無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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アウトサイダーズの戦後処理

 

 

前回のあらすじ

 

喧嘩を買ったハルト達逢魔王国軍とその主力 アウトサイダーズは見事に悪魔達を撃退、天に届く屍の山を築くのであった

 

 

そして戦勝に浮かれた面々が手柄自慢をしている中 ハルトは青くない空を見た後に死体を啄む鴉を見ながら

 

 

 

「なぁ相棒」

 

『どうした?』

 

 

 

ハルトは一言

 

「カラスって腹式呼吸とRの発音完璧だよね!あと何か叫びたくなるねソイソース!!」

 

『暴れて疲れてるんだなハルト!分かったからもう休め!!』

 

 

「はははは疲れた時は甘いもの食べようか!」

 

『sweets』

 

 

『そんな事でガイアメモリを使う馬鹿がいるかぁ!!』

 

 

「けどマジックの為にインビジブルのメモリ使った人もいるよ?」

 

 

『………そうだったな』

 

 

ハルトが帰ってくると

 

 

「あ、ただいまー!」

 

 

笑顔で駆け寄ると同時に

 

 

「おかえりハルト…よし正座しろ」

 

 

「はーい!」

 

 

額に青筋を浮かべるキャロルを見て迷わず、後手慣れた動きで正座するのであった

 

 

 

「では先ずは……いきなり軍隊率いて宣戦布告しながら敵を蹂躙する馬鹿がいるかぁ!!」

 

 

 

「えぇ良いじゃん別に!1人だけ生き残ってるんだから!」

 

 

「だとしてもほぼ皆殺しにする馬鹿がいるかぁ!!」

 

 

「………っそう言う事かキャロル」

 

 

「分かれば良い」

 

 

「奴等の死体で人体実験がしたかったのか!いや俺も奴等の死体を切り貼りした後 ショッカーに最強の怪人をお願いすれば良かったと後悔してるんだ……くそっ!冥黒王を食べてから色んな錬金術や占星術の知識やインスピレーションが沸いてくるんだ!!」

 

 

『あの冥黒王の知識も、お前みたいな馬鹿に渡るとは思ってなかっただろうな』

 

『本当、宝の持ち腐れだよな?』

 

 

「そんな事ないよ!俺だって色々考えたんだよ!その結果…片腕持ってかれても良いから推しを錬成したいです!」

 

 

「何も分かってないな!おい、そこに直れえええ!!」

 

 

「何でさーー!!あと直ってるよ?」

 

 

「口答えするなぁ!!」

 

 

 

 

「あとキャロりんにどんなイメージ持ってるの?ハルくん?」

 

 

「その辺りは唯一の担当だろう?」

 

 

「いや待ってください千冬、木原である私もそこまでのマッドサイエンティストではありませんよ?」

 

 

そして艦内で始まった説教にハルトは最終的に涙目になったのである

 

 

その光景にアザゼルは

 

 

「さっきまで暴れてたアイツが涙目に一体何者なんだ…」

 

 

震えていると

 

 

「彼女は魔王様の妃 キャロル様だよ」

 

 

「現状ハルト様を問答無用で制御出来る数少ない存在だ」

 

 

「そ、そうか……」

 

 

「親切心で警告するが彼女や魔王の伴侶達には絶対手を出すな、それをすればハルト坊の力はお主達に向かいアレより酷い事になるのを肝に銘じておけ」

 

 

と映像には屍の山と化した悪魔達、死体が残っているのはまだ良心的と先程のハルトの戦いで理解したのだ

 

 

「お、おう…そんな気も起こらねぇよ…あんなの見せられたらな」

 

 

二百の兵で万の大軍を殲滅した 化け物達

 

その武力が堕天使に向かわない事を第一に考えた そして最悪 身内に犯人がいれば躊躇わずに生贄にするとも

 

 

 

そして正座を解いたハルトはゴルドドライブに近づくと彼は喜びの感情で

 

 

「見てくれ魔王、コレは戦利品だ君に献上しよう」

 

 

「いや、それはお前の今後の研究に使ってくれ」

 

 

今後 それ即ち

 

 

「採用だゴルドドライブ、俺は君を歓迎する…それと個人的な私怨で殴り倒して申し訳なかった」

 

 

「気にするな、これで雇われるなら恨む理由はない」

 

 

おおお!と驚く面々だが銀狼は何を思ったかコントローラーを取り出して操作すると

 

 

「ん?おぉ!何だコレはぁ!!」

 

 

「銀狼!?」

 

 

「ハッキング完了」

 

 

「お、おう…今は仲間だから程々にね」

 

 

「分かった」

 

 

「分かったなら辞めろおおお!D○ PUMPを踊らせるなぁあああ!!」

 

 

「これは名曲……平成を効率良く摂取出来る」

 

 

「銀狼……お前も沼に落ちたか」

 

 

「まずいバレた」

 

 

「いや嬉しいよ」

 

 

「おい止めさせろおおお!」

 

 

踊るゴルドドライブをナツキとゴオマは同類を見る目で見守っていたのは言うまでもなかった

 

 

 

そんな中 ハルトはアザゼルに近づくと

 

 

「ねぇねぇどうだった?俺の強さ?」

 

 

「あ、あぁ凄いショーを見せて貰ったよ」

 

 

