前回のあらすじ
オールライダーandオーマジオウ、ジオウ組参戦というお祭り展開により 遂に邪神エヒトは退治され 老ハルトの宿願は叶ったのである
そして帰還したハルトはと言うと全員バテバテな中
「五代さーーーーーん!何処ですかああああー!」
疲れなど消し飛んでいるのかアドレナリンが出ているのか分からないが只管に動いていたのである ボロボロになってる面々は呆れた顔で
「何であんな元気なの?」
「まぁクウガに会えたからねぇ…」
彼を助け 背中に憧れたヒーロー 出会えたのだからテンションが上がるのも無理はない
やれやれと肩を竦める面々だがハルトの目には衝撃的な光景が写っていた
「あ、アレは!!」
震えながらいるのも無理はない…そう!横一列になってレジェンドライダーが歩いてきたのだ…その中には当然
「師匠!!!お久しぶりです!!」
全速力で駆け寄りスライディングしながらの挨拶をするハルトに鎧武は明るく返す
「よぉハルト。元気だったか?」
「はい!ハイテンションとノリと勢いなら電王以外には負けませんよ!」
「そうか…相変わらずだな」
「師匠…まさかと思うんですが此方の皆様は!」
「あぁ!ハルトの知ってる仮面ライダー達だ!」
「うおおおおおおおおおお!!!!本物だぁ!!!皆様初めまして!!俺、常葉ハルト言います!!皆様のファンで……その…サインください!!」
激闘後とは思えないハイテンションでハルトは色紙とサインペンを持ちお願いするとRXが困惑していた
「貴様が怪人王なのか…」
「えぇそうですよ……最近巷で噂の…完璧で究極の怪人王とは俺のことです!!」
『寝言は寝て言え』
「っせぇ!!まぁそれとは別に皆様のファンではありますが……っカブト!!」
「………」
「あ、あの!俺、昔貴方に助けられたって聞いたのですが本当なのでしょうか!!」
「お婆ちゃんが言っていた、男はクールであるべき、沸騰したお湯は蒸発するだけだ。ってな」
つまり冷静になって話せと言うことだな!
『カブトに落ち着きのない奴認定されてるな』
『お前らアナザーカブトが何か嫉妬に狂ってるぞ!!』
『カブトおおおお!!』
『そういやぁ、こいつの契約者はカブトに固執して地獄兄弟になったんだよなぁ…』
「な、なるほど…よしクールに深呼吸…よし、何で俺を助けてくれたのですか!!」
『クール、それはハルトに最も遠い言葉だな』
「声が聞こえたからだ…助けてとな」
「…………!!!!!」
「それだけだ」
「あ、ありがとうございます!!あとサインお願いします!」
「良いだろう、家宝にすると良い」
「はい!!国宝にします!!」
「…………」
「言ったろ?ファンだって」
そしてお礼と同時に…ハルトは伝説と相対する
「あ、あの!!は、初めまして!!」
1号と2号を前にハルトも身なりを正して挨拶する
「お前が怪人王か!!」
「はい!!」
「ショッカーや悪の組織を集めて…貴様は何を企んでいる?」
そんなの決まっている
「オーマジオウを倒す為」
ざわつく面々だが
「何故……」
「うーん、宿敵呼びされたからかな…って事はさ俺ならオーマジオウを倒せるって事ですよね?」
「そうかもな」
「なら挑むだけです、ただそこに横槍入れられたくないのもあるから抑止力で傘下を集ってるって感じですね」
「……」
「皆さんのファンだった普通の男が、何故かオーマジオウ倒す言ってる……ノリと勢いって怖いですね!この世はノリと勢いだぁ!!」
「…………信じろと?」
「まぁ売られた喧嘩は買いますが、仮面ライダーの皆様に自分から売りに行く事はありません安心してください傘下にも徹底させます」
「そうか」
「はい!!では皆様、改めてサインお願いします!!」
そして
「我が世の春が来たああああああ!!」
其の手には多くのレジェンドライダーのサイン色紙である だが戦いが終わり早く帰ってしまったものもいるので、彼等とは個別に会いたいな
「うおおおおおおおおおおお!!」
感動に打ち震えているハルトの元にカラカラと何かを引き摺る音がしたので振り向くと
「よぉ、お前が魔王か?」
鉄パイプを持った蛇柄のジャケットの男がいた…間違いない!
