無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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異世界の魔王

 

 

 

前回のあらすじ

無事に6万の魔物の群れと黒幕である清水、それを利用した魔人族がもたらしたウルの町での騒動もひと段落し 彼等のパーティに竜人族のティオと清水が加わった そんな中 スパイダーアンデットの力に惹かれて蜘蛛の魔王が彼に助力を求め ハルトはフェアベルゲンに向かったのである

 

 

 

樹海にて

 

 

「此方です」

 

 

「本当、カレンがいて助かるよ」

 

 

「いえそんなことは…」

 

 

「いやいや実際、我等だけでは迷子でしたからな」

 

 

「ありがとうなカレン」

 

 

と談笑していると蜘蛛が1匹現れた

 

 

「『やぁ、来てくれてありがとね』」

 

 

「良いってことですよ〜それよりこの方向であってます?」

 

 

「『勿論だよ…そう言えば君の名前聞いてなかったね』」

 

 

「そう言えばそうか…俺は常葉ハルト宜しくね」

 

 

「『宜しく!私は…ん?あぁ来たか』」

 

 

「は?」

 

 

ー主殿ー

 

 

念話って事は誰かいるのかと目線を向けると

 

 

「おい何で、ここに人間とエルフがいるんだ?」

 

 

あの鎧は帝国兵だな前に見たやつと同じだ、俺とハジメが殺した奴の調査にでも来たのか?と首を傾げるが取り敢えず身元は明かしておくか

 

 

「ギルドの方から噂になっている巨人の調査の依頼を受けてここにいる」

 

 

実際 ギルドにキョウリュウジンとスピノダイオーの絵があったしなと心の中でつぶやくと

 

 

「成る程、へぇ…」

 

 

そこにはカレンを舐め回すように見る連中…ふむ

 

 

「仕事ご苦労だな任務は俺達が引き継ぐ、そのエルフも俺達帝国があずかー

 

 

 

何故、助かる道を自ら放棄するのか理解に苦しむな、その言葉を繋ぐ前に男の体は綺麗に真っ二つとなった、犯人は言うまでもない無銘剣についた血を祓うハルトであった

 

 

 

「俺の騎士を誰かに渡すと思ってるの?あと帝国はやっぱり滅ぼすか」

 

 

何故かハウンド達も帝国と聞いたら帝国は滅ぼすと帝国スレイヤーになっているし…ハウンドのいた世界ってどうなってんの?とか考えてると 

 

 

「テメェ!帝国に逆らってタダで済むと思ってんのか!」

 

 

「え?帝国の名前使って野盗の真似してる連中でしょ?害獣なら駆除しないとね」

 

 

「この数で勝てるとか本気で思ってるのかよ!」

 

 

武器を構えるが恐怖たり得ないな、ハルトはアクセサリーを千切りモーフィングパワーで剣にするとそのままの勢いで兵士の首を切り落とした

 

 

「な、何だと!まさかアーティファクトか…へへ便利なもの持ってるじゃねぇか!俺が使っー」

 

 

「あのさ何で余裕あるの?分からないんだけど?」

 

 

今度はボウガンに変えて空気弾で兵士の頭から赤い花火を咲かせると漸く恐怖が伝播したのか

 

 

「ふざけるな!こんな化け物と戦えるかよ!!」

 

逃げ出そうとしたので

 

 

「逃すか」

 

今度は槍に変えて投擲すると面白いくらいに当たる、その兵士の体を貫通して絶命させると

 

 

「んじゃ残りは「ま、待ってくれ!!」あ?」

 

蹴りで沈めてやると思ったら全員が武器を捨てて土下座してきた…おい

 

 

「俺達はもうお前たちに何もしねぇし帝国にもこの事は話さねぇ!だから俺達を見逃しちゃくれないか?」

 

 

我が身可愛さとは何処までも腐ってやがるな

 

 

「なら俺達の質問に答えたら考えてやる」

 

 

「はい!!」

 

 

「何で帝国兵が、この森にいるんだ?」

 

 

「そ、それはアンタ…いや貴方と同じく赤と青の巨人の調査でさぁ、あと何か最近この森を歩き回る巨大なトカゲも調べてあわよくば捕まえろと」

 

 

成る程なキョウリュウジンとスピノダイオー、獣電竜の調査って訳か…いや待てよとなると蜘蛛魔王が困ってるのは俺のせいではないか!?

