前回のあらすじ
ハルトは王都での騒動解決後、ハイリヒ王国女王 リリアーナの依頼を受け樹海に現れたという魔物?の調査を行う
樹海について早々に邂逅した 黒騎士ブルブラックは何故か星狩族というだけで宗一に襲い掛かるが ハルト達を仲間と誤解した所為かゴウタウラスをけしかけられたので獣電竜で迎撃するのであった
「ちょっと待ってくれ!俺は確かにブラッド族だが別にこの星を滅ぼそうなんて考えてないぞ!」
「そう言って俺達を油断させるつもりだろう!」
とりつく島がないとはまさにこの事である
「あーもう!話聞けって…変身!!」
『エボルコブラ!!』
スチームブレードでブルブラックの剣を受け止めるも力で押され始めた
場面は変わり
「おい政人」
「何だよハルト」
「この状況を丸く収める名案がある」
「一応聞くけど何だよ?」
「あそこの子供を人質にして交渉する」
*悪人のような事を言ってますが彼は主人公です
「お前それやっちゃダメな奴だろ!」
「えぇ!手っ取り早く終わるのにぃ〜」
「だからってそう言うのはダメだろ!」
「なら…トバスピノの強制カミツキ合体だ!スピノダイオーになって、さっさとゴウタウラスを叩き潰せ!!」
「ならこっちもロケット変……形?」
ハルトとナツキはロボットモードにして決着と考えたが遠くから聞こえる狼の遠吠えに手を止めたのである
「何だアレ?」
「狼の遠吠えだな……そういやぁ依頼の対象に…」
とナツキが思い出した瞬間 森を全速力で駆け抜けトバスピノに体当たりをして吹き飛ばすとそのままプレズオンの上に乗ったものがいた
「!!!!!」
それは狼というには余りにも大きすぎた
大きく、いかつく、そしてパワーアニマル過ぎた
「ベル○ルク風のナレーションで解説してんじゃねぇよ!!パワーアニマル?…って、あれまさかガオウルフか!?」
「本当この樹海どうなってんだよ、異世界から来た外来種を野に放ちすぎだろ!」
「一番の外来種が何か言ってるよ」
「何か言ったかなナツキ君?」
「違うわ!見てみろよ宗一が完全にロックオンされてるぞ!!」
「流石星狩族。前にあいつらのいる星を襲ったんだろうな」
「感心してんじゃねぇよ!!」
ガオウルフの遠吠えに合わせて飛んで来たものが更にいた
「!!!!」「!!!!」
「ガオアリゲーターにガオハンマーヘッドまで!」
「何、宗一ってガオシルバーなのか!!」
2人が混乱の極みにいるとブルブラックと間合いを取ったエボルとなった宗一は
「おいおい何でお前等が…」
「知り合いなの?」
「ぉぁ…前に色々な」
「ガオアニマルと面識が…ふざけるな!星狩族は言葉巧みに騙してくる!そんな奴の言葉など信じられるか!」
「だったら……フェーズ2」
『ドラゴン/ライダーシステム evolution!!』
『are you ready?』
「変身!!」
『ドラゴン…ドラゴン……エボルドラゴン!フハハハハ!!』
頭部は仮面ライダークローズになったエボル、全身はスラっとしているが宿る力は跳ね上がる
古来より神聖とされる竜だが、その反面 破壊や厄災 という負の側面も現れる
星を滅ぼす邪竜 仮面ライダーエボル・ドラゴンフォーム
「フェーズ2…完了」
『ビートクローザー』
「見てくれが変わった所で!!」
「あぁ関係ねぇだろ!!」
再び戦う2人を見守るようにガオウルフ達は観戦していた……プレズオンの上で
「いや降りろよ!!」
「だったら引き摺り下ろしてや……ん?」
何か樹木を薙ぎ倒しながら此方へ進んでくる音が
そして樹木を薙ぎ倒したものは現れると同時に天にも届く咆哮を上げた
「!!!!」「!!!!」
白い肌に長い手足を持つ二足歩行の竜 それはかつて地球に君臨していた覇者…なのだが
「あんな奴いたか?」
そう存在しない 人間の歪んだエゴが生み出した新種の存在 あらゆる恐竜、生物の遺伝子を組み合わせて生まれた新世代のハイブリッド達
その名は
「!!!!!!」
制御不能の暴君 インドミナスレックス
「!!!!」
蠍の王 スコーピオスレックス
現る
「何じゃコリャ!!」
「おい白スーツからメールだぞ!」
ナツキが開くと立体映像と共にメッセージが再生される
『やぁ!その様子だと二匹に会ったみたいだね…アレは私の本体から送られたハイブリッド恐竜だよ』
「ハイブリッド?」
『簡単に言えば色んな生物の遺伝子を組み合わせたキメラだね』
「おぉ……」
『デカいのかインドミナスレックス、頭が良くて強くてタフな奴だ、隣にいるのはスコーピオスレックス…情緒不安定で一分間位しか大人しく出来ず行動も予測不可能な上に単為生殖で増殖するし猛毒攻撃をする危険な奴だ』
「何ですか……それ……」
ウォズが震えながら一言
「ウォズ危ないから、皆を連れてレストインピースまで戻って!」
だが最古参の従者はキリッとした顔で一言
「我が魔王の方が、ずっと危険ではありませんか!」
「は?」
「驚いて損したぞ!」
「そうだよ!1分所か10秒も我慢出来ずに変な所で暴れ出す魔王ちゃんに比べたら1分も我慢出来るとか可愛いものじゃないの!」
「猛毒や強いだけなら恐れるに足らず!魔王様は色々とヤバいものが搭載されています!毒程度でビビるものですか!!」
