無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

292 / 414
売られた喧嘩は百倍返し

 

 

 

前回のあらすじ

 

 

二天龍との戦いに勝利を収めて。2頭を解体して美味しいご飯からの宴会で皆が幸せになりました。

 

 

「小学生の作文か魔王!そして抜けているではないか、この蛮野天十郎…いやゴルドドライブの逢魔王国の加入がぁ!!」

 

 

「ドライグはジューシーでアルビオンは鶏胸肉のような淡白な味わいで、色んな料理のしがいのある素材だったよ!明日は、もーっと美味しく料理出来るよね?ラットファンガイア?」

 

 

「無視だと!!」

 

 

「「「「「「ヘケ!!」」」」」」

 

 

「今更だけど厨房に沢山ネズミいるのってヤバくない?」

 

 

「………確かに!!ちょっと殺鼠剤買ってくる!」

 

 

「「「「「「ヘケ!?!!」」」」」

 

 

「え?ちょっ、ハルト待って!でないと俺が余計な事言った罪で袋叩きにされる!!」

 

 

「これこそ袋の鼠ってね!」

 

 

「上手くねぇよ!!!!」

 

 

 

 

そして宴会は国を挙げて数日続いた、その間 ハルトは1人でドライグとアルビオン達を解体して行った結果 残ったのは骨と一部の内臓や血液である

 

 

「いやぁ美味しかった…お陰でグルメ細胞レベルが跳ね上がった気がするよ!」

 

『この脳筋の力が更に増したのか』

 

 

「なんか今ならドンスラよりも大きなエネルギーを使った超新星爆発を引き起こせる気がするぜぇ!!」

 

 

『やるな!皆!早く逃げろぉ!!』

 

 

何か溢れ出る力を見ているが千冬は冷静に

 

 

「辞めんか馬鹿者」

 

 

「っててて……」

 

 

ハリセンで一撃叩くとハルトは正気に戻ると蛮野は冷静に

 

 

「あのハリセンを奪えば魔王にダメージが与えられるのか」

 

 

「ギャグ補正ですけどね」

 

 

 

「けど実際、俺の細胞レベルが上がったんだよ!」

 

 

「まぁ美味かったのは事実だ甲乙つけられないくらいにはな」

 

 

「そ、そうだな…何せ今は綺麗に骨しか残ってないし」

 

 

「あ、骨で出汁を取りラーメンにしようか!!」

 

 

「この骨が入る鍋があるか?」

 

 

「………モーフィングパワーでデカい鍋を作る!!」

 

 

「そこまで便利能力じゃないと思うけど!?」

 

 

「モーフィングパワーの可能性を舐めるんじゃないよダグバ!!見せちゃって!」

 

 

「うん、じゃあ彼のいた世界で究極の闇を始めるね」

 

 

「やってよし!」

 

 

『いや止めろよ』

 

 

「え、何で!?」

 

 

「だってダグバやアルティメットの超自然発火能力ってモーフィングパワーの応用だしなぁ…そう考えるとダグバって電話ボックスにいた人や運転中の人をピンポイントで発火させてるんだよなぁ」

 

 

「それを早く言え!ちょっ待ってよダグバさーーん!!」

 

 

ナツキは青ざめた顔をしている…その理由は?ドライグという龍が間接的にアルトリア達に関係していたというのもあった そのお陰もありアルトリア達は不参加だったのだ 逆に一番食べたのが アリエルである

 

 

「いやぁ…あ、食べたら何かあのドラゴン達の技が使えるようになってる!」

 

 

「へぇ、どんな力あったの?」

 

 

「えーとね…倍加、譲渡、透過、半減、吸収、反射だって!」

 

 

「へぇ…つまり」

 

倍加(マッスル化)

 

譲渡(タドルレガシーの自分のエネルギーを渡しての回復)

 

透過(透明化、クリアーベント)

 

 

半減(ジャックライズ)

 

吸収(カッシスワーム)

 

反射(リフレクト)

 

 

「って事?」

 

 

「まぁそんな認識で良いよ」

 

 

「それなら俺は全部使えるから大丈夫だな」

 

