無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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火山 グリューエン大迷宮へ…

 

 

 

前回のあらすじ

 

取り敢えず魔人族からアナザーマッドローグを助けた後、頭がおかしい勇者と咲那を苛めていた檜山なる外道に一撃をかましたハルト達

 

香織が仲間に加わったメンバーは一路 ミュウの故郷 エリセンを目指して移動していたのである

 

 

「ふははは!このジャガーノートは冷暖房完備!そして武装面からも魔物に襲われる心配はない!」

 

 

「本当この車便利ですよね…逢魔で試験走行とかしてませんよね?」

 

 

「あぁ!シンフォギア世界で歯刺さらせたノイズのせいでゴーストタウンになった街を中心に色んな環境テストもしたからな途中建物を壊しながら進んだ問題なかったぜ!」

 

 

「まさかあの世界で突然現れた巨大タイヤ痕って……ダメだ考えるのはやめよう…」

 

 

「だがしかし!この砂漠の暑さは皆の体にも毒だろう俺のグルメ細胞は暑さへの適応を済ませているが、お前達にはこの暑さは毒だと思う」

 

 

「まぁそうですね日射病や熱中症、しかも砂漠は寒暖差の激しいと有名ですからね対策してないで砂漠に入った私達には危険とも言えますね」

 

 

「そう!そしてこの砂漠に長時間滞在するのは問題なのだ!」

 

 

「何で?魔王ちゃんは暑いの嫌いなのは知ってるけど…」

 

 

「この暑さだと、魚の刺身やビリオンバードの鳥たたきを作っても傷んでしまう…そう!食事メニューが限られてしまうのだ!故に早く砂漠を走破する必要がある!あと砂漠だと食料補給が難しい……頑張ればサボテンくらいは調理できるがな」

 

 

「何て事ですか!」

 

 

「これが砂漠の罠!」

 

 

「クソ!食事という僕達の些細な楽しみを奪うなんて!」

 

 

「許さないぞ砂漠!!」

 

 

「その通りじゃ!砂すら見えなくなるまで植樹してやる!おい!テンペストにいるドライアドを呼んでこい!!ここを秒で森にしてやるわ!」

 

 

わかりやすく混乱するウォズと旧四天王を見てハルトは一言

 

 

「何か最近、食事をネタにしたらコイツ等は俺の言う事を聞きやすいって学んだ…王の威厳て一体…」

 

 

『相棒…』

 

 

「あ、オリガとジナイーダにコレ渡しとくよ自衛の為に持ってな」

 

 

そう渡したのはカレンと同じくチェンジケルベロスと色違いのバックルである

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

「感謝します!」

 

 

「良いって事よ、特にオリガは一夏を宜しくな」

 

 

「はい、その宜しければ私もカレンのように街で彼の護衛をさせて頂きたい」

 

 

「まさか仕事に対してやる気のかけらもなかったオリガが仕事をしたいなんて言うなど…コレが恋なのか」

 

 

「バカそんなんじゃないよ…一夏には助けられた借りがあるから返したいだけだよ」

 

 

だがそんなオリガも逢魔に来た際に

 

 

「アンタ達が箒と鈴だね一夏から話は聞いてるよ私はオリガ…一夏の部隊の副官さ、後最初に言っておくよ一夏は私のものだ!」

 

 

「「何ぉ!!」」

 

 

と宣戦布告し、更に

 

 

「えーと……貴女が一夏の姉さんかな?」

 

 

「そうだが…何だ貴様は?」

 

 

「おっと失礼、私はオリガ…まぁ彼の部隊の副官になる予定のものなのだが…担当直入に言おう弟さんを私にくださいお義姉さん!!」

 

 

「何だと!いやちょっと待て!普通は逆だろう!?色々といきなり過ぎてびっくりの方が勝るんだが!?」

 

 

「一夏兄さんにも春が…これは赤飯炊かないとだよ千冬姉さん!」

 

 

「マドカ!?これは普通彼女の家に一夏が「あ、私は病気のせいで実家から勘当されたから独り身なんだよ」お前も苦労しているな…」

 

 

「どうしたんだい?」

 

 

「いや何。だがまだ義姉と呼ぶな一夏から告白された時にまた来ると良い」

 

 

