前回のあらすじ
リアス・グレモリーに招かれた一夏達は彼女の婚約者 ライザーフェニックスとの婚約騒動に巻き込まれてしまう 両家の縁談が成立すれば街の管理者の変更や日本神話との契約内容に支障をきたすと判断していた秋羅であるが、突如その妹 レイヴェルが一夏に婚約!そして一夏は箒達の気持ちを知り結ばれるのであった…
が、そもそも根本的な問題の解決はしてないので
逢魔王国の幹部達を集めて会議となったのである
「ごめん皆、忙しい中集まってもらって」
「何を言うんだボス、俺達四天王が関係してるならすぐに駆けつけるとも」
ネガタロスの言葉に頷く他の2人に他の幹部も同じような考えである
今回の件を報告する
一夏と悪魔との婚約についてだ
一個人としては前回話した通り 一夏の好きにしろだが 王として見た場合は別である流石に政治的な部分が絡むなら確認はしておきたいのだ
「って訳で皆の意見を聞きたい」
その中で真っ先に手を挙げたのは最近、一足飛びで最高幹部入りした村上であった
「私としては悪魔勢力の縁談に首を突っ込むのは辞めた方が良いと言うのと、一夏君についての縁談は…メリットとデメリットを考えるべきだと愚考いたします」
「メリットとデメリットか」
「メリットについては以前から途絶えていた悪魔との交易再会、その経済効果は大きいという点です」
流石は社長についてるだけあり経済的な目線を加えている彼に求めたのは そう言う部分というのもありハルトも頷くが顔を青くして
「まぁ…前は俺の短慮で全部ぶち壊したもんなぁ」
ある最上級悪魔が引き起こした輸送船襲撃事件から始まった一連の抗争 アレにより悪魔とは個人間を除いて取引や付き合いを完全に辞めてしまったのだ…まぁ結果として若干の不況になったのは事実である
「そうは言ってません国としてもアレは断固とした態度を見せる必要がありましたし当時の判断としても上の下でした…しかし一夏君の婚姻がなれば逢魔との交流をする関係上、我々との交易再開も視野に入れるかもしれません」
「デメリットは?」
「アカツキさん達が話していたように間接的に王家と親戚関係になりますので何か悪魔側から不利益を齎されても前回のように武力的な解決を図れなくなる可能性がありますし悪魔側の忖度など三大勢力のパワーバランスにも影響が出るかと」
村上の意見に全員が唸る 確かにその通りではあると
「てか、そもそも今回の婚約関係がちゃんと成立するの?向こうのお嬢様が勝手に宣言しただけならさ現実味薄くない?」
「ジョウゲンの意見に賛成だ現実問題から解決した方が良いだろう」
2人の意見も一理あるとして 話はリアス・グレモリーの御家騒動にシフトした
「これってさ俺達の依頼を逆手に取ってリアス・グレモリーは逢魔を利用したとも見れますわね」
日本神話勢力の依頼でリアスの護衛と街の守護をある程度任されている身である逢魔王国を合法的に利用しようとしたというのがテスタロッサの見解だ
「そうだねぇ、そもそも今の一夏やロイヤルガード達に合わせてクローントルーパーの部隊が堂々と駐屯してるのは魔王の妹である2人の護衛という名目があるからだし片方が引き上げたら今の戦力は過剰と言われて日本神話から突かれる可能性もあるか…それは君達には損だよと言いたい訳ね」
アリエルもテスタロッサの意見に賛成すると、ハウンドも
「自分もアリエルの意見を支持します、あの街に大量の武器が眠っている可能性がある以上は回収するまでは戦力を維持するべきです」
どちらかと言うと、街に眠る武器の回収の方が大事ではあるのがハウンド達の意見かな
「というより一夏を利用して婚約を破断にしようとしてるように感じるな」
四天王筆頭ネガタロスの意見にも同意する声がある
「彼女の考えとしては、その辺が一番強いと思いますね他二つは考えてるかは分かりかねます」
「だとしたら業腹よのぉハルト坊、コレは完全に妾達を利用しようとしておるぞ!」