「そりゃ良かったよ…分かったらアザゼルさんも気をつけてよね………次は君達かも知れないから」

 

 

作り笑いを浮かべたハルトの瞳を見てアザゼルは得体の知れない恐怖に襲われた

 

 

「!!」

 

 

それだけ言うとアザゼルから離れたハルトは

 

 

「そう言えば!さっきのライジングアルティメットダグバ計画なんだけどさ!!」

 

『ネーミングがダセェ!!』

 

『やっぱりコイツのセンスってドライブと同じだわ』

 

 

「おいおいどうした急に誉め殺しかヨォ!!」

 

『いや罵倒だが?』

 

 

「は?それ即ち泊さんに喧嘩売ってる?」

 

『落ち着け過激派』

 

 

 

「そんな事よりダグバのパワーアップ計画なんだよ!」

 

 

その言葉に ゴ3人衆やラ集団、ゴオマとバダーは驚愕の表情を浮かべ 心が一つになった

 

 

いや、ダグバ まだ強くなるんかい 

 

 

と 

 

 

「成る程……ベルト近くに凄い威力の電気を」

 

 

「うん、実際ギノガの毒に侵されたクウガがパワーアップした時にも電撃を受けたら覚醒してさガドルもその辺真似してるけど もっかいクウガは同じ事したらアメイジングになったし」

 

 

「よしじゃあ試してみようギノガ!僕に毒攻撃してから電撃浴びよう毒が僕に効かなかったら整理ね!」

 

 

何てパワハラだ、ギノガはビックリした同時に全身全霊で首を横に振る

 

 

「!!!」

 

 

「頑張れギノガ、お前の毒でダグバを倒せばお前が次の ン となれる」

 

 

「!!!」

 

 

そうじゃん!と驚くが流石の閣下に止められる

 

 

「焚き付けるなゴオマ」

 

 

「いや違うそうじゃないから整理は辞めたげてダグバ」

 

 

慌てて止めるハルトは一言

 

 

「ったく何てパワハラ発言だ恐ろしい」

 

 

「我が魔王も時折そんな感じですよ?」

 

 

そうかぁ、なら

 

 

「そうかウォズ…そんなに今日の晩ご飯は生昆虫食が良いのか?それならそうと言ってくれよ」

 

 

「そう言う所ですよ!!パワハラ呼びされるの!」

 

 

「分かった、皆まで言うな連帯責任でロイヤルガードもだろ…うんうん」

 

 

その言葉に

 

 

「おいウォズ、少し直れ」

 

 

「……………」

 

 

「返事は?」

 

 

「はい」

 

 

その時 ウォズは後ろから現れた4人に囲まれたのは言うまでもない

 

 

 

「けど俺、ダグバみたいに直ぐに殺したりはしないけどな〜」

 

 

と首を傾げるハルトであったが

 

 

「ハルト!強くなれるなら俺にも雷を撃て!そしたらお前を倒せる」

 

 

『何て短慮だ、お前それしてダグバに整理されただろうが…』

 

 

「ほぉ見上げた向上心だゴオマ」

 

 

『ブレイド』

 

 

「ならばそれに答えよう!」

 

 

『キック!サンダー!マッハ!』

 

 

『ライトニングソニック』

 

 

 

「うえええええい!!」

 

 

「ま、待て、受けるのは雷だけの話ではー」

 

 

アナザーブレイドに変身して三枚のカードの力を引き出し音速で駆け抜けての雷を帯びたアナザーキックを受けたゴオマは見事に近くの大木に激突し大木はへし折れる威力を受けたゴオマは ビクビクと動くのみであった

 

 

「あ、アレ?」

 

 

変身解除して首を傾げていると

 

 

「ゴオマああああ!!」

 

 

彼との付き合いがある蜘蛛のグロンギことズ・グムン・バは慌てて駆け寄るのであった

 

 

 

「大丈夫か!」

 

 

「お、おぉ…」

 

 

「あ、生きてた良かったぁ」

 

 

ハルトが安堵するがグムンは

 

 

「ちっ、お前の死体からダグバの破片を貰う予定が狂った」

 

 

「何だと?」

 

 

「聞こえなかったか?日光弱々のコウモリ擬き」

 

 

「おい此処ではリントの言葉で喋れ」

 

 

この時 ドルドは【お前が言うな】と無言の圧力が出ていたという

 

 

「なら言ってやる日光出ただけで逃げやがって…あの時よくも俺を見捨てたな!」

 

 

「ふざけるな!俺はあの後色々悲惨でゲゲル出来なかったんだぞ!俺の番が来る前にメになったんだ!」

 

 

 

「それはお前達がゲゲル開始前にリントを殺すのが良くない」

 

 

「ナイスツッコミだドルド」

 

 

とまさか幼少期のハルトの脳味噌を焼き尽くしライダーファンへと至らせた伝説のクウガ第2話での恨みが炸裂するとは思わず グムンとゴオマの喧嘩が始まったのだが…いやギャグ補正とは言え何故ゴオマ究極態と渡り合えているグムン、お前スゲェよ

 

 

 

「流石は平成最初の怪人というべきだな」

 

 

うんうんと頷くハルトにアナザーゼロワンは

 

 

『令和では最初の怪人は腹筋崩壊太郎だもんな』

 

 

「いや本当何があったんだよ令和!!」

 

 

