無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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皆様!初めまして?いつもありがとうございます!カグ槌です


いや本当に毎度のサイレントアンケートのご協力ありがとうございます!!

皆様の応援に支えられて300回行くぞ!って所ですか…そろそろ本編進めないと…

では本編をどうぞ!!


暁の錬金術師

 

 

前回のあらすじ

 

現在、未来で行われる戦いは混沌としていた

 

未来ではハルトの義父である四季の対処を巡り

 

現在では新たなライダー 、ガヴの登場に合わせて 新たなアナザーライダー アナザーヴァレンが目覚めたのであった

 

 

 

未来

 

 

パラドックスロイミュードは新たなドレッドルーパーを派遣するが 銀狼のハッキングにより送り返されたドレッドルーパーと逆流したゲートのエネルギーから起こされた爆破に巻き込まれたのであった

 

 

「くっ……おのれ!過去の猿が…こうなれば私自らが手を下してくれる!!」

 

 

とパラドックスロイミュードはゲートのバックアップシステムを起動、それを使い過去に飛んだのであった

 

 

 

現在

 

 

「此処が過去の魔王がいた世界ならば、私の力で歴史を変え 悲劇にしてやろうでは無いか!!」

 

 

そう啖呵を切るパラドックスロイミュードだが

 

 

「うわあああ!!」

 

 

突如現れたアナザーヴァレンの不意打ち体当たりで吹き飛んだのであった

 

 

 

「ぐ…な、何だ貴様は!!」

 

 

 

「う……うがああああ!!」

 

 

その力に振り回せられて暴れる姿 それこそがアナザーライダー本来の姿とも言えるのだが

 

ハルトが契約を交わしたアナザーライダー達を変身するならば精神汚染対策を施されたアナザーウォッチでの変身を行われるので本来のアナザーライダー契約者が襲われるデメリットはない

 

しかしアナザーヴァレンは例外とも言える

 

 

オリジナルの生誕から日が浅く またガヴの登場に反応して起動したからかハルトを介して契約をしてない純度100%のアナザーライダーなのである

 

 

それが何故 ナツキについたのかと言えば他の二号系列のアナザーライダーを宿す彼に惹かれたからだ 街灯に照らされる蛾の如く

 

 

 

その結果 ハルト以外には制御出来ないアナザーライダー の暴走にナツキは巻き込まれたのである

 

 

 

「がああああ!!」

 

 

まるで全身に電流でも流されてるかのような絶叫と右手に現れた まるで閻魔が罪人の舌を引き抜く為の道具 カジヤ型の武器…オリジナルのヴァレンバスターに該当する武器を持つが冷静な時ならいざ知らず暴走状態の今では当たるものも当たらない だが人間特有の感情剥き出しな戦い方にはパラドックスロイミュードも困惑していたが

 

 

「だが!重加速の中では貴様とて無力よ!でぇやぁ!」

 

そのままパラドックスは重加速を引き起こすが

反応を検知した銀狼は不敵に笑うと

 

 

「残念、相殺開始」

 

 

同時に逢魔の議事堂からアンテナが伸びると放たれた波動がパラドックスの重加速を相殺したのである

 

 

「何!」

 

 

 

その反応を遠巻きで見ていた銀狼は

 

 

「此処には貴方以外のロイミュードも暮らしてる喧嘩で重加速使うのも日常茶飯事だからその辺は対策済み」

 

 

ドヤ顔する銀狼、そう軍艦にクロックダウンシステム搭載させた天才ハッカーand技術者組のお陰でもある

 

 

「まぁ必要無かったか」

 

 

「どうしてだ銀狼?」

 

 

千冬が首を傾げると

 

 

「仮面ライダーマッハは重加速を発生させる事が可能、だからアナザーマッハがいるなら問題ない」

 

 

「だが、あのアナザーライダーは何者だ?」

 

 

「私達も知らないとなると…ハルくんの隠し玉?」

 

 

「けどナツキが暴走するようなアナザーライダーをハルトが用意するか?」

 

 

キャロルの疑問は周りからも感じられた

 

普段の扱いこそ雑だがハルトは割とナツキを気に入っている だからこそ自分の力を分け与えているし以前 アナザーライダーの精神汚染対策をきちんと施していた事からも証明されている

 

 

「確かにのぉ」

 

 

「え、ティオさんいつの間に!!」

 

 

「先程持ち回りが終わって戻ってきたのじゃ、それよりもあの黒い泥のような怪物は…」

 

 

「ナツキの変身したアナザーライダーだよ」

 

 

「ほぉ…」

 

 

ティオは冷静に分析していた

 

 

「何でティオさんやハルトさんは普段はふざけ倒してるのに真面目になると凄く絵になるんですかねぇ」

 

 

「ベアトリス、言ってやるな普段がアレだからギャップでよく見えるだけだ」

 

 

「成る程」

 

 

「いや何故妾は罵倒されておるのじゃ?」

 

「日頃の行いは大事って話だな」

 

「辛辣じゃな千冬よ……じゃが悪くない」

 

 

「ダメだコリャ…」

 

 

その頃 ナツキの精神は荒れ狂うアナザーヴァレンの波動に振り回されていた!!

