無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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皆様!カグ槌です!いつもサイレントアンケートの投票ありがとうございました!!投票の結果 300回記念アンケートは  エボルハルト君inブルアカとなりました〜 300回の枠に合わせて投稿しますので宜しくお願いします!

あとオマケで此方をどうぞ〜


「アルさん、アンタがブラッドスタークをヒーローと見ているのは止めねぇがアイツは見た目通りのアウトローなんだぜ」


「ど、どういうことよ…」


「スタークの奴は……あぁ見えてプリンの上にバニラアイスを乗せる悪なんだ!」


「!!!」


「分かる、そんな悪い事して良いの!?って顔だな…いやそれだけじゃないんだ…アイツは…その上から更にチョコスプレーを大量に乗せたりするんだ!!」

『平和過ぎる悪だな』


「な、ななな……なんですってぇ!!」

推奨bgm unwelcome school


おいでませ!アースガルド!!

 

 

前回のあらすじ

 

何故かコカビエルとタカ派の堕天使を半殺しにしたハルトは悪魔側から身柄を引き渡された

 

あかねを傷つけた犯人 リゼヴィムなる老人を親衛隊と共に袋叩きにしたのであった…

 

 

 

その結果

 

 

「ほほぉ…これが異世界の軍船か素晴らしいのぉ」

 

 

全身包帯グルグル巻きの車椅子に座った老人が子供のような瞳で船を見学していたのである

 

 

 

「おいゴルドドライブ、アレをお前の研究素体にしたらどうだ?」

 

 

「素晴らしい提案だが遠慮するよ、まだ拒絶反応なども調べる価値があるからね」

 

 

「そうかぁ…んじゃエボルト」

 

 

「俺も辞めておく」

 

 

「そうだよなぁ…しかしなぁ」

 

 

取り敢えず見張りと影に狂信者ちゃんをつけている不穏な動きがあれば即始末するだろう

 

アレの沸点は俺以上に読めない

 

まぁ利用価値があるから生かしてるだけで本質としてはハルトは基本リゼヴィムを信用していない

 

 

 

「利用するだけ利用してボロ雑巾のようにして捨ててやる」

 

 

「お前は何処のゼロだ」

 

 

ナツキがやれやれと言った顔で隣に立つと

 

 

「お前の悪い所だぞ身内や知ってる奴は優遇するけど外様や知らない奴を冷遇する癖は治せよ」

 

 

「俺は仲間入りした奴を冷遇した覚えはない、アレはあかねを傷つけたからな当然の扱いだ」

 

 

「はぁ…ガーランドの魔人族や今回みたいに敵対した連中でも優秀なら取り立ててやれって話だ」

 

 

「何で反逆した奴等を?」

 

 

 

「そこだよ反逆ならゴオマは1日1回はやるし、ウォズ達も裏切った事があるだろ?それなら他の奴にも寛容な態度で接してやらないと」

 

 

 

「そうか……あぁ考えておく」

 

 

 

「しかし以外だよ、俺はてっきり直ぐにでも殺すと思ったのに生かしておくなんて」

 

 

「アイツの命乞いに一理あると思ったまでだし殺すタイミングは今ではないと判断したまでだ」

 

 

「本当にそれだけ?」

 

 

「あと奴が何かやらかした時に俺達側で殺しても此方の管理下であるなら事故でも何でも隠蔽出来ると思った」

 

 

「まぁ向こうからすれば死んだら確かめようはないよな」

 

 

「それにあかねやキャロル達は一切近づけさせない…有能でもアレは激薬だ何しでかすか分からん」

 

 

「アレよりやばい激薬(ネオ黎斗、ゴルドドライブ、エボルト、浅倉)を抱えてるのに?」

 

 

「っせぇよ…エボルト、宗一」

 

「はいよ」「何かな?」

 

 

「アレを見張ってくれ不穏な動きを見せたら」

 

 

ハルトはサムズダウンすると意図を理解した2人はスライムとなり姿を消した

 

 

アレの価値は情報や悪魔勢力との交渉役である、その為は現在は利用価値有りと判断して生かしているだけだ

 

 

「成る程ね…それでどうするのさ目的達成しちゃったけど」

 

 

ナツキの言う通り遠征の目的は達成したと言っても良い だが

 

 

「タンニーンとの盟約もある直ぐに去るなんて不義理はしないよ……だけど、この基地の代官…まぁ此処のリーダーは建てておく必要はあるかな」

 

 

と話していたら  

 

 

「リーダー?当然この俺だ!!文句あるか!」

 

 

名乗り出たゴオマに釣られるように名乗り出たのは

 

 

「おい待て!俺達が重加速を展開すれば敵など鎧袖一触だ!リーダーは俺達ロイミュードだ!」

 

 

「我々ヒューマギアは冷静で頭が切れるし過去の経験からラーニングもする、お前達ロイミュードなど同じ過ちを繰り返すだけ時代遅れのガラクタだ」

 

 

「おい何だともういっぺん言ってみやがれ!!」

 

 

「ふざけんな!テメェみたいなゴマスリの愚図野郎に誰が従うか!!」

 

 

「暗殺ちゃんの悪口を言うなら僕達が相手になるぜ!」

 

 

 

「お前ら行くゾォ!!」

 

 

「「おおお!!」」

 

 

と後ろで聞こえる、ニューリーダーをかけた大乱闘は見て見ぬふり……あ、ゴオマが打ち上げられたのを見かねたネガタロス達参戦で大喧嘩である

 

 

「そっか…んじゃ暫くは冥界暮らしか?」

 

 

「つか目的まだあるから」

 

 

「あ、そうかアレクサンドラさんの」

 

 

「そ、彼女を送る為の準備かな」

 

 

とハルトは答えた

 

 

アレクサンドラ・アルシャーヴィン

 

