無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

268 / 414


皆様!いきなりのアンケート協力ありがとうございました!今回からナツキのパートナーアニマルが登場ですよ!


八王再戦!

 

 

前回のあらすじ

 

グルメ界での修行中 この世界でのアナザーオーマジオウ覚醒による自我の喪失 そうなった際の介錯をナツキに頼んだであったが……

 

 

 

 

「え?やだ」

 

 

 

「へ?」

 

 

「アホか、そんな真似したら悲しむ奴がいるだろ…お前また皆を泣かせるのか?」

 

 

「…………」

 

 

 

「俺は色んな未来見て死に戻りしてるけどよ一つ忘れられない未来があるんだよ」

 

 

「何だよ?」

 

 

「お前が殺されたのを見て悲しみと絶望で怒り狂ったキャロル達が飛んだ全部の世界滅ぼそうとする未来だよ、お前が死んだら全部解決すると思ってた時期にその未来になった時は驚いたわ…いやぁ何というかあの時はお前が愛されてたんだなぁって思うよ」

 

 

その時見たのは愛するものを無くした者達の怒りと憎しみ 特にキャロルの怒りは凄まじかった…何ならハルトよりも被害が凄まじかったからだ

 

 

だからナツキは折り合いをつけれる未来を選んだ、自分の大事な人達を傷つけないように立ち回るのを選んだ結果が今であるが

 

 

「え………俺……死ぬの…どうやって死ぬんだ……太陽に打ち上げられたの?」

 

 

このバカは別の事で驚いていた…人の苦労も知らないで

 

 

「いや何処で驚いてんだよ(言えない、俺が死に物狂いで心臓にザンバットソードとサタンサーベル刺して殺したとか絶対そんな事言えない!)」

 

 

『ハルトが死ぬだと!』

 

 

『んなバカな!こいつは殺しても死なないぞ!』

 

 

『アンデットレベルのタフさがあるからなぁ』

 

 

『死んでも炎と共に甦るからなぁ…』

 

 

『しかもバグスターとしても甦るからなぁ』

 

 

『ラッキークローバーのJ、クロコダイルオルフェノクみたいに命の残機があるからなぁ』

 

 

『いや待てコイツ死ぬのか?』

 

 

ハルトと長い付き合いであるアナザーライダー達でさえ 彼=化け物という認識であった

 

 

「お前等、人を何だと思ってんだよ俺だって死ぬかも知れないじゃん!」

 

 

『いやネオタイムジャッカーは何でこんなバカに過ぎた力を渡したんだ!こんなの赤ちゃんが核ミサイルのスイッチ持ってるようなものじゃないか!』

 

 

 

「だまりぇ!」

 

 

「死因は黙秘するけどよ、逢魔や皆はお前の生きる意味なんだろ?お前の居場所なんだろ?悩みがあるなら話せ言われたんだろ?なら頼ったら?」

 

 

「おう………おい待てナツキ、何でその話知ってんだ?」

 

 

「そ、それは〜」

 

 

「はぁ……今回は咎めないでおくよ」

 

 

 

ハルトはオーロラカーテンで一旦帰る

 

 

 

 

レストインピースにて

 

 

「あ、おかえりハルト」

 

 

「良く帰ったな」

 

 

「うん、ただいま」

 

 

「どうしたの帰ってくるの早いね」

 

 

「まぁ1秒しか経ってないよ」

 

 

「けどあの世界では何日も経ってるんだよね?浦島太郎みたいだよ」

 

 

「そう!そこは俺の力でちょちょいと」

 

 

「何してたの?」

 

 

「世界の時間の流れを操ったんだ」

 

 

「え?」

 

 

「まぁ普段は夜中に早くカップ麺食べたい時にしか使わないんだけどね!」

 

 

「その力、もっと大きな事に使おうよハルト…後夜中にカップ麺食べてたんだね?体に悪いよ?」

 

 

「い、いやぁ1人で仕事してるとさ「ハルト」あかねが言うなら…この力は別の事に使うよ」

 

 

「じゃあ何に使うの?」

 

 

「お酒やチーズとかの熟成発酵」

 

 

「もう少し考えようね」

 

 

「うん!じゃあ「大丈夫一緒に考えてあげるから」はーい!」

 

 

「はぁ…相変わらず変な話だなそのチャランポランな脳みそでそんなことが出来るんだからな…何というか…神の力を持った子供だな」

 

 

「辛辣だなぁ……なぁ2人とも」

 

 

「何?」「何だ?」

 

 

「もしも俺が死んだりしたら…「あと追うよ」即答!?」

 

 

「ハルトのいない世界に価値なんてないよ、もう嫌だから…君がいない世界は…もう…そんな事言わないでよ……」

 