 

 

そんな冷や汗をかくが話を変えよう

 

 

「そ、そういえば帝国ではこの森にいる神獣なる存在を狙ってると噂で聞いたが?その調査ではないのかね?」

 

 

「は、はい帝国では強いものは正義!という考えですので、この森にいる神獣様を保護しようとしているのはあります」

 

 

保護というか従属を強いてるよね?と言いたくなるな

 

 

「穏便に話し合いで連れてく気だったの?」

 

 

「えぇまぁ、聞けば王国の奴等は捕まえて勇者の使い魔にしようとか言ってるらしいじゃねぇですか!許せませんよ!神獣は誰のものでもないのですから!!」

 

 

ほむほむ、蜘蛛魔王さんの話は裏付けが取れたな帝国は保護、王国は隷属か…何というか笑えない2択だな

 

 

『因みに相棒は服従か死かを選べと言われたら?』

 

 

ーどれでもないな、そんな俺を舐め腐った奴の断末魔を叫ばせるという邪道を行くー

 

 

『だろうなぁ』

 

 

「うむ……あと追加の質問、この間ライセン渓谷の周りで兎人族を追いかけ回してる帝国兵見たけどアレ何?」

 

 

ついでにハウリア族の情報も集めとくか

 

 

「あ、あぁ…あれは何でも奴隷として売るとか何とか…今はもう帝国について売買されてるかと」

 

 

こりゃシアちゃんに伝えるか悩む案件だな

 

 

「ふーん……」

 

 

取り敢えず聞くべき案件は終わったな…ハウリア族は帝国に捉えられて売買されたと…奴隷商人を襲ってリストを奪うとか考えない…いや待てその辺のヤバそうなのショッカーなら知ってるかもな

 

 

「な、なぁ他にはないのか?」

 

 

ほぉ、そこは普通は もう良いだろう!早く終わらせてくれ!!なーんて話をするだろうに

 

 

 

「そうだな、すぐ聞かないといけないのはないかな」

 

 

取り敢えずコイツらの処遇をどうすべきか…うん!

 

 

「この森にいる帝国兵はアンタらだけか?」

 

 

「いや別にもいる」

 

 

「んじゃ全員集めろ、王国勇者パーティの足止めをしたら見逃してやる」

 

 

「足止めで良いのか?」

 

 

「倒せまでは言わねぇし無理なら逃げても良い、死んだ仲間は魔物に襲われたとかで言いくるめろ、俺達のことを完全黙秘するなら殺しはしねぇよ」

 

 

流石に無闇矢鱈と殺すのもどうかと思う…そもそも此方の目的は帝国と近い保護というか救助だ 一応王国にいる勇者の人物像をハジメに聞いたのだが 完全にトーマと同じ自分都合解釈の正義バカだと、顔を合わせれば間違いなく殺すだろう、それくらい水と油である…何ならあの手の人種は根絶やしにすべきと思う

 

 

 

なら会わなければ良いだけで良い、一応今回の目的は戦闘じゃないしな、あとは蜘蛛の魔王と会うだけだ

 

 

「んじゃ行け」

 

「ありがとうございますだ!!」

 

 

取り敢えず監視はつけておくか裏切ったと同時にミラーワールドに引き摺り込めとデストワイルダーとアビスラッシャーに命令を出して

 

 

森の中を進んでいくと

 

 

「いやぁ遠路はるばるありがとう魔王常葉ハルト君!私は魔王少女 アリエルだよ!宜しくぅ!」

 

 

そこには車椅子に座る妙にハイテンションな女の子がいた

 

 

「お、おう何というか聞いてたよりも元気で安心した」

 

