無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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ウルの街 後編

 

 

 

前回のあらすじ

 

ギルドマスター イルワの依頼でウルの街近くにある森で消息を絶った者の捜索を依頼されたハジメ一行 それぞれが別ルートで移動し合流を図る中 突如 オーマジオウから派遣された2人の戦士 カイザになる東雲政人とブラッドスタークになった蛇倉宗一と戦闘になったのである

 

 

 

「ふっ!!おらぁ!!」

 

 

「っ!はぁ!!」

 

 

アナザーファイズとカイザの戦いは互いに荒々しい喧嘩殺法から来るスタイルからかノーガードでの攻撃という様相を呈していた

 

 

「おい答えろ、どこでそのベルトを手に入れた!」

 

 

「答える必要はないな!」

 

 

「この野郎!!」

 

 

『READY SHOT ON』

 

ファイズフォンXを操作してナックルを召喚するとカウンターで一撃叩き込んだが

 

 

「くっ……このぉ!!」

 

 

『EXCEED CHARGE』

 

 

お返しとばかりにカイザはブレイガンにエネルギーを充填 間違いなくカイザスラッシュを放ってくる…ならば

 

 

「正面から迎え撃つ」

 

グランインパクトで迎撃と構えると

 

 

『スチームショット!』

 

 

「があああああ!」

 

 

「え?うわぁ!!」

 

 

吹き飛ばされたアナザークローズがアナザーファイズにぶつかり両者は互いに転がるとカイザスラッシュは空振りに終わる

 

 

「お前何してんだ…ってブラッドスターク!?」

 

 

「アイツ…強えよ……」

 

 

「なら交代するか?」

 

 

「あぁ…ならアレを使うか!」

 

 

「はよ行ってこい」

 

 

ナツキは変身解除して慌てて先程 ハルトから受け取ったアタッシュケースを開いてベルトをつける

 

 

「させるか!」

 

 

「通す訳ないだろ?」

 

 

『ゼロワン…シャイニング』

 

アナザージオウは警戒されていると思うのでアナザーゼロワン・シャイニングホッパーの未来予測によりアナザーツインギレードを投擲して邪魔をすると準備は完了

 

 

ナツキはグリップ デルタフォンに変身コードを認識させる

 

 

「変身!」

 

『STANDING BY』

 

 

そのままベルトのムーバーに装着すると青いフォトンブラッドが包み込み姿を変える

 

 

『COMPLETE』

 

 

その姿は王を守る三人の一角にして原初のライダーシステム 

 

悪魔の技を冠する戦士 仮面ライダーデルタ

 

変身完了

 

 

「うおおおおおおおらぁ!!!!」

 

「っ!」

 

 

ナツキはデルタになるとそのままカイザへ接近しながらデルタムーバーに更なる音声を入力する

 

「ファイヤ!」

 

『BURST MODE』

 

 

「っ!」

 

『BURST MODE』

 

 

 

両者 フォンブラスターから放たれた銃弾を浴びながらも接近戦の間合いに入ったのである

 

 

 

「………マジか」

 

 

「大マジだよ……ブラッドスタークなら!」

 

『ビルド』

 

 

「残念だが俺の前にビルドの力は無意味だよベストマッチの対策は済んでいる…初見殺しも意味はない」

 

 

 

「安心しろ、初見殺しするだけだから」

 

 

「話聞いたか?」

 

 

アナザービルドが取り出したのは2本のスマッシュボトルを飲み込んだのである

 

 

「何してんだ…」

 

 

「水泳選手、弓道……ベストマッチ!」

 

 

そしてオリジナルよろしくレバーを回すと能力発動

 

 

「お前まさか…」

 

 

「はぁ!」

 

 

アナザービルドはそう言うと地面をまるで水の入るように飛び込みながら泳いでいけと突如高く飛び上がり手から現れた弓形エネルギーを引き矢を放ったのだ

 

 

「グァ……なんだ今のは」

 

 

「驚いたかアナザービルドはその辺にあるものをボトルに入れて使うことが出来るんだよ」

 

 

『その辺に水泳選手と弓道の要素が…?』

 

 

「こんな事もあろうかとheavenの素材にした奴らから成分奪っておいた!!」

 

