無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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幕間 帰ってきた日常

 

 

前回のあらすじ

 

紆余曲折の末 元の世界に帰還したハルト達

 

 

はと言うと

 

 

「仕事が終わらない…」

 

 

遠征中に溜まっていた仕事を片付けていた

 

 

「本当シエンやモスがいなかったら…俺死んでるかも…ありがとうな2人とも」

 

 

と頭を下げるのはテスタロッサの側近である2人 モスとシエンである 因みにテスタロッサ本人はテンペストに新たにトータスで仕入れた物の紹介に行って貰っている……いや宰相の仕事じゃないと思うよ俺も!

 

 

 

「い、いえ!」「勿体なきお言葉!」

 

 

「今度2人にお菓子作るから楽しみにしてて…あ、甘いの苦手ならリクエストも受け付けるよぉ〜」

 

 

「いえ、それは我々にではなくテスタロッサ様にお願いします」

 

 

「え?うーん…じゃあ皆に作るかベルファストもごめんよぉ」

 

 

「お気になさらずご主人様といれて私は幸せですので」

 

 

「本当にありがとう…いやアカツキ達も悪いな」

 

 

「気にしないでください、これは…文官の仕事ですから」

 

 

あはは と朗らかに笑うハルトだが実際 やる事山積みである

 

 

占領したガーランドは直轄地を除くとハートや怪人、オブザーバーとして悪の組織の面々が統治しているが まだまだ自活には程遠いとの事 そして新たに民になった者達の戸籍整理やら色々あるので大変……

 

 

「しかしまぁショッカーの皆さんの手管は流石の一言だよねぇ〜」

 

 

ハルトが目線を落とした報告書にはこう書かれていた

 

 

 

 

 

旧ガーランドにおける魔人族の反乱から鎮圧の報告書

 

 

 

 

と 

 

そう逢魔王国の統治を是としない過激派…というより過去の栄華に縋る愚か者が反乱を起こしたがダグバ1人によって鎮圧された

 

 

被害者は無し 決起寸前にダグバの投入で一網打尽にされたとの事

 

 

んで首謀者連中に関しては見せしめとして目の前で自分の家族、友人、恋人等等、グロンギ達が笑いながら連中の目の前で殺したらしい 最後に殺された首謀者の顔は絶望と涙で歪んでいたらしいが

 

 

ここまでならダグバとグロンギ怖いという話で終わりなのだが 実はこの話裏がある

 

 

 

「魔人族の過激派をショッカーが裏で操って焚き付けたんだとさ」

 

 

「何と」

 

 

そうショッカーの面々が魔人族の不穏分子を煽り今回の武装蜂起へと繋げたらしい

 

 

俺達筆頭に国を蹂躙した主力は不在で残りは鎮護の僅かな戦力のみ 帝国も王国も復興で援軍は送らないし天然の要害が進軍の邪魔する

 

逢魔のいない魔人族の国 ガーランドの栄光を取り戻そう  と消しかけて連中は立ち上がった 

 

 

その裏では全部ショッカーが支援して最後の場面で全部ぶち壊した

 

 

ようはマッチポンプである

 

 

その結果 反乱に失敗した魔人族は大半がダグバによって整理されたとさ しかも恐ろしいのは不穏分子だけ集めた結果 魔人族側の戦力が激減したのである これで旧ガーランドに当てるクローントルーパーの数が少なくて済む

 

 

 

「流石は権謀術数の猛者だな…味方だとこんなにも頼りになるな」

 

 

 

「ですがハルトさんの意にそぐわない作戦を結構したショッカーには罰を下すべきでは?」

 

 

アカツキの険しい目にハルトは笑顔で

 

 

「敵を欺くなら先ずは味方からというだろ?それに今回の件で当分 魔人族の反乱はないだろう?ならこっちに使える戦力が増えるのは好ましい」

 

 

今回の件で安堵してた領土の大半は改易されて直轄地の目の前の領土に押し込められた、これで完全に監視下に置かれたとも言えるし 此方の国力も増えた

 

 

そして没収した領土については他の奴等に分配した…この辺はハートが上手くやってくれるだろう

 

 

「ですが何度も同じ事を繰り返す可能性もあります」

 

 

そう尋ねるとハルトは黒い笑顔で

 

 

「良いじゃないか反乱をしてくるなら、それを何度も叩き潰して相手を絶望させるのが最高に楽しい娯楽だよ」

 

