無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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「この本によれば普通だった青年 常葉ハルト…彼は時の王 アナザーオーマジオウとなる未来が待っている」

「普通だったって酷くね?今も普通じゃん俺」

「どの口がおっしゃいますか?」

「え?俺普通だよな!?」

「無いな」「無いね」「無いかと…」

「俺の味方はいねぇのか!」

「ごほん!前回、アナザータイムマジーンに残っていたフィーネ戦のダメージから急遽不時着した世界で出会った少女 篠ノ之束…彼女も未来では我が魔王の妃となる未来が待っている」

「いやいやこの世界に来た理由を壮大に言ってるが、お前等がメンテナンスをサボったのが原因だからな!それも束さんは未来の嫁であって今は違う!」

「今は…ですか?」

「ああー!もう!最新話をどうぞ!!」

「確かに、まだ未来の出来事でしたね」

「一言余計だよ!」



魔王を追いかけて

 

 

ハルト、束さんに〜シンフォギア編〜の説明中

 

 

「って感じかな」

 

一通り話し終えたら束さんは笑顔で

 

「うん……やっぱり何処の世界も上って腐ってるし、つまらないね!」

 

 

言ってのけた!この子凄いわぁ!

 

 

「そうだなぁ……つまんねーなぁ…だから…」

 

 

自分の力で世界を変えたい

 

 

純粋な力や才覚だけでのし上がれる世界…今の腐った層を排除すれば……腐った大木はへし折れて貰わないと…新しい木は育たない…俺がするのは啓蒙ではなく選民…か

 

 

うわぁ…陳腐な表現と思想とかマジの悪役だよ…はは、ないわぁ〜けど

 

「傍観するだけじゃ、意味がなかったんだよな」

 

あの世界では傍観者にはなれなかった、見て見ぬ振りなど論外だった…だから戦った、結果が魔王と呼ばれる羽目になったが助けられた人がいるので良いだろう

 

「ねぇ、束さんはどうしたい?」

 

「え?私はぁ……」

 

「これだけ凄い基地を若いのに作れる才覚や技術があるけど悲しいかな…きっと誰も評価してくれないのね?」

 

年功序列や血統で評価される世界なんてつまらない…学校だって勉強や運動だけが出来る子が優遇されて、他の才能のある子は別の所に使えよとか無駄とか色々言われるからな

 

では、ある意味で束と俺は同類だろうな

 

今の世界では評価されない才能を持つ者

 

生まれる時代や世界を間違えてしまった者同士…俺の場合は別の理由もあるけど

 

 

「……………」

 

 

まさに束が不満に思っていた事を言い当てられてしまったのか顔が曇る

 

 

「だからさぁ、変えたいと思わない?」

 

ハルトは笑顔のまま両手を広げて話す

 

「へ?」

 

「いつだって望んだら勝ち取るだけ、傍観するだけじゃ何も掴めない」

 

少なくとも俺は元いた世界に帰りたい、それは傍観や他人に与えられるのではなく自力で掴み取らなければならない事だから

 

 

「……………」

 

 

「考えてみなよ、いつだって歴史は貴族やら武士やら、王やら…少数派のエリートが引っ張ってきた!そいつらはいつだって上に立つ側だったろ、束さんはそっち側だよきっと」

 

「君も選ばれてる側?」

 

彼女の問いの答えは決まっている

 

「まさか〜ないない俺は凡人、でも束さんは才能があるじゃん、俺よりも純粋で凄い才能がさ」

 

俺みたいにアナザーライダーありきじゃない才能を有した彼女なら出来るだろう

 

「いや貴方のような凡人がいてたまりますか」

 

「ウォズ、ちょっと黙ってて……んで何が言いたいかって言うと…動かないで後悔するから動きなよ、つまらない世界ってんなら自分でひっくり返してみない?その方が面白いし理解者だの何だのは後から付いてくる!」

 

 

「本当にそうかなぁ…」

 

 

「大丈夫だって俺もそん時は付き合いからさ………ん?」

 

ヘラヘラ笑っていると手元にスタッグフォンが戻ってきた…何々〜へぇ…アイツら…

 

 

「俺からは以上、あ〜アナザータイムマジーン隠し場所貸してくれてありがとね…もうちょい借りとくよ」

 

「え?ちょっ!束さん置いて何処に行くのかな!」

 

「ん?虫を追い払ってくる」

 

ハルトは手をヒラヒラ振りながら答えると

 

「虫?」

 