 

「いやいやぁ〜流石の私も最近は色々あって疲れたよ」

 

 

「そっか…んじゃ取り敢えず飯でも作るか」

 

 

「そこまでしなくて良いよ」

 

 

「まぁこれは趣味みたいなものだから気にしないでくれ」

 

『この魔王は趣味で数千人分の料理を1人で拵えるぞ』

 

 

「嘘でしょ……」

 

 

 

異世界の魔王をドン引きさせたのが力ではなく料理スキルというのがハルトらしい…

 

 

「んじゃ作「ちょい待ち」ん?何?」

 

 

「いやいや君を呼び出した目的だよ目的」

 

 

「あぁ帝国と王国を滅ぼせって話だな任せろ更地にしてやる」

 

 

「違うからね!」

 

 

「んじゃ俺にどうして欲しいのさ」

 

 

「早い話が私を保護して欲しいのと、この下に封印されてる巨人を倒して欲しいのさ」

 

 

「巨人?」

 

 

アリエルの話だと こう

 

 

彼女は異世界で天寿を全うしたのに何故かこの世界で そして色々あったが現在では森で隠居生活をしている 力の衰えもあるが実際は森に封印されている大地の巨人なるものの存在を見張っているからだという

 

 

「けど私じゃ倒せなくなっちゃったんだよ勇者でも無理だと思ってたら同じ蜘蛛の始祖になった人?がいるから話しかけた訳」

 

 

「成る程な大地の巨人か…」

 

 

「昔の人間はJって呼んでたよ」

 

 

「J……ふむ不穏な名前だな」

 

 

大地の巨人…Jいやいやまさかな彼なら封印なんてされてる筈がない……だが念のため確認だ

 

 

「もしもしゾル大佐!」

 

 

『何だ魔王?』

 

 

「この世界の森にJって名前の大地の巨人が封印されてるらしいんだけど何か知らない?」

 

 

『あぁ仮面ライダーJだな、そのウォッチが古の時に起動したが何故か制御を失い暴れ回り大地の精霊達に封印されたと言われてるな』

 

 

確定!いや待て何暴れてんだよ!!

 

 

『ライドウォッチ絡みなら』

 

 

間違いなく、あのジジィが笑ってやがるな悪趣味極まりねぇ!!

 

 

「ジジイ…やっぱり今度会ったら…」

 

『会ったら?』

 

 

 

「巨大戦力で取り囲んで容赦なく地鳴らししてやる!人類なんて滅んでしまえば良いんだ!!」

 

 

『怒りの矛先が人類に飛び火してる!』

 

『マイ○ーより黒い衝動に溢れているが大丈夫か相棒!?』

 

 

「あ〜やっぱり、君絡みなんだ」

 

 

「未来のな…責任持って倒すからアリエルさんは安全な場所に移動してくれ」

 

 

「一応聞くけどどう倒すの?」

 

 

「簡単だよ巨人には巨人だ」

 

 

ドヤ顔する

 

 

『相棒、悪いお知らせがある』

 

ー何?ー

 

 

『今回、アナザーJは不参加だ』

 

 

ーはぁ!?ー

 

 

『クロックの事件の際に巨大化のエネルギーを使い果たしてしまってな…今回は変身出来ない』

 

 

ーふざけんなよ!!ならアレか!?ギガントやサイドバッシャーで攻撃しろってか!?ー

 

 

と内心でビビり倒していると懐から鳴き声が

 

 

「…………そうかお前がいるな!」

 

 

そう、いるじゃん巨大化できる奴!!

