雑木林は戦場と化していた
アナザー1号が巨大な体から轟音を鳴らしながら黒影トルーパーのロックビークルを蹴散らすが、ダンデライナーの攻撃に鬱陶しそうにしている
アナザーシノビも分身の術で数を増やすが、黒影トルーパーは更なる数の暴力で襲い掛かる
ポセイドンはゾンジス、ネオアルファはザモナス、アナザージオウはソーサラーとそれぞれが相手をしている
つまり膠着状態で互いに決め手に欠けていた
アナザージオウvsソーサラー
槍とハルバートで撃ち合う中、ハルトが吠える
「つーか、俺を殺した所でアンタの家族が死んだ事実は消えんだろ!」
「何言ってんの!貴方が消えれば丸く収まるのよ!」
『デュープ…ナウ』
ソーサラーは分身するのを見たアナザージオウはアナザーゴーストウォッチを押して力を解放する
「行け!!」
眼魔コマンドに似た戦闘員が現れて分身ソーサラーに挑んでいく…本当からアナザーオーズでガタキリバしたいが…
『体の負荷が大きいんだよな確か』
そう、あのライブの後に変身解除した途端全身筋肉痛に襲われたのである…いや分身した数的に何かしらの負荷はあると踏んだが危険だった…外に恐ろしきコンボの力である
同様の理由でアナザーライジングクウガもダメだ、決め手に欠く今はなれない
「貴方が魔王になるから……並行世界戦争なんて引き起こすから!こんな事になってるのよ!」
ん?待てよだったら
「何でネオタイムジャッカーにいるのさ、そっちも並行世界戦争に出てるぞ?」
「そんなの貴方が家族を殺したからじゃない!!敵討ちするのに最適だったからよ!」
『YES!punish strike!understand?』
魔法で出来た光球を放つが、アナザージオウは回避する…しかし分身ソーサラーと眼魔コマンド擬きは一瞬で蒸発した
「っ!ならぁ!」
と連続で同じ魔法で絨毯爆撃をするソーサラーだがアナザージオウは木の影に隠れて一息つく
「どうしたもんかねぇ?」
アナザージオウの未来視で対応は出来るが遮蔽物のある森では攻めにも出られずにいる向こうは遮蔽物を気にせず魔法で攻撃出来るが
『俺に変われ!ハルト!』
アナザーウィザードの提案に少し思案してみるアナザーライダーにあって仮面ライダーにないもの…あ!
「アナザーウィザード…頼める?」
『任せろ、俺が最後の希望だ』
「っしゃあ!行くぞ!」
『ウィザード』
アナザーウィザードに変身すると指輪で魔法を発動する
『グラビティ』
魔法を使い、近くの木を何本か引っこ抜くなりソーサラー目がけて投げつける
「小癪なぁ!」
同じ魔法で迎撃する、こりゃ好都合だ
「もう1発!」
再度同じように木を抜いて投げつける、迎撃されるを繰り返す
「はぁ……はぁ……いい加減にしなさい!」
迎撃された木から煙が上がり、ハルトは笑みを浮かべる
「終わりだな」
「こっちの勝ちよォ!」
『YES!KICK STRIKE understand?』
構えたと同時に高く飛び上がりライダーキックを放つソーサラーだが
「これを待ってだぜ!」
『リキッド』
キックを受けるという刹那、体を液状化させてキックを回避する、そして
『バインド』
ソーサラーの動きを封じると、そのまま魔法を発動する
『ライトニング』
その魔法を見てソーサラーは驚いた
「何で私の魔法を!」
「同じ魔法使いだぜ?それにな…指輪を変えない分こっちの方が有利なんだよ!」
アナザーウィザードとソーサラーの違い、それは魔法の指輪を変えるタイムロスがない事である。アナザーウィザードは一つの指輪で様々な魔法を使うことが出来るのだ
「くらえ!!」
魔法で生まれた雷撃は寸分違わずにソーサラーを撃ち抜く
「きゃああああああ!」
余りのダメージに変身解除したスズネ
その光景は周りを硬直させるに十分だった
「スズネ!」
「よそ見してる場合か!」
「邪魔すんじゃねぇ!」
『スキャニングチャージ!』
ポセイドンはドライバーからエネルギーをチャージしてディーペストハープーンから強化してエネルギー波を放つ
「無駄だ!」
『ゾンジス!TIME BREAK!』