トータス神域での最終決戦時にエヒトに操られていた人物、そして老ハルトが自らアプローチした程の女性 実際 キャロルと結婚してなかったら自分も口説いていた思ったくらいの美女である

 

華奢な外見と儚げな容姿に騙される事無かれ単純な白兵戦において千冬達を凌ぐ実力を持っているのだ……え?なんかおかしいな…

 

 

「てか以外なのが口説かないんだな彼女は、あの手の女性はお前のタイプだろうに」

 

 

「何言ってんだ阿保か…そんな恩や弱みに漬け込むような真似なんてしないさ」

 

 

「へぇ…んじゃ俺が口説い「義兄さん」はい」

 

 

「誰を口説くのですか?」

 

 

「………………てへ!」

 

 

「このバカ、女の子を口説くと言ってたぞ」

 

 

「ハルト!?」

 

 

「へぇ…そうやって誤魔化す義兄さんにはお話が必要ですね」

 

 

「へ、いや…ちょっ!ハルト助けてぇ!!」

 

 

「咲那ちゃん、エルフナインに頼めば自白剤や元気に成るお薬を用意して貰えるよぉ!マドカは拘束具を沢山持ってるよぉ〜」

 

 

「ありがとうございます、ハルトさん」

 

 

「いぃぃぃやああああああああ!!!」

 

 

断末魔を見届けたハルトはうんうんと頷いて満足したら

 

 

「よーし……テメェ等は何喧嘩してんだ!良いか怪人軍団のリーダーはこの俺だ!以前変わりなく!!」

 

 

「ふざけるな!!時代は常に新しいリーダーを欲してるんだ!」

 

 

「うるせぇ!封印されて二千年も寝てた奴が新しい時代とか喚くなぁ!」

 

 

 

「俺は暗殺を極めた…巣立ちの時だ」

 

 

「うるせえ!!暗殺ならハサン達からラーニングしろや!!役者の芝居から暗殺学ぶなぁ!!」

 

 

とそこからの大乱闘を制したのは

 

 

 

 

「お前等は黙って俺についてこい!!」

 

 

「「「「「おおおおおお!!!」」」」」」

 

 

 

いつも通りであった

 

 

 

「やぁハルト」

 

 

「唯一?どうしたの?」

 

 

「いや最近、色んな技術者の加入で私の中の木原が暴れた結果 とあるものが完成したから見て欲しくてね」

 

 

「ん?良いよ〜」

 

 

案内された先にあったのは

 

 

「G4スーツ!?」

 

 

まさかの倫理観が破綻してるスーツであった

 

 

 

「そうだよ…いやぁ実はね」

 

 

「この私のコアドライピアを改良してG4系列のバッテリー重量を解消したカスタムモデルさ燃費やエネルギー伝達も向上、更に重加速にも対応可能な優れものだよ」

 

 

「ゴルドドライブ!?まさかお前がコレを」

 

 

「まぁ自慢ではないが私も本職は科学者なのでね彼女の技術や他世界のライダーの技術には一目置いているのだよ」

 

 

「因みに問題のAIは改造中だよ」

 

 

「やっぱりアレは木原達でも難しいか」

 

 

G4 最大のデメリット、それはAIが装着者の肉体的負担を度外視して敵を倒す事しかしない要は装着者が消耗パーツ前提のシステムにある

 

 

 

「はい、何せ銀狼さんが【安全な形で使うならデチューンしないとダメ そのままのデメリット無しは出来ない】って断言する程ですから」

 

 

「マジかぁ…」

 

 

あの銀狼が匙を投げるなら仕方ない

 

 

「作ってるけど誰に着せるの?」

 

 

「予定はないですよ?趣味で作ったので」

 

 

「そりゃ良かったよ実験で着て誰か死んだら笑えないし……いや待てよ」

 

 

AIチップつけたままでもいけそうな丁度良く頑丈な奴がいるな実験中の事故に見せかけて殺せば良くね?と考えていると、リゼヴィムは悪寒に襲われたという

 

 

安堵する一方で同時に情報の管理は徹底せねばと思う

 

 

「束のG1と同じようにトップシークレットでお願いね」

 

 

と明るく答えたハルトはひと伸びすると

 

 

「さーてと今日は何をするかなね

 

『出来れば平和にお願いな』

 

 

「善処はする!」

 

 

 

そしてハルトは外に出ると

 

 

「魔王ちゃん大変だぁ!!」

 

 

「どした?」

 

 

「ネガ音也とネオ黎斗さんがドレミファビートに入れる音楽の方向性の違いで喧嘩してるよぉ!」

 

 

「何バンドでありがちな喧嘩してんだ!!!」

 

 

「ハルト様!!」

 

 

「何だカゲン!!」

 

 

「浅倉とガドルが楽しく喧嘩しております!」

 

 

「うっそだろマジか!!ちょっと見たい!」

 

 

 

「陛下ぁ!!」

 

 

「今度は何ダァ!ハウンド!!」

 

 

「実は…」

 

 

「ん?」

 

 

 

案内された先にいたのは

 

 

「あれ……君達はストマックさんの双子ちゃんじゃないか」

 

 

「お、お久しぶりです…魔王様」

 

 

「うん、久しぶり〜ランゴさん達は元気してる?」

 

 

「は、はい…」

 

 

なんか歯切れが悪いな

 

 

「えーと単刀直入で確認するけど何しに来たの?」

 

 

「あ、はい!兄から、これを」

 

 

と渡されたのはストマック家の長子 ランゴさんからの手紙である

 

 

「ありがとう…えーと……」

 

 

開いて内容を見て要約すると双子に社会勉強として此方へ出張させたいとのこと…ふむ

 

 

「いや俺は別に構わないけど…それでストマック家は大丈夫なの?」

 

家族経営で人手足りない印象だけども

 

