前回のあらすじ
魔王とゴージャスハルト、そしてディケイド達がガッチャンコ!!とんでもチームでハンドレッド の部隊を撃退したのであった!!
新たな仲間との出会い 新たな旅立ちそれは…
「もう行っちゃうのか」
「あぁ俺様が輝く世界は他にもあるからな」
「少し残念ではあるな」
「そうか…だがハンドレッドに拉致されたアバター…バランサーだったか それの捜索は任せておけ」
「ありがとうって、それはお前じゃなくて…」
「あかね様!どうか此処に残ってくれませんかぁ!陛下の暴走を止められる人は貴重なのですお願いします!!」
「是非 我が魔王に新しい料理のレシピを!!」
「後お願いですから3時のおやつまでは作ってくださいいい!」
「あ……あはは…」
「あかねだ」
「あぁ…成る程」
「取り敢えず」
とあかねに懇願する面々に取り敢えずハリセンで一撃叩き込むと
「お前ら、あかねから新しい料理は教わったから安心しろ」
「そうでしたか流石は我が魔王」
「それと人払いを頼む」
魔王ハルトの真面目な目にウォズは意図を理解したのか周囲の兵士を下げさせた
「何の真似だ」
「何、個人的な決意表明さ…あかねさん」
「はい」
「俺は必ず自分のいた世界の貴女に会います、それまで待っててください」
それは自分の中で唯一ブレない芯 そして人と怪人の境目にいる自分を本当辛うじて人間側に寄せている糸である
「あのねハルトくん」
「はい?」
「その言葉、ちゃんと君の世界の私に伝えてあげてね」
「はい勿論!」
するとバトラーがオーロラカーテンを取り出すと
「時間ですマイロード」
「そうか、また会おう魔王」
「あぁ気をつけてな」
「お前もな」
「ダサい文字Tシャツのお父さん!またねー!」
「コラ!ダメでしょ司!思った事を口に出したら!!」
「ごふぅ!!」
それは魔王となった彼の生涯において唯一 言葉で入ったダメージであったという
じゃあねー!と元の世界に帰る彼等がオーロラカーテンの境目で
「ん?アレは…」
「どうしたのハルト?」
「いや楽しそうだなと思ってな」
そう笑って彼は元の世界に戻るのであった
レストインピースにて
「んじゃ!発進!!」
ハンドレッド の脅威が去った事もあり本来の目的である樹海へと一路向かうのであった
「いやぁ!久しぶりのレストインピースだなぁ!燃料満タンで空の旅だハジメ君達も次の旅に向けて英気を養ってくれ」
「あぁ助かる…最近色々あったからな」
「お互いにな」
「なぁお前!この船くれないか!金でも女でも用意する!!」
「いらないよ」
「うーむ、俺の娘はどうだ?年頃だぞ」
「政略結婚とか論外ですので」
というより
「誓約の首輪つけてんだろ?大丈夫なのかよ」
「まぁ色々不便があるが、あんなの見ちまったらなぁ」
そう忘れているオーディエンスの為に 現在皇帝とその一族にはハウリア族が用意した亜人迫害や奴隷化禁止などの誓約を誓わせたアイテムをつけている
違反したら魂魄魔法で魂に激痛が走り死に至るというらしい てか実際 外した奴が見せしめとばかりに苦しんで死んだという…うむ流石はメイドインハジメさんだな
そんな事あるのかとテスタロッサ達に相談した所 実際 そう言う契約もあるとのことで驚いた
そして久しぶりの出番である皇帝が船を見て目をキラキラ輝いている子供のようだが…何というか兵器利用の打算が見え隠れしている
「アレが何かしようものなら撃て、俺が許す」
近くのトルーパーに耳打ちし離れた数分後スタンモードのブラスターが発砲した音に従って戻ると
「何があった?」
「はっ!こいつが我々のブラスターを触ろうとしたので発砲しました」
「宜しい、こいつは客人ではない貨物として運ぶぞ」
「イエッサー」
トルーパーがロープでグルグル巻きにして手錠までかけるのを見て安心していると
「うーむ、やはり今後のことを考えたら戦力の拡大は必須だな」
「そうですわね」
自然とハルトの隣に立つテスタロッサはその容姿もあわさり敏腕秘書という感じで頼りになる
流石は逢魔No.2だと感心していると
「No.2は私ですよ我が魔王」
「いやいや実際外交や内政関係を任せてる彼女が対外的には相応しいだろう」
「た、確かに「お前は相談役だな」はっ!」
それでも最高幹部というのは変わらないがな
「そしてこの間の褒美だが、何か希望はあるかな?」
