無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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皆様!いつも有難うございます!カグ槌です!今回の10万突破記念アンケートへのご協力有り難う御座いました!!

投票の結果は〜………はい!仮面ライダーファルシオン√ のハルトの新短編となりました〜話が完成次第投稿しますのでお楽しみに〜

では本編をどうぞ〜


王都動乱 前編

 

 

前回のあらすじ

 

 

前回を見てね!

 

 

「おい白スーツ!!唯一の仕事を放棄するなぁ!!」

 

 

ミュウと別れ一路 新たな迷宮攻略に励む一同

 

 

その前にピースメーカーで補給を受けていた

 

 

「陛下ご覧ください!故郷に戻った仲間達が帝国のアン畜生の新たなウォーカー兵器をろか…こほん合法的海賊行為の末に購入してきました!」

 

 

「おい待てトルーパー、今鹵獲言わなかったか?つか待て!それ分取り品だろうが!!」

 

 

「空耳ですよ陛下!ではご覧あれ!」

 

 

「誤魔化すな!」

 

 

とトルーパーが見せてきたのは 此方の主力戦車 ATTEを遥かに超える巨体…脚の線は細いが大きさだけで言うならば イヴァン雷帝の象並みにデカい四本脚の化け物

 

 

それは銀河帝国軍において恐怖の象徴とされた魔物

 

 

AT-AT ウォーカーである

 

 

「いやカッケェ!!てか凄いなコレ…乗れるの?」

 

 

「無論です、我々のウォーカーを超える人数の兵士を乗せて移動できます…見た目からしてジャガーノートよりも敵を威圧するでしょうね」

 

 

「魔物もビビるなら旅の時短になるか…なら乗り換えるぞ、お前ら荷物を積み変えてくれ!頑張った奴にはオーディエンスからの贈り物 ビックリアップルで作ったコンポートをご馳走してやる!」

 

 

「「「「「うおおおお!!!」」」」」

 

 

そして積み替えを済ませたハルト達はハジメの車両に追従する形で移動していたが

 

 

「うーむ絶景」

 

 

「しかしながら中々目立ちますな」

 

 

「良いんじゃねぇの?どーせ街から離れた場所からはいつも通りなんだし」

 

 

『おいハルト』

 

 

「はいはーい!何かなハジメ君!」

 

『そっちから何か見えないか?』

 

 

「んーとねぇ……あぁ何か結界張ってるなぁ戦闘か何かしてるみたいだな」

 

 

『そうか…取り敢えず偵察してくる、ハルト達はゆっくり来てくれ』

 

 

「OK、必要なら此処からブラスター撃てば終わるけど?」

 

 

『いや俺達だけで大丈夫だ』

 

 

「わーった…手が必要なら言ってくれ」

 

通信を切り

 

 

「ATAT全速前進!ハジメ君の車両を追いかける!敵がいれば問答無用でブラスターの錆にしてやれ!」

 

 

その巨体がうねりを上げながら前進を始めたのであるのだが現場に着いた頃には全てが終わっていたが地響きを上げながら現れたATATの遭遇に別のパニックが起きた

 

 

 

「鉄の魔物だぁああああ!!」

 

 

「逃げろおおお!」

 

 

「あー大丈夫ですよー」

 

 

飛び降りたハルトが説明するのであった

 

 

「香織!」

 

「リリィ!!良かった元気そうで!!」

 

 

と再会を喜び合う2人だがハルト達は

 

 

「ちぇっ、折角ウォーカーの射撃を観れると思ったのに!」

 

 

「しかし外から見るとやはり大きいですね」

 

 

「正に暴徒鎮圧の騎兵だな……あ、ウォズ」

 

 

「はっ」

 

こっそり耳打ちし

 

 

「かしこまりました手配しておきます」

 

 

「宜しく、んでハジメ君…この後どうする?そのまや送る気か?」

 

 

「しないと言いたいが、どうやら王都が大変みたいだな」

 

 

ハジメがリリィ…リリアーナ王女から聞いた話だと 何か王都で死兵が暴れてパニックになっているとのことだ

 

 

「そうか」

 

ハサン達に念話をして無事は確認しているが王都の宝物庫にあるアナザーウォッチが心配だな

 

 

「なぁハジメ君」

 

 

「分かってる、それともう一つ先生が攫われたらしい」

 

 

「先生?」

 

 

「ほら、ウルの街で会った」

 

 

「あぁ、あの合法ロリ先生か!」

 

 

「おいハルト、お前なんて人の覚え方してんだ!」

 

 

 

「けど何で作農師の先生を何で攫ったんだ?」

 