 

 

だが

 

 

「義兄さんの体で何をしてるの?」

 

 

パラドックスとの戦いの最中 咲那が現れたのである

 

 

「うがああああ!!」

 

 

アナザーヴァレンは暴走したままヴァレンバスターに当たる武器を乱射 その弾丸が彼女を捉えようとしていたが

 

 

「変身!」

 

『open up!』

 

 

オリハリコンエレメントの展開がシールドとなり咲那はレンゲルに変身したのである、そのまま彼女は

 

 

『Rush』『Blizzard』

 

 

2枚のカードを読み込み 吹雪を纏いながら体当たりをしてレンゲルラウザーをアナザーウォッチに突き刺したのである

 

 

「義兄さん!目を覚ましてください!!」

 

その声によってナツキの意識が表に引き摺り出された

 

 

「さ、咲那?」

 

 

「義兄さん…良かった……」

 

 

「俺は……そうだ!突然チョコレートに包まれて!」

 

 

「義兄さん?」

 

 

「あれ?いや……そうだコイツの所為なんだよ!」

 

 

「一体どこの誰のチョコレートに包まれたんですか?」

 

 

「は、はい?」

 

 

「バレンタインはまだまだ先なのに…抜け駆けしたのは誰ですか……ダメですよ義兄さん…私以外の女の子からチョコ貰ったら…やはりあの人達はこの手で……丁度良いです…最強のライダー の力を見せる良い機会です」

 

 

「ち、違うよ咲那!このアナザーライダーの力がチョコレートかも知れないってだけで…」

 

 

「義兄さん私のキングフォームを見ててくださいね」

 

 

「それ失敗する奴だから辞めろ咲那!!」

 

 

と慌てる中パラドックスは

 

 

「貴様等!お前たちの相手は「「うるさい!!」」ごふぅ!」

 

 

パラドックスはレンゲルラウザーの薙ぎ払いで切られ転がるとその先には待ち構えていたアナザーヴァレンが0距離射撃をお見舞いすると

 

 

「こうなったらお前に八つ当たりじゃあ!」

 

 

 

理不尽な暴力がパラドックスを襲う

 

 

そのまま勢い任せかつ荒々しく、今までならばハルトの仮面ライダー 講座という能力の講習を受けていたが今回は初見のライダー 故にナツキも把握してる手札でゴリ押す

 

 

『remote』

 

 

レンゲルはそれをサポートするようにリモートで封印されていたアンデットを解放

 

 

解き放たれたのはビートルアンデットとラウズされた事はないのにリモートで解き放たれがちな センチビートアンデットの2体であるが

 

アナザーヴァレンと肩を並べるが絵的に甘いものに集る虫に見えるのは内緒である

 

 

2体のアンデットが連携とばかりにパラドックスを羽交い締めにして押さえつけるとガラ空きのボディにアナザーヴァレンバスターを乱射する それは養殖として魅せる戦いではなく野生として狩る戦いでもある

 

 

 

「これで終わりだ……ぶっ潰す…」

 

 

明らかに違う奴がインストールされているのだが、気にしてないアナザーヴァレンは武器を殴りつけるとチョコレート色のエネルギーが球の形をして収束されていき引き金を引くとチョコレート色の砲弾がパラドックスを捉えたのである

 

 

 

「あ……が、があぁ…何だ、そんなアナザーライダー……俺は知らないぞ……」

 

 

ボロボロになり体から放電しているパラドックスがそう言うがナツキも息絶え絶えに

 

 

 

「だろうな、生まれたてだ」

 

 

「ぐああああああああ!!」

 

 

同時にエネルギーの奔流が全身を駆け巡りパラドックスは爆散、残されたコアは砕かれたのである

 

 

 

 

その頃 未来では

 

 

 

「ははは……あぁ殺されるなら魔王の方が良かったなぁ……消えない傷になっただろうに」

 

 

 

「残念だが今の魔王の傷にはならねぇよ」

 