「あ、浅倉さんだぁあああ!!」
ハルトは感動で更に震えるが龍騎とエグゼイドだけは絡みがあるからか
「おい浅倉!何でお前が此処にいるんだ!!」
「君、離れて!その人危ないから!!」
だが
「はい!常葉ハルト!魔王やってます!!初めまして!!」
そう魔王ハルトの最推しがクウガならば
ダークライダーの最推しは王蛇なのだ
幼少期に見た龍騎に現れた紫の戦士
ただイライラするというだけで大暴れ、理由も大義もなくただ戦う為に戦うという理由と迷わずに戦う姿 ライダーバトルを加速させた戦闘狂だが
純粋に強くてカッコ良い、そんな姿に当時いじめられっ子だったハルト少年は憧れを感じていた
そんなダークライダーとしての在り方と初披露のベノクラッシュでガイを倒した姿にカッコ良さと、最終回に見せた姿脳を焼かれたハルト少年は…大人になった現在を見ると察しである……今、ハルトはクウガに匹敵するキラキラな瞳を浅倉に送っていた
「そうか……白服の奴から聞いたが、お前が俺のイライラを何とかしてるって聞いたぞ?」
「ん?……あぁまぁ確かにこれから鉄火場は多くなりますから暴れる場所には困りませんよ?」
「そりゃ良い、お前の所に入れば毎日が祭りだな!!」
「え?浅倉さんウチに入りたいんですか!!」
「あぁ、どうだ?」
「是非宜しくお願いします!!」
即答かつ笑顔でハルトは受け入れるが周りは騒ついていた
「いやちょっ!お前正気か!!」
「大丈夫ですよ、ちょっとある世界にカチコミかけるので人手は多いに越したことはありませんから!そこの世界の奴等には地獄を見せてやるつもりなので」
「そりゃ良いな…早く頼むぜ魔王…」
「はい!よろしくお願いします浅倉さん!!」
まさかの戦力加入に震え上がる面々だがハルトは推しが仲間になってくれるとか超嬉しい!と後先考えてなかった
因みにネガタロスは「俺なんて最初加入反対してたのに」と少し不貞腐れていたのは言うまでもなかった、
そして彼等はやる事はやっとばかりに元の世界へと帰っていったのである…
さてと、そろそろかな
「やぁ魔王、この姿では初めましてかな?」
「あ?あぁ…白スーツの本体か」
「その通りだよ」
「何で今回は過干渉だったんだ?」
「ん〜それはやらかした分の補填だよ」
「補填?」
「樹海で会った獣電竜やインドミナスレックス…あの辺を解き放ったからねぇ」
「あぁ、アレの始末は死ぬ程大変だったよ…」
「それに未来の君がタイタンまで投入するからさ」
「まぁそうか……スカルクローラー譲ってくれねぇかな」
「それは辞めてくれシンフォギア世界が滅ぶ」
「滅ぶのかよ!ちょっと未来の俺に頼んでくるわ!」
「辞めろバカハルト!!」
「まぁオーディエンスには悪いけど流石に今回は放置するにはアレだったから首突っ込んだって訳、まぁ制限時間付きだけどね、それと君の奥さんにコレ渡しておいて」
「何だこれは?」
「新たな錬金術、新しいガッチャ!の源だよ」
「まぁ一応渡しておく……んで他には?」
「うーんとね、あかねさんを傷つけた奴等のいる世界の座標を渡しておこうと思ってね」
「白スーツ本体にしてはグッドインフォメーション!!それは感謝するよ、んじゃ準備完了次第行かせてもらおうかな」
『だが直ぐには無理だぞ』
『お前が行けても周りの連中が動けないぞ』
『戦後処理残ってるし』
「おう、そうだな」
結果としてトータスの南半分
魔人族の国 ガーランドとシュネー雪原を占領したのだ その辺でも帝国と王国と話さないといけないし 占領した都市を収める怪人達に注意したり代官の設定など大変である
「はぁ……人手が欲しい……ん?」
そう言えばと思ったハルトはウォズ達の方を見る
「なぁウォズ、何か新メンバーがいたような気がしたんだけど…」
「えぇ、アイザック!」
「はい、挨拶が遅くなってしまい申し訳ありません魔王様!私はアイザック・ヴァナルガンド、未来ではヤクヅキ様の側近をしていたものでございます!」
「おぉ……俺に敬意を払う仲間とか久しぶりだぁ」
「我が魔王?」
「妾達も敬意を払っておるぞ」
「お前らのは慇懃無礼だろうが、ったく…そういやぁウチのヤクヅキが色々迷惑をかけたみたいで本当に申し訳ない、代表として謝罪させてもらう本当にごめんなさい」
頭を下げた姿に旧四天王が混乱を極めた!