 

「分かったぜ!………おにぎりパーティ?」

 

ハルトがキリッとした顔で答えるとお姫様は真面目な顔で

 

 

「うちの国めっちゃ平和じゃないですか」

 

 

「けど、アナザーウォッチに眠る仲間の事は見捨てられないな…おい姫さま依頼達成の報酬に俺は宝物庫にあるウォッチを要求するぜ」

 

 

「陛下」

 

 

「ハウンド、俺の同胞を助けるのに力を貸してくれるか?」

 

 

「無論です、陛下の同胞は我ら逢魔の同胞です助けるのに力を惜しむ理由などありません」

 

 

「俺もハル兄の手伝いをする!!」

 

 

「マスターの御心のまま」

 

 

「え?あ。アサシン!!2人とも無事だったか!」

 

 

「無論ですとも、主殿は心配性ですなぁ…おや?まさか奥方様が増えたので」

 

 

「君のような勘の良いアサシンは助かるよ久しぶりだな!!」

 

 

と再会を喜び合うハルト達もだがハジメ達はどうしたものかと話し合っている

 

 

「アレなら二手に分かれるか?ハジメ君達は樹海の迷宮、俺達は王都近くの神山の迷宮に向かうとか」

 

 

「いいや俺も行く、先生には借りがあるからな」

 

 

「OK、なら準備が整い次第移動開始だな」

 

 

「あの…すみません、アレは貴方が使役してるんですか?」

 

 

「ん?あのウォーカーは俺達の乗り物ですが?」

 

 

「乗り物!?…あの良ければ「上げないよ」…」

 

 

「はぁ…誰が渡すかよ、大方事件後に侵略しようとする国への抑止力に使いたいとかだろ?」

 

 

「……………」

 

 

「生憎様、俺は自分の仲間を馬鹿にしたあのバカ勇者一行を囲うお前達なんか信用してないんでな」

 

 

それだけ言うとハルトはウォーカーの膝を曲げて車高を落として作った仮設作戦室で作戦会議となった

 

 

 

「王都の位置は此処です、神山は此処となります」

 

 

「かなり離れてるな、けど先生が隔離されてるのは神山で会ってるのか?」

 

 

「はい銀髪シスター服の人が攫ったと目撃情報があります、この辺に人を隠すとすれば教会の本山以外にはないかと」

 

 

「それならコマンドー部隊を潜入させた方が早いな」

 

 

「いや神山には俺が行く、1人なら気取られない」

 

 

「待った、ハジメ君それは危険だ俺も行こう…2号系列のライダーには妨害系のトリッキーな技を使う奴も多い 役に立てると思う」

 

 

「あぁいざとなれば先生のいる扉も不破ライズして開けてくれるだろうな」

 

 

「いや、それやるのお前だろ?」

 

 

「分かった、頼む」

 

 

「ティオ、お前は龍化してハジメの移動の足になってくれ」

 

 

逢魔の航空戦力である LAAT ガンシップは音を立てながら移動するから潜入には向かない

 

 

「心得た…がデロウスではダメなのか?」

 

 

ハルトのパートナーアニマルの名前を出すが

 

 

「アイツは俺以外の言う事は効かないんだよ」

 

 

デロウス グルメ界にある八大陸に君臨する王の一角 竜王の息子 彼は父がハルトとの戦いで気に入ったから着いてきているだけ 他の連中の頼みなど聞かない

 

 

認めさせたいなら挑めが彼の方針である

 

 

「まぁお前達にもそれくらい強くなってもらいたいな」

 

 

「グルメ界の最強生物と殴り合えるのは我が魔王だけですが?」

 

 

「まぁそんな俺でもグルメ界だと下から数えた方が早いんだよなぁ…」

 

 

「は、ハル兄が弱い……どんな魔境なのさグルメ界って!」

 

 

「まぁ山を一撃で切り捨てて山で水切り始める猿とか時間の流れを加速させる特殊空間を使う鹿とか体を垂直に起こして惑星を食べる蛇とか…口からビーム撃つ竜とか…鼻息で俺の半身を削り取る馬とか……後。群れで襲い掛かるやばい狼とかいたな」

 

 

順番で言えばハルトに猿武を教えた猿王、覚えた直後に戦闘した竜王、訓練がてら裏のチャンネルに飛ばした鹿王、その後出会った馬王と狼王である、蛇王は噂レベルだが…

 

 

「何その猛獣達の世界!?」

 

 

「惑星を食べる」「蛇?」

 

 

ナツキと政人は宗一に目線を向けると

 

 

