前回のあらすじ
迷宮攻略中に仲間と離れ離れになってしまったハルト達 それぞれが迷宮攻略に励むのであったが……
「何か幽霊が沢山だねぇ…」
「てか幽霊が物理攻撃仕掛けてくんなよ!!ふざけんな!!」
現在ハルト達は変身して襲い掛かる幽霊達の相手をしていた
「ならば仕方ないコレばかりは使いたくなかったが!」
「何か打開策があるのか!!」
「あぁ、幻想郷で霊夢から貰った博麗神社特製ほ清めの塩を使う!!」
「おぉ!なんかご利益ありそうだな…俺も早苗から清めの塩を貰ってたな」
「「…………」」
何故だろうか博麗神社と守屋神社の代理戦争になってる気がするので
「よし他の方法でやるか」
「同じく」
ならばコレだ!
「行くぞ岩塩で!」
「だから幽霊に物理攻撃するなよ!!」
「いやぁ…幽々子さんとかには攻撃効いたからワンチャン通るかなと」
「…………確かに!!あの人には普通に弾幕効いたし!!」
幻想郷での学びがこんな所で役立つとはな!
「エビデンスがあるから幽霊に物理で行くぞ!!くらえ!岩塩ハンマー!!」
「よし!皆、清めの塩を振った丸太は持ったか!行くゾォ!!」
「いやナツキさん!ツッコミ入れるのをやめないで!」
「ハルト!そんな丸太がそこら辺に転がってると思うなぁ!!」
「「うおおおおおお!!!」」
2人は突撃すると丸太を振り回して敵をまるでボーリングのピンのように吹き飛ばしたのである
「咲那さん…その……お義兄さんが大変な事になってますが…」
「大丈夫ですベアトリスさん、見てください…あんなに笑ってる義兄さん見たのは久しぶりです」
「いや止めましょうよ!?完全にバーサーカーのような笑顔ですよ!!」
「え?けど」
「旦那様に負けてられないわね!消えなさい雑魚ども」
「ほらアンティリーネさんも楽しそうですよ」
「うわぁ強ーい……」
「まぁ実際の戦闘能力だけで言えばご主人様の妃の中では最強に迫りますからね」
「そうなのですかベルファスト?いや確かに強い方だと思いますが…」
「はいアンティリーネ様はカレン様や千冬様のように槍や剣だけでの勝負でしたら分が悪いです…しかし魔法やスキルなど何でもありの総合力でしたら旦那様に迫ります」
「そんなに!!」
「実際、彼女との初対面時には当時のご主人様がボロボロになる程に追い詰められての辛勝だったとも聞いております」
「あぁ……だから千冬さんがアンティリーネさんと戦う時にはルールを作れと言ってたんですね」
それ即ち 一対一のルール無用の殺し合いになったら千冬でも負けると言う事に他ならない
「えぇ今ではかなり矯正されていますが来たばかりの頃は自殺志願者ばかりにキャロル様、千冬様、束様、錫音様と4対1で戦ったとも聞いております」
「何ですか?その世紀末乱闘?」
結論、アンティリーネもストッパーがいないと大変な事になる
その暴れぶりは
「あ、魔王ちゃん彼処じゃね?」
「だろうな」
「何で幽霊相手に物理攻撃してるのでしょうか…アナザーゴーストで取り込めば瞬殺なのに」
「確かに!」
「向かいますよ、でないと我が魔王の力で迷宮が崩落しかねない」
目印となっていたのは言うまでもない
そして走った面々の先には
「我が魔王!」
「あはははは!見ろ!!幽霊がゴミのようダァ!俺をビビらせたいなら『ハイ、ジ○ージ!』とか言って風船見せつけるピエロでも連れて来いやぁ!!って、ウォズ大丈夫だったか!」
返り血を浴びて笑顔で丸太を振り回すハルトであった
「えぇ……そちらも…あの我が魔王、何故丸太を持ってるのですか?」
「え?清めの塩を使った丸太で幽霊を攻撃してるからだけど?いやぁコレがさ、意外と遠くに飛ぶから面白くてさ……ねぇウォズ」