 

 

「んじゃ明日解放しようか」

 

 

「そうだな今日は疲れたし……俺が飯作るよ何食べたい?」

 

 

 

そんな感じで翌日

 

 

 

「じゃあJの封印を解くよ!」

 

 

「おうともさ!!」

 

 

そして封印が解けると地鳴りと共に地面から抜け出たのはハルトのよく知る仮面ライダーJであった

 

 

「…………………」

 

 

「こんにちはー!初めまして!!」

 

 

「貴様は……魔王か?」

 

 

「いかにも!俺は常葉ハルト!!「死ね」アイエエエエ!!ナンデーー!」

 

 

 

その踏み込みを全力回避したハルトは涙目でJを睨みつける

 

 

「ふざけんな!俺が一体何をした!!この世界ではまだそんな酷い事してねぇぞ!!」

 

 

「魔王は悪!!」

 

 

「偏見だぁ!!」

 

『いや事実もあるよな?』

 

 

確かに色々やらかしたけどな!と逃げながら答えていると

 

 

「!!!」

 

 

「わーってる、アレは立体映像だけどさぁ!何で俺への殺意が全開なんだよ!!凄いショックなんだけど!?あのクソジジイやっぱり殺す!!」

 

 

「!!!」

 

 

「あぁもう!分かったから行くぞ!」

 

 

 

「ブレイブ・イン!!頼むぜトバスピノ!」

 

『ガブリンチョ!トバスピノ!!』

 

 

「とぉ!!」

 

 

トバスピノに乗り込むとハルトは構えた

 

 

「行くぜ!カミツキ合体!!」

 

 

そして現れたのはブンパッキーとアンキドンの2匹 それがトバスピノの両腕となると現れた獰猛の巨人

 

 

 

「完成!スピノダイオー!!」

 

 

『スピノダイオー!!』

 

 

 

「む!来たか!!」

 

 

「取り敢えず頭冷やせぇ!!」

 

 

とブンパッキーボール…まぁ早い話が鎖つき鉄球をJに叩きつけた

 

 

「ぐおお…」

 

 

ズシンと倒れ伏したのだが

 

 

「…………」

 

『どうした相棒!畳みかけるチャンスだぞ!』

 

 

「お、おう!行くぜアンキドンハンマー!!」

 

 

今度は片腕のアンキドンハンマーで腹部を殴りつけて吹き飛ばした

 

 

「おぉ……あの仮面ライダーJがスピノダイオーに圧倒されてるぅ……あはは……何か憧れを痛ぶる現状に気分が昂るよ……なんで?良くないことしてるのに…何で楽しいとか思ってるの?」

 

 

『ま、不味い相棒が怪しい何かに目覚め始めようとしている!』

 

 

『早く決着をつけるぞスピノダイオー!!』

 

 

スピノダイオーもオォ!と叫びながらJに怒涛の追撃を行うダメージがガンガン入るのは感じる

 

 

だが流石にウォッチの映像とは言え仮面ライダーJだ…しかしおかしい

 

 

「何で倒れない?」

 

 

これだけの猛攻、普通なら逃げるなりする逃げないのは仮面ライダー故かそれとも

 

 

『大変だよハルト!この辺りの精霊が根こそぎ取り込まれてる!』

 

 

「あー成る程そういうカラクリか」

 

 

つまり、このJは大地の精霊達から力を吸い上げて暴れているのだ…何がきっかけでこうなったとか知らないが

 

 

 

「なら簡単だな」

 

『何が簡単なのか教えてくれ相棒』

 

 

「この俺のIQ200の脳内CPUが導き出した結論だと、この手の敵は空へと打ち上げて奴を倒すのが良い…フォーゼがやるみたいに奴を空へと上げるぞ!」

 

 

『待て相棒、その結論は欠陥だらけだぜ!』

 

「何!?」

 

 

まさか相棒達は俺でも想定してない要素を考えたというのか!!流石相棒だぜ!!と感心していたが

 

 

 

 

 

 

 

『だって相棒のIQは5とかだろ』

 

 

違った、いつものノリだった…

 

 

『IQ200とか本郷猛並みの天才だからナ!!』

 

『そんな頭脳持ってるとか相棒とか相棒じゃない!!』

 

『お前偽者だろ?ってなるな…末弟は単純なのが良いんだ』

 

 

ー取り敢えず、アナザーW、アナザーディケイド、アナザーカブトは火炙りなー

 

 

『『『ぎゃああああ!!』』』

 