 

「やっぱりお前の頭おかしいわ」

 

 

「何だと!いやその前に倒した敵の力を取り込むなどどんな科学法則なのだ!」

 

 

困惑する蛮野「ゴルドドライブと呼べぇ!」失礼 新参者のゴルドドライブが驚いてると

 

 

「まぁ気にしたら負けだ」

 

 

エボルトが肩に手を置くのであった

 

 

「そうか………ん?何だ小娘」

 

 

「小娘じゃない私は銀狼 ハルトの伴侶」

 

 

「それは失礼した、それで?」

 

 

「君の肉体は機械と聞いた」

 

 

「そうだ、この体はロイミュードの体を基本に「ならこう出来る」あれぇ!!」

 

 

銀狼が空間ディスプレイで操作するとそれに従ってゴルドドライブが操られている

 

 

 

「な、何をしたぁ!!」

 

 

「機械とプログラムが絡むなら私の仕事、君の体をハッキング出来ない訳ない」

 

 

「銀狼スゲェな!!」

 

 

「当然…頑張ればタブレットに封印も出来る」

 

 

「マジかよ銀狼!だけどそれは後でOKだよ!」

 

 

「それは待てええええ!」

 

 

その光景にナツキとゴオマは同類を見るような目であった。

 

 

 

 

 

 

そして後片付けしている中、周りを偵察していた静謐ちゃんが現れた

 

 

「マスター、呪腕殿が怪しい男を捕縛しました如何いたしましょう?」

 

 

「そうか!よくやった!…よし殺せ!!ゴルドドライブみたいなのだったら俺の胃に穴が開く!何かやばい感じなら穴に埋めておこう」

 

 

「いやいやダメだろハルト」

 

 

「エボルト?」

 

 

「殺すにしてもボロ雑巾のように搾り取ってからだ」

 

 

「それもそうだな!!よし静謐ちゃん、そいつを連れて来るように呪腕さんに伝えてくれ」

 

 

「承知」

 

 

同時に静謐ちゃんが影に消えると、ハルトは一息ついて皿の片付けをするのであったが数分後

 

 

 

「お、おい!待てよ頼むから解放してくれ!!俺が一体何をした!」

 

 

何かオーマジオウと同じ声をした渋い大人という印象を持つ黒翼を沢山生やした男がロープで縛られて連行されてきた

 

ふむ

 

 

「やっぱり俺も組織の長としての威厳を身につけないとダメかな」

 

カッコ良い大人にならないといけないという謎の使命感に襲われたが

 

 

「い、威厳の有るハルト………ぷっ!」

 

 

「我が魔王……寝言は寝て言うべきですよ」

 

 

 

「ウォズは飯抜き」

 

 

「どうかお慈悲を!!」

 

 

「あれ。俺は?」

 

 

「ゲリザキバスゲゲルのターゲットだな…ゴの奴に好意を抱く女の子達をヤンデレにしてしまう奴を1人殺すって条件でやらせるから」

 

 

「命ばかりはお助けください!!」

 

 

「はぁ……んで、お前は何者だ目的は?」

 

 

「そう言うのは拘束解いてから話さないか?これじゃ対等とは言えないだろ?」

 

 

まぁそれもそうだな

 

 

「拘束を解け、しかし何処かで見た事あるような」

 

 

「恐らくリテイクする前の世界線で面識があったのでしょう」

 

「懐かしい話だな…そう言えばあの頃は」

 

「ハルト様は逆らう奴の頭上に何か落として潰していたな」

 

「覚えているぞボスがキリッとした顔で【私に従えカラス共と】と言っていたな」

 

 

「メタ的な発言辞めぇ、その辺は新規のオーディエンスが困惑するだろうが!!」

 

 

「魔王ちゃんが一番メタイよ!!」

 

 

さて、取り敢えずデジャヴが止まらない こいつの言う通りなので拘束を解いてハルトは改めて向き合う

 

 

「初めましてだな俺は常葉ハルト、異世界からやってきた魔王で趣味は料理と特撮番組を見る事!座右の銘はラブアンドピース!最近の目標は2000の技を覚える事!因みに妻帯者だ、よろしくぅ!」

