前回のあらすじ
ハルト 普通の人間ではなかった!!
「ちょっと待てハルトがネオタイムジャッカーが生み出した生物兵器だと!そんなの信じられるか!」
「本当だって私の囁告篇帙には事実しか乗らないって!!」
「ハルトも私と同じだったんだ」
自らの出生と同じだったのだとアリエルは呟くも
「だと思うよ今までだってハルくん…」
「そう言えば…前に鍛錬しただけでバイオグリーザの光学迷彩やグラファイトの紅蓮爆龍剣を使ってたな…今思えば最初から怪人の力を宿していたから出来た芸当か」
「だが我が君が本格的に怪人の力を使い始めたのは魔王に進化してからだ怪人の姿を見せるようになったのも最近の話だぞ!」
「恐らく改造実験は失敗だったのでは?」
テスタロッサの考察に二亜は頷く
「みたいだねぇ、ハルきちは全ての怪人の力や遺伝子を宿せたけど完全な形で引き出す事が出来なかったみたいだね…完全に目覚めたのはアナザーライダー と契約してからか…」
「まぁ完璧な器だが、いくら力を取り込めても引き出させないなら意味はない…だがハルトが目覚めたからネオタイムジャッカーも動いたと」
「まさか…ハルくんの親や妹が毛嫌いしてたのは」
「そう祖父母が引き取った子供が改造手術受けた化け物とのキメラだって知ったからだってさ、まぁそれでも虐待とかイジメは別だけどね」
「しかし器として完成しているのならば…何故ネオタイムジャッカーはハルトを手放した言い方はアレだが使い道は他にもあっただろう?」
「逆だよ逃げられた…いや助けられたみたいだね」
「仮面ライダーか?」
「そうみたいだねぇ」
「誰か分かるのか」
「んーとねぇ…………っ!!!」
「どうした二亜?」
「いやいやまさかそんな…だけど囁告篇帙に書いてる事は…」
「良いから話せ」
「驚かないでね助けた人の名前は天道総司、仮面ライダーカブトだよ」
「何ですトォ!」
「これは驚きだな」
「おいハルト起きろ!」
「ん〜……ん……「そこに仮面ライダーカブトがいるぞ!」っ!何処ですかぁ!って……アレ?」
「起きたか」
「あぁ…キャロル!それでそれで何処に天道さんがいるの!!」
「その前にハルト…お前に言わないとならない事がある」
「どうしたの急に改まって?」
「ハルきち、お前人間じゃないってよ」
「は?今更じゃないかな俺、怪人王ぞ!とうの昔に人間辞めてるんだよ!!」
そんな万丈、お前人間じゃないってよ のような気軽さで二亜が言うが
「いや子供の頃、ネオタイムジャッカーにそうなるように改造手術を受けてるらしいんだよ」
「は?ネオタイムジャッカーから子供の頃に?どうだろ思い出せないなぁ……てか改造手術?俺に?」
「ハルト、気持ちは分かるが「俺も本郷さん達のように改造手術をうけているのか!!」はぁ」
「そうかそうか!いやぁ平成、令和中心な感じだと思っていたが俺は昭和的な改造をされていたんだな…ふむふむ、それなら俺のIQ53万を誇る脳内CPUの性能の高さも頷けるな!」
「IQ53のポンコツの間違いだろう?」
「そんな事ないもん!!けど確かにそれだとIQ200の本郷さんよりインテリに…うーん、あ!」
『メモリー』
「これで思い出せるかな!」
『無理だな相棒、それではお前の記憶は思い出せない』
「なら七罪に贋造魔女で開封主を複製して思い出す!」
『発想は悪くないが時間が足りないな』
「けどよ相棒!」
『焦るな確かに自分の記憶がないと言う事を知ったらそうな「天道さんと会ってるのに俺は忘れてるんだ、そんな一ファンとしての自分を許せる訳がないよ!早く思い出してこの網膜にカブトこ刻み込むんだ!例え光速のヴィジョンでついて来れないとしてもだ!!」あぁそうだった…お前はそう言う奴だった』
