前回のあらすじ
旧魔王派を変えるうちにしたハルト達であったが彼らの訓練はまだ途中 果たしてフェニックス戦までに強くなれるのか!
そしてハルトの元へ届いたオーディエンスからの贈り物 その中身とは!
サウザンインテリオンにて
「おぉ…これが」
ハルトは贈り物に目を輝かせていた、その中身とは
【ダークライダー限定能力一時入手錠ー飲めば一時間だけダークライダーの能力が使える!(※ただし平成に限る)】
「コレを飲めば俺もライダーへ変身出来るんじゃないかなぁ!!よし早速飲もう!!」
ガシッ!!と強く瓶を持つハルトに古参組とアイザックは慌てて動く
「薬ですから一回一錠ですよ!何でラッパ飲みするテンションでいるんですか我が魔王!!」
「用法容量はお守りください若様!!」
「落ち着けハルト坊!そんなお主に都合の良い薬がある訳なかろう!!」
「コレも全部乾巧って奴の仕業なんです!」
「そうだよ魔王ちゃん!魔王ちゃんが飲んでも意味ないよ!!」
「それに記憶喪失してるなら別ですが仮面ライダーになるのは僕の解釈違いです!!」
各々好き勝手な言い分で止めに入るが
「離せ!俺はコレを飲んでダークライダーに変身するんだあああ!!」
「我が魔王、一回落ち着きましょう」
「無理だ!こんなの我慢できるかぁ!!…俺はこの時をずっと待ったのだ…俺はダークライダーに変身するぞジョジ○!!」
『なるなら吸血鬼にならんかい』
『まぁ仮面被って人を超えた何かにはなってんだよなぁ』
『確かに!』
「んじゃ、いただきまーす!」
「するな落ち着け、我慢しろハルト」
「はい!!」
「流石は千冬だ…ハルトがすっかり大人しくなったな」
「けど飲みたい!!」
「ダメだ!」
「何でよ!!」
「お前が飲んだらどんな科学反応を起こすか分かったものじゃないからな!!」
「そんな事ないと思うけどな!」
「グルメ界の物を食べてドン・スライムとやらを目覚めさせたのは?」
「前科がありましたね…ごめんなさい!!」
『やれやれ…』
「飲むのは調べて安全と分かってからだ…蛮野!!」
「私を呼んだか?」
「コレが安全か調べろ」
「断る!奥方様と言えど魔王様以外の命令など聞けるかぁ!」
「あ、いやゴルドドライブおね「そう言う事なら仕方ないな…銀狼」ちょ千冬さん!?」
「ん?」
「やれ」
「任された」
「ちょ…ちょっと待て!分かった!すぐに調べる!!だからアレだけは辞めてくれええ!」
「ゴルドドライブがあそこまで怯えるって…銀狼何したの?」
「色々とゴルドドライブで遊んでた」
「そ、そうか…まぁ深くは聞かないよ」
「その方が良い」
「聞いてくれ魔王!そいつは私の体でネットに拡散されている様々な踊りを踊らせているのだ!」
「それって…ゴルドドライブの踊ってみた動画を上げてるって事?」
「不味いバレた、ハルトにバレた以上ゴルドドライブに仕込んだ自爆装置を起動するしかない」
「そんなのつけてたの!」
「嘘冗談」
「そうか…ならよし!唯一も頼んだ」
「いや待て!それはもう少し叱る場面だぞ!」
「ん、銀狼程々にな」
「善処する」
「コレでよし!」
「それとこの件は任せてください。必ずやこの薬を量産してみせます」
「マジかよ唯一ありがとう!!」
と話す面々だが
「取り敢えず我が魔王、今回の件ですが」
「あぁ…そうだな主だった奴を集めてくれ会議を開くぞ」
ハルトは真面目な顔をしていたが
「取り敢えず我が魔王はお年玉で貰ったライダー玩具詰め合わせ袋を下ろしましょうか」
「…………」
ギュッと袋を抱きしめてキラキラした瞳をして嫌という目線を送るが
「そ、そんなつぶらな瞳で袋を抱きしめないでください!!」
「………………」
「そんな絶対零度の瞳も辞めてください!」