 

正に外道である

 

 

「は…俺を前に能力を話すなんて馬鹿なことだな!」

 

 

「え……っ!お前まさか!!」

 

『エレキスチーム!フルボトル!』

 

 

「これでも食らえ!!」

 

 

『スチームアタック!!』

 

 

「ガアアアアア!」

 

 

雷を帯びたロケットボトルの一撃をモロにくらい倒れてしまうとアナザービルドは転がりながら体のダメージを回避する為に新しいアナザーウォッチを使いダメージをキャンセルした

 

 

『ゴースト』

 

 

アナザーゴーストになってダメージを消すと変身解除して警戒を強める

 

 

「っぶねぇな…」

 

 

「へぇ本当にアナザーライダーを切り替えられるのか噂に違わぬというべきかな」

 

 

「あぁそうだよ……そう言うことか……」

 

 

この臨機応変さ、此方の能力を熟知し、何よりブラッドスタークって事は

 

 

「テメェ…まさかブラッド族か!!」

 

 

「そこまで気づくとは流石は怪人王かな」

 

 

「当たり前だ!あのエボルト、キルバスを排出した宇宙からの侵略的生命体を放置できるか!!」

 

 

「同族の問題児筆頭の2人と比較するなよ!!ったく…けどさっきの攻撃で測ったけどハザードレベル3.6こんなものなのか魔王?」

 

 

「え、うそ…俺のハザードレベル低すぎ……っ!」

 

 

『まぁ感情の振り幅が小さいからな』

 

 

ーどゆこと?ー

 

 

『この間の事件でアナザーソロモンになった時…レジェンドライダー が目の前にいた事でお前の精神力は最高潮に高まっていた時のような強化があればハザードレベルは上がるぞ』

 

ーあぁ、今はノリノリじゃないから弱い訳だー

 

 

「まぁ戦いはノリの良い方が勝つだからな」

 

 

『そもそもハザードレベル云々でブラッド族と張り合うな埒が開かない』

 

 

ー分かってるよ、誰が釈迦に説法するかー

 

 

ハルトの得意分野は手数で押しつぶす事であるならばブラッド族相手に取る最善手はアナザーグランドジオウだが…

 

 

ーこの世界で使うのは不味いかなー

 

 

時ではない…少なくとも今使うのは色々不味いとの判断だ……なら俺にある力を使うならとバグヴァイザーを取り出して解放する

 

 

「培養」

 

 

『infection…the bugster』

 

 

「コッチだな、なんか私服並みに馴染むわ」

 

 

「ゲムデウスだと、そんな馬鹿な!」

 

 

「こうでもしないと意味ないじゃん…くらえ!クダケチール!!」

 

 

魔法攻撃をブラッドスタークは回避するが

 

 

「逃すかよ、モータス!」

 

 

「イヤッホーー!」

 

 

「くっ!」

 

 

バイクに乗るモータスの体当たりを回避して隙が出来たな…ならば

 

 

『鋼鉄化!マッスル化!マッスル化!』

 

 

ーパラド、久しぶりに力借りるぞ!ー

 

 

『あぁ!心が躍るな!』

 

 

パーフェクトノックアウト それに宿る力 エナジーアイテム使用と…防御システム貫通だ!

 

 

「ぶち抜け……紅蓮爆龍剣!!」

 

 

そのままデウスランパードを振り抜くと赤い龍と共にブラッドスタークは近くの樹木に叩きつけられると

 

 

 

「つっても、スライムになるんじゃ意味がないか?まぁ良いや…これで終わりだ!!」

 

 

ブラッド族は学習能力が高いから放置するには危険だ!と技を発動しようとするが

 

 

 

「そこまでだ」

 

 

この威厳と覇気は間違いない

 

 

「オーマジオウ!?」

 

 

「久しぶりだな、若き日のハルトよ」

 

 

「呼び方変わってる?」

 

 

「矛を納めろ、それと貴様の妻には指一本触れていない我が誓おう…あのカイザギアは元から奴のものだ」

 

 

「…………分かりましたよ貴方がそこまで言うのなら…ナツキ!そこで終わりだ!!」

 

 

「3821!」『ジェットスライガー come closer』

 

 