「それでしたら…内政や実務に明るい文官を直属に欲しいですわね」
「文官か、確かにそろそろ官僚機構や内政方面も詰めていかないとな…いつまでもテスタロッサにおんぶに抱っことはいかないし…そうだ!俺の世界には科挙という試験があったな、逢魔でテストをして点数の良い奴、特殊な能力や技術を持つものを登用していこうじゃないか」
そう逢魔の弱点 それは内政などの担当する官僚機構が未発達という所 幹部陣が戦場上がりの連中も多いので帝国のように武官が幅を利かせ始めている
「後は国の統治として俺は象徴として、いつかは議会制度とか入れて…そだなぁ立憲君主制な国になると良いなぁ」
あの帝国の末路を考えると 俺達も官僚機構や文官の登用は積極的に採用していきたい所ではある
『お前ハルトか!』
『まさか相棒から官僚機構や立憲君主制なんて難しい言葉を聞く事になろうとは!!』
『こいつの頭の中には一汁三菜や1日3食くらいの四字熟語しかないと思ってたからな!画数多い単語を覚えられるとは驚いた!』
『その驚きで開いた口が塞がらないぜ!』
『アナザーフォーゼの口が開閉してる!!』
ーいやお前ら、その辺出来るだろ?ー
「あのなぁお前等…俺だって色々と勉強してんだぞ?この間皆から勉強を教わってから色々楽しくてな時間を見つけては色んな学術書や歴史書を読むようになったんだ…いつかは勉強の為に御用学者とか雇いたいな〜って…ん?」
その言葉にウォズは手に持っていた逢魔降臨歴・裏を落とし 幹部陣はありえないものを見るような目でハルトを見ていた
「どしたのお前ら?」
「我が魔王!何か悪いものでも食べたのですか!」
「そうですよ陛下がそんな事を言うなんて!何か悪い事の前兆だよ!」
「ハルト様…私に何故相談してくださらなかったのですか!!」
「テスタロッサまで!!いや俺が専門書とか読むのがそんなにおかしいか!!」
『無理もねぇな』
皆が頷く姿に思わず ハルトは涙目になったという
調理場で
「って皆が言うんだよ、酷くない?」
普段通りに調理をしているハルトの隣でキャベツを千切りにする者がいた
「まぁ平時のハルト様を知るものならば当然の反応かと」
「ゾンダ、お前もか」
彼はゾンダ、ウルティマの側近でありハルトと会う前から彼女に料理を作っていた料理人である 彼との出会いは名付けをしてからだが料理人としての技量は高く ハルトも知らない調理法や技術を持っている事もあり 暇な時だけだがハルトの料理を手伝ってくれているのだ
まぁハルトもハルトでグルメ界の食材を捌けるのでそれを教えていたりするが
「へいへい、どーせ俺は武力一辺倒の脳筋魔王ですよーっと…あ!ゾンダ!ストライプサーモンはムニエルにして」
「かしこまりました……っハルト様!このストライプサーモンには金色いくらが入っています!」
「何だって!よっしゃ!今日は一品増えるな醤油漬けにするなら〜」
と喋りながらも大量の作業を並行している、無論ハルト1人で炊事を賄っているのにも理由がある
「終わったぞ俺」
「おうじゃあ次は肉叩きを頼むぜ」
「おう!」
そう能力の訓練も兼ねて、ガタキリバの増殖やアナザーウィザードのドラゴタイマーを使いこなす為に日常的に分身していたのである
「しかしハルト様もモスと同じような事が出来るのですね」
「いやぁ流石にモスみたいに小さくは…なれるなスモールの魔法使ったらだけど俺の場合だと自立行動型だから分身が本体の意思に背く事もあるんだよねぇ〜、だからモスみたいに全部が自分みたいなタイプは羨ましいと思うよ」
「一長一短という訳ですね」
「そういう事、しかしテスタロッサの意見は真面目に考えないとな」
「例の文官云々ですか」
「うん、実際逢魔の幹部達で国政に関わってるのって テスタロッサ達がメインだからさ」
「確かにハルト様古参の幹部の皆様は全員武官ですからね」
「クローントルーパーの中にも事務に長けた人はいるけど、政治絡みの件は対応出来ないんだよ」
「彼等は根っからの兵士や軍人ですからね」
「それがアイツらの良い所なんだよ、良くも悪くも自分の分をわきまえてる…割り切りすぎてる気もするけどね」
そう笑いながら料理を作るのであった、そして
「さて皆!お待たせー!今日のご飯はあかねから教わったアクアパッツァに、俺がグルメ界や人間界の魚介類を合わせた一品さ!!沢山食べてね!」
