無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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後編

 

 

前回のあらすじ!

 

帝国の皇帝と対面して無礼な対応に怒り浸透のハルトはハジメ達と手を組んでハウリア族の帝国への戦いに助力するのであった

 

 

ーーーー

 

 

ハルト達がパーティを楽しんでいる中、城の警備をしていた兵士達は1人、また1人とハウリア族に襲われると

 

 

「よし死体はハウンド教官の指示通り鏡に投げ込め」

 

 

「おう」

 

 

ハウリア族は慣れた手つきで城の窓ガラスや鏡に帝国兵を投げ込むと『入れ食いだぜぇ!』とばかりに帝国兵を喰らうミラーモンスター達

 

 

ガルドサンダーなど一部のモンスターは餌(人間)を良く食べさせてくれるハウリア達を気に入っているらしく

 

 

ハウリアの奇襲がバレそうになった際に バイオグリーザがこっそり舌を伸ばしての目潰しの後 メタルゲラスが体当たりと同時にミラーワールドへ連行する連携プレーを見せたとか…こいつらハルトと一緒にいる影響からかチームプレイをやるようになったのである

 

 

 

 

その頃 ハルト達はと言えば

 

 

「千冬似合ってるよ」

 

 

「そうか…私はテスタロッサ達のようにドレスなど着た事がなかったからな自身がなかったのだ」

 

 

黒のドレスは千冬の凛とした雰囲気を更にアップさせている…

 

 

「そんな事ないよ…ますます惚れ直すな」

 

 

他の貴族淑女など目に入らない、入るのは自分なんかを選んでくれた女性達だけだ

 

 

「馬鹿者、それはお互い様だお前も着飾ったら中々だな普段からそうであれ」

 

 

「無理だな息が詰まるよ…けど似合うのかそう言われると嬉しい」

 

 

 

そんな甘酸っぱいやり取りをしていると

 

 

「ハルくん、ちーちゃん!その輪の中に束さんを混ぜろー!」

 

 

「落ち着いてください束様!」

 

 

「そうだよ!ほら…この後束様のターンになりますから!」

 

 

「そうだよね!」

 

 

「だからそろそろ指輪をだな…その……」

 

 

「分かってる、流石の俺も今回の件で分かったから…」

 

 

ハルトは片手で千冬の腰を支えて片腕を頬を添えると

 

 

「千冬達は誰の夫かって分かりやすく見えるようにしないとね」

 

 

「あぁ…でないと他の男に靡くかも知れないぞ」

 

 

「それは困るから」

 

耳打ちでこっそりと

 

 

「なら千冬が俺の側から離れないようにしっかりと繋ぎ止めておかないと…今日の夜にたくさん目印つけとかないとダメだね」

 

 

「ふふ、期待してるぞハルト」

 

 

「おう」

 

 

「っ!!」

 

 

「束様落ち着いて!!」

 

 

とやり取りしているが

 

 

「平常運転過ぎるだろハルト達」

 

 

ナツキはやれやれと肩を竦めている、ハルトの周りには異世界の王と何とかして縁をつくろうとする貴族達が近づこうとしているのだが普段の流れにより入れないでいる…いや入ろうとした奴はいたはいたが

 

 

「失礼、私は「失せろ」はいいいい!!」

 

 

ハルトが何処ぞの赤髪レベルの覇気で威圧したのであった…貴族の1人は涙目で逃げ去ったのである…また

 

 

「ほぉ貴様が異世界の王か、中々女の趣味が良いようだな。どうだお嬢さん達、そんな王とではなく私と「消え失せろ」………っ!!!!」

 

 

無礼な奴もいたのだが其奴に関しては、ドンスラ混じりの威圧をダイレクトに受けてしまい金髪が瞬時に白髪になるくらいのショックを受けて気絶したのであったが、ハルトがハンドシグナルで【あれ、食ってよし】としていたのを見逃さなかった…

 

 

「まぁ仕方ありませんよハルト様からしたら平常運転してないとメンタルが大変なのですから」

 

 