「辞めろ言ってるでしょうが!!」

 

 

ハルトのハリセンが彼の動きを止めるが

 

 

「何してんだコラァ!!」

 

 

「あ…何調子乗ってんだ締めるぞ?」

 

 

「ごめんなさい!!」

 

 

デルタギアの副作用 闘争本能を刺激する機能デモンズスレートにより興奮しているのだがハルトの圧力で正気に戻ったのであった

 

 

 

「政人も辞めろ!!」

 

 

「………………」

 

 

取り敢えずカイザも変身解除して2人はオーマジオウの隣に立つ

 

 

 

「誤解があったようだな」

 

 

「いや俺がキレたのが悪い…」

 

 

「気にするな愛する者に何かあったとなれば冷静さを失うのも当然よ」

 

 

オーマジオウは寛大さを示して

 

 

「んで、この人たちは?」

 

 

「お前の援軍にと思って派遣したものよ」

 

 

「援軍?」

 

 

「そうだこの世界は未来のお主が仲間と共に邪神と戦った世界、その結末は今は語らぬがな…」

 

 

「……………ん?おい待てオーマジオウ、アンタまさか全部知って…」

 

 

「我と対等以上に渡り合える新たな宿敵、影の魔王の登場への祝福だ」

 

 

 

「……………はい?」

 

 

おい待て今なんて言った?新たな宿敵だと?誰が?

 

 

『お前だろ?』

 

 

「いやいや待て待て待ちなさい!俺はアンタと戦うつもりなんてこれっぽっちもないけど!?」

 

 

 

「だろうな、だが我は貴様…常葉ハルトを1人の王と認めた…この世に王は1人で十分であろう?我のライバルに相応しきものよ」

 

 

その言葉は他ならぬオーマジオウが送る賛辞に他ならない…今まで進んだ道を他ならぬライダー の王が認めてくれたと言う事だ

 

 

 

お前は自らが倒す相手に相応しいと

 

 

 

ならば迷う意味などないだろうならば

 

 

「俺が……か……ふふふ…はーっはははは!良いだろうオーマジオウ!覚えておけ俺は貴様の玉座を奪い魔王として君臨する!!」

 

 

「ほぉ期待しているぞ、我を倒すと謳う貴様ならばショッカーなど傘下に加えるのも造作もないだろう?」

 

 

「当たり前だ!俺は!この世全ての怪人達を総べ仮面ライダーと相対する影の魔王!!」

 

 

『あ、相棒?』

 

『おーい…』

 

 

「この俺 常葉ハルトが世界を支配する!!さぁオーマジオウ!恐怖しろそして慄け!貴様を一切の情け容赦なく討ち滅ぼし玉座を狙う新たな宿敵の誕生にな!はーはっはははは!!」

 

 

テンションが天元突破しているハルトに対して

 

 

『相棒!?ノリと勢いで行きすぎてるぞ!』

 

『ダメだ頭がハイになってやがる!!』

 

 

余談だがやはり見ていたショッカーの面々、我等になんて舐めた口を!とか思う面々もいたが大半は

 

【オーマジオウに宣戦布告してるよヤベェな】

 

であった

 

 

「成る程期待しているぞ、若き日のハルトよ」

 

 

 

それだけ言うとオーマジオウは鐘の音と共に自分の世界へ帰った

 

ーーー

 

2068年

 

 

「魔王様!何故あのような暴挙を!!」

 

 

「落ち着けカッシーン、彼奴はな」

 

 

「彼奴は?」

 

 

「そう…褒めると伸びるのだ…褒めた時の伸びしろが凄くてな…昔から何故かハルトの奴は我や仮面ライダーが褒めたり認めると壁を破った際の成長幅が大きいのだよ」

 

 

「そんな子供みたいな理由で敵を増やしたんですか!?」

 

 

「まさか、我は…いやコレは彼奴も気づいているだろう」

 

 

 

ーーー

 

 

「……………あれ?俺…まさか今オーマジオウ相手に宣戦布告した?」

 

『考えてから喋れ!!!』

 

 

 

数分後

 

 

「やっちまったあああああ!!!」

 

 

「いやわかってたつもりだったけど、お前があそこまで馬鹿とは思わなかったぞハルト」

 