「けど何かデジャブが…」

 

 

ナツキがそう呟くと

 

 

『あ、俺分かった』

 

 

「え?何?」

 

 

『ハルトとナツキが喧嘩する時 大体あんな感じだ』

 

 

『『『あぁ…』』』

 

 

 

「いや何処に納得ポイントがあったかな?」

 

 

「その前に仲良くしなよ!!」

 

 

 

ハルトは慌てて止めに入る何とか止まったが

 

 

 

「お前達さっきまで暴れてただろう!!仲間内で何喧嘩してんだ!」

 

 

「ハルト…」

 

 

「そんなに暴れたいなら、この後悪魔の街という街を破壊して回るからその力はとっておけ!」

 

 

「若様!それはオーバーキルではないでしょうか!!」

 

 

「うるさいアイザック!!昔から言うじゃないか敵は根まで叩いて枯らして焼き尽くせと!」

 

 

 

「言いませんよ、後それは焼畑農法です!!それと戦いは終わりです!」

 

 

「えぇ!そうなの!!」

 

 

「「!!!」」

 

 

「あ、浅倉とダグバもビックリしてる」

 

 

「流石は逢魔きってのバトルジャンキー」

 

 

「「「!!!!」」」

 

 

「あ、テスタロッサさん達も驚いてる」

 

 

「え!」

 

 

「知らなかったのか、あの人達も割と過激だぞ」

 

 

 

ワイワイ話していると

 

 

何か空から飛んできた 逢魔の奴ではないな

 

 

「総員警戒態勢!対空砲用意!!」

 

 

それと同時にハウンドが待機していたトルーパー達に指示を出すと弾かれたように戦闘態勢に入るが

 

 

「コマンダー!敵は白旗をあげています」

 

 

「そうだな……よし警戒したままで待機だ陛下もよろしいですね」

 

 

「あぁそうだな念の為 非戦闘員はレストインピースに避難頼むわ」

 

 

「はっ!非戦闘員は避難してくださ……いやいや陛下」

 

 

「何だ?」

 

 

「逢魔に非戦闘員っていましたか?」

 

 

「あ、そういやぁ全員戦えるが…いや取り敢えず避難だ」

 

 

と指示を出した所で今更と、そしてふと思う

 

 

「白旗か…そういやぁ昔 爺ちゃんと見てたアニメに主人公と敵とで白旗の認識が違うって話があったな」

 

『ほぉ、どんな話なんだ?』

 

 

「まぁ王道な感じで宇宙人が地球を侵略するんだけど、その時に地球の人が白旗を上げて降参したんだけど宇宙人はこれまで以上に地球人を攻撃したんだよ」

 

『まさか!その宇宙人達は相棒みたいな脳筋バトルジャンキーなのか!?』

 

 

「違う!その星の文化では白旗は【相手をこの地上から1人残さず殲滅してやる!!】って宣戦布告の意味だったんだよ文化の違いって怖いよねって思ったなぁ…あ、エボルト」

 

 

「何だ?」

 

 

「ブラッド族には白旗ってどんな意味?」

 

 

「あぁ自分じゃ星を滅ぼせないから手を貸してくれって意味だな」

 

 

「ほらな同じものでも解釈違うだろ?」

 

 

 

『そう言う意味もあるって話か』

 

 

「うん、ちなみにそのアニメの最後は敵も味方も何かよく分からない光に飲み込まれの皆殺しendだったなぁ…」

 

『え、何それ怖い』

 

 

「そーそー だから向こうからしたらあの白旗は敵意がないとかじゃなくて【テメェ等、俺達の仲間をよくもやってくれたな!仇を取ってやる、ユグドラシルぜってぇ許さねぇ!!】って意味かも知れないから油断できないよねぇ」

 

『なぁ、ちょっとお前の師匠混ざってない?』

 

『何もしてないのに許されないユグドラシル』

 

 

「まぁ俺としては……いや向こうを攻撃できる良い機会だよな」

 

 

「いやいや平和が一番だよ…てかお前無抵抗でも容赦なく攻撃するだろ?」

 

 

「え?なんか無抵抗な奴を攻撃するのって心理的に嫌じゃない?」

 

 

その言葉にその場にいた全員が唖然とした顔で沈黙する

 

 

 

『相棒、それはひょっとしてギャグで言ってるのか?』

 

 

「え?……へ!?ちょっと待て!俺無抵抗な奴を嬲り殺しに……したなぁ沢山……ガーランドで立て籠ってる物件目掛けて火炎放射器使ったわ」

 

『言わんこっちゃない』

 

 

「まぁ俺はその方が良いな思い切り楽しめそうだ」

 

 

「自分から研究のサンプルになりに来るとは良い心がけだ」

 

 

「ははは!まだ戦いを求めるか、これだから人間は面白い」

 

 

「いや違うからエボルト、あれは人間の中でも例外みたいな奴だから」

 

 

浅倉とゴルドドライブはテンションが高い 絶対コイツらは後者の荒事を望んでるのと爆笑するエボルトにツッコミを入れた宗一がいたのであった

 

 

「荒事は他所でして欲しいな…私は今この頭に溢れ出すアイデアをゲームにするのに忙しい!!」

 

 

 

「何てマイペースなんだアウトサイダーズ!!自由過ぎる……だがこれで良い!」

 

 

