱり分からん」

 

 

 

聞けばDEMの残党が財団Xの人達の協力の元で彼女を作り彼女をモデルとして複製機で戦闘員として模造精霊 ニベルコルを作った

 

脱走した自分は妹を助ける為に親に助けを乞いに来たと

 

 

 

「はぁ…こりゃ大変だな」

 

 

「断るなら…【何で…私を娘と認知してくれないのお父さん!!私が愛人との子供だからなの!?】って近所で言いふらすよ?」

 

 

「何て悪辣な奴!!!俺を醜聞で脅しにくるなんて!!」

 

『あぁ、この棍棒外交は間違いなくハルトの係累だな』

 

 

まさかの展開にハルトは頭を抱えたのである

 

 

「しかし人造精霊の私兵と復元怪人軍団か…今度はドクトルみたいな事にはならんだろうなぁ」

 

 

今更ながらに戒斗さんの助力を仰ぎたいと天を仰ぐ

 

 

「問題ないよコッチにも復元機が「現在束達が製作中な」あ…」

 

 

現在、束達は以前接収した復元機の再現を行なっている

 

 

「分かったよ。だが協力するかどうかは皆と話し合って決めるよ」

 

 

「助けてくれないの?」

 

 

「DEMから来た自称娘を直ぐに信じる訳にはいかないんでな」

 

 

冷たいと思うだろうが流石にDEMの繋がりを考えると警戒しておくに越したことはない

 

 

「なら囁告篇帙で調べてあげようか?」

 

 

「一応頼む…さてとウォズ聞こえたか?」

 

 

「はい我が魔王」

 

 

「兵隊集めろ、今度は先輩の皆さんの手を借りずにやるぞ……害獣は駆除一択だ」

 

 

「かしこまりました」

 

 

「さてと……アナザーW」

 

『検索済だ、確かにアイツはお前と二亜の娘だよ』

 

 

「そうか……なら助ける」

 

『そうだなお前はそう言う奴だな』

 

 

 

「だから手ェ貸せ」

 

 

『言われるまでもないさ我等が王よ』

 

 

 

 

 

 

因みに同時刻 ファルシオンハルトは

 

 

「…………………………」

 

 

地面にのたうっていた

 

 

「あれ?またチョコレートに入れる薬の調合を間違えましたね失敗失敗」

 

 

「さ、再生能力が無かったら即死だった!!」

 

 

炎と共に甦ったハルトであったが

 

 

「最初から即死する猛毒を使っていたんですが…まぁ良いでしょう、次の注射は私以外を見れなくなる薬ですよ〜…あんな泥棒猫なんて視界に入りませんからね〜」

 

 

何か怖いので

 

 

「ひぃ!」『抜刀!エターナルフェニックス!』

 

 

「逃しませんよハルトさん、そろそろ誰にでも優しくするその軽薄さを叩き直して差し上げますから」『狼煙開戦!!』

 

 

「待ちなさいしのぶ」

 

 

「何でしょうか泥棒猫のヒナタさん?」

 

 

「貴女からハルトを頂くわ、彼は私が守る…しのぶあまり私を怒らせないで」

 

『界時逆回!!』

 

 

「あはは〜そんな態度だから嫌われてるんですよヒナタさん」

 

 

「構わない、ハルトだけが私を見てくれるなら…私は何処までも強くなれる!」

 

 

「やだ、ヒナタ…すてき!」

 

「お前、えらい余裕があるな」

 

 

「あ、デザスト!何してんだ俺を助けろ!」

 

 

「修羅場とチョコレートと剣が交わる甘くて苦くて愉快な匂いがするな!」

 

 

「お前変な所でストリウスに似てんじゃねぇ!!」

 

 

ベアトリスとの電話が切れてから こんな戦いがあったという……その後 この世界の仮面ライダーバスターの尾上さんに全員揃って説教喰らったのは言うまでもない……

 

 

 





次回予告

自称娘の鞠奈を助ける為に戦いの用意を始めるハルト達、だが


「報連相はちゃんとしないと!」


と思い立ってかけた電話が新たな出会いを引き寄せる!密談に選んだ名前も見なかったレストランに入ると


「いらっしゃいませ」


「!!!!!!」


次回 予想外の出会い


「すみません!!ファンなんです!!」

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