 

 

「は、ハルト様が普通に挨拶をした!!」

 

 

「これが結婚して身を固めた新たなハルト坊…」

 

 

「挨拶は大事って爺ちゃんと婆ちゃんが言ってたからな!」

 

 

「流石です魔王様!!ちゃんと普通に挨拶出来て…そして魔王様に常識を教えられる御隠居様達は凄い人達ですね!」

 

 

「当然よ」

 

 

と褒める古参組であるがアザゼルは

 

 

「え?そんなに凄いのか?」

 

 

「勿論です、今までの我が魔王なら【お前頭が高いぞ跪けから】って威圧からの会話スタートですからね」

 

 

「そ、それは凄いな……」

 

 

「でお前は?」

 

 

「あ、あぁ俺はアザゼル 堕天使の勢力『神の子を見張る者(グリゴリ)』の長をしているものだ」

 

 

「へぇ、仮にも1勢力の長が何でわざわざこんな所に」

 

 

「あの二天龍を倒した奴がいるって聞いたからどんな奴か見に来たんだよ」

 

 

「それで感想は?」

 

 

「あぁ側から見てとんでもない化け物だな…この世界で見ても天災クラスの連中が徒党を組んでるとか…笑えない冗談だ」

 

 

「褒めるなよ天才なんて」

 

『天災だ間違えるな』

 

 

「失礼だぞアナザーディケイド!俺達の天災だ!」

 

 

「そうだよ僕達は天災じゃないよ!」ダグバ

 

 

「全くだ、俺は種族としての使命を果たしてるだけなのにな」エボルト

 

 

「やれやれ君達と一緒にされては困る私はあの発明で人類をデータ化、ナンバリングして支配しようとしただけなのだがね」蛮野

 

 

「心外だな、私は永遠に続く最高のゲームとして仮面ライダークロニクルを開発しただけなのに」ネオ黎斗

 

 

と答えるが思わずナツキが

 

 

 

「いや全員間違いなく天災だよ!!悪を悪と思ってないって吐き気を催す邪悪軍団だよ!」

 

 

「ほぉ、よーし皆!食後の運動でナツキがサンドバッ…こほん組手してるって!アイツで新技の実験しようぜぇ!」

 

 

「良いの?じゃあハルト」

 

 

「何だいダグバ?」

 

 

「僕に電気浴びせてくれない?ガドルが前に電気浴びたら強くなったって言ってたから」

 

 

「ほぉ……」

 

 

電撃態の事だろうけどアルティメットと同じ力を持つダグバの電撃態…それってつまりライジングアルティメットダグバという事か!

 

 

「何それ面白そうじゃん!よーし発電施設を襲撃するから好きなだけ電気を浴びなさい!」

 

 

「やった!」

 

 

哀れ この為だけに襲われる発電施設とその職員と面々が思っている中

 

 

 

「成る程、では神の新たな力を見せるとしよう」

 

『ゲンム無双』

 

 

「なら俺も活かせてもらうぞ」

 

『NEXT PHASE!』

 

 

「イライラが消えると良いな」

 

 

「やれやれ野蛮だなぁ君達は」

 

『ガブリ』

 

 

「早速私の力を見せる機会だな」

 

 

 

とダグバ、ネオ黎斗、エボルト、浅倉さん、ネガ音也、ゴルドドライブが立つのであったが

 

 

 

「いやちょっ!誰か助けてええええ!!」

 

ナツキは助けを呼んだ しかし何も起きなかった

 

 

「無慈悲!!」

 

 

 

「いやいや俺なんて大した事ないさ俺より強い奴なんて沢山いるからな」

 

 

 

「どれだけ危険なんだよ……そう言えば異世界云々ってのは?」

 

 

「本当の事だよ、君たちの世界に存在しない技術や兵器や異能を有した存在が俺達…この世界を一冊の本として見た場合 俺達は違う本からやってきた登場人物って感じだな」

 

 

「成る程な、お前たちの目的は?」

 

 