 

制裁完了!とばかりにアイデアを整理したが…

 

 

「はっ!しまった!スピノダイオーでは空が飛べない!!」

 

 

このプランの重大な欠陥に気づいてしまったのだ

 

 

『これが相棒、クオリティだ』

 

 

『あぁ実家のような安心感』

 

 

「笑ってる場合か!!こうなったら……」

 

 

『こうなったら?』

 

 

「必殺技でゴリ押す!!取り敢えずこのブーメランに獣電池を装填だぁ!」

 

 

『ガブリンチョ!アロメラス!!』

 

その光景に

 

 

『それでこそハルトだ!!』

 

『俺達は信じてたぞ!』

 

『そうだよハルトはこんな感じで良いんだよ』

 

 

『おい後方腕組み彼氏面するな』

 

 

 

「行くぜトバスピノ!!ブーメランフィニッシュ!!!」

 

 

 

それと同時に投擲された燃え盛るブーメランは何度もJを切りつけていくと流石のダメージも許容を超えたのか体がバチバチしている

 

 

「よっしゃ!このままト「待った魔王ちゃん!」え?ジョウゲン!?」

 

 

「俺もいるよハル兄!!」

 

 

「え?一夏!?何処!?」

 

 

「ここだよ!」

 

 

「まさか…ザクトルに乗ってんのか!お前俺の代理頼んだろ!仕事放置して何してんだ!」

 

 

「い、いやぁ…まさか勝てるとは思ってなくて勝ったら気づくと乗り込んでて此処に…」

 

 

「一夏ボーイの成長速度は凄いねぇ」

 

 

「そんな事は…」

 

 

そこにはパラサガンに乗って現れたジョウゲンがいた…いや似合うのが腹立つ!これが中の人効果なのか!!

 

 

『メタいな…』

 

 

「何で2人が此処に……」

 

 

「パラサガンに言われてね」

 

 

「ハル兄、水臭いじゃん俺達も行くよ!」

 

 

「そうだな……よっしゃ!お前たち!アレをやるぞ!!」

 

 

「アレ?アレって何だよハル兄!!」

 

 

 

「決まってるだろう?……合体だぁ!!!」

 

 

 

その時 ハルトの顔は天元突破の人並みの劇画タッチであったのである

 

 

 

 

「「「カミツキ合体!」」」

 

 

 

 

そしてスピノダイオーの両腕がザクトルとパラサガンに変わる

 

 

 

「「「完成!スピノダイオーウエスタン!!」」」

 

 

 

正にガンマンという感じであるがコックピットに3人いた

 

 

「おぉ…何か新鮮だな!」

 

 

「魔王ちゃん!早く決めるよ!!」

 

 

「おう!合わせろ一夏!!」

 

 

「あぁ!」

 

 

「「「スピノダイオーウエスタン!ブレイブフィニッシュ!!」」」

 

 

パラサビームガンから放たれた圧縮レーザーはJの体を貫通させず当初の予定通り 空へと打ち上げた

 

 

「っしゃあ一夏!!」

 

 

「おう!ザクトルソード!!」

 

 

 

「ぐ……ぐあああああああああ!!!」

 

 

今度は高く跳躍してすれ違い様にザクトルソードで切り付けると遂にダメージのキャパが限界となったのかJは派手に爆散した

 

 

 

 

そしてスピノダイオーウエスタンは勝利のポーズを取ると隣のブンパッキーとアンキドンも一緒に喜ぶのであった、そんなハルトの手元に現れたのはJウォッチである

 

 

しかし

 

 

「っかしいなぁJのウォッチはカゲンが持ってるだろ?」

 

 

そう、カゲンの変身するゾンジスはシン、ZO、Jのネオライダーの力を有し、ウォッチも持っている筈だが…っと考えるのは後だなと思ってると

 

 

「きょ…巨大ロボとかあるのかい!ハルト君!!凄いね逢魔って!!」

 

 

何故かアリエルさんがコックピットに乗っているではないか

 

 