「そこで俺を見ないでくれるかな!!」

 

 

「いやお前さ中身的にはエボルトと同じじゃん」

 

 

「星狩る蛇のブラッド族」

 

 

「そこだけ切り抜いたらな!!あと俺をエボルトと同じにするな…って話が逸れてるぞハルト!」

 

 

「そうだった、ハジメ君が先生の救出に行くなら俺達もチーム分けをすべきって話だ」

 

 

「成る程、それでティオ嬢はハジメ殿とですか」

 

 

「そうだ、ハジメの援護で神山に向かう組とユエちゃん達と一緒に王都潜入組、そしてATATから俯瞰して指示を出す見張り組だな」

 

 

「なら私とシア達は王城に潜入する」

 

 

「分かった…俺はユエちゃんとは別ルートで王都に潜入して宝物庫にある同胞の安全を確保後にユエちゃん達と合流だな」

 

 

「でしたら我等アサシンは潜入組ですな、王城には何度か忍び込んだ事もあります姫君が別行動ならば案内と護衛は必要でしょう」

 

 

「そうだな頼んだ」

 

 

『そうなると忍び込む能力を持つアナザーライダーが必要だな』

 

「問題ねぇよ、アナザールパンがいるからな」

 

 

何故そこでアナザーディエンドでないというと

 

「あ、そか俺がアナザーディエンド持ってるから…使えないんだ…」

 

 

「怪盗の力をお借りするだけだからな…予告する俺のお宝奪い返すぜ!……いや待てよ海東さんに頼んだらノリノリでやらかしてくれそうな…宝物庫の金銀財宝には興味ねぇしなアナザーウォッチ取れれば良いし」

 

 

「それはルパン違いだよ魔王ちゃん!あの人は色々とダメだ!なんか嫌な予感がするぞ!」

 

 

「しかし我が魔王が潜入ですか…いやアナザーベルデとかいるから大丈夫ですか…ならば私も同行しましょうアナザーシノビでお供します」

 

 

「頼りにしてるぜウォズ」

 

 

「うーん、そうなると俺達は見張り組かな」

 

 

「潜入向きの力はないからな」

 

 

「仕方ないですね今回はウォズ先輩に見せ場は譲りますよ」

 

 

「そうじゃが、ハルト坊よ「わーってる敵が来たら呼ぶから」楽しみにしておるぞ」

 

旧四天王は待機、まぁ全員が戦闘向きだし、巨大な奴だったりするから妥当だな

 

 

「ハル兄、俺は?」

 

 

「一夏は此処で待機かアストルフォのピポグリフに乗って上空の偵察を頼む」

 

 

「分かった、ライダー」

 

 

「はいはーい!お任せあれぇ!」

 

「ジャンヌ、護衛頼める?」

 

 

「仕方ないわね、分かったわよ」

 

 

「ちょっと待った私も行くよ」

 

「オリガ、貴女」

 

 

「私のライダーシステムは飛び道具だからね、援護や支援ならうってつけだ違うかい?」

 

 

「まぁそうだな…ジャンヌは別任務をお願いしよう」

 

 

「分かったわよ……ふん!」

 

 

「さてと……そうなると」

 

 

チーム分けは

 

 

先生救出組 ハジメ、ティオ、ナツキ

 

 

王都潜入1 ユエ、シア、香織、リリアーナ、咲那

 

王都潜入2 ハルト、宗一、政人、ウォズ、呪腕、静謐

 

監視組 ハウンド、一夏、オリガ、アストルフォ

 

 

待機組(予備戦力)二亜、アンティリーネ、ベアトリス、旧四天王と

 

仮面ライダーになれるジナイーダ、カレン

 

宝具での広範囲攻撃 ジャンヌ、アルトリア's、マーリン

 

近代戦ならベルファスト、プリンツオイゲン、五航戦、高雄姉妹、ヨークタウン三姉妹、ミーニ

 

見事に偏りがあるな

 

KANSEN組は現状 待機組に回ると一部は砲撃で遠距離支援をしてくれるらしい助かるが

 

 

「戦力が先生救出組にもうちょい欲しいなぁ」

 

 

「となると」

 

 

全員の目が恐ろしいオーラを放つ箱 そうマーリンが髑髏の叔父様なる人から貰ったものが収められた箱である

 

 

 

「使うしかないかぁ…ここに2人がいるのも何かの縁だろうし」

 

 

「そもそも我等はこの箱の為に戻りましたからな」

 

 

「だな」

 

 

そしてハサン達が受け取ると箱をマジマジと見て、振ってなどして色々調べてくれたが

 

