無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

217 / 414
森の人達

 

 

森の人達

 

前回のあらすじ

 

色々やらかしたハルト一行はエヒトなる邪神が支配する世界にきてしまう そこで出会ったのはライドウォッチを持つ異世界の少年 南雲ハジメの一行であった 予期せぬ形で助力を決めたハルトであったがシアの頼みによって…

 

 

 

「一族を助けて?」

 

 

「はい……その…」

 

 

聞けばシアのいるウサ耳の兎人族は、この森の獣人族カーストで下だったのに シアという本来は魔力を持たないのに何故か魔力を持った獣人が生まれてしまった 慈悲深い彼等はシアを隠して育てていたが遂にバレてしまい森から追放 さらに追い討ちとばかりに奴隷狩りをしている帝国兵に襲われているのだとか

 

 

 

「獣人にそんな事するとかカリオンさん激オコ案件だな……取り敢えず帝国を滅ぼそう、ウサ耳を傷つけるのは重罪だ!!」

 

 

束も機械だがウサ耳つけているので他人事とは思えないのである!!

 

 

「落ち着いてよ魔王ちゃん!!」

 

 

「まだどんな強者もいるか分からない世界で敵を増やさないでもらいたい!!」

 

 

「かーかっかかか!それでこそハルト坊よ!!」

 

 

「あと帝国滅ぼしたら、この森を焼き払え!!」

 

 

「環境破壊ですよソレ!?」

 

 

「………それすると大地の精霊が起こって巨大化したJとか来ないかな!?仮面ライダーJに会いたいから、この森を焼き払え!!」

 

 

「仮面ライダーJは来ませんよ!」

 

 

「えぇ…わかったよ…….じゃあ変わりにシンフォギア世界の無人島を消し飛ばすね」

 

 

 

「何が変わりなんだよ!!ごめん!胃薬おかわり!!」

 

 

「キャロル嬢!千冬嬢!戻ってきてください!!!」

 

 

「魔王ちゃん…俺達しかいなかった頃より暴走度合いが増してるぅ!!」

 

 

「ストッパーがいないとこうなるのか!!千冬様!戻って来てください!」

 

 

「まぁ平常運転ですよね」

 

阿鼻叫喚の旧四天王とナツキを見てドン引きするハジメだがその脳裏にはこの男を制御するキャロルと千冬なる人物に畏敬の念を覚えたという

 

 

「えーと…取り敢えずアンタの助力は嬉しいんだが…一つ聞きたい…アンタは俺の敵か?」

 

 

「味方じゃないと協力しないし…それに君は俺と同じだよね?敵以外には牙を剥かないよ」

 

 

あっけらかんと言い放つとハルトはハジメに

 

 

「そういやぁアンタ、ライダーがどうとか言ってたが…」

 

 

「あぁ俺は仮面ライダーの影と言えるアナザーライダーに変身し尚且つ!古今東西の怪人を総べる王らしいよ!」

 

 

「まぁ良い…ん?仮面ライダー?……アンタの話だとまさか…バイクとかあるのか?」

 

 

「オフコース!俺のマシンのコレクションみたい?」

 

 

「あぁ!」

 

 

よしならば俺のコレクションが火を吹くぜ!!

 

 

「ハウンドは取り敢えず兎人族の人達見つけたら保護して…んで帝国兵はサーチアンドデストロイで!!」

 

 

「イエッサー!我々も違う世界とは言え帝国には酷い目に遭わされていますからね腕がなります!!野郎ども戦闘準備だ!!」

 

 

悲報 帝国兵 銀河帝国と同じ帝国だからという理由でとばっちりを受ける

 

 

 

「そう言えばアンタの横にいる人……ウォズじゃねぇか!」

 

 

「そーだよ俺の頼れる右腕さ!」

 

 

「初めまして」

 

 

「サインを頼めないか?」

 

 

「良いけどライダーになる白と黒のウォズじゃないよ?」

 

 

「確かに赤くもないな」

 

 

「え?赤いウォズって何ソレ…怖い」

 

 

「知らないのか?ジオウのファイナルステージに出るんだが…」

 

 