 

ナツキも流石に哀れという目で見るしかなかった

 

 

全力で頭を抱えて両膝をつくほどの後悔したのは言うまでもない

 

 

『アホ』『馬鹿』『脳筋』

 

 

「わかってらい!!…んで今更だけど君達誰?」

 

 

「あ、あぁ…まさかの展開過ぎて固まっていたよ」

 

 

「まさかオーマジオウに宣戦布告するなんてな」

 

 

「ちょっと前にも実は一回やらかしてんだ」

 

 

「前科持ち!?」

 

 

『懐かしいなぁ…今思えばアレは俺達を守る為に喧嘩を売ったんだよなぁ…』

 

 

「まぁ責任取れとか言う理由で喧嘩したなぁ…そーそー….本当あの時よく死ななかったよなぁ…今度は死ぬかも…」

 

 

と全員がしみじみしている中で

 

 

「話が進まないから自己紹介!!」

 

 

「俺は蛇倉宗一、本名はナーガ…アンタの察しの通りブラッド族だ」

 

 

「やっぱりか……やっぱりパンドラボックスとかライダーシステムとか知ってる感じ?」

 

 

「というよりエボルドライバーは俺が作ったからな」

 

 

「ん?ごめんもっかいお願い」

 

 

「エボルドライバーは俺が作った」

 

 

「…………お前がスカイウォールの…全ての元凶か!!許さん!!」

 

 

「ハルト…話がややこしくなるから後にしろ!」

 

 

ナツキのハリセンでハルトは動きを止める

 

 

「へい……けど技術者は嬉しいな」

 

 

「そして、もう1人は」

 

 

「東雲政人、仮面ライダーカイザだ…念押しするぞ俺を草加雅人と勘違いしたら許さない!!」

 

 

「それはさっきの流れで学んだよ…悪かった」

 

 

「いやこっちも…けどデルタギアは其方で作ったのか?」

 

 

「おうよ因みに帝王のベルトもある」

 

 

「「っ!!」」

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

「オーマジオウに王にしてライバルと認められて興奮したまま俺は悪を総べる王になると宣言し、お前の玉座を貰って俺が世界を支配する!って宣戦布告しちゃったんで宜しくぅ!!」

 

 

「「「「「……」」」」」

 

 

開いた口が塞がらない幹部陣と

 

 

「あ、後ね新しい仲間も増えたから仲良くしたげてね!!」

 

 

 

あっけらかんと笑うハルトに対して

 

 

「ハルトさん正座しましょうか?」

 

「はい」

 

ベアトリスは笑顔のまま圧を放ったので正座をする…流石にと反省はしているが

 

 

「いや何をやっているのですか我が魔王!?」

 

 

「ノリと勢いでやって良い事じゃないよ!!」

 

 

「ナツキ、貴様はあの場では錯乱するハルト様を止めるのが貴様の仕事であろう!」

 

 

「俺じゃねぇよ!それは四天王の仕事!!」

 

 

「さ、流石の妾も驚くしかないの…いやしかしなんとまぁ…」

 

 

 

「大丈夫だ!」

 

 

「どの口が言うのじゃ!ハルト坊の大丈夫はカケラも信用できん!!」

 

 

「酷くない!?」

 

 

「では、一体何を根拠に!?」

 

 

「俺のお婆ちゃんが言っていたんだ」

 

 

「おぉ…陛下に最低限の倫理観を植え付けた聖人君子のお言葉…」

 

 

「確かに…あのハルト様を制御できる存在だからな…」

 

 

その人がハルトに残した言葉とは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『ハルトはやればできる子だから大丈夫と』」

 

 

「そんなふんわりした理由でライダーの王に反旗を翻したのですか!?」

 

 

「やれば出来るでオーマジオウ倒せたら魔王ちゃん本当に何者なんだよ!!」

 

 

 

と慌てる面々もいれば

 

 

「お……おぉ……何というか事だボスが遂に…世界征服を野心に抱いたのか!…それにオーマジオウ公認のライダー世界最大の悪の組織と認められた…よしボスでは直ぐにショッカーを傘下に加えよう策謀ならば任せておけ!!」

 

 