「日夜ハルト坊という理不尽を具現化したような猛獣と暮らしている我等逢魔旧四天王を舐めるでないわぁ!!」
「そうだトルーパー!陛下よりも図体のデカいだけのトカゲ野郎なんざ怖くねぇだろ!蹴散らせ!!」
「「「「おおぉ!」」」」
何故か戦意が上がる面々を見て
「勇将の下に弱卒無しだな」
「いやいや政人!!アレ違う理由だからな!ハルトの方が化け物だからって理由だし!!」
「なぁ相棒、俺はあいつ等より危険な猛獣か?」
『安心しろ相棒、お前の方が危険だから』
『そうじゃな、わしを宿してるからの』
「何というかアイツらの強さの物差しが壊れてて心配だよ」
「いやお前も大概だからな」
「え?何で?」
『お前…今のゴオマはな……正直に言うとTV版のガドルと戦って勝てる可能性がある位強いぞ?』
「いやいやまさかそんな〜俺とダグバのワンパンチで沈むような奴だよ〜閣下より強いとかないって〜」
『それはお前等がおかしいだけなのだが…』
「我が魔王、あのトカゲ擬きは我々にお任せください!!」
「え?いや任せるけど、後で覚えてろよお前等」
流石に俺はあそこの恐竜よりは危険じゃないだろうと思うのだが…解せない……はぁ溜息を吐いていたのだが
「トカゲが増えたぞおお!」
よく見ると単為生殖したスコーピオスレックスが……ほほぉ
「丁度良い、八つ当たりさせろ」
「アレ見てそう言えるなら十分に化け物だよ」
ハルトは笑いながら走り出すと瞬時に最高速度まで加速、大口開けて威嚇するスコーピオスレックスの顎目掛けて全力の飛び膝蹴りを叩き込んだ
「うるせえええ!!」
初手の一撃でズシン!!と地鳴りを上げながら倒れたスコーピオスレックスを取り敢えずノッキングしてもう一頭を見る
「あはは……行くぞオラァ!!」
と襲い掛かる姿を見て
レストインピース内に待機している面々は
「うわぁハルくんが見てない間に凄いバトルジャンキーになってる!あ、恐竜の尻尾掴んでジャイアントスローしたぁ!!」
「あの恐竜相手に怯まずか」
『調べたけど、アレ猛毒があるから本来なら即死するんだけど…あ、後ね』
と銀狼が先程白スーツが話した情報を伝えると
「何だ一分間も大人しく出来るとかハルくんより大人しいじゃん」
「ハルトより待てが出来るあたり利口だな」
「あぁ…少なくともインドミナスの方もハルトより知能は高そうだ」
うんうんと頷く面々に二亜が
「いやいや三人とも旦那の知能がトカゲ以下で良いんですか!!」
「ハルトは馬鹿な方が可愛い」
「「うんうん」」
「えーと…あの先輩方、助けなくて良いんですか?」
「お前は確 瑞鶴と言ったな…知らないようだから教えておくぞ、あぁなったハルトは放っておくのが一番だ…適当に暴れさせるのがガス抜きになる」
「えぇ…」
「えーと彼処で恐竜と生身で喧嘩して暴れてるのが私達の旦那なのですが…」
「翔鶴ちゃんだね、まぁアレだよ…直ぐに慣れるよハルくんはねぇ…山のように大きな竜とか究極の闇というラスボスと笑いながら殴り合ってたんだ!」
「そんな非日常には慣れたくはありませんね」
「これが逢魔の日常よ」
「何て人外魔境なのよ…セイレーンが可愛く思えるわ…」
「ねぇ、あれ美味しいのかな?」
「辞めなさいアリエル、断言するアレは美味しくはないわ」
「リーネんのツッコミする所違うと思うのは私だけかなぁ!!」
「二亜、落ち着け…お前は正しい」
「だよね千冬ん!!…はっ!ハルきち!」
「何だ二亜!」
通信機で話しかける…まさか何か見つけたのか!と驚くも
「今度の漫画で使うから、そいつの動きを抑えて貰えるかなぁ!」
「OK!!」
そしてスコーピオスレックスの首を掴むと
「ふん!」
(首の折れる音)
と共に目を白黒させたスコーピオスレックスがズシンと倒れ伏したのであった
「コレでよし」
「おおおお!よしコレで次回のネタが埋まるぞぉ!」
と紙に絵を走らせていった
「まさか旦那の戦闘シーンで漫画描いてたとは…」
「リアリティ抜群だよね〜」
「確かにリアリティは凄いが…」
「あ、因みに恐竜で話を思いついたよ遺伝子実験で蘇った恐竜達のテーマパークで起こる恐竜達に襲われるパニックホラーだ」
「二亜…その話私達の世界では映画になってるぞ」
「しかも世界の巨匠が描いてるから」
「何ですトォ!!流石は私だね!その巨匠と同じ発想とは!」
「そこで喜ぶニアにドン引きよ」
「あぁもう!リーネんってば可愛いねぇ〜」
「ひっ!た、助けて旦那様ぁ!!」
「そこまで怯えられるとか私何かしたかなぁ!!」
「あのアンティリーネ様が彼処まで怯えられている……ニア…あの方は相当な戦士に違いない」
「違うぞカレン、彼女は漫画家だ」
「え?」
「え?」
ーーーーーーーー
「あいつ等 何やってんだよ…本当馬鹿だなぁ」
あははーと笑うのだが
『相棒には言われたくないだろうな』
「んだとゴラァ……まぁ良いやドンスラ!」
『何じゃ?』
「見せてみろよ、お前の力」
『良かろう、では手を頭上に掲げてみよ』
「え?こう?」
すると突然雷雲が立ちこみ始めると
「『黒い稲妻!!』」
ドーーーーン!!と爆弾が爆破したような音と衝撃、そして黒い雷撃がインドミナスレックスとスコーピオスレックスに直撃したのである