「ファイナルステージに赤ウォズが出るのか知らなかったよ…俺はオーマジオウ爺ちゃんからはジオウシリーズ見せて貰えないの」

 

 

「オーマジオウ爺ちゃん?……まさかお前知り合いなのか!」

 

 

「おうとも!一回半殺しにされたけどな今はお茶飲みながら仮面ライダー見る仲間だぜ!」

 

 

「スゲェ!!」

 

 

「因みに俺の国には門矢士さんが暮らしている」

 

 

「おおおおおお!!」

 

 

「そして最近ダグバと殴り合って友達になった!」

 

 

 

「嘘だろ!?あの究極の闇相手にか!?」

 

 

「実際の映像は此方」

 

 

『殴り合いじゃあああああああ!!!』

 

 

「マジかよ!!!あのクウガのラスボスと殴り合ってる!!」

 

 

 

「更に俺の師匠は鎧武だったりする!」

 

 

「何ぃ!!」

 

 

とテンション上がるハジメを見て皆が理解した

 

 

ーあぁ、この人もハルトと同じかー と

 

 

しかしそんな中、赤ウォズの情報に

 

 

「赤ウォズ…恐らく衣服が敵の返り血に濡れたウォズなのだろうな」

 

 

「それってウォズちゃんがヤクヅキ先輩みたいなバーサーカーになってる……って事?」

 

 

「返り血舐めて恍惚にしてる先輩とか最悪ですね」

 

 

「ソレはどちらが最低なのかのヤクヅキ?」

 

 

とコソコソ話す旧四天王だがハルトはライダー好きということを痛く気に入り

 

 

「よし!ハジメくんの好きなライダーマシンを譲っちゃる!!」

 

 

「良いのか!!!もしかしてネクストライドロンとかあったりするか?」

 

 

「イエース!!オーディエンスが送ってくれたものだよ!」

 

 

「オーディエンス?」

 

 

「俺の旅の支援者みたいな人達だよ、時折こうやって支援物資を送ってくれるんだ」

 

 

と意気揚々とガレージにハジメを連れて行こうとするが

 

 

「その前にシアさんの家族を助けましょうか?」

 

 

この中で辛うじてまともなベアトリスの言葉でハルトは正気に戻ったのである

 

 

 

そしてハルトは手勢を隠してベアトリスとアンティリーネを連れていく、ハジメもユエと共に移動する

 

 

そこには鎧を着た兵士が何人か

 

 

「おい貴様ら…冒険者か?」

 

 

「そうだな師匠に言われてこの渓谷に放り込まれてな…漸く指定期限過ぎて帰る途中なんだよ」

 

 

ハジメの嘘を間に受けて可哀想な顔をする兵士達だが彼等の狙いはシア達兎人族を捕まえる事なので

 

 

 

「おい、お前渓谷で兎人族を見たか?」

 

 

「いいや?見たか?」

 

 

「いや見てませんよ?」

 

 

「ちっ、魔物の餌になるくらいなら捕まれば良いのにな」

 

 

この兵士達を見ると逢魔のクローントルーパー達はいかに兵士としてのモラルを兼ね備えているのか良くわかるな…チンピラや野盗の類いにしか見えないな、今日のご飯は奮発してやろうと考えていたら…

 

 

「ところでお前等の後ろにいるのは連れか?」

 

 

どうやら連れているベアトリス達に気づいたようだな

 

 

「丁度良い、そこの女達は帝国が引き取るから置いていけ」

 

 

「お前、随分良い剣を持ってるな…それもー」

 

 

兵士達は愚かにも自らの手で生存する道を閉ざしてしまった、男が無銘剣に触る前にハルトは念動力を使用

 

 

 

「あ………がっ……かぁ!」

 

 

兵士は首を両手に抑えながら踠きながら宙を浮き始める、その異常現象に困惑する兵士達の前でハルトは悪い笑顔(草加スマイル)を浮かべると手を握りしめるジェスチャーをすると

 

 

「ぐぎゃああああああああ!!」

 

 

兵士は雑巾絞りされたような体を歪曲させられ…捩じ切られた…その血飛沫を上げると兵士は怯えながらも武器を構える

 

