前回のあらすじ
ついに始まった決戦の時!ハルトはノリと勢いでエボルトを仲間に加えて黒幕を捉えた!
だがその顔はハルトの父親であった!
とさ
「まさか顔も忘れたのか?お前の父親は私だ!」
何処ぞのベイダーみたいなカミングアウトしている…普段なら「嘘だ!俺を騙そうとしてる!」と永夢さんみたいな事をするが コイツの前だとそんなジョークを飛ばすなんて考えられないな
「……………」
『こ、コイツがハルトの父親か!!』
「あぁ義父な知ってんだろアレと俺の間に血縁関係がねぇって事、拾ったガキを化け物呼びして痛めつけるのが大好きなクソ野郎だ」
「ほぉ何処で知った?まぁ聞く意味はないか…では生意気なガキには教育的指導をくれてやる」
「やれるもんならやってみたら?…いつぞやの恨みを何万倍にして返してやるよ」
溢れ出る感情エネルギーがジョーカーメモリとリンクしてハルトの出力を引き上げに入るのに合わせて アナザーライダー達とのシンクロ率も上がっていたのである
俺と記憶が共有されているアナザーライダー達は過去の仕打ちを知っているのだから
『コイツがしっかりとハルトを息子として愛していたらハルトはこんなヤバい奴にはならなかったんだ!』
『そうだ!俺達の苦労の大半はコイツや家族せいだぁ!!』
『コイツを殺せえええ!今まで受けた精神的苦痛を倍返してやろうぜぇ!!』
違った、別の意味でキレてた主に自分の不幸の根源であるから
「お前等……真面目にやれよ」
『何より、俺達の相棒を無能と呼び彼処までの事をした…それが一番許せねぇ…』
『俺達ァ確かに悪党だが大事な仲間を笑われて許せる程のクズじゃねぇよ!!』
その言葉にハルトは閉口するが少し口角が吊り上がりながら呟くように、何処となく喜ぶを宿した声音で
「……………そっか」
「ふん!折角怪人王の器として生まれたのに、そんなライダーとも怪人とも取れない半端者になるとはな…情けない限りだな、まぁ良い貴様のような化け物が国の王か、ならこの国は俺のものだな無能な貴様には相応しくない」
何処で見聞きしたかは知らないが…不思議なところがある
「だからこの時間軸の俺を殺したと?」
「あぁ従者に知人、それと…貴様が惚れていたあの女、それも殺して私の忠実なるデスマスクに変えたがな」
『おい待て、こいつ』
『いや待て!確か』
その時 老ハルトがあかねに会った時の言葉を思い出す
そう あかねは本来の歴史ならハルトの帰還した日に自殺していた事を……となるとこの男は死体を弄んだに他ならない
「あ?」
その一言でハルトにもスイッチが入るが、それにすら気づかない 彼の脳裏には自らの暴力や恫喝に怯え、震える子供にしか見えないのだ
過去の行いが 今の自分の目を曇らせる
それはいじめられっ子が格闘技を覚えて、後年に絡んだいじめっ子をタコ殴りにするかのように
「何だその生意気な目は!!何か言いたい事があるならハッキリ言ってみろ!!」
「此処で死ね!」
ハルトは左の瞳をメドゥーサ・ファントムが持つ石化の魔眼に変えて足だけを石化させると同時にアイズのガイアメモリを起動、大量に展開された自分の新たな目から派生させた『
「ま、まさか…」
視界 5メートルが射程距離 そして自分が切れると思わないと切れない魔法
使い勝手の悪いと思う箇所もあるが
それなら目を増やせば良いし作り物の視界ならばどれだけ接近させても問題はない
切れるイメージ?そんなの何度もしてきた結果、プログラムのように流れ作業で出来るのだから中々のものである
ドガガガガガガガガ!!!!