「ウォズにヤクヅキも落ち着いて現実問題は巻き込まれたのは事実なんだし…寧ろアレだけ叩いたのに俺達を利用しようとする度胸と狡猾さは評価すべきだよ」
「敵ながら天晴れと」
「まぁ一夏の成長には期待かな…これを気に成長して欲しいものだ」
「ハルト坊は身内に甘すぎじゃ!我々が悪魔の御家騒動に首を突っ込むと言う事はリアス・グレモリーやサーゼクスのバックには我々がいると言う事になってしまうのじゃぞ!例外を作れば容赦なくつけあげるぞ今後、あんな小娘風情に顎で使われるなど我慢ならん!」
「その辺は後でサーゼクスから色々取り立てるから大丈夫だよ…けどこうなると一夏の婚約云々は置いといてもグレモリーに味方しない方のデメリットが多いような気もするな」
「日本神話勢力の依頼から見てもキャンセルや依頼料を安くするとかなりかねません」
「だよなぁ…はぁ……アカツキ!!」
「は!」
「取り敢えず、グレモリーを教導しろ必要なものがあれば逐次報告するように」
「御意!それでしたら、どうでしょうか?ハルトさんも顔を出されたら?」
その言葉に会議室の温度が下がるのを感じた
「アカツキ、貴方…自分が何を言ってるか分かってるのかしら?」
「ハルト坊にガキの訓練をつけろと?」
「そんな事したら………相手が死んでしまうぞ!」
「いやそっちか!そこは王を駆り出すとは何事か!じゃないの?」
「若様はご自身の破壊力と常識を理解されるべきかと」
「……………?」
そして
「あと一夏、お前にはレーティングゲームで条件を加えておく」
「はい?」
何だろうと首を傾げていると
「今回、使用許可を出すのはファイヤーガッチャードまで、それとお前がフェニックスを倒すのはNGだ」
「何で?」
力の制限はかけられると思ったがフェニックスを倒すなとはどう言う意味だろう
「助っ人のお前が大将を倒したら結果に難癖をつける輩が出るかも知れん、それで再試合して負けたらグレモリーの今後にも響くだろう?それに今回はグレモリーとフェニックスの喧嘩だ部外者のお前が決着をつける事は許さん」
「俺達は支援で先輩達が倒すのが正解って事か」
「そう言う事、それとお前も力に慣れた方が良い秋羅から聞いたが前に組手でファイヤーガッチャードのスピード酔いをしたと」
「………」
「こっちを見ようか一夏?」
「お前自分のフォームが使い熟せていないなんて仮面ライダーあるまじき行為だぞ!」
「いや泳げないから水中戦が出来ないハル兄に言われても」
「ぐぬぬ…ま、まぁ!俺にはエビルダイバーやアビソドンがいるから水中戦なんて余裕だしぃ!それに……水の中にいる奴は電気流せば捕まるしぃ!」
「アウトー!」
「とにかく!お前がフェニックス倒すのはNG!それは絶対だ!」
ーーーー
オカ研部室にて
「と言う事で助っ人はするけど限定的な感じです」
「き、気にしないで頂戴!元々は私が巻き込んだようなものなのだから」
「先輩にそう言ってもらえると助かります…いや本当に申し訳ない」
「というか逢魔の王様ってそんな感じなの?」
「びっくりです」
「まぁ俺からしたら、お前が婚約申し込まれた方にビックリだけどな」
「だよなぁ…ハル兄も国の人達も凄い揉めてたよ…あ、あと此方から提案なんですけど皆さん良かったらウチの施設で合宿しませんか?」
「良いのかしら?見方によっては私達結構やらかしてるわよ?貴方の王の性格から考えて割と激怒するような…」
「それを置いといても逢魔の看板出しといて巻き込んでおいて負けるなんて許さない!って事で協力すると」
「どうしますか部長?」
朱乃は主人の顔を見る
「(現状の私達に足りないものが多すぎる…私達がイッセーを教えながらのレベルアップは難しいわ…それならちゃんとした施設や教官のいる場所の方が好ましいけど今回の件で実家やお兄様を頼るのは難しいわね)」
リアスからしても現状の手札でライザーを倒せる計算ではない、眷属全員で挑んでどうなるか?と言うレベルだ 一夏の協力で戦況はある程度有利に進めても兵力差がある以上油断は出来ない となれば
「断る理由はないわね」