「やっぱり宗一の敬語に違和感がある」

 

 

「だな」

 

 

「2人ともワイヤーで首落としますよ?」

 

 

「怖えよ!」「辞めて!!」

 

 

「ってかよく考えたら、アンタらと絡むのって初めてだったりする?」

 

 

「確かにハルト無しで話すのは初めてかもな」

 

 

「んじゃ質問だけどよ、アンタら以外にもいたりするのか?オーマジオウから派遣された奴って」

 

 

「さぁ?そこまでは知らないよ」

 

 

「同じく」

 

 

「(はぐらかされてるな)」

 

 

何となくだがナツキの勘は言っていた

 

 

「んでバランサーの事はオーマジオウはどう考えてんだ?」

 

 

「報告はしたけど、現状は警戒するようにとしか言われてないな」

 

 

「流石に正体までは知らないか」

 

 

「知ってんだろうけど黙秘だろうな」

 

 

「そっか……んで、一応確認するけどさハルトの奴がマジでオーマジオウと戦ったとして…お前等はどっちの味方につく?」

 

 

「さぁ?その時次第かな」

 

「なってみないと決断出来ない」

 

 

「そっか……んで例のアレはどーなってんの?白スーツの場所からアバター盗むとか」

 

 

「俺達も何が何やらってな…てかアンタ、連れ放置して良いのか?」

 

 

「あ…アルトリア!」

 

 

「はいナツキ」

 

 

2人の世界に入るのを見届けるとやれやれと肩を竦めるのであったが

 

 

「なぁ、ウォズさん達いなくて大丈夫かな?」

 

 

「何が?」

 

 

「ハルト!?」

 

 

「何さ俺いちゃダメ?」

 

 

「いや違う…そのウォズ達いなくて大丈夫なのかなって」

 

 

「あぁそう言う事か…問題ねぇよ別に任せてる事があるからな」

 

 

「別?」

 

 

「兎さんの幅跳び成功に必要な外堀を埋める」

 

 

それはハルトの腹案…というよりテスタロッサが提案した帝都制圧計画にあったものの中で今回ハウリア達の援護になりそうなものを選んだに過ぎない 内容はシンプル、帝都周辺の軍事基地を同時多発で襲いかかり制圧、帝城と帝都にいる帝国兵を壊滅させて援軍が来ないようにするハジメやハウリア族にも相談済みで了承は得ているから問題はない

 

 

「だからって…」

 

 

「そもそも誰の心配してんだよ、逢魔建国前からいる最古参だぜ…何一つ心配してねぇ」

 

『前に洗脳されたが?』

 

 

「辞めろ忘れたい記憶だ…つか俺は信頼した奴にしか仕事を任せねーよ」

 

 

 

帝国軍基地 そこは帝都を守る帝国の最精鋭達が集う場所…その場所はたった5人に制圧されたのである

 

 

「何じゃ、もう終わりか?つまらんのぉ折角新たな魔剣の試し斬りにと思っておったのに張り合いがないのぉ」

 

 

頰についた返り血を舌で舐めたヤクヅキは嗜虐的に笑うと

 

 

「テメェ、ふざけんな!!」

 

 

 

背後から剣を振り下ろそうとする兵士の気配にヤクヅキは ニッ!と狂気の笑みを浮かべると拷奏剣を瞬時に大鎌に変形させて兵士の上半身と下半身を両断したのである

 

 

噴き上がる血の柱を見上げながら

 

 

「つまらんのぉ。この基地は帝国最強と聞いておったが聞いて呆れるな」

 

 

「そうだよねぇ〜拍子抜けだよ」

 

 

ジョウゲンはザモナスに変身してボウガンを使い基地の外に逃げ出し緊急事態を告げようとする兵士達を1人残らず狙撃していた伝令など走らせてはダメだから

 

 

「あぁ〜もう面倒くさいなぁ魔王ちゃんも言ってなぁ……害獣は駆除だって」

 

『ネオアルファ』

 

 

