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前回 月の破片を砕いたった
ハルト宅にて
「…………………」
ハルトは考え事をしながらも一切、手を休ませずに料理に打ち込んでいた
その胸に去来するのは一先ずの達成感と悩み
「(この世界で俺のやる事は一先ず終わった…となれば後は別世界に渡るだけ…そこが俺の世界だったら旅は終わる)」
フィーネをボコボコにして溜飲を下げた俺達だが、元は外来人で元の世界に帰るのが常だが
「(キャロル…)」
この世界で出会った錬金術師の女の子…まぁ年齢的には玄孫とお婆ちゃんくらい離れてても不思議は「オイ」っ!
「何か良からぬ事を考えてないか?」
子供状態のジト目で睨まれている…おかしい冷や汗が止まらない…
「何も考えてませんです!サー!」
俺は死にたくないので全力で弁明すると伝わったようで
「まぁ良いだろう、次はないぞ…それと」
「は、はい!デザートも作ります!」
「よろしい、それと終わったら話がある付き合え」
それだけ言うと件の彼女はリビングに戻り、オーズ小説版を読み耽っている
『いつの時代も女性の年齢問題は触れない方が良いんだな』
お前(アナザークウガ)が言うと説得力が違うな…そもそもアナザークウガは五代さんではなく先代クウガから生まれているからな…単純な年齢だけなら最年長だろう…普段はバカなのに…ボケたのか?
『誰がバカだぁ!アナザークウガさんの脳みそはミジンコだぞコラァ!』
『おう!』
アナザー鎧武!アナザークウガの脳みそが前回より小さくなってるぞ!!
『まぁバカ2人は置いておいて…どうする気だハルト?』
アナザーディケイドの問いかけに溜息しか出ない
「そりゃ…俺はキャロルと旅がしたいよ…まぁ次は俺の世界だろうから楽しみなんて無いだろうけど」
『それは無いだろうな』
「辞めろ不穏なフラグを立てるな」
はぁ……しかしキャロルはこの世界でやりたい事がある、俺の我儘にキャロルを振り回す訳にはいかないよ…その為に何かしてるんだろうし
『情けないな、そこはいつも通りキャロルに黙って俺について来い位は言ってみろ』
言えるかぁ!
『ヘタレめ』
うるせぇ、悪かったなヘタレでよ…けど別れは寂しいなぁ…どうしたら良いんだろ…
思考の海に埋没しているとウォズ達から
「我が魔王!もう料理は大丈夫ですから!」
「そうそう!俺達には勿体ない位の料理だけど沢山あると持て余すから!」
「満漢全席を作るなら先に言ってくれ!」
「これが…魔王の料理……」
「フィーニスさん、つまみ食いは辞めた方が良いッスよ…あー!カリオストロさん!お酒を開けるのは待ってください!!」
呼びかけられ手を止めて気づく
「ふぇ?」
机に乗せられない位の料理が並んでいたのだ
そして皆の着席を確認する、今日来てくれたのは作戦に参加した面々とキャロルとエルフナイン、それとサンジェルマン達
「んじゃ、皆協力ありがとう!ウォズ達には色々迷惑かけたし、キャロルやサンジェルマン達にも感謝を込めて…まぁ楽しんでって!」
「「「「乾杯!!!」」」」
そして楽しい宴が始まるのであった、皆が思い思いの時間を過ごしている
「貴様がバースの変身者か」
「は、はい!野田夏樹って言います!」
キャロルはナツキに話しかける、ドライバーの性能とかの意見調査なんだ〜真面目だなぁと思ってたがキャロルの瞳が赤く光ってる気がする…あ
「そうかそうか…貴様が試作品のドライバーを壊した張本人かぁ!」
そうだった、暴走した立花響を止める為に戦ったナツキ 何とか暴走は抑え込めたが代償としてバースが大破寸前まで追い込まれていたのだ
「ひぃ!!」
そりゃキャロルがキレるわけだ
「何故、頑丈に作ったのに面割れするくらい殴られた!どれだけ頭部を攻撃されれば気が済む!プロトバースとは言え頑丈に作ったんだぞ!メンテナンスにどれだけ時間がかかると思っているんだぁ!」
「すみませんすみません!!」
「許さんぞ!これを渡すから、データ取りの為に戦え!存分にこき使ってやる!」
とキャロルは怒りながらも新しいケースを二つ渡すのであった、ナツキは恐る恐る開けてみると中には。新しいバースドライバーとバースバスターが収まっていた
「これは……」
「完成版のバースドライバーだ、ユニットも全て使えるが…サソリは使うなよ過負荷にまだ耐えられんからな」
「…………俺に?」
「いらんならオレが使うだけだが?」
「いや、俺が使います!使わせて下さい!」
「良いだろう、キリキリ働け」
「はい!」
ナツキはどうやら完成版を手に入れたがキャロルには頭が上がらないようだな、そだ
「フィーニス、楽しんでる?」
ハルトは新入りに飲み物を持っていくとフィーニスは驚き
「は、はい!!とても!!」
「良かった〜、アナザー1号もありがとね今日のMVP上げたいくらいだよ〜」
『まぁ当然だな』
本当、頼りになる仲間だなぁ…それに引き換え
「ワインを樽で飲むことに日和ってる奴いるぅ!?」
「いねぇよな!」
「飲むぞぉ!」
「「「おおおお!」」」
いつの間にかカリオストロとカゲンがワインを樽飲みしている光景を見て、一気飲みは辞めろよーと釘を刺す…はぁ
「楽しんでんのは良いんだけどよぉ」
『見事にお前に染まってるな』
「いや、俺は彼処まで酷くないぞ?」
『そんな事はない』
談笑をしているとキャロルとナツキがベランダに出ようとしている光景が見えた……まさか
「……………………」
『おい、まさか』
「行ってこいお前等」
『STAG』『SPIDER』『BAT』『FLOG』
メモリガジェットを一斉に解放して出歯亀する……2人きりの良い雰囲気なぞさせるかぁ!