 

「あかね…ごめん…」

 

 

「本当だよ…だから、ぎゅっと抱きしめて」

 

 

「うん」

 

 

「やった」

 

 

「おい貴様等イチャつくな!まったく…その前に聞くが……お前死ぬのか?殺しても死なないような奴なのに」

 

 

「ちょっとキャロル言い過ぎだよハルトだって、死ぬ時は死ぬんだよ!」

 

 

「いや前にオレを庇って心臓に呪いの魔剣と言われるダインスレイフが刺さっても生きてたぞ?」

 

 

「ハルトだって…………死ぬよ?」

 

 

「自信なさげじゃん」

 

 

「仕方ないじゃん!剣が心臓に刺さるなんて普通なら即死するかも知れないのに生きてるとかハルトの方がおかしいもん!!」

 

 

「俺がおかしいのかぁ!!」

 

 

「いやそうだろ」

 

 

 

あはははと笑うハルトだが

 

 

「あ、そだちょっと相談したい事がある」

 

 

「勿論聞くぞ、夫の悩み相談だな」

 

 

「うん、ハルトの話聞かせてよ」

 

 

「あぁ」

 

 

 

そして皆を集めて簡単に事情を説明すると

 

 

「うーん」

 

 

皆頭を抱えるが

 

 

「それ無いんじゃない?ハルきちの体使わなくても本人来てるし」

 

 

だよねぇという空気感ではあるが錫音は怒りの形相で

 

 

「そんな事考えてるあいつは消した方が良いよでないとハルトがそうなる可能性があるから」

 

 

やはり簡単には割り切れないのだろうというのが分かるしキャロル達は経緯を知る故に

 

 

「ならば私達で未来のハルトを締め上げるか」

 

 

「お!良いねぇ〜根っこは同じハルくんだから正座!って言ったら素直にしてくれると思うよ」

 

 

「えぇ未来と言っても根っこは旦那様だから取り囲んでボコボコに…」

 

 

「まさかの物理的な交渉!」

 

 

 

まぁそれも有りだなぁとぼんやり思うハルトなのであった

 

 

 

取り敢えず奴の処遇は経過観察となり あかねに一声かけてからハルトはグルメ界に戻ったのである

 

 

 

ナツキと合流して向かったのは 馬王の丘

 

 

あの馬王 ヘラクレスの住まう丘である

 

 

「こ、ここが八王のいる丘か…」

 

 

「そうそう本当に嫌になるな、この低気圧は!」

 

 

「何でそんなにテンション高いんだよ八王がいるのに」

 

 

「大丈夫大丈夫」

 

 

「大丈夫なら、その根拠を教えてもらいたいよ」

 

 

「だって八王と戦うのお前だから」

 

 

「は?」

 

 

「へい!」

 

 

そう言うとハルトはナツキを馬王の丘に放り投げた

 

 

 

「んじゃ頑張れよー」

 

 

「え?ちょっ!あーーーくそ!こいやーー!」

 

 

ナツキはそう言って馬王ヘラクレス、正確に言えばその子供に喧嘩売ったのである

 

 

 

 

 

「おい、いるんだろクソジジイ」

 

 

「ほほほ気づいてたかクソガキ」

 

 

現れた老ハルトにハルトは苦虫を噛んだような顔で呟く

 

 

「7人ライダーウォッチにつまらねぇ細工しやがって」

 

 

「気付いたのなら懸命じゃな使えば儂に取り殺されておったぞ」

 

 

「人を分霊箱にしてんじゃねぇよ」

 

 

「ほほほ!分霊箱とはヴォル君みたいな例えじゃな」

 

 

「ハジメくんには感謝だわ、お前を直接呼んでくれてな」

 

 

「そこが驚きじゃよ、その憑依云々は万一の為じゃったからな」

 

 

「万一とか嘘だろ、それがメインで今回がイレギュラーだろ?んで自我を乗っ取るんだっけか?」

 

 

「仕組みを例えるならウルトラマンよろしく一時的にじゃ終われば記憶なくして元の世界に帰す予定じゃったからな…勿論 それ相応に礼はするつもりじゃったよ」

 

 

「だとしてもサイテーだな」

 

 

「怨まれよう、疎まれようとも成したい事があるそれはお主も分かるだろう…友との約束…それは必ず果たさねばならないのじゃよ」

 

 

その目は、まるで無くしたものを探し続ける幽鬼だが

 

 

「まぁ否定はしねぇが自分まで駒にしたら終わりだろうよ…人を利用しようとしたんだ、この落とし前どうつけるよ」

 

 

現状 ハルトがオーマジオウ打倒に頼りにしているアナザーライダー 

 

 

