無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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おはこんばんちわ!カグ槌です!皆様…大変お待たせしました…やったったぜぇ…




戦闘校舎のフェニックス編

 

 

前回のあらすじ

 

堕天使達の思惑を粉砕したが新たな火種に悩まされているハルト達であったが

 

 

駒王町のリモート会議にて

 

 

【この間の件、協力感謝するよ…道永さん】

 

 

「気にしないでくれ俺はオーディエンスからの依頼を果たすだけだ」

 

 

【いやぁ本当に律儀だねぇ…まぁ個人的に報酬は用意するから何かあったら連絡してね】

 

 

「ありがとう」

 

 

と通話を終えるのであった

 

 

駒王学園にて

 

 

「しかしあの転校生がなぁ」

 

「あのシスターだったとはな」

 

 

2人は屋上で食事をとっていた話題は今日入学した アーシア・アルジェントの事だ

 

一誠が出会ったシスターで聖女と呼ばれたが神器で悪魔を治した事で追放…されても尚 優しさを無くさない少女であるが

 

 

「ジャンヌ・オルタさん見たら苦い顔するよなぁ…」

 

 

「あの人は昔、信心深い人の前で神を愚弄するのが楽しいって言ってたからな」

 

 

「けどあの人、ハル兄の前だとツンデレ?何だよな」

 

 

「あの方は色々と抱えた末にあるものだからな」

 

 

「そうだよなぁ…」

 

 

そんなアーシアは現在 グレモリー眷属の一員として活動している

 

 

「しかしチェスの駒でランク分けってのはカッコ良いな」

 

 

「まぁ逢魔王国は単純に準幹部、幹部、最高幹部だからな…」

 

 

「だね……ん?」

 

一夏が電話に出ると

 

 

「もしもし……あ、ハル兄どうしたの?…え?またお嫁さんが増えたァ!」

 

 

「ごふ!」

 

 

 

その頃 リュートでは

 

 

「あのフィクサー…中々の実力だな」

 

 

「えぇ報告によれば前線に出た秋羅に勝るとも劣らないと」

 

 

「そうか…それでウォズ、例の件はどうなった」

 

 

「いいえまだ発見されてません…アカツキ達も探索してますが音沙汰もなく…街の外に出た可能性も考慮して日本神話や妖怪側にも協力を打診しております」

 

 

「そうか…アザゼルは」

 

 

「この件に関しては知らないの一点張りでしたから、完全にレイナーレ達の独断かと……しかし残された資料から見るに支援者がいたのは事実ですね」

 

 

「であるか…」

 

 

「何か気掛かりが?」

 

 

「んや何でもねぇ…けど警戒は怠るな」

 

 

「はっ!」

 

 

「それよりウォズ…今回の件含めて戦力を更に拡大したいと思うんだ」

 

 

「またですか!いやまぁ増えるのは歓迎ですが…その以前に我々の仲間になりたいと言うものがどれだけいるのやら」

 

 

「まぁ何とかなりそうではあるぞマーリン!」

 

 

「はいはーい!呼んだかいマスター?」

 

 

「あぁ呼んだよ…大至急魔法陣を作るから手伝ってくれないか?」

 

 

「良いけど……何の魔法使うのさ」

 

 

「英霊召喚」

 

 

「え……まさか…」

 

 

そうハルトは以前 オーディエンスから受け取った魔槍ロンゴミニアドを取り出すのであった

 

 

「ね、ねぇ一応確認だけどさマスター…本気で彼女を呼ぶつもりなの」

 

 

「ん?そうだよ…アルトリア達の話だと凄い魔術師なんだろ!」

 

 

「いやまぁそうなんだけど…」

 

 

 

実際 逢魔王国の人手不足は色々と問題になっていると感じる というより

 

 

本国→名代としてアリエル

 

ガーランド→ハート達ロイミュードや魔人族

 

リュート→ハルト達やロイヤルガード

 

 

特にガーランドには現在 ウィザードリングの素材である魔法石の鉱床がある…それを考えると対策はしておきたい

 

 

「よし、んじゃ行ってみよう!!」

 

 

とハルトは魔槍を召喚陣の中央に置くと

 

 

「よし………ジャンヌ、マーリン、ドラコー」

 

 

三人にハルトは尋ねる

 

 

「今更だけど英霊召喚ってどうやるの!」

 

 

