無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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赤龍覚醒!

 

 

 

前回のあらすじ

 

 

ハルトは村上社長邂逅後、テスタロッサとデートしていた時 一夏と秋羅は神器を狙う堕天使ドーナシークの奇襲を受けたが返り討ち

 

そしてハルトがやって来て説明を受けて数分後

 

 

「アーザゼルくーん!あーそびましょーう!」

 

 

「ぎゃああああああ!」

 

 

手勢を率いてアザゼルの所へ殴り込むのであった…

 

 

「気持ちは分かる」

 

 

ナツキは同情していたのであったが

 

 

「ハルト様は相手に何をしたのよ」

 

 

「ツッコミするだけ無駄よアイリーン」

 

 

「旦那様に絡まれたら大抵の相手はあぁなるわ」

 

 

「そうみたいね」

 

 

 

そして堕天使総督府にピースメーカーを止めて護衛を連れて降りると総督自らが出迎える

 

 

 

「よぉアザゼル」

 

 

「ど、どうしたんだよハルト、軍隊まで率いて物騒だな」

 

 

「いやぁ日本神話の依頼で悪魔の土地を守ってるんだけどさ…そこで俺の義弟が堕天使に襲われたんだよ……さてどう言う事かな?しかも神器云々を奪うって言ってたんだよね…これはつまり義弟を殺すつもりだったと?」

 

 

その話は先日の会談で出た話題であった…

 

 

「ちょ、ちょっと待て!いやいや俺も知らないぞ誰だ!お前の身内に仕掛けるなんて、そんなバカな事をした奴は!」

 

 

「えーと…確かドーナシークとかレイナーレとか言ったかな」

 

 

「ちょっと待て…シェムハザ!!そいつは誰の管轄だ!!」

 

 

「根掘り葉掘り調べてみるから少しお待ちくださいハルト様!」

 

 

「おらぁ!!!」

 

 

ハルトは感情に任せてシェムハサを思い切り殴り飛ばしたのである

 

 

「シェムハサ!…テメェ!なんのつもりだ!!」

 

 

「根掘り葉掘りってよぉ…根を掘るってのは分かる…スゲェ良く分かる根は土の中に埋まってるしよぉ…だけど葉掘りってどう言う意味だ!葉は埋まってねぇぞこんちくしょうがぁ!!」

 

『何て理不尽』

 

 

「後どう言う意味だゴラァ!」

 

『知らないで使ったのかよ!!』

 

 

「貴様…黙って聞いていれば!!このチンピラ風情がぁ!!」

 

 

「バカ!手を出すなぁ!!」

 

 

「あ?」

 

 

堕天使の1人がハルト目掛けて光の槍を投げようとしたのを見るとハルトは避けずに迎撃しようと嗜虐的な笑みを浮かべるが

 

 

「あはははBAD回避だね!ハルトぉ!!」

 

 

「おいおい俺の獲物を取るなよ北崎」

 

 

「良いじゃん!ねぇ!」

 

 

北崎が全力ダッシュからの飛び膝蹴りが堕天使の顔面にクリーンヒット、仰け反り倒れた堕天使に北崎はneverから教わったCQCからの関節技で相手の動きを止めると

 

 

「浅倉!」

 

 

「あぁ…やるかぁ!」

 

 

と関節技を決められて動けない堕天使の顔面に容赦なく鉄パイプを何度も振り下ろして顔面を陥没させて物理的にトドメを刺すのであった

 

 

「ははは」

 

 

「お前達、いつの間にそんな連携を…まぁ良いや…ははは…やっぱりこうした方が早いかぁ…お前等ぁ」

 

 

「いやいや我が魔王は平和的な話し合いに来たのでは!?」

 

 

「っせぇウォズ!!コイツ等がゴチャゴチャ五月蝿えんだよ!部下の暴走で此方に非がないとか知らねえんだよぉ!!」

 

 

怒り狂うハルトにアウトサイダーズは争いかとワクワクしていると

 

 

「ねぇハルト、早くやろう」

 

 

「こりゃ久しぶりに楽しめそうだ」

 

 

「倒した数で競争だね」

 

 

「やばい!うちのバーサーカー達が暴れそうじゃん!!」

 

 

「うわぁ…」

 

 