「分かりました、んじゃ今から転移しますね」
「え?」
「アイリーンさん、お願いします」
同時に部室全体に赤い魔法陣が展開されると全員が転移したのであった
「…………此処は?」
「此処が拠点ですよ…ようこそ、サウザンインテリオンに」
「え、サウザンインテリオンって大企業じゃない!何でその会社に転移を」
「え?ここはハル兄の…逢魔王国を支援するスポンサーが建ててる会社ですから」
「そ、そうなの…それで何で此処に?」
困惑する面々に一夏は冷静に
「今のは逢魔の仲間が転移させたんですよ」
「そんな!あの旧校舎には侵入者対策で多種多様な防御、妨害魔法を施してあるのよ!それを簡単に通すなんて」
「それを簡単にするのが逢魔だよ」
「一言断っておくが此処から先は俺達が如何に常識の範疇に収まり穏健な方と証明するような血を血で洗う問題児かつ狂戦士軍団の巣窟だ…覚悟しろ」
と秋羅が言うと一誠とアーシア以外は気を引き締めた
悪魔の歴史において最低最悪な事件を引き起こした国のメンバーがいるのだ自分達の行動一つで未来を決めると言っても過言ではないと
そして覚悟を決めて扉を超えたオカ研メンバーを待ち受けていたものとは
「っ!」
挨拶変わりにと秋羅に一撃放たれるが、ヴァルバラッシャーで間一髪防御すると臨戦態勢を取った彼を攻撃したのは
「おいおい新参者が、なに偉そうに俺達を問題児だって講釈してるんだよ?」
とゴーストイマジンが変身した幽汽が放った必殺技 ターミネイトフラッシュであった
「狂戦士とは不本意だ…口の悪い新入りにはお灸を据えてやらないとな」
「教育的指導と行くか」
その背後から現れた牙王とネガタロスはベルトをつけると
「「変身」」
『NEGA FORM』『GAOH FORM』
ガオウとネガ電王に変身した2人はガッシャーを剣型に組み替えると秋羅に襲いかかったのである 2人の攻撃を回避しながら腹に蹴りを入れて間合いを作ると
「変身!」
『ガッチャーンコ!バースト!!ヴァルバラド!』
そして3vs1という変則マッチになるが
「え、誰だよ!アイツ等!いきなり鉄に襲い掛かるなんて!!」
一誠は驚くが一夏は冷静に
「アレは俺以外の四天王だよ」
「え、えええ!!」
「言ったろ俺達はまだ穏健だって」
「納得しかないわね」
「そりゃいきなり目の前で戦えば、そうなりますよ!」
「アレが噂に聞く武闘派集団…噂に違わぬ血の気の多さね」
全員が見ている中 戦いの匂いを嗅ぎつけたのは数名
「へぇ面白そうだね僕も混ぜてよ……変身」
『complete』
ミューズに変身した北崎まで乱入すると
「私の研究の邪魔をしないで貰えるか?イマジン共…丁度良い、私の開発している人工イマジン計画の礎となれ…変身」
ゴルドドライブまで参戦
そんな中
「全く野蛮だなぁ、こんな闘いよりも俺は花を愛でるとしよう初めまして皆さん…美しい女性の為に一曲演奏しようと思うが如何かな?」
「あ、貴方は?」
「俺様は紅音也、えらーい人だ…まぁ逢魔王国特別部隊 アウトサイダーズのメンバーなんて野暮な呼び方もされてるがな」
「アウトサイダーズですって!」
「どうしたんですか部長!こんなライザーみたいにチャラい奴に何でビビってるんですか!おいテメェ!アウトサイダーズとか何なんだよ!」
「へぇ悪魔なのに恐れ知らずときたか度胸だけはあるね」
「辞めなさいイッセー!アウトサイダーズは国王直属の最恐武闘派集団よ…その実力は1人で最上級悪魔を眷属纏めて相手に出来る実力者で構成されているわ、そしてその実力は四天王を凌ぐとも…」
「嘘だろ!こんなチャラそうな奴が…織斑や鉄よりも強いんですか!!」
「まぁ人は見た目によらないって事だ丁度良い、紅先生がアウトサイダーズの実力を見せてやろう」
取り出したのはアンティリーネがスペアとして保管しているイクサナックル、それを押し込むと
『ready?』
「変身」
低い電子音声と待機音、現れた腰のベルトにネガ音也はイクサナックルを装填する
『FIST ON!』