「俺の伴侶の1人がこの世界に迷い込んだ際に羽根の生えた奴等に襲われたって言うから御礼参りに来たんだよ…そう言えばお前にも羽があるな?お前達の種族か?俺の伴侶を襲ったのは?」

 

 

その言葉でアザゼルが冷や汗を掻く、最悪の状況 二天龍を倒した武力が今度はグリゴリに向かうかも知れないという恐怖だ

 

 

「ま、待て…それについては事実確認をさせてからにしてくれないか?」

 

 

「まぁそうだな証拠もないのに犯人と決めつけるのも良くない…悪かったなアザゼル殿」

 

 

「お、おう」

 

 

「それで組織の長自ら偵察に来たんだ普通の挨拶が目的な訳でもないだろう?」

 

 

「あぁそうだな…脅威判定に来たのと俺達はお前たちと敵対する意思はないってな」

 

 

「それは此方としても助かるよ、此方も無用な流血は望まないからね」

 

 

その言葉に えええええ!と不満そうなのがダグバと浅倉さん…逢魔屈指のバーサーカーである

 

 

「まぁ喧嘩売られたら買うがな百倍で」

 

 

おぉ!と喜ぶバーサーカー達であった

 

 

その言葉を合図に百貌の1人 ザイードが現れると

 

 

「ハルト様、ご報告がございます」

 

 

「何だ?」

 

 

「はっ!此方へ武装した所属不明の軍団が進軍中、兵士の会話から其方の堕天使殿と同じ内容ですが会話はそれだけの戦力があるならば戦争には勝ったも同然、消耗しているならば我々側に従属させるなど簡単と不愉快極まりないものでしたな」

 

 

「んじゃあ皆殺しだな」

 

『ピクニック行く?みたいな気軽さで決めたな』

 

 

「あぁ、俺達を舐めてやがる」

 

 

「即答かよ…」

 

 

 

「おうとも、礼儀には礼儀を武力には武力を!そして俺達を舐め腐って見下した奴等には惨たらしい死をくれてやるのが俺達 逢魔王国の流儀だからな」

 

 

「物騒過ぎる…」

 

 

 

「行くぞお前等ァ!俺達を見下したその愚かさの代償を奴等自身の死で払わせてやろうじゃないか!!戦争だ武器を取れぇ!!」

 

 

『座右の銘を思い出せ』

 

 

『おーい誰か桐生戦兎を呼んでくれ』

 

 

 

続く言葉を怪人軍団はまだかまだかと待っている

 

 

 

「敵は見つけ次第破壊して全てを焼き尽くせ!!お前等に命令するのはただ一つ地獄を作れ!!」

 

 

 

うおおおおおおお!とグロンギと一緒に叫ぶのは何故かミラーワールドにいるゼール達やレイドラグーンは完全に新鮮な餌だぁ!と喜んでいるとオーロラカーテンからエラスモテリウムオルフェノクが現れ

 

 

ハルトの放つ怒りの邪気や瘴気と怪人生成のスキルに冥界の自然環境に影響を与えた結果 地面から巨大な竜型の魔化魍 厄災こと オロチが現れたので有る

 

 

それを確認したハルトはオロチの背に乗り

 

 

「さぁ!行くぞお前等!!戦う奴等は殺せ!逃げる奴は追いかけ回し俺達に刃向かった事への後悔と恐怖を与えてから殺せ!良いか、この戦場から誰1人生かして帰すな!!」

 

 

うおおおおおおおお!!!!!

