前回のあらすじ
ナツキのパートナーアニマル ダルマホースの赤兎と共に帰るハルト達はティオが率いる竜人族と合流したのであった
とりあえず竜人族とは平和的に解決を図ると作戦会議!となり各勢力の長が集う
「分かってると思うがハルト、流石にTPOは弁えろよ」
「善処する」
「実行しろよ!」
流石に出ないのはまずいと判断してハルトはハジメ君を呼び戻して戻る会議室につくなり
「皆様、お集まりいただきまして恐悦至極」
「悪りい!」
偉そうに足を机に乗せるハジメに同じように笑顔で悪びれないハルトを見て各勢力の長が眉を顰める
ハルトの後ろには慣れた感じでやれやれと被りを振るウォズとナツキがいた
「いやもっと恐悦至極にしろよ!つか重役よりも重役出勤とはなぁ、何で遅くなったんだ?」
「あぁ、ミュウが『パパ頑張ってなの』って抱きしめてくれてな…」
「俺も娘(クロエ)が『お父さん頑張ってくださいね』と抱きしめてくれたよ」
「それは仕方ねぇな!」
「ちゃんと抱きしめ返してあげたかいハジメ殿にハルト殿!」
「いつか反抗期で抱きつくな!とかお父様なんて嫌い!とか言われるからな!」
「ミュウはそんな事言わねぇ!」
「テメェ!うちの娘達がそんな事言うと思ってんのかゴラァ!!」
「お願いだからTPO弁えてえええ!一応あんなのでも皇帝だからああああ!!」
「まぁ我が魔王らしいですがね」
何故かマジの威圧するハルトはバインドで皇帝を拘束すると
「ムカつくな…よしハジメ、長老、姫さん」
何だろうと首を傾げるとハルトは笑顔で
「共闘するに辺り各々の遺恨は解消しておこうと思うんだがどうだろうか?」
「ほぉ」「面白そうですね」
「だろ?」
「ふさげんなよ!フェアベルゲンにはハウリアの協定があるから手出ししないし、その被害の影響で王国にも何もしてねぇじゃねぇか!!」
「違うんだなぁ…知らないようだから教えてやるヨォ!過去は消えない」
「っ!!」
心当たりがありすぎる皇帝はハルトの言う言葉が分かったのか血相を変えると
「コイツは色んな奴の魂を取ったなら…コイツはタマを撃たれるべきだ…という訳で今から大会を開く」
「大会?」
「おうよクローントルーパーが部屋に来るまでに、こいつのタマを全力で蹴ってコイツの口から一番デカい悲鳴を上げさせた奴の勝ちってゲームだ…二亜が貸してくれたチェンソーを頭に生やした奴が考えた大会だ」
「いや二亜、何貸してんだよ!!」
『あの主人公って、お前と似たような人間性してるよなぁ…』
『明るい笑顔で残酷な事言うあたりがな』
まさに悪魔の所業である、皇帝は顔面蒼白になりながら尋ねる
「しょ…正気かお前」
この世界の命運を賭けた危機への対策会議に参加する国家元首相手にそんな行動をかまそうとする神経に怯えたのである
「安心しろ、裏のチャンネル使って時間の流れを遅くするから中での1日は外での5分にしてやる」
「でしたら12日くらいは蹴れそうですね我が魔王」
「おうよ!」
「イかれてやがる!こんなイかれてるのが国家元首とか正気なのか逢魔王国!!!」
皇帝の言葉にウォズとナツキは小首を傾げて
「何を言ってるのです?我が魔王が逢魔を建国して以来正気を保っていた瞬間なんて数える程しかありません!!普段からノリと勢いでやらかすのが我が魔王ですとも!!」
「そうだ!寧ろ狂気が正気で正気が狂気なんだよあの脳筋はな!真面目に仕事しただけで国民の間では天変地異の前触れとか言われるんだぞ!!」
「お前等、屋上」
「そんなのが国家元首になるとかどうなんだよ!」
「まぁ!こんな王様だから腹黒さとかなく透き通るような青春的な国家運営を心掛けておりますとも!」