ネオアルファウォッチを起動してボウガンでなく左腕に現れたスイープソーのガトリングを逃げる兵士達に向けて乱射して 当然狙撃よりも精度は落ちるので片足だけでも這いずってでも逃げようとする兵士はいるので

 

 

「あ、すみません通りまーす」

 

 

まるで少し道開けてくださいのテンションでその兵士達をプチプチと巨大な車輪で轢殺したのはフィーニスの変身するアナザー1号 その巨体は街から見えてしまいそうだが背中にピタリと張り付いているカメレオンアンデットによる光学迷彩を介して見えなくしている

 

 

「何でフィーニスは変身出来て何故妾は変身出来んのじゃあ!!不満じゃぞハルト坊!!」

 

 

「仕方ないでしょ、バイオグリーザはハウリアの方行っちゃったし魔王ちゃんのクリアーベントは自分しか使えないし」

 

 

「ヤクヅキに任せると、アークトライデントでやらかす」

 

 

2人の間から現れたのはゾンジスに変身したカゲンである

 

 

「何じゃカゲン、遅かったな」

 

 

「珍しく手間取ったねぇ〜」

 

 

「基地内は直ぐに全滅させたが…基地で迷子になった」

 

 

「カッコつけて言う事か!」

 

 

「いや子供じゃないんだからダメでしょ」

 

 

と太ももに蹴りをヤクヅキが叩き込むと

 

 

「ぬぅ!我、太腿を被弾した衛生兵!!」

 

 

「唾つけて寝てろ馬鹿者!!そんなのだからハルト坊から信頼されておらんのじゃ」

 

 

「何、俺はハルト様に信頼されていないのか!!」

 

 

「いやそこじゃないでしょ…てかそれはヤクヅキちゃんじゃない?」

 

 

「何じゃと?」

 

 

「あぁ…そう言えばハルト様は最初クーリングオフしようとしていたからな」

 

 

「懐かしい話ですね、しかも未来から無許可で来たんですよね?…先輩達から聞きましたよ未来の魔王様から強いけど性格に難ありの問題児認定されたって、ぷぷぷ…あの魔王様から問題児認定されるとか笑えますねぇ」

 

 

「何じゃお主等、そんなに妾と踊りたいか?」

 

 

バチバチと火花が散る中、帝国の残存兵が旧四天王に襲い掛かろうとしたが降り注ぐ隕石攻撃によって地面の赤いシミと化したのは言うまでもない

 

 

 

「喧嘩するのは勝手ですが任務を終えてからにしてください、これ以上我らが王の不興を買うのは良くない」

 

 

「じゃがウォズよ、今のハルト坊に可愛がられるだけの新参者には教育が必要じゃろう?」

 

 

「その新参者よりも信頼されてない古参って老害って言うと思うんだけど、どうなのかなぁ?」

 

 

「生意気になったのぉ下っ端がぁー!」

 

 

「はぁ……これ以上喧嘩されるのでしたら私が相手しますよ時間の無駄です」

 

 

流石に両者ともにウォズの言葉に引き下がるが

 

 

 

「しかしハルト坊も帝城を孤立化させるのに基地を襲えとは面白いことを考えるのぉ」

 

 

「というより実際はストレスが溜まっている面々のガス抜きですね」

 

 

そう実際 帝都周辺の軍事基地や都市は秘密裏に ハウンド率いるクローントルーパーと新型のエグゼクター級 スタードレッドノート エネミースローターの火器により焦土となっていた  これはハウリア族の援護と銘打っているがフラストレーションを溜めていた部下達へのガス抜きだというのは周知の事実である

 

 

「実際、ハウンド達から見たら違う帝国とは言え」

 

 

「まぁ帝都爆撃とか物騒な事言ってたし」

 

 

「それで妾達は終わったが他の所に向かうか?」

 

 

「いえ、この本によれば…そろそろですね」

 

 

「何が?」

 

 

「ハウリア族の強襲ですよ」

 

ーーーーーーーー

 

 

時間は少し戻り

 

ハルトはハジメと合流して談笑していた

 

 

 

「うわぁマジか」

 

 