「何でしょうか?」
「今更ながらにさ人間って脆いんだね、魔力も何も込めずに振り回して丸太の一撃で死んじゃうんだもん!」
「は?」
「え?だって今の一撃とか千冬なら笑いながら回避してカウンターしてくるよ?」
いや何言ってんだ、お前?と思わず旧四天王もドン引きしている
「我が魔王の膂力で振り回せば、そうなりますよ…というより周りが才気煥発の超人ばかりだからか我が魔王の常識の尺度か崩壊している…」
「さ、流石魔王ちゃんだね…というより幽霊相手に物理攻撃とか」
「ハルト様…清めの塩はそこまで万能ではないかと」
「そうじゃと言いたいが既に丸太で伸しておるのぉ…おぉ…振り回した一撃で見事に上半身だけ吹き飛んでおるわい」
「流石魔王様……これにはドン引きです、そこはアナザーゴーストで倒しましょうよ」
「あ、そうじゃん!ナツキ!」
「おう!!」
『ゴースト』
『スペクター』
ハルトはアナザーゴースト、ナツキはアナザースペクターに変身すると2人がパーカーゴーストが体内から抜け出して攻撃するが
「命燃やすぜ!!…ってまだいるのか!!多すぎる!!……はっ、そうだ!ビリー・ザ・キッド!!」
「俺の生き様見せてやる!!なら俺はノッブだ!!」
「いやそれ信長違い!!」
『ビリー・ザ・キッド!』
『信長!』
2人はそれぞれのフォームに変身したは良いのだが
「そう言えば魔王ちゃんって射撃スキルが…」
「お、おい…まさか…」
「全員伏せろ!!」
それと同時に
『『オメガドライブ!!』』
2人の必殺技が発動した、アナザースペクターの背後には大量の銃が並び出す
「天魔轟臨!!これが魔王の3段撃ちじゃあ!!」
「だからそれ違うノッブ!!」
政人のツッコミも虚しく、ドドドドドド!!とエネルギー弾雨が敵に降り注ぐがそれでも尚立ち上がる敵に対して
「これで終わりだぁ!!」
収束したエネルギー弾を叩き込んで幽霊を全て滅した……筈だった
「よしお終い!」
「オツカーレ」
「…………ふふふ」
「どうしたんですか?アンティリーネさ…っ!」
全員が慌ててアンティリーネから距離を取ると彼女は虚な瞳でイクサナックルを構え仲間へ攻撃をしていた
「ちょっと!敵はあっちですよ!まさかアレですか!旦那様の奥さんは私だけで充分よ!とかで排除する奴ですかぁ!?」
「違う敵はお前達だ…あの方、復活の為にこの体を使わせて貰おう!!」
「どうされましたか、アンティリーネ様!」
「まさか……幽霊に取り憑かれたのか!」
「そんなホラー映画みたいな事あるの!?」
「っ!!」
アナザーゴーストはすぐさま行動に移る
「ふふふ」
ガンガンセイバーで切り付けるが彼女が転移前から持っていた鎌で受け止められてしまった
「ほぉ…この女は貴様の妻か?随分とこの体を楽しんでいるようだな?」
「テメェ、今すぐアンティリーネの体から出ていけ…消し飛ばすぞ」
「断る、何故この最強の体を捨てねばならん?女としても良いでは無いか…まぁハーフエルフのような半畜生など戯れに抱いているのか?悪趣味な奴めれ
前にオリガが言ってた事か…エルフやらは人じゃない云々と、だがな
「それ以上、俺の女の体で何かしてみろ殺すぞ」
「くくくやってみろ、愛する者を手にかける事が出来るものならな!!……っ!」
アナザーゴーストは躊躇いなく首に手をかけた
「ちょっ!ハルトさん!?」
「大丈夫、アナザーゴーストに変身して更に三人娘の恩恵か知らないけど…こいつの魂だけを知覚出来るんだよピンポイントで殺せる」
「な、何だと…」
「貴様の敗因は一つ……俺の特別に手を出した事だ……このまま締め上げてやる」
「ひ、ひぃ!や、やめろ!貴様正気なのか!このまま首を絞めれば…愛する女の体に傷がつくんだぞ!!」