それは全ての仮面ライダーをぶっ潰す為の力である バッファ(ジャマ神)のアナザーウォッチである

 

 

「イライラするから俺のサンドバッグになれクソジジイ」

 

 

「ほほほ血気盛んなのは構わんが身の程は知れクソガキ」

 

 

懐から取り出したのはオーマドライバー…だがアナザー由来だからか紫のオーラを放っていると来た

 

 

 

「何言ってんの?勝つのは俺だ?」

 

 

 

 

両者の覇気の激突により馬王の子供は此方を見て警戒する、ヘラクレスは八王故か人の戯れには静観の構えらしいが面白そうと思ったのが目線だけは向けている

 

 

 

「ほほほ、おい今ここで消してやろうか?」

 

 

「やってみるか?」

 

 

一触即発の空気だが

 

 

 

「危ねええええ!助けてハルトおおおお!!」

 

 

そこにはアナザーリバイブ疾風になりながら馬から逃げる奴がいた

 

 

「……はぁ…何してんだよアホか」

 

 

ハルトは立ち上がって老ハルトを通り過ぎると

 

 

「ま、良かったなトータスにまた来る事が出来てよ…暫く思い出に浸ったらどうだ?」

 

 

ゾーンメモリで転移して向かった先は鹿王スカイディアの背中に飛ぶと

 

 

 

「頼むスカイディア」

 

 

『えぇ』

 

 

そして飛ばされたのは裏のチャンネル 外界の1秒がこの世界では1000年近い時を経過させる

 

だが時の王の加護によりその影響を受けないハルトからすればとんでもない程効率的なレベリングが可能な世界となる

 

 

そしてチャンネルに入るのは時の流れに侵されないという鹿王の加護を受けたグルメ界最高ランクの猛獣達であるが

 

 

「!!!!」

 

 

真っ先に襲いかかったデビル大蛇を顔面の右ストレート一発でノッキングしたハルトは

 

 

「悪りいなお前等、俺の八つ当たりに付き合ええ!!」

 

 

 

そして挑戦を終えチャンネルから抜け出たハルトは笑顔で戦利品を並べたのである

 

 

「ははは、感謝するよスカイディア…ざっと800年分の戦闘経験が溜まったわ」

 

 

足元には大量の食材と化した猛獣がいる、久しぶりに豪華な宴会になるな楽しみだ

 

 

『………魔王』

 

 

「あ?」

 

 

『もし我々八王がその座を降りる…そんな時が来たら「受け入れるが?」感謝します』

 

 

「かかか!気にすんな散々世話になってんだ借りは返すのが俺の流儀よ」

 

 

『えぇ貴方は本当に変わった人間ですね』

 

 

「あぁ、どうしたよ八王の世代交代でもあるのか?」

 

 

『いいえ万が一ですよ』

 

 

「そうか、ありがとうよスカイディアまた遊びに来るわ」

 

 

『えぇ』

 

 

 

そしてハルトが思い出したようにナツキの所に向かうと

 

 

またバカが気絶していた

 

 

「……………」

 

 

「返事がない、ただの屍のようだ」

 

 

「殺すなぁ!!」

 

 

「あ、生きてた」

 

 

「生きてるわ!!つか何だよあのデカイ馬ー!」

 

 

「悪い知らせだが、お前が戦ってたの馬王の子供だぞ?」

 

 

「へ?アレが八王じゃないの?」

 

 

「違うよ本物はアレ」

 

 

ヘラクレスの迫力に

 

 

「………………」

 

 

「あ、気絶した…ったく面倒くせええな」

 

 

ハルトは気絶したナツキの首根っこ掴むと取り敢えず適当な座標に放り投げた

 

 

 

その数分後 ナツキが目を覚ます

 

 

「っててて……何じゃあの馬……あ?」

 

 

ナツキの目線の先には狼の群れ…否、バトルウルフの群れがいたのであった

 

 

「………………」

 

 

再び気絶したナツキを見てハルトは

 

 

「このバカ大丈夫か?」

 

 

自分を殺せと託すにはダメだったかな?と首を傾げるのであった

 

 

取り敢えずギネス達から離れたハルトは取り敢えずナツキを叩き起こすと

 

 

「お前殺す気かぁ!」

 

 

「何言ってんだ八王と取り巻き程度にビビるようじゃグルメ界ではやっていけねぇぞ」

 

 

「ここでやっていける奴はとんでもない化け物って自覚はないのかなぁ!!」

 

 

「それに片足を突っ込んでる奴が何言ってんだが」

 

 

馬王の系譜と戦いが成立してる段階で人間辞めてんだよなぁ…と思うが

 

 

「俺は人間だからな!」

 

 