「忘れないでくださいよ」

 

 

「忘れるものか一応言っておくが、あの唐変木を簡単に落とせると思うなよ!」

 

 

「それ実の弟に言う言葉かな?」

 

 

そんなIS世界の一夏ラヴァーズでさえ挑んだ事のない偉業に挑んだのだから

 

 

そんな事は知らないハルトであったが、肝心の一夏は何故か浮かない顔をしていた

 

 

「どうした一夏」

 

 

「いや、そのデイブレイクの件で気になる事があってさ」

 

 

「あぁ確かに奴の予言の通りに咲那ちゃんが現れたな」

 

 

「けど俺に警告した理由がわからないんだよ、ハル兄、俺の兄妹って千冬姉とマドカ以外にいるのか?」

 

 

「さぁなぁ…俺も束と探してやっとこさマドカを見つけたんだ、だから他にいるのかいないのかは知らないよ」

 

 

「そうか「だが」」

 

 

「デイブレイクが味方かとうか分からない以上、警戒はすべきだな一夏、護衛がいるけど油断はするなよ」

 

 

「安心してくれボス、一夏は新四天王筆頭ネガタロスがキチンとガードしてやるからな」

 

 

「俺も忘れてもらっちゃ困るぜ大将!」

 

 

「それに私もいる、一夏には指一本触れさせはしないよ」

 

 

「皆…」

 

 

「所で一夏、アンタは年上は好みかな?」

 

 

「え?何でそんな話?」

 

 

「何、アンタが年下好きならどうしたものかとね」

 

 

「いやそんな事考えた事も…」

 

 

「ほほぉ…」

 

 

「おい今は仕事中だぞ」

 

 

「そんなカレンだって、ハルトさんがどんな風なお洒落をしたら喜ぶのか相談する癖に「オリガ!?」」

 

 

「全くお前達は「そんなジナイーダもハジメさんの為に手料理とか勉強してるってシアから聞いてるけど?」あの兎には特別訓練が必要なようだ!」

 

 

鞭を振る彼女に全員が間合いをとったのである

 

 

 

しかしまぁ平和なものである、だが

 

 

「おい咲那と言ったか指揮官を離せ」

 

「そうだよ!指揮官は私達のものだよ!」

 

 

「義兄さんは私のものです他の人には渡しません!」

 

 

彼方は彼方で修羅場しているのだ…愉悦ぅ!おっといけないいけない明日は我が身だ自重せねば

 

 

「どの口が言ってんのよ」

 

 

「ジャンヌは変わらないなぁ、本当安心するよ」

 

 

「それどう言う意味よ」

 

 

「マスター、私はどうでしょうか?」

 

 

「静謐ちゃんも頼りにしてるぞ!アサシンの2人には色々迷惑をかけるからな」

 

 

「はい」「お気になさらず」

 

 

「あ、そう言えばウォズ」

 

「はっ!」

 

 

「清水の件だけど」

 

 

「あぁ彼の天職は逢魔でも有効でした…持っている能力は別世界でも問題なく機能するようですね」

 

 

「となるとハジメ君達も元の世界だととんでもないことになるな」

 

 

「えぇ…それと以前我が魔王が言っていたライオトルーパー部隊の隊長としての訓練を開始したようです」

 

 

「え?マジで?」

 

 

「はい変身するんだ!と張り切っています」

 

 

まさかの成長にハルトも引いていた

 

 

「そ、そうか…まぁそれは喜ばしい事だな」

 

 

「はい…それと逢魔にいるテスタロッサ嬢からの報告で」

 

 

「テスタロッサから?何だろうまさか聖教会の奴等が動いたのか!?」

 

 

「いえ何でも我が魔王を愚弄した、あの勇者とチンピラを殺したいと奏上されまして…同じ内容をカレラとウルティマ嬢からも言われてますね」

 

 

「うーん行ってよし!といいたいけど流石になぁ…」

 

 

アレ殺すと邪神が別の玩具を用意するだけだろうしと考えると 殺したり再起不能にするのはダメなのだろうな

 

 

「つか殺せるならとうの昔に殺してるよトーマ擬きだからな!てか腹立つならトーマを殴れよ!」

 

 

「実際 ウルティマ嬢が怒りに任せて殴り倒しています」

 

 