『まぁリーダーがコレだからな』

 

 

「……何か頑張れば克己さんとか来てくれないかな」

 

『辞めろよ絶対呼ぶなよ』

 

 

「はいはい我が魔王が対応しましょうねぇ〜」

 

 

がウォズ達は流石に乱暴や辞めろというので普通に受け入れる

 

 

 

「つか、メッセンジャーにした奴 多分俺達を皆殺しにしてやる!!って言ってた奴じゃないかなぁ…」

 

 

「それ先に言えよ!」

 

 

「まぁ良いじゃん、って事はさっきの有象無象より強いって事だからさぁ」

 

 

 

好戦的な笑みを浮かべるハルトが見るのは使者に来た赤髪の美男子と黒髪ツインテの美少女である

 

 

「いや戦闘の意思はない白旗だよ」

 

 

ラヴリカと同じ声してるなぁ…とか思っていたが

 

 

「生憎、俺達の世界じゃ白旗は【テメェ等を皆殺しにしてやるぜ!】って意思表示なんだけどなぁ」

 

『イデ○ンも真っ青だな』

 

 

その言葉を聞いて2人の顔は青くなる

 

 

「い、いや我々はそのようなつもりは「あははは!冗談だよ冗談!」そ、そうか」

 

 

「さっきの話聞いてないと笑えない話ですね」

 

 

「まぁ良いじゃんウォズ、んでアンタ等誰?何しに来たの?」

 

 

念の為だがレストインピースの武装は2人をロックオンしてるのと バヂスとブウロの2人は飛翔して高高度から狙撃姿勢に入っていると

 

 

「失礼、私はサーゼクス・グレモリー」

 

 

「セラフォルー・シトリーです」

 

 

「常葉ハルトだ、此処の長をしている」

 

「野田ナツキ、この問題児のストッパーでこの軍団のNo.2だ!」

 

 

「この愚か者めが!!」

 

「ああああああああ!!」

 

 

何か偉そうにしゃしゃり出てきたのでアイアンクローして黙らせる

 

 

「ドリンクバー往復係が偉そうに重役気取るな恥を知れ俗物!!」

 

 

取り敢えずその辺に投げ捨て、改めてサーゼクスと名乗る青年を見た

 

 

「ったくこの愚か者め……失礼、うちのバカに仕置きをしていたさ」

 

 

「あ、あぁ…先ずは先日の非礼と進軍を悪魔を代表して謝罪させて欲しい」

 

 

「あぁやっぱりそれか」

 

 

その言葉に戦いでないと分かったのか浅倉は近くの焚き火に さつまいもを直入れしたのだ

 

 

「ちょっと待て浅倉威」

 

 

「何だ?」

 

 

「焼き芋はこのように紙で包み 遠くから火を当てると美味しくなるのだ、これはβアミラーゼが加熱により麦芽糖に変化する事で起こる現象だ直火焼はパサパサする だからこうするのさ」

 

 

「ほぉ」

 

 

ゴルドドライブの科学教室だが美味しくなると言われたので浅倉は珍しく素直に焼き芋を作るのであった

 

 

サーゼクスの謝罪を聞いたハルトは

 

 

 

「武力じゃ従えられないから懐柔で何とかしようって考えてる?」

 

 

「そ、そんなつもりはない!」

 

 

「そ、そうだよ!実際アレは現魔王の派閥が勝手に…」

 

 

派閥ってのは何処にでもあるねぇ、と達観してるとセラフォルーから成り行きの説明が入る

 

 

要点だけまとめると あの大将の言ってた通り悪魔の有力派閥は俺達を戦力として取り込もうとした 勿論 平和的解決を求めた派閥がいたが有力派閥は武力制圧をした

 

 

んで結果は前回の通り 屍の山が生まれた訳

 

 

それを重く見た生き残りの派閥は増援派遣して再度決戦と見ていたらしいがサーゼクス達が待ったをかけて平和的解決を目指したいらしい

 

 

 

「んじゃアンタ等は平和的解決派閥って訳ね」

 

 

「そうなるね」

 

 

「そうかぁ……って露骨に戦えないからって凹むなグロンギ共!!」

 

 

ダグバ筆頭に えええええ!!!と嫌な顔をしたグロンギ達であったが

 

 

「ほぉ、そんなに元気なら俺とダグバのコンビと組手するか?」

 

 

笑顔でハルトとダグバが立つと

 

 

「「「「平和万歳!」」」」

 

と唱えるベ、ズ、メ集団であったとさ

 

 

ゴの奴は【え!良いの!!】って顔してるが…大丈夫かね?