ハルトはハジメの報告で姫さんが婚約者に襲われかけた一幕を聞いてドン引きした

 

 

「まぁ問題は解決したがな、んで首尾は?」

 

 

「上々、報告だと全体の9割は落とした…残りも時間の問題だよ…まぁ今夜の邪魔者はいない」

 

 

「なら問題ないな」

 

 

「というより逃げ出した奴等を樹海側に追いやったのって意味あるの?」

 

 

ハジメから頼まれたのはハウンド達の攻撃で樹海側に帝国兵を追いやれという事であったが

 

 

「アイツらにもお楽しみは必要だろう?」

 

 

「あぁ、そう言うことね」

 

 

それはフェアベルゲンに残った亜人族達が報復しても問題ないように帝国の敗残兵を追いやった….ようする誘拐された同胞への報復だな

 

何せエルフ側なんて長老の孫娘が攫われてるし怒りは中々だろうが

 

 

「エルフか…」

 

 

「どうしたんだよ?」

 

 

「いやカレンの件で言いたい事がある、お前もジナイーダの件で思う所はないか?」

 

 

「まぁあるな」

 

 

「だから一夏も連れて行こうぜ、アイツとかオリガとイータの件で不満全開だったしな」

 

 

「賛成だ」

 

 

「それと兵士のガス抜きは大事ってのは皇帝に賛同する唯一の点だよ」

 

 

「お前の場合その規模がヤバいんだよ」

 

 

「失礼な無用な略奪とかしない分、クローントルーパーは規律の取れた最高の軍団だよ」

 

 

でないと世界征服とか考えるからな

 

 

「うちのテスタロッサみたいに」

 

 

「お呼びですかハルト様?」

 

 

「うぉ!あぁ…まぁな」

 

 

「えぇ、でしたらこの後一曲如何です?」

 

 

「良いけど…そろそろだよ」

 

 

「誰も踊るとは言ってませんわ…それに」

 

 

「時間だ我が君」

 

 

「やっとかぁ、ボク楽しみにしてんだよね〜」

 

 

「ん?あぁ…」

 

 

「帝国の人達が踊るのですわ」

 

 

「死の舞踏の時間だ」

 

 

同時に舞台は暗転 踊るは帝国の者と虐げられた者達の刃である

 

 

ハルトはすかさず仲間を転移させて安全圏から高みの見物をしていたのだが

 

 

「………ん?」

 

 

よく見ると見覚えのある髑髏のお面が…まさかのハサンまで参戦してるぅ!暗殺という見せ場だからか!と頭を抱えていると

 

 

「急げ!明かりをつけるんだぁ!!」

 

 

そう言った奴が明かりをつける前にハルトは宗一に指示を出し ハウリア族が切り落とした生首を灯りに映るようにしたのだ

 

 

更に広がる混乱と悲鳴に

 

 

「ヤクヅキがいたら良い音楽と言うんだろうなぁ」

 

 

ぼんやりとそんな事を思っていると

 

 

「確かに敵の悲鳴は悪くないな」

 

『レジェンドルガの影響受けてないか?』

 

 

 

「流石の俺も悲鳴を音楽と形容する人間性はないよ」

 

 

『そうか』

 

 

すると舞台は元に戻るとそこには大量の帝国兵が争っただろう場所には血痕と捕虜となったもの達 そして皇帝が押さえつけられていたハウリア族と……ガルドサンダー達によって

 

 

 

いや何してんのぉ!!と目線と念話で文句を言うが

 

 

『コイツラ、メシクレタ、イイヤツ!テツダウ!』

 

 

こ、コイツら…餌付けされてやがると頬をひくつかせるが出てきたものは仕方ないな

 

「何だコイツらわぁ!!」

 

 

いや最もなことを言う皇帝、目を背けるハルトにジト目で見るハジメ達だが

 

 

「彼らはあの巨人様の使い魔だ我らの現状を憂いた巨人様が貸してくれた力だ」

 

 

ナイスだカム!と心の中で最大の賛辞を送ると皇帝は要求はと偉そうな態度で聞いたので皇帝の側近の首を1人、また1人と落としていく

 