 

「はい私たちの業務は兄が引き継ぐので」

 

 

「その間に僕達は逢魔で色々学んでこいと」

 

 

 

「あの人、マジで過労死しそうだけど大丈夫か!?」

 

 

ランゴさんは良い兄のようだな…何か厄介払いな感じもするけども人材が欲しい此方としては好都合だが

 

 

「その…何で俺見て怯えてるの?」

 

 

「そ、そんな事は!」

 

 

と話しているとウォズが

 

 

「無理もありませんよ我が魔王の悪名は既に三千世界に響いております、歯向かう者は生き埋め、拷問、虐殺、食肉や楽器加工(比喩にあらず)この間も堕天使勢力幹部とその取り巻きと悪魔の軍勢を虐殺しましたからね」

 

 

「「!!」」

 

 

「おい待て楽器の件は俺何も知らないぞ!!え…まさかヤクヅキの件ってマジだったの!!じゃあ何!ウルティマもグルで…うっ!!」

 

 

後頭部を突然殴られたハルトはそのまま倒れるとそこには

 

 

「ウォズ、話しすぎじゃ」

 

 

「やれやれ…変な所でハルは勘が良いよねぇ〜」

 

 

「申し訳ありませんウルティマ嬢」

 

 

「おい妾に謝れ」

 

「貴女には謝る理由がありませんので」

 

 

「ほぉ…」

 

 

「まぁ待ちなよ、ほらハル起きて」

 

 

「………ん、あれ?何で俺寝てたんだ?あと頭痛い…えーと何してたっけ…」

 

 

「ストマック家の双子が来た理由を聞いてたよ、ね?2人とも?」

 

 

ウルティマの圧に怯えた双子は懸命に首を縦に振ると

 

 

 

「そ、そうだったな…ごめんよ最近忙しかったみたいだから気絶したみたいだ」

 

 

「それはそれで体を休めましょうか我が魔王?」

 

 

「そうだけども…あ、まさか……俺がビビられてるのって…」

 

 

「「………」」

 

 

図星だ、俺が何かしたら問答無用で粛正すると思ってやがる

 

 

「あのねぇ俺は君達の思ってるように直ぐに暴力を振るう奴じゃないよ!!それに味方には噛み付いたりしないから安心してね」

 

 

と話すが、まだ緊張は取れないか…それならば

 

 

「ふむ出向だから2人にもそれなりの役割を与えないと……因みにストマック家では何担当してたの?」

 

 

「はい、現地でのバイト達の管理と闇菓子の材料の仕入れを」

 

 

「成る程……それならこの間交わした逢魔とストマック家との話は覚えてる?」

 

 

それはストマック家が傘下に入った際の取り決め 一定数の人間をストマック家に納品する変わりに闇菓子を貰うこと 

 

 

「はい」「勿論です」

 

 

「そのストマック家に納品予定の人間を届けるってのはどうかな?或いは現場で闇菓子の良い素材になりそうな人間の選別とか?」

 

 

仕入れしてるって事は素材の目利きも良い筈 此方から材料を送るのならば良いものを送りたいと思うと伝えると

 

 

「そ、それは」

 

 

「2人で一緒に?」

 

 

「あぁ勿論、一応こっちでの生活に不自由しないように補佐役はつけるけど基本は2人に頼むかな それと闇菓子関連の人材育成もお願いしたい」

 

 

「育成?」

 

 

「そうそう素材調達を効率良くする方法とか、人選とか色々かな」

 

 

「………」

 

 

それは双子が此処へ送り出した兄に言われた失態の部分である…魔王はそれを知っているのかと驚くが同じ役目かつストマック家の橋渡しや闇菓子に関わる仕事 特に2人でいる事を許してくれる

 

 

それだけで良いのだ

 

 

「あ、ありがとう…ございます…」

 

 

「が、頑張ります…」

 

 

「何で2人とも泣くの!?え、俺ってそんなに怖い!?」

 

『無理もない』

 

『いや寧ろ怖くない要素あるか?』

 

 

「えええ!!」

 

 

ハルトは慌てていたのは無理もなかった

 

 

 

という訳で

 

 

「ストマック家から双子を預かったから皆も宜しくね」

 

 

取り敢えず色んな人に関わらせてみる事にしたストマック家見る限り 自分達で対処するしかないような場面が多いと思うし 何より誰かに頼る部分を養わせるには一番だから

 

 

だが

 

 

「ほぉ」

 

 

「君達は強いの?」

 

 

うちのバトルジャンキー組が囲むとそれは最早イジメである手を繋いで涙目の双子見てハルトは

 

 

「はいはいはーい!離れてね〜」

 

 

「じゃあ私から…ねぇねぇ双子ちゃん!グラニュート界やグラニュートについて教えてよ!!」

 

 

「ニア辞めなさいな貴女のインタビューを受けたら」

 

 

「二、三日は夢に出ますよ前にも枕元に立ってる幻覚を見ました」

 

 

「え、そんな怖い体験なの…」

 

 

「嘘…私のインタビュー……怖すぎ」

 

 

アンティリーネとカレンが二亜を止めてる…うん、何かごめん

 

 

だが人との関わりは以外と新鮮な体験なのか双子ちゃんはアタフタしながらも対応していると

 

 

「取り敢えず双子ちゃんは来たばかりで疲れたでしょ?逢魔本国でゆっくりしてから業務開始って事で」

 

 

とハルトが双子を一旦本国に送り休養を与えることにしたが

 

 

あと本国に帰った際、何故か双子はハルトの祖父母に懐いてのを見て、ハルトが嫉妬するのは別の話である

 

 

さてと

 

 

「それで現状は?」

 

 

「アザゼル達の情報から見るに各勢力の戦線は停滞気味 暫くは消耗状態でしょうね」

 