 

 

やれやれと肩を竦めるとハルトは

 

 

「そっちの事情は大体把握したけど、俺達は喧嘩売られたから買っただけ 恨まれるのは筋違いだよ」

 

 

「あぁ勿論だとも」

 

 

「賠償とまではいかないが頼み事を聞いてくれたら手打ちでも良い」

 

 

「な、何だろうか」

 

 

「そんな無理難題は言わねぇまず一つ、北欧神話勢力の誰かしらを紹介してくれ」

 

 

「北欧の?」

 

 

「訳あって、そっちの関係者を保護してるんだ返したいけど伝手がない」

 

 

その言葉にアレクサンドラは喜びの顔と共に少し寂しそうな顔をしていた

 

因みに黒鍵については元気を取り戻してから道場に現れてアゲーラ、千冬など逢魔が誇る剣豪達を倒したのである

 

 

アレ以来 皆目の色変えて鍛錬してるので良い刺激なのだろうが…何故ビルゲニアも混ざっているのだろう…

 

 

「な、成る程」

 

 

「んで次、俺達は別に虐殺大好きなヤバい奴等じゃないから喧嘩売らなければ買わないから」

 

 

その言葉に全員が ええええ!!と更に驚くが

 

 

「テメェ等は俺を何だと思ってやがる!!」

 

 

「我が魔王と言えば気に入らない奴は虐殺と蹂躙するまでがワンセットですよ!!」

 

 

「ウォズ!そこまで言うか!」

 

『日頃の行い』

 

 

「うっ……ったく、まぁそんな感じだ俺は自分から喧嘩は売らない…こう見えてラブアンドピースが座右の銘でね」

 

 

「うわぁ凄ーい、全くそう見えなーい」

 

 

「浅倉さーん!!ナツキが遊んでってさ」

 

 

「ほぉ」

 

 

「すみませんでした命ばかりはお助けを!!」

 

 

「死ぬまで戦え」

 

 

「ひいいいい!!!」

 

 

ナツキが、何処かのマサ○君みたいに泣きじゃくる姿に安堵すると

 

 

「よし」

 

『何が?』

 

 

 

「そして最後の条件…の前に確認だ」

 

 

「何だろうか?」

 

 

 

「その派閥連中ってのは、また俺に喧嘩売る可能性はあるか?」

 

 

「無いとは言えないね…再軍備が済めば攻めてくるかも「なら釘刺しに行くかな…よーし」え?」

 

 

「久しぶりに棍棒外交と行こう」

 

『出たぁ!ハルトの武力を背景に脅す外交スタイル!』

 

『それは脅迫って言うんだぜぇ!』

 

 

「ガリマ〜」

 

 

「何だハルト」

 

 

「連中の生首残ってる?」

 

 

「あるぞ?」

 

 

「ちょっと借りて良い?塩漬けして奴等の前に並べて威圧するから」

 

 

「好きにしろ」

 

 

「よし始めるか、丁度塩もあるし」

 

 

『いやちょっと待てえええ!!』

 

 

「若様!使者の方々がドン引きしております!!」

 

 

「あ、そだったゴメンゴメン忘れてた」

 

 

因みにこの時 2人は自分も狩られると思い大事な家族を思い出していたと言う

 

 

「大丈夫大丈夫、君たちには何もしないよ…まぁ俺に喧嘩売るなら其奴等は今回以上に痛めつけてやるから攻めない事をオススメするよ〜」

 

 

「も、勿論…それと一応確認だけど捕虜は「いると思う?」皆殺しにして楽しいか?」

 

 

「俺を無理矢理従わせようと数万人で押しかけて来たじゃん、そんで迎え撃った200人を袋叩きにしようとして楽しい?」

 

 

「っ…」

 

 

「YES!答えは両方楽しい!立場変わってたら君達も同じ事してるよ」

 

 

とカラカラ笑うハルトだが別に相手への敬意は忘れた訳ではない

 

 

 

敵ではないなら武力は向けない

 

 

それは徹底している事だシンフォギア世界?アレは世界全てが敵だからセーフだよ

 

 

 

「まぁアレだ次俺達に武器向けたら〜」

 

 

「向けたら…」

 

 

「君達の国があぁなるかもね」

 

 

とだけ答えるのであった その横から

 

 

「悪い事は言わねぇぜ若いの戦うのは辞めた方が良い」

 

 

「アザゼル!?」「何で貴方が!」

 

 

「俺も二天龍を倒したのがどんな奴か見に来たら連行されてな」

 

 

「人聞きの悪いなぁ…あぁそれと最後の条件だけど、もし其方に俺の伴侶を傷つけた輩がいたなら…直ぐに連れてきてね、匿うとかしたら根絶やしだから」

 

 

「「っ!!」」

 

 

「と言う訳でよろしくお願いしまーす」

 

 

 

と笑顔で見送るのであった

 

 

「後は向こうが約束を守るかだけど…どうかな?」

 

『さぁな』

 

 

「どっちでも良いやー!約束守らなかったら連中を問い詰めるだけだし」

 

 

「ですわね」

 

 

「次はボク達だよねハル?」

 

 

「分かってるそのつもりだよ」

 

 

出来れば平和的に解決して欲しいなぁと思っているが 何か気配を感じて空を見上げると

 

 

 

「何か今日見下ろされる事多いなぁ」

 

 

「空から降臨してますね」

 

 

「敵か味方か…」

 

 

警戒を強める中 凄い威厳を纏った天使が護衛と共に降りて来た

 

 

 

「初めまして、二天龍を撃ち倒した者よ私の名前はミカエル 天界で天使長をしているものです」

 

 

その名前に騒めく面々 特にネオ黎斗は ファンタジーゲームのネタになりそうだなという目で見ていた…こいつ逞しいと感心しているが

 

 

「初めまして、俺は常葉ハルト 異世界にある逢魔王国の王です」

 

 

「成る程、それは失礼しました常葉王」

 

 

「何か凄い新鮮な呼ばれ方だな、それで貴方達の目的もアザゼルやサーゼクスと同じかな」

 

 

「出遅れましたか……えぇ目的は同じですよ、それと先程の貴方方の戦いを高みの見物させて頂きました」

 

 

「それは良かった、ご安心ください俺達は危害を加えられなかったら武力を向ける事は決してありませんから」

 

 

と朗らかに答えるがハルトは内心冷や汗である理由?そんなの決まってんだよ!

