無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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皆様、いつもサイレントアンケートの協力ありがとうございます!

また今回、色んな方の感想が色々とひっかかったようで大変申し訳ございません…

これからも感想やアイテムは募集していますが、アイテムなどは良ければ私のメッセージに送って頂けると幸いです

それでは本編をどうぞ!!


ライセン迷宮後編

 

さて前回のあらすじ

 

 

ライセン迷宮に入ったのであった

 

 

 

「いや仕事しましょうよ!」

 

 

「なぁ何か凄いワクワクするな!」

 

 

「何でそんなにハイテンションなんですか?」

 

 

ハルトはワクワクが止まらない子供のよう目をしていると、シアが何か踏んだようだ

 

 

「あ………」

 

 

すると聞こえるゴロゴロという唸り声 恐る恐る振り向くとそこには

 

 

「おおぉ!鉄球…お約束だな!この迷宮はわかってるぜ!!」

 

 

「何やっているのですか我が魔王逃げますよ!」

 

 

「おう!まさに冒険だなぁ!!」

 

 

皆で全速力で逃げるとナツキが転けたのである

 

 

「っ!たすけてーー!」

 

 

「っ!待っていろ!!」

 

 

「陛下!カレン嬢が!」

 

 

「ナツキはどーでも良いがなカレンは俺の騎士だ!よし助けるぞ唸れ!俺の剛腕!!」

 

 

『スクリュー、マッハ!』

 

 

ハルトはアンデットの力を借りてナツキを庇うカレンを守るように転がる鉄球を殴り壊したのである

 

 

「ふぅ……だいじょっ!!逃げろーー!!」

 

その背後から待ってました!とばかりに現れた二発目の鉄球を見てハルトはカレンとナツキを肩に乗せて全速力で走り抜けたのであった

 

 

 

その後も

 

 

「うおお!針の壁!?」

 

 

「こっちは迫り来る壁だ!」

 

 

「ヌルヌルの液体をかけられた!?」

 

 

「ちょっ!何の液体なのさコレ!!」

 

 

変な液体をかけられて

 

 

そして

 

「おぉ見ろナツキ!こんな所に宝箱があるぞ!」

 

 

「流石は大迷宮だな色んなものがあるな」

 

 

「この手のアイテムは今後の展開に必要な物が入ってることもあるから開けてみよう!!」

 

 

「お待ちを我が魔王!」

 

 

「何?」

 

 

「罠かも知れません、お気を「えい…うわぁ!!!」我が魔王!?」

 

 

同時に開けたハルトは突如 ミミックに頭を齧られたのである体が食われかけているハルトは…上半身が埋もれたまま叫ぶ

 

 

「………くらいよー!こわいよー!!」

 

 

バタバタ手足を動かしていた

 

 

「えぇ……」

 

 

「なぁアレって本当に魔王なのか?」

 

 

「残念ながら…」

 

 

「ミミックに騙される魔王を見たのは初めて」

 

 

「ですぅ」

 

 

その後 何とか解放されたが

 

 

「ふぅ…俺を欺くとは何て擬態能力だ!ワームやロイミュードを超えるとは!!」

 

 

「いや魔王ちゃんがバカなだけじゃ…」

 

 

「だが安心しろお前達、今の俺には次開ける宝箱が本物だと俺の経験が言っているぜ!」

 

 

 

ー立ちました!!ー

 

 

 

数分後……

 

 

「くらいよー!こわいよーー!」

 

 

先程のリプレイが行われていたという

 

 

 

 

 

とまぁ混乱を極めているがハルトは

 

 

「何だよ…この楽しいアスレチックパークは!!」

 

 

「ミミックに食べられかけた奴が何言ってんだ!!」

 

と意に介してなかった、何ならハジメ達は嘘だろコイツ!?と言う目で見ておりナツキに至っては死に戻りで罠を把握しているとは言え中々に答えているのにバカはこれだから…

 

 

「いやぁ……本当に昔からこんなに体を動かして遊ぶなんて事出来なかったんだよ、基本縮こまって殴られたり蹴られたりされてたし…皆で何処か行く時も俺は何もない家で放置されて掃除ばかりだったからさ」

 

 

「主にそんな真似を!?」

 

 