「や!これで遊ぶの!!ほら見てよ!!この新しいベルトを!!」
「こう見ると魔王ちゃんって変身出来ない悲しいモンスターだよね」
「ライダーになれないのと大人に変身出来ないという意味か…上手いなジョウゲン」
「座布団一枚!」
「ずっと子供でいたーい!楽しい玩具に囲まれてたーい!!」
「ダメだ新しい玩具の山に感動してる」
「子供か!!」
「うんうん、じゃあ終わったら一緒に遊ぼうかハルト」
「えぇ……けど、あかねがいるなら良いや!」
「そう…なら袋は預けてね」
「はーい!」
「あかね嬢、大変申し訳ない…」
「大丈夫ですよハルトの扱いは慣れてるので」
「アレが常態化してるのヤバくない?」
「若様ですから」
「否定出来ない」
「ほらお前達!行くぞ会議を早くするんだ!」
そしてハルトはサーゼクスから聞いた話を皆にも共有する
「成る程、あの大使館包囲事件は旧魔王派閥の一味が犯人という事ですね」
「それでハルト坊は賠償金や今回の訓練代を貰って手打ちにしたのか」
「そうなるね…聞けば最近音信不通になってたらしいから詳しい事情は調べてからって……ウルティマは拷問してたけど何か吐いた?」
「うん何か、『
「そのつまり彼らはその如何にも怪しい集団に属していたと」
「この場合、旧魔王派閥はその集団に入っている可能性もありますわねウルティマ…他に情報は?」
「オーフィスがどうとか世界の破壊と再生が目的だの何だの」
「オーフィスと言やぁ前に未来で魔王とネオ黎斗と会った、あのガキか?」
「だろうな奴がこの世界の座標を渡したようなものだし…可能性は高いな」
「あの時、消耗してたとは言え我々三人がかりでも勝てたかどうか」
ネオ黎斗の言葉に浅倉、ダグバ、北崎の三人がほぉ、と関心を持ってしまったが
「止せ、幼子1人をお主達が襲うのは絵的に事案じゃ」
「うんうん」
「……オーフィス?あぁ思い出したぞ未来の逢魔でハルトにちょっかいかけたという黒髪ゴスロリか!!」
「どんな覚え方してんのさキャロル!!取り敢えずオーフィスは危険な奴だから喧嘩は売らないように特にバトルジャンキー組はな!」
「そんな殺生だよハルト!」
「時が来たら許す」
「おぉやった!」
「早くしてくれよ」
「楽しみだなぁ」
「無限がどうとか言ってたからな、新しいエネルギーの素材には十分そうだ」
+エボルトが笑う姿を見てナツキはドン引きしながら
「こ、この危険人物達を御しきれるハルトって…」
「まぁ本人が一番の危険人物ですからね…ショッカー等等名だたる悪の組織を傘下に従えるだけには飽き足りず泣く子も黙る百獣海賊団の長 四皇 百獣のカイドウの兄弟分にして対等な同盟関係を結んでいますからねぇ」
「ハルトって世界最強の海軍があるんだよな」
「他の兵力も考えると少なくとも並行世界規模でやばいよね!下手な世界とか侵略出来そう」
「世界征服……ほぉ…何かトキメク単語だな良い…凄く良い」
「不味い!我が魔王のノリと勢いスイッチが入ってしまった!」
「ハルト待て!それしたら色々とアウトだから!」
「この世界は…全宇宙はこの俺のものダァ!俺が支配する!!いやこの俺が全宇宙の真の支配者なのだぁ!!」
『とんでもない野心が爆発したぞ!しっかりしろ相棒!正気を取りも…いや相棒が正気だった時などあったか?』
『このバカは最初からイカれてるだろ』
『それもそうか』
「匙を投げるなストッパーども!!お前達が止めないと大変な事になるぞ!」
「あはは!あらゆる多次元世界を…いや多次元宇宙はこの俺が支配するぅ!」
「予想以上の規模に拡大した!落ち着けハルト…この広い宇宙は誰のものでもないんだ!生きとし生きるもののものなんだよ!誰かのものじゃない!」
「だから俺のだって言ってんだろ!」