「正当なライダーの歴史を継承する魔王様が立ち上がった!!こんなに嬉しいことはない!」

 

 

「あぁ…俺は一生ついて行くぜ!!」 

 

 

「はい!!僕も付いて行きます!!」

 

 

ネガタロスとフィーニスは感動で泣いていたが

 

 

「よし……取り敢えずハジメ達と合流しようか!」

 

 

「現実逃避しないでください!!……ん?」

 

 

ウォズの視線は宗一…具体的にはその私服である そこには『親しみやすさ!』と書かれた文字Tが

 

 

「あの…何で……それ着てるのですか?」

 

 

「俺の趣味だ」

 

 

「ほぉ……」

 

 

その時 ハルトの瞳はキラキラ輝いたのであったが

 

 

「良いセンスだな…ふむ、ならば見よ!この俺の文字Tを!!」

 

 

そこには『威風堂々』と書かれたTシャツが…

 

 

「「…………」」

 

 

お互い何かを感じたのか無言で通じ合い固い握手を交わしたのだ

 

 

「嘘でしょ、魔王ちゃんと同じセンスなの…」

 

 

「なんて悪夢だ」

 

 

「うわぁ…宗一と同じセンスの奴がいたのかよ」

 

 

家臣団は頭を抱えたのである

 

 

 

ウルの街

 

 

「なぁハルト、そこの2人は誰だ?」

 

 

「あぁ紹介するよオーマジオウから派遣された俺の味方だ」 

 

 

「宜しく」「どうも」

 

 

「あ、あぁ……ん?オーマジオウ!?いたのか!!」

 

 

「いたよ、俺にアイツ等を預けたら帰ったけど」

 

 

「そっか…」

 

 

会いたかったようでガクリと落ち込むハジメであった

 

 

「んで褒められて調子乗った勢いで宣戦布告してきた」

 

 

「何してんだ!?」

 

 

「ん〜……ノリと勢い?」

 

 

「そんなので喧嘩売って良い相手じゃねぇだろ!!」

 

 

「安心しろハジメ君、その辺は理解している…まずは俺達のレベルアップだ…迷宮攻略と並行して迷宮に眠るだろうライドウォッチを集める事だな」

 

 

「取り敢えず此処で飯にするか…腹減ったし」

 

 

「だな〜俺も偶にはゆっくりしたいし」

 

 

「我が魔王、今日の夜はすき焼きを所望します」

 

 

「そう言うと思って既にリーガルマンモスの肉を解体してる……それを十黄卵で食べるぞ!」

 

 

「「「「「おおおおおおお!!!!」」」」」

 

 

 

「っしゃあ!失礼します!!」

 

 

カランカランとベルが鳴り全員が席に移動すると

 

 

「南雲くん?」

 

 

「あ?先生?」

 

 

何か子供が話しかけてきた

 

 

「いえ人違いです」

 

 

と否定した、成る程訳ありか…なら俺達は

 

 

「皆、席着いて食べる奴決めようぜ俺が奢ろう」

 

 

メニューを開きながら話を聞き流していると

 

 

あの人はハジメの担任らしい、んで迷宮から生還したのを喜んでるがハジメはクラスメイトなんか知った事かといい突き放している…ほむ

 

 

「所で貴方達は?」

 

 

「俺の旅の仲間で色々あって俺達と同じように元の世界に帰ろうとしているな」

 

 

「じゃあ貴方達も異世界から?」

 

 

「あぁアンタ達とは違う方法でね」

 

 

巨大戦艦で異世界転移したなんて言えるかよと思っていると隣にいた護衛の騎士が混ざる

 

 

「何だ貴様ら愛子が心配しているというのに!」

 

 

「アンタには関係ねぇだろ?俺も関係ないし」

 

 

「関係なくない……まぁ薄汚い亜人共を連れている段階で程度は知れているがな、貴様らが何故同じテーブルに座っている、あぁ…その耳を切り落とせれば人に見えるだろうよ」

 

 

その一言で落ち込む面々であるが幹部陣は顔面蒼白となる…言うまでもなくハルトがキレて店が血の海になると

 

 

「何だと!!」

 

 

「よせ一夏」

 

 

何と珍しくハルトが止めたのである、その光景にウォズ達は ありえない!と言う顔をした

 