 

皇帝も歯噛みする一方で参加していた人達は顔面蒼白、勇者wも流石に今回の行動が奴隷種族と嘲りされた弱者側の革命という点から参加は出来ない現状を悔しそうにしていた…まぁハジメ君が背後で電磁砲を構えていたの理由だろうが

 

 

 

んでもって。とうとう皇帝の息子が連れ出された

 

 

「ふざけんじゃねぇ!この劣等種族がぁ!!テメェ等覚悟しやがれ!!」

 

 

何というか

 

 

 

「あれが次期王か品性がないか」

 

 

まぁ婚約者と同意なく襲い掛かろうなんてする奴だしなぁと見ていると

 

 

「この化け物もそれを従える巨人も俺が殺してやる……おいテメェ!」

 

 

誰だろうなぁ?

 

 

「異世界の王とか言ったな、そこの白髪と親父が言い寄った女連れてるお前だ!!テメェがコイツ等をさっさと殺せぇ!」

 

 

「なーんで俺が言う事聞かないといけないのかな?それに俺も仲間を守るので手一杯で貴方を守る余裕なんてありませーん」

 

と棒読みで返すと皇子は激昂して

 

 

 

「ふざけんじゃねぇ!!さっさと俺を助けろ!!そしたらテメェの女を差し出すだけでさっきの件は許してやる!!だから助けやがれ!!」

 

 

 

「は?」

 

 

ハルトは一瞬殺意を発したと同時に逢魔組は震え上がる、話を聞いていたガハルド皇帝も怯えた顔をするが直ぐに冷静に戻った

 

 

理由は簡単、ハルトの何処か少しイタズラを思いついたような顔をしたのであった

 

 

化け物か…それガルドサンダー達の事言ってるのかな。ふーんハルトは念話でガルドサンダー達に命令した

 

 

(そいつミラーワールドに引き摺り込んで食べろちまちまとな)

 

 

慈悲などない死を持って償え、するとガルドサンダー達が鏡の近くまで連れていくと見覚えのある蜘蛛の糸が皇子を捉えるとそのままミラーワールドに連行され映し出されたのは

 

 

「や、や、め…ひぎゃあああああ!!」

 

 

鏡の世界からでも響く断末魔を上げながら頭から捕食された皇子と捕食したディスパイダーのみであったのだ

 

 

 

だがそれでも皇帝は応じません

 

 

なら人質とばかりにカムが取り出したのは見覚えのあるリモコン そうハウンド達クローントルーパーとその精鋭個体の分隊 クローンコマンドー部隊が帝都に仕掛けた爆弾の起爆リモコンである…いやぁ仕掛けて爆破するとは言ってたが、マジで仕掛けるとは思ってもなかった……うん、あの時のハウンド達にはやると言ったらやると言う凄みがあったからな…

 

 

余談だが原作だと爆弾は手動で起爆する為に民間施設に仕掛けたという話はブラフで何ヶ所かの軍事関係施設しか爆弾を置けなかったが 

 

クローントルーパー達の助力もあり…本当に病院や議事堂のやうな民間施設にまで複数の爆弾を設置していたりする…アイツらを切り捨てた銀河帝国とやらは待遇に不満を抱いてテロリストになったクローントルーパー達に煮湯を飲まされただろう、何故あの兵士達を不要と切り捨てたのか理解に苦しむ…何故あんなに頼れる兵士を切り捨てたのだろうか?

 

 

 

流石トルーパー達と頷くが 生まれてから大人になるまでに高度な軍事訓練を受け続けたトルーパー達だ面構えが違う

 

 

 

試しに爆破したカムに そこまで堕ちたかと怒鳴る皇帝だが そもそもこのモンスター達はお前の奴隷狩りから生まれた民族だぞ?身から出た錆という言葉を知らんのか?