「取り敢えず冷静になれハルト!今更ながらに悪役ぽい事言われたらリアクションに困るから!」
「やだね!この宇宙は俺がし「ハルト?」あ、あかねさん?」
「少し……頭冷やそうか」
「ひゃい…」
三度正座するハルトであった、そして冷静になると
「んじゃ責任とって旧魔王派のリーダーぽいリゼヴィムは拷問追加コースで」
「解放する気がないよね」
「うん!アレのせいで色々損害被ってるから取り敢えずスカイディアに頼んで裏のチャンネルに飛ばすから干からびるまで時間経過してもらおうか!」
「敵への慈悲が無さすぎる…」
「我が魔王、それで我々はどうしますか?」
「まぁいつも通りで行こう…取り敢えずその悪魔の実家にはお礼をしないとね」
ハルトは指を鳴らすとアウトサイダーズは各々が笑顔で武器を取る
「という訳でよろしくぅ!」
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後日 旧魔王派閥のいる辺境は凄惨とも言える光景が広がっていたという、建物という建物は破壊され領民という領民は消息を絶っていた
哀れと同情するものはいなかったが…その土地にいた領民?あぁ彼らは…
「はーい、それじゃあSMILE(ハズレのみ)食べたな!よしラーゲ9やっちゃって!」
「はい……はぁこの数…ダル」
「うわぁ」「この数は過去最高じゃない?」
ラーゲ9が触手から毒を撃ち込み更にハイにしてヒトプレスにして双子の手で最高品質の素材がグラニュート界へと送られたのであった
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「その前に我々としても一つ確認しておきたい事がある、この拠点にいるサンプル達だ」
蛮野が言うのはサンプル…リアス達悪魔の事だろうと理解したが
「あんな連中をいつまでのさばらせているつもりなんだ魔王?」
「何が言いたい」
「我々は慈善事業団体では無い筈さ見返りはないとね」
「その通り、この件を元手に悪魔には色々と要求する予定だ」
「具体的には」
「賠償金や希少なもの」
「雑ではないかと思うのだよ!」
「どうした蛮野、ヤケに絡むな」
「実は最近弄られ役ばかりだから目立ちたいんだよ」
「成る程…確かに」
「違う!問題はグレモリーの女王だ!」
「あぁ姫島さんだっけ…どしたの?」
「アイツがクヴァールとの魔法訓練で雷を出すものだから停電ばかりで大変なのだ!これまでの研究データがショートして無くなる恐れがあるから即刻追放しろ!!でないとゲームを中断され続けた銀狼が激怒して暴れ出すぞ!この間などセーブデータとアカウントが消えた腹いせに私のシステムにハッキングを!」
「そ、それは大変だ…何とかしないと」
『どっちの意味で?』
「それとアイツは堕天使幹部の娘だろう!何故悪魔になってる?」
「え?そうなの!!」
「知らなかったのか…アレは雷光と言われている堕天使パラキエルの娘だぞ何故知らないのだ!」
「だって興味ないし」
「もっと興味を持つべきだと思うぞ!少なくとも敵の情報はな」
「そうだな検索エンジン、調べておいてくれ」
『丸投げかよ!!』
「いや分かるよ…そうだと思う、それが王様の正しい姿だと…けど!」
『相棒の頭の中は仮面ライダーと料理と逢魔の事で頭が一杯だからな』
「その通り!それと俺は今まで衝撃だったと思う親子関係は千翼さんが仁さんの息子だった時だな…アレには驚いたよ……まぁ息子を殺しに来たと言った時は…【あぁ大体親ってあんな感じか】と思ったわ」
「他にも色々ありませんでしたか!?」
「いや分かるよ魔王ちゃん、俺も魔王ちゃんの祖父母を見た時は本当に魔王ちゃんとの血縁を疑ったから」
