な、何とか前後半で収まった……
あとこの場を借りて 定紋練魔さん!ルビの振り方教えていただきありがとうございます!!
前回のあらすじ
エヒトとの戦いも佳境に入る中 エヒトが用意したのは ハルトが出会う予定の妃達
不用意に傷つけられないハルトだったが あかねという思わぬ助っ人に困惑していた
「あかね、何で此処に!」
「えっと…ハルトの力になりたいと思ったらこのベルトが光って…」
それはヴィジョンドライバーの目の部分が光っている…まさか創世の女神、或いは…いやまさかな
「此処に来たって訳か…あかね、危ないから俺の後ろに下がってろ!」
「やだ」
「あぁ……ん?ちょっと待てあかねさん?」
「何かなハルト?」
「いや下がってって言ったよね?」
「うん、だから嫌だって答えたよ?」
「何故に!?」
取り敢えず安全圏まで避難させないと そう思考が別にブレた時
「ハルト!」
「っ!」
氷の縛鎖を引きちぎったアレクサンドラが高速で間合いをつめてきた、炎を帯びた双剣の斬撃がハルトの首を狙う
「ざけんな!」
『
「間合いが開けば!」
同時にハルトの両目に蛇を思わせる虹彩が浮かび上がる それはフェニックスと同じ ファントムの幹部 メドゥーサ その石化の魔眼、流石の彼女も脅威に感じたのか地面を強く叩いて粉塵で視界を遮る
彼女の居た場所に大きな亀裂ができていた事からも本気で放ったのが分かる…だが煙の晴れた先には誰もいない、否、黒鍵は身軽さを生かしてハルトの背後、あかねを狙ったのだ
「あかね!」
ダメだ間に合わない、そう思っていたがヴィジョンドライバーが淡く光り防壁を展開したのである
「これは……分かった」
『ヴィジョンドライバー 』
『ドライバーの使用権を黒川あかね氏に譲渡、変身、戦闘モードのみ限定使用許諾』
そんな音声が流れる、あかねは白スーツから譲渡されたドライバーを装着し マスター権限が移されたのを確認すると
「行くよ」
『GAZER LOG IN!』
軽快な待機音と共にカードを手に取ると彼女はドライバーの読み込み位置を確認してリードする
「変身」
『Install innovation & Control…GAZER!』
それはかつて白スーツが変身していた仮面ライダーゲイザー しかし違う箇所が
『battle mode release』
同時にゲイザーの頭部に赤いラインが…何か充血してるようにも見える姿、確か!
「まさかリミッター外してるの!?あかね危ない!!変身解除して!」
スエルゲイザーと同じ姿に困惑するハルトだがあかねは
「大丈夫だよ、今説明が流れてて私仕様のカスタムなんだって」
「お、おぉ…大丈夫なら良いけど…」
「えい」
そんな可愛い声と同時に
『hacking on crack start』
両肩のドミニオンレイが射出され2人の頭部に装着されると大人しくなった
「あれ対人にも使えるのか、けど助かったよあかね…2人は人質みたいだったからさぁ」
「気にしないでよハルト…?いや待てよ…このドミニオンレイを使えば……ハルトも意のままに…いやコレを使ってハルトの潜在意識に私を刷り込んで…初めて見た人を恋人に思うように…」
「あかねさん?一応俺には精神攻撃や憑依には耐性有りますよ?」
「そうなんだ…微妙に使えないなぁ」
「あかねさん?それとんでもない使い方出来るってウルティマがグレアで実践してたよ」
「見てたよ?リア充爆発しろって奴だよね」
「おい誰だ!あかねに薄汚れた世界を見せた奴やぁ!!」
『そう言えばギーツの世界でもリア充をライダーにしてリアルに爆破させてたな』
『いやいや、その道ならスパイダードーパントだろ』
『確かにアレはマジでリア充爆発しろって感じだったよ…てか荘吉さんの相棒…闇深いよなぁ…』
しみじみと話してる相棒達には悪いが
「この力があれば…ふふふ…」
あかねが何やろうとしてるかは怖くて聞けなかったが
「う……ぐぐ……」
おや?エヒトの様子が?