そんな以外と暗い過去にカレンは嘘でしょ!という顔をし慣れているウォズ達はやはりかと頭を抱える始末である

 

 

「んで、何で俺たちはスタート地点に戻ってるの?」

 

 

「え?」

 

ハジメが目線を変えると其処には

 

 

『ざーんねん!最初からだよー!あと迷宮は形を変えてるから地図作っても意味ないよー!無駄や努力おつかれー!』

 

 

ブチっ!!その時 ハジメ達はキレた

 

 

「この迷宮の主は殺す!!」

 

「「異議なし!!」」

 

 

と全員にやってやろう!と言う意思が見えたのだが

 

 

「んじゃもっかい行こうか!!」

 

とハルトは二周目ヤッホー!という笑顔であった…1人だけモチベーションがおかしいのである

 

 

 

そして艱難辛苦を超えた先で待っていたものは

 

 

 

「良く来た、挑戦者よ私が!超絶美少女魔法使いのミレディ・ライセンだよ!!よろしくね!」

 

 

現れたのは超巨大な鎧を纏うゴーレム?だった

 

 

「よろしく!!お前がこの楽しいアスレチックパークの運営をしてるのは!!」

 

 

「は?」

 

 

「楽しかったよありがとうー!」

 

 

「おぉ…あの鬼畜迷宮をアスレチックパーク呼ばわりされるとは…流石のミレディさんも驚きだよ」

 

 

「ミレディ・ライセン?いや待て、そいつは遥か昔の人だろう?もう死んでるんじゃ」

 

 

「ふふーん!何で私が生きてるか…それは秘密だよ!」

 

 

「いやオスカーの日記読んだから」

 

 

「へ?オーくんの迷宮攻略したの?順番おかしくない?」

 

 

「え?」

 

ミレディの話だとオスカーの迷宮は正規の攻略順だと一番最後に攻略するラストダンジョンだという

 

 

「それであんな鬼畜迷宮だった訳か…」

 

 

「けどオーくんの迷宮攻略をしたなら私達 解放者の事聞いてるよね?」

 

 

「あぁ……だが俺はアンタらの頼みなんざ聞かないぞ?俺は俺の為にアンタの神代魔法をもらうだけだ」

 

 

「なるほどねぇ〜」

 

 

「あ、その辺で俺も聞きたい事があるんだけど」

 

 

「何かな?」

 

 

「アンタ、あのクソジジィとどんな関係なんだよ」

 

 

「クソジジィ?……うーん…あぁ!ハル爺の事?」

 

 

「クソジジィで我が魔王が連想されるのは複雑ですね」

 

 

「妥当だろうがクロックの件といい錫音の件といいな…アンタ、知り合いなんだろ?」

 

 

「え?いやまぁそうだけど…君何者?」

 

 

「俺は常葉ハルト、異世界の魔王だ」

 

 

するとしばらくの沈黙の後に

 

 

「…………………へ?うそおおおおおおお!ハル爺って若い頃はこんなクソ生意気な奴なの!?ぶはははは!うわぁ嘘でしょマジウケる!!」

 

 

「何かスゲェ失礼だな」

 

 

「だってそうだよ!!あのお茶飲んで日向ぼっこしてるような枯れ枝みたいな老人がだよ!?確かに『儂は異世界の魔王なんじゃぞ!!』とか色々変なボケをした事はあったけど……まさか本当に魔王だったの!?」

 

 

「自称じゃなくてマジ魔王な…んで解放者とクソジジィの関係を聞いてねぇんだよな」

 

 

と尋ねるとミレディは昔を懐かしむように答えた

 

 

「ハル爺はね…私達と一緒にあのクソ忌々しい邪神を倒す為に戦った仲間なんだよ」

 

 

いま明かされる驚愕の事実に驚く一堂だが

 

 

「あぁだからハルト坊は…」

 

「成る程」

 

 

未来組は何か合点が言ったような顔になるもハルトは驚いていた

 

 

「そんなあのクソジジィが……そんな神を倒して世界を救おうなんて正義感に駆られてたのか!」

 

 

「いやそっち!?」

 

 

「いや待てよ……あ…」

 

 

「ハルト、何を思ったか言ってみろ」

 

 

「アギトみたいに神を倒してみたい!と思ったとか」

 