「魔王ちゃんが謝ってるぅ!!」
「ハルト様が素直に己の非を認めて相手に謝罪しているぞぉ!!!」
「自然の摂理の崩壊だぁ!!」
「皆の者!大変じゃ嵐が来るぞぉ!!!」
「いや俺だって非があると思ったら謝るぞ……今後はバイオレンスツッコミを浅倉さんに頼もうか」
「何だぁ?早速俺の出番かぁ?」
「うん、あそこの連中が俺をバカにしたらそのバットで思い切り顔面殴って良いよ」
『それなんて粛正?』
「そりゃ良いなぁ…」
「「「「大変申し訳ございませんでしたぁ!!」」」」
「よろしい」
『なんて恐怖政治だ…』
「おーい、なら俺に色々やらかしてる件について謝罪してもらおうか」
「は?俺はナツキに謝るような事をした覚えがないけど?」
「イかれてんのか!!」
「っせぇ!!」
「ごふっ!」
「ナイス浅倉さん!!その勢いでよろしくぅ!!」
『良いのか?』
「良いよ、だってアイツさ俺の仲間じゃないよ…二君で揺れてる奴なんて逢魔にいらない」
実際 ハルトにはその黒い感情があった…ナツキは基本味方だがシンフォギア世界では基本的に利敵行為に走る弊害でもあるが
ハルトへ喚き散らすナツキの顔面に浅倉さんの持つ金属バットが命中して黙らせるとそのまま倒れたナツキに何度もバットで殴打するが…アレは学んで死に戻るだけなので本題に入る
「えーとアイザックって言ったな」
「はっ!」
「お前はクソジジイからヤクヅキの見張りをしろと言われた つまり俺の仲間って事で良いんだよな!」
「はっ!この時を持ちまして私 アイザックは若様の臣下にございます!」
「若様!?やべぇ初めての呼ばれ方だぁ…」
「まぁ若い頃の彼奴という意味では若で間違いないな」
「そう言う事か若様か…うむ」
「バカ様」
「ほぉ…」
「待って浅倉さん…ほぉ……よーしナツキ、受けてみろ!俺が昔漫画で読んだ関節技!!」
「ぐぎゃああああ!」
「よし、後は咲那ちゃん達に任せるか」
「や、ちょっ!まっ!『コネクト』いやああああ!」
両肩を外され絶叫するナツキをコネクトで咲那達の元へと放り込むと ウォズ達はドナドナされる子牛を見るような憐れむ視線を送るが内心自分達もそう思っていたのは家臣団だけの秘密である
「流石は未来で逢魔の狂犬と呼ばれた男、既にその片鱗が…」
「あ、そうそう」
「どうも」
「あぁ…ソロモンになってた方か…どうしたんだ?」
「その世界には既に私のアバターを先行させて拠点を用意してる、必要だったら声をかけてくれ」
「そりゃ助かるけど…」
「会社の名前はサウザンインリレオンだ」
「何故そっちにした!飛電インテリジェンスとかあっただろうに!」
「他にもスマートブレインとかユグドラシルとか候補はあったけど」
「何でそこでライダー企業屈指の問題児をチョイスする!?まぁユグドラシルにしたら師匠は絶対許さないだろうけども!!」
「まぁそんな感じだ頑張れよ魔王」
「応援してるからさ」
「……うるせぇ」
「やっぱり素直じゃないですね」
「捻くれてんだよ」
「ちょおい待て!!くそっ!最後に言い逃げやがった!!……こうなったら奴の胃痛のネタを増やしてやる!!」
そのまま光の粒子となり退場した彼等に悪態を吐くハルトであったが、今は勝利の余韻に浸らせてもらいたい…のだが
「取り敢えず今は報告と全員の安否確認だな」
リーダーとしてやるべき事は残っているのだから
ーーーー
翌日
「浅倉さーーん!!ナツキをスモールの魔法で小さくして金属バットに括り付けたんで、このバット使って野球しようぜぇ!」