「血縁は違ってはいるが節々に似ている所はある!」
「流石は御隠居様達ですよね…何せあの性格形成に問題ある双子が懐いてますから」
「そうなんだよねぇ……あの2人は…爺ちゃん達にベタベタし過ぎだと思うんだぁ…何人の爺ちゃん達に馴れ馴れしくしてるんだろうねぇ…」
「若様、落ち着いてください」
「うーん…いや俺としては今更血縁関係で驚くような事はないよ」
「まぁそもそも魔王ちゃんは拘らないか」
「そいつがどんな産まれかじゃねぇ、そいつが何をしてきたかだからな…それにそもそも俺が人様の生まれをとやかく言えねぇよ育ての親はクズだし産みの親なんて何してるか知らないからな」
「あの……コレ聞くの凄い失礼だと思うんですが魔王様は知りたくないんですか?あのクソカスではなく本当の家族に会いたいとは…」
フィーニスが恐る恐る尋ねるがハルトは
「は?俺の家族はお前達だろ?キャロルや千冬、束達とクロエや鞠奈達、娘もいる…それ以上何を望めと?」
「「「「「!!!」」」」」
「いや何、目頭押さえてんだテメェ等」
「わ…我が魔王」
「感極まりすぎだろ、ほら「そんな人間らしい感情がまだ残っていたのですね!!」は?それはどういう意味かなぁ?」
「あ…お待ちを我が魔王、今のは…そう感動の余り本音が漏れただけなのですお許しを!」
「素直なのは美徳だけど、今回は黙っておくべきだったなぁ!」
ハルトはそのまま関節を極めるのであった
「先輩にしては珍しい迂闊さでしたね」
「アレはアレで一番、ハルト坊と長いからのぉ」
「苦労人」「だよねぇ」
「いや若様!落ち着いてください!!」
「離せ!アイザック!コイツには三時間喰らわせてやる!!」
「若様、彼方をご覧ください」
「ボス…まさか俺たちの事をそこまで……」
正しい意味で感動してくれているネガタロスを見て関節を解くと彼の手を取り
「ネガタロス、お前もか…まぁそうだな皆がどう思うかによるが俺はそう思っているよ…」
「けど本当は?」
「だから興味ないって、どーせアレと同じでロクでもない奴だろうしな…そんな事よりもあの薬飲んで良いかな?」
「ダメです」
「えぇ!頼むヨォ!あの薬を俺にくれよぉ…あの薬を飲んだら……飛ぶんだ!!」
「台詞が完全に危ない薬をキメてる人ですよね」
「唯一ちゃん達の研究結果待ちだよ魔王ちゃん」
「そ、それなら待つ事にするよ楽しみは取っておくべきだし…取り敢えず最初は電気系統の改良だな銀狼が怒ると大変な事になる」
はっ!と全員反応するのであった
「でないと俺達の個人情報がどんな形で悪用されるか分からないぞ」
「大至急対応しろおお!」
全員弾かれたように動き出した…まぁ無理もない誰だって社会的に死ぬのもゴメンだろうし
「やれやれ…うちのは騒がしいねぇ」
「我が魔王、こちらを」
「ん?おぉ……はいはーい………あ?」
渡されたスマートフォンの相手の話を聞いてハルトは目を丸くした
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堕天使領にて
「よぉ久しぶりだなアザゼル、早速だけどあの話は本当か?」
呼び出した張本人を睨みつけるハルト、その背にはウォズを伴っていた
「あぁ本当だ、コカビエルが一派を率いて教会から聖剣 エクスカリバーを強奪した」
エクスカリバーの単語を聞いてハルトは目を細めた
「へぇ、それで?」
「コカビエルが攻撃する土地の可能性は二つ、一つは 中立都市リュート、そしてもう一つはお前がいる駒王町だ」
「おいおい、そこに攻撃する意味がわかってんのかねぇ」
リュートへの攻撃は冷戦状態だった戦争を再開する狼煙になる上に駒王町だってサーゼクスとセラフォルーの妹がいるのだから
「俺達や後ろにいるタンニーン達を敵に回す事を指すぞ」