 

 

「行くぞ怪人軍団!皆殺しの時間だぁ!!」

 

 

うおおおお!!と天にも届く咆哮と共に立ち上がる

 

 

その逢魔では日常とも言える光景にアザゼルは唖然としているとウォズが

 

 

「すみません我が魔王は、あんな大人しそうに見えて沸点が低いのです」

 

 

「大人しい奴程キレると怖いよね」

 

 

 

「そんな次元の話じゃないぞ!!」

 

 

「お主も気をつけろアザゼルや、ハルト坊を怒らせたらその先は破滅しかない」

 

 

 

「あ、あぁ…」

 

 

 

「ねぇ、あの感じだと報復で向こうの領土まで進撃するかな?」

 

 

「いやいや絶滅タイムじゃないか?」

 

 

「まぁハルト坊の事じゃ妾達の想像つかない事をやるじゃろうな」

 

 

のんびりと会話する幹部達だが

 

 

 

「そしてチーム・アウトサイダーズも出撃するぞ俺についてこい!!」

 

 

「はーい!」

 

 

その一言でダグバは笑顔で、ネガ音也は演奏を辞め、浅倉は鉄パイプを肩に担ぎ、エボルトはノビをして、ネオ黎斗はやれやれと溜息を吐き、ゴルドドライブは自信に満ちた足取りでついてくる

 

 

「「「「「いやいや待て待て!!!」」」」」

 

 

ウォズとヤクヅキ達は慌てて待ったをかけた

 

 

「我が魔王お待ちください過剰ですよ!」

 

 

「流石にオーバーキルじゃないかなぁ!!」

 

 

慌てて止める面々だが感情が荒ぶるハルトは

 

 

「うるせぇ!!」

 

 

止まらないのは家臣団も重々把握しているが

 

 

「ハウンド達はレストインピースの護衛と警戒、ウォズと近衛隊はキャロル達を頼んだぞ」

 

 

 

それだけ言うとハルトはオロチに乗ったまま愚か者達がいる場所へ怪人軍団とアウトサイダーズを連れて行ったのであった

 

 

留守番を任されたウォズとハウンドは

 

 

「どうします?」

 

 

「取り敢えずレストインピースに戻りますか…アザゼル殿」

 

 

「お、おう何だ」

 

 

「此方へ貴方も見たいでしょう?逢魔王国の戦力引いては我らが王の勇姿を」

 

 

「あ、あぁ…」

 

 

この時 アザゼルの顔は青ざめていたのは言うまでもない

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

それから1時間後 行軍していたのはハルトが最初に会った 貴族と同じ悪魔の軍団 彼等の派閥は二天龍を倒したハルトを利用しようと軍を進め 彼等がいるとされる森の中へと入っていった

 

 

 

その行為の愚かさをその身で払うとも知らずに

 

 

 

最初に起こったのは馬に乗っていた指揮官が上空から バヂスの狙撃により倒れ、それに気づいた副官が駆け寄ると同時にブウロの狙撃が副官の心臓を貫いた

 

 

それにより兵士達が困惑すると同時に前からゆっくりと歩いてきた大鎌を持った女がすれ違う

 

 

「な、何だ貴様!!」

 

 

「振り向くな」

 

 

「な、なにをいってええええ……」

 

 

その言葉と同時に首は綺麗に回転して地面に落ち血飛沫が上がる

 

 

メ・ガリマ・バの一撃を合図に森に隠れていたグロンギ族が奇襲を仕掛けたのである

 

 

 

「ははは!俺についてこい!!」

 

 

先陣を切ったのはズ・ザイン・ダ その突進力で悪魔の兵卒を弾き飛ばしながら前進すると、馬に騎乗していた兵士2人をズ・バヅー・バが首根っこを持って跳躍 高高度から落下させる混乱の余り1人は羽根が出せず転落死、だがそれが幸せと思えるような地獄が飛んだ彼には残っていた それを待っていたとばかりゴオマが首筋に噛みつき血の雨が降り注ぐ

 

 

その血が落ちる中 混乱が極みに達した悪魔達は逃げ惑うが彼等は王の命令に従い追い討ちをかける 全員が合図で風上に立つと それを待ってましたとばかりに メ・ギノガ・デは強化された毒霧を放つ それは風下にいた悪魔達全員が毒に襲われて全滅する事になったのは言うまでもなかった

 

 

 

 

それと同時刻 別働隊は

 

 

『FINAL VENT』

 

 

その音声と共にヘビープレッシャーを発動した王蛇が敵軍の盾を粉砕しながら突撃を受けた

 

 

「ははは、こりゃ良い!」

 

 