 

ハウンドの意見に成る程と頷くハルト

 

 

「それと陛下、悪魔側から北欧神話勢力と会談の用意が出来たと報告が」

 

 

「おぉ!それは良かった、よしそれじゃあ早速向かうぞ北欧!」

 

 

オー!と気楽なハルトであったがナツキが恐る恐る手を挙げて

 

 

「なぁハルト、けど今此処を開けるのは大丈夫か?」

 

 

「まぁ三大勢力は小競り合い中、その中でも悪魔と堕天使には此方の戦力を見せたが天使達はどうかは分からないがな…まぁ仕掛ければ連動して堕天使にも情報は入るようにしてるからな」

 

 

「三大勢力が連合で襲う可能性もあるのぉ」

 

 

 

「ですが向こうとて此方がタンニーンの拠点近くにいるには承知しています…態々ドラゴンの尾を踏む奴もいないでは?」

 

 

ウォズの言葉にそうだけどもと言う空気だが

 

 

「まぁ向かって来れば私達が返り討ちにするまでですわ」

 

 

「だね」

 

 

「それなら居残りと交渉組で分担するか」

 

 

では我々が!と古参組は志願するがアウトサイダーズは戦いがないなら留守番でと…うむ大丈夫だろう!

 

 

「大丈夫かよハルト、あのアウトサイダーズやグロンギ達ってお前の言うことしか聞かないだろう?」

 

 

「安心しろナツキ、皆の目を見てみろアレは何かやらかしてくれる顔だ」

 

 

その視線の先には

 

 

「ねぇ僕と戦おうよ」

 

「あぁ良いぜ」

 

ダグバvs浅倉だったり全然落ち着きなく企んでる奴もいたりと

 

 

「だから不安なんだよ!!」

 

 

「ゴルドドライブはタブレットに収納するから一応ついてきてね、さて北欧に行く組は」

 

 

そんなハルトの裏では何故か女性陣の熾烈なジャンケンが行われていた

 

 

 

「え、何してんの皆?」

 

 

代表してキャロルが答える

 

 

「オレが新婚旅行だと言ったら私も行くとな」

 

 

「あ…そうだったな、まだキャロルとの旅行がまだだった…ごめん」

 

 

「気にするな時間はまだまだあるのだからな」

 

 

「そうか…なら色んな所に行こうな!」

 

 

「おのれキャロりん…2人だけの空気にはさせないよ!」

 

 

「そうだな、私がいないとこのバカが暴れる可能性が高いのは言うまでもない」

 

 

勝ち残ったのは千冬と束と

 

 

「私もだね」

 

 

あかね、この面々には思わず

 

 

 

「これで我が魔王が暴れる心配はなくなりましたね!なんて安心感でしょうか!!」

 

「うむ!この面々ならばハルト坊の手綱は安心じゃな!これは勝ったな…ちょっと捕虜で楽器作ってくる」

 

「マイロード、1日一体だけですよ?」

 

「いや止めろよアカツキ!!」

 

 

「離せ!汝等には分からんのじゃ…ハルト坊とグロンギが悪魔を蹂躙した時の悲鳴…アレ程甘美なのは今までになかった!アレを妾は普段から聞きたいのじゃ!」

 

 

「マイロード…恐ろしい事を考えないで貰えますか?」

 

 

と話しているのはスルーしてたジョウゲン達は

 

 

「いや俺たちで制御出来るようにならないとダメじゃね?」

 

 

「そうだな」

 

 

行くメンバーとして 

ハルト、ウォズ、ナツキ、キャロル、千冬、束、あかね そして護衛のトルーパー達と決まったが

 

 

 

 

「なぁそこまで俺って信用はないのか?」

 

 

そう尋ねるとウォズは

 

 

「あるとお思いで?」

 

 

と言われた解せん…だがまぁ戦力の分散になるので用心は重ねておく

 

 

「テスタロッサ達は留守を頼む敵が来れば」

 

 

「えぇ。もてなして差し上げますわ」

 

 

「まぁアレだ我が君のように言うならば」

 

 

「来た奴等はキルゼムオール」

 

 

「まぁそんな感じで頼んだ」

 

 

「お任せくださいな」

 

 

 

そしてリゼヴィムが橋渡し役らしいので取り敢えず四肢を熱した鎖で縛って車椅子に座らせたのだ

 

 

「いや何でえええ!!暑いいいい!!!」

 

 

「お前が何かしでかすのを防ぐ為だ、その鎖は魔力を吸収する素材で出来ているから抵抗は無駄だ…あと熱はマグマメモリを使ってるから保温性もバッチリだ」

 

 

「敗北者?取り消せよ」

 

 

「誰も言ってないぞ?」

 

 

そうリアクターアックスと同じ素材で出来ていて魔力を吸収して溜め込むようになっている

 

 

 

「それより儂の扱い酷くない?」

 

 

「その四肢を熱した鉄杭で打ち付けない分、慈悲あると思うぞ…それにだ悪魔側の情報がデマの可能性もあるからな その時はお前を肉壁にして撤退する」

 

 

「儂の人権は!?」

 

 

「あると思っているのか?あかねを傷つけたような屑に?」

 

 

「いやぁ信用ないねぇ」

 

 

「当たり前だ、おいパイロット!」

 

 

「はい?」

 

 

「コイツだけロープで吊り下げるけどさ、そのまま飛べる?」

 

 

「余裕ですね宙返りもかましてやりますよ!!」

 

 

「よし!!」

 

 

「老人虐待!」

 

 

「あ?俺が優しくするのは爺ちゃん、婆ちゃんだけじゃゴラァ」

 

 

 

「ハルト様、どちらまで?」

 

 

 

と言われたのでハルトは以前 キャロルの結婚式の引き出物としてオーディエンスから貰ったものがある

 