「どの口が」「寝言は寝て言え」
「んぁ!つかウォズよ誰が俺を王に担ぎ上げたか忘れてんじゃねぇヨォ!」
怒り任せに放つハルトの蹴りは皇帝の急所をそれはもうピンポイントに捉えていた
【キィン!】
「あがぁあぉあ!」
「我が魔王、フライング」
「あ、ヤベー、足が滑ったー(棒読み)」
「ひぃ!」
「お、良いなそれ俺も参加させて貰うぜ…シアの件もあるし、あの時は不参加だったからなぁ」
「や、やめろぉ!俺に何かあれば国の世継ぎが…」
「そして皇帝亡き後 各地の勢力が軍閥化して群雄割拠…あぁ良いねぇ…んでその空白領土に逢魔が進撃すると」
「まさかそれが狙いか」
「………よし禊の大会を始めようぜぇ!」
「おい待て今の間は何だぁ!!」
「俺の蹴りは数多の強敵を沈めてきたからな…その威力は」
「威力は…」
「外に出歩いてるインドミナスレックスを沈めるほどかな」
ここまで騎乗に使った久しぶりのインドミナスレックスがギロリと見ていると
「………あ、昇華魔法使えば蹴りの威力も上がるんじゃね?」
「お前天才か!?」
「何だよ〜今更気づいたのかいハジメくん!俺は天才なんですよ!!」
『いや天災の間違いだな』
「まぁ伊達に災厄の魔王なんて呼ばれてないからな!」
「そんな蹴りくらったら死ぬわ!!」
「すまないが私も良いだろうが帝国には可愛い孫が拐われかけたのだ禊ぎは必要だろ?」
「あ、私も良いですか?そいつの馬鹿王子に婚前交渉とばかりにあの夜、性的暴行未遂を喰らったので仕置きしようかと本人は死んでしまったので……あ、こう言う時は親の責任ですよね?」
いやまぁ2人の個人としても長としても帝国に酷い目に合わされたのだからなぁと思うが皇帝からしたら過去の行いがそのまま自分に帰ってきただけ自業自得である
「2人も参加か…こりゃ良いな」
「盛り上がってきたけど姫さんに蹴られるのって一部界隈だとご褒美でティオみたいに新しい扉を開いてしまうような………まぁ良いか!!!」
「良くねぇよ!!お前等!この状況で「んじゃ一番ハルト、いっきまーす!」え。ちょっ待っ「えい」ぎゃあああああ!!」
えい!という可愛らしい掛け声には似合わない蹴り コツンではなくズドン!と大砲のような蹴りが放たれ白眼向いて天を仰ぐ皇帝と言葉にならない悲鳴を上げるのを見てナツキは顔を青ざめて内股になる
何なら次の一手でハルトはアナザーインペラーに変身してのドライブディバイダー(ゼール系モンスター体当たりからの膝蹴り)が皇帝の急所を捉えるのだから
何ならナツキも出会い方を間違えたら
そうなっていたからだ しかも
「あがあああああ!!」
「うむ中々に良い悲鳴じゃなハルト坊!裏切り者の悲鳴は格別じゃよ」
「だな!よしこれから毎日ナツキのナツキを蹴飛ばそうぜぇ!このスパイク付きのシューズでな!!」
「イジメか!」
「黙れ、この裏切り者」
『maximum rider power』
「アナザーキック!」
『another kick!』
「らぁ!」
「あがあぉああ!」
そんな地獄が続いたのだから
余談だが、ウォズ達と会わなかった時間軸に置いてハルトは初対面のOTONAとタイマンになった際
先手必勝とばかりにアナザーキックホッパーのクロックアップからのアナザージャンプを至近距離で使用、浮かび上がって威力を上げたアナザーキックをOTONAの急所に叩き込んでいたのである 流石のOTONAも鍛えられない箇所はあったので一撃KOとなるという世界線もあった…何気にウォズ達がいたからハルトは王や人として最低限のモラルは守っていたのである