雨霰のように降り注ぐ全方位からの斬撃、逃げようにも足を石化させられ逃げられる訳がない
「終わりか?」
だがやはり受けた仕打ちには倍返しは基本であるが
「ふふふ、それは此方のセリフだよ」
そこには無傷の四季が立っていたのである
「へぇ…こりゃ良い、痛ぶりがいがあるってもんだ」
『おいマジかよハルトの技を受けて無傷とか…』
『まぁ冷静に考えるとハルトの親をしてた奴がマトモな訳がない!!』
『そりゃそうだ!!』
「まぁそうなるよな……けど妙だな」
俺と違って普通の人間の筈なのに何故耐えられる? アナザーWに検索を頼むと
「次はどんな手品を見せてくれるんだ?無能」
「まぁ良いや、死ぬまで殺し続ければ良いだけだな」
『ジオウ』
此処で死ぬ奴のことなんざ考える意味もない!!
その頃 現代の逢魔では
「はっ!何かハルトが面白い事してる気がする!!」
「ダグバ落ち着け」
ガドルが止めに入るがダグバは何か戦いを察する本能が凄まじく、ドレッドルーパーの腕をもぎどるとそれを棍棒代わりに振り回していた
それと同時に
「うっ!…な、なんか悪寒が…」
「宗一どうした?風邪か!」
「い、いや何か嫌な予感が…具体的には会いたいない奴が近くにいるような…」
未来で仲間にした同胞の到来を察した宗一であったという
そして一方 ガンマvsナツキの伴侶達はと言うと
「まぁこうなるよなぁ」
それは戦いではない一方的な蹂躙であった
「全くナツキの体で好き勝手するとは気に入らないな!」
「あ、腕が外れた」
「ダメですよマドカ!一応はナツキさんの体なんですよ!!大事にしないと……まぁ僕もキャロルの力があるので糸で縫合しますが…」
「なら折角だ新しい機械で切り刻むとしよう」
「ひ、ひぃ!!お、お前達、正気なのか!愛する男の体を切り刻むなんて!!」
「まぁ普通は忌避すると思いますが実際は別ですよ」
「え……」
「貴方は言いましたよね?貴方を殺しても別のナツキさんの死体に憑依すると」
「あ……あぁ」
「なら貴方を殺さないように痛めつければ、2度ナツキさんの体で蘇る事はありませんよね」
「おい野田夏樹!!」
「ん?」
「貴様、こんな狂った女達と付き合うなんてどんな神経してんだぁ!」
「え?皆、可愛いだろ?」
「正気なのかぁ!!」
「ん?」
「さーて、貴方にはたっぷりとお仕置きが待ってるので少し此方に来ましょうか」
「た、助けてくれ!頼む!俺は死にたくない!!」
「その言葉、言った奴をお前は助けたのか?」
「っ!」
「無いだろ?なら答えは一つだ俺もお前を助けない…何より俺の友達が作った国を滅ぼした奴の戯言など誰が聞くか」
『え?お前の事を友達と思った事はないよ?』
「黙れ、俺のイマジナリーハルト!!」
「ま、まぁ大丈夫ですよ殺しはしないので…けど」
「死が救済と思うレベルで痛めつけてやる」
「いやダァ!!!たすけてえええええ!!」
首根っこ掴まれて連行される姿が何か真理の扉に飲み込まれたホムンクルスを見送る気持ちだったとナツキは後述していた
だが司令塔が無くなっても問題解決ではない未だに暴れ回るドレッドルーパー軍団 クローントルーパーや留守居組も懸命に戦いがそれでも物量に攻められる
「銀狼、まだなの!!」
「もうちょい…」
「はぁ仕方ない行くぞベアトリス、カレン」
「はい!」「迎撃ですねお任せを」
「ちょっと待ってよ!戦闘力かつ人間的にマトモ枠な三人が抜けたら此処には私以外の常識人がいなくなるじゃん!」
彼女の言葉に面々は
「ニア…」
「あなた、自分が常識人側だと思ってたんですか?」
「哀れ」
「え?違うの?」
「お前と束、アンティリーネそれと最近ではティオもだが、お前達は私達の中でハルトよりだと思っている」
「私とそのラインナップ…ふむ、いや待ってそれって私達がクレイジーメンバーってこと!!」
「事実では?」
「そうね心外よベアトリス!」
「そうだ言ったれ!!」
「私がニアや束と同じクレイジー枠な訳ないじゃない!私はまだマトモよ!!」