「お前やっぱりイカれてんだろぉ!この魔王め!助けて浅倉さーーん!!」
『お前助けを求める対象を間違えてるぞ?』
「良い考えだな魔王…」
そう言うと浅倉さんは金属バット(ナツキが縛られている)を持つと、バットでその辺に彷徨いていた帝国兵士の後頭部をブン殴るのであった
「ごふっ!」
「このバットで人を殴ればイライラが消えるぞ」
「まさかのイライラが消えるスピードが二倍になる方法を直ぐに思いつくなんて流石浅倉さん!俺には思いつかなさそうな事を平然と実行する!そこに痺れる憧れるぅ!!」
「辞めろハルト!俺にこんな事して何になるって言うんだ!」
「浅倉さんからイライラが消えて笑顔になるんだ!」
「おのれ平成ライダー狂いの女好きめ!!地獄に落ちろぉ!」
「よーし!そんな事言う奴にはお仕置きが必要だ!このバットでその辺の帝国の人を殴りましょう!浅倉さん!基本逢魔の法律では帝国の名前を冠する奴等には基本的人権はないんで思い切りそのバットで沢山殴ってください!!」
だってクローントルーパーとかテスタロッサが帝国って聞くと凄い忌々しいみたいな顔するんだよ!…そういやぁ俺ってテスタロッサ達の事何も知らないなぁ…とぼんやり思っていたが
「良いのか魔王…お前……良い奴だな」
浅倉さんは笑顔でバットで素振りすると
「やったぁ!浅倉さんに褒められたあああああ!!」
今は浅倉さんと全力で楽しもう!!
『頼む北岡弁護士!この暴走列車2台を止めてくれぇ!』
『やっぱ、ハルトに王蛇は劇薬だったぁ!』
『龍騎!カムバーーーック!!』
『え?呼んだ?』
『お前じゃねぇよアナザー龍騎!!』
それから数日
暴れてた面々は休ませながら、新しい戦後処理と占領地域の統治に関しての割り振りなど慣れない仕事にイライラしたので浅倉さんと一緒にその辺の魔物でイライラを解消しながら自分の仕事をしていると、ある書類を見て顔を顰めた
やはり此方の被害は少なくなかったのだ
此方の戦死者はクローントルーパーや下級戦闘員組……それもかなりの数である…やはり慣れないと溜息を吐く
組織再編も兼ねて色々しなければならないが
「守る価値があったと思わせてくれよ」
犠牲の上に成り立つならば、それに見合ったものを望むのは贅沢だろうか…
戦死者の追悼の慰霊碑を建てて簡易ながらも弔いを済ませてある
それと
「仮面ライダーの皆様の銅像は作らせて頂きます…いや作って逢魔に飾ろう……そうしよう!」
『頭冷やせ馬鹿者』
幸いはシティードーパントが作った街への侵略者は カレン達が撃退してくれたとの事、いやあの子達強いわ……
老ハルトが連れてきた戦力は元の世界に帰っていった…途中 ティアマットがエリセンを気に入った離れない!と揉めていたが老ハルトの覇王色に威圧された後 インパクトノッキングで動きを止められ未来の老ハルトが滅ぼしたシンフォギア 世界の北極に返されたと…ギドラ、ラドン、スカルクローラー、スキュラもだが…いや老ハルトのシンフォギア世界はタイタンの楽園となっていた……髑髏島という島にインドミナスレックスとスコーピオスレックスを送ったらしいが
「あのクソジジイ、外来種が生態系に与える影響を学んでいないのか…」
そして洗脳されていたアレクサンドラと錆黒鍵は現在意識不明で入院中である クソジジイが何かしてたから快方に向かって欲しいが…