 

「ふむ、山の翁に由来するものではない本当に箱のようですぞ」

 

 

「毒も入ってない…火薬の匂いもしない」

 

 

なら大丈夫かなと思い 箱を恐る恐る開けてみると

 

 

「何じゃこりゃ?」

 

 

それは一冊の髑髏の意匠があるライドブックだがしかし

 

 

「名前がありませんな」

 

 

そうタイトルがないのだ、これがハサンの誰かしらを呼ぶ為のライドブックであるなら

 

〜〜の教主と書かれているはずである

 

 

「取り敢えず開けてみないか?」

 

 

何か分かるだろうとナツキは開けようとするがびくともしない

 

 

 

「な、何でだよ!」

 

 

「ほら次は俺だ」

 

 

と政人、宗一と変わっても本は開く気配がない

 

 

「どうなってんだよ」

 

 

「仕方ないな、どれ真打登場だ」

 

 

遂にゴリラ(常葉ハルト)動く

 

 

「おい白スーツ、表出ろ」

 

 

そしてハルトも本を開こうとするが、やはり開かない……が

 

 

「ぐ……ぬおおおお!!」

 

 

まるで不破さんのように諦めずにこじ開けようとしていた

 

 

「ハルト!?辞めようぜ!なんかライドブックからメリメリって聞こえちゃダメな音が聞こえてくるから!!」

 

 

 

 

「この俺にこじ開けられないものなんて……あんまりねぇ!!」

 

 

 

 

「閉まらないな」

 

 

「普通なら解錠方法探すのにあんな強引に…」

 

 

「アレが我が魔王が頼りにしている不破諌式解錠術…通称不破ライズであります」

 

 

「うおおおおおおお!!」

 

 

「それ使えるのプログライズキーだけだよね」

 

「「「「あ…」」」」

 

 

一夏の言葉に納得したと同時にパキン!と言う音と共に眩き光と共に現れたのは黒いフードを被る謎の女性だ

 

 

「貴方は聖杯を得る為に私を呼び出した者ですか?」

 

 

「え?違うけど?てか聖杯ないし……変だなぁ初代翁から貰ったのにハサンじゃない?あの髑髏の面がないけど…」

 

 

「それは一体………っ!」

 

 

「どうされた」

 

「?」

 

「まさか静謐様に…じゅ……呪腕の…!」

 

 

「貴公は何者か?」

 

 

「は、初めまして!!!私はー」

 

 

何かテンション高く話しかけている彼女の話は

 

 

百貌の同期で同じように山の翁の座を競い合っており人体改造の結果 百貌以外のザバーニーヤを体得するに至ったという

 

 

「まさかの努力チート!?」

 

 

「全てのザバーニーヤを…だと……我等の苦労は…」

 

 

「そうですか……可哀想に」

 

 

「しかし私は何も生み出せなかった…皆様の尊き技を穢してしまった……どうか私に罰を!」

 

 

「いや戦力として呼んだのに何自害したいよランサー!みたいになってんの!?」

 

 

「てか何で初代はこの人を俺たちに?」

 

 

「何というかあの人さ…」

 

 

 

「山の翁の手にかかるなら本望!!」

 

 

『俺を倒せるのは仮面ライダーだけだ!』

 

 

「あぁ…今、推しに会ってテンション高いな」

 

 

「成る程…ハルトに似てるな」

 

 

「え?何が?」

 

 

「推し見て発狂するところが…成る程、だから狂信者という訳か」

 

 

確かに触媒無しで英霊を呼べば自分と相性の良い英霊が来るというが

 

 

「これさハルトの不破ライズが触媒となるライドブックに不具合を起こしたかも知れないよ、もしかしたらアレはハサン確定のライドブックだったのかも」

 

 

「確かに、それはあるな…てか力技でバグ発生とかコレだから脳筋は…」

 

 

「おいナツキ覚えてろよ…けど普通にスゲェと思うけどな、つか初代が使えと託したなら…きっと」

 

 

「えぇ貴女は認められていますよ誇りなさい、山の翁と認められずとも我々は此処に認めますよ」

 

 

「っ!ありがとうございます……それで皆様は何を?」

 

 

 

「端的に言えば、これから異教徒の総本山に殴り込みに行くと言う話ですな」

 

 

「そして、その異教徒の国の首都を攻撃します」

 

 

「確かにそうだけど呪腕さん!!言葉のチョイスが不味いよ!!それだと俺達が王国を滅ぼすみたいに聞こえるから!!」

 

 

 

「成る程…でしたら微力ながらお力添えを!」

 

 