それを見てアザゼルは悪魔が絶滅寸前まで追い込まれたのを思い出した

 

 

「分かったから直ぐに会談の準備するから待ってくれ!!」

 

 

と全員血相を変えて準備しているのでハルトは

 

 

笑顔で待っていたが

 

 

「暇だからダグバ、北崎、浅倉さん!ちょっと堕天使総督府で遊ぼうぜ!」

 

 

「良いね!」「良いよ〜」「ほぉ」

 

 

「待つのじゃハルト坊!其奴等と遊んだら建物が消し飛ぶぞ!!」

 

「ちょっと待とうか魔王ちゃん!!」

 

「ハルト様自省ください!!」

 

「魔王様…流石です!」

 

「あなたは止めなさいフィーニス、ジョウゲン達の言う通りにした方が良いですよ我が魔王?」

 

 

「そうか……んじゃ待つか」

 

 

「そうです、それこそ魔王ですよ」

 

 

「うん!」

 

 

数秒後

 

 

「あー!暇だ何かないか!」

 

 

『落ち着け!』

 

『お前は止まったら死ぬマグロか?』

 

 

「ひーーーまーーー!!ウォズ達は真面目モードだしテスタロッサ達は何故かピリピリだし!キャロル達はいないし…本当に暇なんだよぉおおおおお!!」

 

 

とハルトが不満を言うと

 

 

 

「おいジョウゲン達!俺に構え!」

 

『何てパワハラ…すまん聞かなくても構わないぞ、おいハルト…暇なら……新しいアナザーライダーを歓迎しないか?』

 

 

「お!ニューフェイスか!誰なんだろう…ガヴより新しいライダー か楽しみだな」

 

 

『よーし挨拶だ新人!』

 

『まだどんな能力があるか分からないが…アナザーヴラムだ宜しく』

 

 

「初めまして!」

 

『俺の武器は弓矢にも電鋸刃の鎌にもなるぞ』

 

 

「何それカッケェ!!……ん?電鋸刃の鎌…電鋸…鎌……うっ!頭が!!」

 

 

「何してんだ〜ハルト?」

 

 

「ごめん…電鋸と鎌には個人的に因縁が…」

 

 

「まぁそうだよなぁ」

 

ナツキが遠い目をしているがハルトは何か思い出したように

 

 

「そう言えばアナザーガヴの覚醒に合わせてゴチゾウが作れるようになったから、お前に何人か預けとくわ」

 

 

「お、おう…えーと俺のはチョコにドーナツに…ブッシュドノエル?これ使えるのか?」

 

 

「そう思うならコレを見てくれ」

 

 

とガヴを視聴した……そして

 

 

「な…ヴァレンのブシュエルフォームさ…ぶっちゃけハルトの方が合わないか?」

 

 

「いや俺も思ったよ、あんな馬鹿でかい戦斧を振り回すパワーファイトとか俺向きじゃん…と思ったけど俺もなれるのか頼れるな」

 

『むしろお前に斧やハンマーは天職まである』

 

 

「だけど、まぁ自慢じゃないが俺の料理スキルのお陰でゴチゾウの安定供給が可能なのはありがたい」

 

 

「確かなぁ…ブッシュドノエル作れるとかなぁ…」

 

と遠い目をしているナツキだが

 

 

「ちょっと新しい力を試したくなった、見てくれよ!このブシュエルフォーム!斧を振り回すとか俺向きな能力じゃん!」

 

「だとしても今はやめろ!」

 

 

 

「魔王ちゃんは今回 外交に来たんだから余裕ある態度で構えてないと!」

 

 

「やーだー!待つのが暇過ぎるからアウトサイダーズと暴れたくなった!」

 

 

「「「………」」」ガタッ!

