無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

275 / 414

どうもカグ槌です!いつも応援ありがとうございます!……絶賛ガッチャードロスでメンタルやってますが…ガヴも楽しみですねぇ!

何か今回の話三部構成になりそうで……まぁ良いや!まずは本編をどうぞ!


集う伝説 前編

 

 

前回のあらすじ

 

エヒトとの最終決戦 ユエとの分離の為に精神世界に送り込んだハルト達は 外からのダメージでエヒトを揺さぶる為の戦闘を開始

 

 

亡き友達の思いを背負い 老ハルトはアナザーオーマジオウへと変身したのであった!

 

 

「その姿は…」

 

 

「これがアナザーオーマジオウか、改めて見たけど成金みたいだな」

 

 

『褒めてないだろソレ』

 

 

「ん?貴様には一度見せて……あぁ覚えとらんのか仕方ない奴じゃな、まぁ良い見ておれコレが儂の……災厄の魔王の力じゃ!」

 

 

「そんな…虚仮威しがぁ!!」

 

 

エヒトの神力を帯びた拳、常人ならば魂すら破壊されるだろう一撃をアナザーオーマジオウは人差し指一本で受け止めたのであるがハルトには分かった

 

 

「猿武も食技も覇気も何も無しで受け止めたとかマジか」

 

 

ただのスペックだけで受け止めたと

 

 

「っ!」

 

 

「まず…これはナイズくんの分じゃあ!」

 

 

と怒り任せにオーマジオウドライバーの片方を強く叩く

 

 

『アナザーメテオの刻!リミットブレイク!』

 

 

「ホワッチャァ!!」

 

 

ガラ空きの手を握りしめた拳は火星の形のエネルギーになると的確にエヒトの顔面を捉えて神域の最奥まで吹き飛ばす、ソレを見たアナザーオーマジオウは指を鳴らすと転移したようにエヒトの吹き飛ばされる先に待機しており

 

 

「これは…メイルちゃんの分!」

 

『アナザーカブトの刻!アナザーキック!』

 

 

蓄えられたタキオン粒子はアナザーオーマジオウの右足に収束されると同時に本家同様のカウンター回し蹴りを叩き込む、それにより勢いは殺されたが地面にクレーターが出来る程の一撃が叩きこまれたのである

 

 

「ぐっ……き、さまぁ!!!!」

 

 

エヒトは彼の頭上に分解魔法を落とそうとするがアナザーオーマジオウは冷静にアナザーウォッチを起動するだけだった

 

 

『ウィザード……コネクト』

 

アナザーウィザードのコネクトにより光の柱は明後日の方向に着弾したのである

 

 

「ばかな!」

 

 

「驚いてる暇などないぞ、まだ残りの友の分まで殴り倒せてないのでな」

 

 

「ふざけるな!」

 

 

「これはラウスくんの頭が禿げた分じゃあ!!」

 

『アナザースナイプの刻!バンバンクリティカルファイヤー!!』

 

 

両腕に戦艦ユニットが装備されると各砲台が全部エヒト目掛けて収束光弾を放って吹き飛ばすと追い討ちで

 

『アナザーG3の刻!』

 

 

「食らえ!!」

 

 

召喚したGX-05のロックを解除するなりガトリングを弾切れになるまで撃ちまくると弾切れのGX-05を投げ捨て……ずにそっと地面に置くのであった

 

 

『アイツのハゲは別の理由な気もするが…』

 

 

「最初からだったかの?まぁ良い、おいまだ生きているじゃろ?まさかこの程度で倒れたとは言わないよな?」

 

 

ぶっちゃけユエの再生スキルが無かった消し飛び続けている攻撃の雨霰

 

 

 

「ほら立てよ最高の痛みをくれてやる」

 

 

「何かティオが聞いたら大喜びしそうなセリフだな」

 

『最高の痛み(ご褒美)ってな訳ね』

 

『しかし何故…アナザー2号達が一緒に…』

 

 

その疑問にハルトは心当たりがあるようで手を叩くと

 

 

「あぁ…クソジジイの世界線にはナツキがいないから2号達もいるんだな」

 

 

そうナツキが死に戻りを自覚したのは、老ハルトが御礼参りとあかねを亡くした事への絶望による破壊行為であるから

 

 

俺が歴史を色々変える前の老ハルトの世界線にはナツキなんて最初からいなかったのである、それはそれで見てみたくはあるが…

 

 

 