「うおおおおい!!」

 

「いつの間に!?」

 

「いや、この人誰!?」

 

 

「あ、そこの2人は初めましてだね!私は魔王少女アリエルちゃんだよ!宜しくぅ!」

 

 

「魔王!?ハル兄やディーノさん、八星魔王以外にも魔王がいるのか!」

 

 

「一夏、そりゃいるよ魔王だもの後一夏。オーマジオウが抜けてるぜ」

 

 

「ハル兄……この人只者じゃないね」

 

 

おぉ一夏よ、そこまでわかるようになったか弟の成長は早「ハル兄レベルの問題児魔王とかこの世の終わりだぁ!」違ったいつものノリだった!

 

 

「君、部下になんて思われてるのさ…私も他人の事言えないけどさ……世界救う為に魔王軍を率いて人類の半数を殺したし」

 

 

「ハル兄!この人本物の魔王だよ!!人類の半数を殺すなんて!!」

 

 

「一夏、隣を見てみろお前の義兄も魔王だ」

 

 

「ハル兄……も確かに色々理不尽な事をやるから魔王だな」

 

 

「けど一夏ボーイ、俺達のために料理をしてくれる魔王なんて居ると思うかい?」

 

 

「じゃあハル兄は魔王じゃないかぁ…」

 

 

「あ、料理なら私もするよ!」

 

 

「じゃあハル兄は魔王なんだ!」

 

 

「おい一夏、魔王は料理人の称号ではないぞ?」

 

 

まぁそんな感じで話していると

 

 

 

「すまない!!!」

 

 

何か足元にいるなぁ………ん?

 

 

そこには金ピカの鎧をつけている………トーマがいるではないか何だまたアバターか?なら踏み潰すか

 

 

「俺は天ノ河光輝!ハイリヒ王国に呼ばれた勇者なんだ!君が最近森に出る青の巨人かい?」

 

 

成る程他人の空似か……勇者だが全員ボロボロだ…成る程帝国兵は此方の約束を守ったようだな…よしあの帝国兵達は帝国を滅ぼしても許すとしよう!

 

 

『早く失せよ下等生物』

 

 

あ、やべトバスピノの口から俺の本音が漏れた

 

 

 

「っ!頼む!赤い巨人と一緒にその力を俺達のために貸してくれないか!魔王を倒すんだ!この世界の平和のために、その力を正しいことの為に使うべきなんだ!!」

 

 

は?俺達に貸して?コイツ何言ってんの?この力を正しいことに使え?そんなのお前が決めるなよ、はい決定!この勇者はトーマと同類だ!アリのように踏み潰しちゃ…んん!?

 

 

しかもよく見ればハルカまでいるじゃないか!くそ!あのクソ忌々しい愚妹め!まだアバターを残していたか!トバスピノ……んん!!

 

 

本日3回目の驚き、あの黒い髪の華奢な女の子は!!

 

 

「咲那ちゃん!?」

 

 

ナツキの義妹 野田咲那ではないか!!

 

 

何でこうなってんの!?取り敢えず勇者とハルカ擬きは消し飛ばす!!と息巻いていると

 

 

「!!!!」「!!!!」

 

 

あ!野生のワーウルフが現れた……おい待てアレがいるとなるとウルフアンデットもいるのか!!咲那ちゃんがやられると不味い!!だから…あぁ仕方ない!!最悪俺はテレポート出来るしやるぞ!

 

 

「一夏!ジョウゲン、お前たちはアリエルさん連れてこのままスピノダイオーで撤退しろ!」

 

 

「ハル兄は!?」

 

 

「咲那ちゃんを助ける、でないとナツキが大変なことになるからな」

 

腰にジョーカーのバックルを呼び出すと

 

「変身」

 

『evolution!』

 

 

そして姿をクラブのカテゴリーK 嶋昇 本来の姿 タランチュラアンデットに姿を変えるとそのまま飛び降りた

 

 

「ふっ!らぁ!!」

 

 

着地と同時にワーウルフを倒すと

 