 

「……………」

 

 

『ほほほ…魔王と呼ばれた儂が英雄アギトのように神を倒すのも一興じゃな長生きしてみるものじゃよ』

 

 

「君、本当にハル爺なんだ」

 

 

「あのジジィじゃないけどな」

 

 

「似てるよ、私達と旅してた…あの人に」

 

 

「感傷に浸ってる所悪いが早く始めないか?」

 

 

「そうだね!!じゃあ私を倒してみろー!!」

 

 

「よし行くぞ!!」

 

 

「おう!!」

 

 

「あ、ハル爺の相手は別にいるよ!」

 

 

「え?まぁ良いさどんな奴でもドーンと来い!!相手になってやる!!」

 

 

さぁ!かかってこい!と武器を構えてやる気を出すが

 

 

現れたのは恐らく この迷宮に置かれているライドウォッチがミレディの魔力で具現化した姿なのだろう だが立体投影された姿でもその身に宿る歴史の重さは変わりなし

 

 

 

「とぉ!……仮面ライダー2号!!」

 

 

仮面ライダー2号 現れる

 

 

そして更にハジメから預かった1号ウォッチも光を放つと不思議な事が起こった!

 

 

その隣に彼と似た戦士がもう1人現れたのである

 

 

その身に宿る風格は正に歴戦の強者 この世に悪が蔓延る限り戦い続ける伝説の英雄にして創世のヒーロー 永遠の憧れ

 

 

「仮面ライダー1号!!」

 

 

「本郷!!」「俺も行くぞ一文字!!」

 

 

まさかのダブルライダー現れる!!これには流石に

 

 

「もうダメだぁ!おしまいだぁ!!伝説に勝てる訳がねぇよぉ!!」

 

 

視界に入れた刹那にうわぁ!とハルトは泣きながら頭を抱えた……飛んだ即落ち二コマである、いやBLACK RXが出ても同じことを言うだろう

 

 

「我が魔王!?」「無理もねぇ」

 

 

ウォズとナツキはやっぱりかぁ〜という顔をし旧四天王はうわぁ…という顔をしたが唯一知らないカレンは

 

 

「あの……1号、2号と名乗ったあの方はそんなに強い方なのですか?」

 

 

「我が魔王の力の源泉となる戦士 仮面ライダーその始祖とも言える存在です」

 

 

「そんなつまり…神話に伝わる戦士という訳ですか」

 

 

「まぁ大袈裟に言えばそうですね」

 

 

「なら僕の出番だね、行くよ始祖光来!!」

 

『1号』

 

 

「仮面ライダーの歴史を歪めた失敗作め!我が相手だぁ!!」

 

 

「何!」「お前は!!」

 

アナザー1号vsダブルライダー そんな展開もありなのだろうが……

 

 

「待てフィーニス!!」

 

 

「魔王様?」

 

 

「おおおおお俺が戦う!お前らは引っ込んでろ!!」

 

 

「ハルト正気かよ!お前が仮面ライダー相手に戦うなんて!!しかも伝説のダブルライダーだぞ!?」

 

 

「そうだよ!魔王ちゃんは下がってさ俺達に任せてなよ!」

 

「ハルト様には荷が重い!」

 

 

 

「それならお前達に任せる方が荷が重いわ!お前達ではあの人には勝てない!俺が挑む方がまだマシだ」

 

 

ハルトの手はガクガクと震えていた

 

 

「手が震えてますよ」

 

 

「怖いんだな」

 

 

「最初に言っておく……今凄く怖くて逃げ出したい!!」

 

 

涙目で答えるハルトに周りは納得した

 

 

「だろうな」

 

 

「だけど皆がいなくなる方がもっと怖いから…もうあんな目に遭いたくないから…」

 

 

もうクロックの時のような不覚を取りたくない弱いままで自分の拘りの為に仲間を危険に晒したくない…何より

 

 

「だから俺が戦う!!!敵わないからこそ挑んだ!憧れだから超えたいって思うんだ!!」

 

 

この身に宿るのが覇道か王道かなんて分からない、前にもオーマジオウと戦った時に感じた感情と同じだ

 

 

譲れないものがある それを守る為ならどんな奴が相手でも戦うんだ…必要なのは戦うって覚悟だけ

 

 

 

「俺は仮面ライダーと最後まで戦い抜いたカッコいい怪人達の王様なんだ…そんな王様が仮面ライダー相手にビビってたら、俺を信じてついてきてくれた奴等に顔向け出来ねぇだろうがあ!!」

 

 

一度決めたらこの魔王は梃子でも動かない、止められる者などいないのである!