 

「そうか、それは……残念……」

 

 

その言葉を最期にベータは元の砂と人形に戻り無に帰ったのを見送った秋羅は

 

 

「はぁ…終わった……これで仇は取りましたよ」

 

 

既にいない魔王の弔いを静かに告げる

 

 

そしてネオ黎斗はと言うとパラドと一緒にとあるシステムハッキングを終えていた

 

 

「ふぅ、何て厳重な警備だ」

 

 

「ま、これだけの難易度だったらクリア報酬もかなりのものだろうな」

 

 

と談笑する2人は待ってましたとばかりに宝箱を開けてみると

 

 

「こ、これは!!」

 

 

 

その頃

 

 

ハルト達はと言うと

 

 

「はははははは!!」

 

 

笑いながら義父に呼び出したドッガハンマーで何度も殴打するという今までの仕返しをしていた

 

 

「さぁ餅つきタイムだぁ!!」

 

 

 

今までにないハイテンションで喜ぶハルトに一夏達は驚愕しているが何度目かの殴打で四季の顔にファントムになる前兆である体のひび割れに類似した現象が起こり始めたのだ

 

 

 

「ふぅ……やれやれ折角のこの体も使い物にならなくなったではないかぁ!!」

 

 

「あ?」

 

 

「っ!ハル兄下がって!」

 

 

その言葉に従い後退すると四季はまるで羽化する蝶の如く 体を作り変え始めたのである

 

 

「えぇ……」

 

 

そして城の天井や周囲のものを破壊しながら巨大化していき最終的には光の巨人並みの巨体の怪人が立っていたのだ

 

 

「め、冥黒王!!」

 

 

「これが!!」

 

 

一夏達も驚愕する中、ハルトは

 

 

「なーんだ冥黒王か…なぁ何であんな悪趣味な奴に憑依してんだよ」

 

 

 

フレンドリーに話しかけるハルト、そう彼からしたら怪人は大体友達なのである

 

 

だが

 

 

「ふん!!」

 

 

「ん?」

 

 

冥黒王はハエを払うような動作でハルトを遠くまで吹き飛ばしたのである

 

 

「ハル兄!?」

 

 

「大丈夫……あの野郎…」

 

あのハルトが物理的に吹き飛ばされるという事実に驚愕する一夏だが

 

 

「ふざけるな誰が貴様なんぞの傘下に入った!我は冥黒王…この世に王は2人といらん!!」

 

 

冥黒王から感じたのは純然足る敵意、そう彼はある錬金術師から逃げて過去に飛んできたのだが その時代にいたのは怪人王ハルトが王の時間軸 彼が王である事を不服とし同じ感情を抱いた四季を自我を消して肉体を乗っ取り今回の企てを起こしたのである

 

 

 

 

「そして貴様等錬金術師もだ…小僧、暁の錬金術師もいない貴様に勝ち目などない此処で死ねぇ!!」

 

 

そしてトドメとばかりに冥黒王は最大の力を込めた一撃を一夏達に放った

 

 

 

その攻撃が直撃する前の事 NEWデンライナーが一夏達の前を通り過ぎると同時に誰かを下ろした

 

 

それは希望の光

 

 

「ホッパー!!」「スチーム!!」

 

 

未来一夏と同じく燃え盛る炎のようなケミー達が飛び出し防壁を展開すると宝太郎や一夏達のケミーもバリアを展開して攻撃を防いだのである

 

 

「まさか冥黒王を追いかけた先でまた会うとは…久しぶりだな一ノ瀬宝太郎」

 

 

「え、貴方は!!」

 

 

「久しぶりだな久堂」

 

 

「誰だ、お前は?」

 

 

「あ、そういえばスパナは初めましてだったか」

 

 

「何で俺を知っている?」

 

 

「知っているさ、だって」

 

 

その声に震え上がる冥黒王 かつて刻まれたトラウマを想起する

 

 

「何だと!!まさか…貴様は!!」

 

 

その粉塵の中 現れたのは眼帯をつけた新たな英雄

 

 

「俺は一ノ瀬宝太郎、暁を照らすもの字は仮面ライダーガッチャードデイブレイクだ!!」

 

 

暁の錬金術師 参戦!!