 

そう答えたとされる

 

 

 

「ま、俺はこの国の王様として頑張らないとな…反乱する奴は別だが俺を王と慕い者達の期待は裏切れないよ」

 

 

 

その言葉にモス達は 誰この人?と言う目を向けているのに気づいて

 

 

「いやいや俺だってさ、未来の俺と会って逢魔の事を考えてるんだよ…ならさ!皆が自分のやりたい事を全力で出来るように応援したい訳さ!」

 

 

『相棒が心身共に成長してるぅ!』

 

 

「うるさい、まぁ俺としては大きな変化もあったから気合いが入る訳よ!」

 

 

真面目な顔でハルトは書類に挑むのであったが

 

 

 

「魔王ちゃん!遊びに来たけ「んじゃ次の書類だな……ふむふむ…よしコレはこの案で進めてくれ」……って魔王ちゃんが真面目に書類仕事してるぅ!」

 

 

「おいジョウゲン、お前でも笑えないジョークを言うのだな!ハルト様が真面目に書類仕事をする訳が……ってなにぃ!!」

 

 

「そんな…あり得ない!!」

 

 

「ハルト坊!!何か悪いものでも食べたのか!」

 

 

相変わらず失礼な旧四天王に同じ場所で書類仕事をしていたアカツキは親友に声をかける

 

 

「アイザック、あの4人を捕らえて書類仕事させろ貴重な戦力だ逃すな!!」

 

 

「分かっているアカツキ!!」

 

 

「げぇ!逃げろぉ!!」

 

 

「書類仕事は嫌です!!」

 

 

「逃しませんよ!!」

 

 

と逃げる旧四天王を追いかけ回すアイザックが日常に溶け込んでいた

 

 

「あれ!やってる事が問題児達の制裁って未来と変わってない!!」

 

 

と4人を捕まえて仕事部屋へ連行するアイザックであった

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

因みに宴会後 改めて面通しをしてハルトはアカツキの副官として採用したのだが 

 

 

「改めて宜しく頼む」

 

 

「はっ!若様の為にこのアイザック、粉骨砕身する所存でございます!」

 

 

「そうか……しかし…ヤクヅキの件もあるからな…うーむ嫌なら辞めて良いんだよ?変に義理立てしなくても…」

 

 

「若様が新参者の私をお疑いなのは百も承知、今後の働きにて信を得たいと思っております」

 

 

やはり不安なところもあるがと思っていると

 

 

「我が魔王、私は彼を推挙します」

 

 

「ウォズ…」

 

 

「アイザックは未来の逢魔では我々に並ぶツッコミ役として非凡な才能を発揮しています!」

 

 

「うむ未来ではアイザックは的確なツッコミをする事で有名な男じゃ!」

 

 

「推薦になってない!!」

 

 

「よく来てくれた!!此処はボケが多過ぎるのだう!!」

 

 

「良いんだ!!」

 

 

「(一番のボケ役が何言ってんだ)」

 

 

「おーい、何か言ったかぁジョウゲン!!」

 

 

「いたたたたた!!ストップ!!魔王ちゃん!!コブラツイストが決まってるからぁ!!」

 

 

「何故心読めた?」

 

 

「うーん……勘!」

 

 

「いや勘で関節技決めるのは恐ろしいでしょ!!てか何で分かったのですかぁ!!」

 

 

「ツッコミ役いると楽だな」

 

 

「まぁ慣れるのじゃアイザック、そして知るが良いハルト坊は未来と違って全落ち着きがないぞ!」

 

 

「えぇ止まると死ぬマグロ並に我が魔王は止まらないですからね!!」

 

 

「寧ろ妾達の知ってる時より早い段階で倫理観ブレーキが壊れてるから心配でもあるな!」

 

 

「この間なんて笑顔で異世界の無人島を破壊し外来種を解き放ち生態系を滅茶苦茶にした後、ガーランドの街や都市に住まう者達を虐殺して回ってましたからね!」

 

 

「そうじゃったな」

 

「えぇ…いやぁ我が魔王は成長されている」

 

 

「「あははははは!!」」

 

 

 

「アレは未来より自重しないと言う事かぁ!!」

 

 

悲報 アイザック 過去への慰安旅行は苦行に変わる

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

そしてひと段落着くとハルトは軽くノビをして

 