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ベランダにて酒気に当てられ頬が赤くなっているナツキとキャロルは外気に当たり体を冷やすと本題に入った
「それで話とは何だ?」
ハルトに話をする前にナツキに呼ばれた、バースの事かと思っていたら
「世界の解剖を止めてくれ、出ないとハルトが最低災厄の魔王になる」
「何?」
途端にキャロルの顔から笑みが消えた、それはハルトがアナザーオーマジオウになる事ではなく
自分が途方にもない程 時間をかけた事を辞めろと言ってきたからに他ならない
「何故だ、それには理由があるんだろうな」
「勿論だ、アンタの展開次第で……
ハルトと殺し合う事になるぞ」
刹那、キャロルと…盗み聞きしていたハルトの時間が止まった気がした
「何?」「は?」
別々の場所で驚いた2人、しかしナツキは関せずに説明を始める
「アンタはダインスレイフを使った奏者の攻撃を受ける…それはあの魔剣に込められた力を体に取り込む為にだな」
「何故、オレの計画を…あぁ…そう言えば貴様は未来人だったか?それなら当然か」
「まぁな…それでアンタは自害する予定だな」
「まぁ最悪の展開ではな」
「その瞬間を帰還直後のハルトに見られる…しかも過程を知らずに死んだ場面だけをだ」
「それが何だと言うんだ、ハルトなら動揺せずに受け止めるだろう?元々、その辺は淡白な奴だからな」
「どうでも良い奴ならな、けど目の前で大事な人が奪われた…その時のアイツがどうなるか分からない訳ではないだろう?」
「………………」
その言葉にキャロルは反論出来なかったというより理解したからだナツキの言いたいことを
短くない期間を過ごしていて分かったからだ、常葉ハルトは人の好き嫌いが激しい…だがそれは一度懐に入れた者ならば誰であろうと深い情を持ち受け入れてしまう
それは彼の良い点であり、悪い点である
つまり良く言えば仲間思いで優しい、悪く言えば排他的な上に独占欲が強く我儘
以前、ウォズに聞いたが従者がボコボコにされたのを見るなり敵を半殺し寸前に追い込むは敵と認識したら男女問わずに暴力を行使するなど敵味方の認識能力が極端なのである。
そんな彼が近しい人が死ぬ姿を見たらどうなるか
深い絶望と慟哭に駆られ、ウォズ達の静止など歯牙にも掛けないまま下手人や世界に敵意を向ける事になるだろう
それが自分が忌み嫌う災厄の未来に繋がるとしても彼は迷わずにその未来を選ぶ、そして世界に対して復讐を遂げようとする決して終わらない復讐の炎にその身を宿したまま
「アンタの望みが世界の解剖だろ?けどハルトがアナザーオーマジオウになれば世界を滅ぼす、奇跡を調べるなんて夢のまた夢だ」
「なるほど…その結果、オレとハルトが殺し合うという訳か」
大事な人を奪った世界への復讐
世界分解の先にある奇跡の調査
互いに目的が違うならぶつかり合うだろう…だが
「あのバカならオレが生きてると知れば止まるだろう?」
その辺能天気…まぁ怒られはするだろうが泣きながら喜ぶとは思うが…
「それが無理なんだよ未来で嫌という程見てきたから」
その言葉にキャロルは溜息を吐いた
「はぁ……どうやらハルトの奴はオレの思ってる以上に子供のようだな」
「アンタ基準なら誰でも赤「ほぉ、バースドライバーの秘密兵器を使われたいか?」申し訳ありません!!」
敬礼して謝るとキャロルは少し呆れたような顔をして
「しょうがない奴だな…良いだろう計画の変更は検討してやる、勘違いするなよオレの目的の為だ…こればかりはハルトにでも邪魔させる訳にはいかんからな」
「………ハルトと一緒に旅して世界を知ったどうです?」
「っ!!!!」
世界を知る、その言葉はキャロルに取っては地雷源に他ならない
「貴様!!」
「ハルトだって一緒に行きたいって思ってます!あのバカはいつも他人を無理矢理振り回すのに肝心な所じゃ踏み出せないヘタレだ!」
「今更止められる訳がないだろう!!」
「だから一端やるやらないは置いておいて考えたらどうですか?本当に滅ぼすかどうか」
「………………」
「まぁ貴女の計画は実行まで長い時間がかかりますからゆっくり考えたらどうですか?…あと」
ナツキは呆れたような顔で、目線の先にあるバットショットに話しかける