「ざまぁ!」

 

 

「何でも最近、ウルティマ嬢とカレラ嬢は我が魔王の記憶にある『マジカル八極拳』なる武芸を試してるとか」

 

 

「マジカル?八極拳?………っ!アイツ等何やってんの!?」

 

 

あの一撃必殺拳法を覚えて何する気だ!?と戦慄していると

 

 

「テスタロッサ嬢は最近、クヴァールと一緒に何やら魔法を開発しているとか」

 

 

「あの勇者、俺が何もしなくても死ぬんじゃね?」

 

 

まぁ同情はしないが

 

 

「ハルト!あの檜山とかいう屑野郎は次会ったら殺すよな!!そりゃもう凄惨に!」

 

 

シスコン拗らせたナツキが笑顔でそんな事言うものだから

 

 

「ナツキが魔王ちゃんみたいな事言ってるよ」

 

「ナツキ…貴様までそこに行くのか!常識人にしてツッコミ役というアイデンティティを無くしてしまうぞ!!」

 

「大丈夫では?義妹さんが絡まない範囲で今まで通りですし」

 

「じゃなぁ…それよりも驚いたのはハルト坊じゃな」

 

 

「え?」

 

 

「今までのハルト坊なら、あの小僧共を脊髄ぶっこぬきしながら高笑いしておったろう?それなのにアナザーライダーの静止もあったとは言えよく堪えたの成長したと思うぞハルト坊」

 

 

「確かに!今までの魔王ちゃんなら脊髄ぶっこぬきしてるね!」

 

 

「あぁ…未来で日常的に反逆者へ行う脊髄ぶっこぬき…それをこの時代に来てからは数える程しか見ていない!」

 

 

「いや数える程見てるのも問題では?」

 

 

「あ、あの…作品対象年齢を引き上げてしまう必殺技を!魔王様は未来では当たり前にしているのですか!?」

 

 

「フィーニス、メタ発言は辞めなさい」

 

 

「いやいや流石の俺もミュウちゃんの前でそんなスプラッタな事しないよ」

 

 

そこは配慮する男であったが

 

 

「あの…何でしょうか、その脊髄ぶっこぬきとは?」

 

 

カレンの一言に全員の視線が動いて慌てふためく

 

 

「だ、ダメですよカレンさん!貴女は知らなくても良いんです!」

 

 

「そうよカレン!貴女が見たら発狂するわ!」

 

 

「ですがベアトリス様、私も騎士として主の深遠な考えに少しでも近づきたく」

 

 

「ダメです!その考えに近づいたらハルトさんみたいになりますよ!!」

 

 

「おいベアトリス、それどう言う意味だ」

 

 

「それに深遠な考え?旦那様にはそんなのないわよ、ねぇベルファスト」

 

 

「はい、ご主人様の頭は今日の献立で一杯ですから」

 

 

「おいベルファスト、お前もか」

 

 

「ま、仕方ないわよ…だってマスター脳筋だもの」

 

 

「そうだなそこの猪女と契約するくらいには脳筋だな、本当に可哀想で仕方ない」

 

 

「アンタや善良な貴女だって、あんなシスコン野郎と契約してヤンデレになってるじゃない!はっきり言ってやるわ!冷血女 アンタ病気よ?」

 

 

「貴様……」「何よ?やる気?」

 

 

オルタ同士のバトルが勃発しようとしていたが

 

 

「2人とも飯抜くよ?」

 

 

ハルトの一言で止まると

 

 

「すまなかったコック」

 

 

「……仕方ないわね引いてやるわよ」

 

 

何とか諌めると

 

 

「マスター」

 

 

「どったの静謐ちゃん」

 

 

「あの彼方に巨大な芋虫が」

 

 

よく見るとそこには怪獣映画に出るような巨大な芋虫の大群がいるではないか

 

 

 

「んじゃ、ハウンドやれ」

 

 

「イェッサー!撃ち方始め!!」

 

 

その言葉を合図にジャガーノート、通称クローンターボタンクの本領が発揮された 大量に格納した武器の数々 ブラスターやミサイルの雨は芋虫の体を吹き飛ばしたのである

 

 

「おぉ……」

 

 

感心していると同時に別方向から移動しているハジメから通信が入った

 

 