 

一つは帆船だった

 

 

現在 カイドウに許可を取りワノ国の港に停泊させているのだが…名前は都市伝説で有名な幽霊船と同じ

 

 

『フライング・ダッチマン号』

 

 

聞けば前の持ち主がタコみたいな奴だったとか甲板のフジツボとかを落とすのが大変だったとか…しかし帆船とはロマンがあるな海賊船にしたかったが部下の説得もあり 一応は逢魔王国海軍の旗艦として運用している

 

 

因みにだが貰って直ぐの航海で この船が潜水出来ると分かって潜ってみたが完全に沈没したようにしか見えなかった…何故、酸素を残したり服が濡れないようにしてくれなかった……と悲嘆していたらカイドウさんが腕の良い コーティング職人を紹介してくれてコーティングをしてくれた…これで潜水しても大丈夫である

 

 

 

それと潮や風を介して船を操るカットラス『トリトンの剣』は俺の武器の一つとしてアンノウンの輪に入っている

 

 

そしてハルトが一番気に入ったのは

 

『北を指さない変わりに自分が欲しいものの場所を示すという コンパス』

 

 

それを見て

 

 

「フィーリングで!!」

 

 

「いや座標指定してますよね!!」

 

 

そう答えると指定座標まで小型船を飛ばし事前に聞いていた座標に向かうのであった

 

 

 

 

 

 

指定された場所は雪国でした

 

 

 

「寒っ!!」

 

 

「え?そうか?」

 

 

「そりゃアイスヘルも比べたら寒くないだろうよ!!」

 

 

「まぁ我が魔王の体温調節機能は変わってますからね ですが一応防寒着は着てください見てる此方が寒くなります」

 

 

と言われるが一回 コンパスを開くと動かない…となるとここで待つのが良いんだなと判断して

 

 

「うむ!!」

 

 

防寒着を着用しているが

 

 

「スゲェ雪だな…よし!かまくら作ろうぜ!!シュネー雪原よりは振ってないから大丈夫だよ!!」

 

 

「そうか頑張れ…寒いからオレ達は船に戻るぞ」

 

 

「キャロルに賛成だ…」

 

 

「束さんもかなぁ寒いと端末のバッテリー減るの早いし…」

 

 

「えぇ!作ってくれないのぉ!!」

 

 

「我が魔王は野山を駆けずり回り、我らはコタツで丸くなりたいです…」

 

 

「それにしてもハルトにしては控えめなお願いだな」

 

 

「そうですね、いつもなら雪合戦やろうというのに」

 

 

「俺も、そこまで子供じゃないよ……それにかまくら作って皆と中でお餅焼きたかったんだよ…」

 

 

「「!!」」

 

何が琴線に触れたかは分からないが

 

 

「全自動かまくら製造機を作るよ!!」

 

「愚かだな束、私の方が早く作れる!!」

 

「これだから現代人は…オレの錬金術でかまくらなど朝飯前だ!!」

 

 

と何故か3人が目の色変えてかまくらを作り始めたが…

 

 

 

「そうか…そこまでお餅が食べたかったのかぁ…今年の正月についたお餅も人気だったよなぁ……」

 

『あぁ、お前が力加減を間違えなければ死人は出なかったがな』

 

 

「なぁ…何か餅じゃない何かをハンマーで叩き潰した気もするけど」

 

『それこの間も叩き潰してたからスルーして良いぞ』

 

 

「そうか!来年の餅つきも楽しみだなぁ〜今年は色んな人が逢魔の仲間になってくれたから賑やかになるぞぉ!」

 

 

その言葉にウォズは顔を青ざめ

 

 

「も、もちろん我が魔王は観覧か調理側ですよね」

 

 

「うん!勿論!!調理するよ」

 

 

「まだ杵を出さないでください!!あと来年の餅つきは我等家臣でやりますから!!」

 

 

「えええええ!!!!」

 

 

そして思い出したように

 

 

「取り敢えず…リゼヴィムの奴は外に放置するか冷凍みかんならぬ冷凍リゼヴィムや凍り漬けリゼヴィムにして後世の探検家に発掘してもらおう」

 

 

まるで生ゴミを見るように冷徹な瞳で侮蔑していると

 

 

「辞めて!儂、凍死しちゃう!!」

 

 

そして待ち合わせ時間になると

 

 

「待たせたのぉ〜」

 

現れたのは何か緩い感じの隻眼の老人だ…取り敢えず

 

 

 

「俺の嫁達にセクハラはやめて下さいね」

 

 

「!!!」

 

 

その老人にそう言うと何故分かった!と言う顔をしていたが…残念だけど予知済みだよ!!

 

 

「彼女達は自分の伴侶ですので…何かしようものなら……容赦なく切り刻みますよ」

 

 

「それは失礼したのぉ…じゃが中々の美女達が奥さんとは羨ましい限りじゃ」

 

 

「そりゃどうも…はぁ……」

 

 

「何じゃ溜息など吐いて?」

 

 

「いやてっきり神話のイメージ通り 威厳に溢れた感じで来ると思ってたから肩透かしを食らいましたよ…主神オーディン」

 

 

全員驚く中

 

 

「お前正気か!神相手に切り刻む言ったのか!」

 

 

「おうとも!既に色んな奴に喧嘩売られてんだ!今更神様なんて怖くないわーーー!!(師匠と英寿さん、黎斗さん以外の神)」

 

 

「落ち着いてください我が魔王!神の前ですよ!」

 

 

「うるせぇ!!俺にとっては師匠!英寿さん!そして黎斗さん以外は邪神じゃボケェ!!」

 

 

「おい待てハルト!その一柱は邪神だから!!」

 

 

「はぁ!?師匠を邪神と呼ぶか!背教者め!!」

 

 

「違うわボケェ!!」

 

 