天災は解らないという顔をしていたが魔王の言いたい事を理解した者達は立ち上がる

 

「やれやれ…仕方ありませんね」

 

「だな」

 

「魔王ちゃん〜俺達も着いてって良い?」

 

「ぼ、僕もお役に立てるかと!!」

 

4人が同じように立ち上がるとハルトは少し笑いながら答える

 

「あ?好きにしろよ」

 

面倒くさいと言わんばかりの声音だが

 

「では遠慮なく」

 

「好きにするよ〜」

 

「は、はい!」

 

「行くぞ!」

 

「テメェが仕切んなよカゲン」

 

カゲンの背に蹴りを入れると周りもやれやれと言う、いつものノリに安心したハルトが先頭に立つ、そして振り向き

 

「束さん!アンタも良い仲間と会えると良いな!」

 

それだけ言うと外に出る

 

「ハル君…凄いなぁ…世界を変えるかぁ」

 

その時 束の中に一つ野心が出来た

 

「そうだね、じゃあ完成させちゃおうか!束さんの発明品!!」

 

視線の先には全身白で染められた騎士が鎮座していた

 

ーーーーーーーーーーーー

 

雑木林を迷わずに突き進むハルト一行の前には見慣れた白軍服達がいた

 

 

「よぉ、相変わらず暇なんだな雑木林まで来てよーしかもお供までゾロゾロ連れてさ…カブトムシ捕まれるなら夜にやれよ」

 

 

「はっ!あん時はガキに邪魔されたが今日はいねぇだろ?それに魔王討伐が使命なもんでな俺達は」

 

レックの言葉に反応したのはフィーニスである

 

「レック、スズネ、メナス!魔王様に弓引く賊め!成敗する!」

 

「フィーニス…君には言われたくないな、この裏切り者!」

 

メナスはキレているが

 

「結構快く送り出さなかったか?」

 

「それはそれ、これはこれだ!!」

 

 

なるほど…そりゃ確かに、だけど後ろの兵隊は[へ?フィーニス様が何故魔王と]とか言ってるよ?知られてないんだぁ

 

だがレックの言葉にハルトは冷静に見てみる

 

(成る程、この世界の人間とも繋がりがあるみたいだな)

 

改めてネオタイムジャッカーの規模の大きさにハルトは警戒レベルを上げたハルトは混ざっていたもう一人を見る

 

「よ、久しぶりでもないかぁ」

 

軽い挨拶のつもりが

 

「は、ハルトオオォ!」

 

最早、狂戦士となった湖の騎士レベルの咆哮を上げているスズネ…いや怖いな、何故、エボルトォ!みたいな感じで睨まれるんだよ

 

『いや睨まれるだろう?』

 

「かなぁ?」

 

「ハルト…今日は邪魔はいない…魔王のお前を倒す!」

 

悲報 ナツキ ネオタイムジャッカーから邪魔者認定される

 

「悪いけど倒される訳にはいかないんだよな」

 

ハルトは答えるとアナザーウォッチを取り出し構えるとウォズ達もアイテムを取り出し、相手側も同じように構える

 

「5人対沢山か」

 

「カゲン、日和ってます?」

 

「貴様では無いのかウォズ?」

 

「この人数なんね良いハンデですよねジョウゲン先輩!」

 

「先輩か…カゲンちゃん、こりゃ良い所見せないとカッコ悪いよね〜」

 

「無論!」

 

「そだウォズ、使って」

 

ウォズにアナザーシノビ、クイズ、キカイのウォッチを預ける

 

「感謝します我が魔王」

 

「良いって事よ…実は俺も結構、今日は燃えてるんでね邪魔が入らないだろうから徹底的にやらせてもらう」

 

そして敵も同じように構える

 

「へ!今日はやる気じゃねぇか…やっぱり、この先に妃がいるからか?」

 

「だとしたら早く行きましょうよ狩りは楽しんだもの勝ちよ」

 

「そう…兎狩りね」

 

レックはポセイドンドライバー、メナスは腕輪型ツール ミリタントアマゾンレジスタースズネは指を構えた

 

「「変身」」「アマゾン」

 

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

 

『チェンジ…ナウ』

 

そして

 

「「「「「変身!」」」」

 

『ソイヤ!マツボックリアームズ!一撃!インザ・シャドウ!』

 