 

「何でアンタ等が驚いてるの?」

 

 

宗一が尋ねるとウォズは

 

 

「私の知る我が魔王だと…この場合相手を…そう脊髄ぶっこぬきにする筈なのですが」

 

 

「え?あの仮面ライダー屈指のバイオレンスな技を?」

 

政人も嘘だろと言う顔をしていたが

 

 

「けどハル兄!」

 

 

「争いは同じレベルの奴でしか起こらねぇよ、お前はこんな程度の低い奴に向ける拳を持つな、テメェも人を率いる立場……幹部なら分かれ」

 

 

「ハル兄…」

 

 

「それに器の小さな奴の言葉なんて聞く価値もない」

 

 

「何だと!!」

 

 

「考えるスケールが小せえよ色んな奴がいる=強さだ、そんな簡単な事がわかんねぇから魔人との戦争で負け続けて、悪趣味な神様に縋って他所の世界から助っ人呼ばないと満足に戦争も出来ねぇんだろ?間抜けの腰抜けじゃねぇか」

 

 

「貴様!我等が神を愚弄するか!」

 

 

「俺が崇める神達(鎧武、ギーツ)は他にいる、この世界の邪神なんざ崇めちゃいねぇよ…対して強くもねぇのに他人を見下して差別して悦に浸るのが正しいなんて説く神なんざこっちから願い下げだ!、いらねぇんだよそんな腐れ神」

 

 

それは少なくとも誰かのために変身し、人の希望となった英雄達への冒涜に他ならない

 

 

「っ!この異教徒がー」

 

 

 

聖騎士が剣を抜くと同時にハジメがゴム弾を発射して騎士を黙らせた

 

 

「やり過ぎだ刃傷沙汰になる所だったぞ」

 

 

「いやいや事実言って逆ギレする方が問題でしょ、それにな…大事な仲間が目の前で馬鹿にされてんのに立ち上がらねぇ王がいるかよ」

 

 

「いやさっきの云々は良いのかよ」

 

 

「当たり前だ俺が日和ったら負けだろうが、テメェ等の前でカッコ悪い姿を見せられるか」

 

 

全員がアングリとしているも幹部陣はやれやれと肩を竦める

 

 

「全く我が魔王は」

 

 

「本当に…」「やる時はやる男だな!」

 

 

「それでこそ我等の魔王様です!!」

 

 

「へ?魔王?」

 

 

「何か異世界の魔王だとさ…まぁ魔王は称号みたいなもんなんだと」

 

 

魔王と聞いて聖騎士達が身構えるが

 

 

「あ?何?」

 

 

ハルトの圧に武器を下す

 

 

 

「取り敢えず食事だな…すまない店長迷惑料も込みで払わせてもらうぞ」

 

 

 

そしてハジメ君はクラスメイトと談笑 男子勢はユエやシア、ベルファスト達に視線が向く気持ちはわかるが何か複雑である

 

 

んで聖騎士達はハジメの武器に興味を持った曰く 使えば兵士の犠牲が少なくなるとか仲間のためとか だがハジメは拒否 そもそもこの世界の人間に此方の技術を渡すのは危険だという意見には全面賛成(シンフォギア 世界にライダー技術をばら撒いた前科ありなので)した

 

 

食事も終わり そろそろ帰りたいのだが先生はハジメに話を聞きたいのか離そうともしない…ので

 

 

「ハジメ君、説得は任せた」

 

 

「はぁ……わかった」

 

 

取り敢えずハジメに丸投げして俺達は帰途につく途中聖騎士から恨みがましい目で見られたが平和に笑顔で圧をかけてみると顔を真っ青にして腰を抜かしていた

 

 

「はぁ…ズ集団並みの圧しか出してないのに怯え方やべぇな…ウチの連中なら笑って流せる程度の圧なのにな」

 

 

「我が魔王…普通の人間から見たらズ集団のグロンギは出会うだけで絶望な敵ですよ……森で野生のクマに会うくらいの絶望がありますよ」

 

 

まぁズ集団でも拳銃の弾が効かないからな……けど

 

 

「ズ集団はクマか…まぁ確かにゴオマ級の圧にビビるようじゃ逢魔とは戦えないな」

 