 

 

しかしまぁ見てて気分は悪くないのだが

 

 

「貴様……よくも皇子を見捨てたな!!帝国の為を思えば貴様のような異界の弱小国家など!捨て石にされて当然であろうが!!」

 

 

何か此方へナイフを向けている貴族が…あ、コイツさっき俺に無礼なこと言った奴だと思い出す

 

 

「あんな事言われて助けるとかあります?貴方なら助けます?俺なら断ります人に物を頼む態度じゃないし、弱者と侮辱されましたし、お望みなら帝国を一夜で滅ぼして見せましょうか?」

 

 

皇子の一言で戦争になるかもくらい分からないのかなぁ…

 

 

「ふざけるなぁああああぁ!!」

 

 

帝国貴族が刃物でハルトに襲いかかるが

 

 

「ご主人様に無粋なものを向けないで頂きたい」

 

 

それだけ宗一が言うと銀の光が刹那、通り過ぎると

 

「ぁぁぁぁぁ……」

 

 

貴族の首はズルリと音を立てて落ちると支えるものを失った体から血の噴水が打ち上がるのであった

 

だがその返り血はハルト達は一滴も掛かっていないのである

 

 

「パーフェクトだ、宗一君」

 

「感謝の極み」

 

 

執事として構えた宗一。その手にほワイヤーが握られていた それだけで帝国貴族を両断したのである…さながら何処ぞの死神執事である

 

 

 

 

「これは正当防衛だし、俺はハウリア族と戦う気はないよ」

 

 

「分かっている」

 

 

了承を得たところで話し合いだな

 

 

カムの要求は前回も述べた通り、帝国にいる全亜人奴隷の解放、樹海の不干渉や法令の制定と順守等等

 

 

んでもって違反した場合 魂魄魔法を付与させた魂を文字通り滅するアクセサリーを渡したのである…怖いなハジメ君と引いているが

 

 

何とか交渉は終わり、後はフェアベルゲンの人達を前に宣言する事 明日までに全奴隷を集める事を厳命されたが物理的な問題もあるので

 

 

 

「悪いが常葉ハルト、俺の所のガキが迷惑かけた手前頼むのはアレだが前に見せて貰った船を貸してもらう事は出来ねぇか?勿論対価は払うつもりだ」

 

 

「うーん……やだ」

 

 

「我が魔王」

 

 

 

「ならガンシップを回すか…レストインピースに搭載してる分なら、それで足りるだろうし」

 

 

だが

 

 

「ハルト様、やはりこの場で」

 

 

「やらんでよろしい」

 

 

「だが我が君よ!」

 

 

「あの皇子の件どうするのさ?」

 

 

「さっき魔物が頭から食べてただろう?なら俺達としても賠償やら何やら取り立てる相手はいない訳だよ…実際 帝国はこれから金が入り用だろうしな」

 

 

「でしたらハルト様、お耳を拝借」

 

 

「ん?おぉ………お、成る程!!流石はテスタロッサだな」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

何したかって?帝国に金を貸しただけですが?

 

 

何故か近隣の軍事施設が破壊された帝国の基地再建の為に金を貸したのである

 

 

いやぁ酷い事をする奴もいた物だなぁ〜利子は貰うのだが、いやぁ大変だなぁと話していると ハジメがハウリアを手引きしたんだ許せん!!なんて空気になっていたが皇帝が全力で阻止していたが、それはハジメの問題としてスルーしていたが

 

 

【ねぇハルト】

 

珍しい相手から通信が来た

 

 

【どうしたんだアリエル?】

 

 

【実はさぁ…今バランサーに襲われてて助けて欲しいんだよ】

 

 

「…………はぁ!!」

 

 

 

時間は少し遡るがアリエルは今回蜘蛛の眷属を使い帝国の情報を集めていたのだが

 

 

「やっぱり並列処理は大変だねぇ」

 

 

とボヤきながらも

 

 

「ま、頑張りますか」

 

美味しいご飯の為にぃ!と気合を入れ直していると自身の危機感知に反応があったのだ

 

 

「ねぇ誰かな?隠れてないで出ておいでよ」

 

 

 

「貴様が魔王アリエルか」

 

 

フードを被り顔は見えないが

 

 