と揉めているとキャロルとあかねがハルトの肩を叩き

 

 

「「ハルト、落ち着け/落ち着いて」」

 

 

「はい!!」

 

 

 

「お主はお主で苦労してるのじゃな…まぁ何、お主達が萎縮しないようにと思ってな」

 

 

温厚に見えるが何かを見通す強い瞳は…まさに主神とも言える迫力があった

 

 

「サーゼクスにセラフォルー…アイツらとんでもないビッグネームを引っ張ってきたな…」

 

 

「ほほほ流石に二天龍を倒すような奴じゃ、儂やトールでも呼ばねば話にならんさ」

 

 

「あのドラゴン、そんなにやばい奴だったのか」

 

 

「知らんかったのか?あのドラゴン達は神すら恐れる存在と」

 

 

「いや…俺は…ジューシーながらに鶏肉を思わせる淡白な味わい…そして骨から出る濃厚なスープ…知ってるのは味と思いつきまくる料理のレパートリーだけだぁ!!」

 

 

「ほほほほ!いやぁ噂に違わぬ勇ましさよ」

 

 

と笑っているオーディンだがナツキを見ると

 

 

「ふむ……お主は呪われているな」

 

 

「え!分かるんですか?」

 

 

「流石オーディンですね…ナツキのヤンデレを生み出す呪いを見抜くとは…」

 

 

「ほほほ…え?どう言う事じゃ?」

 

 

「神話風に言うなら、ギリシャ神話のヘラ並みのヤンデレが大量に生まれてます」

 

 

「え、アレと同じレベルとか何それ怖い……うむ…しかし妙じゃな、この術式…ん?」

 

 

何か知ってそうだな

 

 

「なぁ、コイツの呪いについて心当たりがあるのか?」

 

 

「無くはないが…妙じゃな儂は日本人を呪った事はないぞ」

 

 

 

オーディンの言葉にナツキは

 

 

「テメェが犯人かぁ!!」

 

 

「落ち着いてくださいナツキ!!」

 

 

ナツキが激怒したのをウォズが止めていた

 

 

「離せよ、アレのせいで俺がどれだけ大変な目に遭ったと思ってんだ!!」

 

 

「それのお陰で色々助けられてるけどな……けど落ち着け」

 

 

とハルトがクスクス笑いながら答えるも疑問は晴らしておきたい

 

 

「ナツキの呪いはオーディンの呪い…なんか壮大な感じだが…」

 

 

「いや厳密に言えば違う、儂と同じ術式だが似て非なるものだよ」

 

 

「ん?」

 

 

「儂の術式をアレンジしたか知らんがな」

 

 

「けど北欧の主神並みの呪いをかけれる奴っているのか…」

 

 

「さぁの…或いは異世界から来た儂…オーディンにでも呪われたのではないか?」

 

 

「だとしても何で俺を呪う?」

 

 

「そこまでは知らんよ、本人に聞く必要があるのぉ…お主達の世界はどうじゃ?」

 

 

「俺の時間軸はそこの馬鹿が滅ぼしてる」

 

 

「おぉう…」

 

 

オーディンすら絶句していたので

 

 

 

「ほぉ、どうやら修正が必要なようだ」

 

 

「それはオーディン違いですよ我が魔王、それとアナザーオーマジオウ側の未来ですから過去は変えられませんよ」

 

 

「つまら…俺の未来は変えられるって事かウォズ!」

 

 

「もう大分手遅れな気もするがな…」

 

 

「ならキャロルと俺の明るい未来は…」

 

 

「それは作れるぞハルト!!」

 

 

「だよな!なら大丈夫だ!!」

 

 

「ポジティブなのは美徳ですけども!」

 

 

「そっか…けど」

 

 

ナツキの死に戻りは そもそもが白スーツがリガドΩのリバースを転用した セーブアンドロードな能力だったらしいが呪いにより自死がトリガーとなったらしいのだ

 

 

現に その影響かナツキもハルト程ではないが精神汚染や精神攻撃に耐性があるのである、前にナツキに精神攻撃したら逆に精神崩壊した奴がいたような…

 

 

 

「大きな前進だなナツキ」

 

 

「お、おう……」

 

 

「どした?」

 

 

「何でもねぇよ、ほら!」

 

 

「そうだなアレクサンドラさん」

 

 

船から降りる姿を見てオーディンは驚くが無理もないとハルトが説明した 彼女は異世界の邪神に洗脳されて自分と戦った事 その際にこの世界の事を知り送ることにしたと

 

 

「そう言う事か感謝するぞい」

 

 

「此方こそ…俺絡みの件に彼女を巻き込んで申し訳ない」

 

 

「ん?どういう事じゃ」

 

 

「実は…」

 

 

伴侶というのは伏せたが邪神が見た未来の俺の関係者だったから狙われたと説明した

 

 

 

「そう言う事じゃったか」

 

 

「はい」

 

 

神妙なオーディンを見て あぁこう言うのか神ぽいなぁと思っていると

 

 

 

「まぁ良い無事に帰って来てくれて何よりじゃ」

 

 

「は、はい…ただいま戻りました…後、病も治りました」

 

 

「何じゃと!あの病が!!」

 

 

「まぁ異世界では治療法が確立されてたみたいなんで…それで……はい」

 

 

「ほほぉそうかそうか…感謝するぞい異世界の魔王よ」

 

 

「いや…そんな事ないですよれ

 

『ハルトが謙虚に…そんな…ありえない!!』

 

 

「おい何処にショックを受けてんだテメェ」

 

 

「兎に角じゃ儂の部下が世話になったのじゃ礼はせんとな」

 

 

そう言うとオーディンは足元に巨大な魔法陣を展開し全員を飛ばしたのである

 

 

 

その先とは

 

 

「ようこそアースガルドへ歓迎するぞい」

 