ハジメ君達も治療しながら、元の世界に帰る為に魔力を長い時間かけて圧縮して出来る神結晶が欲しいとの事だったので
グルメ界で
「お願い、スカイディア」
『良いでしょう』
スカイディアの裏のチャンネルに魔力を放り込んで時間加速で圧縮すると大量の神結晶が完成した…流石は数秒でミイラや化石になる程の時間加速された世界である…八王恐るべし…と震えるのであった
ーーーー
そして問題はまた一つ ガーランドと雪原の統治に関する部分だ
逢魔直轄領はクローントルーパー達に暫く常駐してもらい治安維持活動にあたってもらう捕虜にした魔人族の中で有能な奴がいたら採用して運営に当たってもらうが怪人達が落とした都市の代官 これが一番頭を悩ませた
そうご存知の通りグロンギや怪人は戦闘民族 政治なんて頭にない
更に言えば基本 戦いこそが我が人生みたいな連中なので代官なんて立候補したがらないのだ……
なので
「ハート、君にガーランド怪人特区の長を任せたい」
「俺に?」
「曲者揃いの怪人達を束ねるには実力も仲間思いで個人を尊重し、尚且つカリスマもある貴方が適任だと思ったんだ、補佐にフリーズ、メディック、ブレン…他にも必要な人材がいたら連れてって大丈夫だよ」
「……だが他の奴等は俺の話を「大丈夫」何?」
「皆には話通してるから コレで」
と拳を見せながら言うハルトにドン引きのハートだったが
「外交周りに関してはフリーズがいるし、こっちにも三人娘の眷属も置いておくし兵士としてクローントルーパーもいる、それにガーランドは天然の要害に囲まれて人間側の国も今回の騒動ですぐには動けない、その間に統治の勉強をして欲しいな」
「…………」
「ハート、誰だって必ず初めてなんだ…確かにロイミュードと違う奴もいる…だけどそんな奴纏めて任せられるのがお前なんだ….どうだろうか?頼む…」
「……顔を上げてくれ友よ」
「っ!」
「何処までやれるかは分からないが出来る限りの事はさせてもらう」
「ありがとうハート!!!」
そんな感じでガーランドの怪人特区の代表にハートが就任、彼のカリスマにより暴れ者であった怪人達は素直に言うことを聞くようになったという 流石である
ーーーーー
さて問題はこれからだ
「あの勇者wの背信行為をどうするかだよなぁ」
結果として勇者wは操られて人類の敵となったのだ…タダで済ませるのは問題であろうが
「その辺は周りが庇うよなぁ」
アレに関しては内に秘めた感情が利用されて洗脳されたとか復興のシンボルとか何とかいって…まぁハジメの話だとあの戦いで仲間の説教によって今までの行いをマジで反省して周りに謝罪して回ってるらしいが……取り敢えずウチの敷地に近づけば『
「あの顔の奴見たら基本は偽善者の正義狂いだからな!そうだ!浅倉さーーん!」
『思いつきで王蛇に勇者暗殺を目論むハルト、マジ魔王』
「どうした魔王?」
「あ、浅倉さん!その血まみれの鉄パイプと返り血はどうしたんですか!まさか敵の襲撃ですか!!」
「いな、さっきそこで金髪が俺に偉そうな口調で何か喚いてたからイライラしたから殴り倒してきた」
「流石、浅倉さん最高ダゼェ!!!」
『何故だろう、今回ばかりは勇者wに同情する』
『多分向こうの言い分が正しいよなぁ…』
『ってか相棒のダークサイドが凄いな』
『それよりハルト』
「ん?何?」
『常磐ソウゴが船を見学したいと言っているが』
「っ!浅倉さん!ちょっと敵の不穏な動きがある場所に送るので武力制圧お願いします!!さて…直ぐに駆けつけます!!ソウゴさーーーん!!」