「へぇ随分懐かしい呼ばれ方だねぇ」

 

 

「俺はバランサー、世界の均衡を保つもの」

 

 

「あぁ君か、ハルトに喧嘩売ったって奴は」

 

 

「あの魔王の蛮行はこれ以上は看過できない…だが貴様は魔王ではあるが全盛期の力はなく非力だ故に酌量出来る故に問いかける貴様は世界の輪を乱すものか?それならばここで削除する」

 

 

「いやぁ確かに前の世界では色々やった私だけどさ…君みたいなのに命を狙われる覚えはないんだけどねぇ、けどさ私は彼に助けられたんだ、だから私は彼の味方で君の敵だよ世界の均衡とか知った事じゃないね!」

 

彼女も魔王なのである、故に侮られるのは好きではない

 

 

「それならば関係ないバグは削除する」

 

 

『ジリオンドライバー』

 

 

 

「そのベルトってまさか…」

 

 

アリエルの脳裏にはハルトが見せてくれた仮面ライダーの記憶が過ぎったのである ドライバーにある生体認証を通すと

 

 

 

『GAZER ZERO sign in』

 

 

そして取り出したのは白スーツの使うカードよりも上位なシリウスカード、そして腰につけるのは古代から伝わる原初のドライバー ジリオンドライバーである

 

 

「変身…」

 

 

『GENERATE!』

 

『CONTROL WITH ABSOLUTE POWER, GAZER ZERO』

 

 

 

そして展開される装甲 その姿はゲイザーに酷似しているが体の色は原初のライダーを彷彿とさせている

 

 

古代から伝わる力の支配者 

 

 

仮面ライダーゲイザーゼロ 現れる

 

 

 

「さぁ覚悟せよ」

 

 

「あぁごめんね、もう終わってるんだ」

 

 

「何?……っ!!」

 

 

気づけばゲイザーゼロの周りには蜘蛛糸が張り巡らされていたのである、その強度はライダーでも破る事の出来ない

 

 

「残念、ライダーに関してはハルトから聞いてるから対策済みなんだよね〜それに私だけが単体でいるのはおかしいと思わないの?」

 

 

 

「誘い出された訳か」

 

 

「これで良いのかな、くるみん?」

 

 

「えぇ協力感謝致しますわ」

 

 

アリエルの影から現れ、更に現れた手足による拘束を強めたのは赤とオレンジのドレスを纏う最悪の精霊  

 

 

「時崎狂三……まさか!」

 

 

「正解ですわ、漸く見つけましたわよバランサーさん」

 

 

「本体から奪った、そのアバターを返してもらうぞ」

 

 

「白スーツ…」

 

 

「貴様が何考えてるとか、そんなの興味はないが本体からの意思により捕縛させてもらう」

 

 

 

「この操り人形がぁ!」

 

 

 

「それとハルトも来るから君、詰んでるよ」

 

 

その証明とばかりに聞こえるのはジェットスライガーのエンジン音、間違いなく魔王が近づいているのだ

 

 

「っ!ダメだ今はまだ捕まる訳にはいかんのだ!!」

 

 

「正体を現せ!!」

 

 

白スーツはファイズフォンXで射撃をするが放たれた弾丸は謎の壁に阻まれると同時にアリエルの糸や押さえ込んでいた狂三の分身体を吹き飛ばしたのである

 

 

「「「!!!」」」

 

 

そこに現れた

 

 

「初めまして白スーツ」

 

1人は黒のスーツを着こなすメガネをかけた男性

 

 

「………………」

 

もう1人は寡黙な和装の男性である

 

 

 

「まさか貴方達…ハンドレッドが噛んでるとはね」

 

 

「まぁその台詞は予想通りの展開ですよ」

 

 

「あのままレジェンドにやられて逃げておけば良かったのに悪巧みが好きなようですね、レジェンドとは戦うつもりはないのですか?」

 

 

「彼には勝ちます‥ボスもやられてしまいましたからね弔い合戦と戦力増加を兼ねて狙わせて頂きましたよ」

 

 

「それは迷惑な話だね」

 