強化されたパンチにより相殺されるのを見て理解した自分の攻撃が弾かれたタネを
「そう言う事か…テメェ…シンの力で肉体を強化してたのか!」
仮面ライダー シン 真とも言う彼は一般的な仮面ライダー のフォルムからはかなり逸脱した外見をしている…恐らく最もアナザーライダーよりなビジュアルをしている彼に幼い子はトラウマになっただろう
しかし彼は単純な肉弾戦に限れば全ライダー屈指の頑丈さを誇るのだ…特に肘の部分は鋭い刃物として使える程だ その硬度とゾンジスの怪力で振るわれればどうなるから自明の理だろう
「ハルト様の元へは近寄らせん!」
「この野郎ガァ!」
ーーーーーー
「へぇ…やりますねアナザーライダーも」
「魔王ちゃんの発想力が怖いかなぁ…あのままだと…」
「えぇ……まぁ我々が倒す敵としては申し分ありませんかね!」
ネオアルファのスイープソーを、ザモナスはネオウォッチで作り出したブレードで受け止める、チェーンソーが回転し始め火花が散り始め力負けしたのかザモナスは膝をつく
「これで一人退場ですよ、まぁスズネがやられればイーブンですが…貴方のドライバーがあれば形成逆転も可能ですね」
「それは……どうかな?」
「何?………っ!」
同時にネオアルファの動きがピタリと止まるかろうじて動く目線で犯人を睨むなり叫ぶ
「ウォズぅぅぅ!!」
その背にはアナザーシノビがこっそり現れていた
「叫ばないでくださいよ耳障りです」
忍刀でネオアルファに一撃を与えるとザモナスを立ち上がらせた
「助かったよウォズちゃん…つーか隠れるなら先に言ってくれないと〜」
「私はシノビですからね忍ばせて貰いました」
「おのれ!」
「忍法、影縫い」
「っ!!」
『ウォズ』
ネオアルファの動きを再度止めたアナザーシノビはアナザーウォズに戻るとノート端末を開いて音声入力する
「『アナザーウォズとザモナスの必殺技に崩れ落ちるネオアルファであった』」
「っ!!しまった!」
未来ノートに書き込まれた以上、その未来は実行されてしまう!慌てて防御体制を取るが
「遅いよ!」「終わりです」
『FIHISH TIME!』
ザモナスはドライバーを回転させアナザーウォズはウォッチのスイッチを押しエネルギーを溜めたダブルライダーキックを放つ
『ザモナス!TIME BREAK!』
「ガアアアアア!」
ネオアルファは必殺技を喰らい吹き飛ばされ変身が解除された
「ふぅ……では戦利品として頂きますかね」
アナザーウォズがミリタントアマゾンズレジスター拾うとメナスは憎しみに満ちた顔になり
「返せ!それは僕のものだ!!」
「いいえ、これは我々の戦利品です…おや?」
アナザーウォズがミリタントアマゾンズレジスターに目線を向けると
『ネオアルファ』
ライドウォッチに変化したのである
「ほぉ……でしたらジョウゲン」
ウォズは興味を持ったが追い詰めたのは彼なので投げ渡す
「ほいっと、へぇ〜面白ぇ」
受け取るなりマジマジとウォッチを見るジョウゲンにメナスはキレた
「巫山戯るなぁ!僕のウォッチだ!返せ!」
恐らくハルトが居れば、『もっと無様に頼み込め!ザビーゼクターを取られた影山さんを見習え!』とツッコミを入れていただろう
「五月蝿いですね」
「ウォズちゃん、俺がやっとくから魔王ちゃん所お願いね」
「任せましたよ」
「じゃあね〜……さて」
ザモナスはアナザーウォズを見送ると、ネオアルファウォッチをスロットに嵌めるなり一歩、また一歩とメナスに近寄り始める、目の前に迫る死の恐怖に思わず後ずさるメナス
「や、やめて!こないでくれ!」
「あはは〜仮面ライダーなら、この場面は命乞いはしないよ〜」
ザモナスは近づき終わるとボウガンをメナスの額に押し付けた
「き、君の魔王はこんな事して許すと思うのかな!」
「へ?君、魔王ちゃんの何知ってるの?」
「あいつは魔王になりたくないとか言ってるアマちゃんだろ!だったら無用な殺戮なんかしないだろ!」
メナス、それは見当違いであると言わんばかりにザモナスは吐き捨てた
「君、何も知らないんだね」
「え?」