「ハルト、驚かないの改造手術受けてたとか」
「んー何というか今更だよね、あーそうなんだ!位の驚きだよ」
「えぇ…普通混乱する場面だよ」
「だって特訓前からバイオグリーザの迷彩やらグラファイトの紅蓮爆龍剣やら色々と使えたし…その辺の理由が分かったのは良いかな…そして分かったのは」
「何がだハルト」
「つまりぃ!俺は生まれたその段階から誰もが信じ崇めている正に最強で無敵の怪人王だった訳だな!」
『最強?』『無敵?』
『これが俺達の王様として作られたのか?ネオタイムジャッカーよ作るならもう少し王の知能指数を上げろ!!』
「は?」
『アナザーW、辞めろよ思ってても本音を言うのは』
『俺を避雷針にするナァ!』
「取り敢えず後でアナザーWには関節技は決めとくかな」
「はぁ…しかし驚かないなんて、どんな神経してるんだ…」
「へ?キャロルが言ってくれたじゃん、怪人でも人の姿でも俺は俺だからってさ」
「言ったな、それに貴様はオレが迷宮でゴブリンになっても一目で見分けたからな」
「まぁ、その皆が嫌なら…アレだけど」
「なら前にお前に言われたセリフをそのまま返すお前が何処の生まれだろうと関係ない、それで私が好きなハルトが変わる訳じゃないだろ?」
「そうとも!」
「けど普通自分が作られた物で記憶も捏造とか消えてるかもって知ったら凹む物だと思うけど」
「何を言ってんの?いやまぁ驚いたけどねぇ、俺が仮面ライダーの皆さんと同じ改造手術生まれという事は誇らしいがな!!」
「ハルト、真面目に答えろ!」
「え?じゃあ逆に聞くけど俺が『嘘だ、そんなの俺を騙そうとしてる』みたいなテンションだったら嫌だろ?つか自分の生まれと素性とか今更ロクでもない奴から生まれたとか親への愛を知らないし、いきなりそんなの言われてもねぇ皆が笑顔でいるなら俺も笑顔で良いじゃん!」
「まぁそうだが…」
「それに過去は変えられない…けど今や未来は変えられるのはよく知ってる」
「ハルト……お前という奴は…成長して……」
「まぁ今の俺からしたら、天道さんに会っていたという事実を確認したいんだよ!なぁ二亜、今の話は本当なのか!映像で……はっ!いや待てよ…そうだ!よし!アナザーデンライナーで過去に向かうぞ!」
「ハルト、お前という奴は…まるで成長してないな一瞬した私の感動を返せ」
「ちーちゃんが感動の顔から呆れた表情に!」
「そーそー本当みたいだねぇ」
「うおおお!何でそこにいたかは知らないけど流石は天道さんだぜぇ!!!見ず知らずの子供を助けるなんて!!」
『相棒…』
「ん?あぁ、そりゃお前たちも俺を見て拉致る事考えるよだって、最初から俺はお前達からしたら復活するのに器だった訳だしな」
『いや違う…俺達は』
『相棒、まさか震えてるのか?』
「そうだとも…」
『まぁ無理もないが』
『怖いか自分の体に宿る力が?』
「怖い?いや違うよ恐ろしいのは俺に宿るこの怪人としての才能さぁ!」
黎斗のような笑顔でいると
『何でそうなる』
『ハルトは本当に…』
「って錫音は知ってたの?」
「いや全く!知ってたら敵対時に話して動揺誘うよ!」
「だよなぁ…んじゃ……ちょっとフィーニスにも聞いてくるわ」
じゃねぇと手を振り部屋から出るハルトを見送るが
「意外と驚かないね」
「まぁ驚くようだったら私の素性を聞いても驚いていただろうさ」
「ちーちゃんのはねぇ…けどハルくんは…」
「…………」
「分かりますか、あかねさん」
「はい…本当はハルト…凄いびっくりしてる」
「え?嘘!あのハルくんだよ!大体のことは笑って受け入れるハルくんだよ!」