「これはリューティリスの分じゃ…そう言えば貴様、音楽は好きか?」

 

 

「な、何を言って」

 

 

「儂セレクトの素晴らしいレクイエムを聴かせてやろうと思ってな」

 

 

ヤバっと察したハルト達は耳を塞ぐと同時に

 

 

『アナザーフォーゼの刻!リミットブレイク!!』

 

『ビート…オン!』

 

同時に両足に展開したビートモジュールを装備してジャンプしてエヒトの両耳にモジュールを押し付けると

 

 

 

「処刑用BGMじゃ、くらえ!地獄のシンフォニー!!」

 

 

「!!!!!」

 

 

同時にエヒトの鼓膜を脳をぶち壊す程の大音量でクラシックがかかるのであった

 

 

「この勇敢ながらも同胞殺しへの悲哀を感じる名曲!レッツゴー!!ライダーキック!を10万ホーンで奏でて貴様の脳を破壊してやるぜぇ!」

 

 

余談だが、この爆音でエヒトの意識が朦朧とした結果 ハジメとユエが精神世界で会える事になったのはハルトの知るよしがないが

 

 

『ボシュワアアアアア!!』

 

 

『あ、アナザーWが耳栓忘れて大変なことになってる!!』

 

 

「はぁ……音符眼魔召喚、あとは」

 

 

ハルトはバグスターウィルスから素体を作るとドレミファビートガシャットを頭部に差し込みコラボスバグスターを作り出し補助を頼む

 

 

取り敢えず 音符眼魔を召喚して以前 美九の時にした一定範囲の音を相殺したがコラボスバグスターの力がないと音が此方の鼓膜まで破りかねないのである

 

 

 

そういやぁ俺って怪人召喚出来るなら…

 

 

「ポッピーとか呼べるのかな?」

 

 

仮面ライダーに変身する怪人もいる、現にネガタロスやゴーストイマジンはそうだと考えてると

 

 

『どうだろうな、その理屈で行けばウルフオルフェノクとしての乾巧も作れるのでは?』

 

 

そのアナザーディケイド の何気ない言葉に

 

 

「…………っ!!!お前……天才か!そうだよラッキークローバーとか呼べるんだ!何で今気づいたんだよ!!」

 

 

ハルトの瞳はかつてない程に輝いていた

 

 

『あ、やべこのバカに余計な事言っちまった』

 

 

「こうしちゃいられねぇ!早速乾巧さんを召喚せねばああああ!うおおおおおおおお!燃え上がれ!俺の何かああああ!!」

 

 

『落ち着けハルト!!』

 

 

「よっしゃあ!人体錬成の時間だぜぇ!!」

 

 

『おい待て!!何故そう容易く禁忌を犯そうとするかな!!』

 

 

『タブーメモリの副作用じゃね?』

 

 

『この男はメモリの副作用は効かないぞ馬鹿者!一体原因は…』

 

 

『あ、やべ…ハルトの倫理観ブレーキがへし折れた』

 

『しまったぁ!ハルトのノリと勢いエンジンに過剰な燃料を入れてしまったぁ!!』

 

『まぁ良いじゃねぇか?最近機能してなかったし大丈夫だよハルトは頭のネジが3本抜けてもハルトだったからな』

 

 

『そっか!なら大丈夫だな』

 

 

 

 

『んな訳あるかぁ!何、大事なものをへし折ったり追加しているのだぁ!』

 

 

『それは後にしろハルト!』

 

 

「た、確かに…今こんな場所に乾巧さんを呼ぶなんて余りにも失礼だな…ちゃんと国賓待遇で受け入れて当然だよな!済まなかった!」

 

 

『まぁ変な所で操縦しやすいから助かるんだよなぁ…』

 

 

『し、死ぬかと思った…鼓膜が無くなりそうだった!』

 

 

「誰かアナザーWの回復ヨロ…つかアイツ、耳元で爆音ぶつけるなんて恐ろしい技を…」

 

 

『恐ろしいな相手を痛めつける事に妥協のないスタイルはまさに悪魔だ』

 

 

「まぁ普段から悪魔のように大胆に振る舞うにはソレ相応の努力をしてるって事じゃん…俺も仮面ライダーの敵として相応しい立ち振る舞い覚えた方が良いな、でないと皆さんの雰囲気にも関わってくるな…ちょっと今からカッコ良い敵役としてのポーズ練習してくる!!」

 

 

『今からするバカがいるか!!』

 