 

 

「何?」

 

 

「えーと未来の俺なんだよスパナ」

 

と説明する宝太郎がいたが未来の宝太郎の登場に

 

 

「うおおおおおおお!未来の一ノ瀬宝太郎さんだぁ!!」

 

 

「え、ハル兄いつの間に!!」

 

 

転移でもしたように現れたハルトに一夏は驚愕するが

 

 

「バーロー!!仮面ライダーがいるならば何処だって駆けつける!それがファンってもんだろ!!すみません!未来の一ノ瀬宝太郎さん!サインお願いします!!」

 

ハルトは百式観音を繰り出す会長の如きスピードでサインペンと色紙を突き出してサインを頼むと困惑しながらもサインしてくれると

 

 

「いよっしゃああああああああ!!テンション上がってきたああああああああ!!!」

 

 

とハルトから溢れ出るエネルギーは以前、白スーツ本体が渡した 新たなガッチャの卵を目覚めさせたのである!!

 

 

「ゴーン!!」

 

 

現れたのは水色の小さな竜、一夏は驚くが宝太郎は誰か知ってたようで

 

 

「え、なんか出てきた!」

 

 

「ニジゴン!!」

 

 

「え、誰!?」

 

 

「101体目のケミーで俺の大事な仲間なんだ」

 

 

「な、成る程…えーと「一夏!今は一緒に戦うゴン!」お、おう!」

 

 

「よし、一夏!」

 

 

「「はい?」」

 

 

「丁度良い機会だから宝太郎さん達からガッチャとは何かを学ぶと良い」

 

 

「え?ハル兄が倒すんじゃないの?」

 

 

「その気だったけど、アレは俺のクソ義父じゃないなら殴る気も失せたわ…ツー訳でお前達に任せる」

 

 

と未来一夏の肩を叩くと

 

 

「頼んだぞ」

 

 

「あぁ!」

 

 

そして並び立つ4人のガッチャード

 

 

その時 宝太郎達のケミーカードが新たな姿

 

 

それは同じように辿った未来で冥黒王を倒した

希望の姿だ

 

 

全員がドライバーをセットすると

 

 

未来一夏が先陣を切る

 

『ガッチャーイグナイター!』

 

『ホッパー1 イグナイト!』『スチームライナー イグナイト!』

 

 

「俺はもう一度、やり直す…もう後悔しない為に!」

 

 

 

それに続くは新たなガッチャードの覚悟に答えるように

 

 

『extra!』『Special!』

 

新たなニジゴンを待機形態に変形させた

 

『ゴーン!ガッチェンジ!』

 

 

『you ready? ゴン!!』

 

 

「あぁ出来てるよ!変えるぜ未来!!」

 

 

それに続くかのように冥黒王を祓った錬金術師が力を解放する

 

 

『hopper 101!』『GIGANTLINER!』

 

 

『ホッパー1 シャイニング!』『スチームライナー!シャイニング!!』

 

 

 

そして全員が変身ポーズを決めて 今唱える!

 

 

 

「「「「変身!!」」」」

 

 

『ガッチャーンコ!!ファイヤーー!スチームホッパー!アチーー!!』

 

 

現れるはこの世界の暁の錬金術師 仮面ライダーガッチャード デイブレイク

 

 

『ガッチャ!&ゴー!レインボーガッチャード!』

 

 

暁が変えた未来を象徴するかのように虹が掛かる 仮面ライダーレインボーガッチャード

 

 

 

そして

 

『めっちゃ!』『ガッチャ!』『TOGETHER!』

 

『ミラクルガッチャード!!』

 

 

『ライジングソウル!シャイニングデイブレイク!』

 

 

諦めなかった思いが奇跡を起こし 暗い世界に暁の光が差し込み始める

 

 

仮面ライダーミラクルガッチャード

 

 

そして闇を祓う錬金術師 仮面ライダーガッチャードシャイニングデイブレイク

 

 

 

今此処に時代を超えて4人のガッチャードが揃ったのである

 

 

 

「うおおおお!俺の知らないガッチャードだとぉgreat!!!!これが宝太郎さんのガッチャ!!!そして」

 

 

1人テンション天元突破していた魔王は笑顔で

 

 

 

「遂に覚醒したか一夏ァ!」

 

 

新たな力に目覚めた一夏にハルトは全力で喜びを示す

 

 

「4人のガッチャード…おぉ!一夏君もガッチャしたんだね!!」

 

 

「え?…そうか…これが俺のガッチャ…今の俺は仮面ライダーレインボーガッチャードだ!」

 

 

「この未来を照らす虹か」

 

 

「それも全部、お前がこの世界で戦い抜いたから繋がったんだ」

 

 

「未来の宝太郎さん…」

 

 

「よし……行くぞ!!」

 

 

「「「おう!!」」」

 

 

この4人に任せておけば大丈夫だろう、というより

 

 