そこに現れたのは十字架を模した頭部を宿す、過去を守りし戦士
仮面ライダープロトイクサ 見参
「くっ…十字架なんて使いやがってええ!頭痛いんだよぉ!!」
一誠達悪魔の弱点である十字架を使われれば、そりゃイラッとするが何より舐められた事が気に入らないと神器を起動して殴りかかるが
「そら!」
テレフォンパンチでは当たる攻撃も当たらない瞬く間にカウンターのデコピンを額に叩き込まれ その一撃だけで一誠は悶絶したが
「くそ…俺の神器は神すら倒せるのに……力が溜まればこんな奴!」
10秒ごとに倍加する能力 その力は理論上なら神すら倒せる代物だが…
「それは理論上でしかないし無理だな何せ、その籠手に眠るドラゴンを倒して豪勢なディナーに料理したのは俺達の王だからな」
プロトイクサがそう答えると
「んじゃ終わりだコウモリ」
トドメを刺すべくナックルのフエッスルを差し込もうとしたが
「そこまでですよ、ネガ音也」
「あれは…」
巻物で動きを止めたウォズを見て
「おいおい逢魔最高幹部がこんな場所に何の用だ?」
「私は幹部取締役ですからね来客の出迎え一つ満足に熟せないチンピラ連中がいたので仕置きに来たのですよ」
「ほぉ…俺とやるか?」
変身解除したネガ音也は本気を出すとばかりにダークキバットを呼び出すが
「双方退きなさいな、まったくウォズも止めに来たのに喧嘩したらダメじゃない」
「うぉ!何だあの絶世の美女は!」
「イッセー…貴方痛めつけれてるのに余裕そうね」
「流石先輩、変態ですね」
「それは酷くないか仔猫ちゃん!」
「テスタロッサ嬢、しかしですね」
「ダメだよウォズ、ボク達が来たって事はさ〜」
「まさか…」
「来るぞ」
カレラの言葉と同時に今まで争っていた四天王、アウトサイダーズ全員の動きが止まり一点に目線を向ける
しかしその余波は親しい者には挨拶程度の代物だっただろうが
「「「「「「!!!!」」」」」」
知らぬ者からすれば絶望しか与えない覇気となる顔面が蒼白となり血の気も失せる 何より感じるのは純粋に
生物としての格が違うという恐怖
覇気の中で唯一 人を選ぶ天性の才覚
覇王色の覇気
その圧は今まで浴びた事のないアーシアは恐怖のあまり気絶していた
「アーシア!?おい大丈夫かよ!!」
そんな彼女など知らんとばかりに
「よぉ何、俺抜きで楽しもうとしてるんだ?」
「これはこれは我等が王よ良い所で登場だな、何そこの彼に絡まれたから、やり返しただけだが」
「程々にしろよ、それでウォズ…俺は喧嘩を止めろと言ったよな?何喧嘩しようとしている」
「客人の出迎え一つも満足に出来ない者への仕置きをと取締役の判断です」
「それを言うならネガタロス達だアウトサイダーズは戦いに惹かれたに過ぎないから責めてやるな…てかネガタロス、ゴーストイマジン、牙王も何してんだよ」
「はっ!」
「まぁネガタロス達の気持ちは分かる…そして秋羅…誰が問題児軍団だ」
「申し訳ございません!!」
「いやハル兄が問題児筆頭じゃん」
「ちょっと一夏!今折角俺が王様としてカッコよく威厳有る登場を決めようとしたのに、そりゃないぜぇー!」
「やはり我が魔王は其方の方が似合います」
「酷いよウォズ!?」
「そうだな今更威厳がある我が君など想像できん!」
「そんなカレラも!」
「うんうんハルは威厳よりも親しみだからねぇ〜」
「俺に威厳なんてなかった…だと…」
『まぁ相棒、これが現実だ』
「ウソダドンドコドーン!!」
『おい真面目にやれ』
「まったく…ウルティマさん達も悪ノリしないでくれよ先輩達が山でヒグマに会ったみたいに絶望してるから」
逢魔の重役達が現れたのだから無理もないが
「あら?あの程度の覇気も返せない程度なのですか?」
「そんなんじゃスタートラインにも立てないよ」
「それよりもアウトサイダーズの暴れ足りないなら私とやろうか」
「ほぉこれは珍しいな彼女自ら動くとは」
「ストップだカレラ、今回は戦いに来た訳じゃない………っておーい生きてるかぁ少年?ネガ音也が悪い事をしたと思っている………だが俺は謝らない」