「本当なのか?」
「だろうな…あのバカ少しだけだが手が震えていたぞ」
「え、嘘…いやその私はハルきちを「落ち着きなさい二亜は悪くないわよ責任取るなら私達全員よ」けど…」
「まぁ私達はハルト様の魂の揺らぎから察しただけなのですがね」
「私、ハルトの所に行ってくる!」
「オレもそうさせてもらう!」
と部屋から出るのであった
そして部屋から出て少し歩いた先で
「なぁマジかよ俺が生物兵器って」
天を仰ぐように手で顔を隠すと
「そりゃアイツらが俺を嫌う訳だ、向こうからしたら危険な化け物を育ててるんだから何しても良いってなるよ…いや襲いかからないように調教してやろうかなとか考えそうだよ…獣と同じだ」
『化け物の子か』
「だね…けどさぁそう考えると俺って擬態天道みたいな感じだよな!……ん?待てよ…っ!俺にあるネイティブの力使えば天道さんに擬態出来るんじゃね!!ダークカブトなれるかも!」
『ネオタイムジャッカーも予想外だっただろうなこんな奴が連中の研究成果なんだから』
『失敗作と思ってたのが、まさかの完成品だからなぁ』
『能力の使い方がアホの子だがな』
天啓!と顔を浮かべるがアナザーライダー達にディスられたのである
「けど天道さんが何で俺助けに?」
そこが分からないが
「いや多分、豆腐買った帰り道とかでネオタイムジャッカーの研究施設見つけたから殴り込んだんだろうなぁ…」
『お前、カブトを何だと思っている』
「うーん何でもありな凄い人かなぁ」
実際、あの人の場合はそんな偶然から見つけて助けてくれたとかはあるかも知れない…会ったらお礼言わないとな……それと
「サイン貰わないと!」
ファンとしてはそれは欠かせないぜ
『相棒』
「まぁ千冬には前あぁ言ったけど…自分が同じ立場になってみて初めて分かったよ…そりゃ怖いよ今の自分を皆が受け入れてくれるかどうかって不安な気持ちとか…はぁ…」
自分が誰かに作られた存在なんてな
『そんな重たい独白をお前はあっけらかんと返したな』
アナザーデンライナーであの時の俺を殴れるなら殴ろう、そう思ったのでした
「思った事を言っただけだけど…時に無責任の方が良いとは言うけど千冬へ無責任過ぎたな……てか俺って最初から化け物じゃん…なぁアナザーW」
『ん?』
「お前全部知ってたの?俺の素性とか色々」
『…………………おう、そもそもは俺達全員を受け入れる最高の器を探せとアナザーディケイドに言われて地球の本棚からお前を見つけたようなものだからな』
「じゃあ前にアナザーディケイドが偶々見つけて拉致った云々も嘘か」
『あぁ…だが見つけた時は驚いたぞ、お前は何せ素質はあるのに未覚醒怪人だったからな』
『何ていうか魔力は膨大にあるのに魔法が使えない魔法使いみたいなものだ』
「欠陥品じゃん……それで全怪人の力を持つ俺を利用して脱獄して…あの場所へ閉じ込めたオーマジオウや仮面ライダー達への復讐に利用しようと思ったんだ」
『それは違う!!』
「何が違うんだよ!!結局はそんな状況になってるじゃん……『それはお前がノリと勢いでオーマジオウに宣戦布告したからだ!』あ…はぁ、ごめん」
アレに関しては弁護しようがない程 ハルトの所為である
『いや、その心中察するに余りある』
「多分だけど俺の中で色々焦ってノリと勢いとかで色々してたのって…覚えてない実験されてた時の感情じゃないかな」
その時 追いかけてきた あかねとキャロルは物陰から聞いていた
「多分モルモットだから….絶対長く生きられないから死ぬまでにやりたい事をやりたい、もし叶うなら何が意味のある命になって誰かの心に残りたいって」