「アンタ、知らないでやろうとしてたの!」

 

 

「いや今までは呼符有りだったからさ…どうやったら良いんだろ!」

 

 

「まぁ騎手の言葉を借りるなら…ノリと勢いだ!」

 

 

「分かったドラコー!やってみる!」

 

 

「辞めなさい!!」

 

 

「いやぁ!ハルトのノリと勢いは見てて楽しいねぇ〜」

 

 

「うおおおおおお!!!何とかなれええええ!!!!」

 

 

「アレで呼び出させるのかしら?」

 

 

「言うな復讐者、しかし騎手のはいつ見ても飽きんな」

 

 

と話していたら魔法陣から虹色の光が起こる

 

 

「よっしゃあ!!」

 

『何とかなってるぅ!』

 

 

そして現れたのは綺麗な銀髪に青い瞳…だがその目には何かを諦めたというか疲れたような印象を受ける

 

 

 

「私を召喚したのですね。バーサーカー、モルガン。妖精國ブリテンの女王にして、汎人類史を呪い続けるもの。それで問題がないのなら、サーヴァントとして力を貸しましょう。私が女王である事はもう変えようのない事実。おまえには、私の臣下としての働きを期待します。それとも、夫として扱ってほしいですか?」

 

 

まさかの妖精國女王 モルガン 現る!

 

 

「は、はぁ!夫ですって!!」

 

「コレは驚いたな…騎手よ貴様は女誑しスキルでもあるのか?」

 

「まさか、あのモルガンねぇ」

 

と困惑するサーヴァント組だが

 

 

「夫?」

 

 

「ほぉ、では貴方を我が夫にします異論反論は認めません」

 

 

「………ふぁ!!」

 

 

「それでは我が夫よ…早速夫婦らしい事をしましょう」

 

 

「ちょっと待って!予想以上に肉食系!?」

 

 

「何を恥じらう必要があるのですか?押してもダメなら押し倒せと言うではありませんか?」

 

 

「何で来たばかりのモルガンがそれ知ってるかなぁ!」

 

 

「ちょっと待ちなさいよ!来たばかりの新人がマスターを押し倒そうなんて10年早いのよ!」

 

 

「ジャンヌ!」

 

 

「ほう…それなら貴様は我が夫を押し倒した事はあるのか?」

 

 

「そそそそ…そんなのある訳ないじゃない!」

 

 

「寝込みを襲って後一歩が出なかったんだよねぇ」

 

 

「ちょっと何でアンタが知ってるのよマーリン!!」

 

 

「何故貴様がここにいる?」

 

 

「何でって…それは私がマスターのお嫁さんの1人だからさ」

 

 

「なん……だと……我が夫よ」

 

 

「えーと、何?」

 

 

「アレだけは辞めなさい。伴侶に選ぶなど何を考えているのですか」

 

 

「アルトリア達と同じ事言うね」

 

 

「ほぉ、アルトリアがいるのですか…それにこの気配…それにどうやら忌々しい赤龍もいるようで」

 

 

「あ、やっぱり分かるんだ凄い…」

 

 

「当然です」

 

 

「因みに赤龍はステーキやピザの具にすると美味しかったよ」

 

 

「……………は?まさかと思いますが龍をたべたのですか?」

 

 

「うん。美味しかった」

 

 

「アレを食べるとか正気ですか!!」

 

 

「俺、何でバーサーカーに正気を疑われてるの?」

 

 

「その前にだハルト」

 

 

「あ、キャロル」

 

 

「はぁまた増やしたのか…」

 

 

「いや俺も何故こうなったか分からなくて」

 

 

「取り敢えず…正座しろ」

 

 

「はい」

 

 

ーーーー

 

 

【って訳だ】

 

 

「サーヴァント召喚で何でそうなるの!」

 

 

困惑する一夏であった

 

 

「まったく…ハル兄は」

 

 

「(一夏も似たようなものじゃないかな)」

 

「どうした秋羅?」

 

「何でもない」

 

「そうか」

 

 

「それよりもハルト王は前回の件を重く見ていてな……何でも財団Xが絡んでると見て援軍を送ると言っている」

 

 

「財団Xって二亜さんや七罪さんのいた世界で戦った奴等か」

 

 

「そうだな…その規模や目的など不明の謎の組織、何故かこの世界にはその支部があると」

 

 