 

「貴様等、何を勝手に「助けてあげるから黙ってなさいな」っ!」

 

 

バランサーを黙らせると同時に

 

 

「アリエル!!」

 

 

「時間切れのようですね、では」

 

 

それだけ言うとメガネの男は煙幕を使い撤退、煙が晴れた先には誰もいなかったのである

 

 

「逃げられたか」

 

 

「大丈夫かアリエル?」

 

 

「大丈夫だよ〜はいはいビックリさせちゃったねぇ」

 

 

「でも何でアリエルが」

 

 

「恐らく彼女の中にある異世界由来か蜘蛛の始祖としての力が狙いだったのだろうね」

 

 

「白スーツ!!」

 

 

「やぁ魔王久しぶりでもないかな?」

 

 

「取り敢えずアリエルを助けてくれたなら礼を言う…ありがとう」

 

 

「そりゃどうも」

 

 

「んで、さっきチラッと聞こえたハンドレッド ってのは何だ?ネオタイムジャッカーの仲間か?」

 

 

 

「アレと同じくらいやばい組織だよ」

 

 

「マジか………ん?待てよそれって一夏が別世界の俺と一緒に倒した組織じゃないか?」

 

 

「ボスは倒れたが部下は残ってるんだ、これは厄介だね……取り敢えず彼には話しておくとしよう無関係ではなさそうだしね君は君の物語を続けてくれ、CIAO!」

 

 

「おい待て!!ったく…どうなってんだよクソっ!」

 

 

『落ち着け、取り敢えず彼女の無事を喜ぼうじゃないか』

 

 

「そうだな…大丈夫かアリエ」

 

 

ハルトが次の言葉を紡ぐより先に動きがあった

 

 

 

「ハルト聞いたぞ!アリエルのピンチだ……と?」

 

 

「束さん達も助けに来たよ!ハルく……ん?」

 

 

遅れてきた千冬と束が見たものとは

 

 

 

「!!!!!」

 

 

アリエルがハルトの唇を奪っていた所であった因みに不意打ちでハルトの目は白黒していた…舌まで入れられていたのである

 

 

「ぷは…いやぁカッコよかったよ、ナイスタイミング!!あそこで助けに来るとか狙ってたりした?」

 

 

「はっ!いや、ちょっ!何を!!」

 

 

「あはは!キスくらいで大袈裟だな君は〜これはお礼だよ…それとねぇ〜君が欲しくなったからさ宜しくねハルト」

 

 

「っ!!!」

 

 

「「ハルト(ハルくん)?」」

 

 

ハルトは錆びた歯車のようにギギギと首を回すと そこにいたのはハイライトが消えた、千冬と束、その覇気には

 

 

「おーいハルト!何か面白そうなことをやっ……ごめん用事思い出したから帰るわ」

 

 

ぶらり来たダグバも逃げようとしたくらいであった

 

 

「ちょっ!ダグバ!?」

 

 

「「正座」」

 

 

「はい」

 

その後、ハルトは連行され

 

 

 

「今更だが、これ以上増やす節操なしには仕置きがいるな」

 

 

 

「という訳なのでハルくん…今夜は覚悟して貰おうか?」

 

 

「え?…ちょっ、まっ!!」

 

 

何があったかはお察しの通りである

 

 

 

 

 

 

 






次回

帝国とハウリア族の抗争が終結し、亜人奴隷が集まるまでの間 束の間の休息を味わうハルト達だが新たな敵の存在がバランサーを拉致して行った事から警戒を強めていた


そんな時

「しかしハンドレッドか、新たな敵とは中々唆るではないか」

「分かってると思うけど俺達の優先事項は迷宮の攻略だからな」

「ですが我が魔王、向こうはそう思っていないようですよ」


現れたハンドレッドの刺客達が事件後の帝都で嵐を招く

その頃


「マイロード、ハンドレッド残党の座標を掴みました」


「良くやった、一夏に借りを返してもらうか」

とある世界でも動きが起ころうとしていた


次回 事件後帝都にて…お楽しみに!



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