「!!!!」
二匹はまだまだと立ち上がり咆哮を上げるものの 戦列復帰したトルーパー達の分隊射撃やウォズのライダーキックで遂に気絶したのであるが
「な、何じゃこりゃあ!!!」
流石のハルトも驚くしかなかったのであった…
『まぁこんなものだ、本調子ではないがな』
「うわぁ…お前ヤベェ奴だなドンスラ」
『ふふふ』
そして
「陛下、鎮圧完了しましたが… あのトカゲどうするつもりですか?」
「んーと、ちょっと待っててねぇ」
ハルトが近づくと二匹は目を覚まし、本能のまま拘束具を引きちぎろうとしながら威嚇を開始するが
「喧しいぞトカゲ共、今日の晩飯にしてやろうかぁ!!」
再びの威圧に二匹は震え上がった、それは本能に刻まれた生物として当たり前にもっているもの
それは己の命の危険である
そもそも二匹には単純な狩りの為ではなく娯楽目的で殺しをすることもある危険な奴等だが、それは実験室で生まれ他者との関わりを知らず己の生態系での立ち位置を模索していたとも言える…それで命を狙われた側は可哀想としか言えないがな
そんな二匹の前に現れた絶対的な強者の存在には怯えるしかないのである
「「……………」」
取り敢えず二匹を黙らせると
「俺、お前達より強い分かるな」
「「…………」」
「返事しろぉ!!」
「「!!!」」
「日本語喋れ!!」
そう言うハルトに思わず
『言葉も話せない奴に…なんて理不尽』
『仕方ない、これがハルトだ』
「それでお前達、俺より弱い、だから俺に従うOK」
「「!!!」」
『OKだとさ』
「よし、ここにいる奴らはお前達より強い、その命令に従えと…んじゃ最初の命令だ背中に乗せてもらおうか」
取り敢えずこの辺の奴らには上下関係の刷り込みから始めようと思いハルトが威圧しながら話していると
「!!!」
そしてインドミナスレックスの背中に乗ると同時に立ち上がる
「おぉ!見て見て!!なんか俺カッコ良くね!!」
ハルトは剣を片手に掲げてポーズを決めていたのである
「凄い余裕ですね我が魔王」
その脇で
「ハウンド、怪我してる?」
「大丈夫だシェフィ、こんなのかすり傷さ」
「だとしてもきちんと診てもらいましょう…彼方のトカゲには毒があると聞きましたお願いですからちゃんと診てください…私を心配させないでください」
「分かったよシェフィ、なら行ってくる」
「ついていきます」
と歩く姿にトルーパー達が話していると
「おい隊長とシェフィールドの姉さん良い感じだな」
「あぁ上手くいってるよな」
「それに引き換え」
二人のトルーパーの目線はハルト達に向かう
「見てくれ皆!俺、恐竜に乗ってる!子供の頃の夢が叶ったぞ!!」
「うおお!ハルきち!少し動きを止めてて!絵にするから!」
「よっしゃあ!今の俺をカッコ良く書いてくれよ二亜!」
「任せんしゃい!!」
「おいハルト、後ろに乗せろ」
「ちょっと待ったハルくんと乗るのは束さんだよ!」
「旦那様、ちょっと良いかしら」
「こほん…ご主人様、早く降りましょうか?」
「そうだ貴様ら!今の状況を考えろぉ!!」
「大将がアレだもんなぁ」
「あの感じ、逢魔を思い出すな」
千冬が全員を叱り飛ばして場を宥めている光景に実家のような安心感を感じたトルーパーもいたという
「あ、宗一は?」
「えーと、アレ」
ん?と目線を向けると
「合身獣人!ブルタウラス!!」
とまさかのロボが立っているではないか!
「何じゃコリャ!!」
「ハルト、アレ!」
と指差す方向には三色の宝玉を持つ宗一が…どうやらガオアニマルに認められたようだが
「まったく俺に付き合うとは物好きな奴らだ…。なら、とことん付き合ってもらう!!ふんっ!!」
三つの宝珠を放り投げ魔笛に装填される。そして…。
「百獣召喚!!」
宗一が持つ三つの宝珠が輝き、笛の音色が響渡っている。そして笛の音と共に3体のパワーアニマルが現れた!! 「何っ!?」 「行くぞガオウルフ!ガオハンマーヘッド!!ガオリゲーター!! 百獣合体!!」 三つの宝珠が紋章を描く時…三体のパワーアニマル達は一つに重なり荒ぶる精霊の狩人が誕生するのです(cvマス○さんの人)
「降臨!ガオハンター!!」
コックピットに転移して武器を構えていたのだ
「何ぃ!カッコ良い!!」
「宗一の奴、ガオハンターに乗って…う、羨ましいぞ!」
「あぁ政人だけ巨大ロボないもんな……ん?何か今俺が巨大ロボになってたような……気のせいだな…うん、ない幻覚だ
カラカラ笑っているが
「手出し無用だ、奴の戦いに手を貸すのは誰だろうと許さない」
「って、宗一を見捨てる気かよ!!」
「ブルブラックの怒りからして、奴の過去に何かあるんだろ?なら俺達が踏み込んで良い問題じゃない、それに」
ハルトは艦内のモニタに目が行く
「派手に暴れたからか招かるざる客も来たようだ」
武装した帝国軍の部隊かロボットを捕まえようって感じかな
「バカな奴等……ん?」
それとあの位置だと、この船の居場所が分かるのは不味いな現状まだ光学迷彩が機能していないのである
「しょうがないな…ハジメ君との合流には時間もあるし少し位なら遊んでも良いかな……は?」