『お前は程々に…あぁ無理だなこの間皇帝の股間に全力で蹴り入れてたな』

 

『残念な奴ってのは片鱗を感じるな』

 

 

 

「一言余計なんだよ……さてと、あんだけ痛めつければ流石に何かあるだろ?マーリン」

 

 

「はいはーい、実は私の魔術でエヒトへの精神攻撃をした影響でユエちゃんとエヒトには分離が進んでるんだよ!」

 

 

何処からともなく現れたマーリンはハルトの背中に抱きつきながら話しかける

 

 

「近い」

 

 

「良いじゃないか夫婦とはこういうものだよ、最近の君は忙しかったからねぇ…こうやって抱きつくのも……あ!何なら君の義妹になってあげようか?お義兄ちゃん?」

 

 

「辞めろ俺に妹属性は地雷だ「だけどキャロルやオーフィスみたいな年上系ロリから二亜やアリエルのようなぺったんこ、果てには束やベルファスト、ティオやロスヴァイセやセラフォルーみたいな巨乳とサーシャのようなお姉さんと、ハルトのストライクゾーンは広いからねぇ」不穏な言葉を言うなよ…つか待て誰だオーフィスやロスヴァイセとセラフォルーって」

 

 

「千里眼EXで見た、君のお嫁さんかな」

 

 

「まだ増えるの!!」

 

『いやまだ増やすのか!!』

 

 

「俺に聞くなよ!そういやぁ思い出してきたけどクソジジイの話だと1人確定で増えるんだったぁ!」

 

 

『アレクサンドラだったか?』

 

『そういやぁ忘れてたな』

 

『いやぁハルトの修羅場は見てて楽しいぜ!』

 

 

 

「そりゃ側から見てる分にはメシうまだろうよ!あ、待て!今あかねが何故か闇黒剣月闇を持ってる幻覚が見えたんだけどぉ!!」

 

 

『ジャンヌとドラコー達は?』

 

 

「あぁ、あの辺のバトルジャンキー組は笑顔で神の使徒を倒してるよジャンヌなんか『神なんかに縋るからこうなるのよ!』とか神へのヘイトが凄かったねぇ」

 

 

「そりゃ別の神様の所為で死んだジャンヌの復讐心が擬人化したようなものだしなぁ」

 

 

「因みに狂信者ちゃんは『異教徒の神の使徒など恐るるに足りん!』ってノリノリで前線で戦ってて百貌以外のハサンを驚かせていたよ」

 

 

「まぁアイツ。暗殺者というより身軽な戦士みたいな能力だからなぁ…」

 

 

「ソレ見て髑髏の叔父さんも『何だアレは?暗殺者が前線出るとは何という事だ』って唖然としてたなぁ」

 

 

「あのキングハサンが唖然としてるとか…マジか」

 

 

「そしたら狂信者ちゃんは『初代様に見られてる!』って気合い倍加で宝具乱発してたよ」

 

 

「だから魔力の減りが早いのか…」

 

『まぁハルト風に言えばクウガや1号が自分を認知してるって事だからな』

 

 

「それは気合い入るな!!」

 

 

その頃

 

 

 

「っ!我が魔王の活躍を祝いそびれたような気がします!」

 

 

アナザーファイナリで隕石を落とし続ける中、引力操作で自分に引き寄せた使徒目掛けてアナザーキックを撃ち込むウォズに

 

 

「黙って手を動かせウォズ!!」

 

アークトライデントで様々な地震、雷、炎、雹の雨など様々な自然災害を起こしているアーク

 

 

「もう!数だけいても!!」

 

 

「だがいつになったら終わるのだろうなぁ!」

 

 

「構いませんよ!!ほら!倒せば倒すだけボクの手柄になるんですからぁ!!」

 

 

3人も各々の方法で撃退するが体力は消耗し始めていたのだ

 

 

それは当然 ナツキも同じであるアナザーリバイブ疾風のスピードで撹乱する中、疲労が溜まり始める

 

 

「くっ、そろそろ限界かも……」

 

 

「諦めるなよ!!そこが限界じゃないだろ!!熱くなれよ野田夏樹!!そうだ!限界を超えろ!それが仮面ライダーだろうが!!」

 

最早戦闘放棄して応援しているケケラに思わずナツキの怒りも爆発した

 

 

「お前はどこぞの熱血コーチかぁあ!!!あと俺はアナザーライダー…あ、デルタやバースに変身出来た!」

 

 

「そうだ!その怒りだよ…さぁ!それを使徒にぶつけてやれ!」

 