 

「さてとウォズは。いる?」

 

 

「此方に」

 

 

やはり何処からともなくウォズが現れると感心すると背後には百貌のハサン その1人 ザイードさんがいたではないか

 

 

「どうだ?」

 

「はい。アサシンのお陰で情報収集も容易なのは助かります」

 

 

百貌さんはウォズをマスターと認めて色々と諜報活動を担当してくれている…何故か時折暗殺者の血が騒ぐのか シンフォギア世界で以前俺の名前を利用して好き勝手した汚職政治家連中(G編に出たアレ)を暗殺しているとか…うーむ凄い奴等

 

 

「だよな、ありがとうなアサシン」

 

 

「勿体なきお言葉」

 

百貌さんはウォズのサーヴァントとして諜報活動をしてくれておりテンペスト近隣の諸外国の調査を頼んでいる

 

 

後はジャンヌオルタは逢魔にいるのだが歴史漫画に興味のある二亜が歴史のアレコレを聞いたりしてるらしいが……なんか二亜の描く漫画に感銘を受けて同人誌を描こうとしているとか…あいつ逞しいな

 

 

ティオはあぁ見えて冷静な時は割と頼りになる事も多いので一応 大使としての役割を考えている

 

「ご主人様から遠ざけられる!コレが噂の放置プレイ…」

 

 

時期もあったがアレを放置すると関係各国に悪いので取り敢えずはフリーにさせてある

 

 

そしてマーリン、あいつは一応宮廷魔導士に取り立てたのだが

 

 

「ヴァーサタイルエンターテイナー!」

 

 

「何だいクヴァール、その魔法は!」

 

 

「芸達者になる魔法よ」

 

 

「凄い!それさえアレばアーサーの円卓にも笑いが生まれて…は無理だね…うん、流石にアグラヴェインやランスロットが体張った一発芸としかしたら周りが正気を疑うね…うん、ない」

 

 

と頷いているが仕事をサボって俺の所に来たり布団に忍び込んで同衾を目論みキャロルに怒られたりしている

 

 

んでうちのアサシン組、静謐さんと呪腕さんは俺の直営、耀星さんは一夏の護衛、んで狂信者ちゃんは

 

 

「おぉ!流石はハサンの皆様……何という立ち振る舞い!!」

 

 

その2人の護衛…何と言うかアイドルの親衛隊だ、んで ハサン暗殺帳 なる番組を映像編集で作り上げた…こいつだけ目的違うんだよなぁ…てか暗殺者が暗殺記録なんて作って大丈夫なの?

 

 

「なぁザイードさんや、昔はアレと山の翁を目指してたんだよな?」

 

 

「えぇ……」

 

 

「お前やっぱスゲェわ、あの狂信ぶりに俺、ドン引きしてるもん」

 

 

「我が魔王も仮面ライダーの皆様に会うとあぁですよ」

 

 

「そうか?」

 

 

「無知は罪ですな」

 

 

「辞めなさいザイード、本当の事を言ったら我が魔王が傷付きます」

 

 

「その言葉が俺の心を抉ると知らんのか」

 

 

「それより我が魔王が真面目に仕事とは珍しいですね」

 

 

「んだよ、俺だってな逢魔の皆の為に色々頑張ろうと思ったんだよ」

 

 

どうやら老ハルトとの出会いはハルトに良い刺激となったようだとウォズが感心していると

 

 

「今は皆で作っていく国だからな王様として沢山の命を預かる責任がある!」

 

 

 

ウォズは頷く

 

 

 

「やはり心の余裕ですか?」

 

 

「まぁあかねが近くにいるってのが一番安心している理由かもなれ

 

 

そうハルトの大事な幼馴染にして基軸世界に帰る理由だった女性 黒川あかね トータスで再会を果たした彼女は現在逢魔で色んな体験をして演技に活かせるようにと頑張っている、いやぁプロ意識凄いと頷いているが当然護衛はつけている…周辺国がきな臭いのもあるが……まぁ

この国の奴はあかねの事知ってる奴多いから結構親切にしてくれるみたいだな

 

 

「焦りが無くなって自分の足元を見る余裕が出来たな」

 

 

「それは良かった、我が魔王はいつも目隠ししながら断崖絶壁を笑いながら全力疾走してるようで心配だったんですよ」

 

 