「死に戻る奴を人間とは言わねぇよ」

 

 

「……………」

 

 

「その辺は別にお前の問題だから好きに解決しろよ」

 

 

 

「お前は悲嘆しねぇの?自分の運命というか生まれに」

 

 

「は?どーでも良いが?」

 

 

 

そう笑うとハルトはカラカラ笑いながら答える

 

 

 

「だって俺の帰る場所と守るべき人達がそこにいるんだ…生まれを悲しむ暇なんてあったら皆を幸せにする方が有意義だよ」

 

 

「ハルト…」

 

 

「それにあの家族に脳容量割くだけ時間の無駄!」

 

 

それはそうであるがとやれやれと肩を竦めていると

 

 

 

「よぉ久しぶりだな野田夏樹」

 

 

そこに聞こえた渋い声 まさかと思い振り向くと

 

 

「ケケラ!?」

 

 

ナツキのオーディエンスことスーツの似合う駆除斑…もといサポーターのケケラが例のポーズで座っていたのである

 

 

「まったく俺が見てない間に推しが大変な事になってんな、だから言ったんだエルフナイン一筋でいろって」

 

 

「そうだよなぁ…てかどうやってグルメ界に?」

 

 

「俺達サポーターの体はデータの集合体だ、まぁ人体に受ける影響をスルー出来るんだよ」

 

 

「何とまぁ便利な体だな」

 

 

「それでお前の義妹は何処だ?」

 

 

「は?あぁ咲那ならそろそろ」

 

 

「あ、義兄さんご飯作ってきましたって誰ですか?」

 

 

「おぉ!お前が野田咲那だな俺はケケラ、野田夏樹のオーディエンスだ」

 

 

「オーディエンス?」

 

 

「速い話がナツキに貢ぐのが生き甲斐というヤバい奴だ」

 

 

『それを頭のイカれた奴に言われちゃ、おしめぇだ!』

 

「んだとゴラァ!?」

 

『ってアナザーWが言ってた』

 

「ほぉ」

 

『だから辞めろおおお!』

 

 

 

 

「成る程……義兄さんのファン?」

 

 

「そう言う事だ、いやぁ会えるとは思ってなかった…これはお近づきの印に」

 

 

 

と咲那に渡したのはコアIDとデザイアドライバーとクローレイズバックルが入った箱である

 

 

「え!」

 

 

「まさかの仮面ライダーへの片道切符!?」

 

 

 

おい待てとナツキはケケラに言う

 

 

「咲那に何渡してるんだよケケラ!?」

 

 

「安心しろ…これは本物だちゃんと使える」

 

 

「そっか!なら安心…出来るかぁ!!ならせめてビートやマグナム、ブーストみたいな大型バックルを渡せえええ!!」

 

 

「落ち着けシスコン、咲那ちゃん……因みに俺のおすすめはこのゾンビバックルだ、類を見ないタフさとパワーがウリでな」

 

 

「ハルト!何咲那に脳筋バックル進めてんだよ、お前の脳筋が移るだろうがあ!!」

 

 

「あ?」

 

『poison charge』

 

 

ハルトは口だけの笑顔を浮かべるとゾンビブレイカーを召喚して笑顔で必殺技待機して仁王立ちする

 

 

 

「何か?」

 

 

「大変申し訳ありませんでした!ってケケラ…咲那に何をする気だ!」

 

 

「おいおい怖い顔するなよ、俺は推しの義妹も応援してるだけだぜ」

 

 

 

「やべぇ何か企んでる感じがする」

 

 

「酷い言われようだな、そうだアナザータイクーン用のアイテムも送ったから楽しみにしててくれよ」

 

 

「不安しかない」

 

 

「いやぁ信用ないねぇ」

 

 

『原作だとアンタ、推しの為にその身内を手にかけてましたからな』

 

 

『ケケラァ…』

 

 

『おい大変だ!ナツキの中のアナザータイクーンが闇堕ちブジンソードになってるゾォ!』

 

 

「そーかー大変だなぉ」

 

 

『いや王なら止めろよハルトォ!!』

 

 

「あ、そうそうナツキ応援したいなら最前列が空いてるぜ?」

 

 

「お!そりゃあ良いな!!何処だ!?」

 

 

「最前線」

 

 

「ははは!そりゃ良い!」

 

 

と楽しく話すケケラを見てふと思う

 

 

ケケラはナツキを、キューンはジャマト世界の雪音クリスといる…ベロバやジーンはいないんだよなぁ、いるならいるで面白そうだが

 

 

 

「私は君を推してるよ?」

 

 

「どの面下げて現れた白スーツ?」

 

 

「辛辣だね、まぁ恨まれても仕方ないかぁ」

 

 