 

ケケラはサイリウム振りながら応援する姿に思わず、イラッと来たが

 

 

「ふぅ……一撃で消しとばしてやる」

 

 

『ブレイズ』

 

 

ナツキはアナザーブレイズに変身すると己のみのライドブックを起動する

 

 

『ラウンズオブキャメロット』

 

本を開きライドスペルを詠唱させる

 

《高潔な騎士が剣を持ち、円卓を囲う》

 

 

そしてそこにキングオブアーサーライドブックを装填した

 

 

《集え!騎士王の名の下に!!》

 

 

水勢剣流水を抜刀して力を解放する

 

 

「変身!!」

 

 

《煌めけ、ラウンズ・オブ・キャメロット!輝く、円卓の誓い!》

 

 

剣を地面に刺して構えるアナザーブレイズ・ラウンズ・オブ・キャメロットに変身するもドライバー擬きに聖剣を挿入して抜刀

 

 

『必殺読破!十三拘束解放!!(シールサーティン)円卓議決開始(ディシジョンスタート)!!』

 

 

「さぁ決議の時間だ」

 

 

共に戦う者は勇者である 否決

 

心の善い者に振るってはならない 承認

 

この戦いが誉れ高き戦いである 承認

 

是は、生きるための戦いである 承認

 

是は、己より強大な者との戦いである 承認

 

是は、一対一の戦いである 否決

 

是は、人道に背かぬ戦いである 承認

 

是は、真実のための戦いである 承認

 

是は、精霊との戦いではない 承認

 

是は、邪悪との戦いである 承認

 

是は、私欲なき戦いである 承認

 

 

是は、世界を救う戦いである

 

 

「「承認」」  アーサー

 

 

『円卓議決 可決!』

 

 

アルトリアに承認された事で力を解放された水勢剣は膨大な魔力の奔流が青い光の柱となる

 

 

「束ねるは星の息吹…極光は反転する」

 

 

それと合わせて青と黒の光が混ざり合い始めると

 

 

「正邪合わさり光となれ!」

 

 

「『約束された勝利の剣(エクス……カリバああああ!!!)』」

 

 

アナザーブレイズの放つ光の柱は神の使徒を大量に焼き払う中

 

 

「嘘でしょ!アレ撃って落ちない奴いるの!!」

 

 

「まぁ射線にいない奴はこうなりますよね、さぁ気張りますよ」

 

 

「じゃな………ん?」

 

 

アークは奥の手の力を解放しようとフエッスルを取り出したが手を止めた

 

 

「ヤクヅキ先輩!!」

 

 

「もう辞めじゃ」

 

 

「何言ってるの!!」

 

 

「そうですね」

 

ウォズとヤクヅキは変身解除するのに2人を驚くザモナス達であったが

 

 

「来るぞ」

 

 

「は?」

 

 

同時に吹雪が荒れ狂い、残りの使徒は絶対零度の氷結地獄に囚われ凍て付いた氷像となった

 

 

「ちょっ!吹雪出すとか最初に言ってよ!俺の変身ベースは爬虫類だから寒さに弱いんだって!」

 

 

「俺など有機体ベースのライダー だから暑さ寒さは天敵だぞ!」

 

 

「うるさいのぉ、ほれアレを見ろ」

 

 

「アレ?……これは……まさか!」

 

 

「アイザックか!」

 

 

 

ザモナスとゾンジスが見上げた先にいたのは

 

 

 

「まったく…折角休み取って過去に来てみたら何してるんですかマイロード…まぁ魔王様からマイロードの目付を任されていますがね」

 

 

「げぇ!彼奴実行したのかぁ!!」

 

 

「マイロード、これからは今までのように行くと思わないように」

 

 

「嫌じゃ!今すぐ未来へ帰れ!」

 

 

「断りますよマイロード!!」

 

 

仮面ライダーレイに変身している者がいたのだ

変身解除して現れた美青年はヤクヅキを前に軽口を叩くとナツキは命知らずだなと思う反面誰だ?と首を傾げていると

 

 

「なぁ誰だよソイツは?」

 

 

「あぁ彼の名前はアイザック、レジェンドルガ女王ヤクヅキの側近にして未来の逢魔王国に残された最後の常識人にして希望です」

 

 

「逢魔に常識人なんて貴重な存在が残っていたのか!!」

 

 

「あそこに居ますよ?それに何故そこまで驚く?」

 

 