「ハル兄と敵対するのかなぁ」

 

 

「どうだろうな財団Xもかなりの規模だ、本気でぶつかればどうなる事やら」

 

 

「うちもぶつかればタダじゃ済まないか」

 

 

そう話していると

 

 

「何だこの魔力?」

 

 

「制御して抑えてるがバレバレだな…かなりの実力者だな」

 

 

「そうだな」

 

一夏は懐にしまっていたケミーカードからニジゴンを取り出す位には警戒していた

 

 

「アカツキさんに連絡する?」

 

 

「した方が良いな…」

 

 

 

とコムリンクを取り出すと

 

 

「織斑先輩」

 

 

「えーと塔城さん?」

 

 

「はい、ちょっとオカ研の部室までお願い出来ませんか?」

 

 

2人は取り敢えず頷き部室につくとそこにいたのはリアスと朱乃 それともう1人

 

 

「メイド?」

 

ベルファストやロイヤルメイド隊がいるので一夏も馴染みはあるが

 

 

「はい…ですがお嬢様、この人間達を何故お呼びに?」

 

 

「彼等は逢魔王国から派遣された日本神話勢力の監査役よ、それならこの街の管理に関わる案件でもあるから立ち会いをお願いしたのよ」

 

 

「逢魔王国の!?」

 

 

「そうよ、しかも四天王にして国王の義弟よ」

 

 

「王の義弟っ!大変失礼致しました。私はグレイフィア・ルギフグス、魔王…サーゼクス・ルシファーの女王であります」

 

 

「ん?…あぁ!サーゼクスさんの所の人か!」

 

 

「おい相手は魔王の関係者…VIPだぞ、それで俺達に何の用ですか?」

 

 

「えぇ、此方の事情で申し訳ないのだけどこの街の管理問題にも繋がる話だから貴方達には見届け人になってほしいのよ」

 

 

グレイフィアは内心で詭弁だと思ったがせめてもの抵抗…にしてはとんでもない大物を連れてきたなと愚痴る

 

 

「それならウチの代表に話を通してからの方が確実ですよ」

 

 

でないとアカツキが書類の山から悲鳴をあげるのである

 

 

「代表なら目の前にいるじゃないの」

 

 

「一夏はこの街の大使ではないのですよ!」

 

 

と揉めてる中 一誠達が入ってきた

 

 

「お疲れ様です…って織斑に鉄!?お前たちまでどうして」

 

 

「あぁ、俺達もそこのメイドさんに呼ばれたんだよ」

 

 

と何が何やらと話しているとだ

 

 

「実は………来たわね」

 

 

そこから現れた魔法陣 炎と共に現れたのは何処かホストのような雰囲気の軽薄な男性だった

 

 

「全く人間界の空気は汚い…あぁ会いたかったぜ愛しのリアス」

 

 

「ライザー…」

 

 

「だ、誰?」

 

 

「彼はライザーフェニックス様 リアス様の婚約者になります」

 

 

「こ、婚約者ああああ!!」

 

 

「ほぉ」

 

 

そこから始まった話を要約すると

 

 

元々 2人の婚姻はリアスの卒業後だった

 

だが前倒しで結婚しろと言う事

 

 

勿論 リアスは反対しているが

 

 

「俺も困るんだよ式場やドレスは押さえてるし、何よりこの婚姻は悪魔の未来にも関わるんだ、減少傾向に加えて…あの国との戦いで何万もの悪魔や純血の血統が途絶えたと思う」

 

 

「「………」」

 

 

その言葉に一夏達は目線を逸らすのは言うまでもない

 

 

2人に気づいたライザーは

 

 

「おいリアス、何故この場に人間がいるんだ?」

 

 

「彼等は日本神話勢力からの依頼で、この土地の監査をしている者達よ…今回の件で管理者が交代するかも、それに向けた打ち合わせも兼ねて呼んでおいたの」

 

 

秋羅は紹介に合わせて無言で会釈すると

 

 

「ほぉ、たかが人間風情にしてはやるな…だが貴様等の役目は終わりだ、さっさとこの場からされ下等な人間が」

 

その一言に一夏はムカっときたが一度冷静になる……これがハルトならば問答無用で取り掛かり発言を後悔させていただろう

 

 

「ライザー様、程々にして下さい……彼を侮辱したならば先程話したあの国が攻めて参りますよ」

 

 

