アンケートで頂きました駆け落ちルートになります
時系列はシンフォギア無印編からの分岐となります
これは錫音の正体がバレた後 ナツキが介入する前にハルトがとある選択をした√です
「そうね私も寂しいかな、最初は打算ありきだったけど段々楽しみなってんだ……君がアナザーオーマジオウじゃなかったら、私と同じ世界にいてくれたらなぁって思うよ」
「………………」
これから俺は彼女と戦おうとしている、これは未来の俺の咎であるし受け入れる覚悟はできている
だけど戦って解決するのかな?力で押さえつけるだけの未来なんてそれこそ災厄の魔王そのものではないか……俺は…
『ハルト?何してんだ!早く変身しろ!』
ー悪いなアナザーディケイド、俺には出来ないよー
そう呟いたハルトは両手を広げて無抵抗を示した、流石の錫音もそれには驚く
「何の真似だい?」
「俺を殺せよ、それが君の望みだろ?」
その言葉に彼女は動揺したまま
「戦えよ…戦って私に殺されろ!無抵抗の人を痛ぶる趣味はないんだ私は君と違ってね!」
「俺にもないんだがな…これは俺なりの償いだよ、君の察しの通り俺が死ねばアナザーオーマジオウは生まれない…それが唯一と言える君への償い方だ」
『バカ!何してんだよ!』
『そうだ!この女が嘘をついてるかもしれん!連中の作戦なら乗る意味はない!』
「だとしても彼女には復讐する理由があって俺にはされる理由がある…お前たちには悪いけどこれは譲らない」
そう言って目を閉じてしまう
一部始終を見ていたウォズ達はハラハラしているが同じようにネオタイムジャッカーの面々もである
「やるなら早くして…あと出来れば優しく殺して貰えると助かるかな?」
短い生涯だった…妹とその彼氏には悪役に仕立てられまくり、ふと異世界で魔王になるとか言われて平和に統治してるかと思えば戦争を起こして不幸を振り撒く…ロクでもないな我ながらと
これで良いよと彼女の答えを待っていたのだが未だ反応がない恐る恐る目を開けてみると
泣きそうな顔で堪えていた彼女がいた
「違う……私は君が最悪の魔王だから殺したいんだ!だけど今の君は魔王じゃない!違うんだよ!ハルト!」
「けど未来では魔王だよ?」
「まだ未来は変えられる!!修正できるんだ!」
「出来ないよ、俺はあの時選んだんだよもう間に合わない…はは…本当君の言う通りだ俺のいた世界で君と出会えたなら俺の人生は少しでも意味あるものだったと思うよ」
楽しかったろうなぁ…錫音が俺の世界にいて出会えていたら普通の青春や日常を謳歌する意味があったろう…悲しいなぁ
「……………っ!!」
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それを見ていたネオタイムジャッカーの面々は
「なぁ大将…」
「流石の僕でも盗み見してる事に罪悪感を抱いているよ」
「奇遇ですねメナス、私もです…と言うより何故今我々は恋愛映画を見せられているのでしょう?」
「そりゃ大将が見張れ言うから…」
「私の所為と!それは酷いですよレック!」
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「なら!」
「っ…錫音?」
そう叫ぶと錫音はハルトの元に走り出して彼に抱きつくと腰に添えていたワイズマンドライバーに指輪を添え魔法を発動したのだ
『テレポート…ナウ…』
すると2人の姿は突如として消えたのだ、慌てたネオタイムジャッカーの面々は現場に走り出す
「スズネ!おい!どこ行っちまったんだよ!」
「そうだよ!魔王殺すなら死体を見ないと安心出来ないんだ!」
と叫ぶ2人と冷静に分析する1人…しかし
「魔王ちゃんを拉致するとはやるねネオタイムジャッカー」
『ザモナス』
「何処に攫った言え」
『ゾンジス』
「えぇ我が魔王の居場所を吐くなら苦痛無き死を与えますよ」
『ウォズ』
「それは俺たちが聴きてぇんだよ!」
『サメ・クジラ・オオカミウオ!』