 

 

「沈まれ狂戦士ども」

 

 

その言葉に浅倉とダグバと北崎が立ち上がるのが見えたのでヤクヅキが止めに入る、まずいこのままでは堕天使が沈むと判断した古参組は

 

 

「分かりました…では我慢するならば我が魔王に、この風都探偵劇場版 ーSの肖像ーを見て貰いましょう」

 

 

「何それ!!俺聞いてない!!」

 

 

ハルトはウォズの用意したDVDを見てワクワクが止まらなかった

 

 

視聴後

 

 

「お…おやっさーーーーーーん!!!」

 

 

ハルトは号泣していた

 

 

「うおおおお……あんた…やっぱカッコ良いよおお!!流石は俺の憧れる仮面ライダー…仮面ライダースカルだ…」

 

 

「我が魔王…」

 

「まぁ魔王ちゃんだしねぇ」

 

「ハルト様、ティッシュは此方に」

 

 

「うん……ありがとう……ズビー…おやっさん……俺も…俺も帽子の似合う男になります!!よしウォズ!早速俺に似合う帽子を探すぞ!」

 

 

 

「似合うの意味違うんだよなぁ…」

 

 

「あ、我が魔王に通信ですよ」

 

 

「お、おう…一夏か?大丈夫か?」

 

 

【うん、今は大使館にいてアカツキさん達に報告したんだけどさ……俺が襲われたと聞いてオリガ達が部隊を本国から呼んでる】

 

 

「そうか」

 

 

オリガ

 

トータス世界で出会ったエルフでカレン、今はハジメといるジナイーダと共に謎の病に侵されていたエルフだ…体にトライバルな刺青を入れている褐色の肌が特徴だ 現在では一夏の副官として逢魔にいる一夏麾下のクローントルーパー達を指揮している まぁ結論から言えば一夏にベタ惚れしてる1人だ

 

 

その彼女が血相を変えて軍団を派遣したとの事そして同じタイミングでカレンからも連絡が来た…うん

 

 

「わぁ…」

 

 

大変な事になったぜとびっくりするが

 

 

「まぁ一夏の護衛なら大丈夫だな」

 

『そういやぁハルト、今の映画を見たおかげが不明だが…俺に新しいフォームが目覚めたぜ!新年早々良いなぁ!』

 

 

「何言ってんのアナザーW?まぁ良いや新フォーム?Wに新しいフォーム……おいまさか…」

 

 

『あぁ、アナザーWサイクロンスカルに目覚めたぜ!』

 

 

「何だってええええ!そりゃスゲェ!今年度一番のお手柄だぞ!アナザーW!!」

 

『新年始まったばかりなのに?』

 

 

「よっしゃあ!新フォームに目覚めた記念だ…よし!早速変身してみるか!」

 

と話す中 アザゼルが血相を変えて現れた

 

 

「ちょっと待ってくれ!今確認したから!」

 

 

とアザゼルの話だと

 

レイナーレ、ミットルト、カロワーナー、ドーナシークの4名は消息を絶っていたらしいが

 

 

「ほほぉそれは管理不行き届きじゃないかな?アザゼル?」

 

 

ゴゴゴゴと圧力を出すハルトだがアザゼルは

 

 

「それを言われると返す言葉もないな…」

 

 

「で?この落とし前をどうつけてくれるのかな?アザゼル?」

 

 

「本来なら俺達が兵隊を派遣して鎮圧するのが筋だろうが、お前たちからしたら襲われた溜飲が下がらないよな」

 

 

「当たり前じゃん逢魔と知らないで喧嘩売ったとしても俺達の敵だ敵なら」

 

 

「「「ジェノサイド!!」」」

 

 

「そうだろう!!」

 

 

『仲良くなりすぎだろ』

 

浅倉、ダグバ、北崎は連携の取れたコールアンドレスポンスで返すと

 

 

「だから、こうする事にした」

 

 

アザゼルから提示されたのは

 

 

一つ 堕天使レイナーレ一味の処遇は逢魔に一任する

 

一つ レイナーレ達をはぐれと認定しグリゴリ所属ではない

 

一つ いかなる理由があってもグリゴリは彼女達を助ける事はない

 

 

一つ いや本当にすみませんでした!

 

 

 

と提示された

 

 

「うむ…」

 

 

これで名実ともに駆除出来るようになったが…

 

 

「なぁウォズ」

 

 

「何でしょう?」

 

 

「俺の義弟に手を出した愚か者には普通の処刑では物足りないと思うんだが、どう思う」

 

 

その時のハルトの瞳には色が宿っていない…そう黒い衝動が全開だったのだ

 

 

「我が魔王の言う通りかと…我等の身内…特に義弟殿に手を出せばどうなるか目に見えて分かる見せしめが必要かと」

 

 

「という訳で俺達に手を出したんだ絶望とは何かを骨身に染みて理解させてから惨たらしく殺してやろうぜ!」

 