そして始まった最強の大会 全員が思い思い全力の蹴りを身動き取れないガハルド皇帝の股間へ叩き込むのであった
悲鳴が聞こえるので本来ならクローントルーパーは突入する筈だが
「なんか騒々しいな」
「また陛下が悪ノリで何かしてんだろ」
「何だ、いつもの事か」
「私語はこれまでだ、しっかり警備するぞ」
「おう」
全く突入する気配がなかったのである!逢魔に慣れすぎるのも考えものだ
「誰の娘が反抗期だとゴラァ!」
「ミュウはそんな事言わねぇぞ!」
「い、いやまて…「よくも孫を拐ってくれたのぉ!」いぎゃああああ!」
「私の貞操を何だと思ってるのですか!」
まぁ2人に関しては割と実害を被っていたから威力が高い特にリリアーナ王女に関してはガラスの靴の踵部分で前蹴りと来た 何て殺意高いと戦慄するも
「負けられないな、パラド!」
「あいよ!」
『鋼鉄化!マッスル化!マッスル化!』
右足が鋼鉄化からの筋肉隆起による肥大化に
「あ!ズルっ!」
「残念、パラドは俺のバグスターウィルスから生まれたバグスター、つまり俺なんだよな」
「なんて裏ワザを」
「よーし行くぞぉ!」
「い、いや待て!やめ「とぉ!」あがあああああ!!」
「あの集団リンチ中に失礼します…なぁそろそろ辞めたげてよぉ!皇帝のライフはもう0よぉ!」
「「「断る!」」」
「長老やリリアーナ王女まで!?」
「はぁ…親バカ此処に極まれりですね」
「そうですねぇ、あ!ハジメさん私も参加して良いですか!ハンデにドリュッケン使いたいですぅ!」
「良いぞ」
「いや止めろよ!」
ウォズはやれやれと被りを振るのであったが
「これ誰の勝ちになるのですか我が魔王?」
「うーん……そうだなぁ…取り敢えずもう何発か蹴って考えようか!」
正に外道である
数分後 流石に悲鳴の質が事件性のある悲鳴だった為 トルーパーが侵入したので大会は終了 因みに一位はリリアーナ王女のガラスの靴でした前蹴りであったのは言うまでもない
「よし帝国への禊ぎも済んだ所で会議を始めるか」
とまぁ各勢力による帝国への報復も済んだ所で内股で顔面蒼白な皇帝含めた作戦となるが
「そういやぁエヒトの目的って何だ?」
「世界滅亡じゃねぇの?」
「それなら態々あんな回りくどい事を…あ、知ってそうな奴がいる」
「だ、誰だ!」
「ちょっと待ってろ……おい出てこいやクソジジイ!!」
コネクトの魔法で老ハルトを引き摺り出すと
「おい待て!老人虐待!ってて…ん?何じゃ?」
「この老人が伝説にある解放者と一緒に戦った頭のイかれた爺さんです」
「何だと!この爺さんが伝説の!」
「ほほほ儂、伝説になっておるのか?いやぁ!まさに「気まぐれでエヒト神を殴ろうとしたという伝説があるイかれた老人か!」え?儂って後世にそんな風に伝わってるの?取り敢えずタマ蹴飛ばしてやろうかぁ!?」
「ひぃ!」
『いやこの状況で取り敢えず急所狙いに行く辺りイかれてるからこの上なく的確だろう?』
「伝説のイかれた老人…ぷはっ!あはははははははははは!!何それ!イかれたポーズの壁画とかあんの!ざまぁ!あはははははは!!何て形で後世に伝わってんだよ!!あはははははははははは!!」
「はっ倒すぞクソガキ!!」
「はは……はぁ…はぁ…笑い過ぎて腹痛い……んでクソジジイ、エヒトの目的って何だよ?」
「まぁ簡単に言えばこの世界でのゲームに飽きたから別の世界でゲームをしに行くだけじゃよ?」
「は?」
「そもそもエヒトも最初は下界に干渉せず、この世界の召喚技術を応用して異世界に行く予定じゃったが」
「ハジメ君達を呼んだ魔法じゃダメだったと」