結果として堕天使vsその他になってしまう…これは堕天使涙目である、あぁ
「白黒つけようぜって意味なら受けて立つけど…その前に確認だアザゼル」
「何だ?」
「お前は俺の敵か?」
「本当に敵なら、お前に事前通知はしないさ」
「そっか…なら大丈夫かな」
ハルトはハンドサインでミラーワールドに隠れていたゼール達に見張れのサインを出すとウォズと帰るのであった
「我が魔王」
「アザゼルは策士だから何考えてるかは分からん、監視はつけておくべきだろうさ」
「成る程」
「あの手のはどう転んでも自分に利益があるように動くからな……さてと取り敢えず直ぐに動ける奴を集めろ」
「はっ!」
そしてハルトは再び幹部を集めると
「という訳で戦いの兆しありだ、アウトサイダーズ…準備しろタイミングが合えば派手にやれるぞ」
その言葉に全員が喜びの表情を見せる本当に頼りになるな
「だが今は目の前の事に集中するが念の為、道永さんにも伝えておくかな」
あの街の危機を知らせておくべきだろうし
「それとリュートの警戒レベルを引き上げるようにアリエルに伝えてくれ都市に来た怪しい奴がいたら見張るように、それと緊急事態だとタンニーンにも伝えておいてくれ」
「ではそのように」
「頼んだよウォズ、テスタロッサは」
「日本神話、妖怪、北欧神話と私達と同盟関係にある勢力への状況報告ですわね」
「そう頼んだ」
「かしこまりましたわ」
とテキパキ指示を出す姿に
「何かハルがリーダーぽい事してるね」
「ぽいではなく、リーダーだぞウルティマ」
「そんなの分かってるよ!だって今までなら」
【細かい事は皆に任せた!】
「だったじゃん!」
「確かにな…我が君は成長しているという事だろう」
「そうなんだよカレラ!俺も少しずつだが成長しているんだ」
『頭や中身も成長して欲しいがな』
「そうだろう我が君の些細な成長が分からない私ではないからな!」
「うんうん分かってるじゃないかカレラ」
「何が?」
「何だ嫉妬かウルティマ?」
「何?ボクと喧嘩する気?」
バチバチと火花を散らす2人だがハルトは2人の間に立ち
「はいはーい喧嘩は辞めてねぇ〜2人が喧嘩したら……この町が消し飛ぶから」
「ちっ!」「残念だよ」
「よし、アイザック!」
「はっ!」
「この件は村上社長やアカツキにも報告しろ特に街を出入りする奴には要注意だ」
「かしこまりました…街に隠れてるだろうレイナーレの遺した武器の行方と並行します」
「頼んだぞ…という訳で解散!」
という事でハルトは一息ついたのだが
「はぁ……変身したいなぁ…」
「諦めろ、お前の体質が薬を飲んで解決するなら苦労はないだろう」
「キャロルの言う通りだけどさぁ…けど変身したいなぁ」
「アナザーライダーに変身しておいてよく言う」
「けど仮面ライダーになるのは一味違うと思うんだよ、こうなって言うんだろ…憧れ?」
「貴様のそれは止めないが…程々にしろ」
「はーい…」
「いい子だな」
「頭撫でるなよ…子供じゃないんだよ」
「オレからすれば子供だ」
「違うだろキャロル…俺は君の夫だ」
「当たり前の事を言うな…そんなの知っている」
「うん…俺は幸せだよ…」
「ハルト…」
2人の影が重なり始めた時
「ちょーっと待ったーー!ハルくんとイチャイチャする権利は束さん達にもあるぞー!」
「そうだな」
「おい貴様等!折角良い感じになっていたものを!」
「まぁ待てキャロル、私達からしても最近のハルトは忙しくて私達との時間が取れてない…だから独占したい気持ちもわかる」
「あ……ごめん…」
「それと縁談が来て浮かれてるとも」
「おい待て、それは無い」
「ほぉ……そう言えばそんな話があったな」
「あ、あの〜キャロルさん?さっきまでの雰囲気は何処に?」