 

とハルトが明るい笑顔で言うと

 

 

「よーしアウトサイダーズ!しゅつげ「お待ちください」何でさ!」

 

 

「我が魔王とアウトサイダーズが動けば事件解決は朝飯前…しかしそれでは駐在戦力が意味を持ちません」

 

 

「そうですわね、此処はハルト様不在でも逢魔は強者と知らしめる必要がありますわ」

 

 

「そうか…本来なら俺自ら手を下したいが仕方ないアカツキに繋げ」

 

 

「そう言うと思って待たせてありますわ」

 

 

「流石だな」

 

 

「ハルト様の考えることなら何でも分かりますわ」

 

 

「本当、魂の回廊って便利だな」

 

 

「それもありますが…お慕いする殿方の考える事ですもの」

 

 

「お、おう…」

 

 

ーーーーーーーー

 

大使館

 

 

【と言う訳で堕天使レイナーレ一味は政権でもお尋ね者だ】

 

 

「流石はハルトさん…何て流れるような棍棒外交…」

 

 

「相変わらず若様のフットワークと攻撃性には頭が下がります」

 

 

「レイナーレ一味切り捨てと堕天使の滅亡を天秤にかけられたらねぇ」

 

 

「だけど今回はコレで堂々と攻撃できるな」

 

 

「因みにですが本国からも援軍が派遣される予定です」

 

 

「それ過剰じゃない?一夏が言ってた道永…だっけ?そいつまでいるのに」

 

 

「鶏を仕留めるのに牛刀を使うようなものだ」

 

 

「バッファだけにか?」

 

 

「うるさい」

 

 

「それと若様から一つ、命令が下されてます」

 

 

アイザックの言葉にアカツキは尋ねた

 

 

「何?」

 

 

「狩れ、ですって」

 

その一言にアカツキ、政人、宗一の目の色が変わった

 

 

「狩りじゃ」

 

「久しぶりの狩りじゃ」

 

「俺達のボスは時々過激だぜ」

 

 

「過激なのはいつもの事ですよね?」

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その報告は一夏達にも届いたのである

 

 

「分かった……一夏、ハルト王から許可が出たぞ」

 

 

「あぁ分かった行こう」

 

 

「へぇ気合い十分だな一夏」

 

 

「兵藤の件もあるし…アイツ等がこの町を好き勝手にしてるのは我慢ならない」

 

 

「まぁ俺達も世話になっているからな」

 

 

「あぁ皆の日常は俺が守る」

 

 

その台詞をと映像からハルトが聞いていたが

 

 

 

「なぁ……一夏の奴が主人公じゃね?」

 

 

「メタな事言うなよハルト」

 

 

やれやれとナツキは肩を竦めていた

 

 

 

 

その頃

 

 

「やぁ久しぶりだね一夏」

 

 

「オリガ来てくれてありがと…んぐ!」

 

 

応援に来たオリガは一夏に抱きつくと、一夏はその胸に埋もれていた…手をバタバタする中

 

 

「いやぁ……まさか一夏に手を出す輩がいるなんて驚いたよ…ははは……この世から消してやる」

 

 

ハイライトの消えた目で震えるオリガであるが秋羅は冷静に

 

 

「ちょっとオリガさん?離さないと一夏が」

 

 

「ん?あぁゴメンよ」

 

 

「ぷはぁ…し、死ぬかと思った…い、いや心配してくれて有難う」

 

 

「当たり前じゃないか、私は君の副官さ」

 

 

「うん」

 

 

「生涯のね」

 

 

「………ん?」

 

 

「一夏…頑張れ」

 

 

「え、どう言う事?」

 

 

困惑する一夏であったが

 

 

「さぁて一夏、皆はアンタの号令待ちだよ」

 

 

「え、それはオリガが…普段からやってるんでしょ?」

 

 

「何言ってるのさ、この部隊は一夏の部隊で隊長はアンタだ…この場面で鼓舞するのは隊長の仕事だよ」

 

 

「安心しろ、ハルト王のようにやれば良い」

 

 

「は、ハル兄みたいか…よしやってみる!」

 

 

 

「あぁ頑張れ!」

 

 

「おう!……よし!」

 

ーハル兄ならどうする?ー

 

