無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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ルナアタック前編

 

前回、アナザービルドのハッキングにより完全聖遺物デュランダルの輸送計画を知ったハルト一行は完全聖遺物の奪取を目論んでいた!

 

 

「さて…このデュランダルの情報だけどデュランダル…手に入れるか否かだよ皆の意見を聞きたい」

 

ハルト宅では新入りのフィーニスを初めとする面々が神妙な面持ちで参加していたのだ

 

「前回のような罠の可能性がありますが我等の戦力が増えるのは好ましいでしょう…罠も承知で襲うべきです」

 

賛成票を入れたのはウォズ、彼にしては珍しく過激な意見でもあるが、ナツキから並行世界戦争という情報がある以上、戦力の確保は急務であるというのが主張である

 

「俺も賛成〜上手くいけば黒幕を引き摺り出せるんじゃない?流石に裏に隠れてる訳には行かないんじゃないかな〜?」

 

同じくジョウゲンも賛成しているが

 

「俺は反対だ、敵の狙いは解らん以上は対応が後手になる上に前回と同じように動く事で敵に利用される可能性がある」

 

反対票の筆頭はカゲンである。ライブでの事件にいた黒幕の事を考えれば不用意に動くのは危険である。

 

「僕も反対だね、古巣(ネオタイムジャッカー)連中の妨害が考えれる…敵は現地勢力だけじゃないよ」

 

以外にもフィーニスが慎重な意見で驚いていると顔に出てしまったようで

 

「どうしたんだい?」

 

「え?いやぁ…その…フィーニスは奪取賛成だと思ったからさ反対って珍しいなと」

 

「一応僕もネオタイムジャッカーの幹部だったから連中の実力は身に染みてるからの意見かな…確かに貴方の下で手柄を上げたい気持ちはあるけどさ不用意に動くのは危険だよ」

 

「全軍撃って出て、ネオタイムジャッカーに横合いから殴られる可能性があるのか」

 

「はい、戦力の分散は良くないかと」

 

フィーニスの意見には納得するしかないな…と考えていたがウォズも負けじと反論する

 

「確かにそうでしょうが、ネオタイムジャッカーは組織の立て直し等で動けない可能性もありませんか?」

 

「そうかもだけど、クジョーはその辺は有能だから直ぐに組織を立て直してくる…聖遺物奪取を仕掛けるなら時間との勝負になる早くしないと」

 

「つまり奇襲でデュランダルを貰ってスタコラって感じ?」

 

「はい、それならどうでしょうかウォズさん?」

 

「構いません我が魔王、指示を」

 

「ん…じゃあフィーニスとカゲンはデュランダル奪取を非常時は現場の判断を優先して」

 

「はっ!」「必ずや」

 

「ウォズとジョウゲンは待機、アナザータイムマジーン置いてくから不足の事態に動けるようにして」

 

「かしこまりました」「了解〜」

 

「俺は少し連中の目を逸らしてくる」

 

その言葉に仲間達はビックリした顔をしている

 

「我が魔王が陽動する必要はありません!」

 

「二課とネオタイムジャッカーの目をこっち向ける囮には最高だろうよ、それに確実に1人は釣れるし」

 

スズネは動くだろうし、釣られて何人か来てもらえれば重畳…あと

 

「念の為、これ持ってくよ〜」

 

そう言ってハルトが持ち出したのはソロモンの杖とキャロルが以前渡した、あるものが収まるケースであった

 

 

 

ある公園でブランコに乗った青年が項垂れている

 

「はぁ……来ちまった」

 

ナツキは知っていた、魔王に警告した大事件が今日起こる事も解決に必要な協力を得られなかった事を…だが

 

「こうなったら、俺1人で2人を「どうすんの?」え?うわあああああ!」

 

決意を新たにしようとした時、真横からかけられた声にナツキはブランコから落ち尻餅をついたのであった

 

「よ、未来人」

 

「っ!ハルト!お前!!」

 

来訪者に驚いた顔をしているがハルトは素知らぬ顔でベンチに腰掛ける

 

「そんな顔すんなよ、今日はお前さんと話があって来たんだ」

 

「馬鹿にして、部下に俺を投げさせたろ?」

 

嫌味を返すがハルトは雑に

 

「それはそうだが、お前さん的にも貴重な話し合いの機会を不意にして良いのかな?俺、気まぐれよ?」

 

「っ!」

 

気まぐれ その言葉の意味をハルトは未来で嫌と言う程 理解していた…だからこそ対話の席につく

 

「OK、さてと単刀直入に言う…取引だ」

 

「取引?」

 

「そ、今回の一件で良いから力を貸せ、代わりにお前に力をやる」

 

ハルトがケースを開けて中に入っているプロトバースドライバーを見せるとナツキは驚きの顔を隠せなかった

 