 

「そこか!」

 

糸を伸ばして敵を拘束して釣りのように手元に引き寄せる

 

 

「がぁ!!」

 

 

「やっぱり、お前かウルフ」

 

 

「タランチュラだと!何故貴様が!!」

 

 

「答える必要はない、これから封印されるものに」

 

 

「何だと!……いや待て…これは風?……っ!お前はいや、貴方様は!!」

 

 

「覚悟「申し訳ございませんでした怪人王様!!」へ?」

 

 

タランチュラアンデットは頭を下げて礼を尽くしたウルフを封印するカードを手を澄んでの所で止めたのである

 

 

「お前、何故俺のことを…」

 

 

「やはり!そうでありましたか!!!お願いです怪人王様!!この俺を貴方の配下に加えて頂きたい!そして我等、狼の繁栄を!!」

 

 

「うむ怪人王として貴様を配下に加えよう、繁栄か容易い願いだ任せておけ…あの捻り蒟蒻よりマトモな繁栄を約束しよう」

 

 

「ははっ!」

 

 

「では少し下がっていろ 俺はそこの奴等に用があるのでな」

 

 

「はっ!」

 

あれ?ウルフアンデットってこんな感じだったか?と首を傾げるが勇者一行を見やる

 

 

「おいそこの女、野田夏樹という人間を知ってるか?」

 

 

「っ!!え……兄さんの事を知っているんですか!?」

 

 

「無論だ、俺と共に来いそうすれば義兄と会わせてやろう……まずは証拠だ」

 

 

そして彼女に向けて思念を風に乗せて送ると

 

 

「っ!!兄さん……兄さん!!」

 

これは咲那ちゃんだな間違いない

 

 

「咲那!……貴様!!咲那に一体何をした!それに怪人王だと!何者なんだ!!」

 

 

「この人間が……怪人王様に何て口を!「黙れウルフ」はっ!」

 

 

「咲那をそうやって攫う気なんだろう!騙されるな咲那!君の兄さんなら俺が見つける!だから…」

 

 

「もう良いです、見つけましたから」

 

 

「へ?」

 

 

「それにあの人を悪く言うなら私は許しません」

 

 

「さ、咲那?お前何言って…」

 

 

そこに待ったをかけたのは如何にも三下なチンピラのような男…恐らくいじめっ子だろうなぁ……よしアイツは後で殺すかハジメと相談しよっと

 

 

そう考えていると咲那はハルトの隣に立つ

 

 

「そもそも私は兄さんを探す為についてきたんです…見つかったならついて行く理由もありませんから」

 

 

「そうかではウルフよ行くぞ」

 

「はっ!!」

 

 

良かった、もし渋るようならイーグルアンデットに変身して攫う所だったからな…相棒、テレポート

 

 

『了解』

 

 

そしてテレポートして全員で帰ると

 

 

「咲那……そんな……さくなあああああああ!!」

 

 

この日 勇者は初めて挫折?を味わったのである

 

 

 

 

そしてジャガーノートに帰還したハルト達

 

 

 

「ただいまー!」

 

 

「おかえりなさいませ我が魔王…そちらが」

 

 

「あぁウルフアンデットだ」

 

 

「今日から怪人王様の元で働かせてもらう宜しくな!」

 

 

「歓迎しますよ……しかしアンデットは貴方だけで?」

 

 

「あぁ他の連中は自分の繁栄の為に倍率低いバトルファイトに出たからな…俺は手軽に繁栄する為に怪人王様の軍門に降った訳だ」

 

 

「懸命な判断ですね」

 

 

さてと、まずは一夏とジョウゲンが慌てて駆け寄る

 

 

「ハル兄!!………っ!ハル兄がまた女の子連れてキタァ!」

 

「こりゃ国が荒れるぜぇ!!」

 

 

「違うわ!!」

 

 

「え??」

 

 

「あ、そうだったそうだった…咲那ちゃんにはこの格好が馴染み深いか」

 

 

『spirit』

 

 

このカードでタランチュラアンデットの擬態を解くと彼女は目を見開いて

 

 

「ハルト……さん……」

 

 

「そうだよー!久しぶり咲那ちゃ「ハルトさん!」おっとぉ!?」

 

 

泣かれて抱きつかれた!この状況は誤解を生んでしまうぞ!!