「負ける気がしないか」

 

 

ハルトは笑っていると

 

 

「だから好きなんだよ人間って奴ぁ」

 

 

「お前が言うと説得力が違うよエボルト」

 

 

「だろう?あぁそうだゲンムが何かを見つけたようだぞ?」

 

 

「お、やっと見つけたかネオ黎斗さん!」

 

 

「待たせたな魔王」

 

 

「それでどうでした?」

 

 

「それは……」

 

 

悲しげな顔のネオ黎斗を見て理解した

 

 

 

「そうですか…」

 

 

ハルトが寂しそうな顔を一瞬したが

 

 

「ま、それなら一夏に任せれば良いかな」

 

 

気を取り直して冥黒王を見るのであった

 

 

「おーしネガタロス、お前は浅倉さんや囮部隊回収してガオウライナーに」

 

 

『了解だボス』

 

 

「それと俺達の時代はどうなってる?」

 

 

『報告によればナツキが新しいアナザーライダー に変身して暴走、そして仮面ライダーガヴの出現を確認したぞ』

 

 

「それを早く言えすぐに帰るぞ!」

 

『帰ろうとする理由は半々と見た』

 

『いや微妙にガヴの方が上だな』

 

 

 

「おいおい落ち着けよ魔王、仮面ライダーは逃げないさ」

 

 

「お前に仮面ライダーの何が分かるんだよエボルト!!」

 

 

「俺が戦兎達、仮面ライダーを作ったからだ良くわかる」

 

 

「確かにそうだな…よし信じよう」

 

 

「それに折角目の前にいる仮面ライダー達の勇姿を目に焼き付けておくべきじゃないか?」

 

 

「そうだな!よしサイリウム片手に皆でガッチャード達を応援するんだ!仮面ライダー頑張れええええ!!」

 

 

『ハルトが落ち着いたぞ!』

 

『マジか!』

 

 

と驚くアナザーライダー達であったがエボルトは面白そうにハルトを見ているのであった

 

 

 

 

そして場面は変わり

 

 

レインボーガッチャードとなった一夏は新しい力を解放した

 

 

「よし行くぞ皆!」

 

 

『ホッパー1』『スチームライナー』

 

 

ケミーカードを読み込んで力を解放すると現れたのは

 

 

『ホッパー!』

 

 

ケミーブラザーズ それはケミーとの絆により目覚めたガッチャードの新たな力 

 

 

「嘘!ハル兄やゴージャスなハル兄みたいな事が出来た!!」

 

 

義兄と似た力の覚醒に驚く中でも三人のガッチャードは果敢に攻撃を加えている その戦列に混ざると冥黒王は

 

 

 

「おのれ仮面ライダー!!貴様等は何処まで私の邪魔をする!!」

 

 

「当たり前だケミーの皆と人間が仲良くする未来を守る為に!」

 

 

「そして俺の未来でやり残した事を終わらせる!」

 

 

「俺は……俺の今を取り戻す!!」

 

 

「まだまだ及ばないけど…皆を守る為に!」

 

 

全員が高く飛び上がると同時にそれぞれのカードホルダーから飛び出したケミー達の力が総勢400のケミー達の力が一つに重なり合う

 

 

「「「「たぁあああああ!!!」」」」」

 

 

『フィーバー!!』

 

 

「く、おのれ……この私が…こんな所でえええ!!!」

 

 

 

4人のガッチャードのライダーキックは冥黒王を粉砕爆破して終わらせたのであった

 

 

 

 

 

それと同時に銀狼が未来へと送り返したドレッドルーパー達も帰還と同時に自爆して果てたのである

 

 

 

これで完全に奴等の目論見は途絶えた

 

 

ヒーローの物語はここで終わりだ

 

 

 

「よーし此処からは『俺達(アウトサイダーズ)』の時間だ、ついて来い」

 

 

ハルトはエボルトとネオ黎斗と…

 

 

「私も行くわよ」

 

 

ジャンヌ・オルタも名乗り出たのである

 

 

「どうぞ」

 

 

ドレッドルーパーが送り返された場所へと向かうと

 

 

「おのれ仮面ライダー……こうなれば再び姿を隠して再起を「許すと思う?」っ!」

 

 

「よぉ冥黒王、そんなガラクタを体に錬成しないと生きられなくなってるとか哀れだねぇ」

 

 

「貴様ァ…」

 

 

「その諦めない姿勢は見事の一言に尽きるし、俺としても怪人としても応援したくもある…けどダメだ……お前は俺の……俺にとって大事なもの達に手を出した…手をかけた……」