「魔王ちゃんは必要なら何だってするよ…必要だからソーサラーのいた世界だって滅ぼしたし邪魔するなら誰でも敵さ、若い頃と言っても彼がその辺で迷うと思う?」
「そ、それは…」
「まぁ…魔王ちゃんには見せられないかな?この光景は」
「や、やめて!そ、そうだ!ネオタイムジャッカーの情報を提供するよ!何ならクジョーに君達を狙う事を辞めさせても良い!だから頼む!」
「無理だよ、多分だけど君は生き残らせておくと魔王ちゃんの害にしかならないからね…だから此処で終わりだ」
「た、頼む!やー
その時、ボウガンの発射音が虚しく森の中に響くだけであった
「ふぅ……んじゃ倒した証明にと」
ザモナスは返り血を浴びたままメナスの骸からネオアマゾンズドライバーを剥ぎ取るなりその場を去ったのである
ーーーーーーーーーーーーー
その頃、アナザーウィザードは変身解除したスズネに近寄ると同じように変身解除すると屈んで目線を合わせると
「まず未来の俺が本当にごめん…取り返しのつかない事っての分かる」
真摯に頭を下げた、だがスズネは怒りの形相のまま睨みつけられる
「っ!!」
この怒りも俺が受け止めなければならないし忘れちゃいけない…未来の俺がした罪禍を…
「だけど、その魔法は誰かの希望になる魔法だ…断じて復讐の為に使って良い魔法じゃない…アナザーの俺には出来ない仮面ライダー の…希望の魔法使いの魔法だ」
「巫山戯るな!私はあの時からお前への復讐に生きてきた!殺せるなら殺してみろと言われた…だから魔法を磨いて此処まで来たんだ!」
その言葉を聞いてハルトは
「だったら俺を殺してみなよ」
「っ!」
『ハルト!貴様何を言ってるんだ!!』
『考え直せよ!変身解除したお前の耐久力なんざジープに撥ねられて死ぬ程に弱いんだぜ!!』
『そうだ!ハルト!お前は雷に打たれて死ぬ程虚弱なんだぞ!』
アナザーWにアナザークウガよ…それ普通の人でも死ぬよね?とは言えない空気だが彼女の気が晴れるなら良いんじゃねぇんだろうか?と思う 序でに厄ネタしか持ってこない未来の俺への意趣返しも込めている
俺はお前と違うと言外に伝えたい為に
「望む未来があるなら勝ち取れば良い…束さんにもそう言ったからね…俺は何もしないし反撃もしない…何ならウォズ達にも手出しさせない……心配なら」
ハルトはアナザーウォッチを地面に置いた
「ほれ、これで俺はアナザーライダーに変身出来ないよ殺すなら早くしな」
両手を上げて無抵抗を示すと
『ハルト!考え直せ!此処で死ぬ等…俺達は絶対に認めんぞ!!』
「アナザーディケイド…経緯はどうでアレ、彼女には復讐をする権利があるし、王様なら理解して償いをする…それを行使するかは否かは彼女の意思だし償いをするのは俺の意思だよ」
『帰って家族と会うのでは無いのか!?』
「会いたいよ…けど今の俺が家族に会っても胸張って ただいまを言えない…言う資格もない…これは王様以前に俺自身へのケジメだ」
きっと、この件を解決し無ければ俺は会っても笑顔でいられない…後ろめたさが残ったままだ、そんなの許せる訳がない
「っ……」
「変身しなくても魔法使えるんだろ?ほら」
「言われずとも…」
上げた両手を横に広げるとスズネは指輪を火球の魔法が納められたものへと変える、両親を奪った彼が使った炎と似た者をくれてやる!
『ファイヤーボール…ナウ…』
右手に現れた火球を構えて彼に狙いを定める
「はぁ……はぁ……はぁ……」
やっと殺せる!家族の仇だ!!と魔法を放つ刹那によぎったのが
『アンタと遊ぶのは嫌いじゃなかったよ』
敵対する前に自分に向けた悲しそうな顔だった
「っ!」
住んでの所で発射を辞めたスズネだが改めて狙いを定める
『だから俺を巻き込むなよ!ナンパされたくないなら1箇所に留まるな!』
『良いじゃないか君は強いんだからさ、ナンパ男くらいからはか弱い女の子一人守ってくれないと』
『何処がか弱いんだが…』
『何か言った?』
『か弱い女の子って何処にいる?』
『そこは言わない約束じゃないかなぁ!』
何故、このタイミングで思い出してしまうのだ!打算ありきで近づいた時に遊んだ思い出などを!
