無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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START MY ENGINE!

ある世界にて

 

「ふぅ…脱出〜したー!」

 

フォーゼの宇宙キター!並みのガッツポーズを取るアナザーディケイドは直ぐに居直り変身を解除する。

 

「けど…違うよなぁ〜」

 

元に戻ったハルトの視線の先には自分の世界には無い程、豊かな自然がある

 

「取り敢えず空飛んでみて周りを見てみようかな?なぁ他のアナザーライダーにはどうすればなれるんだ?」

 

取り敢えず方針を考え、ウォッチに話しかけると

 

『貴様がイメージすれば、対応のアナザーライダーに変身可能になる』

 

アナザーディケイドから返事があった、成る程、こう使うのか

 

「よし、まずは地形の把握だ」

 

スイッチを押すとハルトの体に黒いモヤが再度包む 彼の体は巨大化した

 

[クウガ]

 

平成ライダーの原点 仮面ライダークウガ

 

そのアナザーライダーとしての姿は巨大クワガタのお化けである

 

「お、おぉ…」

 

自分の姿を見て感動するが背中の羽で軽く空を飛ぶ

 

「スゲェ!………ん?」

 

自由に空を飛ぶなんて普通の人間には出来ない 空からの綺麗な景色に街の明かり、人がいると安心したのも束の間

 

「えええええ!!!」

 

以外 それはミサイル!

 

「この世界の迎撃早すぎませんかい!?自衛隊が有能過ぎる!ガメラでも出るの!!?」

 

慌てて回避、迎撃して近くの森に姿を隠した

 

 

 

翌日

 

あの後 何とか人目を忍んで無事 この街にやってきた

 

しかし日本で良かった、並行世界のと言う枕詞が付くけど

 

『謎の巨大クワガタ現る!?』

 

捨てられた新聞の見出しを見ると同時にアナザークウガは使い所を考えないと思いました。

 

『作文か?』

 

取り敢えず

 

「世界が違うなら、移動しよう」

 

再びアナザーディケイドに変身して世界を越えようとしたのだが

 

『相棒、悪い知らせがある』

 

「誰が相棒だ……なんか嫌な予感がするんだが」

 

『暫く、世界を超えられない』

 

「え?」

 

アナザーディケイド曰く、世界を超えるにはエネルギーが必要らしい それを貯めるのに必要な期間があるらしい それはつまり

 

「俺、無一文、戸籍、宿無しだぞ」

 

ホームレス決定と心で悲嘆していると

 

『安心しろ、戸籍と宿位は用意している』

 

「どうやって?」

 

『裏の王の力を使ったまでよ』

 

裏の王…つまり

 

「アナザージオウⅡの改変か」

 

俺の知らない所で歴史改変しやがったな

 

『まぁアイツは暫くおネムだがな』

 

「暫く使えない訳か…なぁアナザーW、お前検索出来る?」

 

『地球の本棚の事かぁ?勿論出来るぜ!』

 

「助かるねぇ、情報は武器になるんだよ、キーワードは当然 仮面ライダー」

 

『あいよ、ほぉ安心しな この世界にはライダーはいねぇよ お前の見てきた番組もないと来た』

 

「確かか?」

 

『俺たちみたいな外からの奴が来なきゃな』

 

「そんな……仮面ライダーがない…」orz

 

『ど、どうしたんだよハルト!!』

 

「ゼロワンとジオウ劇場版を見たかった…」

 

『え?それだけ?』

 

「んだよ、悪いか」

 

『別に…おいハルト…見ろ!』

 

「あ?」

 

ウォッチ内のアナザーWに言われるまま、視線を向けると

 

わー!と逃げ惑う人と化け物の群れが

 

「…………………えぇ」

 

ハルトは思わず天を仰いだ、うん綺麗な青空だ…この空を守った人は元気にやってるんだろうか?そして現実逃避も限界なので直視する

 

見えたよ、何か非日常な光景が

 

「家に帰りたい……帰る家に愛着のカケラもないけど」

 

『言ってる場合かよ』

 

「だよね……それに傍観するだけじゃ何も掴めない」

 

どうにか出来るかも知れないのに目を背けて知らないフリは もう嫌だ

 

(君は客観的で助かるよ、距離の測り方が上手いんだね)

 

違う

 

(傍観者だな、お前は舞台に上がる役も資格もない)

 

俺は傍観者じゃない!

 

「なぁ、力貸してくれるんだろ?なら一走り付き合って貰うぞ」

 

ウォッチに声をかけるとブランクウォッチにアナザーライダーの顔が浮かんだ、さながら事故で廃車になった車のような顔が俺に語りかけた

 

『良いわよ』

 

厳つい外見に合わない綺麗な女性の声だけど

 

[ドライブ]

 

ハルトは躊躇いなく、スイッチを押したのであった

 

上下からタイヤ型エネルギーに挟まれると姿が変わった。さながら事故車両な格好はロボットのような印象を与える戦士だ

 

[ドライブ]

 

永遠の停滞者 アナザードライブ

 

アナザードライブは自分の手を何度か振り

本家のポーズを取る

 

「よーし取り敢えず、あの化け物をぶっ倒す!」

 

『OK start your mission』

 

そして俺は平成ライダー屈指の速度で化け物に飛び蹴りを叩き込んだのであった。

 

「はぁ!」

 

取り敢えず一撃だ、次!って

 

「あれ?」

 

攻撃を喰らった化け物は灰となり消えたのだ

 

「オルフェノク?けど…」

 

いや考えてるのは後だ、取り敢えず此方の攻撃が通用するならやる事は一つだ

 

「こい!アナザートライドロン!」

 

そう声をかけると、爆音と共に世紀末感満載ドラッグマシンに似た車 アナザートライドロンが現れた

 

「おお…すげぇ…よしタイヤ発射!」

 

アナザートライドロンは指示に従い燃えるタイヤ、針をつけたタイヤ、手裏剣型エネルギーを帯びたタイヤと多彩なタイヤ攻撃で化け物を灰に変えていく

 

「あいつら耐久性無いな…」

 

重加速も使ってないし、まさかタイヤだけで倒せるとか…免許あるけど乗れる?

 

「取り敢えず、乗ってみようか」

 

アナザートライドロンに乗ると、シートベルトをつけてエンジンをかける

 

『!!!』

 

爆音と共に軽くアクセルを踏むと、凄まじい速度で公道を走り抜けた

 

「いやあああああ!」

 

予想してなかった速度に悲鳴を上げながらも車体で化物を轢殺して回っている

 

しかし慣れて無い速度で運転したのでブレーキを踏む

 

「む、無理!」

 

アナザートライドロンから降りるとフラフラした足で地面に座るがすぐに立ち上がり周りを見る

 

「アレ?もう終わり?」

 

よし、変身を解いて家に帰ろう!そう思ったと同時に

 

「貴様何者だ!」

 

現れたのは2人の槍と刀を持った女性だった

 

何者か、よし

 

「通りすがったアナザーライダーだ、覚えておけ!」

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