何か砂漠で倒れてる人がいるのを拾ったと

 

 

「は?」

 

 

取り敢えず砂漠装備でジャガーノートから降りたが

 

 

「あ、暑い…」

 

 

「だなぁ……いやぁグルメピラミッドを思い出すわぁ!」

 

 

「こう言う時はお前の体が羨ましいよ」

 

 

その一言に全員が間合いを取ると、

 

 

「ナツキ、ごめん…俺には妻と娘がいるからお前の趣味には付き合えない」

 

 

「は!?お前、暑さで頭いかれたのか!!」

 

 

「ハジメ君やこの人が?」

 

 

「いや聞けよ!!」

 

 

「あぁ何でもアンカジって街の奴らしい」

 

 

聞けば水が毒に侵され、奇病が蔓延しているとの事 それを治せる人を求めて外の街へ向かっている途中であの芋虫に襲われたらしいのだが…

 

 

 

「水に毒……腕…ウォーターサーバー…うっ!頭が!」

 

 

「水を飲んで認知症治る…息子の前で笑顔……いやあああああ!!駆除班の人おおお!その人に銃を向けないでぇえええ!」

 

 

「千翼おおおおおおおおおお!!」

 

 

勝手にトラウマスイッチを踏み抜いてる3人に対して

 

 

 

「暑いから黙れや怪人トリオ!!」

 

 

とまぁ そんなコントもしたが幸いな事にジャガーノートには医療用のドロイドが待機しているので診察をお願いしたが

 

 

「分かりません」

 

 

まさかの言葉に未知の病と混乱が起こるが白崎香織は冷静に答えた

 

 

「これ魔力暴走だね」

 

 

魔力暴走?

 

 

「ようするに体内の魔力が制御出来ないで暴走して体に良くない影響の出る病気だよ」

 

 

なーんか聞いたことある話だな

 

 

「私達と同じ病気ですな」

 

 

「それだ」

 

 

 

「けどカレン達のアレとは違うよね、あの腫瘍みたいなの出てないし」

 

 

「同じ病気の亜種なんじゃないのかしら?」

 

 

「かもな…そりゃ魔力絡みなら医療ドロイドも音を上げるかあくまで連中の専門は医学からくる病気だ、魔法方面の病気なんて風土病みたいな認識だろうなぁ薬でどうこうって話じゃないし」

 

 

 

「でしたら主なら治せますね」

 

 

「同じ病気ならな、けど今回は彼女がやるみたいだ俺の出る幕じゃない」

 

 

見れば彼女が治療しているのを見て

 

 

「成る程」

 

 

そして回復した領主の息子という案内人を得て一路 アンカジへ向かうのであった

 

 

 

アンカジの街でユエが魔法で飲み水を生成して当座は何とかなりそうと安堵していたが

 

 

 

「こりゃ、原因療法しかないな対処療法じゃ限界が来る」

 

 

元の木阿弥にならぬように根絶しておかねばはらないだろう

 

 

「毒の発生源を断つべきですね」

 

 

カレンの意見に頷くと全員で水の調査を始める事にしたが向かう途中

 

 

「なぁハルト、お前の腕を実は埋めたりしてないよな?」

 

 

ナツキは冗談混じりに尋ねると

 

 

「は?誰がするか、そんな事」

 

 

「いやごめん冗談「埋めてるなら街の人は全員怪人になってるわ」うん、笑えないジョークだわ…バイオハザードになるとか…」

 

 

現実より酷い事態になるのは確定だったのは流石は魔王と言うべきか…

 

案内されたのは街のオアシスである ここが水源らしいが

 

 

「しかし怪しいものはどこにも無いな」

 

 

「いや何かある…」

 

 

「オアシスの底に毒を出す魔法陣でもあるんじゃないの?」

 

 

「いやいやまさかそんな事ないだろう〜」

 

 

「だな、そんな悪趣味な事をする奴はいないか!」

 

 

余談だがこの時 逢魔にいたウルティマがクシャミをしたのは言うまでもない

 

 

「っし!」

 

 

突然ハジメがオアシスに手榴弾を投げ入れたのである

 

 

「ちっ!すばしっこいなぁ!」

 

 

「お!んじゃ、俺もやるかな」

 

『アイスエイジ』

 