「あかねの件も一応は感謝してるよ」

 

 

「まぁ一応だけど、もう一つの未来…ラクシー君が見つけなかった未来だと彼女は自力で逢魔に着くんだけど襲われた怪我で倒れた所を君のトルーパー達が保護、病室で再会するなんてあったんだよ」

 

 

「マジで感謝しかねぇな……後でそのトルーパーの認識番号や名前教えてくれ直接礼をしたい」

 

 

「助けてないよ?」

 

 

「助けてくれる予定だった奴等だ、未来であげる手柄を奪った形になるからな…それに俺の恩人を助けてくれたんだ礼をするのは当然だよ今の話を聞いたなら尚更にね」

 

 

てかそんな状態のあかね見つけたら気が気でなくなるな…うん

 

 

「取り敢えず、その世界線だったら最近傘下に収まった怪人軍団率いてこの世の地獄にするかな!」

 

 

「早めに見つかって良かったよ…そう言えば本当に悪の組織連合を傘下に収めたんだね」

 

 

「まぁ俺のカリスマかな?」

 

 

「カリスマ(笑)ねぇ」

 

 

「んだよ」

 

 

「まぁ良いよ…しかし面白いよね本当に」

 

 

「んで何しに来たんだよ」

 

 

「あぁそうそう、これを君へ渡しに来たのさ」

 

 

と渡されたのはオレンジ色のアナザーガッチャードウォッチ…これはまさか

 

 

「デイブレイク?」

 

 

「そうだよある事件で回収してね、預けておこうと思ったまでだよ」

 

 

「ふーん…まぁ貰えるなら貰っとくけど」

 

 

受け取るハルトは念の為除染をすると頬杖つきながら

 

「んで新しい玩具の具合はどうだい?」

 

 

「酷い言い方だなぁ〜まぁ快適だよ」

 

 

見せたのは先日バランサーから奪ってジリオンドライバー

 

 

「んでお前は楽しく静観か?」

 

 

「あぁ2人の魔王が暴れるんだ、私の力でもオーディエンスの安全を確保するのが精一杯だからね」

 

 

「そうですか」

 

 

「それで?どうだい愛しの彼女との再会は」

 

 

「ん?そうだなぁ…まずはー

 

 

そこからハルトがあかねとの惚気話をする最初は平然としていた白スーツだったが話す時間に比例して顔を土気色にしながら最後は両膝を突き砂糖を吐くのであった

 

 

「あ、あますぎる……」

 

 

「んで、その時……って何で倒れてんの?」

 

 

『相棒…俺達も限界だ……すまない』

 

『この感情が……尊い!』

 

『コレが人間の可能性!』

 

 

「お前等…何に可能性見出してんだよ」

 

 

「ご……ごふっ」

 

 

「おぉーい大丈夫か白スーツ?」

 

 

「あ、あぁ…もうお腹いっ「まだまだ話し足りないから付き合ってよ」ひぃ!!」

 

 

白スーツは慌てて逃げたのだが解せん…

 

 

『無理もない』

 

 

本当に意味がわからない…アカツキ達は食技を学んでる、俺も手数の把握に努めるか

 

『まぁライダーの歴史が刻まれる度にお前の力も増すからな』

 

 

「オーマジオウも一緒だろ、それに年一で来る激痛にも慣れたものだよ」

 

 

『ケミーの力か』

 

 

「そ、一夏やキャロル達の手前勝手に使うと怒られそうだけどね」

 

 

ハルトは笑っていると思い出したように

 

 

「なぁドンスラ」

 

『何じゃ?』

 

 

「そういやぁお前国あるんだよな」

 

『あぁ、あるぞい』

 

 

「遊びに行っていいかな?」

 

『え?構わんよ』

 

 

「そこはいいとも、だろうに」

 

 

 

そして

 

 

「やってきましたブルーグリル!」

 

まさか巨大な貝の中にあるとは驚いたよと感心していると

 

 

「なぁドンスラ」

 

『何だ?』

 

 

「彼処で何か生贄にされてる人は何ぞや?」

 

 

視線の先には罪人か知らないが黒い燃え盛る炎に飛び込みさせられ焼かれる人や巨大な鍋に煮込まれ何かの肥料にさせられている

 

 

『あぁアレはアカシアのフルコースを再生する為の肥料(訳アリ国民)じゃな』

 

 

アカシアのフルコース それはこの世界最高の食材だが…まさかドンスラの奴 こんな事までしてるのか…目的は分からないが

 

 

「………ほぉ人を肥料にか」

 

 

ハルトはその時悪い笑みを浮かべていた

 

 

 

「なぁドンスラ、新鮮な肥料が沢山欲しくないか?」

 

 