「そうですね……アマゾン!」
「ふふ…これが魔王の計画ですか、だがさせませんよ!スズネは返してもらいます!」
その激突により一つの世界の運命、そして連鎖的に数多の世界の運命が変わった
だが死に戻る青年は大事な人を守れず悔いて新たに死に戻ることとなる
歴史にはこう記されている
魔王の神隠しと
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10年後 小さな一軒家にて
「父さんただいまー!」
店に入ったきた元気一杯な男の子、黒髪短髪で年相応の明るさを纏っている
「おかえりハルキ、学校どうだった?」
外見年齢と中身が合っていない年齢詐称がご近所で疑われている2人の1人 ハルトがエプロン姿のまま息子 ハルキを出迎える
「楽しかったよ!」
「そりゃ良かった…あ、手を洗ってきなよおやつ用意してるから」
「本当!」
「お父さん特性のパンケーキだ…御所望なら〜」
「チョコアイス!」
「OK!まっかせなさい!」
わーい!とドタバタ元気に歩き回る子供の姿を微笑ましく感じているハルト
『子供の成長は早いものだな』
『あぁあんなに小さかったのにナ』
「そう言うものみたいだよ…子の成長は」
参考になる例が近くにいない為、主観が多いが俺の中にいる相棒達に困り顔で話していると息子 ハルキの母が降りてきた
「ふわぁ…お待たせ遅かった?」
眠たげなのは先程まで仕事をしていたからだろうなと苦笑する
「いや別に…ってまだ寝てて良いけど?今日は予約ないし」
「そうは言ってもね…」
「あ!お母さんただいま!」
「おかえりなさいハルキ、本当に元気だね」
「うん!!今日ねー」
とハルキの頭を撫でてるのはあの時から髪を伸ばした錫音、彼女はハルキの話を嬉しそうに聞いている
「なんつーかこうなるとは思わなかったな」
『まったくだ』
何故こうなったかは10年前、この世界に来てまで遡る
「何処此処?」
「私しか知らない座標の世界だよ…仮面ライダーもアナザーライダーも何も関係ない…それこそ君がいた元の世界に近い世界だ」
「それでこの世界に連れてきて何したいの?わざわざ転移で抜け出してまで…」
「君は私になら殺されても構わない…そう言ったね」
「おう、何なら今スパッとやってください」
「そこだ」
「ん?」
「その死にたいから早くしろな所が気に入らないんだよ」
「そう言われてもコレが俺だし、償いなんてこれしか思いつかないし」
ヘラヘラ笑うハルトに対して錫音は
「だから君にお似合いの殺し方を思いついた」
「ん?…何そ……っ!」
首を傾げていると錫音はハルトの首を両手で拘束するとそのまま唇を強引に奪った、そしね
「ふぅ…ご馳走様と」
「ななななななな!何をする!!」
赤面のまま大声を上げるハルトに錫音は涼しい顔で
「ありゃ以外と初心だね、キスくらいで」
「初めてだったんですけど!」
「私もだが?」
「なら大事な人に使えや!」
「だから使ったんだが?」
「…………これから殺す相手に?」
「そうだよ…だから思いついた私は君を幸せにする、だから君が私を幸せにしろ全てをかけて」
そんなプロポーズ紛いな告白を受けた俺はこの世界に馴染むように勉強した、色々大変な思いをしたが何とか生活が軌道に乗った頃
何気なく趣味と言うか自分の愚行を忘れないように昔話を短編に纏めていたのだが
「ごめん間違えて出版社に送っちゃった」
「何してんの!!」
側から見たら自分の黒歴史とも言える部分を誤送されたのだ…この女、俺を社会的に殺すでいやがる
この時の俺はそう思っていた…のだが
「大賞だって!」
「本当に大丈夫かこの世界!?」
予期せぬ事は続けて起きるようだ、聞けば
ファンタジーや特撮風味ながら実体験のようなリアリティや世界観の作り込みが評価されたと
「実体験のような…って実体験だよ」
「まぁ知らぬが仏だね」
「誰のせいだ…んで話って?」
「あの話を本にしたいってさ」