「「!!」」
『っ!!』
「なぁ相棒、俺は意味のある命になれてるかな…誰かの特別になれてるかなぁ…何かを変えられてるかな残せてるかな」
『そんな死ぬ間際みたいなセリフを言うな』
「化け物だと自覚していない滑稽な化け物が皆の側で生きてても良いのかなぁ…」
化け物の顔した奴が人の中いたらそりゃ、迫害されるわと自嘲するが
『それ、絶対にキャロル達の前で言うな』
「もしかして仮面ライダーが大好きって気持ちも敵情視察とか情報収集とかそんな本能的な所が好きって感情と勘違いしてたのかな…だったら…」
自分の好きな気持ちが誰かに植え付けられたものかも知れない、ただ敵だから…訳の分からない気持ちに襲われ…ハルトは泣きそうになる
『相棒…』
「ごめん今は何を聞いてもネガティブに返してしちゃうよ……もう分からない……」
思わず蹲ると目から涙が溢れ落ちる
「もう分からない……全部そうなるって決まってたの?本当に自分で決めて選んだの?本当にこれが俺のやりたい事なの?本当に国を作ったのも…なんで…」
自分が信じてたもの、それが音を立てて崩れていくような感じがしていた
『だがな相棒、これだけは言っておく…常葉ハルトが歩いてきた道は誰かに作られたものじゃない自分が進んでいった先のものだ』
『なぁハルト』
「……………んだよアナザーフォーゼ」
『いたい居場所もなりたい自分も自分で決めて良いんだぞ』
アナザーフォーゼの言葉にハルトは無言になる
『あぁ俺達の知ってる逢魔王国の国王とは多次元世界屈指の家事スキルを持つがノリと勢いで生きる単細胞で』
「ん?お前褒めるか貶すがどっちかにしろ」
『事ある事に話を聞かず俺を避雷針にしたりして解決する暴君で「おい」だがそれでもライダーに負けて消える存在である怪人達に手を差し伸べられる最高な大馬鹿野郎が作った国ダロ』
『人のやりたい事を否定しない、どんな望みでも、この俺が肯定してやる…なんだろ?そんなお前だから色んな奴等がお前を認める…なら貴様のやりたい事は俺達が肯定してやる、だから自分の言葉を否定するな』
「アナザーディケイド…」
『そもそも俺達はアナザーWの調べで貴様を見つけた…だがなそれだけじゃない例え他に高い適正を持つ奴がいたとしても俺達が…アナザーライダーが己の存在をかけて積み上げた正統な歴史を託し、背負える王と認めたのはネオタイムジャッカーが作り上げた生物兵器なんかではない俺達といる怪人王 常葉ハルト、お前だけだ!」
「…………」
『オーマジオウへの復讐じゃないネオタイムジャッカーの走狗となる為じゃない俺達が乗っ取り動かすだけの器でもない!自分の世界へ帰る事よりも恐怖を押し殺しながら俺達のことを案じながら笑みを浮かべオーマジオウへ戦う事を選んだあの時の姿を見てからだ、嫌われ者…そんな俺達の王はお前だけ、そう決めた今お前といるのは俺達がそれを望んでいるからだ』
「ははは……んだよそれ」
『悪いか?それとだな』
「何?」
『お前の無茶が俺達に中身をくれたのだ、貴様の出鱈目な願いが俺達を引っ張ったんだ、お前の誰かを思える優しさが逢魔を作ったんだ、ネオタイムジャッカーが想定した対オーマジオウ用の生物兵器などでは不可能な行いだぞ』
『だな、常葉ハルトって1人の人間が自分のやり方を貫き通したからオーマジオウが自らが倒すに値する存在と認めたんだからな』
『おうよ!ライダーの王に宿敵として、また同格の王と認められたんだからよ胸を張ってくれや我等が王よ俺達は地獄の果てでもアンタについてくゼ』
「ったく…らしくないなぁ相棒が俺を慰めるとかさぁ」
『んだと!』