「真面目にやりましょうか我が魔王?」
「へい」
「む?」
「グアアアアアアア!」
何かエヒト…の体から何か抜け出ていると
「っと!危なかったぜ」
「ハジメただいま」
「おかえり」
2人の帰還であった、つまり抜け出たのがエヒトって訳だな何か人の形になってる!と思うが
「お二人さん、大丈夫かのぉ」
「あ!老ハルト!ユエの耳元で爆音鳴らしたのはお前か!」
「うむ!地獄のシンフォニー…ある超人の必殺技じゃ!」
「ふざけんなよ良い雰囲気だった所がぶち壊されたんだからな!耳がキーンってなってんだよ!」
「そんな雰囲気してる暇あれば早く戻らんか!そうすれば早くエヒトを無に返してやれたのだ!いちゃつくのはエヒトを消し炭にしてからだ!」
「ですよね!」
「おのれ!ならばもう一度吸血鬼に取り憑いてやる!」
エヒトが能力を行使しようとした時
「させない…出番だよ!!」
マーリンが呼びかけると同時に鳴り響くのは鐘の音 だがギーツの力を使う時のものとは違う それは
「聴くが良い、晩鐘は汝の名を指し示した…」
「な、何だ貴様は…」
「聞かれたらならば答えよう。我は神を冠する汝に死を告げる者。 山の翁、ハサン・サッバーハである」
暗殺者を暗殺する暗殺者 破綻した役割と世界を守る 冠位をいただく暗殺者の英霊
初代 山の翁 ハサン・サッバーハ
暗殺するに似つかわしくない大剣を構えた翁が切り裂くはエヒトとユエの繋がり
コレを完全に切断…いや殺した。これで二度とエヒトはユエには取り憑けない ならばと
「魔王の妃である、あの錬金術師に取り憑いてくれるわぁ!」
だがそんな未来は絶対にありえない
「残念だけど、此処から逃がさないよ」
マーリンが展開した魔術とティオが用意した結界でエヒトを神域の外に出す事を許さない
「逃すと思うか?お前みたいな奴を」
『STAGE SELECT』
アナザーエグゼイド の力で別空間へ隔離する
「何だコレは!おのれ!この人間風情がぁ!!」
「いくぞ避雷針!』
『え。俺の事?』
『アナザーW、違うそうじゃない』
『ゴースト…』
エヒトは怒りに任せて雷を放つがハルトの変身したアナザーゴースト・エジソン魂の頭部に吸い込まれていった
そう電撃はアナザーゴースト・エジソン魂に取り込まれる そしてヒラメキを与えてくれるのだ!
「アババババババババ……はっ!そうだったのか…分かったぞ!あかねを傷つけた奴がいる世界の座標がああ!そうか…なるほど…良いだろう待ってろ…俺が必ず殺してやるぅ!」
「うわぁ…電波系だぁ…」
ナツキはドン引きしていた
「さてと」
「ひぃ!」
腰を抜かして涙目になるエヒトだが、そんなの知るものかとばかりに3人の魔王が見下していた 表情?そんなの決まっている満面の笑顔であった
「テメェ、よくもユエの体で…っ!」
「どーもー悪意の化身でーす、絶望とは何かを教えにきましたー」
「どーもー何処にでもいる普通の魔王でーす、仲間の仇を討ちに来ました」
その光景を見て今、未来のアナザーライダー達は
『やべぇ相棒がマジギレしてる…』
『無理もねぇなぁ…』
『まぁ『
『あれ?おかしいな相棒がマトモな事言ってる』
『正義の味方みたいに……ミエナイナ』
『あぁ、見ろあの笑顔、今までに笑顔のまま多くの世界を地獄に変えた男だ面構えが違う』
散々な言われようであった
さて、これで人質は…いたのである
「これで逆転したと思い上がるなよ!こうなれば神の使徒よ!トータスを滅ぼせ!」
その頃 トータスはと言うと
戦術的に見れば優勢な箇所が多いがやはり長期戦になると、各所に疲れが見え初めていたのである
特にクローントルーパー達は前線を支えながら各所の支援に、てんてこ舞いであった
勿論各員の奮戦もあるが、それでも物量にゴリ押しされていた
「くそ!この感じ『
「あぁそうだな!くそっ!援護頼む!がぁ…」
「怯むな!撃てええ!」
因みにある場所では
「ん?あぁなーんだ、まだ沢山いるのか…良いねぇ楽しめそうだな!」
「やれやれ楽しめそうだね!」
「えぇ」
三人娘は笑顔で敵を蹂躙し
「すまぬな魔力切れだ」
「すいませんクヴァールさん!さっきの芸達者になる魔法をまたかけてくれませんか!アレは良いものだ!」