王蛇はメタルホーンを投げ捨てると戦場のど真ん中に立つ

 

 

 

「貴様、何者だ!!」

 

 

1人が槍を構えて尋ねるが

 

 

「知るか、アウトサイダーズとか魔王は言ってたが関係ない……なぁ俺を楽しませろぉ!!」

 

 

『SWORD VENT』

 

 

ベノサーベルを召喚して敵の何名かを殴打して撲殺、そして王蛇は新たな獲物目掛けて襲い掛かるのであった

 

 

それがアウトサイダーズ攻撃開始の合図となる

 

 

 

「派手にやるねぇ…まぁ俺も働いてる所を見せるとするか」

 

 

そこに遅れて現れたのは変身を済ませたエボルはハルトから貰ったフルボトルを取り出し

 

 

『機関砲/ライダーシステム……Creation!!』

 

 

ベルトに装填したガトリングボトルから片手ガトリング銃のホークガトリンガーが生成されるとダイヤル部分を只管回転させエネルギーをチャージしていき

 

 

『one hundred!!full bullet!!』

 

放たれた弾丸はタカ型エネルギーへと変わり襲い掛かって当たった端から爆散していった

 

 

 

その中 1人だけ冷めた目で

 

 

「本当にあの辺は野蛮だなぁ」

 

 

ネガ音也はダークキバに変身しており既に多くの悪魔を魔皇力の紋章攻撃でステンドグラスにして砕いていた

 

 

「隙あり!!」

 

 

と背後から奇襲を行うが

 

 

「むさ苦しいから近づくな」

 

 

指を鳴らすとキバの紋章が悪魔を捕縛し電撃が襲うと反発作用でダークキバの方へと飛んできたのでそれを蹴り返す、そしてまた反発と無限ループが発生したが その映像を見ていたアームズモンスター達は過去のトラウマを思い出して震え上がっていた

 

 

「ま、こんなものだな」

 

 

攻撃が終わると悪魔はもうミンチよりヒデェよな状態になっていた

 

 

 

「隊長!!」

 

 

「慌てるな!敵は少数だ武器を構えろぉ!」

 

 

かろうじて指揮権が生きていた部隊が槍や剣、弓矢を構えて反撃に転じようとしたが突如武器がデータ化して彼等の手元から消えた

 

 

「な、何だと!!」

 

 

「初めての異世界、どんな武器や技術があるかと思ったが…何だこの原始的な武器の数々は」

 

 

そこに現れたのは参入したばかりのゴルドドライブ、その手と足元には彼等から奪い取った武器の山があるのだ

 

ゴルドコンバージョン データ化して相手から武器を奪う能力 ゴルドドライブ最大の武器でもある

 

 

「ほぉ…しかし私のいた世界では見た事がない素材やプログラムで出来ている、まぁ調べる価値くらいはあるか」

 

 

 

「な、何だ貴様は!!」

 

 

「私は逢魔王国特殊部隊 アウトサイダーズが1人……ゴルドドライブと呼べぇ!!」

 

 

とドライバーのレバーを回しシフトブレスのボタンを押すと強奪した武器が1人でに浮遊 その武器達が担い手目掛けて放たれ 兵士達は串刺しとなったのである返り血がつかないように払ったゴルドドライブの次の興味は彼等の武具であった

 

 

 

その中で

 

 

「ヴェハハハハハハハハ!ポーズ!!」

 

 

『pause』

 

 

ハルト以外が時の止まった世界で動く ゲンム無双は止まった世界で彼等の武器や装備を観察し

 

 

「ほぉ…実戦的な鎧や武具とはこういうデザインなのか参考になる」

 

 

とネタ帳にメモをし終えると

 

 

「リスタート!!」

 

『restart』

 

 

時が動き出したと同時に兵士達は見事に吹き飛んだのである

 

 

「私のゲーム開発の礎となった事を誇りに思うが良い」

 

 

 

 

そしてある区画では 正に地獄絵図が待っていた

 

 

 

行軍していた一軍全てが突然の人体発火に襲われ絶命 その範囲から逃れた連中も生き残りを見つけた 白い闇に襲われる事となる

 