と考えた時に

 

 

【野郎ども行くゾォ!!皆殺しの時間ダァ!!火をつけろ!!目につく何もかもを破壊し焼き尽くせえええ!!】

 

 

ーダメだ!全然参考にならない!…よしー

 

一夏は壇上に上がりマイクを持つと部下のトルーパー達にキリッとした顔で

 

 

「皆、無事に帰ってこい!死ぬ事は許さないからな!行くゾォ!!」

 

 

おおおおおおお!!!とテンションが上がるトルーパー達を見て

 

 

「演説の勢いは完全にハルト王だな言ってる事は逆だがな」

 

 

「似てるもんだねぇ」

 

 

と2人はやれやれと肩を竦めるが一夏達の部隊はガンシップに乗り込み戦場となる廃墟へと向かうのであった

 

 

そして少し離れた場所に拠点を構えて

 

 

「施設は教会跡地ともう一ヶ所…この廃屋だ此処で武器の組み立てやらをしてるらしい」

 

 

「元は地元の名士が住んでた建物で今は誰もいない…間取り図はあるが……噂だと裏金や後ろめたいものを隠す為の部屋があると聞いた」

 

 

「物資を隠すならその辺だろうねぇ」

 

 

「あのさ…今更だけど教会の方は放置で良いの?」

 

 

「構わないよ、カレンから聞いたがアカツキさん達が動いてるらしい」

 

 

「アカツキさん達なら大丈夫か」

 

 

「そうだなあの人達もハルト王に並んで……やばい奴だからな」

 

 

「ハル兄と比較したら可哀想だから辞めようよ」

 

 

「そうだな済まない」

 

 

その頃 ハルトは

 

 

「はっ!何か一夏にディスられたような気がする!!」

 

 

「はいはい我が魔王は既に周りからディスられてますよ」

 

 

「そうかぁ‥ウォズ、そいつ等はリストアップしてくれ後でロールケーキとバームクーヘンを叩き込んでやる」

 

 

「…………とナツキが言ってました」

 

 

「んだトォ!!…って騙されるかぁ!!ウォズ…お前まさか……」

 

 

「やれやれ…しょうがない奴だ、おいハルト」

 

「何さエボルト?」

 

 

「お前をディスったのは他でもない……万丈だ」

 

 

「え、マジで!!」

 

 

「あぁそうだ」

 

 

『飛んだ濡れ衣だな』

 

 

「そうか……それなら良いぜ問題はない!!」

 

 

「問題しかないですよ!というより大人しく引き下がったのは何故ですか?」

 

 

「まぁ俺より一夏の方が平和に解決するだろうなぁ…俺の場合は血を血で洗う形になるし」

 

 

「よくお分かりで」

 

 

 

とりあえずハルトは冷静さを取り戻したのであった

 

 

 

さて舞台を戻すが

 

 

「作戦だけどトルーパー達は施設の包囲と警戒、私は此処から指揮をするよ」

 

 

「んじゃ俺達は殴り込むんだな」

 

 

「そうだねクローンコマンドー部隊をつけるから10名少しかな」

 

 

「俺は?」

 

と名乗り出たのは先程雇われた道永であるが

 

 

「君は一夏達と殴り込んでくれ、荒事向きと聞いているから信用してるよ」

 

 

「任せろ依頼は果たす」

 

 

「さて一夏、どうする?」

 

 

「あぁ作戦かい「伝令!」何!?」

 

 

「どうした」

 

 

「はい、実は教会跡地を見張っていたものの報告で教会跡地で戦いが起こってます!」

 

 

「え?まさかハル兄かアカツキさんがもう仕掛けたの!?」

 

 

あの義兄ならありえると思った一夏であったが

 

 

「いいえ…グレモリー側の悪魔達であります」

 

 

「成る程…兵藤関連か領主としての役割を果たしにか…クソ!」

 

 

事前連絡…は不要だろう逢魔は代官ではなく監視役で実際の統治はグレモリーのものだ、こうなってしまっては意味がない

 

 

「こうなったら攻撃開始だ此方もガンシップに乗り込んで空挺部隊も出そう」

 

 

「了解だ作戦開始だ!」

 

 

一夏達はガンシップに乗り近くの建物を攻撃する事になった

 

 

 