 

北欧神話の拠点である それを見て

 

 

『何だ今の転移は!これが魔法か!!』

 

 

何かゴルドドライブの気持ちが分かるよ、そりゃ神話の技だものと頷いていると

 

 

「今宵は宴じゃ、客人よ楽しんでくれ」

 

 

「ありがとうございます、所で…」

 

 

コンパスを見て

 

 

「何じゃ?」

 

 

「もしナツキの呪いが解けるなら解いてあげませんか?」

 

 

「ほぉ」

 

 

「俺の友達がアレ以上苦しむ姿を見たくありません」

 

 

「ハルト…」

 

 

「それは……お主がマトモで優しくなれば大体解決するのでは?」

 

 

「え?その通りじゃん ハルト頼むわマトモで優しい王様になって」

 

 

「え?俺は既にマトモで優しい王様だが?」

 

 

「は?」

 

 

「その頼みは既に叶えられているのに……クソッ!俺ではどうする事も出来ないのか!!」

 

 

「諦め早っ!!けど友達と思っててくれたのか」

 

 

 

「ん?ん〜……友達か……んじゃナツキ 友達料金とアナザーライダー達のレンタル代払え」

 

 

「友達はお金で作るものではありません!!あとレンタル代とか辞めろよ生々しい!!」

 

 

そしてハルト達はオーディンが催した宴会に参加する事になるがナツキは先程の呪いの件で頭がいっぱいである

 

 

死に戻りはオーディンが言うには北欧由来の呪いらしい 解呪するには自分のいた世界にいる本人に解呪してもらう必要があるらしいと

 

 

「はぁ…」

 

 

どうしたものか…自分のいた世界はあかねが死んだ事を知り怒りに狂った老ハルトによって破壊されており跡形も残っていないのだから

 

 

「どうしよう……けど」

 

 

まだこの力は必要だ…とナツキは飲み込む事にしたが そもそもナツキの死に戻りの何割は自分のバカな選択肢により発生している事を忘れてはならない

 

 

 

そしてハルトはと言うと酒を飲みながら二天龍との戦いを話していると

 

 

「ふむ……ではそろそろ本題に入るとするかの」

 

 

「ん?」

 

 

「逢魔と我ら北欧勢力と不可侵条約を提案したい」

 

 

「へ?」

 

 

「儂らも流石に二天龍を正面から倒した後に悪魔やアザゼルの近衛を蹴散らせる奴等と揉め事を起こす気はないのでな」

 

 

「まぁな」

 

 

「そこでの提案じゃ」

 

 

「…………まぁ無用に敵を作る理由はないしアレクサンドラさんの件もあるからな…だが流石に仲間達にも意見を求めたいから少し離席する」

 

 

と場を離れて念話でテスタロッサとやりとりしていると不思議な話があった

 

 

 

「は?エターナルメモリが動作不良?」

 

 

【はい実は最近メモリが反応しないのです】

 

 

テスタロッサが使っているのは ハンドレッドとの戦いでの鹵獲品だ 整備やメンテナンスするにも難しい部分があったのは言うまでもないが

 

 

「まぁ元々気難しいメモリを無理やり稼働させてたみたいだしなガタが来てたんだよ気にしないでくれ一応メモリとドライバーは保管してくれよ」

 

 

そもそもハンドレッド はブルーフレアを無理矢理再現していたのだ…その仕組みから来る劣化もあり得る、或いは他の適合者 それこそ…

 

 

「いや考え過ぎだな」

 

 

何か目に見えて落ち込んでるな…よし

 

 

「テスタロッサ」

 

 

【はい?】

 

 

「これが終わったら何かして欲しい事はあるか?お世話になってるからな俺で叶えられる範囲の要望なら叶えたいと思うんだけど」

 

 

【それでしたらー】

 

 

 

その要望を聞いて

 

 

「分かった、んじゃまた連絡する」

 

 

念話を切ると

 

 

『妙な話だな』

 

 

「それはどうかな」

 

『は?』

 

 

「いや、俺の直感だけどさ…なんか面白そうな匂いがする具体的には俺が発狂するような案件だ」

 

『止せ、お前の予感は良く当たる』

 

 

「そうか?」

 

 

生返事で返して条約の返答をしようと思っていたらだ

 

 

「やぁ」

 

 

「アレクサンドラさん」

 

 

「サーシャで良いよ言いにくいだろうし」

 

 

「そんな事ないけど…どうしたの?パーティの主役が離れたらダメじゃない?」

 

 

「それを言うなら君もだろ?」

 

 

「良く言うだろ?主役は遅れてやってくる」

 

 

「はいはい」

 

 

「それでどうしたのさ?」

 

 

「いや改めてお礼をと思ってね君のお陰で病気も治って此処に戻る事が出来た…ありがとう」

 

 

「前にも話したが礼はいらん、元々はあのクソジジイのせいだからな俺は詫びをしたに過ぎん」

 

 

「だとしてもさ、あのまま病で朽ちていくだけだった僕を助けてくれたんだ…君には感謝してるんだよ」

 

 

「それならその分 好きに生きたら良い…今まで我慢して出来なかった分思い切りな」

 

 

『だが程々に自制はしろよ?』

 

『でないとウチのコレみたいなるからな!!』

 

 

「人を暴走機関車みたいに言うなよ」

 

『いやそうだろ?』

 

 

「は?」

 

『『ってアナザーWが言ってたぜ!』』

 

 

「ほぉ…」

 

『理不尽!!』

 

 

 

といつものやり取りを見てアレクサンドラ…サーシャが笑うと

 

 

「それに知ってるんだよ内緒でお見舞いに色々送ってくれた事」

 

 

「そ、それはだな…部下の意見を聞いたまでだ!