「行き先が完全ランダムじゃし、そもそも此方に呼び出すだけで自分が移動出来ない、だから神代魔法と概念魔法による転移、それをする為の概念魔法を使う体が欲しかったようじゃな」
「成る程、それでユエを…けど何で三日も待つ事に?」
「それ多分、ユエちゃんの力の掌握と俺を倒してアンチカリバーの力を消す為の準備だと思う」
何?と首を傾げると
「俺のアンチカリバーは自分が認知してる能力を無力化する…だからユエちゃんの体には今 オルクスと神山の神代魔法以外の魔法は使えないんだよ…残念ながら一本しか今作れないからユエちゃんとエヒトを分離させられる剣は作れないよ」
「儂もアンチカリバーを作れる事は作れるが儂とユエちゃん?には面識がないからのぉ…存在を分離を促すアンチカリバーは作れんぞい」
「成る程な取り憑いたけどユエはかなり弱体化していて概念魔法も使えない…だからアンチカリバーを作り出したハルトを殺して封印を解こうと」
「かな、それとハジメくんもスペアとして狙ってるかもね条件だけならユエと同じだし」
「上等だ返り討ちにしてやる」
「俺もだよ、キャロルや束達を狙う害獣は駆除しないとねぇ」
「そうじゃのぉ、儂の友に汚名を着せた邪神など滅ぼしてくれる…あの邪神などそこで何故か倒れてる皇帝のようにしてやろうではないかぁ!」
「「おぉ!!」」
そして、ふふふと黒いオーラを全開にするハルト達にドン引きの各国首脳陣は作戦を話し合う
主戦場には帝国皇帝やハジメのクラスメイト、離れた場所には逢魔+悪の組織連合軍 そして亜人の混成軍団で足止めしてハジメと俺達で少数精鋭が殴り込みユエを助けてエヒトを倒すと決めたのだが
「問題は奴等の頭数だよなぁ」
「まぁ敵も世界滅ぼす言ってるから尋常じゃない数だよな…けど」
「まぁ此方にはとんでも戦力がいますからねぇ」
うんうんと頷くと映像の先には老ハルトが連れてきた怪獣軍団と逢魔王国連合軍、そしてナツキの赤兎とハルトはハウンドに通信を繋ぐ
「ハウンド、奴らの侵入経路は?」
「はっ!恐らく連中は神山から現れるのではないかと思われます」
「成る程な…よし分かった!ちょっと待ってろ!」
「ハルト?」
「ハジメくんはゾルダのエンドオブワールドを使ってくれ俺はアナザースナイプのバンバンクリティカルファイヤーで神山を消し飛ばしてくる!!」
「辞めろ!流石にそれは辞めろ!」
「んじゃクヴァールに頼んで毎日、爆裂魔法撃ってもらおう」
「アホか!ちょっとは考えろ!!」
「え?取り敢えず敵は皆殺しにしたらオールOK!」
慌ててハジメが静止する中、アナザーライダー達は何故か
『やったぞ!俺達のハルトが帰ってキタァ!』
『最近妙に大人ぶってたからのこの展開!俺達は信じてたぞ!!』
『この短絡脳筋の思考回路…正に実家のような安心感だぜぇ!!』
『これは勝つる!ヒャッハー!!』
『ハルトが普段のノリと勢いと狂気なら神なんか怖くねぇぜぇ!!』
「お前達は止めろよ!!」
歓喜してる現状に思わずナツキがハリセンで叩く姿に老ハルトは
「全く短絡的な奴じゃ、アレにはちゃんと脳味噌が入ってるのかの?」
すると未来のアナザーディケイドが
『それは、お前には言われたくないだろうな』
「何じゃと!!」
『じゃあお前の作戦を教えて貰おうか』
「目につく敵は全て殺せ、そうすれば敵はいなくなる!」
『似たようなものだろうが!!』
「なん……じゃと…っ!」
「え……嘘…クソジジイ野蛮過ぎない?そんなんで逢魔で日常生活送れてんの?その歳でもう介護必要じゃないのかなぁ〜プププ」
「キサマァ!?」
「んだよクソジジイ!!やんのか!!」