うおおおおおお!!と会場が騒めく姿に日常の帰還を感じていると
「おいハルト」
「どしたのキャロル?」
「あぁ由々しき問題だ……」
何だあのキャロルが困惑する程の事態とは!固唾を飲むと
「貝柱が歯に挟まってしまったのだ!」
「爪楊枝貸してあげるから取りなさい」
しょうもなと思ったのは内緒である
そして幹部達と同じテーブルに座るのだが
「我が魔王」
「何だ?骨なら爪楊枝で取ってくれよ」
「違います……何故彼等にも食事を?」
ウォズの目には勇者wパーティがいた
「彼等は我が魔王を愚かにも愚弄しました、そんな彼等に食事など」
「ならウォズや皆の食事は抜きかな…お前たちも俺を愚弄はしてるよね?」
「………………」
「ん?」
「仕方ありませんね」
「「「「(逃げた))))」」」」
「飯抜きにして死なれた面倒なだけ、何かあんなのでも勇者らしいし…けどアレに救われる世界とか虚しいよね」
「我が魔王、セリフがすでに怖いです」
「それにお前らも食っとけよ、あとジョウゲンもな」
「え?」
「次の樹海迷宮はお前が攻略の鍵だ」
「ま、魔王ちゃん、…俺のことをそこまで買ってるなんて…」
「まぁ元から買ってはいるがな…アレだ樹海のアマゾンズ」
「あぁ樹海の迷宮にいるだろうって奴等か」
「お前向きだと思ってな任せた」
「任されたよ魔王ちゃん!!よっしゃ!やったるで!!」
と喜ぶジョウゲンにフィーニスは良いなぁという顔をしていた それも無理はないハルトが何かを他人に頼む時は その能力があると評価されたという信頼に他ならないからだ
「と言っても迷宮攻略するにしても準備が必要だよね」
「そうだな……まぁ問題ないさ」
「実は俺のグルメ細胞が進化してドンスラが新しい能力に目覚めたんだ!」
「魔王ちゃんの進化が止まることを知らない!?」
「流石じゃなハルト坊!それでどんな進化を遂げたのじゃ?」
「えーとねぇ…そうそう!タキオン粒子を生身で操れるようになった!!」
「それカブトのワームですよね!!」
「まぁ確かに俺はワームの擬態能力はあるけど」
「違うよ!それ生身でクロックアップできるって事だよね!!」
「……っ!」
「ハウンド」
「はっ!」
「後でクロックダウンシステムの設計図を渡しますので束嬢と銀狼嬢に渡してください」
「イエッサー」
「何か失礼じゃない?あぁそれとね!!」
「はいはい」
「俺とパラドが覚醒した結果、何か新しいアナザーライダーが増えたまぁ大した事ないけど」
「どんなアナザーですか?」
「えーと…アナザーゲンムのゲンム無双とハイパー不滅に目覚めた」
「とんでもない進化してるけど!?」
「寧ろそちらがメインでは!?」
「その前に魔王様!それはどんな奴なのですか!」
「何かヤベー奴、恐ろしいのはそれを生み出した神の才能さぁ!そうとも檀黎斗は……神ダァあああああああああ!!」
と高揚するハルトに対してヤクヅキは淡々とした口調で
「何を言っているハルト坊よアナザーライダー はそんなヤベー奴等しかいないではないか」
「主従は似る者だよ?」
「確かに!!」
『いや待て!!俺は違うゾ!!』
『そうだ!一部がヤバい奴なだけであって基本はマトモな奴等ばかりだ!』
「そうだぞヤクヅキ、相棒達への風評被害はやめて貰いたい」
『大半がお前のせいなんだよ!!』
『俺達に謝れ!!』
「謝罪するような事をしたような覚えがない」
『いや謝れよ!』
と話している中
「はぁ………ん?我が魔王、マーリンが何か持ってきたようです」
「マーリンか…もしかしてアサシンのライドブックじゃないよな…いやハサンは大歓迎だけどさ」
「いえそれが……」
スターファイター格納庫
「なぁマーリン、この箱って…」
「いやぁマスターが喜ぶと思ってね、お姉さん…いやお嫁さん頑張っちゃったよ!」
とマーリンの手には如何にも危険…それこそ特級呪物のような箱があったのだ、それを見るなり
「何処で見つけたの?」
「箱はオーディエンスから貰った」
それを聞いたと同時に
「よし窓から投げ捨てましょう」
「ウォズ、頑張って手に入れたのにそれは酷くないかい?」
「いやこの如何にも危険なものが封印されていると分かるようなものを開けるバカなどいる訳…っ!!」
ウォズは思い出した
その言葉に該当するバカがすぐ側にいた事を何なら自分の上司という事を!