 

 

「敵ながらその心意気は良し!」

 

 

「怪人ながらも良き覇気だ!」

 

 

「ふざけんなミレディ!俺にこんなことさせやがって!!後で悲鳴をあげさせてやるぞぉ!」

 

 

「ならば私もお供しましょう」

 

 

「ウォズ…」

 

 

「言ったでしょ?俺達は魔王ちゃんの臣下だよ?」

 

 

「我等の王はあなた1人!王を1人で戦わせはしない!」

 

 

「我からすれば因縁ある相手よ…それに我の特攻があれば魔王様も優位に立てるぞ」

 

 

「それとじゃ、こんな楽しそうな祭りを独り占めとは人が悪いぞハルト坊!」

 

 

「ははは!ハルト様が怯える程の強者、ならば暗殺者たる私の腕の見せ所ですな」

 

 

「はぁもう、本当なんで変な所でカッコつけるんだか…けど嫌いじゃないわよそういうの」

 

 

戦意十分な幹部達を見てハルトは少し涙ぐむ実際 ハルトの為にと動いてくれた人など過去数えるほどしかいなかった…なのに今では沢山の人が自分を助けてくれている…

 

 

「お前達……」

 

 

 

「しょうがないな、まぁ鉄球から助けてくれた借りは返さないとな」

 

 

ナツキもノリノリで名乗り出るが

 

 

「その他…」

 

 

コイツは別である外様が何言ってんだ?

 

 

「いや名前で呼べよ!!」

 

 

 

実を言えば、ハルトは普段はヘタレだの何だの言われるものの一度決めたら何が何でも周りを巻き込んでやり通そうとする強さ

 

 

そして一度思考が切り替わると止まらない、その勢いや行動はあのオーマジオウ相手に啖呵を切って戦うほどのものである

 

 

 

 

「ふふ……はーーはっはっ!!後ろにお前達がいるならば何も恐れる事などない!俺は世界のあらゆる不条理全てを変える王になってやる!!」

 

 

本人の前なら絶対に切らない啖呵を切るのは立体映像故かハルトの覚悟か?

 

 

否 ハルトは越えなければならないのだ憧れをそれに怪人がライダーには勝てない?否!そんな絶対などない!!

 

 

 

「聞けええ仮面ライダー!!俺は貴様等の歴史より生まれし影にして破れ去った怪人の思いを汲み取り怪人達に勝利を齎す者!!」

 

 

羽織っているジャケットを脱ぐと

 

 

『一切の退路を断つ、悲しみを支配する王者!』

 

 

と長い台詞が入った文字Tを見せた

 

 

「怪人王!名を常葉ハルト!!今からお前達を倒す者の名だぁ!!!」

 

 

 

『グランドジオウ』

 

 

久しぶりにハルトを囲むようにアナザーライダー 達の銅像が現れると

 

 

 

「変身!!」

 

 

『祝え!アナザーライダー!!グランドジオウ!!』

 

 

アナザーグランドジオウに変身しアナザーツインギレードを呼び出して構えると

 

 

「行くぞ伝説うううう!!」

 

 

両者は同時に走り出したのである

 

ーーーー

 

 

余談だが この時の映像が何故か外部に流れており

 

 

「ほほぉ仮面ライダー相手にあそこまで啖呵を切るとは中々見所のある奴じゃな」

 

 

「よしゾル大佐と接触を図れ、穏便にな」

 

 

「はっ!!」

 

 

そう鷲のレリーフが輝いていたという

 

 

ーーーー

 

 

 

 

「我等も行きますよ!」

 

『permission time センチュリー』

 

 

ウォズはリバイスIFの世界において獲得した新たな力 アナザーセンチュリーに変身すると時流操作で高速移動して撹乱すると

 

 

「おう!」

 

『ラウンズオブキャメロット!』

 

 

ナツキはお馴染みのアナザーブレイズ・ラウンズオブキャメロットに変身 聖剣を構える

 