「は?……おい待て人間…貴様…まさか」

 

 

ライザーの顔が青ざめ始めるのを見てグレイフィアが話を続ける

 

 

「彼は織斑一夏様、逢魔王国四天王の1人にして国王 常葉ハルト様の義弟にございます」

 

 

「あの…『不可侵の魔王(アンタッチャブル)』の義弟だと!!」

 

 

「どうも」

 

 

この時 一夏は理解した

 

 

「(今更だけどハル兄のやってる事…割とやばくね?)」

 

 

常識ほど簡単に変わると

 

 

「な、なぁ不可侵の魔王って何だ?」

 

 

まだ疎い一誠とアーシアは首を傾げていると

 

 

「不可侵の魔王…それは織斑様の義兄である逢魔国王に与えられた二つ名であります」

 

 

「何で不可侵なんです?」

 

 

「彼の王は危害や実害を加えなければ温厚で優しい王ですが身内に手を出せば問答無用で相手が絶滅するまで襲いかかって来ることからつけられた二つ名にあります」

 

 

 

「当時の三大勢力からは【沸点が何処にあるか分からないイカれた奴】という嫌味を込めてつけられているのだけどね」

 

 

「うわぁ…」

 

 

「前に話したでしょ?逢魔の報復で首都攻撃からの大量殺戮を…それ故に誰も彼の領に近寄るなという教訓でつけられたのよ」

 

 

「ハル兄、そんな怖い奴って感じなの?」

 

 

「え?違うのか?」

 

 

「いや…俺の知ってるハル兄は……」

 

 

一夏は思い出してみる

 

 

【みんなー!今日のご飯はトンカツだよー!】

 

 

【ヒャッハー!今日は皆殺しの時間だぜ!】

 

 

「あ、あれ?」

 

 

「どうした織斑?」

 

 

「嘘から出た誠ってあるんだなって」

 

 

「本当に噂通りの人なのか!!」

 

 

「フォローしろよ一夏、ハルト王が聞いたら悲しむぞ」

 

 

「そ、そんなのハッタリだ!あの虐殺魔王の義弟がこんな優男な訳あるか!」

 

 

「ハッタリじゃなくて本当なんだけどなぁ」

 

「ふざけるな!」

 

 

「お待ち下さいライザー様、彼に危害を加えれば逢魔は勿論 依頼主である日本神話勢力まで出て来ます…そうしたら婚約所ではございません」

 

 

「ちっ」

 

 

「失礼しました。話を戻します」

 

 

そう話しているも議論は並行線 先が見えない議論を見ているが

 

 

「なぁ秋羅…今回のってそんなに大事?」

 

 

「まぁ政治的にも色々とある政略結婚だな」

 

 

「そうか……ハル兄や千冬姉みたいに皆、好きな人同士って訳じゃないんだな」

 

 

「アレは例外中の例外だ政略結婚を挟まないで全員恋愛婚したなどな」

 

 

全員がザワっとなるが

 

 

「え、ちょっ!織斑、お前の義兄ってハーレム作ってんのか!!」

 

 

「え?あぁ……側から見るとそうなのか」

 

 

「マジかよ色んな世界から多種多様なおっぱいをその手に収めているなんて…」

 

 

「いやハル兄にそれ言わない方が良いよ殺されるから」

 

 

「そこまで!!?」

 

 

「ハル兄は嫉妬深いし独占欲強いんだよなぁ」

 

 

遠い目をしているが事件は解決した訳ではない

 

その結果 行われるのはレーティングゲーム

 

悪魔の駒がモチーフにしたチェスに準えた ストラテジーゲーム 死なない殺し合いである

 

 

「それでリアス、君の眷属はそこの全員かな」

 

 

「えぇ、そこの2人は除くけど」

 

 

「なら勝ち目はないな、俺はフルメンバーだ駒の数が違う」

 

 

ライザーが呼び出したのは自分の眷属達であるが、そのハーレムと言える光景に一誠は血涙流していたし ディープなキスをしてる光景を見て殺意も芽生えていた

 

 

「うわぁ婚約者の前でキスは…うわぁ…」

 

 

と一夏は絶句していたが、その眷属の中で1人

金髪碧眼の縦ロールが特徴の女の子が一夏をマジマジと見ていた

 

 

 

「失礼しますわ、貴方は…」

 

 