「だってハルトの国と幹部達だろ!俺知ってんだよ!アイツの国の幹部ってアイツと同じかそれ以上にやばい奴等しかいないじゃん!!」

 

 

「失礼な私まで他のものと同じにされるのは心外ですよ!!」

 

 

「?」

 

 

「いや訳が分からないと言った顔はしないで欲しいのですが…」

 

 

 

今の一言で大体の事情は理解したアイザックは溜息を吐く

 

 

「マイロード、ウォズ…久しぶりです…ただ一言貴方達がいながら何故魔王様の性格矯正が出来てないのですか?」

 

 

「寧ろ敵への苛烈さやノリと勢いで走る衝動的な性格は未来より悪化してます」

 

 

「嘘だと言って欲しい…」

 

 

「そうじゃな、先日も敵対した魔人族で楽しそうにSMILEを食べさせて捕虜達から楽しそうに感情を奪っておったわ!いやぁ!魔人族で人体実験を試みるなど流石はハルト坊よ!」

 

 

「何で嬉しそうなんですか!!貴方達が過去の魔王様を甘やかすから未来であんな性格になるのでしょう!!」

 

 

「え?お母さん?」

 

 

「聞いてくださいよ未来の魔王様は他世界に戦争を仕掛けるんですよ!」

 

「え、ええ!」

 

 

「しかもその世界の資源や物資を掠奪すれば予算とかも問題なしの脳筋理論で侵略してるのです!」

 

 

「なんでそうなった未来!!」

 

 

とナツキが唖然とする中 同じように初対面なのがまた1人

 

 

「まぁ未来の魔王ちゃんのストッパーの1人だからねぇ〜」

 

 

「それとヤクヅキの側近だからな問題児の扱いは手慣れたものよ」

 

 

「あぁ確かにあの人の相手してるなら納得です」

 

 

「おい貴様どこを見ている?」

 

 

「いや貴女みたいな問題児といたら、そりゃお母さんみたいになるなぁと」

 

 

「何じゃと!!」

 

 

「あなたがフィーニスですか?」

 

 

「えぇ」

 

 

「初めまして私はアイザック・ヴァナルガンド、以後よろしく」

 

 

「フィーニスです、この時代での旧四天王の1人にしてこの時代で魔王様に初めて忠誠を誓ったものです!!」

 

 

「やはり魔王様ですね」

 

 

「えへへ〜「既に問題児を加えているとは」何だトォ!!」

 

 

「はぁ……マイロードは別にして魔王様の性格が変わってるなら良いのですがね」

 

 

「その話は後です、それより行きますよ我が魔王が心配ですので」

 

 

「そーそー魔王ちゃんは俺達いないとダメだからね」

 

 

「うむ」

 

 

「えぇ、仕方ありませんよねって…さっき行くの辞めようって話してませんでしたか?」

 

 

「辞めた所でハルト坊がアナザーエターナルやアナザーディケイド で世界破壊とかやらかしたら笑えんじゃろうに」

 

 

「そうですね」 

 

 

と全員一戦終えたばかりなのにハルトの後を追いかけようと動くのを見て

 

 

 

「凄いですね私の知る魔王様なら安心して放置するのに」

 

 

「安心せいアイザック、今のハルト坊は未来のハルト坊よりも化けるーー

 

 

 

 

 

 

神域の別場所では

 

 

 

「さぁて、そろそろ終わろうか」

 

デモンズの足元にはボロボロになったフリードがいた、相棒だった白竜 ウラヌスは既にハルトの相棒 デロウスの牙による噛みつきと赤兎の踏みつけにより絶命した

 

 

ウラヌスと相対した八王の係累がその力の一端を見せたのは最期まで主の忠誠を尽くしたウラヌスへの敬意に他ならなかった 

 

 

「くっ…」

 

 

「もう終わりじゃ、ご主人様に仇した貴様を生かしてはおけんのでな」

 

 

「そうだね、じゃあ終わらせようか構築も完了したからね」

 

 

指を鳴らすとフリードの後ろに現れたのはこの世界の魔法体系から外れたシステムにより作られた魔法

 

 

それは異世界の魔王にして原初の蜘蛛が努力により体得した魔法にしてハルトすら屠れる程の一撃

 

 

 

「深淵魔法、地獄門」

 

 

 

正にここから先は地獄だと心得よと訴える程のオーラがあった 門が開くと同時に相手の魂を引き摺り込みにかかる

 

 

「じゃあやるよ」

 