そして近くまで接近してガンシップから降りると一夏達は建物を見るのであった

 

 

「スキャナーの反応ですと敵は堕天使ではなく…はぐれの悪魔祓いだけのようですね」

 

 

「まぁ武装してるけどな」

 

 

「それで一夏、どうやって入る?」

 

 

「ハル兄なら…仲間率いてピザの出前です!と言いながら扉を蹴破って正面から侵入する」

 

 

「…………流石に此処までピザの出前は来ないぞ」

 

 

「そっちじゃないって、いやマジか」

 

 

「もしくは……【ヒャッハー!皆殺しの時間ダゼェ!】と言いながら扉を蹴破って中に入る」

 

 

「よし一夏、一回ハルト王から離れろ」

 

 

「けど、どうするのさ見張りを1人ずつ誘き出すか?そんなのしたら時間がかかるぞ」

 

 

魔法、科学の通信網は遮断しているので教会の騒動は届いてないだろうが異常に気づくのも時間の問題であると考えていたら 道永が

 

 

「いやそっちの方が早そうだ」

 

 

「え?どっち?」

 

 

「魔王のやり方を気に入ってな突っ込んで一気に潰す」

 

 

「へぇ、分かってんじゃん」

 

 

「はぁ…やれやれ、コマンドー部隊展開 合図と同時に突っ込むぞ」

 

 

【イェッサー】

 

 

コマンド部隊の配置を確認すると

 

 

「一夏、合図」

 

 

「あぁ、よし道永さんお願いします」

 

 

「何で?」

 

 

「いやハル兄が言ってたんだけど…バッファなら正面突破させるのが良いって」

 

 

「良いだろう」

 

 

と道永はデザイアドライバーを装備して懐からゾンビバックルとパワーの底上げに取り出したのは

 

 

「ジャマトバックル!?」

 

 

「変身」

 

『SET』

 

 

同時に現れた二つの装甲は蔦が絡め取ると無理矢理 体へ装着されたのであった

 

 

『ジャマト/ゾンビ』

 

 

仮面ライダーバッファ・ゾンビジャマトフォーム

 

変身したが割れてないコアIDである事、そしてゾンビバックルの毒耐性により問題ない運用が可能となっている

 

 

 

「待て俺も行く」

 

 

「秋羅!?」

 

 

「変身」

 

 

『ガッチャーンコ!バースト!!ヴァルバラド!』

 

 

変身した秋羅はヴァルバラッシャーのつまみを回転させてエネルギーを溜め込む

 

 

『SCRAP』

 

『poison charge』

 

 

バッファと一緒に一歩ずつ近づきながらゾンビブレイカーとヴァルバラッシャーにエネルギーを貯めると

 

 

「らぁ!」

 

『ヴァルバラブレイク!』

 

 

「はぁ!」

 

『tactical break!』

 

 

2人の必殺技は大きな扉をぶち抜いたのに合わせて

 

 

「突入!!」

 

 

コマンドー部隊がなだれ込むのであった

 

 

「何だ!てきしゅー」

 

 

答える前に中にいた雑兵は百戦錬磨の訓練とハルトの無茶振りに応え続けて鬼のような練度を誇るコマンド部隊に蹴散らされ

 

 

残りの武器を持って反撃したはぐれ悪魔祓い達も

 

 

「はぁ!」

 

 

ゾンビブレイカーの回転刃に光剣を両断され、頭部から真っ二つ、そして残りは

 

 

「はぁ!」

 

 

ヴァルバラッシャーの光弾によって弾かれてしまい そのままヴァルバラッシャーを押し付けられると

 

 

『ヴァルバラクラッシュ!!』

 

 

「オラァ!」

 

 

ヴァルバラッシャーを蹴り飛ばして胴体に風穴を開けたのであった

 

 

 

「ふぅ」

 

 

「やるなアンタ」

 

 

「お前もな」

 

 

「き、貴様等ああああ!」

 

 

「「うるさい!」」

 

『tactical break!』

 

『ヴァルバラブレイク!』

 

 

「ぎゃああああ!!」

 

 

そして一夏はと言うと

 

 

「2人だけで良くね?」

 

「ホッパー!(思ってても言うなよ)」

 

 

「分かったって…スティング、状況は?」

 

 