「どんな傷があってもどんな生まれであっても俺はアンティリーネを愛している…キッカケはアレだったが彼女は俺の特別だ、彼女だけじゃない皆……俺の大切な人達だ…それに手を出すなら邪神だろうとオーマジオウだろうと俺がぶっ潰す…それが俺のルールだ!」
「っ!ふざけるなぁ!このまま消え去ってたまるか「やっとお前だけを捕まえた」ひぃ!!」
アナザーゴーストの力で魂を鷲掴み幽体離脱させると
「どうしてくれようかぁ……」
其の手には歪んだ魂が掴まれていた
「た、頼む!やめてくれ!ほら!貴様の女からは抜け出ただろう!だから頼む!命だけは助けてくれええ!」
「死人の霊魂が何言ってんだ?お前は俺の大切に手を出したんだ。このまま消すと思うのか?いいや違うなぁ……このまま貴様の魂だけをピンポイントで破壊して2度と復活出来ないようにしてやる!」
魂を知覚すると言う事はピンポイントで破壊も可能だ…あの世界においてディアブロが赤の悪魔を魂ごと本体を破壊した事から分かるようにその手の攻撃は可能なのだ
その感覚は漠然とだがハルトも認知していた
キッカケはかつての戦いで神の力の化身となった立花響を救う為に行った アナザーエグゼイド レベル1達の分離作業だ アレで体に救う病巣と本体を分けて見えるようになったのだが
「こんな形で活かされるか…さぁ豚のような悲鳴を上げろ」
「いやだああああああああああああ!!やめろおおおととおおおお!」
「このまま消え失せろ…慈悲なんてあるか…俺の女に手を出した罪を永劫続く苦痛と絶望を与えてやる地獄で苦しめ」
そのまま魂をすり潰すように握り潰して変身解呪するとハルトは慌ててアンティリーネの治療を行うと
「っ、アンティリーネ!!大丈夫!!」
「…………ん?私は何をしてたのかしら?あら?もう終わったのかしら旦那様?」
普段と変わらない瞳で見る彼女に安堵するとハルトは彼女を抱きしめたのである
「アンティリーネ!良かったぁ…本当良かったぁ…」
「あ、あら?旦那様どうしたのかしら?突然大胆になったわね?」
「アンティリーネさん、さっきまで幽霊に取り憑かれたんですよ?」
「あら…それで…大丈夫よ旦那様、私はここにいるから…」
「良かったぁ……本当良かった…」
「けど、ぼんやりとだけど特別とか俺の女とか言ってたような」
「違うのか?」
「いいえ、その通りよ…えぇ愛してるわ旦那様」
「っ…お、おう」
ストレートに言われると、やはり弱いなとハルトは頬を赤らめて目線を逸らすと
「ぐああああああ!!」
「義兄さん!?」
「えぇ……天丼かよ…」
またかよとハルトの涙が引っ込んだ
「まさか彼奴がやられるとはな…まぁ良いこの体を使えばな!先程と違って今度は友の体ならばどうだ!!」
どうやらナツキに取り憑かれたようだが
「オラァ!!空気読めええ!」
「んぐぁ!!」
ハルトは全速力でドロップキックを顔面に叩き込んだのであった
「貴様正気なのか!!友を人質にしたにも関わらず!!顔面に蹴りだとぉ!」
「ソイツに………人質としての価値はねぇ」
ハルトの一言が全てを物語っておりカレンを除く逢魔幹部全員がうんうんと頷いている
「何だと!!」
「えぇ!」
「あと、それは悪手だ」
「ふふふ何を言っ「あの、義兄さんから出て行ってください?」ん?何を言っ「消えてろ」何!?何処から」
まさかのヤンデレモードの咲那とWアルトリアに聖剣と聖槍まで向けられている…哀れだが同情はしないぞ
「何、取り憑かれてんだ間抜け」
「ふふふ…何を言っても無駄だ、この男の意識に貴様の声は届かな……な、なんだこの声は…や、やめろ‥俺に近づくなああああああ!!」