と一誠の後頭部を踏みつけながら尋ねる
「ハル兄いいいいい!!それ安全確認してるんじゃないよね!トドメ刺してるよね!!あと謝罪への誠意が感じられないよぉ!」
「え?俺はゴオマやナツキや琢磨君の安全確認はこうしてるけど?んー意識がないのか?…それならアナザーフォーゼのジャイアントフットを使うか…マッドドクターを使うかな」
その時 ナツキはマッドドクターのトラウマで震えていた
「あの我が魔王、トドメ刺すのは辞めた方が…おや?」
「ん?へぇ…あぁ君か!アカツキの報告にあったドライグの持ち主は!」
ハルトは一誠、より正確に言えばその手に宿る赤龍帝の籠手を嬉しそうに見ると
「久しぶりだねドライグ、会いたかったよ」
その笑顔は側から見たら久しぶりの友との再会を喜ぶようにも見えるが…ドライグからしたら
『ぎゃああああああああ逃げろ相棒!!でないと切り刻まれて骨まで料理されてしまうぞぉ!!』
「いや俺も流石に人は食べないぞ?食べる奴なら知ってるけど……ん?あ、もしもし?あ!オーナー!久しぶり〜!え、何…OK!そしたら新鮮な人間を何人か納品するから待っててね!」
と電話を切ると
「で何の話だっけ?」
「その前に今の電話は?」
「あぁアマゾン御用達レストラン【カニバリズム】のオーナー カニアマゾンさんからだよ粋の良い人間を何人か仕入れて欲しいって新鮮な人間かぁ……あ、みっけ」
「じゃないよ!」
『ぎゃああああああ!!食べられるうう!』
トラウマをほじくり返され全力で怯える…というより肉体の主導権を奪取して1秒でも早く逃げたいという感じであるがハルトは一喝する
「失礼な!今のお前はザリガニみたいに殻剥きの労力に反して食べる身が少ないんだよ!そんな状態のお前を食べても腹が満たされない!!…だから早く封印解いてドラゴンになって大きくなってね!そしたらまた美味しく調理して食卓テーブルに並べて…そしてまた魂を別の肉体に移して大きくして食べてを繰り返すから!!」
「明るい笑顔で何て恐ろしい事を…」
「けどウォズ達も皆食べてたじゃん?美味しかったからでしょ?」
「まぁ私は、ハルト様の料理なら何を食べても美味しいですが」
「むぅ!それはそうだろうけど…何かテスタロッサに先を越されてムカつく」
「同感だな…さて我が君よそれならば早くドライグを培養した肉体に写して……そのまま宴と行くか!いやその前に私は戦ってみたいぞ!」
「カレラ辞めなさいな」
そう笑う三人娘はドライグ目線では恐怖でしかなかった
『いやだああああああ!それなら俺は相棒の中に引き篭もるぞぉおおおおおお!!』
絶叫を上げるドライグであった
そして
「初めまして常葉ハルトです!」
と朗らかに挨拶するが全員気が気でない、何せ悪魔勢力からすれば大魔王が来たくらいの恐怖でしかないのだが
「あ、今回は割とオフな感じだから気楽にしてね!」
とジャケットを脱ぐと【親しみやすさ】の文字Tを着ていたが
『此処まで親しみやすさを感じられない事があるだろうか…』
「相棒それどういう意味?逢魔の皆なら失笑するが?」
『失笑な段階でダメな事に気付け』
「は、初めまして私はリアス・グレモリー…護衛云々もあるけど、取り敢えず私達の問題に巻き込んでしまって何とお詫びしたら良いか」
「気にしない気にしない!けどねぇ…俺の義弟とウチを巻き込んだんだから半端な負けは許さん負けたら殺す」
「勿論よ私個人としても負けられないのだから」
「まぁ君のモチベーションは置いといて、取り敢えず君達の訓練はウチが支援するとしよう…この際だから色々試してみるか」
ハルトが悪い顔しながら笑う
「取り敢えず全員何が出来るか教えて貰おうか」
「その前にイッセーを踏んでる足を退けて貰えないかしら?」
「ん?……あれ?いつの間に踏んでたの!」
可哀想過ぎると思い足を離すと
「あ……アレが王様…織斑が言ってた沢山の異世界で会った女の子を選りすぐり…よりどりみどりのハーレムを作ってるって奴かぁ!!」