と一夏が『コムリンク(通信端末)』で呼び出したのはクローンコマンドーの隊長 スティング 彼は以前 ハルトが記憶喪失になった際、文字Tを断ったハルトを見て混乱したクローンの1人である、現在はハルトの副官の1人だ

 

 

 

「はっ!現在施設の制圧はほぼ完了 残りは地下で抵抗してます!」

 

 

「……何で?」

 

 

「それが…【逢魔に降伏したら死しかない!我等は最期まで争うぞ!】と覚悟決めてまして」

 

 

「ハル兄……いや違うぞ、よし」

 

 

一夏は変身しないで はぐれ悪魔祓いを包囲している中 メガホンで呼びかける

 

 

「大丈夫だよ〜逢魔は捕虜を大事にするから〜」

 

 

だが

 

 

「ふざけるな俺達は噂で聞いたんだ!逢魔は捕虜を死ぬまで炭鉱で働かせたり楽器に加工したり食材に加工したりすると!!」

 

 

「……けど素直に降伏しなかったら酷い事になるよ」

 

 

一夏はそれはもう良い笑顔で話しかける 爽やかスマイルで

 

 

「わ、我等は脅しに屈しない!こうしていればレイナーレ様達が助けに!」

 

 

「あぁ、その人たちは…」

 

 

 

その頃 教会での事件は解決し 一誠に宿る神器がハルトと因縁ある赤龍帝を宿した神滅具の一つ

 

赤龍帝の籠手(ブーステット・ギア)

 

 

その発動は各勢力を感じたが

 

 

その1人 ハルトは

 

 

「何か美味しそうな気配が!!」

 

 

 

その一言が

 

 

 

『ぎゃあああああああ!!』

 

 

本来は後日目覚める筈だった赤龍帝 ドライグを目覚めさせたのであった

 

 

 

「うわぁ、喋ったあああ!!」

 

 

『貴様が今代のか…そんな事はどうでも良い!早く、早く逃げろ!奴が来る!!』

 

 

「は?誰の事だよ?」

 

 

と小首をかしげる面々だが その証明に

 

 

「恐らく我等が王の気配を感じたのでしょうね」

 

 

「っ!誰だテメェ等!!」

 

 

「失礼、自己紹介がまだでしたか我々は逢魔王国ロイヤルガードにしてこの街の駐在大使を務めていますアカツキと申します」

 

 

「逢魔ロイヤルガードですって!」

 

 

「部長!って事はこのイケメンは織斑の関係者なのか!」

 

 

「そうよ逢魔ロイヤルガードは国王直属の精鋭部隊にして以前話した国を守るという言葉から逸脱した最強最悪の殺戮集団よ」

 

 

「何て風評被害なんでしょうか、私はこう見えて他のロイヤルガードの面々では一番温和な方ですがねぇ」

 

 

「まぁ比較対象が建国以前からいる連中とアウトサイダーズだったらなぁ」

 

 

「アカツキ、鎮圧完了しました…それで堕天使レイナーレは」

 

 

「残念だけど、先程私の下僕に言い寄ったから消しとばしたわ」

 

 

「「「「…………」」」」

 

 

その時 殴り込みした4人は沈黙したのである

 

 

「え、あの…どうしたのかしら」

 

 

「マズイですねコレは」

 

 

「下手人一味は既に殺されていました!と言ったら…ハルトさんに…」

 

 

「半殺しにされる…」

 

 

ガタガタと震えている4人に

 

 

「(そんな噂が立つ程の連中が怯える奴ってどんな化け物なんだよ!)」

 

 

『まぁ俺と白いのを食べた奴だからな』

 

 

「食べた?」

 

 

『あぁ文字通り…丸焼きにされテールスープにされて最期は骨を出汁に取られてラーメンになった』

 

 

「……………お、おう」

 

 

「取り敢えず我々は一夏君と合流しますか」

 

 

「え、織斑達も何かしてんのかよ!」

 

 

「まぁ結論から言えば、コイツ等はぐれ連中の武器製造工場を潰してるのですね」

 

 

「えええ!」

 

 

「それでは、また会いましょう……あぁ、それとこの事件ですが誰か糸を引いていますよ」

 

 

「何ですって!!」

 

 

「先程、我等が突入する前に逃げた奴がいましたが…悪魔の魔力でしたので…協力者ですかね」

 