「ありがとうマーリン!これ開けても良いのか!」
そう動画投稿という名目で過去キングが封印したレジェンドルガの王を解放した…という未来があり 尚且つ別世界の勇者パーティが封印した危険な魔人クヴァールを解放した前科を持つ男がいたのだ!
「勿論だとも!流石はハルトお目が高いね流石は僕の旦那さんだ!」
「よし開ける!「陛下!?」だってさ!マーリンが俺の為に用意してくれたんだよ!!それにこんな封印してたらさ…解くしかないよね!!」
目をキラキラと輝かせるハルトに周りが沈黙すると
「はい、どうも魔王です!今日紹介する封印はこちら!やばい瘴気が溢れ出る謎の木箱!いやぁマーリンから貰ったので何が封印されてるか分からないので、取り敢えず開封しましょう!」
動画投稿する人のようなテンションで箱に触れていた
「箱自体は普通の木箱で怪しい札が貼られてますねぇ〜」
「そのバカがいた!!」
「しまった!魔王ちゃんは開けてしまう!!」
「そうか…妾はこんなノリで封印を解かれたのか……そうかぁ……」
「ヤクヅキ先輩が黄昏てる!!」
「まぁあのノリで封印解かれたと知ったら無理もないですよね…しかし」
「そうだ…ヤクヅキ先輩やクヴァールさんやマーリンなんて危険人物をノリと勢いで解き放つのが魔王様でしたね」
「おい待てフィーニス、妾をそこにラインナップするのは感心せんぞ」
「いやいや流石の私もその2人に並べられるのは心外だよ、あと何で呼び捨て?」
「どの口が言ってるのです?じゃない!止めないと!」
「いやクヴァール殿の方がお二人より遥かにマトモなような…」
とそういうとジョウゲンとカゲンがハルトに対して物理的に抑え込んで説得する
「ダメだよ魔王ちゃん封印解いたら!!」
「そうです!封印されているのは危険物!開けてはならないというのは古事記にも書いてあります!!」
「離せお前たち!」
「何が入ってるかも知らないのに!!」
「あ、そだ!マーリン!中身は何?」
「開けて確かめてね」
「という訳だから離せお前らァ!!!」
「余計に開けさせる訳にはいかんぞ!」
余談だがマーリンは腹を抱えて爆笑しているのだが…それと話している中でハルトは
「お前たち考えてみろ!!」
「ん?」
「ゲームやってて通れないと思ってた場所が通れたら行くだろ!」
「行くね」
「勝てないと思った敵を倒せれたら嬉しいだろう!!」
「そうだね」
「ヤバい奴が封印されてたら、それを解き放ってこの世界を混沌へ導きたくなるだろう!!」
「訳が分からないよ!!」
「それが魔王の発想なんだよ!!」
「いやエボルトみたいな発想だ!!」
「だから俺は解き放つ!!俺のルールでぇえええ!降臨せよ!!不破諌さーーーん!!!」
「いやだからやったらダメだって!」
「ちょっと魔王ちゃんネジが壊れてるよ!」
「元から壊れてるでしょう!!」
「誰か!千冬様とキャロル様を呼んでくれ!!」
「ぬおおおおお!!」
ハルトが不破ライズで木箱をこじ開けようとしたのでウォズと旧四天王総出で止めに入る
木箱がハルトの手から溢れてしまう
「おーいハルトー!今日のご飯なに……って何だこの箱?」
「ナツキ!封切れ!」
「ん?おぉ……」
とナツキがビリビリとお札を剥いだのである
「「「「あああああ!!」」」」
「え?何事!!」
するとアークワンマルガムと戦闘していた場所とレストインピースに格納されている絶滅ドライバー、アークスコーピオンキーから大量の悪意に関するデータが抜け出て箱に吸い込まれていった
「はっ!そう言う事か!」
『MALICE learning ability』
ハルトはアナザーアークワンの力で己の悪意を抜き取り木箱に封印されたものへと投げると魔法陣のようなものが回転し中からスパイトネガのようなものが溢れ出たのを見て
「これでよし」
「このバカ魔王ちゃん!!」
「アレは明らかに封印解いたらダメな奴だ!!」
「総員警戒体制!!」
ハウンドの指示て親衛隊がライフルを構える中それが現れた
「我が名はドラコー、ソドムの獣、ドラコー」
金髪赤目の赤ドレスを着たロリ…ふむ、どことなくネロ様のような雰囲気を感じるぞ
「ドラコー?」
「あぁ、そうだとも……クラスはビースト」
ビースト その名を聞いてジャンヌ・オルタやハサン's、アルトリア'sは戦慄しながらも宝具を構えたのである
ビースト それは人類悪、否 人類を愛するが故に壊すと言う矛盾を抱えたまま進む人類が生み出した悪意の結晶
恐らくアークワンマルガムの悪意や絶滅ドライバーに内包された悪意、そしてハルトがダメ押しとばかりに取り出した悪意に反応したのである… だが!