「こ、これは!!」

 

「どうだ?死に戻り以外に能力無いんだろ?なら自衛力も含めれば魅力的な筈だが?」

 

本当はライダーシステムを外部に流すのは避けたいが、こいつの目的が2人の女性を助ける事なら、それ以外には使わないと俺は踏んだ

 

「何で俺なんだよ使える奴いるだろ?」

 

「俺の仲間で使える奴がいないんだよ、それでどうする?使う?使わない?あ、勿論変身用のメダルはあげるから安心して」

 

嘘である、仲間内は力があるからバースドライバーを使わなくても良いだけなのだ

 

本音はバースドライバーのモルモットだが…あぁ〜ライダーシステムの開発者の気持ちってこんな感じなんだろうなぁと思うと笑みが止まらない

 

「約束していい、この一件が終わればドライバーは君の物…まぁ偶にデータだけ渡してくれれば良い、君仕様の完成品も出来たら持ってくから…変わりに」

 

「アンタの為に戦えと?」

 

「そうなる、まぁ必要な時だけ声かけする感じかなバイト感覚で構わないし報酬は都度払うよ、今回はコレね」

 

バースドライバーを見せる

 

「……………」

 

「アンタの話的にどちらかに肩入れしたくないのはわかるけど得な話ではあるぞ?」

 

「え?」

 

その根拠を指で数える

 

「まず、ライダーシステムがあればネオタイムジャッカーとの渡りがつけられる…上手くいけばバースより強いライダーになれるかも知れない」

 

自分の戦力強化にもなるしなと被りを振ると

 

「そして俺達の協力も得られる、一応は協力者だしな義理は果たすよ…どう?アンタが言ってた両組織の協力は得られるだろ?」

 

「対価は?」

 

「ネオタイムジャッカーとの交渉の窓口になってくれれば良い、本当に並行世界戦争なんて始まった場合 終わらせる為の仲介人が必要だろう?」

 

 

それともう一つは言える訳がない、これは他ならぬ俺の判断だ

 

 

 

未来によらない現代の外部協力者の確保

 

 

 

ウォズ達を信頼してない訳ではないが、等の主君は未来の俺で今の俺じゃない、アナザーオーマジオウにする為の行動を狙ってるとした場合 客観視出来る者の協力が必要となる

 

そう言う意味で言うならば フィーニスは貴重な存在と言えるな

 

「条件が一つある」

 

「条件ね…聞くだけ聞くけど何?」

 

「今回の件、立花響達に加勢してくれ…多分だけどアンタが協力してくれれば被害を抑えられる」

 

「んー」

 

それは困るな、彼女達が輸送してるデュランダルを狙う為に動いてるし、仮に黒幕が出るならと考えていると

 

「この件で黒幕は完全に表に出る、誓っても良い今日必ず起こるぞ」

 

「そうか……なら」

 

 

ハルトはファイズフォンXでカゲン達に連絡を取るが繋がらない…

 

 

「おいマジか!まさか!!」

 

慌ててジョウゲンとウォズにかけると繋がった

 

「おい、今どうなってる!」

 

『現在、敵と交戦中です!…しつこい!』

 

「ネオタイムジャッカーか?」

 

『いいえ、ノイズの群れです…お気をつけて!我が魔王の場所まで大群が向かってます!』

 

マジかと、思うと空や地面を覆い尽くすノイズの群れだ警報で街は大パニックとなっている

 

「こりゃカゲンの言う通り陽動だったな…」

 

『はい!それにデュランダルの行方も!』

 

「情報そのものが誘き出す為の餌だった訳か…」

 

やはり相当の策士だなと警戒レベルを引き上げるが、まずは戦力の集中が急務だろう

 

「ウォズ、ソロモンの杖を転送するからノイズを振り切って戻ってこれる?」

 

ノイズを操れる兵器、使うなら今だろうと判断した

 

『はい!』

 

「OK、んじゃ戻るまでコッチは俺が何とかするよ」

 

『御武運を!すぐに参ります』

 

「早く頼むな……さて、早速だけどバイトの時間だ」

 

ハルトはケースからプロトバースドライバーとセルメダルを投げ渡す

 

「は、はい!」

 

「取り敢えず邪魔する奴は潰すぞ、アナザーウィザード」

 

『コネクトを使ってウォズに送ったぞ…今アナザー1号が全員を乗せて移動しているが、時間がかかりそうだ』

 

さっすがアナザーウィザード、有能だぜ

 

「了解だ、んじゃ時間稼ぎと行きますか」

 

「おう!ってノイズがぁ!」

 

「んぁ?」

 

目の前にはノイズの大群が、これでは変身前にやられてしまうだろう

 

「どどどどどうすれば!!」

 