 

 

 

「アレが異教徒の天使!」

 

「堪えろ狂信の!!」

 

 

「これは憎悪によって磨かれた「ストップですオルタさん」ちょっ、話しなさいよ!」

 

 

「ほぉほぉアレが天使か…あの羽で羽毛布団でも作るか」

 

 

「落ち着きなよドラコー、マスターが困ってるじゃないか」

 

 

俺と契約してるサーヴァント達が殺意マシマシなんだよ!特にジャンヌ・オルタはアヴェンジャーらしく復讐のターゲットがいるから荒ぶっているんだよ!

 

 

 

「それは良かった、私達も貴方方と事を構えるつもりはございません」

 

 

「それは良かった」

 

 

なら早く帰れ!と心で思っているが、伝え辛いな…と思っていると

 

 

「それと一つ確認したいのですが」

 

 

「何?」

 

 

「何故貴方の体から神性が感じられるのでしょうか?神仏とは違う寧ろ逆に位置する貴方が」

 

 

「神性ね……うーん…あ」

 

 

心当たりが幾つかある

 

 

アナザーギーツⅨ由来の創世の神としての力

 

アナザー鎧武極アームズの黄金の果実

 

それともう一つ

 

 

オーヴァーロード・テオス

 

 

アンノウン達の長にして 闇の力 ロード怪人達や人間達の創造神 とも呼べる存在だからなぁ そりゃ神性持ってるよなぁと思っていると

 

 

 

「ほぉ天使にも分かるのか…この神の神性が!ヴェハハハハハハハハ…あああああ!!」

 

 

良いタイミングで水を刺してくれたネオ黎斗にツッコミを兼ねてのバグヴァイザーで吸引したのだ

 

 

【出せぇ!ここから出せぇ!!】

 

 

その光景に

 

 

「こ、これは人類のデータ化!?おいネオ黎斗、これはどうやるのだ教えてくれぇ!!」

 

【ほぉ、私の才能に興味があるのか】

 

 

逢魔切ってのマッドサイエンティスト達はスルーしてと

 

 

「失礼、うちの自称神が…まぁ答えを言うならば俺の体には異世界の様々な存在を取り込んでいますから中にこの世界では神性に該当する何かしらがあると言う事でしょうね」

 

 

その答えにミカエルも閉口するが問い詰めるのも良くないと判断したのか引き下がる事にした

 

 

「あ、それと俺の伴侶を傷つけた輩がいましたらぜひご一報を…そいつにはこの世の地獄という地獄を味合わせてやるので!」

 

『具体的には』

 

 

「蜂蜜と牛乳を全身に塗りたくり…」

 

 

「それは拷問なのですか?」

 

 

「グルメ界の野山に放置する」

 

 

『おい待て!確かに蜂蜜塗って放置とかそう言う拷問はあるが!!』

 

『グルメ界ってだけで秒殺だぞ!!』

 

 

「はっ!そうか沢山苦しまないだけ慈悲か!」

 

『アホかーー!』

 

 

「グルメ界?」

 

 

「あぁ異世界ですよ」

 

 

しかし こう考えると久しぶりに平和的な会話だな

 

 

『相棒、アレだぞ悪魔は最悪の出会いだったがな』

 

 

「だよね…まぁ……だけど初手で武力行使された何処ぞの世界よりマシだよ」

 

『本当に来る世界の順番によって真っ先に滅ぼされているよな』

 

 

「だよねぇ」

 

 

今あの世界に行ったら…最初の出会い方から考えると

 

 

「間違いなく滅んでるな」

 

 

そう思わざるを得ないと笑っているが

 

 

「ミカエルさん達天使側は敵対意思はないと」

 

 

「え、えぇ…我々も仕掛けられない限りは」

 

 

「ですね今後とも宜しく」

 

 

「えぇ」

 

 

天使組を見送ると

 

 

「お、終わったか?」

 

 

「そうだな………んでアザゼルはいつまでいるのかい?」

 

 

「あ、あぁ何か帰るタイミングを無くしてしまってな」

 

 

「まぁ無理もねぇよ向こうからしたら敵の大将が単身でいるんだからなぁ…隠れる気持ちは分かるけども」

 

 

やれやれ…しかしどうするか

 

 

「もう時間が時間だから飯だけでも食べてけ」

 

 

「「「「「!!!」」」」」」

 

 

「ただの偵察に来ただけの者に我が魔王の手料理など…」

 

 

「いやいや前にも作ってたろ?」

 

 

 

「良いのか?」

 

 

「しゃあねぇだろもう遅いし、待ってろ直ぐに作るから」

 

 

というとエプロンとメルク包丁を取り出す姿に

 

 

「え?」

 

 

「我々全員の料理は我が魔王1人が作っているのです!」

 

 

「嘘だろ!何千人いると思ってんだ!」

 

 

「はい、ラーメンおまち!!」

 

 

「早っ!いつの間に作ったんだ」

 

 

「へ?時間の流れを操って時短しただけよ?」

 