『ADD』

 

『バッタ!スコーピオン!コンドル!アノマロカリス!dominate up genonix!』

 

 

デモンズが起動してドライバーに押印した四つのバイスタンプの力を解放 そしてデモンズ…アリエルからすれば捕食した魔物の力を体から

表すのは手慣れたものだ

 

 

背中にコンドルの翼、尾骶からはスコーピオンの毒針、両手にはアノマロカリスの牙、両脚はバッタのものを加えた 

 

仮面ライダーデモンズ フルゲノミクス

 

 

「さぁ終わりかな」

 

『more……バッタ!スコーピオン!コンドル!アノマロカリス!デモンズレクイエム!!』

 

 

両手でドライバーを3回押し込んで必殺技を発動する 高高度に跳ね上がりそのまま両脚にスコーピオンの針が絡みついた蹴りがフリードに襲い掛かるが

 

 

「こんなの!」

 

避けられると判断したが

 

 

「残念じゃったな」

 

ティオはこの世界で磨いた拘束魔法と黒炎で動きを止めた それは数瞬であったがアリエルの一撃を届かせるには十分である

 

 

「たぁ!!」

 

 

「ぐ、ぐああああああああ!!」

 

 

吹き飛ばされたフリードはそのまま地獄門に吸い込まれると そのまま扉はバタンと閉じたのであって

 

 

 

「ふぅ、すっきり!」

 

 

「しかし戦いの後、ご主人様のことを考えれば魔人族を束ねる指導者は必要だったと思うが…」

 

 

「うーん、それは無理じゃないかな?あいつはエヒトの洗脳受けてるみたいだし人間との戦争賛成派だったから魔人族の指導者に置いたら、逢魔魔人族領で反逆が起きちゃうよ」

 

 

「だから穏便な奴を指導者にか?」

 

 

「というよりハルトは魔人族領の指導者には現地人を選ばないと思うな」

 

 

「まぁそうじゃろうなぁ…」

 

 

「だから話はおしまいだよ…けど惜しいなとも思う出会い方が違えば多分…ハルトの側近になれたんじゃないかな?」

 

 

同胞思いな部分など共通する箇所もからなと呟くと

 

 

「人間と魔人族味方したのは逆転しか世界か」

 

 

「あぁ違うよティオちゃん、ハルトは最初から人間にも魔人族にも味方してないよ」

 

 

「え?」

 

 

 

「だってハルトは逢魔の味方でー

 

 

 

 

その頃 神域にいたハルトは頬杖つきながら退屈そうに老ハルトの報復を見ていた胡座をかいていると

 

 

 

「こりゃ俺の出る幕もないかな…ん?」

 

 

 

二代鬼徹の濃口を切りながら暇を持て余していたが何かを感じ取ったのか目にも止まらない抜刀術でやってきた斬撃を回避したのである

 

 

「誰?」

 

 

そこに現れたのは黒髪ロングの美人と和服を着た黒髪の幼女、その手には炎を帯びた双剣、幼女は木刀?

 

 

だが両者は何かに操られているのか何処か虚である

 

 

「其奴等は異世界で洗脳し従えた最強のエインヘリヤルよ!さぁ其処な魔王を殺せ!そうすれば其処の魔王も死ぬからの!」

 

 

「っ!クソガキ逃げろ!其奴等は「うるせぇ」おい!」

 

 

ハルトは立ち上がるとノビをして体を解すと2人と相対する

 

 

 

「俺は常葉ハルト、お前たちの名前は?」

 

 

2人は名乗らない、自我まで奪ってるのか?やっぱ最低だなとボヤいていると同時に幼女は動かずに木刀を構えて体を引き絞る それは千冬のやる刺突…だが普通なら届く訳がない

 

 

そう普通ならだ

 

 

「っ!」

 

 

ハルトは未来視に従い武装色で強化した体と防御魔法と思いつく防御手段を講じたが

 

 

自分の風穴が空く程の威力を持った刺突であった ただの木刀による突きが砲弾のようになりハルトの体が抉られたのであった

 

 

『ハルト!』

 

 

だが、この程度で死ぬなら とうの昔に死んでいる

 

 

「ふぅ、ビックリした…まさか木刀の突きで風穴が空くとか人間の突き技じゃねぇよな」

 

 

『それを再生で治す当たり、お前やばいわ』

 

 

ハルトはフェニックスファントムの力で超速再生すると首にかけているアクセサリーを二つ引きちぎりモーフィングパワーで剣2本に変えて構えるが

 