 

 

「テメェ等正気か!?俺達に逆らってタダで済むと思っているのか!!」

 

 

「えぇ?帝国の名を語る野盗を討伐するだけだよ?」

 

 

「テメェ!泣きながら許しを乞いてもころー

 

 

ドガン!と言う音と共に兵士の1人の頭が柘榴のように砕け散る それはハジメの拳銃ドンナーの一撃であったのは言うまでもない

 

 

「凄い一撃だね」

 

 

「だろ?まぁ人間相手には苛烈だがな」

 

 

「んじゃ俺も負けてられないな…よし!」

 

 

ハルトは以前 ヌ集団のグロンギから貰ったアクセサリーを千切るとモーフィングパワーでクロスボウに似た武器へと変える(ガドル閣下がタイタンフォームに使った奴)と逃げようとする兵士に狙いを定めて引き金を引く、圧縮された空気弾は逃げる兵士の頭を パァン!と爆ぜさせて残った体はまだ逃げようと暫く走ったが首を切られた鶏のように少ししたらパタリと倒れてしまったのである

 

 

 

「うーむ空気弾でこの威力か…相変わらず射撃下手だねぇ俺 この距離でヒヤヒヤするとか」

 

 

 

「うわあああああ!化け物めぇ!!」

 

 

「あ、今頃気づいた〜?俺化け物なんだよ?」

 

 

今度は空気弾にある種族の力を込めて引き金を引く 兵士は無傷であった

 

 

「何だよ驚かせやがって…どうやら魔力がー

 

 

同時に心臓が燃やされると体がすごい勢いで灰になったのである

 

 

「おぉ、やっぱ俺も死徒再生出来るんだ〜んじゃ後は〜」

 

 

ハルトは笑顔のまま残った兵士達を見てニコリと笑顔を浮かべると 彼等の肩に巨大な牙が突き刺さる それと同時に彼等のライフエナジーが吸い取られていき

 

 

「うわぁ…まず…まぁ雑魚ならこんなもんか」

 

と指を鳴らすと同時に吸われた兵士達はステンドガラスのように砕け散った

 

 

「うへぇ…」

 

 

「おい、逃げた奴がいるぞ」

 

 

「あぁ大丈夫大丈夫」

 

 

「ぎゃああああああ!!」

 

トルーパーがブラスターライフルを浴びて気絶させた

 

 

「クリア!」

 

 

「鎮圧しました陛下!」

 

 

「グッジョブだハウンド、さて…話を聞こうか」

 

 

ハルトは笑顔で涙を流し失禁する兵士を見る

 

 

「ひいいいいい!」

 

 

「さてと話聞いてくれる?」

 

 

「は、話すから殺さないでくれぇえええ!」

 

 

「考えても良いよ…じゃあ最初の質問、多分兎人族を捕まえたと思うけど、どこにいる?」

 

 

「て、帝国にいると思う……」

 

 

 

「移送済みか…かなりの数いた筈だが?」

 

 

「そ、それは人数を絞ったから……」

 

 

 

それはつまり老人や病人、怪我人は既に…ほぉ

 

 

「待て!他にも何でも話すから!帝国のとか色々!だから殺さないでくれぇ!!」

 

 

「じゃあコレでと」

 

 

ハルトはメモリーメモリを額に突き刺し記憶を抜き取ると

 

 

「情報はコレでよし、んじゃ俺は考えた結果は」

 

 

そして指を鳴らすと反射する仲間の血溜まりから現れたベノスネーカーに頭を齧られ鏡の世界へと連行されていったのである

 

 

 

「こうだよ……?悪いね邪魔して」

 

 

「いやお陰で楽できたよ…凄いな本当にライダー怪人の力を使えるのか」

 

 

「まぁね〜」

 

と笑いながらハルトはメモリーメモリから情報を抜き取るとメモリを起動して中身を見る

 

 

「本当に移送されてるね…どうするハジメくん?」

 

 

「俺が知るか」

 

 

「だよね〜取り敢えず当面の安全は確保したで良いか」

 

 

そして戻る時にベアトリスがハルトに困った顔をして話す

 