「え、俺そんな無鉄砲だった?まぁあかねを傷つけた奴等への報復は必ずやるけどな」

 

 

そう樹海迷宮の夢で再会した彼女はバランサーのアンチクショウの所為で別世界に飛ばされた…幸い帰る事は出来たのだが…

 

 

「誰の大事な人を傷つけたか、教えてやる」

 

 

大事な人を傷つけられて許せないのは誰も同じだろう

 

 

「そうです我が魔王、我々とて我が魔王に人間としての心を与えてくれた黒川あかね嬢には大恩ある身です……その方を傷つけた輩には」

 

 

「地獄すら生温い報復あるのみだ!」

 

 

「その通り!!」 

 

 

「いや止めろよ側近」

 

 

ザイードのツッコミが炸裂した

 

 

「そして現在我々は戦力の回復と準備に勤しんでおりますが…」

 

 

「あぁこの間の戦いでこっちも少なくない被害を受けたよな」

 

 

エヒトの戦いでは少なからずダメージを戦力回復に努める必要がある それに国力も増えたがまだまだ油断ならない現状は変わらない

 

 

 

「そう言えば宜しかったのですか?栄光の7人ライダーのウォッチをジオウに預けて」

 

 

「え?そりゃそうでしょ」

 

 

ーーーー

 

 

そうそれはあの宴会の後 修理を終えたアナザーウォッチを受け取りに クジコジ堂に来た日の事

 

 

 

「おぉ、こ、ここがクジコジ堂!!また俺は聖地の一つに到達しましたよ師匠!!」

 

 

《そ、そうか…良かったなハルト》

 

 

『おーと、これには思わず遠くの星で見守ってるハルトの師匠も苦笑いだぁ!』

 

『相棒のテンションが振り切れてるな』

 

『まぁこいつ沢芽市に来た時も同じ感じだったよなぁ』

 

 

 

感動のあまり両膝をついて神託受けた!みたいなことをしていると

 

 

「ねぇソウゴ君、あの人…本当に王様なの?」

 

 

「そうみたい……なんか俺も自信ないけど」

 

 

「し、失礼しました順一郎さん」

 

 

「あ、はい頼まれてものです、どうぞ」

 

「ありがとうございます!!」

 

おぉ!綺麗な形に戻ってる!

 

『こりゃ良いな!新品みたいだ』

 

 

「では料金です」

 

 

ハルトはアタッシュケース一杯の札束を出したのである

 

 

「アタッシュケースの一杯の札束なんて初めて見たけどいらないよ!適正料金で大丈夫ですから!」

 

 

「しかし……分かりました、ではうちの民に時計が壊れたここに来るように御触れを出しておきますね」

 

 

「それって御用職人?」

 

 

「はい!異世界のですが!!あ、あと、良かったら…ま、また来ても良いですか?」

 

 

「勿論、またいつでもおいで」

 

 

「あ、ありがとうございます!!そうだ、ソウゴさんコレ」

 

 

「え?……ってライドウォッチ!?」

 

 

「はい、栄光の7人ライダーのウォッチです」

 

 

「けどコレって…」

 

 

「ソウゴさんは仮面ライダーの王なんですから、これはソウゴさんが持つべきものです本郷さん達もそう思いますから」

 

 

「ハルト君」

 

 

「それに俺が持ってるとそのまま国に祭壇作って霊言あらたかと祀りあげるので!」

 

 

「うわぁ……」

 

 

「まぁそれするから早く渡せと幹部連中に言われましてね……あはは〜」

 

 

「ハルト君……」

 

 

ーーーー

 

 

「って訳だ……しかし流石は順一郎さんだよなぁアナザーウォッチが新品同然に戻ってるもん」

 

『あぁ驚いたぜ』

 

『こりゃあ良いな、俺達も久しぶりに暴れてやるぜぇ!』

 

 

「まぁコレからの活躍に期待だな」

 

 

「いや誰に話してるんですか」

 

 

「そんな事より他の連中はどう?」

 

 

「はい、カレン嬢は今日も元気に千冬、アンティリーネ、カレラ嬢と模擬戦をしております」

 

 

「いやバトルジャンキーの巣窟にカレンを送るなよ!」

 

 

「因みにアリエル様は裁縫をしておりまして」

 

 

「え、何か以外」

 

 

「出来の良い服が出来ておりますね」

 

 