「慌てんなよ…アナザーW借りんぞ」

 

『好きにしな、今はお前の物だからよ』

 

許可を得たのでハルトは時計ともう一つの二つ折り形態、そしてカメラにUSBメモリ型ツール ギジメモリを挿入した

 

『STAG』『SPIDER』『BAT』

 

すると端末類がクワガタ、クモ、コウモリ型メカに変化してノイズ達に突貫し炭素に返す

 

「こんなものよ」

 

「は、はい……やっぱりチートだよなぁ今のハルトも…」

 

「何か言った?」

 

「いえ!何も!」

 

ナツキはドライバーを腰に巻くとハルトはアナザーウォッチを構えた

 

「じゃあ…」

 

「行きますか!」

 

 

ナツキはバースドライバーにセルメダルを装填してレバーを回す、ハルトはアナザーウォッチを押して変身する

 

 

「変身!」

 

するとナツキは装甲を纏い、仮面ライダープロトバースに変身 一方のハルトは疾風が包み込み始める

 

「お……おぉ…っ!ハルト!」

 

心配しているようだか問題ない、まぁ俺の精神に違う奴が入り込むくらいだが…

 

『ギャハハハハハ!んじゃ行くぜハルト!』

 

あぁ、やろうか!俺たちは

 

 

 

「『2人で1人のアナザーライダーだ!』」

 

 

 

その姿はさながら無理矢理繋ぎ合わせたパッチワークのようなアナザーライダー

 

片方の顔は泣き、片方は笑いを浮かべている

 

 

街を泣かせる2枚のハンカチ

 

 

『W』

 

アナザーW に変身完了すると右手をノイズに向ける、愛着は一応ある街を泣かせる悪党へ問いを掛ける

 

 

「『さぁ!お前の罪を数えろ!!』」

 

 

それを合図にプロトバースとアナザーWはノイズに向かって走り出すのであったが

 

「うおおおおお!ついに言えたぞ!この台詞!!『おい馬鹿ハルト!心を合わせやがれ!』はぁーい…しゃあないなぁ」

 

喜びの余り半身がおかしな行動を取り、片割れが止める光景があったという

 

ーーーーーーーーーー

 

その頃、ウォズ達はソロモンの杖でノイズの大群に切れ目を作るとアナザー1号に捕まり、強引に突破し魔王の元へと向かうのであった

 

「ちょっとフィーニスちゃん!もっとスピード出して!」

 

「今が全速力ですよ!これ以上は皆さんが振り落とされます!」

 

「くっ……ならば…ウォズ!貴様だけでもアナザータイムマジーンでハルト様の元へ!」

 

「了解した、お前達も急いで」

 

「おう!」

 

ウォズは飛び降りると同時にアナザータイムマジーンに乗り込み起動。そのまま加速して街に向かっていた

 

ーーーーーーーーーー

 

 

そしてアナザーWとプロトバースはノイズを倒して回るが

 

「だああああ!数が多い!なぁバースバスター無いの!?」

 

「ない」

 

「あああああもう!じゃあどうすんだよ!この量!!」

 

「しゃあない、これを使え!」

 

アナザーWはセルメダルを4枚投げ渡すと

 

「良いのか?」

 

「この際だ、CLAWsも使って潰せ!」

 

まぁ二つしか使えないがな

 

「はいよ!」

 

『クレーンアーム』

 

右腕をクレーン型アーマが装着されるとプロトバースは近くの建物の屋上まで移動すると

 

クレーンアームを解除し新しいメダルを装填しレバーを回す

 

『ブレストキャノン』

 

胸部にバース最大火力を持つ武器 ブレストキャノンを出すと二枚のメダルを装填してレバーを回した

 

『セルバースト!』

 

「しゃあああああ!」

 

ブレストキャノンの赤い光線は進路上にいたノイズを全て消し飛ばす程の威力を持っていた

 

 

「うわぁ……キャロルの奴、マジで再現したのか…『怖っ!』」

 

アナザーWも震える程のキャロルの技術力だが負けちゃられないな!

 

 

「俺達も行くぞ『おう!』」

 

『マキシマムドライブ』

 

アナザーWは竜巻を起こすと。それに力を込めて蹴り飛ばした

 

マキシマムを加えた一撃はノイズ達を巻き込み宙に上がると炭素の雨を降らせたのであったがノイズはワラワラ襲いかかってくる

 

「しっかし拉致が開かないな」

 

『だったら彼処にいけばどうだ?』

 

アナザーディケイドが出した光景は奏者4人がノイズに対処していたのだ

 

『約束したろ、加勢すると?』

 

「憎いねぇ…んじゃ『ほいっと!』」

 

アナザーWはプロトバースを巻き込む竜巻を起こすと奏者の元へと転移したのであった

 

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