 

「何だよ」

 

 

「何ですか!あの乱暴な戦い方は!!」

 

 

「敵に恐怖を植え付けるのには必要だろ?」

 

 

「だとしても過剰に痛めつけ過ぎです!あの戦い方は命のやり取りや殺しを楽しんでる人の戦い方ですよ!」

 

 

『確かにグロンギぽいな』

 

 

「…………」

 

 

相棒にまで言われて自省するしかなかった

 

 

「搾取する側になったからって、相手にやられた事と同じ事を仕返したら嫌いな奴と同じになってしまいますよ!!」

 

 

本当…ベアトリスが正しいのだろうけど

 

 

「知ってるよね?俺は俺の特別に手を出す奴は誰だろうと許さない……奪う奴は皆消さないと奪われるんだよ!!」

 

 

過去の経験や最近の経験から来る過剰防衛癖であるハルトのそれを見たベアトリスは

 

 

「それは……いやその前に私達は弱いですか?」

 

 

「そうとは言ってね……えぇ!」

 

 

突然ハルトは押し倒されると首に聖剣を突き立てられたのである

 

 

 

「べ、ベアトリスさん!?」

 

 

 

「取り敢えず私とお話ししましょうか?こう見えて私はファルシオンの貴方より強いですよ弱いと思われるのは心外です私だって千冬さん並みには強いと思ってますから」

 

 

「………………へい」

 

 

 

「では無闇やたらに虐殺するのは辞めてくださいね」

 

 

「敵に慈悲なんているかよ「ハルトさん?」わーったよ分かりましたよ!可能な限り善処します」

 

 

「よろしい」

 

 

「「「「おぉ……」」」」

 

この日 ベアトリス・キルヒアイゼンはハルトのストッパーとして覚醒したのであった

 

 

 

そしてピースメーカーに帰り顛末を伝えるとハウンドが事前に保護したハウリア族と合流、どうやらハジメは彼等に迷宮までの案内をさせようとしているようだが、その為にはフェアベルゲンという亜人の国へと行かなければならないとダメらしい

 

 

「となるとピースメーカーでは入れませんな」

 

 

「んじゃハウンド達はここで待機、俺達でフェアべルゲンに行こう」

 

 

「ど、どうされたんですか陛下!?いつもなら森を焼き払って着陸地点を作れと命じるのに!!」

 

 

「いやベアトリスからその辺辞めろと諭されて」

 

 

おぉ!と騒めくトルーパー達を知り目に

 

 

「では私も行きますね」

 

 

「わーったよベアトリス、付いてきて」

 

 

「はい!」

 

 

するとハウンド達が

 

 

「ベアトリス様!!」

 

 

「な、なんです?」

 

 

「是非陛下の手綱を握ったままでお願いします!」

 

 

「「「「お願いします!!」」」」

 

 

「はい!このベアトリス・キルヒアイゼンにお任せくださいな!」

 

 

「あれ?俺そんなに信用ない?」

 

 

「今更ですよ我が魔王」

 

 

「本当さ一応だけど俺、王様ぞ!?」

 

 

そして森の長老との階段、何か迷宮云々の事で揉めているようで人間如きに神聖な森を渡らせるなみたいな空気感だ……ふむ俺の出番かな?

 

 

『武力を背景に脅すのはお前の得意分野だしな』

 

『見せろ!久しぶりの棍棒外交!!』

 

ーんじゃ、やりますか!ー

 

 

行くぜ!と気張るが何故かハジメがハウリア族の面倒を見る事と案内役にする事で手打ちとなったのだ…何故かその前にハジメが締め上げた熊人族代表が此方を睨んでいたので、ふむ

 

 

【俺と戯れ合うか?】

 

 

と、何処かのグルメ四天王レベルの圧と細胞の悪魔的な奴が現れ威圧し返したのだが何故か周りからドン引きされた…わからん、あの程度の威圧なんて八王の前ではただの子猫の威嚇レベルだというのに

 

 

『強さの基準がバグってるぞ相棒!?』

 

 

ー嘘だろ!アンティリーネなら心地よい殺気ね!とか言って武器向けてくる位の圧しか出してないよ!?ー

 