「おい一夏!俺の事をどう伝えたんだよ!」
「けど否定出来ないよね?」
「おう……まぁ話を戻してと、取り敢えず全員の訓練相手は考えないと…まぁフェニックスの攻略法は俺よく知ってるから」
フェニックスの倒し方なんて常識じゃないか!とばかりに頷くが
「我が魔王?」
ウォズ達は秒でハルトの考えを理解していた
「そうなの!ぜひ教えてくれないかしら」
「え?簡単だよ太陽まで蹴飛ばす!!」
『やっぱりか』
「今回のゲームでは出来ないわね」
「そうか……んじゃ拷問して心へし折るか?うちには拷問のスペシャリストがいるから頼むのもありだぞ」
「いや早速の逢魔流は辞めてあげようよ」
一夏がフェニックスをボコボコにしても他の面々がやられたら面倒なので少なくともある程度はしてもらわないとな
と眷属の自己紹介を聞いていると
「木場君か良い名前だ…とても良い名前だ」
きっと馬のオルフェノクの力を宿し人間と共存したいと思う純粋な悪魔だろう…だが浮気相手や裏切った親族は問答無用で殺しそうだ…あ、
「なんか闇落ちしそうだな」
『おいお前、今別の木場を連想しているだろう』
「………彼にベルトを渡そうかな」
『辞めろ、話を逸らすな』
「冗談だよ、んじゃ…取り敢えず此処で鍛える事に異論はない?よし質問ある人!」
「はい!どうやったらハーレムを作れますか!」
「…………?」
ハルトが首を傾げるとリアス達は慌てて
「も、申し訳ありません!その彼は…ハーレムが夢なもので」
「はは…先ずは全員を幸せにする甲斐性を持つ事だな自分を慕う人達を不幸にしたらダメだよ」
「ハルト様も真面目に答えないでください」
「いやテスタロッサ、これは大事な事だ…あとちゃんと全員愛する事だよ贔屓じゃないけど何かあったら」
ハルトが指差した先には
「じゃあ今日は私が義兄さんを独占しますね」
「何がじゃあなんだよ!ちょっと待って咲那もう無理だから!俺これ以上頑張れないよ!マドカやエルフナインに搾られてもう無理!」
「大丈夫ですよ義兄さん……限界は超えてこそです」
「誰か助けてええええ!!」
ギィィ…バタン!!と何処かの名探偵のアイキャッチ扉のように閉まるのであった
「ヤンデレ化して、あぁなるから」
「何て具体的な」
「あ、アレは……いやあの子…中々のおっぱいを」
「辞めろ下級悪魔、あの子を初めにして逢魔の女性陣に手を出してみろ?特に俺の妻達へその下劣な目を向けようものなら……覚悟しろ」
「ひぃ!」
「まぁそんな感じだから」
とハルトは笑顔で
「んじゃあ先ずはグルメ界で三日間サバイバルだ」
「待ったハル兄!!それは流石に無理だよ彼処で三日所か3秒耐えれないって!」
「え!そんなに弱いの!!グルメ界三日とか逢魔幹部なら楽しい新人研修旅行みたい感じでやるじゃん!!キャンプだよ!」
「ハル基準で言ったらアレ全員ショッカー戦闘員だよ」
「成る程……よしじゃあ更なる改造手術を施すか!」
「ストップ!ハル兄!!」
止められたのは解せないが
「…………ん?電話?もしもーし!…あ、ランゴさん、お久しぶりです!」
【久しぶりですハルトさん…実はお願いがありまして】
「お願い?」
【実は優秀な人材を其方で研修させたいのですが…】
「え、良いんですか?」
あのランゴさんが優秀と呼ぶとは村上社長なら上の上と呼ぶ人材だろうなと思うが
「何故に此方へ?そんな人材でしたらランゴさん達の下に置いてた方が」
【何、優秀だからこそ様々な経験を積ませたいのですよ、それにニエルブが面白い玩具を持たせているようでしてお気に召すかと】
「ほぉほぉ楽しみにしてますね!あ、そうだ!今度其方に素材送りますので!」
【はい楽しみにしてます…其方の素材はいつも良いものですので今後ともよろしくお願いしますよ】
「えぇ此方こそ」
電話を終え目線を向けると
「ちくしょう!やっぱり顔か顔なのか!!織斑もハーレム作ってるとか!!許せねぇ!」
目線の先には一夏と一緒にいる箒達やリリム達を見て、やれやれと肩を竦める
「そう言えばウォズ」
「何でしょう?」