「ダメだこの子!推しの言葉を間に受けるタイプだ!早く何とかしないと…」

 

 

「あら旦那様と同じじゃない」

 

 

「何ですトォ!」

 

 

「推しという文化は分かりかねますが確かに彼女は平時の主に似ていますね」

 

 

「カレンまで!!?」

 

 

 

取り敢えず狂信者ちゃんだが……

 

 

「お任せあれ皆様!私が総本山に巣食う異教徒を皆殺しにご覧入れましょう」

 

 

ハイテンションで目をグルグルしながら先達に物騒なことを言っていたな

 

 

「皆殺しにしなくて良いから!?本当にヤベー奴が来たな!!」

 

 

 

「あぁ成る程…そう言う事か」

 

 

「呪腕さん?」

 

 

「いえ何も、我等も準備に入りましょう主殿」

 

 

「おう!今回の潜入任務だが頼りにしてるぜ呪腕さん」

 

 

「その期待には応えてみせるのがサーヴァントというものでしょう」

 

 

「翁の皆様に頼りにしている?そんな親しげに話しかけるとは無礼な奴だ……殺す!」

 

 

「なぁ何で俺はあの子に殺意向けられてんの?一応だけど俺マスターだよ?」

 

 

『相棒、イメージしてみろ仮面ライダーを知らないニワカファンがレジェンドライダーに馴れ馴れしく話している場面を』

 

 

「ア?コロス!!」

 

 

『そう、それが答えだ』

 

 

「成る程…推しに馴れ馴れしく話しかけるなという事か」

 

 

『やっぱり似た者同士だな』

 

『ジャンヌとは別の意味でな』

 

 

「んじゃハジメ君、制御頼んだ…別に先生以外は死んでも構わないだろうが…一応加減するようにな」

 

 

「丸投げだと!いやまぁ……おう」

 

 

よしと頷くと

 

 

「パイロット、王都付近まで前進した後は待機!身を眺めて戦況を見守ってくれ」

 

 

「イエッサー」

 

 

「残りは作戦開始まで休息だな…ふわぁ…」

 

 

「眠いのかしら旦那様?」

 

 

「何か眠くて…」

 

 

「主、仮眠室でお休みを」

 

 

「皆……zzz」

 

 

「いやせめて部屋まで歩いて!!」

 

 

「私が連れて行きますよ」

 

 

「申し訳ないカレン嬢」

 

 

「お任せを」

 

 

「けど魔王ちゃんが疲れてるとか珍しいねぇ」

 

 

「疲れ知らず、限界知らずのハルト様だからな」

 

 

「先輩達、忘れてませんか魔王様が複数のサーヴァントと契約してるの」

 

 

「「あ」」

 

 

「成る程のぉ契約した際に魔力を持っていかれたか」

 

 

「本来なら聖杯のバックアップやら地脈から魔力を汲み上げるのに魔王様は自力で賄ってますからね」

 

 

実際は体内に宿るファントムが持つ魔力をエクストリームメモリやジョーカーメモリの力で増やし、リアクターアックスに貯蔵しているのだが…

 

 

「やっぱ魔王ちゃんヤバいね」

 

「だからこそ我らが付いていくに値するものよ」

 

「そう言えばオイゲンさん達が見当たらないのですが……」

 

 

「………………放っておきましょう」

 

 

「「「異議なし」」」

 

 

魔王と救世主の修羅場には近寄らず、それは逢魔家臣団の暗黙の了解となっていた

 

 

 

「さて主、此方へ」

 

 

「ありがとうカレン、後は私に任せて」

 

 

「かしこまりましたオイゲン様」

 

 

翌朝、朝飯作りに体を起こしたハルトだが

 

 

「んで…何故オイゲンが此処に?」

 

 

布団に忍び込んでいるオイゲンに思わず本音が溢れる

 

 

「忍び込んだのよ、だって指揮官早く寝ちゃうんだもの」

 

 

「そりゃ色々あって疲れたからな」

 

 

「指揮官も疲れるのね」

 

 

「人を何だと思ってるのさ……状況は?」

 

 

「折角の2人きりなんだから、もう少し良い睦み合いましょうよぉ」

 

 

「そうしたいけど作戦中だからな、そういうのは終わってからだオイゲン」

 

 

「もうしょうがないわね…夕方までには王都付近に到着するわ作戦決行は夜になりそう」

 

 

「そうか」

 

 

「全員準備は問題なし…ただ」

 

 

「ただ?」

 

 

ーーーー

 

 

ATAT作戦ルームにて

 

 