 

 

それは戦闘ではなく一方的な虐殺であったという

 

 

「アレ?もう終わり?」

 

 

返り血を大量に浴びたダグバが最後まで抵抗していた悪魔の死体を崖へと投げ捨てると軽くノビをすると

 

 

「ハルトは何してるかなぁ〜」

 

 

 

その頃

 

 

「アイツら派手にしてるな」

 

『お前が言うな』

 

 

 

「そうかぁ?なぁオロチもそう思う?」

 

「!!!」

 

 

「そうかそうか」

 

『何言ってんのか分かるのか?』

 

 

「あぁ今日の晩飯はドラゴン肉以外で優勝していく事にするって!」

 

 

『絶対に言ってないだろ』

 

『あとそれオロチ違いな』

 

 

「え、何々〜この大群にアナザーWを潜影蛇手だって」

 

 

『絶対嘘ダロ!!』

 

 

「まぁ大事なのはフィーリングよフィーリング……あ、いたいた」

 

 

『かなりいるな』

 

 

「そうだねぇ〜」

 

 

オロチに乗っていると目的地の敵主力を見つけたハルトはまるで獲物を見つけた猟犬のように舌舐めすりすると向こうから拡声器で話しかけられた

 

 

 

「貴様は何者だ!!」

 

 

何者ねぇ と呟くと

 

 

「俺達はヴェノ『いや違うだろ』はいはーい」

 

 

相棒に言われたのでハルトは嗜虐的な笑みと共に応える

 

 

 

「俺は常葉ハルト、異世界の魔王にして貴様等が言う二天龍を倒したものだ」

 

 

そう答えると周りは騒めくが

 

 

 

「聞けば君たちは俺を支配して利用してやろうとか考えてると聞いたよ、実際根城にしてた森に君達の手勢が来たと言うからなぁ」

 

 

「あ、当たり前だ!我等の領内で得体の知れないものがくれば調査をするだろう!そして国益を考え利用するのが国家だ貴様もその一部となるのだ光栄に思うと良い!その力 我々悪魔の為に使って貰うぞ!!」

 

 

「成る程」

 

 

一応は国家元首である以上 言おうとせん事は分かるか 腹正しくて不愉快だ

 

 

 

「そうかいそうかい……なら手始めにテメェ等を皆殺しにしていこうかぁ!!」

 

 

オロチから飛び降りたハルトは嬉々として変身し軍団の中央へ着地するとアンノウンに宿る頭上から光の輪を発動させて収納していた二代鬼徹を取り出し抜刀しカイデンバグスターの能力である剣術を発動 納刀と同時に切り捨てられた悪魔から上がる血飛沫が上がると二代鬼徹を光の輪に戻したままの勢いで

 

 

『鎧武』

 

 

アナザー鎧武に変身する

 

 

「出番だテメェ等、蹴散らせぇ!!」

 

 

クラックが開くと頭上からハルトを王と認めたインベス達が落下 そのまま近くにいた悪魔へと襲い掛かるのであった

 

 

 

「さーて、さっきの偉そうなのは何処かな?」

 

 

肩に大剣を担きながら周りを見渡すとアナザー鎧武に襲い掛かる悪魔達

 

 

「奴の命は俺が貰った!」

 

 

「二天龍殺し!そいつを殺せば出世は間違いねぇ!!」

 

 

「遅っ」

 

 

溜息を共に大剣で横一閃 綺麗に分断されても慣性の法則で向かう上半身には

 

 

『マンゴーパニッシャー』

 

 

これで吹き飛んでもらうか

 

 

「へい!!」

 

 

マンゴーパニッシャーをバットの変わりに振り抜くと、そのまま上半身は悪魔ミサイルとなって悪魔に命中すると上がる悲鳴を聞いてアナザー鎧武は更に姿を変える

 

 

『ゼロワン』

 

 

「とぉ!」

 

 

体から離れた黒いクラスターセルがイナゴの群れとなり悪魔達に襲いかかる本能的に昆虫の大群に追いかけられるなんてトラウマでしかないだろう困惑する連中を尻目にアナザーゼロワンは本家さながらの予測を立て 現在地から最短ルートで大将の位置を割り出した