「特訓って……どうしたら良いかな?取り敢えずジープで跳ね飛ばす?特にドライグの器とか跳ね飛ばし甲斐がありそうだよ」
「冷静になりましょう」
と言う訳で
「取り敢えず全員を訓練する事にしたけど異論は?」
ある訳ないと首を横に振る
「まずは木場君」
「はい」
「君の神器は剣を作る神器と聞いた…それなら一夏と同じ方法で訓練が出来る、一夏式ブートキャンプといこう」
「え?……織斑君も僕と同じ神器なのかい?」
「まぁ創造系だよ」
「へぇ」
親近感が芽生えていた木場であるが
「俺の神器は『
「へぇ…」
何か木場のテンションが下がった気がしたのと一夏へ何か憎悪のような感情を向け始めていたので
「と言う訳で、お願いね」
「はいはーい!まっかせなさい!」
「にゃん」
と現れたのは二亜と黒鍵だった
「えーと…」
「私は本条二亜、ハルきちのお嫁さんの1人だよ!宜しく…ねぇハルきち」
「何だ?」
「この金髪イケメンを沼に沈めて良いの?」
「似たようで違うが取り敢えず色々頼むわ」
「はーい!」
「黒鍵は逢魔王国屈指の剣士だ…彼女との戦いは学べる事は多いと思うぞ」
「この子供が?そうは見えな「なら戦ってみるかにゃ?」…良いよ」
と木場は魔剣を抜刀して構えるが黒鍵が取り出したのは
「爪楊枝?」
「生憎、君レベルの剣士に使えるのがコレしかないにゃん…私はアウトサイダーズと違ってウサギを狩るにも全力を出す獅子じゃないにゃん」
「何?」
何というか舐めプで鷹の目と怒り心頭なオカ研であるが逢魔組は高みの見物とばかりに様子見である
「黒鍵」
「ん?」
「遊んでやれ」
「はいにゃ!」
「バカにしないでもらえるかな!」
「はい」
木場の魔剣の突きを爪楊枝の先端で受け止めるもびくともしない爪楊枝の筈なのに…そして
「おしまい」
「っ!」
黒鍵は笑顔で爪楊枝を首筋に添えるのであった…いつでも貫けるぞとばかりに
木場だけは理解した単純な剣士としての差に圧倒される
「人を見かけで侮らない方が良いにゃ」
「怖っ」
「そう言えば黒鍵さんってどれ位強いの?」
「ん?元いた世界の人曰く強過ぎて存在か嘘っぱちと取られるからとか強過ぎて後世の剣士が絶望するくらい強いから歴史に残る事はないだろうってさ」
「そんなにか…けどそれ聞いても挑む千冬姉って…」
「まぁ彼女の場合は全力を出せる相手がいなかったから嬉しいんだろうなぁ…で、わかったかい木場くん?」
「は…はい…」
「という訳で君は私と模擬戦、二亜と一緒に想像力を養うニャ」
「想像力?」
「そう!君の神器は剣を作れるならイメージ次第で色々作れる筈だよ!」
「成る程…」
「という訳で漫画やアニメを見てイメージを固めるんだ!取り敢えず この運命の夜に出るような赤い弓兵とか参考になるよ!」
と二亜達はプランを立てると一夏はあぁ俺もやったなぁと遠い目をしていた
「次は戦車の子だね」
「はい、お願いします」
「君は…怪力とタフさって感じか」
「はい」
「それならシンプルに格闘術の打撃もそうだけど関節技とかも覚えておくと良いかも…カレン」
「はい」
「この子に格闘術を……あ、レイカさんに蹴り技でも習った方が良いか?」
「主、それは辞めた方が良いかと」
「だよな」
neverの紅一点である彼女の得意分野であるがと思うが、人に教える柄ではないかなと思い苦笑するが意外と世話焼きだったりするのもあるが今は保留だ
「軍隊の格闘術ですか?」
「そうそう実際の格闘技で靴履いたりとか実戦を想定してるからね何より相手を無力化、殺傷を前提としてるのは普通の格闘技にはないからね」
普通の格闘技と違って明確に殺傷が前提にある格闘技を他に知らないと
「はい」
成長次第では食技も教えてみるかなと
「さてと…次は女王の人は魔法使いかな」
「えぇ雷が得意魔法ですわ」
「魔法使いか」
悩ましい
「誰に指導を任せたものか」
実力者が多すぎるというより広範囲爆撃となれば間違いなく
「「「……」」」