「魔力切れと話を聞いていたのか?」
「織斑一夏、お前には二つの選択肢がある一つは俺に任せるか、お前が「俺がやるに決まってるだろうが!」そうか」
「あ……イグナイターが熱処理落ちした」
「考えなしは変わらずか」
「よしこうなったら……ん?何スマホタル?えぇ!!よし分かった!スチームライナー行くぞ!」
ピカっ!と光るとスチームライナーを再練成
『テンライナ!』
「え?何それ俺知らない…」
「俺のガッチャは止まらない!」
「えぇ…」
そしてある場所では
「あははは!見てよガドル!まだリント擬きが沢山いるよ今日はお祭りだぁ!!」
「ふふふ…あのダグバとゲゲルしているこの環境…良い……最高だぁ!!」
「(あぁコレ終わったヌの奴にバグンダダを改良して貰おう)」
「ドルド、分かってるよね?」
「はい!ミス即ち死!ミス即ち死!ミス即ち死!」
怯えるドルドにダグバは笑顔で
「良くできました」
「(アイツ、俺のゲゲル台無しにした時よりも素直に反省してて腹立つな…終わったらヤキいれよ)」
と理不尽な八つ当たりがドルドを襲う事が確定した、そんな中ダグバとガドルが笑顔で神の使徒を蹴散らしていたのに合わせて
「此処かぁ…祭りの場所は……」
蛇柄のジャケットを着た男がバール片手に乱入したのである突然 背後から神の使徒をバールで殴ったのだS字の角がピンポイントで神の使徒の頭蓋を砕く その姿に
「え?誰?」
「貴様、何処のものだ?」
そんな問いも無視して
「少しは楽しめそうだ……変身!」
『ソードベント』
突如現れた蛇柄ジャケットを着た男が紫のカードデッキを構えてバックルに装填すると紫色の毒蛇を思わせるライダー 仮面ライダー王蛇に変身してベノサーベルを召喚して参戦したのであったが
「うわぁ凄い倒し方…君、本当にリント?」
「あ?リント?そんな知るか…何かイライラすんだよ」
因みに何故かの王蛇参戦 映像を見ていた2人のハルトは一夏の成長に感動していたが
「浅倉さんダァ!!」
「こうしてはおれん!!」
「はぁ……」
「「ぐぇ!」」
駆け抜けようとしたハルトと老ハルトをアイザックが氷で拘束しウォズがマフラーで締め上げていたら
「後はお願いしますよ」
「委細承知」
「ウォズ!!俺は今から浅倉さんにサインをもらわないといけないんだ!」
「そうじゃ!!何故いるかは分からないがクウガを見て感銘を受けていた儂の脳味噌を良い意味で焼き尽くしてくれた儂史上最推しライダーの王蛇がいるのじゃよ!」
『まぁ普通、幼少期に王蛇見たらトラウマになるのに、このバカは普通にカッコ良いって目を輝かせていたからな』
『何回もガイをベノクラッシュで倒すシーンを見てたからな』
「儂は浅倉さんから学んだのじゃ!イライラしたら奴は鉄パイプで殴り倒しても良いと!生きてる家族はミラーモンスターの餌にして良いと!」
「何を学んでいるですか!!」
「俺は浅倉さんから教わったんだ!トカゲは焼けば食べれるしムール貝は殻ごと食べれる!」
「そこは学ばなくて良いですからね!!」
「はっ!そうじゃ!すまない……魔人族を生贄にして儀式魔法!アナザーワールドを発動!!して仮面ライダーエターナル呼んで舞台を盛り上げてくる!」
「エターナルと王蛇がいるとか何だそこは天国かよ!ちょっとアナザーワールドからエボルト呼んでくる!」
『いいえ地獄です』
「はっ!そうか……そうだよ!ネガ音也もいるし…逢魔に敵対してるその辺のどーでも良い奴を生贄にしてアナザーワールドを繋げれば良いじゃん!そうすればダークライダーの皆様や怪人も呼び放題だぁ!!やった!これで仮面ライダーに勝つる!実際ソウゴさんがオーマジオウにならなかったらジオウ世界は滅亡してたし…いける!!この世界を地獄に変えてやるぜええええ!!」
『目的おかしくね!?』
『ハルトの倫理観が更に壊れたぁ!』
『おい!今すぐハルトの倫理観ブレーキを使え!』
『あたぼうよ!……あ、へし折れたままだ』
『何故折れたまま放置したぁ!大至急治せぇ!』
「おいクソガキ、この世界は守るんじゃが?」
「相棒!」
「おい無視か」
『すまない、まだ力は戻っていないようだ』
「んだよ折角大道克己さんに会えると思ったのに……残念だなぁ」