「おおやってやるとも!かかってこんかい!!」
「ぶち殺してやる!!」
「お待ちください我が魔王!」
「何で自分と喧嘩しようとしてんだバカ魔王!」
「よしなら皇帝をサンドバッグに禊の大会をやろうぜ!」
「乗ったぁ!!唸れ!俺の右脚ぃ!」
『hopper!skull!joker!metal!XTREME!!maximum drive!』
身体強化メモリをこれでもかと使い振りあげた右足を待て老ハルト
「ほほほ…では見せてやろう…儂が昔、ネオイタリアのガンダムファイターから教わった、必殺の銀色の足をお見舞いしてやる!」
「え?まさかの世界にまで首突っ込んでる?」
「俺の人権は!?」
「「らぁ!!」」
「ぎゃあああああああ!」
この魔王ども無駄に煽り性能は高いのであったが
「酷い…なんてこんなことを」
「これも野田ナツキの仕業じゃな」
「いや乾巧の仕業じゃないの!?」
「よーし次はナツキでやるかの」
「た、助けてえええ!」
「何て酷いことを…」
『いや、アレが未来のお前だろ?』
「ウソダドンドコドーン!!」
「真面目にやれ!!」
「へい……」
ナツキに珍しく説教され作戦会議となるが
なんか話してる内に
「クソジジイと俺達を敵陣ど真ん中に投下したら終わるんじゃね?」
身も蓋もないセリフを吐くのであった、究極に近づくにつれ表現は陳腐になるという言葉の意味を味わったのであった
因みに達とはパートナーアニマルも合わせなのだが
「貴様には老人を労ると言う思考回路がないのか!」
「そこになければないですね、そもそも今回の件だって元を辿ればクソジジイがエヒトをさっさと殺しておけば…って今更責めても意味ねぇか兎に角馬車馬の如く働け」
「まぁその件に関しては責められても仕方ないがふざけるでない!キャロルやマーリン、アリエルは実年齢で「おい」ん?」
「それ以上話したら殺されるぞ」
「お、おう!!」
流石の老ハルトもやり過ぎたと顔面蒼白になるとハルトは笑顔だが怒っているので
「だけどウォズ、ヤクヅキ…未来の嫁達に連絡」
「してます」
「パーフェクトだウォズ」
「感謝の極み」
「ウォズ!?なんと余計な真似を!!」
「あ、返信ですね…未来の千冬嬢から『オ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ・ネ』だと」
「いいいいやああああああ!!」
老ハルト錯乱!!
「うわぁ、んで何でハルトはアイマスクしてんの?」
「何も見たくねぇ」
「現実を直視しろ」
そして作戦会議もひと段落ついてクローントルーパーに紛れて作業をしているライオトルーパーがいた…そだ
「おーい清水くん」
「あ、ハルトさん!」
そうハジメ達のクラスメイトの1人でウルの街で騒動を起こした清水くんである 今では改心して逢魔の試験ライオトルーパー隊の隊長になった男だ ふむ今回の戦いでは後衛に回るだろうがやはり戦力の底上げは必要だろう…というより部下からの評判が高く 傘下に加えた幻想郷オルフェノク組からは 隊長と呼び慕われている…ハウンドが警戒したように集団統率力に関しての評価は改めてないといけない
「清水くん、いざとなったらコレ使って」
とハルトがアタッシュケースを渡すと受け取るなり開けた中身は
「カイザギア……」
「そっ前にキャロルが作ってメンテナンスしてたんだけど…これだけ空いてるんだよねぇ」
実際政人にはネクストの用意があるし、そもそも彼は彼でカイザの力あるし
だからキャロルが作ったドライバーを預けようと思ったまでだ……断じて立花響に渡したくないからではない!!