「人の黒歴史を世界レベルで公開させる気か!」
俺は出版には全反対であったが錫音の圧力に屈して本にして出した…
散々考えた題名は
『無冠の王』
異形の王になると言われながらも愛する者と逃避行という結末を選んだ王様の話だ
『何かしっくり来るな』
『タイトル回収か!』
メタいぞ馬鹿者が!と怒るが俺もそう思ったのは内緒だ
結果として本は大当たりした
そのお金で今の家を建てた…丁度その頃に俺からプロポーズをしたのであった言葉は内緒だが…今更ながらに恥ずかしいなコレは
そして、錫音の世界に行き両親の墓前にて謝罪とこれからの償いを報告し小さいながら式を上げた
その頃にハルキを授かったと聞いた時は驚いたがな
その後自分の覚えている範囲で仮面ライダーやヒーロー達の物語を残すべく本にして作家として有名になった、錫音は魔法の指輪の技術をいかして装飾品の加工をしていたりするなど〆切や子育てに追われながらも、この街海鳴で平和な日々を満喫している
「それでこの間、車椅子の女と仲良くなったの!」
「そうか」
「届かない位置の本を取ってー」
「渡してあげたんだ」
「元の位置に戻してドヤ顔したらツッコミ入れてくれた!」
「その出会いは予想外過ぎるわ!」
「ハルトならやりそうだね」
「やらねぇけど!?」
「それで話したら仲良くなって…その…今度家に連れてきて大丈夫?」
「その子大丈夫かい?色んな意味で」
「いいよ〜大丈夫」
「本当に!」
「あぁ勿論だともお詫びしたいし」
「やったー!」
と喜ぶハルキに微笑ましさを感じてしまう、願わくばこの子には俺のような体験をして欲しくない…あと出来れば人には優しくするように言っておこう
「…なぁ錫音」
「何だい?」
「幸せか?」
「さぁね…まだわからない…だから教えてくれ幸せにしてくれよハルト」
「そうだな…まだ答えは出ないか…ま、急がなくて良いな別に」
こんな穏やかな一日が永遠に続きますようにと思う
「あとね!なのはちゃんとアリサちゃんとすずかちゃんがウチに永久就職すれば良いって言ってたんだけどどう言う意味?」
「ごふっ……っ!」
「あ〜完全にお父さんの遺伝だねコレ」
「本当!」
「いや悪い所だから」
「へ?」
「はぁ……いいかそれはな…」
『『ギャハハハハハ!』』
ーお前ら後で覚えとけよ!ー
そう思わざるを得ないよ
暫くして息子が魔法少女の事件に巻き込まれるのは、また別の話
そしてとある高台にて
「普通だった青年 常葉ハルト…彼は未来にて時の王 アナザーオーマジオウとなる存在だった……しかしこの世界とは違う物語でしたね」
と本を閉じた預言者がいた
「魔王ちゃん幸せそうだね」
「形はそれぞれだ」
「そうですけど…僕は玉座に座った魔王様見たかったなぁ〜」
「言うものではありませんよ……おや?」
そして
「兄さん、みーつけた」
俺の忌まわしき過去を振り払うのもまた別の機会に
ありがとうございました 最後に補足として駆け落ちルートになった場合のキャラの話をまとめます
逢魔王国→フロンティア事変未介入の為 建国しない
ウォズ達家臣団→ハルトが魔王にならないので静観 どうやらハルキを探している
アナザーオーマジオウ→このルートの場合は存在しない可能性があるが…
ネオタイムジャッカー →錫音とハルトが行方不明なので捜査中
キャロル、束、千冬→束と千冬は原作通りに進行したIS世界となるがキャロルの場合はオーズの技術が流れているので奏者達は難易度ハードモードだが彼女の結末は原作と同じ
ナツキ→このルートでは並行世界戦争は起きないがキャロル攻略難度が上がるに加えバースに変身出来ないので死に戻る可能性が大きい
ハルカ、トーマ→ハルトを探して数多な世界を旅する、ハルトのように様々な経験を知り己の愚行を恥じており本気で和解を望んでいる
そしてオリキャラ…もとい息子のハルキは本編登場検討中
どうやら両親の影響でとある魔法や力が使えるようで……