『俺が今その力を使えないのは、そのエターナルの所為だぞ?』
「つまり自分を呼ばずに倒せ……そう言うことなのですか克己さん!そんな課題……嫌いじゃないわ!!さぁエヒト、死神のパーティタイムだぁ!!踊れぇえええ!」
『おーい倫理観ブレーキを瞬間接着剤でつけたからハルトの倫理観動かせるぞぉ』
『早くやれぇ!!』
『よいしょっと』
「…俺、どうしたんだろ?疲れてるのかな?」
『治ったぁ!!』
『いやアイツの倫理観って瞬間接着剤で治るってどんだけヤバいの?』
「取り敢えず奴等は皆殺しにして浅倉さんのサインは貰わないとな!」
『あれ?俺治したよな?ブレーキ?』
『安心しろ平常運転に戻ったぞ』
『これが平常運転とか…出会った頃の相棒が遠い過去の存在だな』
『今思えば、あの頃のハルトはあんなに聞き分けが良かったのに…』
『何故こんなに狂ってしまった…』
「バカですか我が魔王?今あそこはダグバと王蛇が暴れてる戦場、逢魔史上最大のスプラッタでバイオレンスが待っているに決まっているではないですか……取り敢えず北岡弁護士を呼んできます」
「そこで北岡さんを呼ぶなんて……ウォズ、最高に分かってるぅ!お前サイコーだぜぇ!」
「因縁の対決をセッティングするとは流石じゃな儂としても吾郎ゾルダも大好きじゃが、やはり1ファンとしても浅倉と北岡の決着は見てみたいからな「2人にさんをつけろやデコ助野郎!!」ごふぅ!死ねええクソガキいいいい!!」
武装色使った拳でエヒトそっちのけで殴り合っていた
神域でそんなトータスの映像を見たエヒトは一言
「何だこいつら…頭がおかしいぞ!!」
これには幹部達も頷くとハジメがヤベー奴に喧嘩売ったなと僅かながらの同情混じりに
「それ目の前でお前そっちのけで殴り合ってる奴等の部下な」
「オラァ!死ねぇ!!」
「ごふぅ!お返しじゃあ!!」
「良いぞハルト、やっちゃえ〜」
『錫音が笑顔だな……おい待て錫音!?』
『あ、ゴオマ視線でだけどダグバが突然 ハルトが増えた!よし殴り合おう!って言ってる!』
『んで王蛇も楽しそうに【逢魔に入れば毎日が祭りだな!】って言ってる!』
「っ!聞いたかクソジジイ」
「あぁ聞いたぞい」
「これは…」「これは」
「「浅倉さんを逢魔に勧誘する大チャンス!!」」
「狂ってる神にすら狂ってる認定されてても仕方ないですねコレは」
「だって今回の戦闘で一番のダメージは自分同士とのフレンドリーファイヤだよ?」
「やはりアナザーオーマジオウの率いる逢魔王国は危険だ!」
「え?気づくの遅くありません?」
「うんうん」「だな」「哀れですね」
「寧ろ今までどんな認識だったんだろう」
「そうだ!ハルトの作る国とそこに住む連中がマトモだと思うなよ!!!」
「黙れナツキ、両膝を有刺鉄線巻きつけた釘バットで葬らんするぞ」
「いやぁ最近歳のせいか人と木材と食材の区別がつかなくてのぉ…つい何でも薄切り、千切り、みじん切りにする癖がついてしまったのじゃよ…切り刻んだら直して切り刻んだら直してを4那由多回してやるぅ!!」
初代、二代鬼徹を抜刀する老ハルトを見て
「魔王様…あんなに楽しそうに笑って…」
「妖刀って本当に持ち主の心を蝕むんだね」
「寧ろ元々狂ってるハルト様だからこそデメリットなく妖刀を使いこなせているのでは?」
「それだ!」
と幹部陣は和気藹々と話しているが
「ひぃ!!」
ナツキは涙目で震えていた
「ナツキ調子乗りましたね、それとアイザック…あなた本当に苦労してたのですね、あの我が魔王相手だと私でも止まるか…」
「何というからハイになってるのぉ」
「分かってくれましたかウォズ…そうなんですよ魔王様いつもあぁだし、パルパティーンや名前言ったらダメなあの人呼んで状況悪化させたり、最近アンブレラ社とか言う所と取引して変なウイルスを仕入れたから生物実験って言ってデススターに乗り込むなり敵対してる種族のいる惑星に投下して惑星単位で深刻なバイオハザードを起こしてんですよぉ!次はその惑星のある銀河系で実験してやるって息巻いてます!」
「それはまた…何と…」
「銀河系とか規模がデケェ!!」
「しかもある時なんて立て篭もる敵が使ってる水源に自分の切り落とされた腕を浸して立て篭もる住民を怪人化させたりしてるんだよぉ!」