 

「ハルトさんは自重してください」

 

 

「何でさ!?」

 

 

何故こうなるのか分からない…

 

 

んで、ハジメはハウリア族に自衛などの戦闘訓練 これは専門家でもあるハウンドにも依頼した

 

 

「その辺は教導がメインのランコア大隊の管轄ですがね」

 

 

「取り敢えず頼んだ、流石にその辺はハジメくんを助けてやって欲しい」

 

 

「イエッサー、宜しく」

 

 

「あぁ俺も本職がいてくれて助かるよ」

 

 

そしてシアはハジメとの旅同行をかけてユエと勝負をしているらしい

 

んで俺は手持ち無沙汰なので料理が終わるとやる事がないので

 

 

「うーむ…平和だぁ」

 

 

膝の上でアンティリーネが猫のようにしているので頭を撫でているがな!

 

 

「あら嬉しいわね…私も旦那様といれて嬉しいわ」

 

 

「俺もだよ」

 

と笑いながら頭を撫でてると呪腕さんがシュッと現れた カッコ良いな

 

 

「どうしたのアサシン?」

 

 

「はっ!ここから数キロ先の地点にエルフを数名確認…怪我をしている模様です」

 

 

「ふーん……斥候…いや帝国に追われてるとかかな?なら放置は出来ないな」

 

 

ハジメくんとハウリア族の隠れ家も近い、帝国の追跡ならば撃退、何し殲滅せねばならないな

 

 

「んじゃ俺達で行くか、ジャンヌいる?」

 

 

「勿論、久しぶりに暴れられるのね」

 

 

「森に火はつけるなよベアトリスに怒られる」

 

 

「あんた見事に尻に敷かれてるわね」

 

 

「余計なお世話だ!!アンティリーネはハウンドの所に行って事情のせ「ついて行くわよ?」だよな…なら」

 

ディスクアニマル アカネタカを使いハルトの音声を録音させてハウンドの元へ飛ばした…一応ディスクアニマルの再生レコーダーもあるので情報の再生は可能であろう

 

 

 

「んじゃ行こうか」

 

バイクは使えないので走っての移動となる…ので

 

 

「ごめんねアサシン!」

 

 

「何、魔術師殿をおぶりながらの移動など造作もありません」

 

 

ハサンにおぶられて移動するとどうやら目的地についたようなので全員が物陰から見張る

 

 

「よしバイオグリーザ」

 

ハルトは最早マブダチレベルのミラーモンスター バイオグリーザの光学迷彩を使い、こっそり移動する

 

 

「エルフだな本当に」

 

 

強化された視力で見ると金髪、黒髪、銀髪のエルフだな美女という感じかよく似合う

 

 

「えぇ…しかし怪我をしているようですね」

 

 

「周囲に帝国兵やフェアベルゲンの連中は?」

 

 

友釣りの可能性もあるので警戒すると

 

 

「影も形もないですな、あっても野生動物や魔物の類になりますぞ」

 

 

「なら…はぐれか?」

 

「訳有りなら見捨てるべきよ、そんなのにかまってる程私達も暇じゃ「行ってきまーす」ちょっ!待ちなさいよ!!」

 

 

ジャンヌの静止を振り切りハルトはフラリと近づくと

 

 

「誰だ!」

 

 

そりゃまぁ警戒されるよなぁ〜

 

 

「大丈夫、敵じゃないよ〜まぁ味方でもないけど」

 

 

「人間がこの森に何の用だ?」

 

 

「友人の付き添いかな」

 

 

「貴様は帝国の手先か…おのれ同胞には手出しはさせんぞ!!」

 

 

何か金髪片目隠れの美女から槍を突きつけられているんだが…ん?