すると突然 見覚えのある大爆発が帝国軍に襲いかかったのである そしてかろうじて生き残った者達も大量に降り注ぐ魔法弾の雨により蜂の巣とかしたのであった
「え、えええ…」
「アレってまさか!!」
「あ、いたいた〜ハル〜久しぶり」
魔法陣と共に転移してきたのは
「ウルティマ!!って事は…まさか」
「我が君、遊びに来たぞ!早速だが彼処で不穏な奴等を見つけたから消しとばしておいたぞ!」
「お久しぶりですわハルト様」
同じく転移してきたのは逢魔王国最強の悪魔達である
「カレラにテスタロッサ!?」
まさかの三人娘登場に驚いていると
「いや…お前等留守はどうした」
「ご安心くださいなハルト様」
「留守番ならアゲーラやモス達に任せてきたぞ」
哀れ悪魔の縦社会…今度彼等を労るとしよう……何というか可哀想過ぎる…
「そ、そうか……それで何で此処に?」
「はい」
「私達もそろそろ暴れたいと思ってな!」
「それにキャロル達だけ狡いよねぇ〜ボク達なんていつも留守番なんだよ?行かないって言いながら勝手に行き来するとかさ〜」
「それは…悪いと思ってるけど」
「勿論、留守を任せられている意味は理解しておりますがやはり私達とてハルト様とは旅をしてみたいと思うのです」
テスタロッサの言う事にも一理あるな
「分かった、なら今回は一緒に旅しようか」
「ありがとうございますわ…では早速」
「あの勇者とやらを消しとばしに行くか」
「ダメだよ2人とも、ハルや皆を彼処まで罵倒したんだ…それ相応に絶望して貰わないとね」
「ちょっと待てーー!あいつを殺すのは後にしろ!!てかそれが目的かぁ!!」
「いや殺すんかい」
ナツキはやれやれと肩を竦めてツッコミすると
「なら、あの巨大な奴は?」
「ははは!中々の巨体だな…うむ私の魔法の的になるな」
うーむ、何てバトルジャンキーとハルトはやれやれと被りを振るしかなかったがどっちもどっちである
勝負の結果は両者痛み分け、野牛鋭断とガオハンターの技がすれ違い様に当たりロボ戦は終わったのだが
「まだだ、俺は倒れる訳にはいかない………俺はもう一度使命を果たす為に!」
「何か盛り上がってる所、悪いんだけどさちょっと話聞いてくれないかな黒騎士?」
「お前は神獣アリエル!」
「そうそう久しぶり、あのさ彼は星狩族だけど悪い奴じゃないよ」
「だが…」
「此処は私の顔に免じて抑えてよね」
「………分かった」
「ごめんね〜宗一くん、実は最近帝国が亜人族の奴隷狩りしてるから樹海側もピリピリしてるんだよ」
「それで俺を警戒してた訳か」
「お前の場合は種族としての危険性だな」
「何ぃ?」
流石にカチンと来たが
「大変だ宗一!」
「何だよ政人?」
「レストインピースに逢魔三人娘が現れたぞ!」
「何ぃ!あの逢魔最高幹部の三人が!!」
宗一は戦慄した、以前オーマジオウが自分達を派遣する前の話を思い出したのだ
こいつらを甘く見ない方が良いと
・常葉ハルト
・逢魔三人娘
・牙王やネガタロスなどダークライダー達
・ヤクヅキ
・野田ナツキ
そして!
・その他
と後にこの話をした際 宗一は旧四天王3/4とウォズ、トルーパー達に囲まれ袋叩きにした後オーマジオウに対して怒り普段よりも訓練に打ち込む事になったとか
というより外様のナツキに負けたのが悔しかったらしい
「え?誰それ?」
「逢魔王国の最高戦力、ハルトが戦場に呼び出せば万の死体を築き上げると言われている」
「え、何それ怖い」
そんな話をしていると 独特な起動音のするLAATガンシップが着陸してハルトが降りてくる
「取り敢えずお前等、休戦してくれ不味い事になってる」
「知ってるよ亜人族の奴隷狩りでしょ?」
「それもだけど帝国が樹海に火を放ちやがった、今トルーパーが手分けして消火してる」
『アナザーフォーゼのヒーハックガンやスイッチでもこの範囲をカバーするのは難しいのだ』
「此処まで火の手が回ると流石にな」
「聞いた黒騎士?今帝国を止めないと星の危機以上に今住んでいる樹海の亜人族全体の危機なんだよ、だから此処で戦ってる場合じゃないって」
「……わかった一時休戦といこう」
「よし、んじゃ取り敢えず帰る前に火をたべちゃおうか」
「は?」
「いただきまーーす!!」
するとアリエルは火を物理的に捕食し消火したのである
「マジかぁ…」
取り敢えずレストインピースを着陸させて野営地を築く ブルブラックはゴウタウラスと弟を連れて何処かに行ってしまったな
「改めて紹介するな、彼女達はテスタロッサ、カレラ、ウルティマ、逢魔王国が誇る最強戦力さ」
「あ、主がそう仰るなら」
「かなりの強さじゃな最強戦力とは…」
「まぁ確実に君達よりは強いけどね」
ウルティマの発言にムッとする人もいるが事実である
「しかし今更ながらだが冒険者のような格好をする必要があるな流石にテスタロッサとか異国の姫と言っても遜色ない美貌と衣服だし」
流石に白ドレスは目立ってしまうと考えていると
「あらハルト様に褒められるのは嬉しいですわね…ならばコレでどうでしょう」
と三人娘はそれぞれが新しい衣装に身を包んだのである
ウルティマはゴスロリのような服に鎧の部品を当てたドレスアーマのような服を着ている可愛らしい
カレラはシンプルに黒コートとミニスカートを