「いやそれ魔人族の首都でやろうとしてたバイオハザード作戦じゃん!」
「未来では実行してたか…」
「え!この時代の魔王様実行してるんですか!」
「千冬様達が止めなければ実行されてましたからね早いか遅いかの違いですよ」
「ストッパーがいないから完全に振り切ってるねぇ…」
「しかしゾンビを作るなど認めんぞ!ゾンビなど楽器に加工しても、ただうめき声だけで全然楽器の素材として価値なしじゃからな!やはり悲鳴!しかも恐怖と絶望による悲鳴が極上なのじゃ!」
「いやそこじゃないでしょマイロード」
「大丈夫だ!我々が力を合わせればハルト様を真人間に戻せる!!」
「いや無理でしょアレ見てよもう手の施しようが無いでしょ」
「いや何とか狂人までは抑えられる!……かも知れない!」
「そこは断言しましょうよカゲン先輩…てか今でも狂人ですよ?」
「あの頃の我が魔王が懐かしいです…初々しくて…我々と苦楽を共にしていた日々が…何故」
ウォズの記憶には純粋だった頃 出会ったばかりのハルトとの思い出が過ぎる
『だから俺は魔王なんかにならないって!』
『ほら出来たから皆で食べよう!』
そんな穏やかな頃…
『ねぇ見てよウォズ!コイツさ関節を逆に曲げたら辞めてって命乞いするんだよ面白いよね!』
「あ、あれ?」
ウォズの目線の先のハルトは
「ははははは!ほらほらエヒト、笑えよ…ほら見ろよ!ほら!こうやって笑うんだよ!!」
「ひいい!」
思い出にいるハルトよりも良い意味で狂った笑顔を浮かべていた
「どうした、あぁなったのでしょう」
「時の流れって…残酷だよね」
「あの頃のハルト様が懐かしい…」
「それより俺達、こんな風に見てて良いの?」
「仕方なかろう妾達が見てなければ、ハルト坊が何やらかすか」
「既にやらかしてますざね…おや?アリエル嬢にティオ」
「やっほー」
「何故妾だけ呼び捨てなのじゃ!」
「まぁまぁ良いじゃんティオちゃん、あ、そうそうフリードはドラゴン諸共地獄門に叩き込んでおいたよ」
「流石ですアリエル嬢」
「いやいやそれ程でもあるかなぁ〜それより、そこで気絶してる2人は?」
「我が魔王の新しい妃ですね」
「ほほぉ、私やカレンちゃんに声をかけただけじゃ足らずにまた増やす気なのかあの男は…」
「それとマーリン嬢がアリエル嬢の事をぺったんこと言ってましたね」
「ほぉ……ちょっとそこの夢魔、私とお話ししようか?」
「ちょっと待ってよ…いや、ちょっ、助けてぇえええ!!」
とまぁ仕置きされてるのはスルーしてだ
「我が魔王、トータス側に加勢は?」
「んー必要ならお願い」
「かしこまりました」
恭しく礼をすると何処かに連絡したウォズ
「さて、そろそろ終わりにしようエヒト…まだオスカーとミレディの分が残ってるからのぉ」
アナザーオーマジオウが震える手を握りしめる中はエヒトが出していたトータスの映像を見て目を見開いた
「………んん!?」
ーーーーーーーーーーーー
その頃
「怯むなぁ!我らショッカー怪人!これが我々が魔王へと捧げる初陣であるぞぉ!」
「「「「イーー!」」」」
気合いの入った声で返事をする戦闘員達を指揮するゾル大佐と地獄大使
「おのれ…」
「どうする怪人連合の体力も限界に近いぞ」
「くっ、一旦退却するか?」
「そうしたいが、アレを見ろ!」
地獄大使の指差す先には攻撃の隙間を掻い潜り遂にハイリヒ王国へと手を伸ばす一軍があったのだ
「急げェェェェェ!」
と部下に追撃の指示を出す しかしそれでも結界が破られたのである
混乱する人々 襲い掛かる神の使徒 それを何とか止めようとカイザに変身して戦う清水だがそれでも多勢に無勢であった
そんな終わりの時が近づく中 とある子供が涙を流して声を張り上げる
「誰か助けてええ!」
不思議なことが起こった
突如 ハルトが役目を終えたと判断してピースメーカー内部に祭壇を築いて祀りあげていた
栄光の7人ライダー ウォッチが光り始めたのである
すると同時に現れたのはオーロラカーテン
その奥から聞こえるのは3台のバイクのマフラー音 そしてそれに続くように現れた戦士達が王都の中に入った使徒達にライダーキックをお見舞いしたのである!!