「何、貴様がこれ以上増やさないようにと思ったから少しお仕置きをしないとな」
「え、いや俺はそんな事狙ってるんじゃ」
「少なくとも博麗の巫女とやらもそうだろ」
「れ、霊夢と俺はそんな感じじゃ「違うな」へ?」
「お前はそう思っていても向こうは違う」
「さぁハルくん、覚悟は良いかな?束さん達は出来てるよ」
「この前抜け駆けしたから千冬は最後だ!」
「ほぉ、その辺はお前達も同じの筈だがな」
「何の事か分からないよ!」
「お前が言うな束ぇ!」
「あ、頭が割れるううう!」
「はぁ…おいお前達、喧嘩は後にしろ今は」
「あぁ」「だねぇ」
「さぁハルト、覚悟しろ」
「や、優しくしてね…」
「それは無理は話だ」
「ですよねぇー」
その翌日
「ハル兄、また虫に刺されたの?」
「あぁ…そうだよ」
「何があったか聞かないけども」
「一夏……明日は我が身だぞ」
「不穏な事言うなよ!!」
「お前の後ろには女豹とヴァルバラッシャー構えたエルフがいるから」
「誰の事分かって怖いんだけど…それならハル兄だって槍持ったエルフとか鎌を使うハーフエルフさんがいるじゃん…」
「だけど俺…今更ながらにケモ耳の子と縁がないんだよなぁ」
「それ不穏なフリだから辞めようか!!」
「まぁこれ以上伴侶を増やす気もないけどね」
「ハル兄はそうでも向こうはどうかな?」
「不穏な前振りはやめろ」
「お互い様だろ?それでハル兄、今日はどんな鍛錬をするんだ?」
「その前に一つ真面目な話がある」
「な、何だよ改まって」
「お前とフェニックスのご令嬢の件だ」
「あぁ……」
「あの時、俺はお前に王は倒すなと言った…だがフェニックス家側としてはライザーフェニックスとの戦いで倒してからでないと認めないとも言っている」
「は、はぁ…」
「前にも話した通り、今回のゲームは元を辿れば悪魔の御家騒動であって俺達は巻き込まれただけ……何だが悪魔側としても縁談は前向きにって話になってるらしいが、俺としては危惧してる助っ人が王を倒したらゲームが破綻するって言い分もレーティングゲームとやらでは無視できない案件らしい」
「確かにハル兄の言い分と向こうの気持ちもわかるけど…」
「と言う訳で折衷案を出した最初のゲームは俺の出した縛りで戦う事」
つまりファイヤーガッチャードまでの強化
ケミーの組み合わせとスーパーガッチャードまでしか使えない
そして王を取らない事
「あくまで先輩達の喧嘩だからって意味だね、俺が決着をつけて角が立たないように」
「そう言う事だ、んでその次は結果の如何に関わりなくインターバルを置いて お前とライザーのタイマン勝負 そこでご令嬢との縁談を決めて貰うって形にした」
「俺だけ二戦あるのかよ」
「そうなるがお前には色んな実戦経験は積んでおくべきだと思う、これからのIS学園二学期においても役立つだろう」
「………あ」
「夏休み中なんだよなぁ、お前二学期の学祭とか頑張れよ」
「忘れてた…いやまぁ色々あったけどさ」
「まぁその辺は後にするか、取り敢えず今は目の前の事に集中しろ」
「おう!それで次は何するのさ」
「俺の生み出した怪人との戦いだ」
「え?カリュブディスと模擬戦やるの?」
「違う…今更だがお前の得意分野は近接戦だからな先生を用意した喜べ」
「ま、まさか」
と一夏が震えたのも無理はない それは影から現れた
「「「「ヒャッハー!!」」」」
ハルトの怪人創造で生み出した結果、全盛期以上の力と技を持ったまでは良かったが頭のネジが何本か外れてしまったソードオブロゴスの四賢人達が化身した姿 ロードオブワイズ4人組だ
「な、何でこの世界に…」
「呼ぶのは『
『あの剣士達の技を生み出した賢人達も相棒の手で甦るとこうなるのか』