着ている片手剣が何とも戦士と言った感じだ
テスタロッサはベレー帽のような帽子を被り黒のドレスのような衣服と来た優雅さを感じるのは流石と言うべきであるが
(イメージ まおりゅう2.5周年衣装)
「似合ってるよ三人とも…へぇテスタロッサの得意武器って槍なんだ以外」
「武器はあまり使わないのですが」
「まぁ悪魔って魔法使うイメージあるし…んじゃ改めて頼りにしてるよ三人とも」
「うむ任せてくれ我が君!!ウルティマ以上の働きは約束しよう!」
「なら叶わない願いだね、ボクが一番働くんだからカレラの出番はないと思うよ?」
「何?」「何さ?」
2人のじゃれあい…というより喧嘩の合図とばかりに魔力の波動がぶつけられる、慣れてるものは軽く受け流しているが
ティオ、カレン、アリエルなど初めての者はその実力に驚愕する
「こ、これが逢魔最強…ウォズさん達を超えている」
「何という力の波動…これがご主人様の国にいる最高幹部!」
そんな中
「やっぱり三人には四天王とかと別の枠を用意すべきだな……うーん大看板とかどう……じゃなかった、はいはい喧嘩しない…ほら初めて組がびっくりしてるから」
「けどさぁ…ハル」
「なら今度来た帝国兵を尋問する1人以外は皆殺しにしてよし」
「やったぁ!ありがとうハル!」
「感謝するぞ我が君」
「あらあら」
帝国兵には彼女達の生贄になってもらおうと黒い笑顔を浮かべるのであったが
「ねぇハル、どっちかボクのペットにして良い?」
ウルティマの指差す先にはインドミナスとスコーピオスがいた…うん
「好きにしろ」
「やったぁ!あ、そう言えばヤクヅキ面白い剣持ってるね」
「そうじゃろう見よ!手に入れた我が愛剣を!」
何かあの二人仲良いよなぁ…共通の趣味でもあるのかな?とか考えていると小声で何か話してた素材がどうの言ってるな…料理の話なら興味があるなと思ったが公私混同は後と判断して
「さて、と自己紹介もあらかた終わったな…んじゃ依頼主に報告するか」
「けど、どう報告するのさ流石にブルタウラスの事がバレたら大変だろ?」
「それよりも有益な情報を送る帝国の亜人族狩りと樹海の焼き討ちだ依頼の件は発見したが帝国兵の襲来と共に樹海の奥深くへ逃げたと言えば良いしな」
「まぁ確かに外交カードには使えるか」
「という訳でナツキ報告よろしく」
「はぁ!?お前じゃないのかよ!」
「だってハジメ君や姫さまの周りにアレいるじゃん」
アレとは勇者wの事である ハルトからすれば接点など持ちたくない悪意の化身であるし必要以上に顔を合わせたら恐らく彼の命はないだろう
「あぁ……そう言うことなら俺も嫌なんだけど」
咲那の件もあり勇者には関わりを持ちたくないナツキであったが他の面々は勇者へ敵意全開、何なら三人娘は勇者を見るなり出陣して惨殺まで提案する程の殺意を持っているのだから仕方ないので
「分かったよハジメ君経由で報告する」
「頼んだ……んじゃ飯作ってくる今日は豪華にしないとな」
そしてハルトは手慣れた手つきで料理を完成させ全員の夕食を済ませると
「ふわぁ……しっかしどーするかなぁ」
こっちからすりゃ知り合いのハウリア族以外の亜人には興味がない…まぁカレンやオリガ達の件もあるからエルフとは話があるが
「取り敢えずはブルブラックやインドミナスみたいなのもいるから、改めて樹海の調査だな…あとは白スーツに一撃叩き込むかな」
「それは勘弁してもらいたいなぁ」
「何だよいたのか白スーツ」
「まぁ今回の件の説明責任を果たしにね…ってかよく倒せてなアレ、暴れるだけで街一つくらい壊滅させられるくらいの怪物なんだけど」
「その辺で確認したいんだけどよ、あれって何なんだ?」
「ジュラシックなパークで生まれた人造恐竜だよ」
「おいおい何でそんなものを」
「表向きはアトラクションの目玉にする為に裏では生物兵器として運用する為にかな」
「何ともまぁ趣味の良い事で」
俺もそう言う意味では同じだろう、同じように遺伝子操作されたクローントルーパー達を兵士として戦わせているのだから
「ただカミーノアンのクローニングと違い遺伝子操作技術の未熟さと人間との信頼関係や協調性なんかを欠いた結果がアレさ」
「成る程ねぇ……んでアレを何で俺の所に?」
「その辺は話すと長くなるんだが、まず前提として僕はアバター…要するに君の物語に入る為に用意された体と言う事は本体がいることになるよね」
「そうだな、アレは本体からの贈り物って聞いたが」
「そうなんだよ、この間の獣電竜とか今回のハイブリッド達とか…本当やらかしてくれるよ!オーディエンスの皆さんは良識を弁えたアイテムを送ってくれるのに!!」
「おいおい」
「本当に勘弁してほしいんだよ!!」
「頭冷やして話を戻せ」
「ごめん……いや最近振り回される事が多くてね」
「そもそもの話、何でアレ送ったのさ?」
「ん?戦力だよ」
「ならもう少し大人しい奴でお願い!」
そうツッコミすると、ふと疑問に思った事があり尋ねてみる
「ヤクヅキにあの魔剣を送ったのは、本体か?」
「いいや別のオーディエンスだよ」
「そうか…その呪いの魔剣とかではないんだよな」
「違うよ安心してくれ」