「この音は……まさか!」
そう現れたのである 世界の危機に 人類の明日と夢を守る戦士達が!!今ここに!!
「新たなイレギュラーが現れましたね…何者です?」
神の使徒の一体がそれを尋ねるとバイクに乗った戦士は飛び降りると同時に 高らかに名乗る
「仮面ライダー1号!」
「仮面ライダー2号!」
「仮面ライダーV3!!」
それだけではない それに続くように現れたのは時代の垣根を超えて戦い続ける仮面ライダー達
ーーーー
迷宮で戦ったデータなどではない その体から溢れるオーラと声から感じるのは本物だ
「…………あ」
その中の1人にハルトの目が止まる
「あぁ…」
見ただけで涙が止まらなくなった…
そうとも見間違える筈がない 何度も何度もテレビで見た……その背中
あの時
幼い自分を助けてくれた 勇気をくれた憧れ
超古代の戦士
「…………はは……やっぱり貴方も来てくれるんですね…そうですよね……クウガ……」
映像越しに見えた光景、その隣にはあの時 助けられた幼い自分が笑顔でサムズアップしている幻影があった
ーーーー
「貴様は地獄大使」
「仮面ライダーだと何故貴様等が此処にいる!」
「我等の助けを呼ぶ声が聞こえた、それだけだ」
「そうだ!ライダーの力が必要とされる限り、我等は必ず現れる!!」
それに反応したのか ハルトの懐に入れていた消えた歴史に生まれたライダー も立ち上がる
「その通りだ!」
「我々も加勢させてもらうぞ!」
「お前たちは…」
「仮面ライダー3号!」
「仮面ライダー…4号」
まさかの参戦 正にオールライダー!
「だが何故貴様等がこの世界を守っているのだ」
「ふっ我等の王に、この世界を守れというのでな仕方なしにだ」
「王?…まさか……オーマジオウが言っていた怪人王か!」
「そうだ我々以外にもゴルゴム、クライシス帝国、バダン、ゲドン等多くの悪の組織が現在怪人王の傘下に加わっている…ふふふ世界を総べる悪の巨大組織完成も近い」
「何だと!そのような戦力を集めて何が目的だ!」
ここにハルトがいれば涎を出しながら
『究極の推し活です!!』
と言うだろうがシリアスな彼等は真面目に
「おっと、それ以上は話すつもりはない…仮面ライダーよ我々と戦いながらあの天使やゾンビ軍団に勝てると思うか?」
「む…それは一理ある…だが!」
「例え怪人王がいかに強大な存在だでも我々が力を合わせれば必ず勝てる!」
「そうだ!我々がいる限り怪人王の思い通りになどさせん!!」
「だがその前にこの世界を救わせてもらう!」
と話している中 ハルトと面識のあるレジェンドライダー組は自分達見ただけで気絶するから世界って割と大丈夫なんじゃね?と思っているのは内緒だ
「そうか…ならば共闘だな」
「何、一緒に戦うのか?」
「勘違いするなアイツ等を片付けたら次は貴様等だ忘れるな」
「良いだろう、行くぞ!」
なんて事になっていた
ーーーーーーーー
それを見ていたハルト達は
「あ、アレが本物の仮面ライダー!前に会った奴等もいるじゃねぇか!」
「悪の組織と仮面ライダーの共闘戦線だとぉ!!うおおおおおお!燃える展開!それに…」
ハルトの視界には憧れの戦士がいた、ならば!ファンならば応援するしかない!!とドレスアップし半被と鉢巻したハルトはサイリウムを持って
「頑張れクウガあああああああああああああ!!頑張れええええ!!」
と全力でヒーローショーの子供のように声を上げて応援する姿に あかねも涙目で頷いていた
中で気づいた
「はっ!こうしちゃいられない!俺もトータスに行って仮面ライダーの皆さんに会いに行かねばならない!仮面ライダーの皆さんに挨拶せねは!……けど……ジオウがいないな?」
アレ?と首を傾げていると
「当然だ我が宿敵よ」
「へ?」
と首を傾げると現れたのは…老ソウゴさんであった まさかの登場に
「まさか…アレは貴方が!!」
「いいや違う、この世界の助けを求める声 それにウォッチが反応し彼等は惹かれたに過ぎない」
「それよりも俺の事を仮面ライダーの皆さんに宣伝したのか」