 

 

「ハル兄…」

 

「魔王ちゃん…」

 

 

「いや違う!彼女は野田咲那、ナツキの義妹だ!」

 

 

「いや親友の義妹とか」「嘘でしょ」

 

 

「何故誤解が解けない!いいかこの子はな!!」

 

 

「おいハルト!あのアリエルって魔王さんスンゴイ食べるんだけど!!早く厨房に立ってくれ!いま魔王とWアルトリアの大食い大会が開かれて………咲那?」

 

 

ナツキがありえない物を見たような顔をすると咲那はパァッ!と花を咲かせたような笑顔でナツキ目掛けて走り出した

 

 

 

「義兄さん!!!」

 

「咲那!!」

 

 

死に別れた恋人のように互いに走り出して抱きしめ合うと泣き始めたのである

 

 

「良かった……本当良かったぁ…」

 

 

「あのね義兄さん…私頑張ったんだよ…義兄さんいなくても1人で色々出来るようになったんだよ……」

 

 

「そうかぁ!そうかぁ!!頑張ったんだな…ごめんなぁ……これからは俺が咲那を守るからなぁ…」

 

 

 

そうかなら咲那ちゃんを、あのヤンデレ軍団から命守り抜いてみせろとエールを送ると

 

 

 

うむこの状況を邪魔するのは無粋だな、よし俺は魔王だ

 

 

「お前達、ついてこい…俺が料理を作ろう」

 

 

食堂に行くとWアルトリアに魔王アリエル、相手にとって不足は無し!!と厨房に立つと

 

 

「む、コックか遅かったな」

 

 

「ハルト…早く料理をお願いします」

 

 

「私も久しぶりの料理にお腹空いててさぁ〜見せてもらうよ怪人王」

 

 

恐らく俺の短い料理人生で屈指の大喰らい達だが

 

 

「あぁ受けて立つぞ相手にとって不足なし!」

 

 

「行くぞ怪人王!食材の貯蔵は十分か!!」

 

 

「思い上がるなよ!アリエル!無限食材ビリオンバードと俺の調理技術を侮るなぁ!!」

 

 

その両手には馴染みのメルク包丁と、オーディエンスから貰った 伝説の黒包丁があった

 

その光景に

 

 

「最強包丁の二刀流!?は、ハル兄が本気だ!」

 

 

「これは荒れるね!乗るしかない!このビッグウェーブに!!」

 

 

「野郎ども!この対決を逢魔で流すんだ!!」

 

 

「先ずは!ビリオンバードの照り焼き!しょうがやき!串焼き!ハンバーグにチキンカツじゃい!!」

 

 

早速の料理が

 

 

「「「おかわり」」」

 

 

置いた瞬間に皿から消えたのである

 

 

「しゃおらぁ!!」

 

 

と此方は此方でお祭りと化していたのである

 

 

 

 

余談

 

 

「ところで義兄さん」

 

 

「何だい咲那?」

 

 

 

「ナンデホカノオンナノニオイガスルノ?」

 

 

ナツキは咲那のハイライトの消えた瞳に思わず

 

 

「ブルータスお前もか!!」

 

 

そう叫んだと言う

 

 






次回

無事 義妹 咲那と再会を果たしたナツキは早速


「沢山の女性と関係を持つなんて義兄さん最低です!」


義妹から正論を浴びせられているのを尻目に


「んじゃアリエルさんも仲間になったので。取り敢えず治療しまーす…リプログラミングえーい!」

「え、ちょっ!雑ぅ!!」


そして所用も終わったハルト達はハジメと合流する、そしてフューレンの街で蠢く闇組織が海人族の少女を中心に動き出す

次回 海人族の少女 お楽しみに!!


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