「ちょっ!どう言う意味!?」
「ちょっと待ったぁ!束さんもその枠なのかい!!」
と騒いでいると仕事中の銀狼が
「ちょっと皆、五月蝿い」
「ごめんなさい!」
イラッとした目で此方を見たのに怯える二亜だったが
「悪い、あかね…うちのは大体こんな感じなのでな」
「あ、あはは…賑やかですね」
「まぁ共通で全員があのバカに惚れ伴侶にアレを選んだ…根っこは似たもの同士さ」
「はい…色々と大変ですけど…一緒に頑張りましょう!」
「うぅ!ええ子や!何やこの子!流石ハルきちの初恋の女の子や!!」
「え?えぇ!」
「という訳でハルきちとの甘酸っぱい恋愛エピソードなどを!」
「あ、二亜さんは少し離れてくださいね」
「えぇ何でぇ!!」
涙目の二亜だが、それが良い と頷くアンティリーネとカレンであったが
「あの今、私達は侵略行為受けてるよね?現状のほほんする要素ないよね!!」
アリエルのツッコミが的を得ていたが
「ま、まぁハルトが主力殆ど残してくれてるからってのもあるけど未来は大丈夫かなぁ〜」
「大丈夫じゃないハルきちだし」
「それで片付く辺り私達も大概毒されてる」
「銀狼、時間だが後どれ位稼げば良い?」
「5分」
その頃 場面は変わり宝太郎達はベータが変身したオロチマルガムとの戦闘になっていた
「あははどうしたのかな?そんなのじゃ私は倒せないよ!」
「くっ!」
「秋羅…まさかハル兄は!」
「そうだよベータを見て困惑してた所を背後からアルファに刺されたんだ!」
「だけどそれだけでハル兄が死ぬなんて考えられないよ!」
「その短剣にはヒュドラの毒が塗られていたんだ」
「え?ハル兄ってケイローンみたいに苦痛に耐えられないで自死したの?」
「そうだ……くそっ!俺がヘラクレスを呼ぼうと由来の触媒を集めたばかりに!」
「犯人はお前かぁ!!」
とんでもない事実であるが…それでもヴァルバラドとマジェードの連携に流石に押され始めているのだが
「残念だね、私にはまだコレがあるんだよ!」
と他のレプリケミーカードの三重錬成による強化を行うが
「なら」
と2人は最強フォームアイテムを取り出すが
「皆さん、此処は俺に任せてくれませんか?」
「秋羅!?」
「そもそもの発端は俺です。なら此処でその借りを返したいんです!」
「そうか」「なら任せたよ」
「え、ちょっ!2人とも!」
「目的を間違えないで私達の目的はコイツを倒す事じゃないよ」
「そうだな、よし任せたぞ秋羅!」
そのまま走り去る全員を見送ると
「へぇ1人で勝てると思ってるんだ」
「あぁ」
「ドライバーも何もないのに?」
「俺にはコレがある」
取り出したのはヴァルバラッシャーとハルトから渡されたレプリケミーカードで
「鉄鋼!!」
『Tune up!マッドホイール!!』
体に緑色のラインが入っているヴァルバラドに鉄鋼したのである
「行くぞ」「いつでも良いよ」
同時に駆け出した2人の激突は建物を揺らす程の一撃であった
そして全員が目的地の扉を見つけたのだが
「黎斗さん扉あけ『私はネオ檀黎斗だぁ!』いいから開けてくださいよ神様!」
『悪くないが、この扉を開けるにはパスワードが必要だ』
「いやそんなの無いでしょ」
『そうだがゲーム要素が「開けろ」っ!」
未来一夏の圧と突きつけられたバグヴァイザーを見て怯えたネオ檀黎斗は扉を開けると端末からそのまま出てきたのである
「全く魔王と銀狼以外は私のセンスを理解しないとは…」
「いや状況を考えて、それでハル兄達は今何しているの?」
「地球外生命体を仲間にして黒幕と戦っている」
「なら早く助けに行かなきゃ!」
「いや地球外生命体って何!凄いガッチャな感じがする!!」
「その前に魔王に任された事をやるべきだろう?」
ネオ檀黎斗にしては珍しく他人 ハルトを配慮していた それは自分のオリジナルと同じように家族の確執を持つからか 或いは純粋に自分のゲームを愛するプレイヤーだからか定かでは無い
「そうだ秋羅の事もあるから早く行こう!」