「取り敢えずだ、やるだけやってみろ一夏」
「俺も混ぜてくれないかハルト王」
「好きにしろ」
「では…行くぞ一夏!」
『ヴァルバラド!』
「おう!」
『アッパレブシドー!』
「「「「ヒャッハー!!」」」」
とまさかの対戦カードを見届けたハルトは
自分も鍛錬とばかりにグルメ界へと足を運ぶ
「久しぶりだなデロウス(親)」
「!!!!」
「この間の礼と、あの泉の水…療水を汲み取りに来たよ」
「!!」
「分かってるって汲み取り終わったら、また喧嘩しようぜ!」
そして水を汲み取り終えると
「じゃあやろうか……行くぞデロウスうう!!」
『クウガ』
「!!!!!」
その映像は何故かサウザンインテリオン社に流れており
「「「「「……………」」」」」
「何この怪獣大戦争?」
オカ研のメンバー全員が絶句していたのである
「というのが我が魔王の一端です分かりましたか」
「いやその前にな、何ですか!今のドラゴン!!」
『ぜ、全盛期の俺たちを遥かに凌駕しているぞ…確かにアレと比べられたなら俺達は弱いだろうさ』
「凹むなよ一緒に頑張ろうぜ!」
『相棒…』
と励ます姿にウォズ達は一応の成長を感じたが
猿王が暇潰しにと巨大な山を尻尾の一閃で両断して水切りして遊んでるのを見て全員は目を疑い その猿王に100Gマウンテンで猿武を見せ合い
「ははは!楽しいなぁ!バンビーナ!」
「ウギィ!!!!」
鹿王の所へ遊びに行ったら歓迎とばかりに背中に住まう猛獣達と大乱闘して映像が終わると
「これが我が魔王が見てきた世界の猛者達です」
「え…」
「因みに逢魔本国のある世界では我が魔王より一応の格上が後8人います」
「嘘だろ!アレで弱い方なのかよ!!」
唖然とする一堂を無視して
「ただいまー!……ってお前等何してんの?」
「我が魔王の力の一端を見せて語っていたまでです」
「そ、そうか…まぁ今日の飯は俺が久しぶりのグルメ界と人間界から集めた食材でのパーティーだぜ!」
「おぉ…ビリオンバード以外の食材とは楽しみですな」
「そうだよね俺も久しぶりのフルコース作るから心が躍るよ」
「そうでしたか」
朗らかに話しながらキッチンにつくとそこに並べられている食材の山を見に来た あかねはビックリした顔で
「これがハルトが取った食材なの?」
「そうだよ、あかねにはグルメ界の食材を見せたのは初めてかな?」
「うん、見た事ない食材ばかりでどんな味が気になるよ」
「そうだな…んじゃ紹介しながら料理しようか」
「本当!楽しみ〜」
「まずコレがフグ鯨!ミリ単位の包丁捌きを必要とする魚だ!」
「ごめんハルト、もう少し難易度が低いものでお願い」
「分かった…それなら骨無しサンマを七輪で焼こうか」
「いや待って、何そのサンマ?」
「文字通り骨がないんだ」
「それ生物的に大丈夫なの?」
「ツッコミしたら負けだよ、あかね…結構あの世界やばい奴多いから」
「そ、そうなんだね」
あかねと一緒に料理しているのであったが
「………何か新婚夫婦な感じがする」
「ふふ、そうだね私も嬉しいな2人でご飯作ったりするの…」
「俺もだよ」
と楽しげに話していたのだが
「失礼」
「失礼だと思うなら失せろ、この厨房へは許可なく入る事は許さない」
「コラ、ハルト怒らない!もうダメだよそんな事言ったら」
「あかねがそう言うなら…分かった…それで何の用だ」
「え、えーと…」
「あぁ…それなら話なら飯の後に付き合ってやるそれまで大人しくしてな、お嬢ちゃん」
そして夕食に舌鼓を打った後
「食後酒の時間と行くが、カゲンどうだ」
ハルトは笑顔で酒瓶を片手にカゲンに近づくと
「是非」
「ありがとう〜見てよ久しぶりに良い酒を手に入れたんだよ…これがエメラルドドラゴンの背中から湧き出たエメラルドワインだ」