「マジかよ!じゃあちょっとこの『四面楚歌』って書いた文字Tシャツ頼んでくるわ!」

 

『退路ならあるぞ!』

 

 

「推しに喧嘩売った俺に退路があると思うかぁ!!」

 

『何かごめん!!』

 

 

 

「いいえこの後は工事区画の査察と首領達との開合になります」

 

 

「分かった!じゃあ差し入れのスコーンを作ったから行こう!」

 

 

「いつの間に?」

 

 

「俺はいついかなる時にも対応出来るように準備を欠かさない男だぜ!」

 

 

「はいはい行きますよ我が魔王」

 

 

「スルー!!」

 

 

そして査察と開合、差し入れを済ませたハルトは

 

 

 

 

 

「ふぃ〜疲れたぁ……」

 

 

「だろうな見てわかる」

 

 

自室にてソファに座り、ボーッと天井を見ていると聞こえる声に目線を向ける そこには先日 プロポーズしたキャロルが あの時の指輪をつけて隣に座っていた帰還後すぐにキャロルは俺の部屋に移ったのである同棲…まぁ前にチフォージュシャトーでも一つ屋根の下だったが……

 

 

「あれ?よくよく考えたら一緒の部屋で寝るようになったのって割と最近の話?」

 

 

「どうした急に?」

 

 

「いや何でもない……キャロル〜疲れたから頭撫でて〜」

 

 

「はぁ仕方ない奴め」

 

 

「ん……えへへ…」

 

撫でられて気持ち良さそうに目を細めるハルトを見て

 

 

「やれやれ…まぁ役得か」

 

 

だが側から見ると幼女に抱きつき頭撫でて貰ってる事案である

 

 

「それでねキャロル、結婚式の催しなんだけど〜」

 

 

と笑顔で色々話すハルトにキャロルも仕方ない奴と話すのであった

 

 

「取り敢えず、逢魔王国にある機能を使ってあの世界の月を落としてやろうと思ってるの!」

 

 

「それは辞めろ」

 

 

 

改めてキャロルは コイツの舵取り頑張らないとと思うのであった

 

 

 

 

 

そして変化はまた一つ有った

 

 

「お、久しぶりのオーディエンスからの贈り物だ!中身は何だろうなぁ〜」

 

パカっ

 

 

 

パンドラボックス

 

 

 

「…………へ?うん見間違いかな……」

 

 

オーディエンスから逢魔に送られたパンドラボックスの登場により ハルトの脳みそでは 

 

開けてみたい派

 

辞めておこう派

 

中にエボルトいるなら使ってみよう派

 

そしてダークライって改めて見るとカッコ良いよね派

 

いや待てよ、よくよく考えたら火星人じゃないエボルトによって火星は悪い奴と風評被害を受けたベルナージュさん達火星人可哀想派

 

によって混迷を極めていた!

 

 

『ダークライもこれにはびっくり』

 

 

『何も始まらないビルドだな』

 

 

 

「ふわぁ、ねむ………っ何でパンドラボックスが此処にあんだよ!!」

 

 

「え?オーディエンスからもらったけど……宗一が言うあたり、やっぱり本物かぁ…」

 

 

「嘘だろ…ブラッド族の秘宝とも言えるパンドラボックスをそんなお中元みたいな感覚で!?」

 

 

 

「確かVシネのクローズでエボルトが言ってたな…パンドラボックスはブラッド族と一定のエネルギーが有れば箱は開くって、エネルギーは俺の力で何とかなるとしてブラッド族かぁ…」

 

 

丁度良いのがいるなと見つめた先には宗一がいた

 

 

「俺を見るなぁ!!」

 

 

「いや俺でも良いんだろうけど、やっぱり純度100%のブラッド族が良いかなぁって」

 

 

「辞めろおお!!」

 

 

「まぁパネルからネビュラガスやファントムリキッドの調査も出来るから別の使い道もあるな」

 

 

「なぁハルト、その箱開けてみたら……仮面ライダーエボル変身セットなんだが?」

 

 

「マジかよ!じゃあちょっと今からブラックパネルとブラックロストボトル作るわ!ヤクヅキー!ロストスマッシュの実験材料見繕ってよボトル作るから!」

 

 

「辞めろハルト!!」

 

 

「あれ待てよ、俺色んな怪人の姿になれるなら…エボルトの怪人態にもなれるんじゃね?……っ!ちょっと試してみよう!!さぁ新世界の扉が開くゾォ!!」

 