「……………」
スズネの手は止まっているのを見たハルトは首を傾げる
「なぁ、嬲る趣味があるのは結構だけど早くしてくんない?」
「……………」
分かっている…いや分かってしまったのだ
目の前の男は、自分の知る魔王ではない
まだと言う言葉は付くかも知れないが打算で近づいた自分にまるで友人のように接してくれた彼は離別する前に言ってくれた、楽しかったと…そして何より自分も言ったではないか
【だんだん楽しみになってきた】
【君がアナザーオーマジオウでなけれは良かった】
「………………い………か」
「はぁ?何言っ…っ!」
聞こえなかったのでハルトは聞き直そうと目を見ると彼女は大粒の涙を流しながら話す
「殺せる訳ないじゃないか!」
「………………」
ハルトはやれやれと被りを振ると彼女に近づく、スズネは火球の魔法を解除したのか霧散して消えた
「それが本音?」
尋ねると彼女は首を縦に振ると、ハルトの胸を思いきり殴りつけながら叫ぶ
「何で君が魔王なんだ!何であのアナザーオーマジオウになるんだ!!どうして復讐相手を殺すのに…こんな辛い思いをしなきゃならないんだ!」
「そりゃ不用意に近づくからでしょ?変な事するから情が湧くんだよ」
正論だと思うが一喝された
「うるさい!!」
「えぇ……」
そもそも俺自身は、あのアナザーオーマジオウになるのは本意ではない未来でそうなると言われているだけだからな
「君が何で魔王になる!どうして君みたいな能天気が非道な魔王にならないといけない!どうしてあんな風な魔王になった!」
それはハルト自身も解らないので
「それは俺が一番知りたい位だよ……けど君と会って決めてる事がある、アナザーオーマジオウにはなりたくない…けどならないといけないなら俺は最低災厄じゃない最高最善のアナザーオーマジオウになる」
「っ!!そんなの!」
「未来を変える権利は皆、平等にあるんだってさ…だから俺も…変えれる未来があるなら変える…魔王になるとしても良い道を歩きたい」
「………………」
「だから錫音…もし俺がお前の知ってる未来にいる非道な魔王になったと判断したら迷わず殺ってくれ、その方がスッキリするだろ?」
「っ!!」
「それにウォズ達はきっと俺が最低災厄でも最高最善でもどっちでも良いんだよ、俺がアナザーオーマジオウになってくれれば…だからさ良い悪いは錫音が判断して決めてくれよ」
「………………」
「そんだけ……そだ、また暇なら遊び行こうぜ〜」
それだけ言うとハルトはアナザーウォッチを拾うなり脳内には怒声の嵐であった
『ハルト貴様!何考えてやがる!!』
『心配したじゃねぇかぁ!』
「っせぇなぁ…俺が死んでもテメェ等は別の奴見つけりゃ良いんじゃねぇの?」
『貴様が死ねば俺達も死ぬんだよ!あんな真似二度とすんじゃねぇ!』
うーん…多分無理
『ハァ!?』
「必要ならやる必要ないならしない、これが俺だから」
『はぁ…分かった…だが一つ聞かせろ、アレは貴様は予知して死なないと踏んでやったのか?』
「んやアナザージオウの未来予知だと俺魔法で焼かれてた」
変身解除前に試してみたら、俺火球で焼かれて死んでたんだよなぁ〜
『死んでんじゃねぇかぁ!』
「けど今は死んでねぇ結局…俺は未来だけが見えてただけ、それを変えれるだけの力があっただけ彼女にさ…強い人だ…俺の負けだよこれに関しては」
肩を竦めてヘラヘラ笑っていたら3人の黒影トルーパーが襲いかかってきた
「ガラ空きだせぇ!魔王!!」
「大手柄だぁ!」
「ヒャッハー!」
影松で貫こうとするが、ハルトは溜息を吐いた
「不意打ちなら静かにしなよ…意味ないぜ」
まるでどうでも良い感じに吐き捨てると同時だった
巨大な車輪が黒影トルーパーを轢き潰したのは
「魔王様!ご無事で!」
「フィーニス、良いタイミングだけど…あーあ…ドライバーがペシャンコだ…治せないなコレ」
「も、申し訳ありません!」
「謝らないでよ助けてくれてありがとうな」
「も、勿体無いお言葉!」
「さて…と…何か言いたそうだなぁ、ウォズ?はっきり言ってみろよ?なぁ?」
ハルトは少し不機嫌な声音でウォズに話しかけると彼も不機嫌な声音で
「我が魔王、二度とあのような真似はされないようにお願いします」