「あ、あぁ俺は織斑一夏…一応四天王?って奴…君は?」

 

 

「失礼しましたわ、私はレイヴェル・フェニックス…彼方の方の妹になりますわ…四天王でオリムラ……あ、まさか貴方が青の錬金術師なのですか!」

 

 

「青の錬金術師?」

 

 

「お噂に聞いてますの敵でありながらも悪魔領の復興に尽力してくれた錬金術師がいると…そしてあの時 私を助けてくださいましたわよね」

 

 

「え?あ………あぁ!!」

 

 

一夏の脳裏には あの事件の後に助けてと ハルト達が暴れた後の街から聞こえる声を拾い上げる為に…その結果 彼女を助けていた

 

まぁ、個人的に復興協力したいという気持ちと錬金術の練習がしたいと理由で手伝いをしたと遠い目をしていた

 

あの時 スチームホッパーに変身していたが名前を聞かれた際 咄嗟に偽名が出ないで本名が出た事を

 

 

その事に対して利敵行為に厳しいハル兄は怒らなかった…理由を聞けば 【ガッチャードなら必ずそうするから】というので許されたりした

 

 

「そうなのですね貴方が……こほん」

 

 

レイヴェルは一呼吸おいて

 

 

「お兄様!私はここにいる織斑一夏さんと婚約しますわ!」

 

「レイヴェル!?」

 

 

妹の爆弾発言に目を見開く面々であった

 

 

「お兄様が悪魔の未来を考えてリアス様との婚姻をするならば私は逢魔に嫁いで悪魔勢力との親善に務める、これこそが悪魔の未来も考えていますわ!何より」

 

 

「何より?」

 

 

「な、何でもありませんわ!」

 

 

 

「…………?」

 

 

「………はぁ」

 

 

一夏は事情を飲み込めていなかった、ぼんやりと(この子 セシリアに似てるなぁ)とIS学園にいる仲間を思い出していたが

 

 

「織斑テメェ!何プロポーズされてんだ!羨ましいぞこの野郎!!」

 

 

「ちょっと待ってくれ兵藤!俺もいきなり過ぎてビックリしてるんだけど!!」

 

 

「すまないフェニックス家のご令嬢よ、今回の件は一度 国に持ち帰っても大丈夫か…流石にこの場では決められん」

 

 

「も、勿論ですわ!色良い返事を期待してますの!」

 

 

「(さぁてこっちも大変だぞぉ)」

 

 

「おのれ…貴様なんぞにレイヴェルをやれん!おい貴様!この際だリアスとのレーティングゲームに貴様も参加しろ!そこで相応しいか見定めてやる!」

 

 

「何故にWHY!」

 

 

一夏は一夏で突然レーティングゲームに巻き込まれたのであった 反対するリアスであるが流石の展開に困惑を隠せないでいた ゲームは一週間後という事で解散となったのである

 

 

 

ーーーー

 

 

「ってな訳」

 

 

「てな訳じゃありませんよ!何で領主交代にかこつけた悪魔の御家騒動を見届けたら向こうのご令嬢から婚約されるんですか!!!私も何が何やら分かりませんよ!」

 

 

サウザンインテリオンの拠点にてアカツキへ顛末を報告している一夏だったがアカツキは怒涛の展開に机を強く叩いたのである

 

 

「いやぁ不思議だよな」

 

 

「ではありませんよ!!」

 

 

「そんな事よりだ、一夏…今回は向こうのノリと勢いに巻き込まれたが…正直に言って面倒な事になったぞ」

 

 

「面倒?」

 

 

「えぇ一夏君は若様の義弟であり逢魔王国の四天王 対外的には重要幹部として一目置かれて当然です それに未だ妃もいないとなれば」

 

 

「婚約すれば玉の輿だし逢魔王国中枢に潜り込めるからな」

 

 

「そして結婚すれば間接的に若様の親族になります…そうなれば権力闘争のバランスにも変化がありますよ」

 

 

「簡単に言えば 一夏と結婚するだけで逢魔の支援が受けられると思われてるって訳」

 

 

「……へ?まさかレイヴェルさんのアレってプロポーズなのか!!」

 

 

「おい待て、今更気づいたのか!」

 

 

「え、いや嘘だろ!!は……はぁ!!まさかラウラがお前を嫁にするって……え、ちょっ!」

 

改めて客観視した結果 自分の頬を赤らめた一夏であるが 取り敢えず

 