 

「ストーーップ!!」

 

 

 

そして

 

 

「んで、この箱はなーんだ…ん?」

 

 

それは見慣れた武器

 

 

「バグヴァイザーに…ドクターマイティじゃん!」

 

 

『なぁこのワクチンを使ったらハルトもマトモになるのかな?』

 

『いやぁハルトのゲムデウスウイルスが弱体化するだけで影響ないだろ』

 

『バカにつける薬はないからな』

 

 

「うるせぇよお前等……んじゃこっちは?」

 

そう楽しそうにマジマジと見ていると隣にある大きな箱を開ける…それは

 

 

「ドレミファビートの筐体じゃねぇか!よっしゃあ!誰か運ぶの手伝って!それと銀狼呼んできて!一緒に遊ぼう!」

 

 

トルーパーの力を借りて部屋の角に筐体を置くとコンセントを差して起動させる

 

 

「わぁ…」

 

 

「これがエグゼイド に出てたゲーム…ポッピーがいるの?」

 

 

「はっ!その発想はなかった!!!!…ん?」

 

 

子供のようにキラキラした瞳でゲーム画面を見るハルトは硬貨を入れてゲームを始めようとした、その時!ドクターマイティXXがドレミファビートの筐体に吸い込まれたのである!

 

 

「わあああああ!!」

 

 

眩い光が画面を包み込むとゲーム画面が見覚えのある部屋へと変わったのだ

 

 

「ヴェハハハハハハハハ!!計画通り…これぞ正に神の才能だ!ヴェハハハハハハハハ!!」

 

 

「うるさいぞ神!」

 

 

そこにはスーツが似合う男が発狂し、それにアロハシャツを着た男が鬱陶しそうに苦言を呈するが聞いていない

 

 

「え?……え、えええええええ!檀黎斗さんに九条貴利矢さん!!」

 

 

まさかの伝説のドクター、そして神の才能…否

 

 

「か……神だああああああ!!」

 

 

ハルトが液晶を見ながら叫ぶと此方に気づいたようで

 

 

「その通りだ魔王!だが一つ違う!!私は檀黎斗ではない!私の名前は…」

 

 

次の言葉を待ちながらハルトと銀狼は液晶釘付けになるが 何処かで見た事あるパターンだなぁと思っていると

 

 

「ネオ檀黎斗だ!!」

 

 

その時 ハルトは宇宙猫のように遠くを見た刹那

 

 

「うおおおおお!やっぱり間違いない!!これは本物の神様やああああ!」

 

 

発狂するハルトを見て銀狼は理解した

 

 

「ハルトの発狂、これは間違いない本物の仮面ライダーだ」 

 

 

「そうだとも!!」

 

 

ハルトの驚きに檀黎斗「ネオ檀黎斗だ!」ネオ檀黎斗は答える

 

 

「見たか私の神の才能は世界を超えて魔王にすら認知されているぞ、九条貴利矢あああ!」

 

 

「わかった五月蝿い…んでお前さんが魔王か?」

 

 

「はい!常葉ハルトって言います!前に永夢さんに助けられた事があります!!」

 

 

「そうか、それで何故俺達が此処にいるかという事だが…」

 

 

貴利矢さんの話だと

 

バグスター時代のデータをドクターマイティに入れて送られたと

 

オーディエンスにマジかと冷や汗をかくがハルトはキラキラした目で

 

 

「ネオ檀黎斗さん!」

 

 

「何だ魔王?」

 

 

「俺達にゲームのマイティアクションXやタドルクエスト達を作ってくれませんか!!」

 

 

「何?」

 

 

「俺、機会があったら神様のゲームで遊んでみたいと思ってたんですよ!!お願いします!!」

 

 

「……………良いだろう」

 

 

「やったぁ!!」

 

 

「よし」

 

 

ハルトは小躍りする中 貴利矢は珍しいものを見た顔で

 

 

「おいおい素直に話を聞くとは、どういう風の吹き回しだ神?」

 

 

「何、神の気まぐれだ」

 

 

とだけ言うとパソコンを開いて作業に入る姿を見て

 

 

 

「へぇ、ガシャットやベルトじゃなくて純粋に自分のゲームを頼まれたのがそんなに嬉しかったのか?」

 

 