「……ふははは!コイツは傑作だな…貴様、とんでもない当たりをひいてしまったぞ!」
「恐ろしいな確かに…」
「当然よな、我を呼び出すなどな」
「違う!恐ろしいのは人類悪を顕現させてしまう私自身の才能さぁ!!」
「言葉通りに受け取る奴がいますか!!」
「アナザーゲンムの進化…それにより起こされた事象!つまり……神の才能には不可能はなかったああああああ!!」
「魔王ちゃん!ゲンムに汚染されてない!」
「汚染?いや…寧ろ絶好調なのだが?」
「自覚症状がないのはマズイ!!」
「それでドラゴよ」
「ドラコーだ、何処ぞのスリザリンと一緒の呼び方をするでない」
「メタだ…って人類悪ってもっと危険なイメージが…」
「まぁ当然よの、それよりも余を召喚したのは」
「彼方の人です」
そう言われて見た先には
「ハルト、そこに直れ」
「はい」
千冬とキャロルの圧に負けて土下座をしているハルトがいた
「いつもノリと勢いで色々とやらかすなと言っているだろうが!」
「そんな!俺からそれを取ったら何が残るんだよ!」
「オレの大事な旦那だろ」
「キャロル…」
「は、恥ずかしいだろ…馬鹿者…」
キュンとしているハルトだが千冬は冷静に
「イチャつくな」
「「はい」」
キャロルも正座する側に回ったのであった
「えぇ……」
「心中お察しします」
その後 取り敢えずドラコーさんを仲間に加えたハルト達だった
「ハルトよ!」
「何?」
「余は何故か、この世界を混沌の闇に堕としたいのだが!」
「許可する」
「許可するな!!」
そんなこんなで樹海の上空
「よし奴隷の人達の説得とフェアベルゲンの人の懐柔はハジメくん、任せた」
「おう、お前たちは?」
「一応警戒かな、それとさハジメくん」
「何だ?」
「ヘルツォークって名前のエルフ、見つけたら俺の前に連れてきてね」取り敢えず言いたい事があるからさ」
「え?あ、あぁ…」
そして円滑にフェアベルゲンへの帰還支援をしているのを見て
「いやぁ平和だねぇ!」
『そうだな』
「何かめちゃくちゃにしてやりたいね」
『相棒?どうした突然の闇堕ちした?』
「冗談だよカレンやリリムちゃん達の故郷に戦乱なんて持ち込まないよ」
『今のお前が言うとそう聞こえない』
「そう?俺達は色々と共有してんだマジか嘘か分かるだろ」
『そうだな分かってる』
『だがカレンの両親には怒ってんだろ?』
「まぁ俺の親と同じような奴なら……その場で殺してやる」
『お前の親レベルの人手なしなどそうはいないさ』
「アレが普通にいたらいたらでヤバいんだよ」
『違いないがせめて慈悲はくれてやれ』
「慈悲なぁ…レジェンドルガの拷問コースとか?」
『この間、死は慈悲とか言ってなかったか?』
「まぁねぇ…けどさ」
「何じゃハルト坊、随分とのんびりしておるのぉ」
「まぁドラコーの相手はジャンヌや呪腕さんに任せた…んで全員分の炊き出しまで終われば暇にもなるよ」
「そうか」
「なぁヤクヅキ」
「何じゃ」
「俺はハッキリ言ってお前の事がよく分からねぇ」
「は?」
「ウォズやジョウゲン達は分かる、クソジジイに忠誠を誓うのもな…だがお前は別だ元が一種族の王なのに何でクソジジイに従った?」
誰かに従うようには見えない それがハルトがヤクヅキに感じた第一印象だった
「クソジジイに義理立てしてんのか?」
「違うわ、彼奴は確かにノリと勢いで妾の封印を解いた…最初は器として利用しようと取り憑く算段だったが失敗した」
「まぁなぁ」
そもそも取り憑いても乗っ取り出来ねえと呟くと
「彼奴は飢えていたのじゃよ…力を」
「ふーん」
「取り憑くのに失敗したら彼奴は妾にこう言ったのじゃよ」