『そう言うと思っていたぞハルトよ、良い肥料はいくらあっても困らないからのぉ』

 

 

「あぁ…腐ったリンゴは取り除かないとな」

 

 

アカツキに諭されたが、やはり不穏分子の排除は徹底せねばならないだろうからな

 

 

 

 

そしてハルトはトータスに戻りアカツキやウルティマ、カレラに話して魔人族の収容施設から更生の見込みなし、かつ逢魔への反逆分子やその候補などを厳選したのだか

 

 

「ハルト坊、妾も同伴して良いか?」

 

「ねぇハル、ボクも良い?」

 

 

どうやら俺のやろうとしてる事を嗅ぎつけたのかヤクヅキとウルティマがやってきたのである

 

 

「良いよ」

 

 

 

そして3人と捕虜を連れてブルーグリルに

 

 

 

ハルトはドンスラに案内された特等席に腰掛けるとウルティマは笑顔でハルトの膝上にヤクヅキはハルトの隣に座る

 

 

 

「戦争の英雄も負ければ戦犯かぁ悲しいねぇ」

 

 

「まぁ世の常よな」

 

 

主に選んだのは あの戦いで最前線に立ち此方側の兵士を多く殺した奴等である

 

 

「んじゃカレラ裁判長に変わって君に判決を下しまーす!さん、はい!」

 

 

ハルトはヤクヅキに尋ねる

 

 

「有罪か無罪か?」

 

 

楽しそうな笑顔でハルトを見ると彼は一言

 

 

「うん、有罪」

 

 

 

「いぎゃああああああああ!!!」

 

 

「かーっかっかっ!良い悲鳴(音楽)じゃなぁ、これは後の奴等のハードルも上がったものよなぁ」

 

 

そのまま飛び降りさせられた魔人族は断末魔と共に全身のエネルギーやら何やらを養分にされ尽くした奴を見送ると次の奴が涙を流しながら震えながら現れた

 

 

どうやら自分の未来を察したようだな

 

 

 

「さん、はい!」

 

 

今度は膝上のウルティマに尋ねる

 

 

 

「有罪か無罪か?」

 

 

「うーん……無罪!だからご褒美と仕事をあげるね」

 

 

と笑顔で安堵する魔人族だがハルトはそのまま笑顔で魔人族に目掛けて魔力で体の一部を形成すると

 

 

「このままアカシアのフルコースの糧になれ」

 

 

「へ?ひぎゃあああああああ!!!」

 

 

そのままハルトは腹に蹴りを入れて魔人族を炎の底へと落としたのである

 

 

 

「うんうん!元気の良い肥料だねぇ〜、あはははは!!君達は戦争犯罪者だ逢魔の兵を民を殺したんだからさ助ける訳ないよ、それにこれは司法と吟味した結果だから」

 

 

 

ここに居るのは未来の反乱分子 つまり敵だから殺す

 

 

 

「大丈夫安心しなよ、逢魔に敵対した奴等にとって死とはこれ以上の苦痛がないという意味で慈悲だから」

 

 

と笑顔でハルトはドンドン沢山の魔人族を叩き落とし悲鳴が上がる姿をヤクヅキは楽しそうな笑顔になりながらワインを飲む、ウルティマも良いねぇと笑うのであった

 

 

そう頷く視線の先には両手足を縛られた魔人族が、こいつは雪原でウォズやキャロル達を攻撃した飛竜に乗ってた奴である

 

 

「だから君も死刑ね」

 

 

 

「や、辞めろおお!確かに俺はアンタ達と敵対したが、こんな非道…アンタそれでも赤い血の流れる人のやることなのかぁ!!」

 

 

 

アカシアのフルコースの糧になってもらおうと思いますとそれはもう良い笑顔でハルトは

 

 

 

「俺の血は緑になったり、セルメダルになったりするから赤い血だけじゃないんだよねぇ〜」

 

 

 

「辞めてくれぇ助けてくれぇ、俺には子供が家族がいるんだぁ…だから頼む殺さないでくれぇ…」

 

 

と泣き喚きながら命乞いする魔人族の捕虜、人の心あるものならば動かされるのだろうが

 

 

懸命なオーディエンス諸君ならお分かりだろう、敵からの命乞いに魔王がなんて答えるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「安心しろ、すぐに貴様の家族も送ってやるよ」

 

 

*いや本当に彼が主人公です!!