アイスエイジドーパントになりオアシスを凍らせにかかると 

 

 

「お、何かいたけど…早いな……」

 

水とは違う何かが凍結を嫌って動いたのを感じたのだ

 

 

それは一言で言おう スライムである

 

 

「おぉ……」

 

 

「成る程なアレが毒を吐き出すスキルか何かを持ってた訳か」

 

 

「んじゃさっさと駆除……っ!」

 

 

「どうしたハルト」

 

 

「ごめんハジメ君、任せた」

 

 

「え?」

 

 

「いや逢魔最大の同盟国の総統がな、スライムこ魔王なんだ…何か俺的に戦うのに抵抗があって…」

 

あの人に足を向けて眠れないのである…個人的にも王としても敵対はしたくないのだから

 

「スライムの魔王?何か凄いな…まぁ良い、任せておけ」

 

1・0・3 Enter

 

 

『Single mode』

 

 

ファイズフォンを精密射撃してスライムのコアを砕いたが オアシスは時間経過で元に戻るとの事だが、もう一つの病気はかなり不味い

 

 

特効薬と言える静因石はグリューエンの大迷宮がある火山でしか採取できないらしい

 

 

ので

 

「んじゃ向かいますか」

 

「いざグリューエンの火山へ!!」

 

 

「咲那は彼女と一緒に留守を頼むぞ」

 

 

「義兄さん気をつけて!」

 

「あぁ行ってくる!!」

 

 

そんな元気を出して言って数日後

 

 

「あちぃ……」

 

 

ナツキは迷宮中にある火山の熱でKO寸前であるが

 

 

「えー!ナツキ!この程度の暑さにも耐えられないの!」→怪人王

 

 

「この暑さに耐えられないのは小学生までだよね!」→ブラッド族

 

 

「あははは!!」→オルフェノク

 

 

再び呼吸するように煽る怪人トリオにナツキも

 

 

「うるせええええ!暑いもんは暑いんだよー!」

 

 

「そうかなぁ?」

 

『お前はグルメ界で適応済みだからなぁ…』

 

「そうなんだよ…うーむ……このマグマは普通のマグマか…残念だ」

 

 

「普通じゃないマグマってあるの?」

 

 

「あるよ、ユエちゃん!俺の行ったグルメ界にはコンソメ味のマグマがあるんだ、あれ美味いんだ」

 

 

「どうやって食べるんだよ…コンソメ味だけどマグマだろ?食べたら喉が焼かれるぞ」

 

 

「ん?適切な温度処理をしたら食べられる」

 

 

今更だが時折 グルメ界に戻っては新しい食材探しや冒険をしている、次郎さんとも親交を深めており 最近では週八で行くと言われる酒豪諸島で酒を飲んだ…後日酒臭くてキャロルに怒られたが…

 

 

しかしグルメ界では俺の強さなどまだまだだと思い知らされた

 

 

「馬王と狼王はヤベーイな」

 

鼻息一つで半身が物理的に削り取られ、狼王とその部下達の連携攻撃には流石に驚いたよ…

 

 

「我が魔王また別の八王に喧嘩売ったのですか!?」

 

 

「まさかの場外乱闘してた!?」

 

 

「いやぁ強えわマジで…けど全部終わったら皆に俺のフルコースを食べてほしいな」

 

 

 

「わ、我が魔王!!そんな至高の贅沢許されて宜しいのですか!!」

 

 

「は?いや食べたいなら言えよ俺がグルメ界に取りに行くから」

 

 

「「「「うおおおお!!」」」」

 

 

「叫ぶな暑苦しい!!」

 

 

「こんな暑さに負けるかぁ!」

 

 

「マグマの魔物がなんぼのもんじゃあ!」

 

 

「暑さが終わった後のワインは効くんじゃあ!」

 

 

「我が魔王がフルコースを振る舞うと言ってくれた、今日は私のフルコース記念日です祝え!!」

 

 

「ハジメ君!すまないウチの連中が暑さでおかしくなってるから休まないか!?」

 

 

「そうだな……ちょっと休むか」

 

 

そして仮説の休憩所で

 

 

「よし氷は俺に任せろ」

 

『アイスエイジ』

 

 

アイスエイジドーパントになり氷の塊を作るとティオが風魔法でひんやりした風を場に流す

 