「ならば彼の加勢は私がやろう行くと良い」
「ありがとうございます黎斗さん!」
「ネオ檀黎斗だぁ!!」
掛け出す面々に訂正を要求するネオ檀黎斗であったが
「おい、どう言う風の吹き回しだゲンム?」
「貴様はパラド!!なぜ此処に」
「ちょっと待った俺はハルトから生まれたパラドだ君の知ってるのとは違う」
「成る程、そう言う事か…よしならば着いてこい」
「何をする気さゲンム」
「魔王に私の神の才能を見せてやろうと思ってな」
「?」
その頃 エボルトは残骸と化したガーディアンを投げ捨てながら物見遊山でハルトの所へ行くと
「立てよゴミ屑」
「ひぃ!!」
「おい立てよ、俺を散々無能と馬鹿にしただろ?役立たずと嘲っただろ?ほら立てよ何で無能の俺が立ってて、有能なお前が地面に這いつくばっているんだ?可笑しいよなぁ相棒?何でだ?」
『そりゃお前が有能で、倒れてるコイツが無能だからだろ』
「その通りだ、あぁ本当に忌々しいよ弱かった過去の俺がなぁ!!」
「ご……」
「こんなゴミ屑に人生を狂わされて大事な時間を奪われていたなんてな!だが一つ、お前が言っていた言葉で真理と思った事がある」
「な…なにを…」
「力ある者は力ない者に何をしても構わないとな…ほら立てよ弱者、少しは俺を楽しませろぉ!!」
変身解除して武装色の覇気で硬化した足、それも爪先で腹を貫通するだろう威力の蹴りを鳩尾に叩き込む
「ご……が……あぁ……」
「やはりな、どんだけ外が頑丈でも内側からのダメージは通るんだな」
そう呟くハルトの手にあるアナザーウォッチに刻まれているのは、まるで爆破に巻き込まれて黒炭となった顔のアナザービルドこと…アナザービルド・ハザードフォームの顔が刻まれていた
本家のハザードフォームは装甲を削り取り内部に直接ダメージを叩き込める、そして制限時間を超えたらご存知の通り暴走して止まらなくなるが怒りにより上昇が止まらないハザードレベルの急成長により耐久時間が更新されているのである
怒りによりトラウマが見えてないのも最大の理由だがエボルトは淡々と分析していた
「ほぉ、怒りの感情でハザードレベルが急上昇してるな面白い…それだけ奴が憎いって訳かそれともあのアナザーウォッチがハザードトリガーの役割を果たしているか」
「そうだなエボルト、答えは……両方だ」
今度は四季の頭を鷲掴みすると近くの壁目掛けて顔面を何度も思い切り叩きつけた
「ぁ……がぁ……や、やめて……」
額が割れ、血を流し歯が抜け折れて…ボロボロになりながら命乞いする四季にハルトは嗜虐な笑みを浮かべる
「おいおいどうした?泣くなよ…全部お前が非力な子供の俺に実際にした事だろ?言ってたよな強い奴は弱い奴に何しても構わないって…今まで自分がしてたろ?自分が弱い立場に途端に辞めてくれ?道理が通らないだろうがぁ!」
『シザーズ……strike vent』
『アッパー』『ビート』『スクリュー』『チョップ』
アナザーシザーズに変身してシザーズピンチを召喚、そのままパンチ系のラウズカードに宿るアンデットの力で強化、その力を宿した渾身のフォーカードパンチを顔面に叩き込んだのである
「ほら立てよ、今まで受けた分とこの時代の奴等が受けた苦痛以上の地獄を味合わせてやる!」
そのままシザーズピンチの鋏を開いて首を締め上げながら鋏を首にめり込ませていくとエボルトはやれやれと方を竦め
「おいおい助けて借りを作ろうと思ったらワンサイドゲームか…こりゃ俺の出る幕は無いな、んじゃ高みの見物と行くかねぇ」
ハルトは無表情のまま目線を動かさずに淡々と声をかけた
「エボルト」
「何だ?」
「まだ終わってねぇよ」
「ん?」
「俺の元家族は往生際が悪いんだよ」
「そうだ!俺はこんな所では終われないんだぁああああああ!!」
それと同時に四季は懐から見せた黒い液体の入っているフラスコを見せつける
「それは?」
「ダークエーテル、お前の国の奴等を使って集めた絶望の液体だ」
「っ!」