「出歯亀するなら器用にやれよ…なぁハルト」
「余計なお世話だ…俺は締めの焼きおにぎりを持ってきたにすぎない」
「へー」
「折角と思ったがナツキの分は無しだ、おーい皆!ナツキはいらないとさ、余った分食べたい奴!」
と言うなり、今まで好き勝手してた奴らが焼きおにぎりに群がる、その光景を見て
「是非私に!」「俺が食う!」「いや渡す訳にはいかない!!」
「いや、ちょっ!そこまで言ってねぇよ!」
ナツキが離れたのを見て、ハルトがキャロルの隣に腰掛けた
「ふぅ……ざまぁ」
「お前なぁ…まぁ良いさ…それと話だがな」
「おう何だよ」
・
「今はお前旅にはついていかん、この世界でやる事が残っているからな」
分かっていたが実際に言われると寂しいな
「…………そっか」
ヘラヘラ笑っているが寂しいのは変わらない
「だが困ったら助けには来てもらう、約束だからな」
「そうだな…じゃあマメに帰るとするかこの世界に」
座標は登録してある、アナザータイムマジーンを使えば何時でも帰れるからな一時の別れだ…別にその他の人間に関してはどうでも良いのは言及しておく
「そうか楽しみにしておく…どうやらお前の料理を気に入ってしまったようだ…これで食い納めにはしたくない」
「なら死ぬなよ…作る意味が無くなるからな生きてるなら幾らでも作ってやる」
「そうか……なぁ、ハルト」
「ん?何?っ!!」
ハルトは二の句を出す事が出来ずにいた、何故なら
「!!!!!」
気づけばキャロルに唇が塞がれ目の前には彼女の顔があったからだ、少しして離れると
「ふぅ………ではな///今度はお前からしてくれるのを期待する」
キャロルはドタドタと場を離れたがハルトは微動だにしていない
『キャロルちゃんめ、大胆だなぁハルト!』
「…………」
まだ返事のないハルトに思わずアナザーディケイドが問いかけた
『どうしたハルト?』
「…………………」
『気絶してるだと!ウォズ!!ハルトが気絶しているぞ!』
アナザーディケイドからの声にウォズはあり得ないものを見るような顔をしていたが理解した
「そう言えばこの当時は初々しいのでしたね」
「俺も思ったけどソレ言ってる場合!」
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その後の事は覚えていないが…数日間は英気を養い、アナザータイムマジーンの前にはいつもの面々が待機していた
「早く帰ってこいよ」
「そうさせてもらう、前の礼もしないとな」
「そ、そうか…まぁ良い此方は任せておけ、あのバカは暫く預かるぞ」
「お好きに」
ナツキはどうやら暫くキャロルの元でバースの訓練をしながらノイズを倒すらしい、その力は過去の恩人の為に
サンジェルマン達はセルメダルの解析をすると今、パヴァリア光明結社間では仮面ライダーオーズが大流行しているらしい新しい錬金術のバイブルとして注目されていると…錬金術大丈夫か!?
キャロルは…まぁ今は語らずで良いだろう…また会えるからな
「んじゃ皆!行ってきまーす!」
それだけ言うとウォズ達を乗せているアナザータイムマジーンは別世界に向かうのであった
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ネオタイムジャッカー本部
「ほぉ、アナザーライダーは別世界に」
クジョーが新聞から目を上げ、メナスの報告を聞く
「座標は…此処ね…うわぁあの魔王擬き厄ネタな世界に飛び込む呪いでも掛かってるの?」
そこはネオタイムジャッカーの支部がある世界でも結構問題有りと評されているのだから
「では次の世界の人選は任せますが魔王の足止め程度に抑えて下さいよ」
クジョーの目線を落とした新聞には、一機の白いロボットとアナザークウガが背中合わせに並ぶもの
白、黄、紫の髪をした少女と共に大立ち回りしている2人のアナザーライダー
そして色んな翼を生やした種族相手に仲間を引き連れ攻撃をしているアナザージオウが載っていた
「いや一体何がどうなったらこうなるのでしょうね」
クジョーの顔には冷や汗が止まらずにいたとさ
これでシンフォギア 一期は完 今後の予定としては
別世界→G→別世界→GX
と言うような感じで動こうと思いますので宜しくお願いします!