「大丈夫か咲那、忘れ物はないか?ちゃんとレンゲルバックルは持ったか?」

 

 

「もう大丈夫だよ義兄さん」

 

 

「だが潜入とかそんな危ないことしなくても…今からでもATATに待機しても「義兄さん」ん?」

 

 

「いつまでも義兄さんの背中で守られてばかりじゃないんですから!」

 

 

「おぉ……咲那が成長してるよぉ…」

 

 

「それにリモートのカードで封印解けば問題ないからな」

 

 

「あ、そうか!嶋さんがいるじゃん!!」

 

 

アンデット屈指の穏健派にして良識人のカテゴリーKの嶋さんだが

 

 

「そういやぁ俺…その力使ったような」

 

 

「お前嶋さんの力で何してんだ!」

 

 

「アリエル助けるのに変身したのと咲那ちゃん説得に使ったが!!」

 

 

「そうかありがとうね!!」

 

 

「んじゃ気をつけてな咲那ちゃん、危なくなったら嶋さんのカードでエボリューションするんだ」

 

 

「はい!」

 

 

「それ大丈夫なのか確かキングフォームって変身したらジョーカーアンデットになるんじゃ…」

 

 

「へ?ジョーカーアンデットになるのはデメリットじゃなくね?」 ハルト

 

 

「あぁブラスターフォームみたいに変身時のノックバックで体がちょっとずつ灰になるとかないし良心的だろ?」政人

 

 

「そうだな、変身したらちょっと人外に近づくだけだ」宗一

 

 

「お前等怪人トリオと咲那を一緒にすんじゃねぇ!!」

 

 

 

「まぁまぁ大丈夫だよ、そもそもキングフォームによるアンデット化は剣崎さんの高すぎる融合係数が原因だからね、アンデット13体融合なんてしたらそうなるよ…普通の人が変身してもキングだけの融合だしね」

 

 

「ギャレンやレンゲルもキングフォームになったがカテゴリKだけの融合だったぞ」

 

 

「え?何それ俺知らない…レンゲルのキングフォーム!?出たのか政人君!」

 

 

「あ、そかハルトは知らないのか…ジオウが終わった後に始まったシリーズと特別会で変身したんだよ」

 

 

「何だとおおおおお!チクショウ……チクショーーーウ!!(CV若本)」

 

 

「落ち着いて…大丈夫だよ俺達を信じてくれ怪人の専門家だからさ」

 

 

「怪人の王ですが何か?」

 

 

 

「ここだけ切り抜くとハルトの頼もしさがやばい」

 

 

「んだとゴラァ!……なぁ相棒、今更なんだが俺をラウズカードに封印したらどんなカードになるんだ?」

 

 

『ん?お前を封印した瞬間 捻り蒟蒻がダークローチを出して世界を滅ぼす』

 

 

「ジョーカー以上の厄災じゃねぇかぁ!!」

 

 

「まぁそんな感じでキングフォーム=アンデット化じゃないから安心しなよ」

 

 

 

「はい!」

 

 

さてと……ん?コムリンクから通信?

 

 

『陛下、哨戒中のトルーパーから通信が入りました…』

 

 

「ん?」

 

 

 

そしてハルトは話を聞くとそのままテレポートしたのである

 

 

 

「陛下!ご足労頂き感謝します」

 

 

「ハウンドからあんな話聞いた日には飛んでくるさ…んで、そこのお嬢さんが件の?」

 

 

「はっ!何でも王都の事件についての情報があると」

 

 

「へぇ」

 

 

「やぁ初めまして…ではないかな魔王さん」

 

 

メガネをかけた黒髪ショート…悪いが愚妹を彷彿とさせる容姿なので何か関わりたくないが

 

 

「ん?あぁなーんか見覚えあると思ったら勇者(笑)といた奴か」

 

 

「笑…って…そう僕は中村恵里、宜しくね」

 

 

「要件をさっさと言え、俺達も暇じゃないんだ」

 

 

「勿論さ…担当直入に言えば今夜、王都を魔人族と魔物の大群が襲うから気をつけなよ」

 

 

「何?」

 

 

「というか全部、僕が手引きしたんだよね」

 

 

まさかの真犯人のカミングアウトに

 

 

「一応聞くけど何でさ?」

 

 

「光輝君を僕のものにする為さ」

 

 

「あの勇者か」

 

 

「そう光輝君には香織や雫が側にいる…だから僕は特別じゃない、僕は彼の特別になりたいんだ!」

 

 

「へぇ…」

 

その何かに縋るような目、依存とも言える声音にハルトは覚えがあった

 

 