 

「へぇ俺も強くなったのかな?分かるようになった…強いねアンタ達」

 

 

総合力で言えば自分が強いのだがね

 

 

「当たり前だ其奴等は本来なら未来で出会う筈の仲間じゃ!エヒト…貴様」

 

 

「その通りだよ、君の記憶を見て異世界にいた君の仲間を見つけたんだよ、まだ会う前の彼女達をトータスに転移させたんだ洗脳して戦わせる為にね!!」

 

 

「貴様ぁ!!やはりここで殺してやる!!」

 

 

あの怒りよう、かなりの重役や実力者だな

 

 

「へぇ…未来の仲間か、そりゃ強くて当たり前だな」

 

 

 

「逃げろクソガキ!幼女は錆黒鍵、あらゆる棒状のものを全て刀とする全刀流という流派を使う剣士で双剣の女の名はアレクサンドラ・アルシャーヴィン!知っておるじゃろ!」

 

 

「アレクサンドラ……あぁ思い出したよ確かクソジジイが一目惚れして口説いた女だったな」

 

『修羅場の香りだぜぇ!』

 

 

「なんてピンポイントな覚え方をしているんじゃ!」

 

『まぁお前も似たようなことしてるよな?』

 

 

 

「取り敢えず、あかねにはチクっておこ」

 

 

「ほざけ、ミイラ取りはミイラになるぞ」

 

 

「は?意味がわからねーな」

 

 

「時期に分かるさ!」

 

 

「あのな!俺はこれ以上、嫁を増やす気はないの!」

 

 

「君増やすよ?私の千里眼が言ってるからね」

 

 

「いやあああ!マーリンの千里眼とか避けられない未来いいいい!!ツー事はまだ増えるのかぁ!」

 

 

「(これだから面白いんだハルトは…さーて次はどんな修羅場が待ってるかな?)」

 

 

『なんかここまで来るとお前スゲェわ』

 

『未来では子沢山な訳だ』

 

 

「いや待て!今はそのことよりも目の前の事だ!」

 

『あ、逃げた』

 

 

しかし直感で分かる勝負は出来るが勝てないと

 

 

実際 ハルトは相手の情報を得てからのメタゲームで勝負する事が多く苦手分野を徹底的に突いて勝つ事が多い

 

 

だが相性の悪い奴だっている

 

 

その最たる例は 己の磨き上げた技術で勝負する奴 小細工なしの真剣勝負

 

 

だからハルトは

 

 

武器だけの勝負で千冬やカレンには勝てないし

 

魔法だけの勝負なら三人娘やクヴァールにも勝てない

 

 

良い勝負に持ち込めはするが、勝てない良くて引き分け それも自爆前提の相打ちでだ

 

 

 

どれも覚えるだけで極めるのを諦めた器用貧乏

 

 

そう自分を評価する

 

 

ーいや一つだけ負けたくないと極めてるものもあるなーと笑う

 

 

だが裏を返せば魔法、武術、駆け引き何でもありなら最適解を見出しての勝負は大得意

 

 

 

だからアンティリーネやアリエルのように格上に見える相手でも勝てるのだ

 

 

んじゃ、それだから諦めるか

 

 

違うな

 

 

 

「人間の俺なら負ける事を受け入れた、けど今の俺はー

 

 

その時 ヤクヅキとアリエルと言葉が交差した

 

 

「「「怪人王だから」」」

 

 

 

勝てないなら勝てる土俵までも持ち込んでやると

 

 

「んじゃ初めまして!!」

 

 

同時にハルトは2人目掛けて短距離転移して間合いをつめて斬りかかるがアレクサンドラの双剣によりモーフィングパワーで出来た双剣は弾き飛ばされると二代鬼徹を抜刀して払うと中段に構えるが同時に飛び込んできたのは錆黒鍵、まるで某 緑色のジェダイなみの身軽さで木刀を振るうのだが

 

 

「しっ!」

 

 

アクセサリーを千切りモーフィングパワーで剣を作り黒鍵の振り抜きを受け止めるが猿武で威力流しをしても地面にクレーターが生まれてしまったのだ生身で受けてたら恐らく全身の骨が砕けていただろう

 

 

アレクサンドラの技のキレなど、千冬やカレン以上だ恐らくアンティリーネやカレラがいたら嬉々として戦いに参加しているなと笑うしかないな

 

 

だけどモーフィングパワーで加工した剣が溶けてる…

 

 

その視線にはまるで高音の炎に熱されたように溶解し始めているときた

 

 

「あの双剣、炎系と来たか」

 

 

しかも厄介だな、というより

 

 

「連携出来てるのは頂けないねぇ」

 

 

こうしてる間にも黒鍵の変則的な動きに翻弄されてしまっている…隙が出来ればアレクサンドラが切りかかるのだから

 

 

なら連携を崩せば良いと足場を崩しにかかるが上手くいかないってか そんな隙もない、つまり

 

 

 

「マジやばくね?」

 

 

というより二対一なんて…いや待て!