2人も変身するとそのまま伝説へ突貫した

 

 

 

「ふっ!たぁ!!」

 

 

「のやろぉ!!」

 

 

アナザーグランドジオウは未来予知を使い行動を予測するも2人いる故に高度な連携で一部見えない事もある

 

 

流石の連携だ彼の未来予知すら超えるとは伊達に半世紀以上も人類の自由と平和を守ってきていない掛け値なしの英雄である

 

 

 

「くっ…やっぱ強えな基礎スペックと経験値が違いすぎるな!!」

 

 

「なら特殊能力で!」

 

『アロンダイト』

 

 

ランスロットの聖剣 アロンダイトを呼び出すとアナザーブレイズは2号に目掛けて振り下ろすが真剣白刃取りで受け止められてしまう

 

 

「んな!」

 

 

「何でビーム撃てる聖剣を選ばないんだよ!」

 

 

「こんな迷宮でカリバーしたら崩落しちゃうでしょ!!」

 

 

「それもそうか!……ん?待てよアロンダイトなら…」

 

 

「お前の考え当てようか?ザンバットソードよろしく魔力流して一刀両断だろ」

 

 

「よく分かったな」

 

 

「お前は、わかりやすいんだよ!!」

 

 

「ならコレは分かったかな?」

 

 

「何?……ぐっ!」

 

 

「本郷!!」

 

 

よく見ると1号の太腿に黒い短剣が…まさかハサンが一撃入れていたのか

 

 

「いつの間に!」

 

 

「決めるぞ!」

 

 

「何か以外だな、こういう時は正々堂々!が売りなのに」

 

 

「俺の小さなプライドを捨てて仲間が救えるなら捨ててやるわぁ!!」

 

 

『アナザーオールトゥエンティ!!タイムブレイク!!』

 

 

「行くぞ!」「あぁ!」

 

 

2人は高く飛び上がり飛び蹴りの構えを取る、これが元祖

 

 

「「ダブルライダー キック!!」」

 

 

「くっ………だがな俺達は負けないんだ!!」

 

 

「達?……まさか!!」

 

 

三人のライダーキックが中間地点で激突!そのエネルギーはナツキ達が目を覆うほど粉塵を巻き上げた 1号、2号も意識が完全にハルトに向かった時 影がゆらりと蠢いた

 

 

「申し訳ないな戦士達よ」

 

 

同時に今まで拘束されていた片腕を解放 その身に封じられていた シャイターンの腕が伸び2号の体に触れたのである

 

 

「しまった!」

 

 

これは暗殺の伝承がそのまま形となった暗殺教団の長 山の翁 ハサン・サッバーハ 呪腕の二つ名はそこから来た 触れれば即死の腕の名は

 

 

 

「苦悶を溢せ…妄想心音(ザバーニーヤ)!!」

 

 

 

現れた仮想心臓を握り潰すと2号はガクリと項垂れ力なくそのまま地面に落下する ドサっと軽い音が響くと

 

 

「一文字!!おのれええ!」

 

 

「生憎こっちは卑怯上等の怪人でな…ライダー相手勝つなら俺のプライドなんか捨ててやるぜぇ!!!いまだ……ありったけの力で!!ぶち抜けーーーー!!」

 

 

「グアアアアアアア!」

 

 

足に怪我をしているとは言え 仮面ライダー1号のライダーキックを押し切り倒して貫通、1号は爆散し残ったのは1号と2号のライドウォッチだけであった

 

 

 

「はぁ………みたか………これが俺の…戦い方だ…よ……」

 

 

宝具使用による魔力消費かメンタル的な疲れがドッと出たのかそのままハルトは変身解除して倒れたのであった

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

その頃とある場所では

 

 

「何だと!立体映像とは言え仮面ライダーを倒しただと!!」

 

 

「これは…何という力だ魔王恐るべし……ゾル大佐!」

 

 

「かしこまりました!何が何でも傘下に「いや同盟にせよ」はっ!!」

 

 

「彼等の力侮りがたし、彼奴らの力が我らに向かわぬように注意すれば良い」

 

 

「はっ!!」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

そして

 

 

「…………ん?」

 