 

「よーし大至急、ハルトさんへ報告しろぉ!」

 

 

「おいちょっと待て!ハル兄に話したら大変な事になる!」

 

 

「いやいや一夏君、仮に我々だけで内密にしてもハルトさんは地球の本棚がありますよ」

 

 

「隠してもバレバレ」

 

 

「けど……えぇ…って事は箒や鈴も…いや待て!まさか婿に来い言ってたからリリムもか!ちょっ!」

 

 

自覚に合わせて混乱を極めている一夏

 

 

困惑する面々だが

 

 

「ちょっと一夏、話良いかい?」

 

 

口元が笑ってないオリガの迫力に思わず

 

 

「はい…」

 

 

一夏は正座したのであった 迷わずに正座をする姿は嫁に叱られる前のハルトと同じである

 

 

「(やっぱり兄弟だなぁ、そう言う所)」

 

 

と秋羅は思うのであった

 

 

その頃 逢魔の都市 リュートでは

 

 

「うーん…書類ばかりで大変だぁ…」

 

『息抜きも大事だぞ相棒』

 

『ほらブッシュドノエルでも食べろ』

 

『お菓子を食べてゴチゾウを作れ』

 

 

「そうだなぁ……もうちょい書類したらティーブレイクにするよ」

 

 

とノビをしていると

 

 

「ふわぁ…けど眠気覚ましはいるから飲み物取ってくる」

 

そう言いながらハルトは容器から紅茶を飲むと

 

 

「ふぅ……やっぱり落ち着くわ…何て平穏な日常なんだろう…この平穏がいつまでも続けば良いのに」

 

『おい不穏な事を言うな』

 

 

「大丈夫だって不思議な事はRXにしか起こらないから…あ、レモンティーにしよう」

 

とレモンを取り出して包丁を取り出してまな板に乗せると

 

 

「大変です主!!」

 

 

「おうおうどうしたカレン、そんな血相を変えて〜もう慌てない慌てない…こんな時は一緒に紅茶を飲もう、良い気分て「オリガからの報告で一夏がフェニックス家のご令嬢に求婚されました!」な、何だとおおお!!」

 

『ま、まな板が切れたああああ!!』

 

 

思わず包丁を振り抜いて、まな板を両断したハルトであった

 

 

 

そして大至急 サウザンインテリオンに繋ぐと

 

 

「おい一夏、どう言うことだ!」

 

とチャンネルを繋いだが その先にはオリガきら懇々と説教されている一夏がいた

 

 

「あ、若様」

 

 

「アイザック!今北産業!」

 

 

「はっ!御家騒動に巻き込まれた一夏君が、突然フェニックス家のご令嬢 レイヴェル様から、婚約を申し込まれました!」

 

 

「よろしい!…さて一夏」

 

 

「は、ハル兄!」

 

 

「色々言いたいことあるけど、一つだけ…何でそうなった!」

 

 

「俺が聞きたいよ!何で俺なのさ!ハル兄に嫁ぐ方が良くない!」

 

 

「お前、ふざけんなよ!ご以上増やしたらキャロル達から殺されるわ!」

 

 

「今朝増やしたでしょ!!」

 

 

「それで締め上げられたんだ……ったく、取り敢えず一夏、真面目に確認するがどうする気だ?」

 

 

「婚約云々って奴か…」

 

 

「ぶっちゃけ言えば俺は好きにしろと思う政略結婚でも愛があれば大丈夫ってのが俺の考えだ…仮に好きでもない奴と結婚するなんて後ろ向きな奴なら 振り向かせてこその男だろ!」

 

 

「流石ハル兄、行く先先で女性を落として回った男の言葉は響くぜ…その辺、無いと思う」

 

 

「おい真面目にやれよ…まったく」

 

 

「その子、俺の事…好きみたいだから」

 

 

「へー………え?おい一夏?今なんて?」

 

 

この唐変木からそんな言葉が聞こえる訳がないと再確認すると

 

 

「いやその…婚約云々言われたらさ気づくというか何と言うか…彼処まではっきり言われたらねぇ」

 

 

「君さラウラちゃんの嫁にする宣言を何だと思ってたのさ」

 

 

「いや…千冬姉からラウラの副官さん?がオタクの人だからてっきり そう言う意味の嫁だと」

 

 

「この鈍感!!」

 