ハルトの脳裏には以前 老ハルトから聞かされた絶望の感情から生まれるアナザーライダーの存在を思い出すと同時にダークエーテルのエネルギー弾がアナザーシザーズを襲おうとしたが
『guard vent』
シェルディフェンスを召喚して攻撃を防ぎきる
龍騎の中でハズレ、最弱と色々とネタにされがちなシザーズではあるが俺はハズレではないと思っている…まぁ蟹刑事さんの行動は擁護できないが…
作中のボルキャンサーは人を大量に食べていたからスペック以上の脳裏があった可能性もある
浅倉さんが護送車の警官全員をメタルゲラスに食べさせた後、そのメタルゲラスはタイガのデストワイルダー相手に優勢だったのも考慮すべき、そもそもカニがモチーフだから防御力は高いガードベントのシェルディフェンスは龍騎のストライクベントを吹き飛びながらも防ぎ切り、王蛇のベノクラッシュもバタ足キックで盾を逸らされてから本体を殴られただけなので 実際 シェルディフェンスを破壊された訳ではないが
「はははは!!凄いコレが俺の力かぁ!!」
ダークエーテルを体に取り込み、恐らく俺から奪ったのだろうアナザーウォッチも取り込むと体の中から紫のオーラが満ち姿を変えた
その姿は正に一般的にイメージする大鎌を持った髑髏の死神 赤いのは暗殺の返り血を浴びたからか…ハルトはその姿に覚えがあった
「あぁ白スーツの本体がなってた悪趣味な金ピカライダーに似てるんだ…システムが共通かライブやエビルみたいに人格切り替えがトリガーなのかな?まぁ今は良いや」
グリオンに謝れ魔王…おっと失礼…そのアナザーライダーの字を名乗らせるならば
歪んだ錬金術師 アナザードラド
「スクラップにしてやる」
それと同時刻 一夏達が見たのは感情を抜かれて何処か虚になっている国民達であった
「そんな…」
「これが奴等のやり方だ」
「………っ!!」
「おい待て!」
「スパナとりんねは此処の人をお願い!」
「分かった!」
そういうと宝太郎も一夏達を追いかけると同時に建物そのものを揺るがす地震の発生に
「あ、ハル兄がキレてる」
「無理もない」
その数秒後 赤い髑髏のようなアナザーライダーを踏みつけながら建物の床をぶち抜きながら落ちて来たアナザーグランドジオウがいた
「………」
「ハル兄!?」
「ん……おぉ、一夏!首尾はどうだ?」
「う、うん順調…じゃないよ!何なのこの状況!!」
「コイツが今回の敵」
「見れば分かる!ってか誰なのさコイツ!!」
「俺の義父」
「………は?」
「これがハル兄の親!?あの噂に聞く妹過保護虐待ネグレクトのクソ両親!!」
「な、なんだ……ん?あぁ貴様かガッチャード」
「コイツが…」
「つー訳で、コイツの始末は俺がつける邪魔するなよ」
「良いやこの時代の件は俺がつける」
「は?」「あ?」
と2人が歪みあっている間に
「愚かな…今にも魔王のいた時代の逢魔をドレッドルーパーが襲っている、どの道 貴様の未来も破滅だぁ!!あはははは!獣が人間に逆らうからこうなるんだよ!ザマァないな!」
と高笑いしている四季だがハルトは侮蔑を込めて
「お前…うちの国の奴等舐めすぎ」
「何?」
「俺の仲間がそんなに脆いわけないじゃん」
「は!面白い冗談だな貴様が死んだと同時に総崩れだったのにか」
「ほーんとバカだよねぇ…何せ俺の我儘について来れる奴等だよ、アイツ等のヤバさはお前の想定を遥かに超える」
『一番ヤベー奴が何か言ってら』
同時刻 現代
「ん?アレ?」
「どうした銀狼!」
「まさかハッキングされ返されてるとか!!」
「いいや、これで終わり?退屈過ぎる……何コレ?私のハッキングツールの改造版?いやコレだと改悪だね!」
とEnterボタンを押し込むと同時に未来から産地直送されていたドレッドルーパーはクーリングオフされたが
「私のお下がりで私に勝とうなんて1000年早い」
「さっすがぁ!」
「あ、しまった此処にいる奴等を巻き込むのを忘れた」
「何してるのよ銀狼!!」
「仕方ない、後は皆宜しく」
「お前も働けぇ!」