 

 

「だが、この程度のピンチ乗り越えられないようでオーマジオウを超えられるなどと思うなぁ!」

 

と自分を鼓舞するハルトだが気迫では埋まらないものもある

 

 

『ドンスラの威嚇も覇王色も通らないな』

 

『しかも仲間だから傷つけずに奪還ときた』

 

 

「はぁ、もう良いや俺なりのやり方で倒す事にする」

 

 

『お前なり?おい待てハルト!』

 

 

「これで!!………ん?」

 

 

アレおかしい、何故こんなにヒンヤリしてるんだ?アイスエイジメモリは使ってないのに…と首を傾げると2人も足場が凍って動けなくなっていたのだ

 

 

「これは?」

 

 

「我が魔王!ご無事ですか!!」

 

 

「おぉ!俺の愉快な仲間達!!……って誰!1人知らない人がいるんだけど!!」

 

 

「余裕そうですね、では帰りましょう」

 

「はーい!」

 

「心配して損した!」

 

 

 

「いやちょっ!地味にピンチだから助けてぇ!!!」

 

 

「我が魔王がピンチなんて冗談を……あ、アレはアレクサンドラ嬢に黒鍵嬢ではありませんか!」

 

 

「嘘でしょ!未来での妃様!」

 

 

「これは…修羅場の香りじゃあ!」

 

 

「いやぁ魔王様の修羅場で酒が美味い!」

 

 

「ふざけてる場合かぁ!!」

 

 

「えぇ…助けないのですか?」

 

 

「慣れてくれアイザック」

 

 

「はい我が魔王のノリは大体アレですが…何故お二人が…」

 

 

「そうだ近接戦だけ見れば千冬様やカレン様以上の剣士だぞ!」

 

 

「千冬やカレン以上の剣士!?んなの俺に勝てると思ってるのかぁ!俺千冬とカレンとの試合で一本も取れないんだそぉ!」

 

 

「威張って言う事ですか」

 

 

「なんか洗脳されてるみたいなんだよ!なんか周りに洗脳装置的なの無いかな!あったらぶっ壊せ!!」

 

 

「お任せをすぐに見つけてご覧に入れましょう…もしもし二亜嬢!」

 

 

「迷わずに二亜を頼った!」

 

「ウォズちゃんズルっ!」

 

 

「ふむふむ……なるほど……わかりました!」

 

 

「おぉ!それで洗脳装置は何処にあるのです!」

 

 

「皆の心の中にあるよ、との事でした」

 

 

「アホかあああ!あのオタクめ…無事に帰ってきたらパロ・スペシャルの刑だ!!……ん?待てよ…マーリン!!」

 

 

「はいはーい!!」

 

 

「お前の力で2人の精神世界に入れたり出来ない!?」

 

 

「おぉ私の夢魔としての力をお求めかい?」

 

 

「必要だからだ!このまま戦っても拉致があかん!洗脳装置見つけるよりもエヒトを締め上げる方がずっと早いからな!」

 

 

「成る程ね?おや?」

 

 

マーリンが首を傾げると現れたのは、まさかの

 

 

「あかね!?」

 

 

黒川あかねだったのである…

 

 

 





次回

あかねが現れて混沌深める最終決戦 


「あかね逃げて!」


「大丈夫だよ私も戦うから」

『ヴィジョンドライバー』


そして遂に


「ハルト待たせた!!」

「よっしゃあ!やってやろうぜ!!」


しかし


「ふふふ…下界のものがどうなっても良いのか!」


劣勢に立たされ始める世界の危機 涙を流して助けを求める声に応えるは


「!!!!!」


風で靡くマフラーを翻す 本物の英雄達


「貴様等は!」


「お前ばゾル大佐!何故此処に…」

次回 中後編? お楽しみに


またこの場を借りて たにpさん、新キャラ ありがとうございましたぁ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。