 

 

「止せ…もう私達は長くないからな……」

 

 

「………」

 

 

「人間、今すぐ逃げた方が良い私達は未知の病気に感染して里を追い出されたのだ…貴様にも感染の恐れがある…早く逃げるといい」

 

 

「まさか死体を抱くなんて性癖だったりするのかい?」

 

 

黒髪でトライバルな刺青を入れているエルフにそう言われたが不満な顔で答える

 

 

「そんな悪趣味な性癖ねぇよ……んで一つ聞きたいんだけど」

 

 

「何だ?」

 

 

「もし俺がお前達を治せるって言ったらどーする?」

 

 

「っ!!それは本当か!!」

 

 

「そりゃねぇ」

 

 

これは病気じゃない魔力回路に処理できない魔力が流れて肉体が変異しているのだ…ようは血管が千切れて流れた血が体をおかしくしている

 

ならどうすべきか?壊れた回路を直せば良い

 

 

 

「なら頼む!私のことはどうなってもいい!後ろの2人を助けてやってくれないか!!」

 

 

「おい!そんなの無しだ!頼む私以外の2人を!」

 

 

「辞めろ!犠牲になるなら私だ最後に騎士らしいことをさせてくれ」

 

 

「そんな訳にいくか!お前達を見捨てるなど「あのさ盛り上がってる所悪いけど全員助けるよ?」なっ!!」

 

 

「俺の憧れのヒーローが言っていた…患者を助けるのがドクターのあるべき姿とな」

 

天道のポーズを決めながらエグゼイドのモットーを告げる

 

 

 

「それに見捨てるなんて気分の悪い事はしないよ…俺の手に届く範囲で助けてって言ったんだ必ず助ける…じゃないと憧れのヒーローに怒られちゃうからさ…なぁエグゼイド?行くぞ」

 

 

『了解だ!』

 

 

『マキシマムマイティ…』

 

 

アナザーエグゼイド マキシマムマイティゲーマーレベル99に変身してガシャットを装填する

 

 

「さぁ行くよ、俺が運命を変えてやる!!」

 

 

『マキシマムマイティ!クリティカルフィニッシュ!!』

 

 

ピンク色の光線が三人に命中すると彼女達の体を蝕んだ魔力暴走は治り始める、魔力回路は修復され魔力の流れも元に戻り始める

 

 

 

「こ、これは…」

 

 

「大丈夫?何か変な所はない?」

 

 

「どんな魔法なんだ…」

 

 

「体が…」

 

 

「あ、まだ怪我してるな…よし!これ使って」

 

 

とハルトはテンペスト名産 完全回復薬を使い彼女たちの外傷も治療したのだが、2人の閉じられていた目が完全に回復したのである

 

 

「これは……まさかエリクサー?」

 

 

「そんな伝説級の薬をこんなあっさり…」

 

 

「あんた、一体……何者」

 

 

よし聞かれたなら答えよう

 

 

「俺の名は常葉ハルト、最近異世界からやってきた魔王だ!!」

 

 

『2枚目気取りの3枚目!』という文字Tを見せながら堂々と名乗る、流石に日本語は読めないようだ…ふむ

 

 

「ウケなかったのは初めてだ」

 

 

「魔術師殿、この世界では言語が違うので分からないかと」

 

 

「そうだな…ナイスツッコミだ!アサシン!!」

 

 

「っ!!」

 

 

「敵じゃないわよ、そこのバカの連れだから」

 

 

「異世界の魔王……」

 

「こんなのが魔王なら私達の世界終わってるわよ」

 

「だが命を救われたな、どうお礼を(グーー)……」

 

 

腹の鳴る音を聞いたならば

 

 

「その音を聞いたなら仕方ないな」

 

 

『コネクト』

 

 

ハルトはコネクトを使い取り出したのはアウトドアの調理セットである

 

 

「待ってろ直ぐに出来るから」

 

 

ホットサンドメーカーにパンとピリオドバードの照り焼き、チーズを挟んでメーカーをパタンと閉じる

 

 

「そして…よしアマゾン!!」

 

 

ハルトはアマゾンライダーがアマゾンに変身する時に発せられる高熱でホットサンドメーカーを加熱したのである

 

 

『何て能力の無駄遣い!!』

 

『流石相棒!イカれてるぜ!!』

 

『そこは超自然発火能力だろぉ!』

 

 

だがその辺でやると火力調整出来ないから黒焦げるんだよ…けどアマゾン変身時の熱量ならば

 

 