 

 

ハルトは両手でドレッドルーパーに憑依した冥黒王の首を締め上げ力任せに持ち上げると

 

 

「燃えなさい!」

 

 

ジャンヌ・オルタの幻想の炎により火炙りとなるがハルトの腕事燃やしている だが高速再生により痛みを感じるが魔王の怒りで感じてなどいなかった

 

 

「ぐ……があああ……」

 

 

目線だけ下に向けた冥黒王が見たのは

 

 

「俺を殺した事についてはないも言わない、俺が弱かっただけだからな…でもお前は俺の国の民を傷つけた!仲間の尊厳や死を冒涜した!それだけは絶対に許さない……」

 

 

怒りにより突き動かされる狂気の瞳と表情はまるでこの時代で殺された 魔王の残留思念が憑依したかのようであった

 

 

「おい魔王、その辺に「っせぇ黙ってろ!!コイツは俺が殺す!!」お、おう」

 

 

「あ……が………」

 

 

両手に籠る力は上がり続けていきドレッドルーパーの首もメリメリメリと音を立てていく中

 

 

「な、ならばこの残された力で貴様の体を奪い、我が物としてくれる!!」

 

 

「魔王!!」「マスター!」

 

 

冥黒王は残された力を使いハルトの体を奪おうとしたが それは

 

 

「ぎ…ぎゃあああああ!!」

 

 

悪手でしかない侵食しようとしたら元から高い精神攻撃耐性と防壁、様々な憑依対策により逆に自らの魂を捕食されたのだ

 

 

 

「俺さ色んな怪人の遺伝子やら情報やらを打ち込まれてるの……その中に冥黒王の情報が無いっていつから思ってたの?」

 

 

 

「っ!」

 

 

「まぁドンスラがいる…ある例外を除けば俺を食べる奴なんていないんだよ」

 

 

「ひぃ!」

 

 

「もう曲芸はおしまい?あぁそうだお前、あのクソ義父の体使ってたなぁ……はは…俺を食べようとしたんだ…逆に俺に食われる覚悟もあるよね?」

 

 

舌舐めずりする表情はさながら絶対的捕食者による恐怖

 

 

「ひぃ!」

 

 

自分の手札を完全封殺された冥黒王は震えながら

 

 

 

「いただきます…」

 

 

 

怪人王に逆らうと言う行為の愚行をその身で支払う事となった

 

 

「ひ、ぎゃあああああ!!!」

 

 

 

 

ガブ……ミチ………ビチャ…

 

 

 

「あ………あぁ……あ…」

 

 

 

場に聞こえるのは噛み砕き、千切り、何かが飛び散る水音と飛び散る肉片の落下音

 

 

ハルトは笑顔のまま冥黒王を少しずつ捕食する錬金された装甲なんて知らないとばかりに噛み砕き浴びる返り血など気にせずに血肉を飲み込む、少しずつ体を食われる恐怖に震える冥黒王など知らない それが貴様の罪禍だと、逢魔に仇なす愚かさの代償だと言わんばかり、そしてその体を魂すらも捕食し体に取り込んだのであった

 

 

生きたまま捕食されるという生物として根源的な恐怖を植え付けられ冥黒王は世界から消えたのであった

 

 

 

《冥黒王の捕食を確認 神働術、錬金術、占星術を使用可能 召喚怪人 ジェルマン、ギギスト、ガエリヤ解放完了》

 

 

「ふぅ…ご馳走様、あ…食べ残しが…あむ……うん…何か鉄分豊富な味がする…うん」

 

『錬金術で加工してるからな』

 

 

「あ、そっか!」

 

 

笑顔でエボルト達を見るが三人はジャンヌ・オルタが絶句し

 

 

「ははは、自我や魂すら捕食するか恐ろしいったらないねぇ〜これが怪人王か」

 

 

「まったく折角のゲームになりそうな存在を…」

 

 

やれやれと被りをふるが恐れてなどいない、それぞれがある意味で枠から超えた存在なのであるから

 

 

「大丈夫だよ色んな知識を取り込んだから、この冥黒王の力を早速試運転させて貰うかなぁ」

 

 

ハルトは笑顔でアナザーウィザードの契約により使う魔法の指輪を構える早速取り込んだ冥黒王の 錬金術、占星術、神働術の力を使う

 

 

「………何とかなれー!!」

 

 

カッコよさも減ったくれもないが…

 

 

「おいおいそんな曖昧な指示で出来る訳が……何ぃ!」

 

 

エボルトはやれやれと呆れるが目線を逸らしたが現実を見て二度見すると

 