はて俺は何してた?そういやぁ1号と2号と…あれ?んじゃこの柔らかいものは…まさか

 

 

 

「ジャンヌ?」

 

 

「えぇそうよ、この聖女の膝枕を感謝なさい」

 

 

ジャンヌオルタに膝枕されている件について、恐らく今頃ジルドレは泣き崩れているかも知れない……が役得なので味わっておこう、つか力が入らない恐らく魔力も体力も搾り出したな…かなりギリギリの戦いだった立体映像とは言え初見殺しの不意打ちや能力有りでも此方がギリギリって恐ろしき原点にして頂点

 

 

「うん……それでどうなった」

 

 

「終わりよ、ハジメ達もミレディを倒したわよ……あのキョウリュウジンでね」

 

 

「はい?」

 

 

よく見るとハジメ、ユエ、シアの三人がキョウリュウジンに乗り込みミレディ(ゴーレム)を足元に倒して勝ち誇っているではないか

 

 

「おぉハルト、起きたか」

 

 

「あぁ……まさかいきなりキョウリュウジンとは驚いたな」

 

 

「ガブティラ達が俺達に任せろ!ってばかりに出てきてな、んでノリと勢いで合体した」

 

 

「ま、まさかの巨大戦力にミレディさんはボロボロだよぉ〜」

 

 

「俺もそっちが良かったかもスピノダイオー出したかった」

 

 

「嘘でしょ!ハル爺とトバスピノってこの頃からの付き合いなの!?」

 

 

「は?いや今さっき会ったばかりだが?」

 

 

「ん〜?あぁそういうこと……か……あぁもう時間かぁ…」

 

同時にミレディの体から粒子が抜け出始めているどうやら魔力が持たないようだ

 

 

「んじゃ…これで」

 

『プリーズ』

 

ミレディに魔力を渡すプリーズを使い延命させる

 

 

「えぇ!感動の別れの場面なのに!!……ありがとね!!」

 

 

「気にすんなクソジジィが迷惑かけた詫びだ」

 

 

「あはは…そう……あ、そういえば君に渡すものがあるとか言ってたなぁ、この奥の部屋にあるから持って行きなよ」

 

 

「そうさせて貰う」

 

 

何だろう?と首を傾げているとハジメはハジメでミレディに質問していた残りの迷宮は何処だと

 

 

ミレディは途切れ途切れな声でちゃんと迷宮の場所を教えてくれた そして最後は力尽きゴーレムは動きを止めた

 

 

各々が哀悼の意を表した、最後の解放者ミレディ・ライセンここにねむ「る訳ないよね!」

 

 

その声に目線を向けるとそこにはゆるキャラな人形のゴーレム…ふむ

 

 

「残念でしたー!バックアップくらい残しておくよー!どう?このミレディさんの頭脳!!凄いでしょ!最高でしょ!天才でしょーー!ねぇねぇこんな可愛くなった私殴れる?殴れないよねー!ぶぷぷ!!」

 

 

ドヤァ!としている所悪いがそれはハジメ達にとって地雷でしかなかった、囲まれてボコボコにされた後、全員部屋の奥に案内させた

 

 

「んじゃ私の魔法 重力魔法を渡すね!」

 

 

「おぉ!」

 

 

と全員感動していたが

 

 

「あ、ハル爺達は魔法適性皆無だから使えないよ」

 

 

「ええええええ俺も使いたい!!な!ハルト!」

 

 

「いや俺はグラビティのリングあるから」

 

 

「そうだった!!」

 

 

「私もファイナリーで重力を操れますからね」

 

 

と話している中 ハルトの目線は明らかに剣と魔法のファンタジー世界にそぐわない近未来なコールドスリープ装置があった

 

 

「明らかに俺の要件ってコレだろ」

 

 

取り敢えず触ってみると、プシュー!と大きな音と共に中から現れたのはハルト達が以前邂逅した懐かしき存在である

 

 

 

「んーー!いやぁライセン迷宮攻略おめでとう!久しぶりだねマスター、いやちゃんとした形で会うのは初めましてかな?」

 

 

「久しぶりだなマーリン、やっと会えたよ」

 

 

グランドキャスターの魔法使いにして嘗てデートアライブの世界でハルトを助けてくれた自称嫁のマーリン(プロト)である

 

 