 

 

「頼む……家族だけはどうか…助けて……」

 

 

「生殺与奪の権を他人に握らせるなぁ!」

 

 

『判断が早い!!』

 

 

『これには義勇さんもびっくり』

 

 

理不尽な理由で背中を蹴り、魔人族をその炎に叩き落としたのである

 

 

「うわああああ!!」

 

 

「逆の立場なら俺を助けたか?しないよな?イジメと同じだ加害者が被害者になった時 被害者だった奴がお前を助けるなんて思うなよ!てか助けないだろ?だから俺は自重しない!泣きながらの命乞いで助かる!?家族を引き合いに出すなど笑止千万!お前達は人としてではなく肥料して死ぬのダァ!」

 

 

と高笑いするハルトにドンスラは

 

 

『これでアカシアのフルコースも…ふふふ』

 

 

「『あははははははははははは!!』」

 

 

呪いの王と人から生まれた呪いと同じような顔で大笑いする2人は

 

 

「これから毎日、魔人族を肥料にしようぜぇ!」

 

 

『じゃが、彼奴等のエネルギーでは足りんのぉ…ハルト並みのエネルギーがある奴がいればなぁ』

 

 

「うーん………あ」

 

 

そういやぁ捕虜にした奴がいたなぁ、あの自称兄弟

 

 

「アレに関してはウルティマと唯一の判断次第だけど利用価値無くなれば焚べるかな」

 

 

「いいんじゃない?」

 

 

「よし、やろう」

 

 

この男 兄弟すら贄にしようとしたので

 

 

『おーい!コイツ等を止めてくれぇ!!』

 

『千冬かキャロルかあかねを呼べぇ!!』

 

 

と騒いでるが

 

 

「そういやぁドンスラ、彼処にあるでかい木の実?は何だ?」

 

 

『あぁアレはエア アカシアのフルコース…その複製じゃよ』

 

 

「へぇ、食べれる?」

 

 

『無論じゃとも』

 

 

その答えにハルトは膝上からウルティマを下すと亜空間にしまっている愛包丁 オーディエンスからの贈り物である初代メルク包丁を取り出したのである

 

 

『本気だな」

 

 

「俺はいつだって料理の時も本気だよ」

 

『それでアレをどう捌く?』

 

 

 

「アナザーW検索してよ久しぶりに料理人としての血が騒ぐ」

 

 

『ん?あぁそう言う事な、ほらよ調べたぜ』

 

 

脳に正しい調理法を叩き込むと

 

 

「ふむふみ、んじゃやるかね」

 

 

あとは実践だ

 

 

 

その数分後

 

 

 

 

「これがエアの旨味を120%出せる捌き方か面白いなぁ」

 

 

ハルトはそう笑うのも何気に料理人としての気持ちからなのだろう

 

 

「よし、これを皆に振る舞うかな…その前に一口」

 

 

ムシャリと食べると片腕がドンスラの腕のようになったのである

 

 

「美味っ!!って、おぉ…あ、腕が戻った」

 

 

『ほほほ!こりゃ凄いなぁ!他のも食べるか!』

 

 

「魅力的な提案だけどドンスラ…どーせ食べるなら皆で美味しく食べようぜ」

 

 

楽しく笑い、ブルーグリルの人達にも振る舞うのであったが

 

 

 

「養殖でコレなら馬王の所にある天然物ってどんだけヤベェんだよ」

 

 

 

そして思い出したかのように食林寺に向かうと、そこには礼の姿勢がズレてるのかサボテンの針を撃ち込まれ、めちゃくちゃ刺されてる宗一と政人がそしてハムの花に感謝を送る面々がいたのである

 

 

「あぁ懐かしい俺もよくやったなぁ」

 

 

そう懐かしんでいると

 

 

「ハルト、お前もコレしたの?」

 

 

「ん?おう…どうだ楽しいだろ」

 

 

「これを楽しむとかマジかよ」

 

 

「まぁ修行の効果はあるよ、それは保証する」

 

 

「そうだな…」

 

 

「んじゃ俺はこの辺で」

 

 

それでナツキを見に戻るとだ

 

 

「おーいハルトーー!」

 

 

「ん?………ん!?」

 

 

何かダルマホースの背に乗ってるナツキがいるではないか!

 

 

「何か認めてくれたー!」

 

 

「ヤバ…」

 

 

そもそも馬王の系譜はデロウスよりも大きいのだからスケールが違いすぎるが何を気に入ったのだろうが

 

 

「取り敢えず……テメェ!何とんでもない事に巻き込んでくれてんだぁ!!」

 

 

とナツキの怒号に合わせて反応したダルマホースはその山のような前脚を強く振り下ろすではないか

 

 

「デロウス!」

 

 

その掛け声に合わせてデロウスは飛翔 ハルトはタイミングを合わせて背中に乗り込みデロウスはダルマホースと睨み合う

 

 

 

「良いじゃねぇの、認めて貰ってよぉ」

 

 

「うるせぇ!何回死にかけたと思ってんだ!」

 

 

「そんなの知らないよ……って何でケケラもいるの?」

 

 

「俺の推しが新しい仲間を見つけたんだ、ブジンソードに馬…将軍に馬なんて良い組み合わせだろ?」

 

 

「確かに」

 

 

しかしまぁアレだなぁ

 

 

 

「!!!」

 

 

こいつ何処に布陣させるの?