『俺もアンタと同じで大事なものをつまらない奴等に奪われた…だからかずっとイライラするんだよ…だから目に映る物をぶっ壊す!ついてこいレジェンドルガ共、テメェ等には俺がその世界人類全員が奏でる最高の音楽(悲鳴)を大音量で聴かせてやる、だから力を貸せ俺が地獄から天国まで見せてやる』
「そう言われての妾は己の矮小さを恥じたわ」
「ごめん何を感じたのか分からない、今の所ぶっ飛んだテロリストの世界ぶっ壊す宣言なんだけど」
『安心しろ相棒、今のお前も似たようなものだ』
『グロンギや幻想郷のオルフェノクを従わせる時も似たような感じだったろ?』
「妾は世界を滅ぼす事だけが一族の悲願じゃった…じゃが目の前にいた10年そこらしか生きてない童が妾を超える破壊を己の生まれた世界に齎したよじゃ…中々出来んし爽快じゃったわ」
「そりゃ良かったな、多分その時にナツキと咲那ちゃんは死んでるがな」
「関係ないわ、妾からすれば報いじゃと思っておる」
「そうかもな…クソジジイなら あかねや爺ちゃん婆ちゃんが生きてても同じ決断をしたと思うよ」
あの世界に映る全てを滅ぼす事を…それだけが災厄の魔王の在り方だったのだろう
「それがクソジジイに従う理由か」
「現に彼奴は今もなお様々な世界を征服しておるからのぉ」
「全然安心できない未来だなおい」
「あぁ捕らえた40万の敵兵を問答無用で生き埋めにした時など妾の人生で2度とない感動じゃったわ、今でもあの命乞いする敵兵の断末魔が夢に出るからの」
普通の人ならトラウマのそれもレジェンドルガの耳には甘美に聞こえるのだから怖い、そして何より
「え?何それ、俺そんな事したの?てか40万人の捕虜を得たとかどんな戦いなんだよ」
「まぁそれはまた聞かせてやろう、それよりも妾の拷奏剣が血に飢えておる何か切るものはないか?」
「血に飢えてるのは虎徹だけにしなよ…うーん……あ!」
「あるのか!」
「丁度ノッキングしたままのリーガルマンモスがあるんだよ!それの解体をお願い」
「妾の拷奏剣は巨大包丁ではないわ!!」
「ははは!…………ん?」
ハルトの目線はとある男に向けられる長い金髪の美青年だがおかしい、奴隷階級の人間なら故郷に送り返してはいるが
フェアベルゲンは亜人の国だ純粋な人間などいる訳ないし、奴隷にしては身なりが良すぎだと
そんな青年が此方を目で捕らえるなりニコリと笑うと同時に溢れ出た魔皇力……おい待て
「ヤクヅキ!?」
気づけばヤクヅキは拷奏剣を片手にその金髪を切り捨てようとしていた
「さて・・・何のつもりで?」
「とぼけるでない!そのおぞましい程の魔皇力・・・貴様は妾を封印したあの時のキングであろう!!」
「(いや俺の知るレジェンドルガのロードは男だったはずなんだが・・・)」
「今回は遊びは無しじゃ・・・本気で潰す!!」
『じゃあ行きますか〜ドロンドロン…へぇんしぃん!』
「・・・・・・上位種族を名乗っておいていきなり実力行使とは野蛮な・・・。致し方ないな・・・キバット!!」
「良かろうガブリ!」
ヤクヅキとキング?はそれぞれの鎧を身に纏う
「「変身!!」」
次回
突如現れた初代キング!果たして彼は敵か味方か?困惑する樹海から現れたのは
「お前、アマゾンの匂いがするな」
「あ、わかる?南米に旅行してきたんだよ!」
「違いますよ!!」
そして…現れた新たな脅威
次回後編 お楽しみに!!
次行く世界
-
真剣で私に恋しなさい!
-
戦国恋姫
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アカメが斬る!
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スターウォーズ