「良いんですか?」
「構わん、俺は出来ると判断した奴にしか任せないベルトは人間にも使える仕様だから」
「………はい!!」
さて後は此方の頭数だな
あのクソジジイはマジで怪獣(タイタン)を解き放った エリセンにティアマット(モンスターバース)をスキュラ(モンスターバース)を樹海に んでギドラ(モンスターバース)を神山付近に待機させたのである
「そして人喰怪獣 髑髏の徘徊者ことスカルクローラーの騎兵部隊がいます」
「なぁウォズ」
「何でしょう?」
「未来の俺は世界の生態系をぶち壊す極悪な外来種を解き放つ趣味でもあるの?」
「何を言っているのです…我が魔王もこの世界から見れば侵略的外来種ではありませんか」
何明るい笑顔を浮かべてんだ腹が立つので
「お前、今日の飯とおやつと食後のデザートも全部抜き」
これは逢魔で死刑よりも恐ろしい刑罰とされるらしい 実際思いついてカレラとウルティマに話してみたら青褪めた顔をしていた刑を執行しようとしているのに笑顔のハルトにウォズの顔も青冷めたままである
「どうかお慈悲を!」
「ったく誰が外来種だ」
『似たようなものだろ?』
「っせぇ」
「いやぁ壮観じゃなぁ、ほほほダメじゃよスカルクローラー…そこの人間どもは食べたらダメじゃ、滅茶苦茶不味いぞ〜」
「え?そっち?」
「冗談じゃよ」
「ん?……おいクソジジイ、樹海でスキュラが暴れてるぞ!!」
「ほほほ…仕方ない奴め」
そう言うと老ハルトはギドラの真ん中の頭部に座ると秒で転移して
「言う事聞かんか!!この蜘蛛もどき!!」
拳の一発でスキュラを沈めたのである
そしてスキュラの頭部に立つと呵呵大笑
「ははは!この感覚…まるで若返ったような気分じゃよ、のぉギドラ!」
「「「!!!」」」
その顔には同意と言わんばかりにしたり顔な三首のギドラがいる
「ヒャッハー!!」
「「「!!!!!」」」
その声に合わせてギドラも天に届く咆哮を上げる
同時にギドラの口から放たれる雷と巻き起こる嵐を背に 未来に君臨する絶対的な魔王は吠える
「あははははは!!トータスよ!儂は帰ってきたあああああああああ!!!!覚悟しろエヒトおおおおおおお!!!!」
亡き友の眠る樹海へ響くは邪神への宣戦布告
老ハルトのパートナーアニマル、ギドラ
往年のファンならば キングギドラ
そう言うと分かりやすいかも知れない
黄金の終焉 千年竜王 生きた絶滅現象
等等 物騒な二つ名を冠しているが、そんな老ハルトとの出会いとは
「へ?南極で寝てるコイツを見て、面白そうと思って封印解いたら俺見るなり喧嘩売ってきたからボコボコにして身の程教えた」
老ハルトはヤクヅキの封印解いた時から何も学んでいなかった 過去の偉人が懸命にした封印をまるで動画の開封レビュー感覚で解き厄災を招く……だが何故かその厄災を捩じ伏せるのだ……拳で!
スキュラとティアマット、そして未来の逢魔にいる スカルクローラー、ムートー、ラドンなどの怪獣軍団はギドラの持つ 怪獣への命令権 アルファコールに従っているので大人しい…いや逢魔の生態系大丈夫かと不安に思うが…
まぁスカルクローラーに関しては尖兵として上位個体のスカルデビルと共に敵のいる世界に数匹解き放って放置なんて事も普通にする正に外道!