 

 

「基本はここに居て必要な時に力を貸してもらうよ!」

 

 

そりゃ歩く富士山みたいな体格の奴が街歩くだけで危ないわ…いやデロウスも似たようなものか

 

 

 

「んで名前はつけるの?」

 

 

「ダルマホースが名前じゃないの?」

 

 

「それは種族名、俺が言ってるのは個体名」

 

 

「そうだなぁ…うーん……」

 

 

ナツキの目線はダルマホースに向かう、この山のような体格…そして思いついたのは

 

 

「赤兎?」

 

 

赤くはないが幼少期に読んだ武人の乗る馬がポツリと思いついた時 ナツキの魔力を糧にダルマホースも強化されたのであった

 

 

「今の感覚何さ!」

 

 

「名付けたなぁ…赤兎が名前だってよ」

 

 

「良いの!?」

 

 

「!!!」

 

 

「良いだろうってさ」

 

 

「そ、そうかよろしくな」

 

「!!」

 

 

「よし!皆に挨拶しにいこうかハルト!」

 

 

「へーい」

 

 

そしてナツキは赤兎に乗ったままトータスに帰ると

 

 

 

「山のようにデカイ馬ダァ!!」

 

 

「戦闘態勢!!」

 

 

と慌てふためく奴等を尻目に上から

 

 

「あ!おーいエルフナイン!見てくれぇ!」

 

 

「ナツキさん!?」

 

 

「なんか懐かれた!!」

 

 

「あぁ…ナツキさんがハルトさんみたいに……あぁ」

 

 

「エルフナイン!気をしっかり持て!ナツキはまだハルト義兄さんよりはマシだ!」

 

 

「で、ですね!ハルトさんと違ってまだ手の施しようがあります!」

 

 

「あれ?何で俺に飛び火してんの?」

 

 

 

と頭抱えていると

 

 

「おぉい!ご主人様!戻ったぞぉ!」

 

 

と目線を向けるとティオが仲間の竜人族を連れて戻ってきたではないか、よし

 

 

「おう、おかえり」

 

とバカモンロックシードを解錠して頭にタライを落とすと

 

 

「あふん!ありがとうございます!!」

 

 

その光景に周りの竜の顔が青ざめていた…

 

 

「何があったんだ…」

 

『恐らくティオの変貌に絶望したんだろうなぁ』

 

『あの迷宮の時の知的なティオがデフォルト認識されてるなら、今のはなぁ』

 

 

「そう言う事か…」

 

 

と溜息を吐いていると

 

 

 

トータスの兵士達は『伝説の竜人族が来てくれたぁ!』と全力で喜びの声を上げるが何故かお爺ちゃんぽい竜人族の人は 遺影を前に土下座して

 

 

 

「すまない!最初に聞かせたのがこの歓声ではなく娘の喘ぎ声で本当に申し訳ない!」

 

 

「爺様、照れるじゃろ」

 

 

「いやお前のせいだからな、お爺ちゃん泣かせるなよ」

 

祖父母への敬愛はあるハルトからしたら今の光景にはツッコミしかなかったのである

 

 

「何を言うか妾をこんな体にしたのはご主人様ではないか?」

 

 

「何を言うか君にケツパイルして新たな扉を開いたのはハジメくんではないか」

 

 

「何を言っておる、妾が目覚めたのはレストインピースにあるウォシュレットじゃ」

 

 

とんでもない冤罪であるとハルトは天を仰いでいると

 

 

「貴様!一体姫様に何をしたぁ!」

 

 

竜人族の1人にして絶賛 ティオにアタック中のリスタスがハルトに問い詰める

 

 

「うちの姫様がこんな変態な筈ないだろう!」

 

 

『俺達の王様があんな脳筋な訳ないと思いたい』

 

 

「何さりげなく悪口言ってんだよ…うーん…俺達が加害者がだったのは一瞬で後はこっちが被害者というか粘着されてんだよなぁ」

 

 

「何だとぉ!!」

 

 

と怒るリスタスであるがハルトの背後にいるデロウスとダルマホースの赤兎の圧に震えるのであった

 

 





予告

竜人族が仲間になった面々は各勢力の代表者を集めて会議をする事になる

その作戦会議中に起こる不思議な現象 そして

「首をダセェ!」

「あいええええええ!?」

次回 影より現れしもの?お楽しみに!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。