「自称嫁じゃないよ!この頼れるマーリンお姉さんを前に何か一言ないかい?」

 

 

「んじゃ再会祝して」

 

 

『フォウ撃』

 

 

「え?ちょっ!ま「マーリンシスベシフォーウ!!」あだぁ!この巨獣!!一度ならず二度までもぉ!!」

 

 

やはりこの魔法はマーリン特攻のようだ、螺旋回転するフォウの一撃はよくダメージが入る…額に肉球の跡をつけた1人と1匹が醜い争いをしているのを生暖かく見守っていると

 

 

「なぁ…マーリンってアーサー王物語の?」

 

 

「あぁ何故か俺の嫁を自称する不審な妖精だ」

 

 

「あのマーリンに?……可哀想に……」

 

 

「何で?」

 

 

本当に何故会う人皆そう言うのだろう?と首を傾げるがまぁ良いかと切り替え

 

 

「んでマーリン、何でお前はここにいるんだ?」

 

 

「それは未来のマスターから頼まれたんだよ、ここに来る君を助けてくれとさ…それまで暇だから精神だけあちこちに飛ばしてたらこの間の世界で会った訳」

 

 

「ふーん、あのクソジジィの置き土産?」

 

 

「そうとも言うね、それに私としても枯れ枝のようなマスターより瑞々しい若いマ「王の財宝レベルでフォウ撃の魔法を使うよ?」ごめんって謝るから許して!!」

 

 

「ったく」

 

 

「しかしあの魔法さ…連発出来るの?」

 

 

「頑張って全方向からの飽和攻撃までいけるようになった」

 

 

「そんな品性のカケラもない魔法使わないでよ!」

 

 

そんなやりとりをしているとハジメは何を思ったかミレディを逆さにして上下に振り彼女から大量の鉱石や貴重なアーティファクトを巻き上げていた流石の彼女も

 

 

「セクハラーー!!」

 

 

と叫んでいたが

 

 

「もー!ハジメさん言ってくれれば私のスカート捲りますのに!!」

 

 

「馬鹿野郎!お前のスカートからはアーティファクトや鉱物は出ないだろ!」

 

 

ハジメの一言にミレディも思わず

 

 

「アンタ最低か」

 

 

「ん?このライドブックは……」

 

 

『江戸の盈月』そう書かれたライドブックが落ちていた、恐らくミレディが持ってたものなのだろうが

 

 

「これには英霊の力を感じますな」

 

 

「あ、アサシンもそう思う?」

 

 

「けど江戸?日本のサーヴァントが出るのかしら?」

 

 

「日本かぁ…」

 

 

頭に過ぎるのはご主人様大好きなタマモナインや鬼絶対殺す!な平安武者達、首置いてけ!なみの過激な源氏、ぜひもないよね!のノッブに新撰組!な人達と…うん型月世界の日本は魔境だぜぇ!!

 

 

「うーむ…取り敢えずもっとこ、しかしどうやって俺達迷宮から出るんだろ?」

 

 

いやまぁそりゃなぁ……と遠い目をしていると

 

 

「あの主」

 

 

「どったのカレン?」

 

 

「あれ……」

 

 

「あ?」

 

ハルトは目線を変えるとそこには何かレバーを引いているミレディ…その目の前にはとんでもない濁流……水攻め!?

 

 

「エビルダイバー!アビソドー」

 

 

泳げる海洋系モンスターを呼ぶ時すでに遅し 濁流をハルト達が飲み込んで迷宮の外へ押し出されたのであった

 

 

 

そして湖に出されると全員が咳き込みながら怒りを発する

 

 

「あの迷宮の主、本当に性格悪いな!!」

 

「この恨み晴らさでおくべきか!!」

 

「あれ?ハルトは?」

 

 

「あ、あそこを……」

 

 

カレンが指差す先にはプカプカ浮いているハルトの姿が

 

 

「我が魔王!!」

 

「あぁ!そうだった魔王ちゃん泳げないんだった!!」

 

「キャロル嬢と喧嘩した時(GX編)で判明した死に設定を今使うのか!」

 

「カゲン先輩、メタいです!!」

 

 

「助けるぞお主達!!」

 

 

そしてハルトを助けるも水を大量に飲んだのか顔が青くて気絶していた

 