 

「は?」

 

 

「気持ちはわかりますよアザゼル殿、しかし常識ほど早く変わるものだ」

 

 

「何処の全館空調のCMしてんのさウォズちゃん」

 

 

「はいはーい麺が伸びるから早く並んでね!」

 

 

そして全員がラーメンを渡し終えると

 

 

「美味かったな」

 

 

「そりゃ良かったよ作った甲斐があるってもんだ」

 

 

「異世界の食事か…どんなので出来てるんだろうか…」

 

 

「あぁ大元の素材はこの世界のだよ?」

 

 

「へぇ〜どんな……っ!!」

 

 

アザゼルが気になって鍋を見るとそこには

 

 

「いやぁ念の為に大鍋でドラゴンの骨を煮込んでて良かったよ…」

 

 

大量のドラゴンの骨が鍋で煮込まれていたのである

 

 

「お、おいちょっと待て、そのドラゴンってまさか…」

 

 

「へ?二天龍の骨だけど?んでこれはその出汁を使ったの」

 

 

「………………」

 

 

アザゼルは両手に持っていた器と箸を落とした

 

 

それを見ていたウォズ達は

 

 

 

「あちゃあ〜」

 

 

「無理もないですよ自分達苦しめた奴が今日の夕飯になってるなんて普通は有り得ませんから」

 

 

「だよねぇ〜それでウォズちゃん、この後はどうなるの?」

 

 

「以前にも話しましたが、トータスで未来の我が魔王が消えていこう逢魔降臨歴・裏伝は何も未来を示しません…今では唯のメモ帳ですよ」

 

 

「そうなの?」

 

 

「ま、彼奴の言葉を借りるなら自分の未来に繋がらなくなったのじゃろうな今の所は」

 

 

「ん?」

 

 

「つまり今の若様は我々の知ってる魔王様にはならないと言う事ですよカゲン」

 

 

「そう言う事か」

 

 

「ですが可能性はあるんですよね」

 

 

「有る」

 

 

「そうか…出来ればそうなって欲しくはないな」

 

 

「あの未来での魔王様は大丈夫なのでしょうか?」

 

 

アイザック達は老ハルトの事を思い出すが

 

 

「安心せい、今では元気に解放者の仲間と共に色んな世界を冒険をしておるらしいぞ」

 

 

ヤクヅキのスマホには老ハルトが鉄球で玉乗りしながら解放者の面々と逃げている…いやこの場合は鉄球に乗って解放者を追いかけている写真があった

 

 

「元気すぎませんかね!!」

 

 

「寧ろ今は解放者の面々がストッパーしてるらしいぞ、しかも妾達より上手く制御しているらしい」

 

 

「何故か嫉妬を覚えますね…」

 

 

「まぁ良い未来よりも今じゃ、アレを見てみろ」

 

 

ヤクヅキが指差した先では

 

 

 

「しかしドラゴン美味しかったな近くに野生の個体がいる…狩るかな」

 

 

舌舐めすりして探しにいこうとしたのでウォズは手慣れた手つきでマフラーを操作して拘束した

 

 

 

「えええええ!ちょっと待てよ何で拘束!?」

 

 

 

「今ドラゴン狩りしようとしませんでしたか?」

 

 

「いやアレだけ美味かったから、他にもいるならと」

 

 

「辞めましょうね美味しいとしても乱獲したら食べられなくなりますから」

 

 

「確かに!ドラゴンって希少種って感じだもんね!!それであの美味さ……ドラゴンの牧場で養殖すれば安定供給も可能…いやその場合は生態を調べてから、それは二亜やアナザーWを頼るとして……」

 

 

「我が魔王」

 

 

「………ん?悪りい、考え事してたよドラゴンの新作料理についてとか!」

 

 

「はぁ…あかね嬢、お願いします」

 

 

ここでウォズは切り札を切ったのである

 

 

「はい…ねぇハルト」

 

 

「な、何かな…あかねさん?」

 

 

「色々浮かれてると思うけど少し落ち着こう……ね?」

 

 

「は、はい!!」

 

 

ハルトは涙目になり正座し更に

 

 

「グロンギの皆も……ね?」

 

 

その時 無数に浮遊するドミニオンレイがビーム発射の為 エネルギーをチャージしていた

 

 

 

「「「「「!!!」」」」」

 

 

全員、圧に負けて首を縦に振るのであった

 

 

その後 アザゼルは今度は正式な外交として訪問すると話をして帰ったので有る

 

 

 

そして翌日

 

 

「しかし、こうなるならエネミースローターを持ってくれば良かったな」

 

 

逢魔王国には三隻の軍艦がある

 

一隻は現在使っている輸送船 レストインピース

 

もう一隻は攻撃戦艦 ピースメーカー

 

そして残るは逢魔王国最強の軍艦

 

正式名称はドレッドノート級 エネミースローター それは逢魔に住む全ての民を乗せる事が出来る程の巨体を誇り 更に言えばプレハブ式駐屯基地組み立てセットが二つも格納されている その気になればテラフォーミングすら可能な軍艦である 未だにその全力は発揮し切れていない…が動けば1日でこの冥界が滅びるくらいの火力はある

 

 

「アレにある駐屯基地組み立てセットがあれば…なぁ」

 

 

「無い物ねだりは良くないよハルト、今あるもので頑張ろう」

 