「そうとも!どんな生まれだろうが俺は俺だ!あのオーマジオウから玉座を簒奪して俺が世界を支配する!!」
『やっと戻ったか』
「おう、元気でた……ありがとう、ん?はぁ…あかね、キャロルいるんだろ?」
そう呟くと2人は恐る恐る出てきた
「ハルト…オレは「あの程度の細事で俺が動揺すると思ってるのかキャロル!」いや動揺していただろう」
「そこまで見られてたか…悪いなカッコ悪くて」
「気にするな貴様がカッコ良いのは偶にだけだ」
「辛辣「だがな」っ!」
「意味のある命になりたいだと…人のフリをした化け物?ふざけるな!!オレはお前が居なかったら死んでいた!束も夢を諦めた!アンティリーネは倦怠に沈んだだろう、二亜に至ってはもっと長く人体実験で、カレンだって病魔で苦しんで死んでいたはずだ!」
「キャロル?」
「お前がいたから皆の今がある、運命を変えている…生きてる意味はあるんだ…お前は生きてても良いんだ…命に意味はある……だから助けられたものが悲しくなるような事を言わないでくれ」
「………ごめん」
泣かせてしまった…本当自分は悩むといつもこうだと後悔する
「ハルト」
「っ!」
気づくとあかねに頬を打たれていた
「私は怒ってるよ」
「はい」
「私は君が迎えにきてくれるって言葉を信じて待つ予定でした…ですが何故か今ここにいるけど」
「それは白スーツに言ってくれ」
「けど迎えに来る君がいなくなったら…いつまで私は待てば良いの?大切な君がいなくなった事を知らないで死ぬまで待たないといけないの?意味のある命になりたい?それなら私が意味をあげるよ…一緒にいたいならいるから…話聞いて欲しいなら沢山聞くから…だから生きてよ!!」
「……………」
「もう嫌だよ…私を1人にしないで……」
本当何がやりたいのかね、俺は守りたい人達を泣かせてさ
「ごめん……」
「許さない」
「どうしたら許してくれる?」
「…………デート」
「分かったよ」
「うん、楽しみにしてる」
「はは……頑張らないとな…こりゃ」
やれやれと肩を竦めていると
「ハルきち、ごめんよぉ!」
「どうした二亜!?」
「二亜が囁告篇帙で調べてハルトのメンタルがボロボロだから探してた」
「いやいや気にしてないよ「嘘だ!」本当なんだけどなぁ…もう大丈夫だとも!」
「もう心配したんだよ〜だってハルきちのメンタルがボロボロになるとか珍しいし」
「いや以外とハルトのメンタルは脆い」
「そうなの?」
「まぁな!こう見えて豆腐メンタルだ!」
「え?ごめんハルきち全くそう見えない」
「嘘だろ!俺ほど繊細な存在はいないぞ!」
『黙れ、単細胞ゴリラ』
「知らないのかゴリラは以外と繊細なんだぞぉ!つまり俺のメンタルは繊細なんだよ!」
「「「「「「「何言ってるの?」」」」」」」」
「あんれぇ!!けど本当に何で天道さんは俺を助けてくれたんだろう…なぁアナザーWその辺知らない」
『あぁ…調べた所によると』
「あぁ何だ」
『禁則事項だな!』
「よしお前等、アナザーWを囲め」
『え?ちょっ、ぎゃあああああ!!』
『流石に話してやれよ』
『まぁ良いや、おーい…これから毎日アナザーWで必殺技の練習しようぜぇ!』
『イジメか!!』
レストインピースのブリッジにて
「と言う訳で魔人族は皆殺しな」
「そんな、と言う訳で種を絶やされる魔人族に合掌」
「そう言えば我が魔王、ショッカーについてですが」
「その辺は俺から魔人族領に潜伏しているものは全員引き上げさせろとゾル大佐に言ってるから大丈夫」
これで後顧の憂いなく戦えるなと笑うがゾル大佐の「お手並み拝見」と言う言葉には若干イラッと来たので徹底的に叩きのめしてショッカーも従えてやろうと思います!!