 

廃墟だった街並みが逆再生のように戻り始める

 

 

「ば、馬鹿な……」

 

 

「素晴らしいぞ、これが錬金術か…ゲームのアイデアが湧き溢れてくるぞ!」

 

 

「言ってる場合か「私のクリエイティブな時間の邪魔をするなぁ!!」おい!」

 

 

 

「よーし……んじゃ皆の所に帰ろう……っ!」

 

 

その圧にハルト、エボルト、ネオ黎斗の三人は変身アイテムを構える

 

 

 

「驚き、お前達何者?」

 

 

そこに現れたのは長い黒髪の幼女、些か際どい部分も目につくが人形の無機質さを感じる

 

 

 

「仕方ない聞かれたなら答えよう俺は常葉ハルト!何処にでもいる普通の怪人だ!」

 

 

「そんな訳あるかぁ!」

 

 

あのエボルトがツッコミをする程の異常事態だがそんな事気にならない位の危機である

 

 

「我が名はオーフィス、此処とは違う世界にいる龍」

 

 

「またドラゴンか!ドラゴンはもうお腹いっぱいなんだよ!!」

 

 

「驚いた、お前龍を喰らう?」

 

 

「いやまぁ食べる時もあるな(グルメ界でもドラゴンみたいな奴食べた事あるし)」

 

 

「…………お前ならグレードレッド倒せる?」

 

 

「あ?何だそれ?」

 

 

「まぁ良い、次会う時に答え聞く…また会おうハルト」

 

 

「あ、おい!オーフィス!お前は何者なんだよ!」

 

 

その答えを聞く前にオーフィスは空間跳躍したように消えたのであった

 

 

 

「まーた、変な奴が現れたな」

 

 

「ドラゴン……素晴らしい本当にいるのか…おぉ……」

 

 

「ネオ黎斗さんの創作意欲が駆り立てられてるな」

 

 

「おいお前達、早く戻らないとアイツ等が心配するぞ」

 

 

「エボルトの言う通りだな、よーし帰るぞ!」

 

 

 

そしてハルト達は宝太郎達と合流すると

 

 

「ありがとう魔王、お前のお陰で冥黒王を倒す事が出来た」

 

 

「なんて勿体無いお言葉!!」

 

 

未来宝太郎に全力で感謝の意を込めるハルトを尻目に一夏へ宝太郎が

 

 

「一夏、頑張ってね」

 

 

「はい!また会いましょう…その時に俺のガッチャを見せますから!」

 

 

「うん楽しみにしてるね!!」

 

 

そんな楽しそうな会話をしている中

 

 

 

「なぁハル兄、本当に俺が国王で良いのか?」

 

 

「仕方ないだろバックアップが不完全で俺の復活が出来ないんだからさ…任せたぞ一夏」

 

 

「ハル兄…」

 

 

「心配ならコレを使え」

 

 

と渡したタブレット端末を起動すると

 

 

『ヒャッハー!』

 

「ハル兄?これって」

 

 

「そうだネオ黎斗がサルベージしたデータを何とか復旧したが残ってたのは、そのポンコツだけだ変身して戦えない出来るのは話し相手という残念AIだ」

 

『ポンコツとは失礼だな!まぁ俺は常葉ハルトではない!今の俺は…』

 

 

全員の注目が集まるが、先が読める奴はチベットスナギツネのような瞳で見守っていると

 

 

『シン・常葉ハルトだ!!…アレで!檀黎斗が何で此処にいるのぉ!!』

 

 

「ネオ檀黎斗ダァ!!」

 

 

『ネオ檀黎斗!?どう言うことだってばよ!!』

 

 

「ねぇハル兄、コレ役立つの?」

 

 

「残念だが分からない…けど無いよりマシだろ」

 

 

「あ、ありがとう…」

 

 

 

「それとコレは俺からのご褒美な」

 

ハルトはテンペスト産の完全回復薬を掛けると未来一夏の無くした片目が元通りになったのである

 

 

「この国を頼んだぞ一夏」

 

 

「あぁ任せてくれ!」

 

 

「秋羅!」

 

 

「はい!」

 

 

「お前の働きも聞いた、あかねのデスマスク討伐見事である!よく我が最愛の女性の尊厳を守ってくれた!!」

 

 

「はっ!」

 

 

「そんなお前に重要任務を与える」

 

 

「何なりと」

 

 

「この時代の逢魔の復興を一夏と共にするんだ、それが終わったら戻って来い幹部の席を開けておく」

 

 

「かしこまりました!」

 