 

「ハル兄に言われたくないよ!気づかなかった挙句に千冬姉や束さん達に押し倒されてたじゃん!気づけただけ俺の成長だよ!」

 

 

「あぁ、もうちょい早く気づくべきだったな」

 

 

「へ?」

 

 

「実は先程、箒ちゃん達がキャロルに頼んで薬をもらっていた」

 

 

「……………?」

 

 

「効能を具体的に言えば相手の動きを止める薬だ」

 

 

「ちょっと待ってくれ!まさかそこまで!?薬で動き止めて襲うってマドカがナツキさんに良くやってる事じゃん!!」

 

 

 

「お前の鈍感拗らせた続けた結果、自分の好意を自覚して貰おうと実力行使に走ろうとしているんだ」

 

 

「そんな…止めてよハル兄!!」

 

 

「お前は俺に死ねと?束やキャロルが噛んだ時点で俺には止められないわ」

 

 

「そうだ!千冬姉!千冬姉は止めなかったの!」

 

 

あの姉なら止めてくれるかもと淡い希望を抱いたが

 

 

「お前、逢魔女性陣のモットーを忘れたか?」

 

 

「……………」

 

 

「惚れた男は押してもダメなら押し倒せだぞ?既に手遅れだ諦めろ」

 

 

「ま、まだだ!まだ諦めるには早すぎる!」

 

 

「よし箒ちゃん達の気持ちもわかったな!」

 

 

「………ぃ」

 

 

「声が小さい!!」

 

 

「はい!」

 

 

「よーし一夏!気づいたならさっさと告白して薬を飲んで押し倒されて責任を取れ!」

 

 

「あのハル兄!そこは逆じゃないか!?俺がリードするとかじゃないの!」

 

 

「戯け!貴様が女性を押し倒せる度胸があると思わんわ!ヘタレが!」

 

 

「酷いなそれ!あとヘタレはハル兄もだろ!」

 

 

「何だとぉ!俺の何処がヘタレだと言うのだ!」

 

『相棒、日頃の女性問題を振り返ってみろ』

 

 

「………ヘタレてるな」

 

 

 

「大丈夫ですよハルトさん、一夏は既に此方の掌の上ですから」

 

 

「オリガ?ま、まさか…」

 

 

「ごめんよ一夏、一服盛らせて貰った」

 

 

「ちょっ!嘘でしょ…オリガ?あ、あれ…」

 

 

段々と力が抜けていく一夏をオリガが優しく支える

 

 

「安心してくれ一夏…天井のシミを数えていたら終わるから…一夏が悪いんだよ、私達の気持ちを気づかないでいるのに婚約するって一言で目を向けるなんて…リリムに話したら【私の言葉の意味を理解してなかったのなら体に刻みつけよう覚悟は良いかな一夏?】って言ってたよ」

 

 

「た、助けてえええ!」

 

 

その光景にアナザーディケイド は

 

『歴史は繰り返すか』

 

「え?」

 

 

『お前が初めてを取られた時と同じだぞ』

 

 

「あぁ…そうだなぁ…さーてアカツキ、政人、宗一、アイザック!ブリーフィングに入るぞ」

 

「「「「御意!」」」」

 

 

 

「いやハル兄!止めてよ!」

 

 

「オリガ」

 

 

「はい何でしょう」

 

 

「今回の件は千冬公認だ他の連中にも声をかけろ!」

 

 

「はい!」

 

 

「そして避妊はしろと!言われた!」

 

 

「任せてください」

 

 

「いやちょっ千冬姉!?そんな…姉が俺を見放したぁ!!」

 

 

「以外と冷静だな」

 

 

「秋羅助けて!!」

 

 

「親友の成長だ…赤飯を用意しよう、そうかお前はこの時に大人の階段登るのか」

 

 

「物理的に救出してよ!後未来の俺ってどうだったのさ!」

 

 

「……………酒に酔った勢いで襲われてたな」

 

 

「嘘だろ!?」

 

 

「未来でも復興が終わり即位した後…押し倒されていたな」

 

 

「何か知りたくなかった未来だぁ…」

 

 

「では行こうか一夏」

 

 

「ちょ、オリガさん助けてええ!!」

 

 

ドップラー効果で遠ざかる一夏の姿を見送るハルトは 

 

 

「さーてアイツ、大丈夫かな」

 