「そうか…ならあと一つ聞く、俺はクソジジイの未来に繋がるのか?」
「さぁ?その辺はダメだよネタバレしたらつまらないじゃん」
「そうだよなぁ「ただ一つ、老婆心から警告するなら」あ?」
「君の未来は決まってない…けど望む未来を掴めるのは今を生きる君だけだ」
「未来を…」
「頑張ってくれよ」
「あぁ気をつけてな」
「じゃあね」
ヴィジョンドライバーを押して現れたゲートを潜ると白スーツは何処かへ去って行った
「望む未来を掴むか…」
『相棒?』
ふと考えてみた
ーアナザーオーマジオウになった俺と今の俺、どっちが逢魔の皆や大事な人達を守れるんだろうかー
「なぁ相『それはお前が見つける答えだ俺達には何も言わんぞ』だよなぁ」
『まぁどちらを選んでも面白そうだがな』
相変わらず愉快犯な奴らであるが
「そうか……今更だけどよ相棒」
『ん?』
「お互い遠くまで来たもんだな」
『そうだな…昔は俺達だけだったのが…』
気づけば沢山の絆ができた、居場所が出来た…
「だから俺はもっと強くなりたい、これからも一緒に戦ってくれるか?」
『勿論だ』
『おうよ!お前の修羅場で酒が美味い!』
「アナザーW……タイキック」
『え?ちょっ、やめ……ぎゃああああああ!!!』
「空気読めバカ」
脳内に断末魔が響いたのは言うまでもない
その夜
ハルトの知らない所でレストインピースの艦内でこんな会議が開かれていた
「今日のハルトの布団に忍び込むのは誰かを決めようではないか!」
キャロルの台詞に全員が目を疑った
「いやそれはその「いいねぇ」た、束殿?」
「カレンちゃんは知らないだろうけどハルくんのお嫁さん達は日夜誰が布団に忍び込むのを決めるんだ」
「順番にすれば良いのでは?」
「以前はそうしていたが、ノリと勢いで抜け駆けする奴がいてな」
千冬の目には抜け駆けの前科持ちの束とキャロルがいた
「な、成る程……」
「それで順番と抜け駆けしないようにという話し合いだ」
「因みに銀狼は?」
「逢魔で留守番……いや待て……っ!!!」
と同時に会議室のドアが閉まったのである
『だーいせいこーう』
モニタに浮かぶ狼のマークに全員が歯噛みした
「銀狼貴様!!」
『私だけがフリーとか、こんな好機見逃す訳ないでしょ?』
「大人しい思っていたら!!」
『そもそも私は星核ハンター、欲しいものは手に入れる…という訳でじゃあね〜』
その一言で会話が終わったが閉じ込められたという事実以上に
「遂に抜け駆けしたか、あの狼がぁ!」
千冬の怒号が全てを理解していた
「退きなさい!こんなドアなんかぶっ壊す!!」
「落ち着いてリーネん!それハルくんが起きる奴だから!」
「なら束さんに任せよ!ハッキングしてドアをこじ開けてやるぅ!!」
「いや待て…落ち着けハルトならこの状況どう切り抜ける!!」
「あのバカのやる事など一つだ!」
「「「「「「ドアを力づくでこじ開ける!」」」」」」
ーーーー
その頃
「コレでよし」
「あれ?銀狼じゃん、どうしたんだよ」
「ウォーカーやガンシップ、スターファイターのプログラム調整に来た…流石に数が多くて疲れたな」
「お疲れ様、何か飲むかい?」
「ならコーラで」
「おう、んじゃ部屋に行こうか何故か皆と会えなくてな…そだ、新しいゲームが届いたんだけどさ遊ばない?」
「勿論、そのゲームは私を楽しませてくれる?」
「当たり前だろ、神の作ったゲームで退屈なんか感じないだろう?」
「それはトラブルが尽きないからと言う意味かもね」
「だな」
「それよりハルトに質問」
「何?」
「部屋に閉じ込められたらどう対処する?」
「へ?不破さん式 ドア解錠術でこじ開ける」
「流石の脳筋ぶりに安心したよ」
「まぁ誰かを頼るなら銀狼や束に電子的に解錠してもらうか、千冬やアンティリーネに破壊してもらう…もしくはアナザービルドやアナザーキカイに開けてもらうよ」
「そう」
「頼りにしてるぜ銀狼」
「まぁ当然…ねぇハルト一つ助けて欲しい事がある」
「何だよ急に」
「何でもない、取り敢えずベットに…っ!もう出てきたか」
「は?何言っっ!!」
ハルトは目線を向けるとそこには悪鬼羅刹も涙目で逃げ出す者達がいた
「見つけたぞ、銀狼」
「抜け駆けしたお仕置きタイムだよ!」
千冬と束にドン引きするハルトに
「なぁ何したんだよ」
「ん?監禁」
「犯罪だね!何してんの!!」
「ハルトを独り占めしたくて…」
「それならそうと言えよ…確かに皆との時間を作れてなかったなぁ……分かった俺の1日を皆にあげるよ、だから抑えて」
「まぁ」「ハルくんがそう言うなら」
「よし、じゃあ最初は私からだ」
「え?ちょっ、銀狼ーーー!」
「計画通り」
そう悪どく笑う銀狼がいたのであった
翌日
「そろそろ合流予定の筈ですが」
「見当たらないな、センサーの有効範囲を拡大しろ必要ならスピーダーバイクで偵察もするように」
「イエッサー」
そうハジメの使う乗り物が見当たらないのである
「何かトラブルにでも巻き込まれたか?」
「ですが彼等が遅れをとる程の猛者など…」
警戒を強めていく中
「陛下、通信が入りました」
「ハジメ君か?」
「現在哨戒中のナツキからです」
「どうした敵襲か!!」
「いえ…アルトリアがもう少しツーリングしたいから哨戒時間の延長を申請しています!」