その人たちに目を向けると三人娘は良い笑顔だったが付き合いが長いので知っている…アレは新しい玩具を貰えるの!という顔 あぁなったら信用出来ない…必ずトラウマになるので
「クヴァールさんお願いします」
頼りになるのは彼しかいない!!マーリン、モルガンとは絡ませる訳にはいかない
「任されたぞ魔王様」
「うおお!何だ!!このデカいの!!」
「彼はクヴァール、逢魔王国の宮廷魔導士にして腐敗の賢老の二つ名で呼ばれている」
「……………」
「そう怯えなくとも良い、魔王様の庇護にいるものならば危害など加えんよ」
「あ、ありがとうございますわ…」
「んで次はサーゼクスの妹さんかな」
「わ、私は?」
「取り敢えず戦術かなハウンド、頼む」
「お任せを」
「あ、あれ?私も何かしらの戦闘訓練があると思ったのだけど」
「今回のゲームは君が負けたらダメでしょ?それに指揮官なら後方から仲間に指示出さないと」
「因みに貴方なら?」
そう聞かれたので
「俺か単独で最前線に出て敵を蹴散らす」
「色々と前提が台無しな気もするわ…」
「そして我々が後ろから、それを見て」
「1人で何しているのですか陛下!?と呆れながらついてきますね」
今までがそんな感じだったなぁと思い返すウォズとハウンドが頷く中 ハルトは
「俺は戦術とかダメダメだから基本的に専門家のハウンドに任せている!俺は取り敢えず暴れる事しか知らないからな!!」
「胸張って言う事ではありませんよ」
「そして私は基本的に【陛下とアウトサイダーズを敵中央に送り込んでの奇襲で敵を大混乱させた後に攻撃するを得意戦術にしてます】それで敵の8割は壊滅出来ますので」
「是非もなし!大軍を蹴散らす事こそ我が武勇と知れ!!」
「王を囮にするなんて正気なの!」
「違いますよ王が最前線へ単騎突撃するので部下は慌てて追いかけてるだけですよ」
「我々の場合は王が基本的に正気ではないので我々の戦術も常軌を逸してます」
「……………」
「良いですか寡兵で大軍を蹴散らすなら戦術を覚えるだけではなく臨機応変に対応する事が必要ですよ、まぁ中には存在が戦術そのもののような例外もありますが」
「ハウンドがそう言うなんて凄いなぁ」
「貴方の事ですよ、戦術 【陛下投入】【特記戦力投入】で大体解決しますので。グレモリーさんアレを王の基準にしたらダメです、単独で大軍を蹴散らせる武勇を持つ王様なんてそうはいないのですから」
「わ、わかったわ…」
「ですからグレモリー嬢にはサウザンインテリオンが開発した最新の戦術シミュレーションで戦術をレクチャー致します」
「えーと残りは…僧侶と兵士か」
「は、はい!」
「回復役は…アイリーン任せた」
「任されましたわ」
「うおお!」
露出の多い衣装のアイリーンの登場に興奮する一誠であるがハルトの笑顔で恐怖して沈黙する
「彼女の魔法は汎用性が高い…中でも支援魔法を本職にしてるから勉強になると思うぞ」
「宜しくね、お嬢ちゃん」
「はい!」
「最後に兵士の君」
「は、はい!」
俺にはどんな美女が先生してくれるんだ!とワクワクしているが
「取り敢えずは…」
ハルトの目線を落とす
『ひぃ!』
「ドライグのメンタルケアかな」
「ですね」
「じゃあ始め!」
そういうと同時に木場と小猫は吹き飛んだ
「「「………へ?」」」
「さぁ早速仕事よ、いきなさいな」
「は、はい!」
アーシアは慌てて治療に入るが
「ダメにゃん、ハルトが初めと言ったら初めにゃん」
「えぇ敵はいつ来るか分かりませんよ」
「そうそう気をつけないと」
「くたばれハルト!!」
「こんな風にコウモリが不意打ちするからね」
ゴオマの奇襲にハルトは瞬時に対応した回し蹴りを撃ち込んでKOすると全員に
「さぁて何人生き残るかな」
その日の夜 訓練終わる頃には全員がボロボロになっていたのは言うまでもない
予告
ハルト式ブートキャンプを過ごす中 全員のレベルの高さに凹む一誠
「俺は弱い…」
「は?当たり前じゃん、雑魚が一丁前に悩んでるんじゃねぇ」
無慈悲なハルトであった
次回 たとえ弱くとも お楽しみに