「無論だ我が宿敵だからな「ありがとうございます!推しに認知されて幸せです!」…そ、そうか」
「って待てよ……聞いたか皆!俺やっぱりオーマジオウに宿敵認定されてるよぉ!!やったぜぇえええ!!」
「あぁ…」「あのバカ」
「うむ……よしでは役者の登場だ」
困惑する老ソウゴの後ろから何かに弾かれたように現れたのは4人の男女
「ててて……ん?ここ何処?」
「漸く来たか、若き日の私よ」
「オーマジオウ!!」
「何故貴様が此処に!!」
白い服の女性と黒服の青年が困惑するがハルトの瞳がキラキラと輝いている
「ね、ねぇ見てよウォズ!彼処にウォズがいる!」
「え?……またですか…って何故お前らが…」
それを見てジョウゲンとカゲンは裏切り者がぁと言う目線で睨んでいたので確定であろう
そう間違いない
「常磐…ソウゴさん…か、仮面ライダージオウ!!」
「え?そうだけど君は?「俺は常葉ハルト!ファンですサインください!!」えぇ!?」
色紙を持って華麗な90度おじきをするハルトに
「あぁ実家のような安心感」
「我が魔王からしたら自分のオリジナルのようなものですからね」
と幹部陣がのんびりしていると 黒ウォズが
「何故私が此処にいる?」
「おぉ仮面ライダーの私か、私は彼処にいるアナザーライダーの王に仕える私だよ」
「何?」「アナザーライダー!?ソウゴ!」
「え?俺ので良いの…はい」
「ありがとうございます!!やったぜフォーーーーウ!!!」
「同じアナザーライダーでも加古川飛流とは大違いのようだな」
「じゃあまさか!彼方のお二人は!ゲイツさんにツクヨミさん!それに!!本物のウォズ!!」
「それだと私が偽者に聞こえます我が魔王」
「そう言えば君は?「ジオウ!そいつはアナザーライダーの王だ!」じゃあ君がオーマジオウが言ってた怪人王!」
「その通り!!ですが俺……仮面ライダーの皆さんのファンなんです!サインお願いします!!」
ゲイツ、ツクヨミ、ウォズにも果敢にサインを貰いに行くハルトであった
「ふふふ……ははは……はーはっははははは!!オーマジオウ、貴様…俺にファンサして何が目的だ!本当にありがとうございます!!」
「ふっ、我が宿敵がこのような場所で何をしているのだと思ってな」
「大事な人が暮らしてる世界を守る為に、未来の俺は亡き友の弔いと名誉の為にですかね…だからアイツは許せないんですよ」
「そうか…聞いたな若き日の私よ」
「あぁ、えーとハルト君だっけ?一緒に戦おう」
「え?は、はい!!」
「仕方ない早く元の世界に帰る為だ」
「私も!」
「このような場面でも民の為に立ち上がるとは流石は我が魔王」
と並ぶジオウチームに
「ったく仕方ないなハルト!俺も行くぜ!」
「どのような場所、時、状況であろうと我が魔王の道を祝福し続けるのは私の役割です」
「俺達も魔王ちゃんの仲間だからね」
「良い所見せねばならん!!」
ナツキ、ウォズ、ジョウゲン、カゲンと横に並ぶと
老ハルトは変身解除して皆の輪に加わっていた
「ほほほ…いやぁソウゴくん助かるぞい」
「気にするなハルトよ」
2人の王 光と影 仮面ライダーとアナザーライダーの王が並んだのである
「おのれええ!!」
エヒトは怒り狂いながら神の使徒を大量に展開していく…だが
「恐れるに足らん!」
「そうだな、よし受け取れ若き日の私よ」
未来の自分からそれぞれ渡されたのは
「これ…オーマジオウのウォッチ?」
「え?いらないんだけどアナザーオーマジオウウォッチとか」
「使うと良い、それと貴様にも貸してやろう」
ゲイツにも何か渡していた…
「今は黙って使え、まぁお試し版と思ってな」
「そっ、んじゃ遠慮なく……ソウゴさん!」
「あぁ、皆行くぞ!!」
全員がドライバーを装着してウォッチを起動する
『オーマジオウ』
『オーマジオウ…』
『ゲイツマジェスティ!』
『ゲイツ…マジェスティ!』
『ギンガ』『ギンガ…』
『ツクヨミ!』
『ザモナス』『ゾンジス』
「「「「「「「「「「「変身!!」」」」」」」」」」」