変身したポセイドンとソーサラー、そして爆風と共に現れたのはザモナスに似ている異形の戦士 腰にあるドライバー、ネオアマゾンスドライバーに付属したインジェクターを押し込み右腕にチェーンソーとガトリングが合体した複合武装 スイープソーを構えた戦士と黒い装甲と長槍を構えた仮面ライダーが現れた

 

箱庭の管理者 仮面ライダーアマゾンネオアルファ

 

戦場を駆ける足軽 黒影トルーパー

 

「え?何あのアマゾン系ライダー!?ガトリングとチェーンソーとか浪漫じゃねぇか!」

 

カッコいい!と敵でなければじっくりと観察したいものであるが

 

「そっか、魔王ちゃんは知らないのか…じゃあ俺が相手するねぇ」

 

「任せた……それと戦極ドライバー欲しいなぁ…」

 

『使えないのにか?』

 

「使えなくても欲しいの、コレクションしたいじゃん…まぁそれは後か頼んだよジョウゲン」

 

アマゾン系ならジョウゲンが適任だろうな

 

「ではポセイドンはお任せを」

 

だよなポセイドンのパワーならゾンジスが適任だ…なら

 

「フィーニスは黒影トルーパーを片付けてくれ、アナザー1号の体なら楽勝だろう?」

 

「はい!」

 

「ウォズは遊撃な状況次第に合わせて動いてくれ」

 

「畏まりました」

 

となれば残りは…スズネか

 

「今度は邪魔は入らないだろうよ二人で遊ぼうよ…なぁ?」

 

そして5人は構えを取るとジクウドライバーは回転しアナザーウォッチが起動した

 

『ジオウ』『ウォズ』『1号』

 

「「変身!」」

 

『『RIDER TIME』』

 

『『仮面ライダーザモナス(ゾンジス)!!』』

 

 

5人もそれぞれの武器や構えを取ると一斉に走り出した

 

「ふっ!はぁ!」

 

アナザージオウは双剣で黒影トルーパーを切り裂きながらソーサラーに接近して切り掛かるとソーサラーもコネクトの魔法でハルバートを召喚して受け止めた

 

「ははは!やろう、スズネぇ!」

 

「魔王おおおおお!」

 

アナザージオウvsソーサラー

 

 

そして

 

「よぉ、まぁテメェが相手なら楽しめそうだなぁ!」

 

「来い!」

 

ポセイドンのディーペストハープーンをゾンジスは何と手刀で弾いた

 

「んなぁ!」

 

「ぬん!」

 

そして放った強烈な掌底を喰らったポセイドンは蹌踉めく

 

「ち、何てパワーだよ…」

 

「日々の筋トレの成果だ!」

 

「んな訳あるかぁ!」

 

「無駄だ!」

 

ポセイドンはツッコミながらディーペストハープーンから高圧水流を放つがゾンジスは変わらず手刀で切り裂く

 

「どんな手品だよ」

 

「タネを明かすマジシャンはいない」

 

「だよなぁ!なら正面から潰すぜ!」

 

「おう!」

 

 

仮面ライダーポセイドンvsゾンジス

 

 

 

また

 

「歴史の管理者クォーツァーでありながらアナザーライダーに屈した敗北者め!僕の正義の一撃を受けろ!」

 

と森の中にも関わらずスイープソーから高速て弾丸を放つネオアルファ

 

「うわぁ…俺達の経歴まで知ってるか」

 

「そうとも!アナザーライダーに屈しするなんて!」

 

「けど1つ残念、俺達はまだ元クォーツァーじゃ無いんだよねぇ〜」

 

「何だと?」

 

ボウガンとガトリングの矢玉が森の中で走る中、聞こえた言葉に射撃を辞めた

 

「どう言う事だ?」

 

「それはウォズちゃんとカゲンちゃんしか知らなくて良い事だから知らなくて良いよ!」

 

「そう言う訳にはいかない!詳しく教えて貰おうか!」

 

 

アマゾンネオアルファvsザモナス 開始

 

 

 

「我が魔王との戦いに花を飾りますフィーニス、よろしいですね?」

 

「勿論!さぁ来い!」

 

アナザー1号の体躯に黒影トルーパー達は負けじとロックビークルを展開して応戦する中アナザーウォズは

 

「では、私も参りましょうか」

 

アナザーシノビウォッチのスターターを押し込んで変身する

 

『PERMISSON TIME…シノビ』

 

アナザーシノビに変身したウォズは分身の術で増えると残った黒影トルーパーに攻撃を開始したのであった。

 

 

その時から始まる 物語の結末など誰も知る由もなく

 

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