何かに苦しむ幽霊…そういやぁ前に白スーツが話してたな、あいつの死に戻りはリガドΩのリバースの派生型 死ぬという形がトリガーになったのは…
「神の呪いだったか?」
「そんなものだよマスター」
「マーリン!お前どこ行ってんだよ?」
「いやぁごめんごめん、ちょっと霊廟にいる髑髏の叔父様と話しててね」
「髑髏の叔父様?まぁ良いや…それより呪いって?」
「まぁ凄い大雑把に言っちゃうと、アレは神の愛だよ」
「愛なのソレ?」
「まぁアレだね、愛ほど歪んだ呪いはないかな…あと神と人間の尺度が違うからね」
「うわぁ……んで、あの幽霊は今何で苦しんでんの?」
「恐らく彼の中にある、神の残留思念か何かの地雷に触れていたようだね…敵意を持って彼の体に侵入した異物を排除しているのだろう」
「怖っ!」
「ぐぎゃあああああああああああ!!!」
そんな断末魔を上げながら苦しむ幽霊?だが同情はしないぞ、取り憑く相手が悪かったな…つか
「寧ろ聖剣や聖槍で浄化されてた方が幸せだったな」
気づけば浄化……いやアレは滅却された…アンティリーネに取り憑いた奴にした攻撃よりも高威力なのである
「どんだけ愛されてんだ、あのバカ」
「嫉妬狂うような話とかあったかな?確か私の記憶だと…知識を得る為に片目を渡したり、逆さ釣りになるくらいの変人だったんだがね」
「隻眼に逆さ吊りって何処かで聞いたような気が…じゃねぇやナツキ、生きてるぅ?」
「あ、あぁ………何だよ今の…自分の中にスーッと入ってくるような感覚は」
「あ、生きてた…あぁそれが取り憑かれる感覚らしいな」
「お前は体験しねぇのか?」
「ん〜俺に取り憑ける奴とかいる?」
実際今も
『おい、侵入者だやっちまえ!!』
『浄化だ!いやアナザーゴーストの餌にしろ!!』
とまぁそんな感じで相棒達が排除してくれんだよなぁ……けど
「いるぞ」
「どんな奴?「モモタロス」是非取り憑いてください!!この通り!!」
「あのベアトリス嬢…恐らくこの迷宮のコンセプトは「狂った神のもたらす悲劇を知れとか?」その通りです…えと」
「言いたいことは大体分かります、普段のハルトさんって狂った信者側ですよね」
「えぇ……しかし…大丈夫ですかナツキ?」
「何とか…けど俺どんな神に呪われてんだよ」
「さぁな、旅進めたら分かるんじゃね?」
そう答えて歩いていくと迷宮のゴール地点が見えたのだ
「ハルト!無事だったか」
「ハジメ君達も無事だった…んで何でユエちゃんと白崎さんは喧嘩してんの?」
「恋敵の戦線布告じゃな」
「マジか…ってかティオいたのか悪いお前の事忘れてたわ」
「おぉう!このご褒美の為なら頑張れるのじゃあ!」
何故恍惚となるのか分からないが
「ウォズ、胃薬おかわり!!」
「我が魔王に効く胃薬はないかと」
「お待ちを主!それ以上の胃薬は逆に胃に悪いです!!」
「なんか頭痛いなぁ……」
そして念願の魔法とウォッチは
「再生魔法……っ!!」
「お、これで樹海の迷宮に挑めるな!」
再生魔法に四つの攻略の証 それ即ち樹海の迷宮に挑める事に相違ない
因みにウォッチは
「うおおおおおおお!V3だああああ!!」
これで伝説の3人が揃ったぁ!と歓喜に震えていると
「いや待てハルト!このウォッチは栄光の7人ライダーじゃない可能性がある!」
ナツキの一言に周囲が度肝を抜かれる
「何だと!」
「1号、2号、V3……この3人は仮面ライダーTHE FIRSTとTHE NEXTの可能性もあるんじゃあないか!」
ピシャャャャアアアアン!!とまるで雷に打たれたような衝撃に襲われた
「そ、そんなまさか…いや確かに0ではない!」
「ナツキ…貴方は何て可能性に気づいたのですか!」
「天才か!?」