「あぁ、お前親に愛されてない口か、てかそれ依存先を独占したいだけだろ?」

 

 

七罪と俺に似てた

 

 

「っ!お前に何が分か「俺も同じだから」へ?」

 

 

「俺も同じだからだよ、親に愛されてない疎まれてるんだ……ま、立ち話も何だから…トルーパー、テーブルと椅子を用意してくれ」

 

 

「イェッサー」

 

 

「それで君の要件は?」

 

 

「実は南雲君の件で檜山を脅して下僕にしているんだが正直に言って用済みだから消したいんだよね」

 

 

「檜山?あぁ…あの咲那をイジメたチンピラか」

 

 

「なーんか2人を殺した後、僕の降霊術で香織と咲那を蘇らせて自分のものにしたいってさ」

 

 

「おいトルーパー、ナツキに報告しろ」

 

 

「直ちに」

 

 

「僕としてはどーでも良いんだよね、まぁ死んでくれるなら御の字くらいかな」

 

 

「お前等、コイツを蜂の巣にしてやれ」

 

「待った、それでだ魔人族の協力も取り付けたけど…不安材料がある君達だ」

 

 

「へぇ…俺達に静観しろと?目の前で友人の義妹を殺そうとする連中を放置しろってか?」

 

 

「違うよ保険とでも言うかな人間サイドにも戻れる橋渡しを頼みたい、その代わりに君達に情報を渡す、勿論君達の情報も向こうに渡す」

 

 

この女、太々しくもダブルスパイになりなんて取引を持ちかけて来やがった

 

 

「見返りは?」

 

 

「君の持ってる怪物になる時計を渡してもらおうか」

 

 

「殺す」

 

 

「ちょっと!沸点低くない!?」

 

 

「図に乗るなよ痴れ者が、相棒達を渡せと宣うなど余程命が惜しくないと見える」

 

 

「ん?あの時計って意思があるのかい?そんな風には見えなかったけど…」

 

 

と見せて来たのはアナザーウォッチであった

 

 

「!!!」

 

 

「成る程ね、君はコレが欲しいのか呪いのアーティファクトが欲しいなんて変わった趣味だね」

 

 

「呪いのアーティファクトじゃない、それは資格者が変身すればちゃんとした力になる」

 

 

「ふーん、やけに詳しいね」

 

 

「俺はその時計達に認められた正統の王位継承者だからな」

 

 

「へ?ちょっと待った、君の歳いくつだい?王都の文献にあったけど何百年も前の産物だよコレは」

 

 

「色々あるんだよ、こっちもな…ふむ」

 

 

中のアナザーライダーは……成る程ね

 

 

「取引は乗ったが、そのアナザーウォッチを安全に使えるようにしてからだ渡して貰うぞ」

 

 

「良いよ、ほら」

 

 

投げ渡されたアナザーウォッチにいるのは…

 

 

『初めましてかしら魔王』

 

 

ーそうだなアナザーミューズ、どうする?ー

 

 

『貴方についていくのも面白そうだけど、暫くはこの女について行くわ私に似てるから』

 

『なら私も行くわよ』

 

 

ーアナザーベロバ!?ー

 

 

『この女が不幸になるか、どうか高みの見物をさせて貰うわぁ』

 

 

ー好きにしろ、どーせ事件が終わったら回収するからなー

 

 

ハルトは面倒なのに、取り憑かれたなと恵里を可哀想なものを見る目で見るとアナザーウォッチを二つにして投げ渡す

 

 

「ほら使え」

 

 

「どうも」

 

 

「ただ警告させて貰うが…ハジメ君達と敵対するのは利口じゃないコッチに付くのが賢明だ」

 

 

「忠告どうも」

 

 

「力を渡した対価として早速一働きして貰おう、魔人族が何個この時計を持ってるか調べてくれ」

 

 

「分かったよ調べておく」

 

 

それだけ言うと彼女は転移して消えた

 

 

「宜しいので?」

 

 

「アナザーライダー達の意識があるならば、位置を知るなど造作もない…利害が一致している内は利用し倒してやる」

 

 

『そう言うところは王様なんだよなぁ』

 

 

「と言うよりアレは利益と打算の裏切りだ…そういうのは恨みだの何だのがないから信用できる誰かを裏切ってる内はね」

 

 

 

だがそれ以上に聞き逃せない

 

 

魔人族と魔物の大群の王都侵攻か…アレを手引きしたって事と

 

 

何より咲那ちゃんが危ないと言う情報だ

 

 

 

「ハジメ君とナツキと咲那ちゃんに大至急連絡…その檜山とかいう奴は確実に消せ、向こうの思惑通りなのは癪だがな」

 