このアルファコールが使える個体は他には
地上を支配する怪獣王
地下を支配する猿王
そして宇宙(外)から来た黄金の竜
与えられた二つ名は ハルトと同じ
ー偽りの王ー
故に惹かれた 互いに挑むべき本来の王がいる
それを超え 己の力を示す為 本物となる為に
無冠の帝王 決められた敗北者 評価、現実 全てを破壊する為に
「ヤーーーーハーーーー!!!」
「「「!!!!!」」」
同じ神(GOD)を冠するものに敵対する者達の姿の咆哮を見たハルトは
「うわぁマジかよ」
ドン引きしてた
「俺未来だとあのサイズの怪獣ワンパンするの?マジかよ…あんなの人間じゃねぇ!!」
「ご安心を我が魔王」
「ウォズ…」
「八王と喧嘩が成立してる時点で我が魔王も片鱗ありますから」
「え?」
「へ?」
取り敢えず大丈夫かなと思うが…やはり
「おいクソジジイ」
「何じゃ?」
「面貸せ」
そして飛んだ世界はまさかのシンフォギア世界
「久しぶりじゃな、まだ無傷で残ってるのか」
「あーそっかテメェの時間軸だと全部滅ぼしたんだっけか?」
「あぁ、愉快じゃったよ…スカッとしたな」
「そっ、まぁ偶に俺達もガス抜きで無人島壊してるんだけどな久しぶりだよなぁ直接俺が暴れるのは」
「それで何の用じゃ?」
「何、今まで止められ続けたフラストレーションをぶつけてやろうと思ってな」
「奇遇じゃな、儂もそう思っていた所じゃよ」
両者は笑い出すとノーガードで接近、これは今まで基本的に他者を一撃で沈め続けた 強者としての自負
「オラァ!」
ハルトの回し蹴りは老ハルトの顔面を捉えると首が数回転して捩じ切れる…かに思えば猿武で威力を和らげるとすぐに元に戻す
「かはっ!やるのぉ、これはお返しじゃ」
と老ハルトの右ストレートをハルトは避けずに受け止める額に当たる一撃は衝撃を背後に逸らすと山に穴が空き斜線上 無人島先の有人島 港に停泊していた船が爆砕したのであった
「ははは、大した事ねぇなあ!」
額から血を流すが瞬時に回復するハルトに老ハルトは冷めた瞳で
「手加減しているの事に気づいてないとは…身の程知らずじゃなぁ!」
と両者が魔法で飛翔、そのままゴーストタウンとなった街地に転移すると
「やるか!」
「あぁ付与ジシャクゲン、バッファローアンデット!!」
『magnet』
強化された磁力により周囲の建物や金属を見境無くハルトは両腕に纏わせ巨大な手に変えたのである
「鉄塊」
「ほほほ、やるのぉ」
「自分の硬さはよく知ってる…けどよぉ潰れて圧死は出来るんじゃねぇの!」
「ほぉ」
「俺の力を見せてやらああああ!!」
両腕の鉄腕が老ハルトに激突するが老ハルトは両手を使い笑顔で簡単に止めたのである
「ほほほ、質量が足りんなぁ」
「足りないなら俺が足してやるよ」
「パラド!?」
『マッスル化!マッスル化!マッスル化!!』
「いやお主、鬼か」
「そらいけええ!」
パラドのエナジーアイテムにより質量というか
パワーが上がったのでそのまま潰しにかかるが
「仕方ないの奴め」
レイルザイデンで鉄腕は両断されたのであった
「たかが鉄屑などで止められると思ったか」
「ま、だよなぁ」
「ほほほ…久しぶりに血が騒ぐわい」
『オーマジオウ』
「そのまま血管が破裂しろクソジジイ」
『グランドジオウ』
「「変身」」
その日 シンフォギア世界にあるゴーストタウンが人外魔境新宿的な大惨事になったのは言うまでもない
「吹き飛べやぁ!ジシャクゲンの力!」
「っ!」
「ぶっ潰れろぉ!」
周囲の建物に磁力を付与したのか、吸い寄せられるようにアナザーオーマジオウに叩きつけられるが
「ぬ、小癪な!」
オーロラカーテンによる転移の防壁で別時空に飛ばされたのであった
「良いねぇ楽しくなってきたぁ!」
「やはり見えているのか儂のレイルザイデンがぁ!」
この攻防の最中にもレイルザイデンとゾルトラークの砲撃斬撃だけでも、とんでもない被害が出ている始末であった
老ハルトの攻撃をハルトは瞬時に分析し対応する、まるで最初から知っていたかのように
「あはは!そうかそうか…そうだよなぁ!!」
『反転…トレーラー砲』