 

ハルトは肝心な事を忘れていた

 

 

今のゴオマはハルトの眷属となった影響でスペックが向上しており常時 ダグバの破片を取り込んでゴ集団と戦える究極態(暴走しない)と同じ能力を有している事を…何気にゴオマもこの世界に現れたダグバ並みの脅威になることを

 

そしてそんなゴオマをワンパンKO出来るハルトの物差しがバグっていることを…

 

 

その後 ハジメ君は夜に先生の所へ向かい迷宮で何があったかを話したと 曰く 自分を攻撃して奈落に落とした奴がいると 

 

 

以外と彼は敵対者には慈悲はない!とか思ってたのに義理堅いなと感心していたのだがハルトが極端なだけである

 

 

翌日

 

 

「何で先生達がいるんだ?」

 

 

何故か先生とハジメのクラスメイト達がいた

 

 

何か聞けばハジメから全部聞くまでついて回ると、だからついていくと馬に乗っている

 

 

「うわぁ面倒」

 

 

「置いていくぞ」

 

 

クラスメイトの1人も噛み付くが此方は車なのだ速度が違うのだと…クラスメイト達も車に乗って近くの山道付近まで移動すると

 

 

「さて歩くか」

 

うわぁと言う顔をしているが全員慣れたような顔をしたがハジメとハルト達は軽口叩きながら移動を開始した

 

 

 

までは良かったが流石の担任やクラスメイト達はバテバテになったので近くの小川で休息とした

 

 

ハジメはミレディから貰った鉱石で製作したアーティファクトを使って上空から人探しを始め

 

ハルトも助けようと取り出したのは

 

 

「おぉ!それはディスクアニマルじゃないか!」

 

 

「質より量だろう?よーし行ってこい!」

 

音叉で清めの音を流してディスクアニマルを野に放ち、後は手がかりが見つかるまで待機…ふむ良い機会だ

 

 

「お前たち座ってくれ」

 

 

仲間を集めて全員が各々座ると

 

 

「俺達は今後の共闘するに当たって必要なことをしてなかった、この時間を気にやっていこうと思う」

 

 

「それは何でしょうか我が魔王?」

 

 

「ふふふ……それはな……」

 

 

全員が固唾を飲んで待つとハルトは真面目な顔で一言

 

 

「自己紹介だ!!」

 

 

「いや大事だけども!!」

 

 

ナツキもツッコミが板についてきたのである

 

 

そしてメンバーが自己紹介して交友を深める中

 

 

「あ、ハジメ君!君に渡すものがあったんだよ」

 

 

「何だ?」

 

 

「ふふふ、コレだ」

 

 

 

「こ、これは!!」

 

 

そこにはφの顔が刻まれた携帯電話とドライバーのセットがあったのである

 

 

 

「俺変身できないな」

 

 

「安心してくれ、逢魔のベルトは人間でも使える仕様かつ原作再現が可能だ!」

 

 

「何だと!」

 

 

「そして君にはバイクをあげよう」

 

 

すると空から現れたのはロボット…否!頼れる相棒!オートバジンであった

 

 

「おおおおお!」

 

 

ハジメが興奮する中、周りが良いなぁって顔をしていた時 ハジメは偵察機から探し人が見つかったと連絡を受けた

 

 

全員で移動して駆けつけ無事に保護!までは良かったのだが…

 

 

「に、逃げてくださいアレが来る前に!」

 

 

「あれ?」

 

 

「ハジメ…あれ」

 

 

「あ?」

 

 

その先に現れたのは漆黒の竜であった

 

 

「!!!!!!」

 

 

天高く響く咆哮を上げると高熱のブレスをハジメ達目掛けて吐き出したのであった

 





次回

突如襲いかかってきたドラゴン、その脅威を前に全員 足がすくむ…と思いきや


「竜だと…素材の山だ剥ぎ取れぇ!」

「竜殺しとかジークフリート案件だぜ、ヒャッハー!」


何故かネジの取れた2人の猛攻

そして竜から語られる黒幕 町は襲い掛かる脅威 それを前にして


「よし帰るぞ」


魔王は飛んだ暴挙に出る 次回 悲しい生き方 お楽しみに!
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