俺の発案ではない!!」

 

 

『ツンデレ』

 

 

「っさい!!」

 

 

「さっき君は好きにしろと言ったね、なら僕も好きにさせてもらうよ」

 

 

とサーシャが一息入れて告白する

 

 

 

「僕の勇者になってくれ」

 

 

「俺、魔王ですよ?」

 

 

「違う、そうじゃない」

 

 

ん?なんか違うのか?と首を傾げていると

 

 

「要するに僕の英雄になって欲しいんだ」

 

 

「英雄ってなろうとしたらアウトって北岡先生が言ってた」

 

『これ龍騎ゼミで見た所だ!』

 

『じゃねぇよ真面目にやれ!』

 

 

「ん?英雄?勇者?いや俺そんな殊勝な存在じゃないぞ?」

 

 

『そうだなこのバカが、この世に齎すのは混沌と破滅だ』

 

 

「あれ?俺ってそんな認識なの?」

 

 

「あぁそうか…えーとだね」

 

 

サーシャが話した内容によれば要するに俺の死後 その魂をエインヘリアルにしたいと

 

 

うーん、良くわからないが

 

 

「良いよー!」

 

 

『考えてから喋れ!!』

 

 

 

「本当かい?」

 

 

「うん、何か良く分からねぇけどサーシャの役に立つなら構わないよ?」

 

 

『すまない!このバカは考えなしに了承しているから事情を説明してくれないか!』

 

 

「だと思ったよ…えーと」

 

 

簡単に言えば俺が死んだらその魂はエインヘリアルとなりラグナロクの時に戦う戦士となれと……ふむ それはつまり!!

 

 

 

「神vs人類の13本勝負に人類代表として参戦しろと言う事か!!」

 

 

『お前が人類代表するな烏滸がましい!!』

 

『いや間違いなく人類代表するバカだけども!!』

 

 

クワッ!!と目を見開くが相棒達にツッコミを入れられた…いや確かに

 

 

「分かる、その座は仮面ライダーの皆様が相応しいと!!」

 

 

『なぁ相棒、それは違うラグナロク』

 

『何処の終末を話されてます?』

 

 

「え?」

 

『そうだった邪神倒してたコイツ!!』

 

 

そして少し考えて一言

 

 

「良いよー」

 

 

結論 何も変わってなかった

 

 

『うおおおい!!』

 

 

「だって死んだらでしょ!大丈夫だよ、俺不死身だから!」

 

『死んだ未来があるのを忘れたかぁ!!』

 

 

「…………!!」

 

『おい今思い出したぞ』

 

 

「けど死んだ時は死んだ時で考えれば良いよ!俺はどうしようとなく今を生きていれば良いのさぁ!或いは歴史に俺の名前が良いよ永遠にね」

 

『既にある世界では永遠に近い時間に残るだろう災厄を齎してる件』

 

 

「ははは、本当に君は面白いね」

 

 

「そうかぁ?」

 

 

「それとだ」

 

 

とその影が一つに重なった…キスされたと気づいた時 ハルトは

 

 

「!!!!!!」

 

 

赤面して震えていた

 

 

「君結婚してるのに免疫ないの?」

 

 

「う、うるさい!女の子が好きでもない男にするものではありません!!」

 

 

「いや僕も君が好きだけど?」

 

 

「!!!!!!!!」

 

『リントの言葉を喋れ』

 

 

まさかの告白に赤面していると

 

 

「ほぉ」「へぇ」「ふーん」

 

 

3人の阿修羅が立っていたのは言うまでもない…

 

 

 

 

同時刻 タンニーンの縄張り付近で作っていた基地にて

 

 

 

「おいお前」

 

 

「ん?」

 

 

ゴオマは声をかけられたがそこにいたのは黒と赤い服に独特な風貌の男女5人組 中でも1人は金髪にメッシュが目立つ

 

 

 

「此処が逢魔王国の根城か?」

 

 

「だとしたら何だ?」

 

 

「何、腕利きの傭兵が会いに来たと王に伝えろ」

 

 

「ふざけるな!何故リントの命令など聞かないとならない!お前等曲者ダァ!!」

 

 

とゾロゾロ現れたのはズの集団である

 

 

「何だ何だ?随分と派手な歓迎だな!!」

 

 

鉄棒を担ぐガタイの良い大男は荒事は歓迎のようであり

 

 

「……………」

 

 

逆に寡黙な男は手に持ったアサルトライフルに弾丸を装填して狙いを定める

 

 

 

「あらやだ…刃物は絶対にダメ!!」

 

何かキャラの濃い人は鞭片手に構え

 

 

 

「ねぇ、何か向こうはヒートアップしてるけどどうするの克己?」

 

1人だけ非武装の勝気な女性が克己と呼ぶ最後の男に目を向けると

 

 

 

「これが白スーツの言う面接らしい、良いだろう見せてやる俺達NEVERの力をな」

 

 

「game start」

 

 

 

「生意気なかかれぇ!」

 

 

「突撃ぃ!!」

 

 

とハルトのいない場所で大乱闘が幕を開けたのである

 

 






予告

基地付近の異常事態を知ったハルト達は基地へと帰路を取ると其処にいたのは


「ほぉ、お前が魔王か?」


『お、お前は!』


アナザーディケイド 因縁の相手 そしてハルトの推し!!

「な、何故貴方程の方が此処に!!」


「面接にき「採用!!」話を聞け」


「は、はい!!」


「え、何コイツが魔王なの?」


「はい!そして皆さんのファンです!!」


「あらやだ、ファンなのね……嫌いじゃないわ!!」


「きゃああああああ!」


「落ち着け!」

そして天使 傘下の教会からの刺客 その奇襲と


「お願い、皆を助けて!!」

犯人の訴えを聞いた 魔王の決断は!!


次回 影の王と永遠 お楽しみに!!
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