 

「…………」

 

 

「それでは」

 

 

とアカツキ達は撤退したのであったとさ

 

 

そして

 

 

「分かった降参するよ」

 

 

「ありがとう、じゃあ連れて行って」

 

 

「イエッサー!」

 

 

と連行されていく姿に

 

 

「スティング、ハル兄には丁重にお願いと」

 

 

「かしこまりました」

 

 

取り敢えず事件は解決したが こんなのは始まりに過ぎなかったのは言うまでもない

 

 

 

 

そして事件は解決後 

 

 

リュートにて

 

 

「それで結局『何の成果も得られませんでしたぁ!』ってのがアカツキ達がしたい報告なのかな?」

 

 

「ハルト様に信頼されておきながら、この失態…」

 

 

「も、申し訳ございません…まさか悪魔達が動いているとも知らずに」

 

 

「いや確かにそれはそうだな…というより何故グレモリー達は動いた?」

 

 

「事情は確認しましたが…どうやらあの境界に囚われていたシスターを助ける為に動いたようですね」

 

 

「シスターを悪魔が助けにそれは面白い話だな……シスターか」

 

 

ハルトの脳裏には、この世界滞在時に突然襲いかかったシスターを思い出すざ…

 

 

「その結果 主犯格はグレモリー達に返り討ちにされました幸いな事に工場は一夏達が制圧しましたが」

 

 

「こっちは押収した武器弾薬やら一式って事か軍艦動かして色々やったのに…赤字だな」

 

 

頬杖つきながら舌打ちするハルトであったが

 

 

「そしてもう一つ…今代の赤龍帝が目覚めました」

 

 

「ん?あぁアザゼルの所にいる秘蔵っ子みたいな奴だろ?強いのか?」

 

 

「若様風に現状を言えば…ゼクトルーパーですね」

 

 

「そっか…つまらん……まぁドライグ、アルビオン本体じゃないならやる気も失せるなぁ」

 

 

と嫌な顔をしていたが

 

 

「まぁ良いや、今回は不問に処すから頑張ってね」

 

 

「は、はい!」

 

 

ロイヤルガードを見送ると入れ替わりに入ってきたのは

 

 

「銀狼どしたの?」

 

 

「ハルトに会いに来た…のと頼まれ事の報告」

 

 

「あ、分かったの?」

 

 

「そう、調べた結果 現場に残った物とリストの物の量が一致しなかった」

 

 

「それって…まだ届いてないからとか?」

 

 

「いいや全部届いてる、実際の使用分を除いても足りない」

 

 

「それってつまり…」

 

 

「結論から言えば、まだあの街には大量の武器が隠されてる」

 

 

「おいおい…テスタロッサ、ロイヤルガードにその武器探しを依頼してくれ…それとneverに出動を依頼頼む」

 

 

「neverにですか?」

 

 

「あぁオーディエンスから聞いたが、この世界にガイアメモリをばら撒こうとする動きがあるらしい…そうなったらneverに対処を依頼する方が良い」

 

 

エターナルの力なら対処は可能であろうし

 

 

「かしこまりましたわ」

 

 

「それと……夜は空けててくれ…この間の埋め合わせをしたい」

 

 

「っ!かしこまりましたわ」

 

 

「あぁ…」

 

 

「む…これは修羅場の香り、錫音や束に報告だ」

 

 

「ちょっ!え、銀狼さん!?」

 

 

「そしてあかねにも連絡」

 

 

「おいそれしたら「ハルト?」はい…ってかいつの間に!」

 

 

「ちょっとお話ししよう……ね?」

 

 

「はい」

 

 

そこからハルトは説教されるのであった

 

 





予告

普通の日常に帰還した一夏達であったが…

「ちょっと話し合いの見届けを頼めないかしら?」

リアスに呼ばれて部室に行った時に現れた不死鳥 それが新たな騒動のタネとなる

「えええ!部長の婚約者ぁ!」


「へぇ…政略結婚か…」

苦い顔をする一夏であったが

「お兄様!私はここにいる織斑一夏さんと婚約したいですわ!」

「レイヴェル!?」

「は?」

「………はぁ…」


そして何故かグレモリーの婚約騒動に巻き込まれていく


次回 戦闘校舎のフェニックス編 お楽しみに!
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