「いやいや待て待て待ちなさい!そんな可能性はないだろう……だけどこれで迷宮は終わりか?」
動揺する幹部陣とハルト…まさかそんな引っ掛けクイズのような事があって良いのか!!と困惑していると
「そうだウォッチを持つものには別の試練がある」
「俺達が相手だ」
そこに着地して現れたのは アナザーライダー とは違う理由で改変した歴史に生まれた仮面ライダー
「仮面ライダー3号!」
「仮面ライダー4号!」
まさかの参戦!いや
「誰だよ!!この自称3号4号!!」
ナツキのwho that guys!(あいつら誰だ!)!な驚きも無理もないがハルトは
「ふざけやがって……仮面ライダー3号と4号?それはV3とライダーマンだろうが!!」
『言ってる場合か!』
「クソっ!やっぱり敵ながら良い声だな!すみませんサインください!!」
「おい待て、写真が先だ!!てかやっぱり4号って克己さんと同じ声だな…」
「え、そっち!?いやその話は後にしろよ!」
「ふん…まぁ良い、俺達はお前と同じ改変した歴史に存在し、そして消え去る運命にある歴史のライダー……この命の燃やす所があるならば!」
「試練となり相手になろう、かかってこい!!」
「なんか彼方はバチバチの臨戦態勢何だけど!!」
「まぁ気持ちは分からんでもない、その無念…痛いほど良くわかる」
アナザーライダー だってジオウに倒されなければ本物の仮面ライダーとして戦っていたかも知れないのだから…改変された歴史にいたヒーロー…まぁ
「相棒達の場合変身者の大半がとんでも無い奴らばかりだったから悪役にされただけだよな!」
『そうだけど…俺達の正統継承者がコレだからナァ…』
『このバカが色々とやらかしたよなぁ…』
『いやぁ契約したばかりの頃はあんなに大人しかったのに…何でこんな戦闘狂になってしまったんだ…』
「ん?何か言ったか、お前たち?」
『『『何でもありません!』』』
「んじゃ俺がや「待ってくれハルト」何だよハジメ君?」
「4号は俺にやらせてくれ」
その腰にあるファイズギアを見て理解した
「よーし任せた、んじゃ俺は3号をやるか」
「準備は良いか?」
「おうよ、んじゃ行くぜアナザードライブ!!」
『ドライブ』
アナザードライブに変身した隣で
『standing by』
「変身!!」
『complete』
ハジメもファイズに変身して向かい合う、緊張の空気が場に張り詰める中 最初に動き出したのは
「食らえ!重加速!!」
ロマンもへったくれもない不意打ちからであった
『あ、相棒!?マジか!!』
「あたぼうよ!どーせ奴らもこの重加速の中では動けな…いいいい!」
「隙ありだ、ライダーパンチ!」
「っと危ねぇ!何で重加速が効いてないんだ!!」
回避した衝撃で重加速が解けてしまうとファイズと4号も戦闘開始となった
「俺達はショッカーにより様々な改造が施されている…貴様程度の浅知恵でどうにかなると思わない事だ」
『何だと!相棒のライダー知識を先読みしているというのか!』
『流石はショッカー…仮面ライダー相手に半世紀以上も戦っていないな…』
『それより相棒の攻撃が浅知恵呼ばわりされてるとか…まじウケる』
取り敢えずの最後の奴には後でお仕置きだが…
「ん?待てよ今、ショッカーって言ったか!ふざけんなよ!!アイツらの差金か!!クソが!後で大佐の奴締め上げてやる!!こう…奴の眼帯を引っ張った後に手を離して奴に【イッタイ…メガー!】の攻撃を加えるんだ!!」
「話は後にしろ!くっ、空飛んでんじゃねぇ!!」
「……………そうだ!ハジメ君!これを使え!!」
政人がハジメに投げ渡したのは腕時計型のアイテム…否!ファイズの強化アイテムであった!