 

「ふぅ、生き返りますぅ!」

 

 

「何て暑さだ…こりゃ冷房用のアーティファクトでも作るべきだったな…」

 

 

「ふむ、となるとこの迷宮のコンセプトは暑さから来る低下した集中力での環境適応というところかの?」

 

 

「コンセプト?」

 

 

と尋ねるとティオは 迷宮は神様を倒す試練の場という言葉から 七つの迷宮にはそれぞれのコンセプトに合わせた試練があると推察した

 

 

ライセン大迷宮は魔力が使えない状況での適応と身体能力を

 

オルクス大迷宮は最後に攻略が推奨される場所とミレディが言っていた事から恐らく

 

 

「他6つの神代魔法を使って、色んな敵との戦闘訓練って所か?」

 

 

「そうじゃろうな」

 

 

「それを必須の神代魔法無しで攻略したハジメ君って」

 

 

「かなり凄いな…いきなりラストダンジョンから攻略したって事だし」

 

 

「うーん、迷宮とコンセプトか」

 

 

「どうしたハルト?」

 

 

「いや、迷宮に栄光の7人ライダーのウォッチがあるのにも理由があるのかなと思ってな」

 

 

「確かに我が魔王に関する事ならばアナザーウォッチを置くだけで充分ですからね」

 

 

「そう、それにさハジメ君の話だとオルクスの迷宮にあったオスカーオルクスの研究室で全部を聞いたんだろ?」

 

 

「あぁエヒトって邪神や解放者にハルトの事もな」

 

 

「けどオスカーオルクスの話だとお爺ちゃんだって言ってた」

 

 

「これさ、多分だけど不完全な形で迷宮攻略したから俺が来たんじゃねぇ?もしかしたらさ」

 

 

そう前置きハルトは思いつきを口にした

 

 

 

「もしかしてハジメ君達の前に現れる筈だったのはジジィの俺だったんじゃねぇの?」

 

 

その言葉に全員の視線が集まった

 

 

「どういう事だよ?」

 

 

そもそもの違和感というか、恐らく俺が呼ばれた事事態がイレギュラーなような気がしてきたのだ

 

 

「本来オルクス大迷宮は最後に攻略される場所だろ?だから彼はメッセージを残した、そうなるとオルクス大迷宮を攻略した奴は6つの神代魔法と6人のライドウォッチを持ってる状態になる」

 

 

「あぁ」

 

 

「そしてウォッチの事や俺の事をオスカーオルクスが話してたって事は」

 

 

「7つのウォッチを集める事で未来の我が魔王がこの世界に現れる筈だったという事ですか?」

 

 

「可能性の話だけど、この説は結構確信めいたものがあるよ」

 

 

それはライセン迷宮のミレディのリアクション

 

 

アレは旧友の再会というより、嘘でしょ!?みたいなリアクションだった点から見ると

 

恐らく迷宮攻略時に現れるのが 解放者と共に戦った老ハルトが出てくるというのが本来のあり方ではなかったのだろうか…

 

 

「確かに…ですが何故ライドウォッチなのでしょうか?我が魔王所縁のあるものならアナザーウォッチの筈です」

 

 

「そこまでは分からないけど7つの神代魔法を手に入れた者が7つのウォッチをオルクス大迷宮のゴールで起動する、と何かが起こるんじゃないかな?けどハジメ君は攻略時に手元にあるのはオルクスの神代魔法と1号ウォッチだけだったから不完全な形での起動となって、かわりに俺が来たとか…ね」

 

 

「そうなるともう一度、オスカーの迷宮に行く必要があるのか」

 

 

「少なくとも俺は行く必要はあると思うな、仮にジジィが飛び出してきたら殴り倒してやる…」

 

 

暑さの逃避にした話だが、これは逆を言えば

 

 

「けどそうなると魔人族側にある7人ライダーのライドウォッチを奪う必要が出てきた訳だ」

 

 

「確かに…」

 

 

「まぁ最悪、俺が魔人族の国に殴り込みに行って蹂躙すれば良いだけだ…ふふふあははははは!!その方が話早いかな?」

 

 

「魔王ちゃんも暑さにやられた!?」

 

「いや、これが普通だろう」

 