 

「気をつけろよ秋羅」

 

 

「あぁ一夏、お前には借りができた…この借りは必ず返す」

 

 

と固い握手を交わす2人はそのままガオウライナーに乗り込む

 

 

「ハルトさん達も気をつけてね!」

 

 

「はい!宝太郎さん達もまた会いましょう!!」

 

 

宝太郎達はNEWデンライナーに乗り込む、帰りは神の路線は別として未来の宝太郎さん達を送り返す為に完全に別路線なのだ別れも旅の醍醐味である

 

 

「んじゃ、またなああああ!!」

 

 

と大きく手を振るハルト達は皆の姿が見えなくなるまで振り続けられたのであった

 

 

 

 

そして現代の逢魔王国に帰還したのであった

 

 

 

「皆ただいまーー!!」

 

 

「おかえりなさいませ我が魔王」

 

 

真っ先に出迎えてくれたウォズだがハルトは疑い全開の瞳で間合いを取り

 

 

「………………」

 

 

「ど、どうされましたか?」

 

 

「お前……ウォズだよな?」

 

 

「は?」

 

 

 

「実は敵に成り変わってるとか動揺してる俺を背中から刺し殺そうとか企んでないよな?」

 

 

アルファのことがあり疑心に駆られているハルトにウォズは

 

 

「未来で何を見聞きしたかは知りませんが、とんだ濡れ衣ですよ!!」

 

 

「ウォズちゃん」「やはり裏切り癖は変わらんか」

 

 

「お主…」「先輩最低です」

 

 

旧四天王が疑いの目に向けると

 

 

「待ちなさいお前達!我が魔王!あの一夏の未来では何があったのですか!」

 

 

「端的に言えばウォズ(ぽい奴)が俺を背中から刺し殺したから今回の侵略があった」

 

 

「「「「お前のせいかーー!!」」」」

 

 

「お待ちください我が魔王!!大事な部分を端折っていませんか!」

 

 

「そうそうウォズの死体を操る奴がいてな〜ビックリしたよ…」

 

 

「成る程、我が魔王は私の顔を見て戦うのを躊躇したと」

 

 

「んや!裏切られたという怒りが強くて思い切りラリアットしてからボコボコにした!」

 

 

「我が魔王、少しは躊躇って!!」

 

 

「まぁ偽者って分かってたから容赦なくやれたよ、な!ネガタロス」

 

「実際の映像がある」

 

「これだ」

 

「1」「2」「3」

 

 

ノリノリで

 

 

「だとしたら、今回のは殺されたウォズの失態ではないか!そこに直れぇ!」

 

 

「理不尽ではないでしょうかマイロード!」

 

 

「黙れぇ!!」

 

 

ヤクヅキの説教が始まるのであった

 

 

 

そしてハルトは笑顔で事件の報告をすると

 

 

「それで下手人たる冥黒王はどうしたのですか?」

 

 

俺達の手で報復してやるぜぇー!と燃え上がる家臣団の前でハルトは一言

 

 

「あぁ、美味しかったよ?」

 

 

「え?」

 

 

「へ?」

 

 

「わ、我が魔王…まさか」

 

 

「ちょっと鉄分多めだったかな!それと見てくれ!!冥黒王食べたから占星術や錬金術が使えるようになったんだ!!」

 

 

 

「え、食べた!?」

 

 

その時、ウォズ始め家臣団がドン引きした顔をハルトは生涯忘れなかったという

 

 

余談だが傘下組織も報告を聞いて

 

 

魔王に逆らったら捕食されてしまうと変な噂が広まるのであった

 

 

 

「何か理不尽」

 

 

いや食べたらそうなるよ!!

 

 

 





予告

未来からの襲撃への事後処理がひと段落した頃 ハルトは皆を集めて宴会を開く


「皆!未来から来た新しい仲間を紹介しよう!エボルトだ」

「よろしく!」


「………」


「よぉナーガ、久しぶりだな!」


「な、何でお前が此処に…」


「来ちゃった」


「…………」

「あぁ宗一が気絶した!!」

「無理もない……ってか何でエボルトが逢魔に!しかも若様を選んだのですか!」


「あぁ面白そうだからだ」


「…………」

「あぁ!宗一さんの全身が痙攣してる完全に追い討ちだよ!」


「んじゃ宗一、エボルトの相手は任せたぞ」


「……………っ!」


「宗一さーーーーーーん!!!」


次回 宗一散る デュエルスタンバイ!

「いや待てよ!本題こっち!」

次回 事件解決!お楽しみに!!
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