『恐ろしく早い全力疾走、相棒らしい…』
『このバカ、あの激戦での傷を何とも思ってないのか…』
クロックアップも真っ青なスピードでハルトは移動したのであった
「案内ありがとうハルト君」
「良いって事ですよ!!小さな船ですがしっかり案内しますから!!」
「いや小さくないよ?」
「そうですか?このレストインピースはウチの船で最小なんですが…」
「最小!?この船が!」
「はい!因みにどの船も外宇宙航行すら可能だったりします!!」
おぉ!と驚くソウゴさん…うん、良いリアクション、流石です
「しかし……黒ウォズとウチのウォズの見分けが中々付かなくてトルーパーも困ってますね」
「そうだよ俺もどっちが本物か分からない時があってさぁ」
「そう言う時はウォズに祝ってもらうと分かりますよ?俺はウォズが増えたら祝えのニュアンスで判別してます」
「いや分からないでしょ、一緒じゃん」
「え?」「え?」
「此方の常識は非常識と知りなさい我が魔王」
「ウォズ!…ジョウゲンとカゲンは?」
「あの2人なら黒ウォズ見た瞬間殴りかかろうとするのでマフラーで縛っています」
「そういやぁアイツら黒ウォズさんに何の恨みがあんの?」
「おのれ黒ウォズ…私ですら我が魔王にさん付けされた事なんてないのに!」
「逆恨みすぎませんか?」
「多分、俺達と戦ってたからだと思う」
「へ?」
「私も元はクォーツァーの1人でしたから」
「な、何ですってぇ!!クォーツァーってジョウゲンとカゲンの元いた組織じゃん!!」
「そして紆余曲折の末、平成と平成ライダーを消そうとする彼等よりも我が魔王に付き従う事を選び彼等を裏切ったのです」
「おいウォズ!あのバカ2人呼んでこい!!何ジオウと皆さんに喧嘩売ってんダァ!!てか平成と平成ライダーを消すとか何考えてんだテメェ!!!俺も死ぬじゃねぇか!!」
思わぬ仲間の出自に怒り心頭に発するハルト
「お待ちを我が魔王!付け加えるならクォーツァーは平成と平成ライダーをデコボコで石ころだらけの道だと言ってました!」
「んだとゴラァ!!その石ころに命救われた奴がここにいるぞぉ!!」
「それ言ってたの違う奴だけどね」
「あとフィーニスも未遂ですがゼロワンの歴史を奪いジオウの歴史を意図的に歪めています!」
ウォズ、ここで何気にフィーニスの秘密もカミングアウトした
「なんだとぉ!!!アイツら全員俺が仮面ライダーの皆様の大ファンと知りながら知らない所で敵対していたのかぁ!!許さんぞおお!!」
「落ち着いてください我が魔王!!あとフィーニスはジオウからライダーの歴史を奪いアナザー1号を生み出してます!」
『何て流れるような告げ口だ』
「極刑じゃボケェ!!!今俺はフィーニスにディード並に怒りを覚えたわぁ!!」
最推しライダーの歴史を消した敵並の怒りとハルトは暴れていたのを千冬の武装色を帯びた拳で沈める
「頭冷やせ馬鹿者」
「ん……けどアイツら…劇場版の敵みたいな事してんだな」
と感心しているが
「ソウゴさん…皆さん、ウチの仲間達が本当に申し訳ありませんでした!!」
迷う事ない真摯な謝罪であったという
取り敢えず
「ジョウゲン、カゲン、フィーニス、お前らは宴会の酒抜きと正座3時間、それと並行して平成ライダーの皆様がどれだけ素晴らしいか、この俺が横でみっちりと語ってやろうではないか!まずはクウガから!行くゾォ!!」
「「「そんな殺生な!!!」」」
仲間の情操教育も王の仕事だよね!!