「出来たぜ!照り焼きチキンとチーズのホットサンドだ!」

 

 

「「「…………」」」

 

 

全員が目の色を変えて唾を飲む、恐らく何日もまともな食事が出来なかったのだろう…ならば俺のやる事は

 

 

「沢山作るから皆で食べな…俺のモットーとして食いてえ奴にはまず食わせる!話はそれからだぁ!!」

 

 

その空腹の苦しみを知る故にそんな人たちは見捨てられないのである

 

 

「あ、お茶っと」

 

再びコネクトでお茶を取り出してコップに入れると

 

 

「さぁ、ドンドン作るから食べてね!」

 

 

と笑顔でホットサンドメーカーを持つハルトであったが三人は泣きながら食事にありつくのであった

 

 

しかしまぁアレだな

 

 

「匂いに釣られて来たか」

 

現れたのは猪の魔物である…よし

 

「今日はボタン鍋だな」

 

俺のスキルで処理すれば食べれると出たので問題ないだろう腕が鳴るな

 

 

「アサシン!」

 

 

「はっ!」

 

 

彼の投げた短剣は的確に猪の額を貫き絶命させると

 

 

「流石はアサシンだな、よし……後は血抜きしてと」

 

 

ハルトは慣れた手つきでメルク包丁を使い血抜きを済ませると近くの木に猪を逆さ釣りにした

 

 

「これでよーし……んじゃあ続きを作るか…そういやぁ焼鳥の缶詰とコーンの缶詰があったから…炊いた米とビリオンバードの鶏がらスープで炒飯とスープ作るかな」

 

 

「「「「「「宜しくお願いします!!」」」」」」」

 

 

匂いを嗅ぎつけたのかトルーパー達が武器を持って現れたのである…お前たち助けにきてくれたのだろうか飯が優先とな…

 

 

「腹減った奴が優先だ!お前達には後で作るから待ってろぉ!!」

 

 

「イエッサー!!お前達負傷者の手当をするんだ!」

 

 

「んじゃ!作るからドンドン食べてねー!」

 

と副官の指示でテキパキ働くトルーパー達にも炒飯とスープを振る舞うのであった

 

 

 

余談だがウォズ達はハブられた事を知り不貞腐れていたので別に作ったのは言うまでもない

 

 

 

 

 

オマケ短編 今日のご飯は何?

 

 

 

ある日の食堂にて

 

 

「なぁハルト今日のご飯何?」

 

 

ナツキが料理中のハルトに尋ねると上の空なままハルトは答える

 

 

「ん?内臓」

 

その一言で食堂に戦慄が走る!

 

 

ま、まさか血の滴る内臓の生食か!おい誰が陛下の機嫌を損ねた!などトルーパー達の困惑が伝わる…

 

 

「いやいや!内臓ってモツとかホルモンとかそんな話だよな!」

 

 

「ん?そーそーモツ鍋にしようと思ってる」

 

 

「そう言えよ!怖いから!!」

 

 

周囲からは安堵の声が聞こえるとナツキは質問を続ける

 

 

「何のモツ?」

 

 

「ナツキは何のモツだと思う?」

 

 

ハルトは笑顔でメルク包丁を見せながらナツキに話しかけると

 

 

「怖えよ!まさかアレか!晩飯はお前のモツだよってか!?」

 

 

「そんなの作るかよ、アレだよアレ」

 

 

と冷めた目でハルトは後ろを指差すと牛豚鳥がドン!と鎮座していたので アレのモツ鍋なのだろうと理解した

 

 

「良かった………色々と」

 

 

「最後の晩餐味わってくれよなナツキ」

 

 

「最後のはわざとだろオメェ!!」

 

 

 






予告

ボロボロになったエルフ三人組を保護したハルト達、取り敢えず仲間に入れたまでは良かったのだが 


「「「「「ヒャッハー!!」」」」」

何故かハウリアが狂戦士となり

「「「「ヒャッハー!!」」」」

逢魔の狂戦士(ロードオブワイズ)も吠える

そして迷宮前で待ち伏せる熊人族を退けた先の迷宮で待ち受けるものとは!


次回!ライセン迷宮 お楽しみに!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。