 

 

 

「そこかぁ」

 

 

あの黄色の瞬間移動で間合いをつめると

 

 

 

「はぁい」

 

 

背後から迫る姿に

 

 

「何だよコイツら、滅茶苦茶じゃねぇか!!」

 

 

「そうだコレが俺、そして逢魔王国だ…地獄に落ちても忘れるな!!」

 

 

そのまま右足を振り抜くと大将の頭はサッカーボールのように跳ね回り愉快に転がり落ちる残った胴体から血の噴水が噴き上がると敵兵は完全に恐怖に負けて逃げ出したのであるが勿論ハルトが逃がす訳がない

 

 

 

「オロチ!エラスモテリウムオルフェノク!」

 

 

巨大怪人組が退路を塞ぐと

 

 

 

「降伏する?どうする?」

 

『あれ?皆殺しにするんじゃないのか?』

 

 

と尋ねると武装解除して両手を上げたので頷くと一言

 

 

「お前達は俺達に武器を向けたんだ、それなら俺達に殺される覚悟をしてきてるよな?」

 

 

「ま、待ってくれ!!俺達は降伏しただろう!」

 

 

『そうだな、おい貴様等の親玉に伝えろ馬鹿な真似は辞めてさっさと手打ちにしろとな』

 

 

「おいおい相棒、そんなんじゃつまらないだろう?こう伝えろ【私達は何万って大軍を派兵したので二百人ちょっとに蹴散らされました屈辱です!どうか仇を取ってくださいお願いします!】ってさ」

 

 

「あぁちゃんと伝えてやるよ、お前達を皆殺しにしてくれってな!!」

 

 

『おいマジか』

 

 

『コレだけやられたのにまだ挑むか』

 

 

「そうそう!そんな顔が見たかったんだよ、じゃあメッセンジャーの1人以外は全員食べて良いからねぇ」

 

 

「え?」

 

 

非武装となった悪魔達はハルトが召喚したミラーモンスター達の餌となった

 

 

「いやぁ最近食べさせてなかったから催促されて焦ってんだよねぇ」

 

 

だが中には珍しい能力を有する個体もいたので そいつはカリュブディスの飯にしたのだが

 

 

「ハルト様、何か新しい技を覚えました!!」

 

 

何か新しい可能性を見出したので

 

 

「おおおおお!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!いいぞぉカリュブディス!!」

 

 

まるで何処ぞの親衛隊の幽波紋使いレベルに感動したハルトはカリュブディスをそれはもう猫可愛がりかのように撫で回したのである

 

 

「よしご褒美をやろうカリュブディス、何が欲しい?口直しの角砂糖か?」

 

 

「いえ甘いものならプリン山を!」

 

 

「プリン山!あの山が欲しいのか?いやしんぼめ!よーしじゃあプリン山を召喚しちゃる!!」

 

 

『お前激甘じゃねぇか』

 

 

召喚したと同時にカリュブディスは大口を開けて捕食したのであった

 

 

「ご馳走様でした」

 

 

「おおおおお!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!ちゃんとご馳走様が言えて偉いぞカリュブディス!!」

 

 

 

と笑顔で子供の成長を喜ぶハルトがそこにいた

 

 

 

さてこの戦いは数万の悪魔軍が1人を除いて全滅した 生き残りの死体は情報を抜き取られた後 heavenの材料行きだったが

 

 

「………あ、しまったな生捕りにしてストマック家に送ればよかった」

 

『幸せを感じてないからダメな奴になるぞ』

 

 

「その辺はカイドウから貰ったSMILEでね」

 

 

と明るい笑顔で返り血を拭うハルトに画面越しのアザゼルは得体の知れない恐怖に襲われたという

 

 

 

 





予告

悪魔の軍勢を殲滅したハルトの元へ現れた 新たな悪魔達 だがそれが求めたのは戦いではなく…

その頃 残されたもう一角の戦力はどう動くか?

次回 アウトサイダーズの戦後処理 お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。