「見てください、魔王様の頭脳が元に戻ろうとしています」

 

「あぉ実家のような安心感だ」

 

 

「不敬ですよ貴方達!?」

 

 

そして休憩も終わった彼等は一路 迷宮ゴールを目指して前身!と思ったが

 

 

「行き止まりじゃん」

 

 

「いや、この先からは船が必要みたいだな」

 

 

「船かぁ…そんなの「あるぞ」ハジメ君スゲェ!」

 

 

全員で船に乗り一路進むが

 

 

「何か火山を進むアトラクションみたいだな」

 

 

「あぁ……」

 

 

そして進んだ先にあるドーム、恐らくアレがゴールと喜ぶ一同だが最後の試練とばかりにマグマの蛇が襲いかかるが

 

 

「死ねえええ!エボルトおおお!」

 

 

哀れ、蛇の姿で生まれた故に宗一が変身したエボルのライダーキックをくらい鮮やかに爆散したのであらった

 

 

「蛇へのヘイト高いな」

 

 

「政人さんも、エビ、ドラゴン、ムカデ、ワニへのヘイト高いよね?」

 

 

「ラッキークローバー死すべし!!」

 

 

「うむ、これは重症だな…やっぱり四天王じゃなくてチェックメイトフォーとかラッキークローバーみたいな感じの名前にした方が良かったかな……」

 

 

そう考えるとキャロルのオートスコアラー達 終末の四騎士…ふむ

 

 

「キャロル、ネーミングセンスあるな」

 

 

「我が魔王はハンドル剣とかドア銃とかの側の人ですからね」

 

 

「辞めろよー俺に泊さん並みのネーミングセンスがあるって褒めちぎるなって」

 

 

「褒めてないのですが…」

 

 

「さてと、んじゃ迷宮をゴールしますか」

 

 

だが、そうは問屋が卸さないみたいだな

 

 

現れたのはマグマで出来た巨大な蛇…どうやら再生したみたいだな

 

 

ならどうすべきか

 

 

「マグマが厄介なら凍らせてやる見てろ、俺の切り札!」

 

 

『JOKER!』

 

 

久しぶりにジョーカードーパントに変身すると

 

 

「俺の声に応じて現れろ、リアクターアックス!!」

 

 

呼びかけに応じて現れたリアクターアックスにガイアメモリを装填する

 

 

「伊達に氷河期の記憶を有してなどいないわ!」

 

 

『ICEAGE !XTREME!maximum drive!』

 

 

「凍てつけえええ!!」

 

 

強化された氷の一撃は瞬時にマグマの蛇を凍りつけにして岩となり砕かれたが直ぐに再生し火炎弾を放ち 攻撃を再開した

 

 

「クソ!!マジか!」

 

 

「涼しくなったのに暑くなっちまった!」

 

 

「あぁ、もう!!……そうだハジメ君、ゾルダの力を使うんだ!!!」

 

 

「成る程な、よし変身!!」

 

 

そしてハジメは新たなカードデッキを使い、緑色の機械的な戦士へと生まれ変わる

 

 

砲撃の暴牛 仮面ライダーゾルダへと

 

 

「コレでどうだ!」

 

『シュートベント』

 

 

現れたのは両手持ちの大型大砲 ギガランチャーを召喚して発砲すると蛇の頭部は簡単に砕かれたのである、その一瞬見えたものを彼等は見逃さなかった

 

 

「凄い反動だな…」

 

 

「まぁその分、威力はお墨付きよ」

 

 

「成る程、核を中心に蛇は再生してる訳か」

 

 

「オアシスのスライムと同じなら、やりようは有る…」

 

 

「よし行くぞ!」

 

 

「「「お前が仕切るな!」」」

 

 

背後から3人のキックを喰らいナツキはマグマに落ちかけたのであった

 

 

「助けてーーー!」

 

 





次回

迷宮攻略に安堵したのも束の間 魔人族の急襲により一同 大ピンチ!

全員が神代魔法を手に入れたのも束の間


「あら政人、私と同じ力を手に入れるなんて面白い事になったわね」


「八雲紫!?何で!!」


「あら逃げたいのなら皆を案内するわ、ようこそ幻想郷へ」


次回 迷宮脱出からの幻想郷!?
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