「そうではない…あの魔王をモチーフにした新しいガシャットを開発すれば……ヴェハハハハハハハハ!やはり私は神ダァ!!」

 

 

「うるさい」

 

 

 

そして

 

 

「さぁ出来たぞ!神の恵みをありがたく受け取れえええ!」

 

 

「いやったぁ!!ちょっと早速神の恵みを楽しんできます!!銀狼遊ぼうぜ!!」

 

 

「うん、楽しみ」

 

 

「終わったら神の恵みを逢魔の皆にも知って貰おう!」

 

 

 

「いや素直過ぎるなのも考えものだな」

 

 

ハルトと銀狼は近くのテレビに繋いでゲームを始めたのであった

 

 

「おおお!!すげぇ!!!」

 

「これは…神ゲー」

 

 

感動で満面の笑みを浮かべるハルトと銀狼を見てネオ檀黎斗は頷いていたのであるが

 

 

『何故だぁ!アイツと私はキャラが被るゾォ!!』

 

 

「まぁアナザーオーズの契約者だしなぁ…」

 

 

そう遠い目をしていたハルトであった

 

 

「おい魔王、私の神の才能が必要になったら声をかけろ」

 

 

「ありがとうございますぅ!その前にサインをお願いしまーーす!!」

 

 

「良いだろう」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

そしてある日

 

 

「なぁウォズ」

 

 

「何でしょう?」

 

 

「何かストマック家って人から怪人王に挨拶にって言って闇菓子?を貰った」

 

 

「えぇ!」

 

 

「いただきます……うん…美味しいお菓子だなぁ」

 

『もう食べてるぅ!!』

 

 

「いや食べないでください!それ依存性ありますよ!」

 

 

「そうなの?……あ」

 

【怪人種 グラニュートが解放されました】

 

『それに合わせてアナザーガヴが新たな力に目覚めたぞ!』

 

 

「あ、なんか目覚めた」

 

『まぁ相棒には効かないよなぁ』

 

 

「そうでしたね、そもそも怪人だからデメリットがないのでしたね」

 

 

「コレ何で出来てるんだろ?」

 

『人の幸福感情だってよ』

 

 

「え?硝子の幸福を見た感情?それは諸行無常!!」

 

『言ってない』

 

 

「まぁ良いや、お礼はしないとね…ウォズ!ストマック家宛てにSMILEの失敗作食べて笑顔しかない魔人族捕虜を送ってあげて!彼等も笑ってくれるから!」

 

 

「何て恐ろしい返礼品!!」

 

 

「けど人の不幸とかで出来ないんだね」

 

 

「いいや幸福を搾り取られているのですから搾り取られた人間は不幸ですね」

 

 

「人の不幸は蜜の味かな…」

 

 

「我が魔王?」

 

 

 

「辞められない止まらない」

 

『そんなポップな感じじゃねぇよ』

 

 

 

 

「いやぁ!平和が一番!!」

 

 

 

そしてハルト達がトータスから帰還して新しい日常を暮らしている中・・・

 

 

「・・・・・・・・・・・」

 

 

郊外の森でボロボロになって倒れている一人の男が居た。その指には矢印部分が紫色に輝いているアルケミストリングが付けられている。

 

 

「・・・!?おい!!大丈夫か!!」

 

 

近くを巡回していたトルーパーがボロボロで倒れていた男を見つけて慌てて駆け寄るも

 

 

「・・・見たことが無い奴だな・・・。だが取りあえず病室に連れて行かなければ・・・!!」

 

 

トルーパーは彼を背負って逢魔病室へと運ばれていくのだった・・・・。この男とハルト達との会合は新たな騒動へと発展していくことを、この時は誰も知らなかった

 




予告

保護された謎の青年 彼が目を覚ました時

「ここが逢魔王国…そんな平和そのものじゃないか!」


と窓を見て驚愕する姿に一夏は一言


「いやまぁハル兄がいると逢魔は危険最前線だけどね」

ドーン!と強い爆発と共に車田飛びをするハルトがいた

「いやぁ日常だな!」

「アレが日常なのかぁ!!」

そして


「成る程、デイブレイクの……」

「あぁ…俺のいた時間ではハルト様は敵の手にかかって!」

「成る程大体分かった、くたばれナツキいいいい!!」

「何でだよ!」

次回 悲しき未来から来た男 お楽しみに!
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