「こ、これは!!」
「何をしようが無駄だ!それを飛ぶ俺の前に敵はいない!」
「お前は知らないようだから教えてやる、空を飛ぶにはな…広い空間が必要なんだよ!」
『complete』
ファイズは腕につけたアイテムからミッションメモリを引き抜きベルトに装着すると、音声と共に胸部装甲が肩へ移行し体を流れるフォトンブラッドの出力が上昇 デルタ級の質を示す銀色に変わったのである
正に疾走する本能 仮面ライダーファイズ・アクセルフォーム
『start up』
ファイズは腕時計型アイテムのスイッチを押しカウントを始めると ファイズは姿を消した
「何っ!!」
困惑する4号を襲う拳打の雨、そして蹴りの一撃で4号は飛行能力を失ってしまったのである
それを待ってましたとばかりに現れるポインター達 全てがクリムゾンスマッシュの必殺技
アクセルクリムゾンスマッシュが突き刺さる
3
2
1
『time out…re formation』
その全てを受けた後 加速を終えて元のファイズに戻る時 全ては終わっていた
「ぐああああああ!!!」
4号はφの文字と共に爆砕したのである
「な、何が起きたの…」
理解できないユエ達に対して
「なんて恐ろしく早い、アクセルクリムゾンスマッシュだ俺でなきゃ見逃しちまうね」
まるで何処かの強者みたいなセリフを言う政人に
「政人、今のが見えたのか!?」
「いや全く、この展開になったら一回言ってみたかったんだ」
その一言に転けた人間もいるが、まぁ要する高速移動で相手をタコ殴りにし その隙に連続クリムゾンスマッシュを叩き込んだのである
「ふぅ、手を貸してやろうかハルト?」
余裕そうなハジメだが、新技があるのはお前だけじゃないんだ
「ぬかせ…見せてやる俺の必殺技!!」
「ほぉ、どんな技だろうが返してや「インパクトノッキング!」がぁ!!」
まさかのライダーじゃない技に面を食らった3号だが
「残念だが、その技は筋肉や神経を麻痺させる技だと聞いている…我が身は改造人間故に神経攻撃は通らないぞ」
「それはどーかな?」
「何?……!」
突如、3号の体に不具合が発生した…この異変はまさか
「まさか…!」
「そう!今のはインパクトノッキングに見せかけた…ただ内側にダメージを与える拳の一撃!名付けて【すごいパンチ】だ!」
『スゲェ!これほど名前がピンポイントに効果を示してるとは予想外だぜぇ!』
『相棒らしい単純なセンスだ!』
『ドア銃やハンドル剣よりも酷いセンスだぜ!』
『あの私服センスにしてのネーミングセンスだな』
「誰が単純だと!あとアナザービルド……はぁ…まぁ良い……この拳の一撃はあのダグバさえも仰け反るほどの威力を持つ…シンプルを極めれば それが必殺技になるってな!!」
「我が魔王の場合 ただのパンチでも必殺技ですか」
「やーっぱり理不尽だわ、魔王ちゃん」
「更にその出力を引き上げる!こいデットヒート!!」
そして飛んできたサイドカー型の特殊シフトカーを腰に添えるとアナザーマッハのような白と赤の装甲を纏う戦士に変わる、しかし頭部には仮想敵である ハートのような角が片方だけ伸びている
『デットヒート』
アナザードライブ・タイプデットヒート
「更に俺自身に宿るハートのデータを引き出して…デットゾーンに突入だぁ!!」
体が赤熱化し始めていくと同時に体内の力が増幅され始めて行くのである
「気分はさながら界○拳!!うおおおおお!!」
更に力を高めていくのだが
「そのネタは辞めろ!色々と敵が多すぎる!!」
「メタい」
肩にあるメーターが何か危険信号的なアラートを発しているが関係ない!な
「ふはははは……そうだ思い出せ俺のハザードレベルが何故上がったか…そうだ……」
思い出すのは、あの絶望に沈み涙を流した俺の目の前に駆けつけてくれた師匠達、レジェンドライダー達の姿が脳裏に浮かぶと
ガチリと何かがハマったような音がした
「ははは……ははははは…はーっはははははは!!!」
その時の嬉しさだけでテンションは天元突破!してハザードレベルと共に力の枷が外れていく、常葉ハルトの単純さはオーマジオウさえもドン引きするのだ
「ははははははは!!うおおおおおおおおお!!!!!諦めなければ夢は叶うのだああああああああ!!!」
何か覇気だけで大気が震えている
『な、何か相棒のテンションが振り切れてデットゾーンも振り切れてる!!』
『嘘!それだとタイヤバーストして暴走するのよ!』
『いや待て、ハザードレベルも上がっている…まさかハザードレベルの上昇がデットヒート自身の耐久性も上げているのか?』