「アナザーライダー達にも話したが断る、これは俺のケジメだ邪魔すんならウォズでも許さねぇぞ?」
「我々は魔王ありきの存在です。貴方は我々の長である自覚を持ってください」
「はぁ……わーったその辺は妥協してやる…だけど筋を通さないのは俺の流儀じゃない、それだけは理解しろ」
「はっ!」
「んで戦況は?」
「カゲンはポセイドンと戦闘中です」
「ジョウゲンは?……まさか!」
「俺を呼んだかい魔王ちゃん?」
とヘラヘラ笑いながら現れたジョウゲンの手には血塗れのネオアマゾンズドライバーが握られていた
「ジョウゲン…それ」
ハルトが尋ねる前にジョウゲンは膝をつき臣下の礼を取るなり、まるでドライバーを献上するように差し出すなり
「ネオタイムジャッカーの幹部メナスを打ち取りました…返り血のドライバーがその証拠になるかと…死体は魔王様の御前に捧げるのは不作法と思いこの形と致しました」
「そうか…良くやったなジョウゲン!」
「はっ!」
「さてと…んじゃ残りの連中を蹴散らすぞ!」
「「「はっ!!」」」
その後、レックは放心状態のスズネとメナスの遺体を拾い上げた後、敗残兵を集めるなり撤退した結果は俺たちの勝ちだな
「戦利品はドライバー二つとネオアルファのウォッチか…」
ハルト達は束のラボに変えるなり机に置いた戦利品を見ている
「ジョウゲンにはネオアルファのウォッチを上げるよ勲功一等って奴かな」
「有難き幸せ」
「カゲンもありがとうね」
「いいえ、ポセイドンを打ち取れずに申し訳ありませんでした!」
「大丈夫、生きてれば次がある…だから無事で嬉しいよ」
「っ!ハルト様!」
「ウォズは…何か欲しいのある?」
「でしたらネオアマゾンズドライバーを」
「へ?コレ?使えんの?」
血は拭き取ったがインジェクターの薬液…それ以前にアマゾン細胞がないと使えんだろ?
しかも千翼や悠みたいな素質のある人でなければダメの筈だ
「ネオアルファは変身アイテムがウォッチになりましたので、何処を線引きとしてウォッチになるのか調べたいのです」
「そうか、わかったじゃあ上げる」
とネオアマゾンズドライバーはウォズに渡した
「フィーニスには悪いけど戦極ドライバーとロックビークルで我慢して…ごめんね仲間のお願いも聞けないダメな王様で」
「そ、そんな事ございません!有難く使わせて貰います」
「で残りはコレだな」
カッティングレバーが破壊され変身出来ない戦極ドライバーとダンデライナーか…どうしようと考えてると
「ねーねー!それ束さんに頂戴!」
「へ!いやコレは…うーん」
ダンデライナーは良いが戦極ドライバーは壊れてるし問題ないか?
「分かった…けど使う時は俺に一声かけてね」
「了解〜!それとねハル君!私は目指すよあの子と一緒に宇宙へ!!」
手を広げてハルトに見せたのは白い甲冑を思わせるロボットであった
「か、カッケェ!」
「この子の名前は白騎士!私が作ったパワードスーツ!インフィニット・ストラトスの一号機だよ!」
「インフィニット・ストラトス(無限の成層圏)ねぇ…宇宙かぁ俺も行きたいなぁ」
いるから知らないが行けるなら目指したい場所がある
「なら一緒に行こうよ!ハル君も!」
「ハハッ!良いねぇ〜んじゃ付き合うとしますか宇宙の旅に!」
「イエエエエエイ!!」
とハルトと束はハイタッチしたのであった
ーーーーーーーー
ネオタイムジャッカーIS世界支部
「悪りい大将、メナスがやられちまった」
端末で報告をするレックは戦友の戦死を上司に報告すると
〈そうですか…〉
追悼の意を示したクジョーは少しして
〈では、支部長頼みますよ〉
「お任せください、クジョーさん」
〈えぇ、元からアマゾン細胞を有してますから優秀な素体になりますよ〉
「えぇ、我々のプロジェクトも飛躍します感謝しますよクジョーさん」
「おい大将…まさか!」
〈えぇ、そのまさかですよメナスにはある目的に協力して貰いましょう…では〉
クジョーが通信を切るとレックは止まらない冷や汗を流したまま戦慄していた
「おいおいまさか…」
別室では メナスの遺体に何かしらの手術を行なっていた その近くの計画書にはこう記されていた
『PROJECT SIGMA』
と