「それは素晴らしいですな」
「1本500万は下らないからなぁ〜」
「そ、そのような素晴らしい酒を!!」
「それとチーズや魚、肉も焼いてるなら遠慮なく飲むか!」
「魔王ちゃん!酒盛りするなら俺達も呼んでよ!」
「そうですよ!ねぇ先輩!!」
「その通りじゃな」
「えぇー!お前達……前に内緒でドッハムの湧き酒飲んだじゃん」
「それはカゲンちゃんもだよね!」
「……あ」
「今思い出したのですか!!」
「まったく仕方ない奴等だかストックを解放するから好きに飲め!お前等ぁ!」
「「「「「うおおお!!!」」」」」
『お前、本当身内に甘いよな』
「俺を建国前から慕ってる奴等だからな…そりゃな」
「我が魔王」
「あ?」
「グレモリー様が」
「あぁ話だっけ…何?」
ハルトは気分良く、酔ってる…感じになっていると恐る恐るとだがハッキリと答える
「えぇ私達と貴方と逢魔王国代表との模擬戦をお願い出来ないかしら?」
「ん?」
その言葉に酒盛りをしていたジョウゲン達の手が止まる
「ねぇ何調子乗ってくれてんの?」
「我等の設備を使うのみに足らずハルト様へ命令だと」
「随分と偉く出てきましたねぇ」
「妾達はそこまで舐められたのか?まさか妾達位なら力を合わせて頑張れば勝てる!とでも思われたのなら笑わせるのぉ」
4人から放たれた圧と覇気は歴戦のそれと自らの王へと身の程知らずな願いを口走る小娘への怒り
彼等はロイヤルガードでありながら以前は四天王と呼ばれた者達 それは人事的な部分の異動である為 ネガタロス達より格下という訳ではない
またハルトへの態度から分からないだろうが、それでも彼等の忠誠心は王国随一と言っても良く実力もある
そもそもハルトの性格上 付き合いが長いと言う理由だけで自分の近衛には任命しないという事からも彼等の実力を高く評価している事は明白だからだ
「わ、私はそんなつもりじゃ」
「それならば言葉を選ぶべきでしたね、今のはロード達を怒らせるだけですよ」
「そうね…その申し訳なかったわ」
「だとしても許せる訳がないのぉ」
「落ち着けよ、お前等」
その言葉に全員がハルトを見るが本人は酒を飲んで気持ちよく酔っていた…よりにもよって状態異常耐性を弱めていたのである
「何故じゃハルト坊!此奴等の愚行を咎めんのか!」
「良いじゃないの身の丈以上の世界を知りたいって言うんだろ?それなら見せてやれば良いじゃないか…カッカすんなって楽しくやろうよ」
「はぁ……仕方ない奴じゃなハルト坊、この酒を貰うぞ」
「お好きにどーぞ、んじゃそれは明日で良いかい?」
「え、えぇ…もちろん」
「しかしグルメ界の映像見せて挑むとはな」
「アレはアレで血気盛んじゃな身の程知らずとも言うが」
「成長の実感を得たいというのも見え隠れしてますね…確かにそろそろ一度は暴れさせてみるのもありかなと」
「遊んでやれ…あぁドライグの器は一夏に相手させろ」
「珍しいね魔王ちゃんが相手指名するとか基本好きやれでしょ?」
「単純にアレとウチの女性陣を当てる訳には行かないからな卑猥な技とか編み出してウチの人に使おうものなら…ね」
その時の圧はジョウゲン達でさえ冷や汗をかくものであったという
そして翌日 模擬戦を行なったが
ハウンド率いるクローントルーパー部隊によってグレモリー眷属は敗北したのであった
「いや流石に大人気なかったな」
とハルトが自省する程だった
予告
ハウンド達に負けたグレモリー眷属は悔しさをバネに猛特訓!その姿に触発された一夏も新たな鍛錬を頼むのであった
その頃 ハルト達はこの戦いの裏で始まっていた脅威に備えていた
そして始まるゲーム開始の時…
その時 一夏はどうするのか!!
次回 ゲームスタート前に… お楽しみに!