と喧嘩している所に奇襲!とばかりに襲い掛かる人造ドレッド参式による不意打ち 流石の千冬達でもライダーシステムを出すのが遅れた刹那
「おりゃあああああ!!!」
その掛け声と共に放たれたライダー キックが紋章と共にドレッド参式を破壊したのである
その赤い姿は間違えようのない ハルトのヒーロー
「クウガ!?」
「嘘でしょ!ハルくんに報告しなきゃ!」
「待って、生体反応がない…これ立体映像?」
「その通りだハッカー」
クウガが立体映像として消えると各所で加勢していただろう 電王とWと一緒に並び立つ
そこに現れた金色の仮面ライダーは千冬達には見覚えのある存在だった
「あ、その金ピカは!」
「いつぞやのゴージャスなハルト!!」
そうトータスで共に戦った事のある仮面ライダーレジェンドに変身するハルトことゴージャスハルトであった
「え?ハルトってそんなに沢山いるの?」
「そうか、あかねは初めてだなアレはハルトの並行同位体だ」
「ようは色んな世界には色んなハルくんがいるんだよ!」
「えーと…ようするに私の知らないハルトって事?」
「そうだ……そうか魔王の俺様もあかねに再会出来たのか良い事を知れたな」
「え?」
「魔王が言ってたな自分の歴史では君は離れたと」
「………」
その言葉だけで理解した このハルトは自分があの時離れなかった選択を選んだのだと…それだけでコレだけ違うのかと彼女は下唇を噛み締めるのであった
「そうなんですよ、このゴージャスハルトさんはあかねと結婚して子供もいるんですよ〜いやぁ驚きの余り手入れしてた雷鳴剣を落としかけましたよ!」
「ええええ!私とハルトが…それに子供まで…そ、そうなんだ…」
「そうだな、まぁ俺様のあかねの方が可愛いがな」
「それ以上は戦争になるからやめろ」
「そうか…なら詫びとして戦おう、お前達が傷付いたら魔王が悲しむ」
「何でこの世界に?」
「そうだ…トータスの事件解決後、元の世界に帰る途中にオレンジ色のガッチャードが未来で苦しむ姿を見てな真逆と思ってな」
「それで戻って来たと」
「あぁそうしたら予想通りトラブルだった」
「それは助かる人手は多い方が良い」
「それと助っ人も連れてきた」
「助っ人?」
「あぁ、だが離れてしまってな何処に行った事やら…」
その頃 病院では
「お前等!此処は絶対に守るんだぁ!」
とクローントルーパー達が気合いと共にドレッドルーパーと戦っていたのである
「クソっ、俺達にもライダーシステムがあれば」
「無いものねだりは良くないぜルーキー!兎に角撃ちまくれ!!絶対に中に入れるなぁ!!」
そんな中 病院の中では怪我をした子供達が泣いて 彼等からすればいきなり襲われたのだから無理もない……その中で1人の青年が立ち上がったのである
「君、大丈夫?良かったらコレ食べて元気出して!」
と腹の部分にジッパーがある明るい色をパーカーを着た青年が泣いている子供に グミの袋を渡す
「………え?」
「ちょっと待っててね、悪い奴等をやっつけてくるから!」
そう言うと1人 戦場と化している外に出たのだ
それに気づいたクローントルーパーは
「何をしている!民間人は早く中へ戻れ!」
「俺も戦います!」
ジッパーを使い腹部を開くと中から現れたのは赤い人の顔をしたベルトであった
「お前……まさか」
そのまま青年は懐から取り出したお菓子の袋をイメージしたようなアイテムをベルトを開いて中央に装填する
『EAT GUMI!』
そしてレバーを回してエネルギーを貯めていく袋のようなバリアの中でグミが大量に溜まっていく
『!!!!』
「…………変身」
ベルト横のボタンを押し込んで力を解放 中にいるゴチゾウから解放された力はアンダースーツを形成しグミの力を宿した装甲を変身者 ショウマに与えたのである
立ちくらみするように倒れかけるも変身は完了だ
『Poppin GUMI!juicy!!』
そこに現れたのは新たな仮面ライダー
人の幸せを守る為 陰ながら戦うヒーロー
その名も仮面ライダーガヴ 現る!!