んで持って
「もう何というか行ける所まで行ってやる、俺がショッカーやらクライシス帝国やらも全部従えた怪人王として君臨し、オーマジオウを倒して全ての世界を支配してやるわ」
「ぼ、ボスが遂に野心を…くっ、目から涙が止まらん!」
「魔王様ぁ!僕はいつまでも魔王様と一緒であります!!」
「んじゃ、その為の第一歩として魔人族には滅んで貰うか行くぞぉ!!」
「「はっ!!」」
「あーあ、ウォズちゃん達に攻撃しなければ絶滅されなかっただろうになぁ」
「寧ろ響達のいる世界が絶滅タイムしなかったのが不思議だよ」
「え…脳内シミュレーションで10000回は絶滅させてるんだよ、アナザーゼロワンの予測使って楽しんでる、因みに立花響をヘルライズさせて苦しむ姿を止めようとする小日向未来には流石の俺も涙が止まらなかったよ」
「ハルト……いや待て!響をヘルライズさせたのか!」
「うん!だって世界を滅ぼすシミュレーションだもん!ナツキだって試した事あるよね!」
「んな事あるかぁ!」
「「「………」」」
その時 ハルト、政人、宗一は久しぶりに目で会話して連携する
「えー!ナツキは世界滅ぼせないのぉ!」
「世界を滅ぼせないとか下級戦闘員までだよ!」
「うわぁマジウケる!」
「うっわ、久しぶりのやりとりに腹が立つな怪人トリオ!!」
「キバット2世の決め台詞をもぐもぐタイム的な使い方するなよ」
「けど絶滅させるのはどうなのかなぁやり過ぎじゃないかなってアカツキさんも思いますよ」
と控えめな意見を言う者もいたのであったが
「え?ガルルから聞いたけど、アカツキってサガやダークキバの鎧でゴブリン族を絶滅させたんだよな」
「俺も悪性宇宙人しかいない星を滅ぼしてブラッド族だから結局食べるしなぁ」
「それに自分がしたのに辞めろはねぇ」
「ごふっ!…な、何故か古傷がぁ…」
3人の口撃は迷宮で待機しているアカツキの古傷を抉ったのは言うまでもなかった
「んで俺も都市を一つ落とすよ、流石に各都市を治める怪人達の意見を聞く場所が必要だろ」
「では親衛隊で「いいや1人でやる」陛下!」
「ごめんハウンド、ちょっと今気が立っててさぁ何かに当たらないと気分が晴れそうにないんだよ」
「大丈夫だよ」
「えぇ、いざとなればハルト様は私達がお守りしますわ」
「大船に乗ったつもりで任せておけ!」
転移してきた三人娘を見て
「お三方がいれば安心ですな!」
「都市一つの被害が済めば良いのですが…」
「大丈夫ですわよ私達の配下700も有れば十分ですわ」
「1人いるだけでその国の最高戦力が投入される上位魔将(アークデーモン)が群勢で来るとかなんて悪夢?」
「寧ろそれだけでガーランドを滅ぼせるぞ」
「我が魔王は1人で暴れるのをお望みですが」
「え?来たいなら良いよ、んじゃ3人もだけどゲームする?」
「ゲームですか」
「そうそう誰が一番多く魔人族を殺せるかってゲーム」
『相棒、それゲームじゃないゲゲルだ』
「ゲームならば1位には何があるのだ我が君」
「そだなぁ…3人や他の皆が一番の場合、俺に出来る範囲のお願いを何でも一つ叶えるとかどう?キル数カウントはバルバとドルド達ラ集団に任せるよ、お願いねぇ」
そう言うと、ゲゲルを管理するラ集団の面々が頷き計測器 バグンダダを構えると
「バグンダダ壊されたら、ガドル閣下みたいに相応の仕置きはあるから覚悟してね」
その時、ラ集団はダグバの来訪並みかそれ以上の恐怖に襲われバグンダダを抱きしめながら震えていたという
「何だと!」
「良いのハル!」
「何と素晴らしい豪華商品なのでしょうか」
「絶対に負けられない戦いがある!」
「聞いたか兄弟!!数では我等が圧倒的に有利だ!それを生かして3食陛下のフルコース!或いは新兵器やアーマーの開発など後に続く兄弟達の為にも真価を見せろ!!」
「「「「サーイエッサー!!」」」」
「こりゃ俺も負けられないな……けど俺の力じゃ……いや弱音を言ってたらダメだ俺達の力は仮面ライダーや怪人の力なんだよな…よし」
と笑っていたが
魔人族側からしたら、とんだ八つ当たりであったのは言うまでもない
「やるぞー!ガーランドの都市という都市、街という街を壊滅させて、そこに住む魔人族を全員殺すぞー!えいえいおー!えいえいおー!」
「「「「「えいえいおー!」」」」」」