「忌々しいのぉ!!」
『トレーラー砲』
互いに取り出したシフトカーは全く同じシフトカーであった
全く同じタイミングで放たれた青い砲弾は周囲の地形を抉り出す
相手の攻撃に適応していくなど 勿論ハルトが喰らいつけるのは自分だからというだけではない
今までの経験が予測がハルトの中にある最善手を示してくれているのだから
「そうだよねぇ、その場合はこうだよねぇ!」
『ブレイド・キング』
「忌々しいの」
『ワイルドカリス』
「消し飛べやぁ!」
『10!J!Q!K!A!!ロイヤルストレートフラッシュ!』
「失せろ」
『WILD』
互いの必殺技の激突は周囲から目に見えるほど苛烈な光を示したのである
それに反応してか自衛隊や軍隊が発進したが
「あ!何見てんだテメェ等!見せ物じゃねぇぞゴラァ!」
『キバ』
アナザーキバの力で巨大な紋章を作り出し ヘリや戦車に叩きつけて爆散させる、脱出したパイロットはボロボロになった姿でハルトを仰ぎ見るが
「おいテメェ、誰に銃を向けたか教えてやろうか?」
「ひ、ひぃ!」
「あ、動かない方が良いぜ」
「あ?」
「もう切れてるから」
ドチャっとなった場所に目を向けると、そこには自分の腕と銃、そして噴き出る血飛沫を見て兵士は断末魔をあげて倒れ伏したのである
「あーあ、だから言ったのに」
ハルトは笑顔で恐怖と涙で顔を歪める兵士を見て一言
「人の話しはちゃんと聞こうね?」
同時に兵士の体はレイルザイデンで八等分されたのであった
「あれ?三枚おろしにする予定だったのに…出力調整ミスったな」
「この化け物がぁ!」
別の兵士がアサルトライフルを構えるが
「え?今更?」
そのまま、レイルザイデンでアサルトライフルを千切りにしてハルトは跳躍して回転踵落としを叩き込むと兵士の頭はギャグ漫画のようにめり込むのであった
「つまんね」
「ほほほ良きかな良きかな…確かのぉ…貴様等誰を見下ろしている頭が高いぞ」
老ハルトはゾディアーツスイッチを起動 ヴァルゴ・ゾディアーツになりダークネビュラに出動した全ての敵を亜空間送りにしたのである
「続けるか!」
「うむ、お主に怪人の手解きをしてやろう」
お互いにお互いの能力は同じだが結果はハルトの敗北、悔しそうに文句を言う
「あーっくそ!ムカつく」
「ほほほ、当たり前じゃお主の力に加えて経験値もある簡単に負けてやる理由はないぞ…まぁ」
「ん?」
「儂にない力を使えば勝てるかも知れんがな」
「あ?」
「終いじゃ、また遊ぼうではないかクソガキ」
「っせぇ…」
オーロラカーテンで先に帰る老ハルトに文句を言いながら同じように潜るハルトだが
「あ、お前等生きてる奴いたら食べてて」
そこには大量の瓦礫の山と化した街だったものが残るだけだった
ーーーーーーーー
「ってな事があってまな」
「テメェ、遂にやったな!!確かにあの世界の奴らが色々やらかしてるので恨みある気持ちは分かるが!」
「あのさ誤解しないで貰える?彼処にいた奴等は俺とクソジジイの流れ弾に巻き込まれただけだよぉ〜」
「んな訳ねぇだろワザとだろ!」
「いや何、昔からのストレスやら不義理やらのやらかされたから報復してやろうと思ってな…いやまぁまさかリアクターアックスの火球とレイルザイデンにあんな使い方があるなんてなぁ…まぁ良いじゃねぇのゴーストタウンが更地になったんだからさ」
「ワザとじゃねぇか!」
とまぁナツキと一悶着あったが
ーーーーーーーーーーーー
1日目の夜
「あ、皆ご飯出来たから食べててね〜」
いつも通りに食事を作る終え後片付けしながら
考え事に耽る
未来の俺に無くて今の俺が持ってるもの
「うーん……ノリと勢い?」
『それは未来でも健在だ』
『というよりそれ抜いたらお前じゃない』
「酷い言われようだな…なら…」
とハルトは手を止めて食後のティータイムを楽しんでいる女性陣に向けると彼女達は笑顔で手を振るのであった
『まぁそれは…あるだろうな』
「だとしたら必ず守らないとね」
決意を新たに…!と決めるのであった
次回
現れるは影より出でしもの そして…
次回 後編にして人類悪顕現!? お楽しみに!