『能力の併用をしてるのか!そりゃスゲェなハルト!』
『これ要するに思い出し笑いみたいなもんだろ?それでパワーアップしてんのか…やば』
「ははははははは!アドレナリンが沸騰してきたぁ!!そら、行くぜぇ!!」
ブン!と一瞬の音が鳴ると、3号の胸元至近距離に拳を構えたアナザードライブがいたのである
「はぁ!!」
「ごふっ…」
その拳の一撃は3号を近くの壁にめり込ませる程の威力があった
「っしゃあ!コレで終わりだぁ!」
『デットヒート!!』
飛び上がると同時に自分の体を回転していきエネルギーをチャージしていき エネルギータイヤになり相手への体当たりを行う
アナザースピードドロップを叩き込むも
「ライダーキック!」
3号も最後の意地とばかりに反撃のライダーキックを放つが
「ぐああああ!!」
勢いに乗ったアナザードライブのライダーキックを相殺出来ずに直撃を受けてしまった
「ぐ……お、おのれええ」
仰向けに倒れる3号に対して
「伊達に仮面ライダーを名乗ってはないな…幻の戦士だね」
「な、何……」
「本当、もしもの歴史があればお前達が正義のライダーとして人類の未来を守っていたかも知れない…だが、その歴史は誰にも語られない影の歴史だ」
「………………」
「だから俺が貴様等の物語と歴史を背負おう、お前たちのように消え去った歴史を未来に残せる存在だ、俺はお前達という戦士がいた事を生涯忘れる事はない」
これは敬意 誰にも語られない歴史を戦い抜いた戦士達に贈れる唯一の賛辞
「そうか………ならばこの力、お前に託す…好きにしろ」
そう言うとアナザードライブの手元に3号と4号のライドウォッチが託されたのであった
「そうさせて貰う……って何してんだお前ら?」
何か温かい目で見られているが…
「いや、我が魔王はやっぱり我が魔王だなと思いましてね」
「どう言う意味だよ」
「やはりノリと勢いで生きてるなと」
「そんな俺が良くてついてきてんだろ?違うかお前等?」
「「「「「はっ!!」」」」」
「お、おぉ…ハルトさんが覚醒したような気が…」
「けど確かデットヒートって」
「離れますよベアトリス様、アンティリーネ様、カレン様…ティオ様も離れないと巻き込まれますよ」
「何じゃ?何に巻き込まれるのじゃ?」
それに気づいた面々は間合いをとると
「…………あ」
突然アナザードライブのメーターが振り切れるとタイヤがバーストしたのである
「あ、やべ…そうじゃん!暴走するんだったぁ!!お願い!だ、誰か止めてえええええええ!てかなんでデメリットがそのままにぃ!!へ、変身解除は!!」
『出来ない』『暫く暴れてろ』
「そんなああああああ!!」
やはり制御できずに力に振り回される姿と何故か知らないがバチで太鼓を叩くようなモーションをしているアナザードライブを見て思わず
「覚醒が何ですか?」
「いえ気のせいでした、やっぱり彼は彼ですね」
「だから旦那様は面白いのよね」
「話してないで誰か止めてえええ!!」
結果としてファイズのグランインパクトの一撃を受けて変身解除となりました
「っぶなかったぁ!!死ぬかと思った!!」
「それどっちの意味で?」
次回!
迷宮攻略を果たしたハジメだが、それは同時にミュウとの別れを示していた 思い出作りにと エリセン七不思議を調べる事になり突如 彼等を包み込む光 それは忘れ去られた都に招かれた者達、本来はありえない人物達との邂逅を示していた
「俺は常葉ハルト!異世界にある逢魔王国の国王だ宜しく!」
「は、ハル爺が若返ってるぅ!!嘘でしょ!若い頃のハル爺ってこんなクソ生意気だったの!!」
「何て失礼な奴だ!」
「嫌だってハル爺って自称魔王でしょ?」
「本当に失礼な!マジの魔王だぁ!」
「えぇ!じゃあ木苺無くて世界滅ぼしたのって本当なの!?」
「いや、それ初耳」
若き魔王は災厄の魔王が旅をした解放者達と出会い
「儂は常葉ハルト、異世界にある逢魔王国の国王じゃ」
「ハルトが老けたああああ!!」
「何だと!」
「初対面なのに失礼な奴じゃな……はっ!木苺がない!大変じゃ!木苺がないとシンフォギア世界が滅ぶぞい!」
「我が魔王、シンフォギア世界ならとうの昔に滅ぼしたでしょ?今では人などいないディストピアではないですか」
「おぉそうじゃったわい、ありがとうウォズ……ってウォズ!?」
「全然ありがとうじゃないから!俺としては聞き逃さない未来の情報なんだけどぉ!!」
次回 小説特装版 ova 編 始まります!