『いや止めろよ』

 

 

「大丈夫大丈夫、アレはブラフだから」

 

『………は?』

 

 

「まぁ安心しろって話だ……それよりもさ相棒」

 

『どうした?』

 

 

「何か肉食気味なモルガンなんだけど、どうしたら良いかな!」

 

『黙って押し倒されろ』

 

 

「え?助けてくれないの?」

 

『助かると思っているのか?修羅場を生み出したような相棒を』

 

 

「なんて奴だぁ!」

 

 

「見つけましたよ我が夫、それでは早速夫婦として共同作業を始めましょう」

 

 

「ちょっ!モルガン!?」

 

 

「取り敢えず子供は…ガウェイン、アグラヴェイン、ガレス、ガヘリスと名付けましょうか」

 

 

「それ円卓の騎士じゃん!ちょ待て!4人も!」

 

 

「幸せ家族計画です」

 

 

「ちょ、アカツキ!ヘルプ!」

 

 

「さーて皆さん、会議しましょうかぁ」

 

「「「「おー!」」」」

 

 

「薄情者おおおお!」

 

ハルトはモルガンに連行されて翌日 乾涸びたハルトが発見されたのは言うまでもなかった

 

 

 

 

 

一夏はオリガにおんぶされながら運ばれていた

 

 

「さーて着いたよ一夏」

 

 

「………」

 

 

あぁ、今日死ぬんだぁと絶望していたが

 

 

「あの一夏?誤解をしているようだが私達は直ぐに押し倒す事はしないよ」

 

 

「へ?」

 

 

「先ずは私達の気持ちへの告白云々をしてくれたらというのが本音さ…流石にいきなりはねぇ」

 

 

「よ、良かったぁ…ハル兄は押し倒されてたからぁ…」

 

 

「これに懲りたら、ちゃんと人の気持ちを考える事だよ……でないと」

 

 

おんぶされなからの一夏はオリガの指差す方向に目線を向けると

 

 

「ちょっ、マドカさん!どうして俺の体が動かないのかなぁ!指一本まで力が入らないよう!」

 

 

「大丈夫だよナツキ…私に任せて」

 

 

「任せられるか!…ま、まさかまた薬をもったな!」

 

 

「そうだよナツキが逃げないように新しい薬にしたんだ…咲那やエンタープライズ達には負けられないからね」

 

 

「お前ふざけんなよ頑張って抗体が出来始めたのに!いや待て、その前にどんな薬使ったのさ!」

 

 

「えーとね具体的に言えばハルト義兄さんに飲ませたら3時間は余裕で動けなくなる位強い奴」

 

 

「とんでもねぇ代物じゃねぇか!ハルトの耐性を貫通させて足止めする薬作るとか何してるんだよキャロルさん!!」

 

 

「正確に言えばエルフナインのコレクションを没収した改良してたキャロルさんから貰ったんだよ…何かグルメ界がどうとか、アリエルさんの蜘蛛猛毒が何とか」

 

 

「エルフナイン!?…いや結局キャロルか!ちょっと待て!何処から毒を採取してんだよ!」

 

 

「そんなの関係ないし大丈夫だよナツキ……私にま・か・せ・て」

 

 

「た、助けてえええええ!!」

 

 

 

と連行されて扉が閉まる光景を指差し

 

 

「あぁなるから」

 

 

「肝に銘じます…」

 

 

その後 一夏は自分に好意を持つ女性陣にきちんと気持ちを伝え結ばれた…流石にナツキのようにはならなかった デートを重ねたりと色々と段階を踏むプラトニックな関係からのスタートとなったが

 

 

「……………」

 

 

時折 リリムの視線が怖いと感じる一夏であった

 

 

 





予告

レーティングゲームに向けて特訓を始めることになったオカルト研究会は巻き込んでしまった一夏を迎えに行く為にサウザンインテリオン社に向かう

そこで待っていたのは最新鋭の設備と訓練施設を兼ね備えていた


そして更に

「あ、この部屋に関してはね外と中で時間の流れが違うから気をつけて」

「そんな少年漫画みたいな修行場があるのかよ!どうやったんだ!」

「え?ハル兄がこの場所の時間を操っただけだけど?」

「おい一夏、そんな簡単に言うな」

「え?」「え?」

そこから始まる合宿とは! 

次回 地獄のブートキャンプ!お楽しみに!
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