「勝手にしろ!!アホかアイツは!!」
「全くです…哨戒中にデートなど言語道断だ!」
「そう言うハウンドも偵察任務と称してシェフィールドと買い物をしてるとのタレコミがあったが?」
「な、何故それを……い、いや違います陛下!コレは!」
「咎める気はないよ任務から外れない範囲ならそこは自己判断だからな」
「感謝します…それで誰からタレコミを?」
「それは守秘義務があるな」
「でしたら親衛隊全員で誰が漏らしたか白状するまで腕立て伏せと行きますか」
その顔に親衛隊の顔はヘルメット越しだが青くなったのを感じたのは無理もない
「程々にな、それとハウンド…本気でシェフィールドを娶りたいというならコレを渡しておくKANSEN専用のケッコン指輪だ」
「………陛下!ありがとうございます!!」
「頑張れよ」
「はは、私はシェフィ一筋ですから陛下のようにはなりませんよ」
「ほほぉ言うねぇ」
そんなほんわかする一幕があったが直後に
「哨戒中のスピーダーチームから入電!兎人族が帝国兵に追いかけられているとの事!」
「よーしレストインピースは戦闘態勢!偵察チームはその座標に向かわせるようにしろ、そこで合流する無理なチームの回収にガンシップやウォーカーはいつでも出せるようにしておけ」
「はっ!レストインピース発進!!」
そして喧しいエンジン音と共にレストインピースが浮上し指定座標へと向かうのであった
しかし追われていたのは兎人族の罠であり、追っていた帝国兵は伏兵の狙撃で撃沈、その確認に来た追撃も兎人族の包囲にあい全滅した
「見事な包囲殲滅だな、奴ら訓練は怠ってないと見える」
「教官としては鼻が高いか?」
「ですが、まだ離れた位置から狙撃出来たと思います改善点を言いに行きますか」
「それは任せた「陛下!南雲から通信です」繋げ」
すると液晶にはハジメが写っていた
『そっちも見えたようだな』
「あぁハウリア族だな…しかし帝国兵と何やってんだ?」
『会ってみれば分かる、着陸するぞ』
「了解だ、此方も中隊を率いて降りる」
『じゃあこの座標で合流だ』
「おう」
通信を終えると
「ガンシップ発進用意!ウォーカーや武器のチェックを忘れるな!!」
そして数分後、ハジメに続くようにハルトの乗っているガンシップが着陸した
直ぐに防御陣形を取る流れるような動きにハウリア族は おぉ、と歓声を漏らした
「久しぶりだな訓練をサボってないようで安心したぞ」
「おひさ〜」
ハウンドがヘルメットを取る皆の顔が喜びに変わる
「お久しぶりです教官!!そしてハルト殿!」
ザッ!と全員が流れるような敬礼をすると付いてきた面々で唯一知らないティオが尋ねる
「のぉご主人様、ハウンドは何をやらかしたのじゃ」
「凄い大雑把に言えば、奴らのメンタル矯正と作戦指南だな」
「俺はいつも通り飯作った」
「それであぁなるのか…」
「まぁメンタル面はハジメ君のお陰だな」
「はい!ボスと教官のおかげでハウリア族は強くなりました!我々全員ボス達の事が大好きなのです!」
と子供のハウリア族が言うと香織とティオが頷いていた
「おい、何だその初対面だけど仲良く出来そうみいなリアクションは?」
「まぁ色々聞きたい事はあるんだが…」
「取り敢えずはアレかな」
ハルトの目線には如何にもな荷馬車があったのだが出てきた人物を見て驚いたのはカレンとジナイーダであった
「っ!お嬢様!!」
「え?ジナイーダに…カレン!!」
それは金髪のエルフであった…どうやら二人の知り合いらしいが
「どうしてここに…確か未知の病気に侵されて…」
「えぇですが其処の彼に助けられたのです」
「お嬢様が何故ここに…」
「カレン、知り合いか?」
「はっ!彼女は森人族の長老の孫娘 アルテナ・ハイピスト様…しかし何故」
「取り敢えず奴隷用の拘束具を解く所からだな」
「そうですね」
「という訳で保護した奴等の面倒を頼んだテスタロッサ」
「お任せください」
「ハウンド、ウルティマ、カレラ」
「はっ!」
「はいはーい」
「何だ我が君?」
「狩りの時間だ、逃げてるだろう帝国兵残党を捕えろ」
「ん?殺さないのか?」
「貴重な情報源だ将校や士官クラスは殺すな麻痺か気絶でもさせろ、今回の襲撃に関する情報が欲しい」
「お任せを直ぐに兵士を集めてきます」
「仕方ないな」
「捕まえた後はボクの番だね」
「あぁウルティマ、どんな手を使っても良いから情報を吐かせろ」
「任せてよハル!あ、助手にヤクヅキ連れて良い?」
「任せる…それと仕事から外れなければ多少趣味に走る事も許す」
「やったぁ!!」
「悪いなテスタロッサ、暴れる機会は別に作るから我慢してくれ」
「かしこまりましたわ…でしたらハルト様と一緒に彼方の国長との会談に同行してもよろしいでしょうか?」
「それは助かる!交渉事は俺はダメダメだからな頼りにしてるぜテスタロッサ」
「えぇお任せください」
「ぐぬぬ…」
「ウォズちゃん、どったの?」
「やはりテスタロッサ嬢はライバルですね…我が魔王の右腕は私です!!」
「あぁそう言えば張り合ってたね」
「やれやれ」
ジョウゲン達が肩を竦めていると
「そこのパイロット!ガンシップを用意しろ直ぐに出るぞ!」