と鼓舞するハルトに釣られた面々だが
「我が魔王が無垢なテンションで恐ろしい事を!!」
「とんでもない生まれと聞いて混乱してると思ったら、この平常運転な展開!」
「俺でなかったら見逃してしまうな」
「それは驚きじゃが…お主は知っていたかフィーニス?」
「僕が知ってる訳ないでしょう!ヤクヅキ先輩は知らないんですよ!ネオタイムジャッカー時代の僕の人望の無さを!いつも魔王様を讃えていたので毛嫌いされてましたよ!!」
「胸を張って言うべき事ではないな!!」
「いやぁまさか、お前達とのやり取りで落ち着く日が来るとはなぁ…内容は複雑だけどね」
「陛下も作られた存在でしたか…」
「そうみたい、だからクローントルーパーに親近感があったのかもな、んでもって凄いよお前達は俺はそこまで割り切れないからさぁ」
「その辺は時間が解決してくれます」
「そうだな…だから取り敢えずこの怒りは魔人族にぶつけようと思う」
「なんて見事な八つ当たり」
「身に覚えが微妙にない理不尽が魔人族に襲い掛かるねぇ」
「てか魔王ちゃん、マジで絶滅させるの?」
「そのつもりだけど?何か不満?」
「いやてっきり、一部生かして家畜として牧場作って個体数管理してロードとかミラーモンスターとかheavenの素材にして人的資源として有効活用みたいな事をするんじゃないかなぁ」
「ジョウゲン」
「何?」
ハルトは凄い真顔で一言
「流石の俺でもそこまではしないぞ」
「は?嘘でしょ」
「いや魔人族牧場作るとかドン引きだわ」
「ドン引き!?いやいや魔王ちゃんは敵を笑顔で虐殺したりするじゃん!笑いながら『誰敵に回したか分かったか?来世では賢く生きろよ』って言いながらプレス機で潰したり『あはは!自分が食べられる感覚はどう?痛い?そう痛いよねぇ!』って耳元で囁きながらミラーモンスターに食べさせてるじゃん!!」
余談だが、これを聞いていたあかねは
「ハルトが耳元でASMRするの……許さない…」
「いや微妙に違うぞ、あかね」
というやりとりをしていたという
「あのなぁ前にも言ったろ、逢魔にとって死とはこれ以上苦痛を与えられないという意味で慈悲であると…だからこう見えて魔人族は俺の慈悲で絶滅させてやるんだよ、さぁ絶滅タイムだ!」
「魔王ちゃんがサイコパスだよ!!」
「いや寧ろ牧場構想があるお前にドン引きだよ」
「しかし、あのハルト坊をドン引きさせるとはな」
「先輩最低です」
「ジョウゲン」
「カゲンちゃんなら分かってくれるよね!!」
「お前とは長い付き合いだが…何故そこまで思い詰めているなら一言相談してくれなかった!!」
「あれぇ!ちょっと待ってよ!俺がおかしいの!」
と話していると兵士の空気が弛緩するのはいつもの日常だからだろうが
「陛下」
ハウンドに言われてハルトは壇上に立つ
「さて…と、これからする事は単純な侵略戦争、正義も悪もないが…逢魔王国の興廃この一戦にあり!」
新たな土地を得て繁栄するかの瀬戸際だ
「まぁ正義だ何だとか、その言葉で綺麗に飾れば正当化出来るけど、そんな残酷な一面を俺は嫌と言うほど味わったから使わない、ただ俺達は元いた世界では様々な勢力、組織、時代に敗北した負け犬連合だ…だがなお前達は心まで負け犬ではない!それは他ならぬ俺が知っている!その汚名を奴等の屍の山で晴らせ、んで持って…終わったら宴会だからな忘れるなよ!!」
暗に無事で帰ってこいと伝えると同時にネガタロスとハウンドが敬礼する
「ボス、逢魔怪人軍団は全軍配置についたぜ」
「我等クローン軍団も同じく皆、陛下の号令を待っております」
それはハルトが決断した事だから皆がハルトの号令を待っている
映像の先には多種多様な怪人や兵士達が王の号令を待っている
「全軍攻撃開始!!奴等を過去の遺物へと変えてやれぇ!!」
「委細承知!怪人軍団!我等が王の敵を蹂躙せよ!!」
「クローン全軍、進撃開始!!」
同時に各地に点在させていたクローントルーパー、怪人軍が進撃を開始
その日 トータス上空 魔人族の国ガーランドは謎の爆破と炎により遠くのハイリヒ王国まで見える程の猛火と爆音が起こった
予告
魔人族への侵攻作戦を開始したハルト達 各地で快進撃を進める中
迷宮から帰還したハジメ達の急報が!!
次回 逢魔総進撃 お楽しみに!