「仮面……ライダー ?」
「そう、俺は…俺は仮面ライダーガヴだ!」
そのまま走り出すガヴはドレッドルーパーに先制パンチをお見舞いすると 先程 お菓子を貰った子供が外に出て笑顔で手を振りながら応援する
「頑張れ!仮面ライダーガヴ!!」
「ありがとう!!」
サムズアップでそれに応えて戦うガヴを見て
「お前等!全力で仮面ライダーを援護するぞ!!」
「そうだ!行くぞ!!陛下なら絶対そうするからだぁ!」
「「「「「おお!!」」」」」
上の教育が末端にまでよく届いているなと感心する、ドレッドルーパーを押し返していく中
「ほぉ、アレが新しい仮面ライダーか?」
パシャリとトイカメラでガヴを撮影する士を見て
「え?君は?」
「俺か?通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!変身!!」
『KAMENRIDE…DECADE!!』
ネオディケイドに変身してライドブッカーをソードモードに変えると近くのドレッドルーパーを両断すると
「ディケイド!」
「お前か、久しぶりだなレジェンド」
「あぁ…色々話したいが先にこいつ等を倒してからかだ変身!!」
『ケミーライド!ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!レジェンド!!』
「行きますよディケイド!」
「あぁついて来い!!」
その頃
ナツキの手元にあったアナザーウォッチが怪しく光出すと気になり手を突っ込む
しかし
「え?何コレ……え?チョコレート?」
ポケットに入れた覚えはないが…ウォッチから溢れるチョコレート……まずい!
「アナザーウォッチを汚したらハルトに怒られる!!……ん?」
その時 ナツキの体を突然 チョコレートのような黒い液体が包み込んだのである
「ぎゃああああ!!」
感じるは腹部への激痛、まるで麻酔無しで帝王切開されたかのような痛みと自分の体を作り変えられるかのような激痛から
変異した姿はまるで 熱で溶けたチョコレートが入った入れ物 銀紙が辛うじて抑えこんでいた液体が血のように流れ出す 食玩が入っているお菓子モチーフか溶けたチョコの隙間から見える髑髏の顔と腹部に見える異形の埋め込まれた口が特徴の新たな戦士
『ヴァレン』
溶け出す復讐心 アナザーヴァレン 現る!
「う、うわあああああ!!」
予告
各地での戦闘も佳境に差し掛かる中 突如暴れ始めたアナザーヴァレンは
過去に現れたパラドックスロイミュードに襲い掛かる
「な、何だ貴様は……貴様のようなアナザーライダー…俺は知らないぞぉ!」
「そ、そうだろうな……何せ生まれたてなもんでな」
未来では本性を表した 四季の暴走を止める為に…
「お前達が取れる選択肢は二つ、一つは魔王に任せるか もう一つは俺と共に戦うかだ」
「え、未来の俺!?」
「え?アレが未来の宝太郎さん!?」
闇を祓う為 暁と虹
現在、未来のガッチャード達が手を取り合う!
「「「変身!!」」」
次回 暁の錬金術師 お楽しみに!