 

利用されてるというのは我慢ならないが仕方ない知り合いに死なれるのは夢見が悪いし

 

 

『素直じゃねぇな』

 

 

「うるせぇ…まぁアレだ、ナツキにはキャロルの暴走を教えてくれた件とか色々と借りがある普段の迷惑料だな」

 

 

『迷惑かけてる自覚有りか』

 

 

「あんなんでも逢魔のドリンクバー&サラダバー往復係だからな」

 

 

『そこは俺を殺す勇者だ〜とかじゃないのか?』

 

 

「あのバカに殺される程に俺が弱いと?」

 

 

『そこまで言ってねぇよ』

 

 

「つー訳で連中の居場所を割り出せ」

 

 

「はっ!!」

 

 

「ハウンド、聞いてたな」

 

コムリンクを起動するとハウンドが待機していた

 

 

『はい陛下』

 

 

「ピースメーカーで暇してる奴…航空、地上兵器…兎に角動かせる兵力は回せるだけ回して防衛線ないし陣地形成だ」

 

 

『お任せあれ、そう言った戦いは我等の領分です』

 

 

こうなれば兵力温存は甘い考えだな

 

 

「敵はサーチアンドデストロイな、オーバー」

 

 

『イェッサー!』

 

 

「ナツキは咲那ちゃんの方に動くなら…ウォズ」

 

 

「ここに」

 

 

「一連の話を聞いてると思うが…すまない俺は外の魔物を倒す方に回るからウォッチの件はお前に一任する」

 

 

「はっ!しかし、あの女が宝物庫から全て持ち出した可能性もありますが」

 

 

「それだったら俺に見せて交渉のカードにするだろうな、しなかったって事は呪いのアーティファクトの噂を間に受けて保険代わりに持ってたって事だ、そうなると必ず幾つかはある、魔人族に奪われる前に呪腕さん達と回収頼んだ」

 

 

「御意」

 

 

「ヤクヅキ」

 

 

『うむ』

 

 

「祭りの時間だ暴れたい奴は合図するから全員出ろ、ケンカ祭りと行こうぜ」

 

 

『それは重畳、では遠慮なくいかせて貰うぞハルト坊』

 

 

「宗一、政人」

 

 

幻想郷で親交を深めて呼び方変わった2人だが

 

 

『ん?』『どうした?』

 

 

「ごめん状況が変わった、潜入とは別件で一働きして貰うけど大丈夫か?」

 

 

『分かった』

 

『任せな』

 

 

「ベルファスト、オイゲン、瑞鶴、翔鶴」

 

 

『何でしょうか』

 

 

「指定座標に艦載機飛ばすのと砲撃を頼む」

 

 

『お任せあれ』

 

 

「一夏」

 

 

『聞いてるよハル兄、空の警戒だろ』

 

 

「頼んだ無理はするな…ATATの前線を下げてピースメーカーからの援軍が来るまでは隠れるように言ってくれ」

 

 

さて打てる手はこんな感じかな

 

 

「後は野となれ山となれだね….」

 

 

 

さぁてどんな風になるのかな…

 

 





はい、初代様の贈り物は ハサン確定のライドブックでしたらハルトの不破ライズの影響でバグり strange fakeの狂信者ちゃんが…来ちゃったという訳です 耀星のハサンも出る予定ですのでお楽しみに〜

予告

黒幕のからの情報リークにより対策万全に行動開始したが…


「我が神の名において断罪してくれる異教徒共、くらえ妄想心音(ザバーニーヤ)!!」


狂信者はその技を惜しげもなく披露し仲間の活路を開く


「主の盤上にある不要な駒、イレギュラー…貴方を排除します」


遂に動き出す邪神の先兵 ノイントと相対する


その頃 王都に侵攻していたハルトは魔人族を迎え撃つハルトは

「貴様…生きていたのか!!」


「その顔、見覚えがあるなぁ…そうだ火山の迷宮で俺とハジメ君を攻撃した奴かぁ!」


「待ってくれ、こいつがカトレアを殺した奴なら俺に任せてくれ!」


「いや誰それ?」


闘技場にて咲那迫りかかる凶刃、そして怒り狂う救世主


「南雲やお前等なんかいなければ2人は俺のものになるはずだったんだ!!お前等のせいで!!」


「咲那はお前の物じゃない…いやそれ以前に俺の大事な家族に手を出したんだ楽に死ねると思うなよ」


『ゲイツリバイブ…剛烈』

次回 王都動乱 後編! お楽しみに!



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