 

「これは…」

 

 

「人工呼吸だね」

 

 

「うむ、よし奥方様を呼ぼう!!」

 

 

「お呼びとあれば即座に」

 

 

「ベルファスト嬢!?何故ここに!」

 

 

「大きな水柱を見ましたので、一足先に来ましたらまさか‥こんな役得……いえ人命救助ですわね」

 

 

自分の欲望を隠しきれない彼女であったが

 

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

 

待ったをかけたのはジャンヌ・オルタであった

 

 

「抜け駆けは許さないわよ」

 

 

「でしたら、ジャンヌ様からどうぞ」

 

 

「ん?妙に聞き分けが良いわね…いいわ見てなさい!!」

 

 

ジャンヌオルタがハルトの顔を間近で見たと同時に赤面したまま硬直した

 

 

「……………そ、そうよマスターは寝てるじゃない今更よこんなの……そ、そうよね!!」

 

 

誰に向かってるか分からない独白にそこはかとない既知感を感じているがベルファストは

 

 

「はぁ……変わりなさい私がやります」

 

 

そう言うとベルファストはジャンヌからハルトを取るとそのまま人工呼吸を始めた

 

 

「あぁ!!」

 

 

「ごほごほ……ん?……俺確か……あれ?ベルファスト?」

 

 

「はい旦那様、おはようございます」

 

 

「何でここに?てか何が?」

 

 

「溺れてたので人工呼吸を少々」

 

 

「ふぇ!!」

 

 

「では起きたのでお祝いの」

 

 

「んぐっ!!」

 

 

「あぁ!!」

 

 

ベルファストはそのままハルトにキスをする、しかも

 

 

「んちゅ……ん……」

 

 

「!!!!」

 

 

舌まで入れるディープな奴だった!それが終わると唾液でできた銀の橋が途切れるとベルファストは舌舐めすりし

 

 

「旦那様がお望みならこの続きをしても構いませんよ?」

 

 

「!!!!」

 

 

不意打ちにハルトの頭の処理が落ちる中

 

 

「ちょっと待ちなさい!!!」

 

 

ジャンヌもハルトを引ったくると上書きせんとばかりにハルトにキスをした、それが終わるとハルトも再起動して

 

 

「!!!!じゃ、ジャンヌ!?」

 

 

「私はアンタのサーヴァントでアンタは私のマスターよ!他の誰にも渡さないんだから!!」

 

 

「おやおや面白そうな事になってるね、では私も」

 

 

「っ!!」

 

マーリンすらもハルトにキスをして戦線布告する

 

 

「では改めて私は花の魔術師マーリン…まぁアレだ色々省くがハルトのお嫁さんさ!」

 

 

「撃ち方始めます」

 

「ぶっこむわよ!!」

 

「切り捨てます」

 

「あら貴方ね……ハルトから聞いてるわよ嫁を自称してるとね!!」

 

 

「何で私にだけは当たりが強いんだい!?」

 

 

まさかの参戦!にオォ…ウと手で顔を覆うウォズ達であった

 

 

「さて神代魔法も手に入れたし…どうするか」

 

 

「ピースメーカーは…遠いな呼ぶのもアレだしなぁ……」

 

 

「俺達はブルックの町の引き払いをしてから合流するか」

 

 

「分かった……しかし俺達もこの世界での身分を作る必要があるな」

 

 

「けど大丈夫かよ、この世界には天職とか色々あるんだろ?今までみたいに偽装するのは無理じゃ…」

 

 

「大丈夫だろ?」

 

 

「何でそう言い切れるのさ」

 

 

「俺の天職は魔王か料理人だろうから人前に出せないだろうし」

 

 

その一言に家臣団全員が頷くのは無理もなかった

 

 

「確かに!んじゃ俺は救世主だな!」

 

 

「黙れヤンデレ製造機」

 





次回

ライセン迷宮を攻略したハジメ達、彼等はブルックの町を引き払っている間 ハルト達の元へ現れた 謎の人物


「私はゾル大佐だ」

「鳴滝さんじゃん、どしたの?」


「違う!私はショッカーの幹部として魔王に会いに来たのだ!!」


「………………はい!?」

次回 迫る!地獄の軍団!!お楽しみに!
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