『マジェスティタイム!!G3!ナイト!ギャレン!威吹鬼!ガタック!ゼロノス!イクサ!ディエンド!アクセル!バース!メテオ!バロン!マッハ!スペクター!ブレイブ!クローズ!カーメンライダー!ゲイツ!マジェスティ!!」
真紅の鎧にライドウォッチを纏いし未来の救世主 仮面ライダーゲイツマジェスティ
『……マジェスティタイム!アナザーライダー !!ゲイツ!マジェスティ!!』
同じようにアナザーライダーを纏いし影の歴史の救世主 アナザーゲイツマジェスティ
『投影!Finally TIME!ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!ウォズギンガファイナリー!ファイナリー!」
語るに及ばぬ宇宙を駆けるもの 正しき歴史を記す預言者 仮面ライダーウォズギンガファイナリー
『ファイナリ…』
その影 語られぬ歴史…偽りの預言者 アナザーウォズファイナリー
『『『RIDER TIME!』』』
『仮面ライダーツクヨミ!ツクヨミ!!』
『仮面ライダーザモナス/ゾンジス!!』
同時に強い爆破が周囲に起こる全員…いやわかっているだろう?まだ残ってる奴がいる事を
『KING TIME!仮面ライダージオウ!オーマ!!』
金色の鎧に威厳漂う若き王 その頭部にライドウォッチをつけるは未来を継承したライダーの王 仮面ライダージオウ オーマフォーム
そして
『ANOTHER KING TIME!アナザーライダー ジオウ!オーマ!!』
金の禿げた装甲に吊り上がった瞳 そして動かぬドライバー しかし継承された歴史を背負うアナザーライダーの王
アナザージオウ オーマフォーム
「祝え!光と影のジオウが並び立つ瞬間を!」
「ほ、本物のウォズに祝って貰えたぁ!やったぁ!!何かいけそうな気がする!」
「いけそうじゃないよ、何か行ける気がする!」
「そうですねソウゴさん!!って俺の知らないジオウの新形態だぁ!!」
「俺も初めて見るアナザーライダー だよ…」
2人はハイテンションだが
「私の久しぶりの祝えをよくも…」
「いや嫉妬してるなら次に合わせてよウォズちゃん」
「何?」
「真打」
その先にはまだ変身していないものがいた
「いやぁまさか肩を並べる時が来るなんて思わなかったわ」
「何、貴様風に言えば燃えるシチュエーションだろ?」
「違いないわい…色々あるだろうが今は力を貸してくれオーマジオウ」
「良かろう!」
「「変身!!」」
両者のオーマジオウドライバーから響くのは祝いと呪い だが時代の頂点に君臨するもの達だ
『祝福の刻!最高!最善!最大!最強王!オーマジオウ!!』
『恐怖の刻!最低!最悪!災厄!怪人王!アナザーオーマジオウ!!』
並び立つオーマジオウとアナザーオーマジオウ
に
「祝え!2人のオーマジオウが並び立つ瞬間を!」
恐らく 仮面ライダーの歴史において此処まで酷いフルボッコを受けるものはいないだろうエヒトの敗因は本当にシンプル
影の魔王を怒らせた ただそれだけの事
予告
ついに幕開けた最終決戦!オーマジオウ、アナザーオーマジオウ、そしてその力を宿した次代の魔王達が大暴れ!
「行くよハルト君!」
「はい!ソウゴさん!」
「貴様が俺のアナザーか…」
「えぇ貴方の戦い方しっかりと見させていただきます!」
光と影の魔王と救世主が今 交わる!
そしてトータスでも巻き起こるライダーの風!
「「ライダーWキック!」」
「おりゃああああ!」
その勇姿を見ていた逢魔の者達も歓喜する
「おい見ろよ!アレは…仮面ライダークウガだ!」
「嘘だろ!おいクウガの写真や映像を撮れえええ!陛下に献上するんだ!でないとサンジェルマンみたいに無言の圧力をかけられるぞぉ!」
「よし写真なら手伝ってやろう、俺もカメラマンだからな」
「ディケイドか!助かる!」
そして遠い場所では
「っ!クウガの気配に…っ!ハルトが2人に何か僕を一撃で倒しそうな奴の気配を2人分感じる!」
ダグバは電波を受信していた!
次回 魔王の力 お楽しみに!!