現れたLAATガンシップに乗り込んだ面々は追撃ないし捕縛任務に動くのであった
「正に猟犬(ハウンド)だな、頼りになる」
「そうですわね」
「さてと……ん?あのヒポグリフ……」
何か凄い見覚えがあるな……うん、帰れと言ったのに何してんだ俺の義弟は
「人の話を聞かない所は誰に似たんだろうな」
『間違いなく相棒だな』
『お前じゃよハルト』
「よしトルーパー、アレを撃て」
近くにいたATTEの大砲がヒポグリフを狙ったが数発至近弾はあったがそれでも落ちないのは騎手の英霊たる所以だろう
「撃たないで!俺だから!!」
「一夏…俺帰れって言っ「森の中でオリガみたいな症状の人が倒れてるんだよ!」何?」
「けど俺じゃ、どうしようもなくて…お願いハル兄その人達を助けて!」
「はぁ……千冬」
「分かった、後で説教だ」
「え、ちょっ!」
「んでアストルフォ、そいつ何処にいる?」
「助けてくれるの!」
「義弟に頼まれたら断れねぇよ…つかそこまで人手無しじゃない」
「良ければ私もついていきましょうか?」
「頼もしいが、テスタロッサが居なかったら誰が指揮を取るんだよ」
「俺が取るよハル兄!」
ほぉほぉ言うようになったな義弟は
「分かった副官にオリガをつけるウォズ!ダメな所があったら補佐してやれ」
「お任せを」
「よし、んじゃ行くかね……案内し、アストルフォ、よし早速試してみるか」
ハルトは早速怪人化身能力を有する新アイテム
アナザーネクストウォッチを起動すると中央の液晶にライダークレストが浮かび上がる
選ぶのは勿論 クウガ
「んじゃ早速 化身!!」
ネクストウォッチを押し込むとハルトの体が突然変異を始める 段々と空を飛ぶに相応しき姿に それはゲゲルを見守る裁定者 ダグバに挑む権利がありながらも放棄した実力者
ラ・ドルド・グの体へと変異したのである
「おぉ!良いねぇコレ……テスタロッサ」
「はい…きゃっ!」
ハルトはお姫様抱っこで抱えると
「普段の格好じゃなくて悪いな」
「いいえ…その……ありがとうございます」
何故テスタロッサの顔が赤いかとかキャロル達の視線が痛いとかは置いといて
そのまま背中の羽で空を飛ぶのであった
そしてアストルフォの案内で到着した場所にはやはりカレンと同じように腫瘍に襲われている獣人とエルフがいた
「助けに来たよ!!」
「全く毎度の如くだな」
化身解除してハルトが溜息を吐くとアナザーエグゼイド に変身して
「行くぜ!!」
リプログラミングの力を解放してカレン達にした施術を施すと
「体が!」「治ってる…」
『コネクト』
取り敢えず毛布を被せて完了だ
「よしアストルフォ、その子達を連れて行ってくれ」
「ハルトはどうするの?」
「ちょっと運動してくる」
「あら私も行きますわ」
「はいはーい!2人仲良くねー!」
アストルフォは2人を乗せると陣地まで一っ飛びである
その直後に現れたのは褐色の肌をした人ならざる魔力をもつ者である
「魔人族か」
「ほぉただの人間にしては中々賢いな」
「自慢じゃないが(仮面ライダーと料理の知識だけは)天才と呼ばれている」
『天災だな字が違うぞ』
「まぁ良い、そうだ人間…貴様は樹海の迷宮について何か知っているか?」
「あ?」
「知らぬか…まぁ良い見られたからには死んでもら……「遅いですわよ」っ!」
気づくとテスタロッサの持っていた槍が投げられ魔人族の体に綺麗な穴を開けていたのである
「な…んだと」
「これ以上ハルト様への無礼、許せませんわ…身の程を知りなさいな下等生物」
それはもう万人を魅了する笑みだが敵からしたら死神の笑みであったのは言うまでもない
「もう折角ひと暴れできると思ったのに〜」
「申し訳ありませんわ、最近ストレスが溜まってましたので体が勝手に」
「何かごめん…本当俺にできる範囲なら何でもするよ」
「言いましたわね…でしたら此処から歩いて帰りませんか?」
「レストインピースまで!!…良いよ、んじゃ通信して……よし」
「ふふふ…では失礼」
「ちょっ!テスタロッサさん!?」
腕を組まれて赤面するハルトに
「あら?アレだけの奥方がいらっしゃるのに慣れてないのですね」
「いきなりテスタロッサみたいな美人に腕組まれたら誰だって赤面するよ」
「そう…ですか」
「んじゃ帰るか」
「はい」
そして時間をかけて二人で歩いて帰ったのだが
「テスタロッサ」「狡い」
と嫉妬する二人の悪魔がいたのは言うまでもないのと
「ハル兄!助けて!!」
一夏は一夏で助けた子達に追いかけまわされていたのも追記しておこう
次回
ハウリア族から事態を把握したハジメ達はシアのお願いもあり帝国の都へと向かう事になったのだが
「帝国滅べ慈悲はない!」
「いやお前たちをクビにした帝国とは違う帝国だからね!!」
暴走するハウンドとクローントルーパー
そして
「ハル兄!!助けた二人から追いかけまわされてるんだ!助けて!」
「一夏よ頑張れ」
人の修羅場で酒を飲むハルト……しかし
「ハル、デートしよ」
「何を言っている我が君と逢引するのは私だ!」
「ならハルに決めてもらおう、ハル?」
「我が君?」
「「どっち!!」」
明日は我が身…
次回 帝都殴り込み お楽しみに!!