 

「そうなんだけどさぁ〜あかねとしてはどうよ風呂が使える基地がある方が良くないか?」

 

 

「そうだけどね」

 

 

流石に怒涛の展開で若干疲れが見えるハルトであるが 先ずは地道に地盤を作るべきだろう

 

 

 

手っ取り早いのはこっちの戦力を見せた事

 

 

それは俺単体で二天龍を倒した事で成立した

 

 

後は和平か敵対かによるが それには

 

 

「簡単に手出しされない後ろ盾が欲しいか」

 

 

今の所 俺の武力のみだから政治的にやられるのは困る もう一押し何かが欲しいなぁと思っていた

 

現状 天使、堕天使、悪魔の関係で言えば

 

悪魔は最悪、天使は警戒、堕天使はアザゼルの態度から見るに警戒と好奇心って所だ

 

 

こう考えると

 

 

「俺、リムルさんのいるテンペスト付近に転移して本当に良かったわ」

 

 

滅茶苦茶良いスライムだ、まぁ怒らせると怖いがな

 

 

しかしどうするかと考えていると

 

 

「ハルト、空からドラゴンが!」

 

 

ナツキの言葉に思わず

 

 

「またか!ドラゴンはお腹いっぱい何だよおおお!!もおおおう!!」

 

 

ハルトはイヤァァァァァ!と頭を振るが

 

 

「取り敢えず話し合ってくるわ…よし」

 

『ドラゴライズ!』

 

魔法でデロウスを呼ぶと背中に乗り、そのドラゴンの所へと向かうと

 

 

 

「貴様が二天龍を倒し、悪魔を鏖殺した異形達の王か?」

 

 

「そうですが?貴方は?」

 

 

「失礼、私はタンニーン この付近に縄張りを持つドラゴンである」

 

 

 

「はぉご丁寧にどうも」

 

 

成る程 この間の気配はコイツらか

 

 

「単刀直入に言わせて貰おう…この近隣で暴れるのは辞めて貰えないだろうか?」

 

 

「は?いやいや待て待て基本的に俺達は降りかかる火の粉を払ってるだけだぞ?」

 

 

「お前達としてはそうかも知れないがな」

 

 

そこからのタンニーンの話はこんな感じ

 

 

タンニーンはこの近隣でしか採れない貴重な果実とそれを主食にするドラゴン達を配下にしていて その果実の群生地がこの近くにある為 この付近での戦闘を辞めて欲しい との事だった

 

 

「成る程な、それは失礼した余りこの世界の文化や知識に疎いものでな」

 

 

「気にするでない私とて二天龍を単騎で倒せる剛の者相手に敵対を選ぶ事愚かではないし非礼を気にする程でもない」

 

 

と快活に笑うタンニーンを見てハルトは好奇心の琴線に触れたようで

 

 

「そうか…タンニーンさんはこの近隣のドラゴン達の為に……あ、なぁ良かったらその辺お互い協力し合えないかな?」

 

 

「何?」

 

 

ハルトの提案はこうである

 

 

タンニーンの根城にしている付近を建前としてハルトの縄張りにする 勿論 建前である為 その土地の支配などする気はないし上納金とかもいらはいが友好関係の為に根城付近に基地を作るのを許して欲しい

 

 

また有事の際には逢魔王国がタンニーン達の為に戦うとも条件に加えてだ

 

 

「どうだろう?」

 

 

もし此処で人間なんぞの下につくか!と突っ撥ねるならそれまでと切り捨てるがと内心思っていると

 

 

「構わん、要はお主の庇護という体で我等は食糧と安寧を得られ、お主達は私の縄張り付近で安全な拠点を得られると言う事か」

 

 

「そう言う事」

 

 

聞けばタンニーンさんはこの辺でも名前の通ったドラゴンらしい それならば仕掛けてくる馬鹿もいないだろうし安全な拠点が出来ればポータルを作り援軍も呼べる

 

 

「では、宜しく頼むぞ…「ハルトだ」ハルト殿」

 

 

「此方こそ宜しくタンニーンさん」

 

 

とハルトは挨拶を終えてレストインピースに戻ると船を発進してタンニーンの縄張り付近に着陸させると

 

 

「此処をキャンプ地とする!!ゆるくないキャンプの時間だぞぉ!」

 

 

「陛下!何故ドラゴンひしめく危険地域でキャンプするのか教えてもらっても良いでしょうか!」

 

 

「あぁ、よく聞いたハウンド……こほん」

 

 

ハルトは軽く咳払いして

 

 

ドン!!という擬音が聞こえる位 ハッキリと

 

 

「ここを俺のナワバリにする!!」

 

 

「え?白ヒゲみたいな事言ってる?」

 

 

と言うなり親衛隊やグロンギ達はうおおおお!と喜ぶと同時にハルトの意図を汲んだのである

 

 

それは守るという大義名分で戦えるという事

 

 

正当性を持った暴力が何処まで残酷になれるかの証左であった

 

 





予告

安全な拠点を設けた所でポータルを作り着々と戦力を整え始めるハルト達の元へ現れた 各勢力の長達 そこから導き出させる回答とは…

そして あかねを攻撃した犯人を知った時 ハルトが選んだ行動とは!


次回 和平の使者は武器なんて持ってこない! お楽しみに!
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