普段なら、連中集めてどんちゃん騒ぎと行きたいが 今回どうしても確認したい事があったのでハルトはハジメの元を訪ねていた
「よっす」
「どうしたんだよハルトさん」
「なーに、ちょっと聞きたい事があってね」
と2人だけで話すことにしたのだ
「何だ?」
「いやさ、ユエちゃんやシアさん、ジナイーダさん達も含めて全員逢魔で暮らす気はない?」
「は?」
これは予想外とハジメはそう言った顔だった
「ん?」
「あ、いやてっきり渡したライダーシステムを返して欲しいって言うと思ってな」
「流石にそこまでしないよ、ここまで一緒にやってきた旅の仲間にさ」
あっけらかんと返すが
「ただ清水君の報告は聞いてるよね?」
「あぁ」
そうライオトルーパー隊 隊長にしてカイザに変身し大活躍の清水君だが 彼はトータスでない世界に行った際 己に宿る天職やスキルなどはそのまま使えた つまりハジメ達にも同じ事が言える
「兵器みたいな奴が何十人っているんだ、国のお偉方や関係者が見て見ぬふりなんて出来ないだろうよ、俺は実際 そんな腐った連中と間近でやり合ったからねぇ…いざって時の後ろ盾がない力だけある者は何かしらに利用される恐れがあるよ」
「それは経験談か?」
「あぁ実際、俺の知らない所で名前と看板を使って私腹を肥やす奴もいた…まぁそいつらには死んだ方がマシな目に合わせてやったけどね…今なら銀狼が個人情報漏らして、社会的にも殺せただろうな」
『ハルトが望むならやるけど』
「やらなくて良いよ、今はゆっくりしてて」
『それならハルトが戻ってきて膝枕してくれるだけで良い』
「わーったよ、話終わったら戻るから大人しくしてろよ」
「ってかアンタを敵に回すとは恐れ知らずかただのバカだな」
「強者でも個人、やりようはあると思われてたか舐められてたんだろうね、だから俺は国を起こし仲間を集った…2度とそんな目に合わないように合わせないように、そのお陰というべきか連中と武力衝突したらワンサイドゲームだったよ……まぁハジメ君の世界がそこまで根腐れしてないと良いけどさ」
元の平穏な日常に帰れる可能性は低いと伝える
「その点、逢魔なら問題ない君達の事情は知ってるし個人的にも俺は君を友人だと思っている変な真似は絶対にさせない、だからどうだろうか?」
此方の提案としては、このままクラス全員で逢魔に雲隠れしてはどうかと言うもの流石に天職やスキル、神代魔法、ライダーシステムを渡したままでは今後のトラブルのタネになるぞと
「或いは卒業後の進路の一つにでも考えて欲しいかなライダー以前に俺は君の才能も高く買っている…逢魔での家や生活も此方が保証する」
純粋な善意からのスカウトだがハジメは
「ありがたい話だが断らせてもらうよ、俺は自分のいた世界帰る為に旅をしてきたからな…まぁ進路として考えておくよ」
断られたがハルトは だろうなと納得した顔で
「そっか、因みに逢魔は甲斐性ありなら重婚もOKだから一考してね、それと君達には渡しておくよ逢魔へのポータル利用許可証と座標だ…君の概念魔法なら直ぐにでも到着出来るだろうね」
「……おう」
それだけ話すとハルトはノビをしてハジメから離れる
『珍しくフラれたな』
「だな…けど良いじゃん、自分の道を作る奴は嫌いじゃないし困ってたら助けるよ」
『そっか』
「一夏も一夏で大変そうだし」
オリガ、リリム、イータと相手が増えたし…何よりアイアンガッチャードまで進化した…いや成長早くない?
「デイブレイクの件もあるから要警戒だな」
そう笑うのであったが、1人どうしても確認しないとダメな事があった
とある場所、そこに四つの墓を立てて花を添えてる老ハルトがいた
「何じゃクソガキ、儂は今仲間の弔い中じゃ話なら後にせい」
表情は見えないが悲しみに暮れてるのが分かる
「邪魔しに来た訳じゃねぇよ弔いと感謝しに来ただけだ」
手を合わせて参るハルトに
「ま、お主には神代魔法の適正は低いからのぉ」
「そうだなアンタの仲間の力は使う気もねぇよ…」
「そうか」
「てか死んだ仲間を弔う優しさはあるんだな」
「あるとも、お前だって死んだ連中を弔っているだろ」
「それを何で他の人にもしてあげないんだよ、人の命を何だと思ってる」
「その言葉はブーメランじゃな……あぁまさか錫音…あのゲートの小娘の件か…問い詰めに来たか」
「クロックの件でなりふり構ってなかったとは言え1人を見つけるのに世界を滅ぼすなんて真似普通はしないだろ?」
「うむ、それが普通なのだろうな…儂の歴史にはいない伴侶がいる…それだけで貴様は恵まれているよ……いや待て浅倉さんを仲間にしてるとか羨ましいぞ…」
「この間、俺に増やすな言ってなかったか?まぁそうだろう!ネガ音也と浅倉さん…あと誰かを仲間にしてダークライダーチームを作りたいよ!!」
「まぁ構わんさ、分岐し過ぎだ結果…もうこの後、お主と儂の歴史は交わらんのだからな…だから餞別にアナザーオーマジオウウォッチを渡した…これの意味お主なら分かるだろ?」
「ウォッチを渡す…歴史の継承?」
「そうじゃ、一部とは言え儂の力をお主に託した…その段階で力はお主に渡っておる」
「やっぱりか」
「それとお主、何故オーマジオウが儂を担ぎ上げたか分かっておるのじゃろ?」
「ライダーと怪人達の均衡を作る為か?」
「正解じゃ」
「やっぱり」
それは以前、ハルトの仮説としてあったもの
ライダーの歴史を守るものとしてのオーマジオウ
怪人達の歴史を守るものとしてのアナザーオーマジオウ
今までバラバラだった敵側の意思統一をして束ねるのが俺
つまりオーマジオウとアナザーオーマジオウによるライダー 世界の均衡、維持 その為にオーマジオウは俺達を焚き付けた だがそれでは無理なのだ
「儂には平成ライダーの力だけだったのだ…だからオーマジオウ相手に引き分けにしか持ち込めなかった…」
「いや全てのライダーの歴史持ってるオーマジオウに引き分けまで持ち込めたのは誇れよ」
アナザーライダーと仮面ライダーは鏡合わせと呼べる それぞれの存在の保証には対となる存在が必要不可欠
アナザークイズが最たる礼とも言える
アナザークイズの存在が逆説的に仮面ライダークイズの存在を保証している…だからクイズはアナザーライダー が生まれても変身能力を有していたのである
要するにアナザーオーマジオウになってもオーマジオウには勝てないと言う事だ
「儂には無理だった、だがもしも勝てる可能性があるならばと考えた…それがお主に肩入れした理由だ」
勝ちたい それは自身の名誉ではない恐らく国王として怪人達の王としての言葉だろう
「俺なら勝てる?」
「それと老害から最後の教訓じゃよ悪い事するなら上手くやれ」
「なら最後くらい、錫音に謝罪しろ悪い事したら謝れよ」
「断る、儂は知っておる復讐を燃料に生きている者は本懐を遂げたら抜け殻になる事を…それ以外を見出した時、殺されてやっても構わんさ」
「そっか、なら整然醜く足掻け」
「そうさせて貰うか」
「けど、これだけは礼を言わせてもらう」
「ん?」
「………ウォズや大事な仲間を託してくれてありがとう」
「ははは、何を勘違いしているかは知らんが儂は諫言する口煩い臣下を都合良く押し付けたに過ぎん」
「嘘が下手な爺さんだな」
言外に分かる、本当は後悔していたのだろう別の道があるならと俺に世話を焼いたのだろう 自分の大事な仲間を送ってまで…
「知らん、ただ此奴らと旅は儂の長過ぎる人生の十分の…いや百分の一かも知れん短い時間じゃ…その旅で何か思う所があったのかも知れんな」
「そっか、その旅で何か変われたのかな?」
「儂はこの世界を立つ、あのプレミアムオーディエンスから天敵の情報を流されたのでな」
「オーマジオウか?」
「いいや……まぁお主と会うかは知らんが……黙っておくのが面白そうだな」
「このジジィ…」
「これで最期じゃな……さて、未来の魔王から今の魔王に送る祝いと呪いじゃな」
「呪いは断る」
「汝の行く道に幸運があらんことを、そしてお主には儂が過去に残したタネが芽吹いてお主の災いとなろう!」
「やっぱりまだ何かしてんな!!クソジジイ!!」
「はははははは!!!ではな!未来ある魔王よ!!ウォズを……儂の大事な仲間達をよろしく頼む」
それだけ言うと老ハルトも光の粒子となり、交わる事のない歴史へと戻って行った
「分かった、それは約束するよ」
その言葉を陰で聞いていた者達は震えていた事を空だけは知っていた
予告
戦後処理に奔走するハルト達もひと段落したことで 空前絶後の大宴会が幕を開ける!新たな仲間の歓迎と過去と未来の己への別離
そして全員、あるべき場所へと帰る
次回 ありふれてない職業の魔王はマジやばい